JP2009048127A - 液晶表示装置および液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

液晶表示装置および液晶表示装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】カラーフィルタ基板側に位相差膜を内蔵した液晶表示装置において、表示領域外のシール材が形成される領域の平坦性を向上させる。
【解決手段】一対の基板と、前記一対の基板間に挟持される液晶と、前記一対の基板の周辺部に形成され前記液晶を封止するシール材とを有する液晶表示パネルを備え、前記液晶表示パネルは、複数のサブピクセルを有し、前記複数のサブピクセルの各サブピクセルは、透過部と反射部とを有し、前記一対の基板の中の一方の基板は、位相差膜配向用の配向膜と、前記配向膜上に形成された位相差・透明膜とを有し、前記位相差・透明膜は、少なくとも前記反射部に対応する領域が位相差膜とされ、それ以外の領域が前記位相差膜より位相差が小さい透明膜とされ、前記配向膜および前記位相差・透明膜は、前記シール材の外側にまで形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置に係り、特に、カラーフィルタ基板側に位相差膜を内蔵した半透過型液晶表示装置に関する。
1サブピクセル内に、透過部と反射部とを有し、携帯機器用のディスプレイとして使用される半透過型液晶表示装置が知られている。(下記、特許文献1、特許文献2参照。)
図9は、従来のIPS方式の半透過型液晶表示装置の1サブピクセルの概略構成を示す要部断面図であり、下記特許文献1に記載されているIPS方式の半透過型液晶表示装置の1サブピクセルの概略構成を示す要部断面図である。
同図において、SUB1は、第1の基板(TFT基板ともいう)であり、第1の基板(SUB1)上に、アクティブ素子を構成する薄膜トランジスタ、層間絶縁膜(PAS)、対向電極(CT)および画素電極(PX)、配向膜(AL1)、内蔵位相差膜(RET)および透明領域(TPL)等が形成される。なお、図9では、第1の基板(SUB1)側に形成されるPAS以外の層間絶縁膜などの図示は省略している。ここで、画素電極(PX)と対向電極(CT)は反射層を兼ねる。
また、SUB2は、第2の基板(カラーフィルタ基板ともいう)であり、第2の基板(SUB2)には、カラーフィルタ(CF)、段差形成層(MR)、および配向膜(AL2)が形成される。
なお、第1の基板(SUB1)および第2の基板(SUB2)の外側には、それぞれ偏光板(POL1,POL2)が形成される。また、図9に示す半透過型液晶表示装置では、第2の基板(SUB2)の主表面側が観察側となっている。
図9に示す半透過型液晶表示装置では、画素電極(PX)と対向電極(CT)とが反射層を兼ねており、第1の基板(SUB1)側に形成される。この反射層が形成される領域が反射部31であり、段差形成層(MR)と内蔵位相差膜(RET)は、反射部31に形成される。反射部31では、第2の基板(SUB2)側から入射した光が、反射層により反射される。
また、反射層が形成されない領域が透過部30であり、第1の基板(SUB1)の裏側に配置されるバックライトからの照射光が、透過部30を通って、第1の基板(SUB1)の主表面側から出射される。
透過部30では、液晶層(LC)の複屈折性を利用して光の明暗を表示するのに対して、反射部31では、液晶表示パネルの内部に配置された内蔵位相差膜(RET)と液晶層(LC)の複屈折性を利用して光の明暗を表示する。
この図9に示す半透過型液晶表示装置では、画素電極(PX)と対向電極(CT)をマスクにして裏面側から露光し、感光性樹脂膜に選択的に光を照射することにより、内蔵位相差膜(RET)と透明領域(TPL)を作製するようにしている。即ち、図9に示す半透過型液晶表示装置では、内蔵位相差膜(RET)をパターンニングする必要がないので、内蔵位相差膜(RET)が形成される第1の基板(SUB1)の液晶層(LC)側の面の平坦性を向上させることが可能である。なお、類似する技術は、方法は異なるが前述の特許文献2にも記載されている。
なお、本願発明に関連する先行技術文献としては以下のものがある。
特開2006−71977号公報 特開2006−65285号公報
前述したように、特許文献1、特許文献2に記載されている半透過型液晶表示装置では、内蔵位相差膜(RET)をパターンニングする必要がないので、内蔵位相差膜(RET)が形成される第1の基板(SUB1)の液晶層(LC)側の面の平坦性を向上させることが可能である。
一般に、液晶表示パネルでは、一対の基板の周辺部に形成されたシール材により、一つの基板間に液晶が注入・封止される。しかしながら、前述の特許文献1、特許文献2には、表示領域外のシール材が形成される領域の平坦性を向上させることについては何ら記載されていない。
また、前述の特許文献1、特許文献2に記載の構成では、内蔵位相差膜を形成した後の製造プロセスにより、内蔵位相差板が損傷を受け、半透過型液晶表示装置の信頼性が損なわれることが想定される。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、カラーフィルタ基板側に位相差膜を内蔵した液晶表示装置において、表示領域外のシール材が形成される領域の平坦性を向上させることが可能となる技術を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、カラーフィルタ基板側に位相差膜を内蔵した液晶表示装置において、位相差膜の損傷などを防止し、信頼性を向上させることが可能となる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
(1)一対の基板と、前記一対の基板間に挟持される液晶と、前記一対の基板の周辺部に形成され前記液晶を封止するシール材とを有する液晶表示パネルを備え、前記液晶表示パネルは、複数のサブピクセルを有し、前記複数のサブピクセルの各サブピクセルは、透過部と反射部とを有し、前記一対の基板の中の一方の基板は、位相差膜配向用の配向膜と、前記配向膜上に形成された位相差・透明膜とを有し、前記位相差・透明膜は、少なくとも前記反射部に対応する領域が位相差膜とされ、それ以外の領域が前記位相差膜より位相差が小さい透明膜とされ、前記配向膜および前記位相差・透明膜は、前記シール材の外側にまで形成されている。
(2)一対の基板と、前記一対の基板間に挟持される液晶と、前記一対の基板の周辺部に形成され前記液晶を封止するシール材とを有する液晶表示パネルを備え、前記液晶表示パネルは、複数のサブピクセルを有し、前記複数のサブピクセルの各サブピクセルは、透過部と反射部とを有し、前記一対の基板の中の一方の基板は、遮光膜と、前記遮光膜上に形成されたカラーフィルタと、前記カラーフィルタ上に形成され、位相差膜配向用の配向膜を兼用する平坦化膜と、前記平坦化膜上に形成された位相差・透明膜と、前記位相差・透明膜上に形成された保護膜とを有し、前記位相差・透明膜は、少なくとも前記反射部に対応する領域が位相差膜とされ、それ以外の領域が前記位相差膜より位相差が小さい透明膜とされる。
(3)(2)において、前記平坦化膜および前記位相差・透明膜は、前記シール材の外側にまで形成されていることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
(4)一対の基板と、前記一対の基板間に挟持される液晶と、前記一対の基板の周辺部に形成され前記液晶を封止するシール材とを有する液晶表示パネルを備え、前記液晶表示パネルは、複数のサブピクセルを有し、前記複数のサブピクセルの各サブピクセルは、透過部と反射部とを有し、前記一対の基板の中の一方の基板は、遮光膜と、前記遮光膜上に形成されたカラーフィルタと、前記カラーフィルタ上に形成された平坦化膜と、前記平坦化膜上に形成された位相差膜配向用の配向膜と、前記配向膜上に形成された位相差・透明膜と、前記位相差・透明膜上に形成された保護膜とを有し、前記位相差・透明膜は、少なくとも前記反射部に対応する領域が位相差膜とされ、それ以外の領域が前記位相差膜より位相差が小さい透明膜とされる。
(5)(4)において、前記配向膜および前記位相差・透明膜は、前記シール材の外側にまで形成されている。
(6)(2)ないし(5)の何れかにおいて、前記保護膜上で前記位相差膜が形成された領域に形成される段差形成層を有する。
(7)一対の基板と、前記一対の基板間に挟持される液晶と、前記一対の基板の周辺部に形成され前記液晶を封止するシール材とを有する液晶表示パネルを備え、前記液晶表示パネルは、複数のサブピクセルを有し、前記複数のサブピクセルの各サブピクセルは、透過部と反射部とを有し、前記一対の基板の中の一方の基板は、遮光膜と、前記遮光膜上に形成された位相差膜配向用の配向膜と、前記配向膜上に形成された位相差・透明膜と、前記位相差・透明膜上に形成されたカラーフィルタと、前記カラーフィルタ上に形成された平坦化膜とを有し、前記位相差・透明膜は、少なくとも前記反射部に対応する領域が位相差膜とされ、それ以外の領域が前記位相差膜より位相差が小さい透明膜とされる。
(8)(7)において、前記配向膜および前記位相差・透明膜は、前記シール材の外側にまで形成されている。
(9)(7)または(8)において、前記平坦化膜上で前記位相差膜が形成された領域に形成される段差形成層を有する。
(10)(1)ないし(9)の何れかにおいて、前記一対の基板の中の他方の基板は、画素電極と対向電極とを有し、前記一方の基板の前記液晶と反対側の面が表示面である。
(11)(10)において、前記対向電極上に形成される層間絶縁膜を有し、前記画素電極は、前記層間絶縁膜上に形成される。
(12)(10)または(11)において、前記一対の基板の中の他方の基板は、前記反射部に形成された反射層を有する。
(13)(12)において、前記対向電極は、前記反射層上に形成される。
(14)(6)または(9)において、前記段差形成層上に形成される柱状スペーサを有する。
(15)(1)ないし(14)の何れかにおいて、前記位相差・透明膜は、光反応性高分子液晶材料で構成される。
(16)一対の基板と、前記一対の基板間に挟持される液晶とを有する液晶表示パネルを備え、前記液晶表示パネルは、複数のサブピクセルを有し、前記複数のサブピクセルの各サブピクセルは、透過部と反射部とを有し、前記一対の基板の中の一方の基板は、遮光膜と、前記遮光膜上に形成されたカラーフィルタと、前記カラーフィルタ上に形成され、前記位相差膜配向用の配向膜を兼用する平坦化膜と、前記平坦化膜上に形成された位相差・透明膜と、前記位相差・透明膜上に形成された保護膜とを有し、前記位相差・透明膜は、少なくとも前記反射部に対応する領域が位相差膜とされ、それ以外の領域が前記位相差膜より位相差が小さい透明膜とされた液晶表示装置の製造方法であって、前記平坦化膜上に前記位相差・透明膜を形成する工程と、前記位相差・透明膜に選択的に光を照射し、前記位相差・透明膜の少なくとも前記反射部に対応する領域を硬化させて前記位相差膜として形成する工程と、その後、前記位相差・透明膜を、当該位相差・透明膜の未硬化部分が光学的に等方性となる温度まで加熱する工程と、その後、前記位相差・透明膜の全面に光を照射し、前記位相差・透明膜の前記位相差膜以外の領域を硬化させて前記透明膜とする工程とを有する。
(17)(16)において、前記一対の基板の周辺部に形成され、前記液晶を封止するシール材を有し、前記平坦化膜および前記位相差・透明膜は、前記シール材の外側にまで形成されている。
(18)一対の基板と、前記一対の基板間に挟持される液晶とを有する液晶表示パネルを備え、前記液晶表示パネルは、複数のサブピクセルを有し、前記複数のサブピクセルの各サブピクセルは、透過部と反射部とを有し、前記一対の基板の中の一方の基板は、遮光膜と、前記遮光膜上に形成されたカラーフィルタと、前記カラーフィルタ上に形成された平坦化膜と、前記平坦化膜上に形成された位相差膜配向用の配向膜と、前記配向膜上に形成された位相差・透明膜と、前記位相差・透明膜上に形成された保護膜とを有し、前記位相差・透明膜は、少なくとも前記反射部に対応する領域が位相差膜とされ、それ以外の領域が前記位相差膜より位相差が小さい透明膜とされた液晶表示装置の製造方法であって、前記配向膜上に前記位相差・透明膜を形成する工程と、前記位相差・透明膜に選択的に光を照射し、前記位相差・透明膜の少なくとも前記反射部に対応する領域を硬化させて前記位相差膜として形成する工程と、その後、前記位相差・透明膜を、当該位相差・透明膜の未硬化部分が光学的に等方性となる温度まで加熱する工程と、その後、前記位相差・透明膜の全面に光を照射し、前記位相差・透明膜の前記位相差膜以外の領域を硬化させて前記透明膜とする工程とを有する。
(19)一対の基板と、前記一対の基板間に挟持される液晶とを有する液晶表示パネルを備え、前記液晶表示パネルは、複数のサブピクセルを有し、前記複数のサブピクセルの各サブピクセルは、透過部と反射部とを有し、前記一対の基板の中の一方の基板は、遮光膜と、前記遮光膜上に形成された位相差膜配向用の配向膜と、前記配向膜上に形成された位相差・透明膜と、前記位相差・透明膜上に形成されたカラーフィルタと、前記カラーフィルタ上に形成された平坦化膜とを有し、前記位相差・透明膜は、少なくとも前記反射部に対応する領域が位相差膜とされ、それ以外の領域が前記位相差膜より位相差が小さい透明膜とされた液晶表示装置の製造方法であって、前記配向膜上に前記位相差・透明膜を形成する工程と、前記位相差・透明膜に選択的に光を照射し、前記位相差・透明膜の少なくとも前記反射部に対応する領域を硬化させて前記位相差膜として形成する工程と、その後、前記位相差・透明膜を、当該位相差・透明膜の未硬化部分が光学的に等方性となる温度まで加熱する工程と、前記位相差・透明膜の全面に光を照射し、前記位相差・透明膜の前記位相差膜以外の領域を硬化させて前記透明膜とする工程とを有する。
(20)(18)または(19)において、前記一対の基板の周辺部に形成され、前記液晶を封止するシール材を有し、前記配向膜および前記位相差・透明膜は、前記シール材の外側にまで形成されている。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
(1)本発明のカラーフィルタ基板側に位相差膜を内蔵した液晶表示装置によれば、表示領域外のシール材が形成される領域の平坦性を向上させることが可能となる。
(2)本発明のカラーフィルタ基板側に位相差膜を内蔵した液晶表示装置によれば、位相差膜の損傷などを防止し、信頼性を向上させることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の実施例の半透過型液晶表示装置の1サブピクセルの概略断面構造を示す要部断面図である。図2は、本発明の実施例の半透過型液晶表示装置の電極構造を説明するための平面図である。図3は、本発明の実施例の半透過型液晶表示装置の表示領域外の周辺部の概略断面構造を示す要部断面図である。なお、図1は、図2のA−A’切断線に沿った断面構造を示す断面図である。
本実施例の半透過型液晶表示装置では、液晶層(LC)を挟んで、第1の基板(SUB1)と、第2の基板(SUB2)とが設けられる。本実施例の半透過型液晶表示装置では、第2の基板(SUB2)の主表面側が観察側となっている。
図1に示すように、第1の基板(SUB1;TFTガラス基板ともいう。)の液晶層側には、第1の基板(SUB1)から液晶層(LC)に向かって順に、走査線(ゲート線ともいう)(GL)および反射層(RAL)、絶縁膜(PAS3)、映像線(ソース線またはドレイン線ともいう、図示せず。)(DL)および薄膜トランジスタ(TFT)、層間絶縁膜(PAS2)、対向電極(CT;共通電極ともいう)、層間絶縁膜(PAS1)、画素電極(PX)、配向膜(AL1)が形成される。なお、第1の基板(SUB1)の外側には偏光板(POL1)が形成される。また、反射層(RAL)は、対向電極(CT)に接続されており、反射層(RAL)には、対向電極(CT)と同じ駆動電圧が供給される。反射層(RAL)は、表面に凹凸が形成された拡散反射層でもよい。
第2の基板(SUB2;カラーフィルタ基板ともいう。)の液晶層側には、第2の基板(SUB2)から液晶層(LC)に向かって順に、遮光膜(BM)、赤・緑・青のカラーフィルタ(CF)、平坦化膜(OC)、内蔵位相差膜配向用の配向膜(AL)、内蔵位相差膜(RET)および透明領域(TPL)からなる位相差・透明膜(KSM)、内蔵位相差膜(RET)を保護するための保護透明樹脂膜(保護膜)(POC)、段差形成層(MR)、配向膜(AL2)が形成される。なお、第2の基板(SUB2)の外側には偏光板(POL2)が形成される。本実施例では、内蔵位相差膜(RET)および透明領域(TPL)からなる位相差・透明膜(KSM)が、第2の基板(SUB2)側に形成される。
また、図2に示すように、対向電極(CT)は面状に形成され、画素電極(PX)は、複数の線状電極を有する櫛歯電極とされる。一般に、画素電極(PX)および対向電極(CT)は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)等の透明導電膜で構成される。さらに、画素電極(PX)と対向電極(CT)とが、層間絶縁膜(PAS1)を介して重畳しており、これによって保持容量を形成している。尚、層間絶縁膜(PAS1)は、1層に限定されず、2層以上であっても良い。
なお、図2に示すように、走査線(GL)と、映像線(DL)とで囲まれる矩形状の領域内に、1サブピクセルが形成される。この1サブピクセルが形成される領域は、第2の基板(SUB2)側に形成される遮光膜(BM)によって遮光されることから、実質的な1サブピクセルが形成される領域として機能する領域(PT)は、遮光膜(BM)の開口部(図2において太線で示している)となる。また、図2では、反射層(RAL)を破線で示している。
本実施例では、反射層(RAL)が第1の基板(SUB1)側に形成される。この反射層(RAL)が形成される領域が反射部31であり、反射部31では、第2の基板(SUB2)側から入射した光が、反射層(RAL)により反射される。
また、反射層(RAL)が形成されない領域が透過部30であり、第1の基板(SUB1)の裏側に配置されるバックライトからの照射光が、透過部30を通って、第1の基板(SUB1)の主表面側から出射される。
反射層(RAL)は、例えば、アルミニウム(Al)の金属膜、あるいは、下層のモリブデン(Mo)と、上層のアルミニウム(Al)の2層構造であってもよい。
本実施例の半透過型液晶表示装置は、線状の画素電極(PX)と面状の対向電極(CT)とが、層間絶縁膜(PAS1)を介して積層されており、画素電極(PX)と対向電極(CT)との間に形成されるアーチ状の電気力線が液晶層(LC)を貫くように分布することにより液晶層(LC)を配向変化させる。
本実施例では、第1の基板(SUB1)と、第2の基板(SUB2)とは、柱状スペーサ(SPA)により所定のギャップ長に設定されているが、反射部31のセルギャップ長は、段差形成層(MR)により、透過部30のセルギャップ長の約半分に設定される。これは、反射部31は往復で2回光が通過するため、透過部30と反射部31とで光路長をおおよそ一致させるためである。
透過部30では、液晶層(LC)の複屈折性を利用して光の明暗を表示するのに対して、反射部31では、液晶表示パネルの内部に配置された内蔵位相差膜(RET)と液晶層(LC)の複屈折性を利用して光の明暗を表示する。
図3に示すように、平坦化膜(OC)、内蔵位相差膜配向用の配向膜(AL)、内蔵位相差膜(RET)および透明領域(TPL)からなる位相差・透明膜(KSM)、保護透明樹脂膜(POC)、配向膜(AL2)は、シール材(SL)の外側にまで延長して形成される。これにより、本実施例では、表示領域内、および表示領域外のシール材(SL)が形成される領域を含めて、第2の基板(SUB2)の液晶層(LC)側の面の平坦性を向上させることが可能となる。
また、本実施例では、内蔵位相差膜(RET)の上に、内蔵位相差膜(RET)を保護するための保護透明樹脂膜(POC)を形成するようにしたので、内蔵位相差膜(RET)の耐食とともに、例えば、柱状スペーサ(SPA)を形成する際の露光のプロセス中でのUV又はDUV照射による配向膜の着色、分解防止効果を、既存の膜を利用して得ることが可能である。
なお、配向膜(AL2)は、シール材(SL)の外側まで出さず、シール材(SL)の内側までで止めてもよい。
図4は、図1に示す第2の基板(SUB2)の製造方法を説明するための図である。
本実施例において、図1に示す第2の基板(SUB2)は、例えば、以下の方法により形成される。
図4(a)に示すように、第2の基板(SUB2)上に、遮光膜(BM)、カラーフィルタ(CF)、平坦化膜(OC)を形成する。
次に、平坦化膜(OC)上に、内蔵位相差膜用の配向膜(AL)を形成し、この配向膜(AL)に対して、ラビング法により配向処理を施す。ここで、配向膜(AL)は、内蔵位相差膜(RET)の遅相軸方向を定める機能を有する。
次に、配向膜(AL)上に、例えば、光反応性高分子液晶材料などから成る位相差・透明膜(KSM)を形成する。この時点で、位相差・透明膜(KSM)は、内蔵位相差膜用の配向膜(AL)の配向処理方向を向いて配向している。
次に、図4(a)、(b)に示すように、ホトマスク11を介して紫外線10を照射し、紫外線10が照射された部分を硬化する。即ち、位相差・透明膜(KSM)に選択的に光を照射し、位相差・透明膜(KSM)の少なくとも反射部31に対応する領域を硬化させて内蔵位相差膜(RET)として形成する。
次に、位相差・透明膜(KSM)を、位相差・透明膜(KSM)の未硬化部分が光学的に等方性となる温度(NI点)まで加熱し、位相差・透明膜(KSM)の未硬化領域(前述の工程で硬化させ、内蔵位相差膜(RET)として形成した領域以外の領域)を光学的に等方性とする。なお、この工程で、前述の工程で硬化させ、内蔵位相差膜(RET)として形成した領域は等方性には変化しない。
次に、位相差・透明膜(KSM)の全面に光を照射し、位相差・透明膜(KSM)の内蔵位相差膜(RET)として生成した領域以外の領域を、内蔵位相差膜(RET)よりも位相差が小さい透明領域(透明膜)(TPL)とする。
続いて、保護透明樹脂膜(POC)、段差形成層(MR)、配向膜(AL2)を形成する。
なお、本実施例において、図5に示すように、平坦化膜(OC)が、内蔵位相差膜配向用の配向膜(AL)を兼用するようにしてもよい。
この場合には、図1に示す第2の基板(SUB2)は、例えば、以下の方法により形成される。
図6(a)に示すように、第2の基板(SUB2)上に、遮光膜(BM)、カラーフィルタ(CF)、内蔵位相差膜配向用の配向膜(AL)を兼用する平坦化膜(OC)を形成する。
次に、この平坦化膜(OC)に対して、ラビング法により配向処理を施す。
次に、平坦化膜(OC)上に、例えば、光反応性高分子液晶材料などから成る位相差・透明膜(KSM)を形成する。この時点で、位相差・透明膜(KSM)は、平坦化膜(OC)の配向処理方向を向いて配向している。
次に、図6(a)、(b)に示すように、ホトマスク11を介して紫外線10を照射し、紫外線10が照射された部分を硬化する。即ち、位相差・透明膜(KSM)に選択的に光を照射し、位相差・透明膜(KSM)の少なくとも反射部31に対応する領域を硬化させて内蔵位相差膜(RET)として形成する。
次に、位相差・透明膜(KSM)を、位相差・透明膜(KSM)の未硬化部分が光学的に等方性となる温度(NI点)まで加熱し、位相差・透明膜(KSM)の未硬化領域を光学的に等方性とする。
次に、位相差・透明膜(KSM)の全面に光を照射し、位相差・透明膜(KSM)の内蔵位相差膜(RET)として生成した領域以外の領域を、内蔵位相差膜(RET)よりも位相差が小さい透明領域(透明膜)(TPL)とする。
続いて、保護透明樹脂膜(POC)、段差形成層(MR)、配向膜(AL2)を形成する。
なお、前述の特許文献1に記載の半透過型液晶表示装置でも、本実施例と同様に、位相差・透明膜に選択的に紫外線を照射して、内蔵位相差膜(RET)を作製する。
しかしながら、特許文献1に記載の半透過型液晶表示装置では、第1の基板(SUB1)の層間絶縁膜上に、内蔵位相差膜用の配向膜を形成し、この配向膜に対して、ラビング法により配向処理を施す。
次に、配向膜上に、UV硬化性液晶から成る感光性樹脂を形成する。そして、感光性樹脂を、NI点を超える温度まで加熱し、感光性樹脂を光学的に等方性とする。
次に、裏面側から、反射層を兼ねる画素電極およびコモン電極をマスクとして、紫外線を照射し、紫外線が照射された領域を光学的に等方性の状態で硬化させた樹脂部を形成する。
次に、感光性樹脂を常温に戻すことにより、感光性樹脂の未硬化領域を異方性に戻す。この状態で、感光性樹脂の全面に紫外線を照射し、感光性樹脂の異方性の領域を硬化させ、内蔵位相差膜を形成する。
このように、前述の特許文献1に記載の半透過型液晶表示装置の内蔵位相差の作製方法は、本実施例とは異なっている。
また、前述の特許文献2に記載の半透過型液晶表示装置でも、本実施例と同様に、位相差・透明膜に選択的に紫外線を照射して、内蔵位相差膜(RET)を作製する。
しかしながら、特許文献2に記載の半透過型液晶表示装置では、透明電極及び反射電極上に誘導層(本実施例の配向膜に相当)を形成する。
次に、マスクを使用して誘導層の表面に部分的に、紫外線を照射すると、紫外線が照射された領域と照射されない領域の誘導層の表面特性が変化する。
次に、光硬化が可能な液晶性物質などの光学的異方性物質を表面特性が変化した誘導層の上部に形成する。そして、異方性物質を形成した後、熱処理過程を経て誘導層の表面特性に従って異方性物質の位相変化軸を整列させる。
次に、光学的異方性物質を紫外線に再度露出して光硬化させて位相差層を形成する。
このように、前述の特許文献2に記載の半透過型液晶表示装置の内蔵位相差の作製方法は、本実施例とは異なっている。
図7は、本発明の実施例の半透過型液晶表示装置の変形例の第2の基板(SUB2)の概略断面構造を示す要部断面図である。
図7に示す例では、第2の基板(SUB2)の液晶層側には、第2の基板(SUB2)から液晶層(LC)に向かって順に、遮光膜(BM)、内蔵位相差膜配向用の配向膜(AL)、内蔵位相差膜(RET)および透明領域(TPL)からなる位相差・透明膜(KSM)、赤・緑・青のカラーフィルタ(CF)、平坦化膜(OC)、段差形成層(MR)、配向膜(AL2)が形成される。なお、第2の基板(SUB2)の外側には偏光板(POL2)が形成される。
このように、図7に示す例では、内蔵位相差膜を保護するための保護透明樹脂膜(保護膜)(POC)を、赤・緑・青のカラーフィルタ(CF)と、平坦化膜(OC)で兼用できるため、保護膜樹脂膜(POC)が不要となる。
したがって、図7に示す例では、内蔵位相差膜(RET)の上に、カラーフィルタ(CF)と、平坦化膜(OC)を形成するようにしたので、内蔵位相差膜(RET)の耐食とともに、例えば、柱状スペーサ(SPA)を形成する際の露光のプロセス中でのUV又はDUV照射による配向膜の着色、分解防止効果を、既存の膜を利用して得ることが可能である。
また、内蔵位相差膜(RET)の上に、カラーフィルタ(CF)と、平坦化膜(OC)を形成するようしたので、段差形成層(MR)が形成される下地の平坦性を向上させることができ、段差形成層(MR)の膜厚の制御が容易となり、透過部30と反射部31のギャップ長の調整が容易となる。
図8は、図7に示す第2の基板(SUB2)の製造方法を説明するための図である。
図8(a)に示すように、第2の基板(SUB2)上に、遮光膜(BM)と、内蔵位相差膜配向用の配向膜(AL)を形成する。
次に、この配向膜(AL)に対して、ラビング法により配向処理を施す。
次に、配向膜(AL)上に、例えば、光反応性高分子液晶材料などから成る位相差・透明膜(KSM)を形成する。この時点で、位相差・透明膜(KSM)は、内蔵位相差膜用の配向膜(AL)の配向処理方向を向いて配向している。
次に、図8(a)、(b)に示すように、ホトマスク11を介して紫外線10を照射し、紫外線10が照射された部分を硬化する。即ち、位相差・透明膜(KSM)に選択的に光を照射し、位相差・透明膜(KSM)の少なくとも反射部31に対応する領域を硬化させて内蔵位相差膜(RET)として形成する。
次に、位相差・透明膜(KSM)を、位相差・透明膜(KSM)の未硬化部分が光学的に等方性となる温度(NI点)まで加熱し、位相差・透明膜(KSM)の未硬化領域を光学的に等方性とする。
次に、位相差・透明膜(KSM)の全面に光を照射し、位相差・透明膜(KSM)の内蔵位相差膜(RET)として生成した領域以外の領域を、内蔵位相差膜(RET)よりも位相差が小さい透明領域(透明膜)(TPL)とする。
続いて、赤・緑・青のカラーフィルタ(CF)、平坦化膜(OC)、段差形成層(MR)、配向膜(AL2)を形成する。
なお、前述までの説明では、本発明を、IPS方式の半透過型液晶表示装置に適用した実施例について説明したが、本発明は、これに限定されず、例えば、ECB方式の半透過型液晶表示装置、あるいは、VA方式の半透過型液晶表示装置にも適用可能である。この場合、対向電極(CT)は、第1の基板(SUB1)でなく、第2の基板(SUB2)側に形成される。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
本発明の実施例の半透過型液晶表示装置の1サブピクセルの概略断面構造を示す要部断面図である。 本発明の実施例の半透過型液晶表示装置の電極構造を説明するための平面図である。 本発明の実施例の半透過型液晶表示装置の表示領域外の周辺部の概略断面構造を示す要部断面図である。 図1に示す第2の基板の製造方法を説明するための図である。 本発明の実施例の半透過型液晶表示装置の変形例の第2の基板の概略断面構造を示す要部断面図である。 図5に示す第2の基板の製造方法を説明するための図である。 本発明の実施例の半透過型液晶表示装置の他の変形例の第2の基板の概略断面構造を示す要部断面図である。 図7に示す第2の基板の製造方法を説明するための図である。 従来のIPS方式の半透過型液晶表示装置の1サブピクセルの概略構成を示す要部断面図である。
符号の説明
10 紫外線
11 ホトマスク
30 透過部
31 反射部
LC 液晶層
SUB1,SUB2 基板
TFT 薄膜トランジスタ
BM 遮光膜
PAS,PAS1,PAS2,PAS3 層間絶縁膜
MR 段差形成層
PX 画素電極
CT 対向電極
RAL 反射層
RET 内蔵位相差膜
CF カラーフィルタ
OC 平坦化膜
AL,AL1,AL2 配向膜
SPA 柱状スペーサ
POL1,POL2 偏光板
POC 保護透明樹脂膜
KSM 位相差・透明膜
TPL 透明領域
GL 走査線
DL 映像線
SL シール材

Claims (20)

  1. 一対の基板と、
    前記一対の基板間に挟持される液晶と、
    前記一対の基板の周辺部に形成され前記液晶を封止するシール材とを有する液晶表示パネルを備え、
    前記液晶表示パネルは、複数のサブピクセルを有し、
    前記複数のサブピクセルの各サブピクセルは、透過部と反射部とを有し、
    前記一対の基板の中の一方の基板は、位相差膜配向用の配向膜と、
    前記配向膜上に形成された位相差・透明膜とを有し、
    前記位相差・透明膜は、少なくとも前記反射部に対応する領域が位相差膜とされ、それ以外の領域が前記位相差膜より位相差が小さい透明膜とされ、
    前記配向膜および前記位相差・透明膜は、前記シール材の外側にまで形成されていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 一対の基板と、
    前記一対の基板間に挟持される液晶と、
    前記一対の基板の周辺部に形成され前記液晶を封止するシール材とを有する液晶表示パネルを備え、
    前記液晶表示パネルは、複数のサブピクセルを有し、
    前記複数のサブピクセルの各サブピクセルは、透過部と反射部とを有し、
    前記一対の基板の中の一方の基板は、遮光膜と、
    前記遮光膜上に形成されたカラーフィルタと、
    前記カラーフィルタ上に形成され、位相差膜配向用の配向膜を兼用する平坦化膜と、
    前記平坦化膜上に形成された位相差・透明膜と、
    前記位相差・透明膜上に形成された保護膜とを有し、
    前記位相差・透明膜は、少なくとも前記反射部に対応する領域が位相差膜とされ、それ以外の領域が前記位相差膜より位相差が小さい透明膜とされることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 前記平坦化膜および前記位相差・透明膜は、前記シール材の外側にまで形成されていることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 一対の基板と、
    前記一対の基板間に挟持される液晶と、
    前記一対の基板の周辺部に形成され前記液晶を封止するシール材とを有する液晶表示パネルを備え、
    前記液晶表示パネルは、複数のサブピクセルを有し、
    前記複数のサブピクセルの各サブピクセルは、透過部と反射部とを有し、
    前記一対の基板の中の一方の基板は、遮光膜と、
    前記遮光膜上に形成されたカラーフィルタと、
    前記カラーフィルタ上に形成された平坦化膜と、
    前記平坦化膜上に形成された位相差膜配向用の配向膜と、
    前記配向膜上に形成された位相差・透明膜と、
    前記位相差・透明膜上に形成された保護膜とを有し、
    前記位相差・透明膜は、少なくとも前記反射部に対応する領域が位相差膜とされ、それ以外の領域が前記位相差膜より位相差が小さい透明膜とされることを特徴とする液晶表示装置。
  5. 前記配向膜および前記位相差・透明膜は、前記シール材の外側にまで形成されていることを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 前記保護膜上で前記位相差膜が形成された領域に形成される段差形成層を有することを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  7. 一対の基板と、
    前記一対の基板間に挟持される液晶と、
    前記一対の基板の周辺部に形成され前記液晶を封止するシール材とを有する液晶表示パネルを備え、
    前記液晶表示パネルは、複数のサブピクセルを有し、
    前記複数のサブピクセルの各サブピクセルは、透過部と反射部とを有し、
    前記一対の基板の中の一方の基板は、遮光膜と、
    前記遮光膜上に形成された位相差膜配向用の配向膜と、
    前記配向膜上に形成された位相差・透明膜と、
    前記位相差・透明膜上に形成されたカラーフィルタと、
    前記カラーフィルタ上に形成された平坦化膜とを有し、
    前記位相差・透明膜は、少なくとも前記反射部に対応する領域が位相差膜とされ、それ以外の領域が前記位相差膜より位相差が小さい透明膜とされることを特徴とする液晶表示装置。
  8. 前記配向膜および前記位相差・透明膜は、前記シール材の外側にまで形成されていることを特徴とする請求項7に記載の液晶表示装置。
  9. 前記平坦化膜上で前記位相差膜が形成された領域に形成される段差形成層を有することを特徴とする請求項7または請求項8に記載の液晶表示装置。
  10. 前記一対の基板の中の他方の基板は、画素電極と対向電極とを有し、
    前記一方の基板の前記液晶と反対側の面が表示面であることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  11. 前記対向電極上に形成される層間絶縁膜を有し、
    前記画素電極は、前記層間絶縁膜上に形成されることを特徴とする請求項10に記載の液晶表示装置。
  12. 前記一対の基板の中の他方の基板は、前記反射部に形成された反射層を有することを特徴とする請求項10または請求項11に記載の液晶表示装置。
  13. 前記対向電極は、前記反射層上に形成されることを特徴とする請求項12に記載の液晶表示装置。
  14. 前記段差形成層上に形成される柱状スペーサを有することを特徴とする請求項6または請求項9に記載の液晶表示装置。
  15. 前記位相差・透明膜は、光反応性高分子液晶材料で構成されることを特徴とする請求項1ないし請求項14のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  16. 一対の基板と、
    前記一対の基板間に挟持される液晶とを有する液晶表示パネルを備え、
    前記液晶表示パネルは、複数のサブピクセルを有し、
    前記複数のサブピクセルの各サブピクセルは、透過部と反射部とを有し、
    前記一対の基板の中の一方の基板は、遮光膜と、
    前記遮光膜上に形成されたカラーフィルタと、
    前記カラーフィルタ上に形成され、前記位相差膜配向用の配向膜を兼用する平坦化膜と、
    前記平坦化膜上に形成された位相差・透明膜と、
    前記位相差・透明膜上に形成された保護膜とを有し、
    前記位相差・透明膜は、少なくとも前記反射部に対応する領域が位相差膜とされ、それ以外の領域が前記位相差膜より位相差が小さい透明膜とされた液晶表示装置の製造方法であって、
    前記平坦化膜上に前記位相差・透明膜を形成する工程と、
    前記位相差・透明膜に選択的に光を照射し、前記位相差・透明膜の少なくとも前記反射部に対応する領域を硬化させて前記位相差膜として形成する工程と、
    その後、前記位相差・透明膜を、当該位相差・透明膜の未硬化部分が光学的に等方性となる温度まで加熱する工程と、
    その後、前記位相差・透明膜の全面に光を照射し、前記位相差・透明膜の前記位相差膜以外の領域を硬化させて前記透明膜とする工程とを有することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  17. 前記一対の基板の周辺部に形成され、前記液晶を封止するシール材を有し、
    前記平坦化膜および前記位相差・透明膜は、前記シール材の外側にまで形成されていることを特徴とする請求項16に記載の液晶表示装置の製造方法。
  18. 一対の基板と、
    前記一対の基板間に挟持される液晶とを有する液晶表示パネルを備え、
    前記液晶表示パネルは、複数のサブピクセルを有し、
    前記複数のサブピクセルの各サブピクセルは、透過部と反射部とを有し、
    前記一対の基板の中の一方の基板は、遮光膜と、
    前記遮光膜上に形成されたカラーフィルタと、
    前記カラーフィルタ上に形成された平坦化膜と、
    前記平坦化膜上に形成された位相差膜配向用の配向膜と、
    前記配向膜上に形成された位相差・透明膜と、
    前記位相差・透明膜上に形成された保護膜とを有し、
    前記位相差・透明膜は、少なくとも前記反射部に対応する領域が位相差膜とされ、それ以外の領域が前記位相差膜より位相差が小さい透明膜とされた液晶表示装置の製造方法であって、
    前記配向膜上に前記位相差・透明膜を形成する工程と、
    前記位相差・透明膜に選択的に光を照射し、前記位相差・透明膜の少なくとも前記反射部に対応する領域を硬化させて前記位相差膜として形成する工程と、
    その後、前記位相差・透明膜を、当該位相差・透明膜の未硬化部分が光学的に等方性となる温度まで加熱する工程と、
    その後、前記位相差・透明膜の全面に光を照射し、前記位相差・透明膜の前記位相差膜以外の領域を硬化させて前記透明膜とする工程とを有することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  19. 一対の基板と、
    前記一対の基板間に挟持される液晶とを有する液晶表示パネルを備え、
    前記液晶表示パネルは、複数のサブピクセルを有し、
    前記複数のサブピクセルの各サブピクセルは、透過部と反射部とを有し、
    前記一対の基板の中の一方の基板は、遮光膜と、
    前記遮光膜上に形成された位相差膜配向用の配向膜と、
    前記配向膜上に形成された位相差・透明膜と、
    前記位相差・透明膜上に形成されたカラーフィルタと、
    前記カラーフィルタ上に形成された平坦化膜とを有し、
    前記位相差・透明膜は、少なくとも前記反射部に対応する領域が位相差膜とされ、それ以外の領域が前記位相差膜より位相差が小さい透明膜とされた液晶表示装置の製造方法であって、
    前記配向膜上に前記位相差・透明膜を形成する工程と、
    前記位相差・透明膜に選択的に光を照射し、前記位相差・透明膜の少なくとも前記反射部に対応する領域を硬化させて前記位相差膜として形成する工程と、
    その後、前記位相差・透明膜を、当該位相差・透明膜の未硬化部分が光学的に等方性となる温度まで加熱する工程と、
    その後、前記位相差・透明膜の全面に光を照射し、前記位相差・透明膜の前記位相差膜以外の領域を硬化させて前記透明膜とする工程とを有することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  20. 前記一対の基板の周辺部に形成され、前記液晶を封止するシール材を有し、
    前記配向膜および前記位相差・透明膜は、前記シール材の外側にまで形成されていることを特徴とする請求項18または請求項19に記載の液晶表示装置の製造方法。
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