JP2009046941A - 網戸用ネットの固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】既知の防虫用ネットに比してフィラメントが細くメッシュが細かい網戸用ネットを網戸用枠体に固定するのに有効な網戸用ネットの固定構造を提供する。
【解決手段】内向き突縁19により口部を狭窄化した網戸用枠体11の係止用溝18に、合成樹脂製の押さえ部材14を網戸用ネット12とともに押入することにより該ネットを固定する。上記押さえ部材14は、係止用溝を覆う覆板15に、上記内向き突縁に係止する状態で嵌る弾性変形可能な脚部を備える。また、上記覆板15に軟質合成樹脂からなる突部15aが一体に連設され、網戸用枠体の係止用溝におけるネット張設側にある内向き突縁19の外面側に、上記突部15aがネットとともに圧入されて、該突部との間でネットを挟持固定する凹部21を形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、網戸用枠体の係止用溝に押さえ部材を網戸用ネットとともに押入することにより、該ネットを枠体に対して固定するようにした網戸用ネットの固定構造に関し、特に既存の汎用防虫用ネットに比してフィラメントが細くてメッシュが細かい網戸用ネットを網戸用枠体に対して固定するのに適した網戸用ネットの固定構造に関するものである。
近年、建物開口部からより小さな虫や細かい塵埃が侵入したりするのを防ぎ、且つネットを通した視界をより明るくでき、通風性をも改善できるため、既知の汎用の防虫用ネットに比してフィラメントの繊度がより細く、メッシュがより細かい網戸用ネットの需要が多くなっているが、この種のネットは既知のネットに比して生地が薄く、必然的に表面が平滑で、ネット自体が柔軟で、他物との摩擦力も小さく、表面が滑りやすい状態になっていため、網戸用枠体に対して既知のゴム紐状の押さえ部材等を使用して該ネットを固定しようとすると、該ネットが非常に滑りやすく、皺を生じさせることなく綺麗に張ることができないばかりでなく、張設した該ネットに外力が作用すると、簡単に抜け出し、あるいは押さえ部材とともに係止用溝から外れてしまうという問題がある。
また、ネット自体が薄く傷が付きやすいため、ネットを押さえ部材で網戸用枠体に固定する際に、該押さえ部材からネットに対して部分的に集中して外力を作用させると、該ネットが破損してしまう可能性がある。
本発明の技術的課題は、既知の防虫用ネットを網戸用枠体に対して固定することもできるが、特に、上記既知の防虫用ネットに比してフィラメントが細くメッシュが細かく、結果的に表面が滑りやすいネットを、網戸用枠体に固定するのに有効な網戸用ネットの固定構造を提供することにある。
本発明の他の技術的課題は、ネットを押さえ部材で網戸用枠体に固定するに際し、該押さえ部材からネットに対して大きな外力が部分的に集中して作用することがない固定構造を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明は、内向き突縁により口部を狭窄化して形成した網戸用枠体の係止用溝に、合成樹脂製の押さえ部材を網戸用ネットとともに押入することにより該ネットを固定するための網戸用ネットの固定構造であって、上記押さえ部材が、係止用溝を覆う覆板に、該係止用溝に対してその内向き突縁に係止する状態で嵌る弾性変形可能な脚部を備えることにより構成され、上記覆板における脚部の外側部分に軟質合成樹脂からなる突部が一体に連設され、上記網戸用枠体の係止用溝におけるネット張設側にある内向き突縁の外面側に、上記軟質の突部がネットとともに圧入されて、該突部との間でネットを挟持固定する凹部が形成されていることを特徴とするものである。
上記構成を有する網戸用ネットの固定構造においては、上記覆板の先端に連設した軟質合成樹脂からなる突部を、網戸用枠体の内向き突縁の外面側に設けた凹部にネットとともに圧入し、この部分で主たるネットの挟持固定を行い、つまり、上記凹部に軟質合成樹脂からなる突部を圧入してそれらの間でネットを挟持させるので、該ネットがソフトに固定され、一方、上記押さえ部材の脚部は、ネットの保持作用をも備えてはいるが、該押さえ部材を網戸用枠体の係止用溝内に押入する際にネットを適度に滑らせて、該ネットに損傷を与えず、そして、該脚部は押さえ部材の係止用溝への押入完了時に上記内向き突縁の内側に上記ネットを介して係止することにより、該押さえ部材自体を網戸用枠体の係止用溝に安定的に固定するために機能するものである。
上記網戸用枠体における係止用溝が一対の対向する内向き突縁の間に狭窄化した口部を有する場合には、上記脚部が、係止用溝に対してその口部両側の内向き突縁にそれぞれネットを介して係止する状態で嵌る一対の弾性変形可能な脚条によって構成され、上記一対の脚条は、その先端部外側に、上記係止用溝への押入時に係止用溝の内向き突縁の先端に上記ネットを介して当接する斜面をそれぞれ備え、且つ、上記押さえ部材の係止用溝への押入完了時に上記内向き突縁の内側に上記ネットを介して係止する係止縁をそれぞれ備えたものとして構成することができる。
また、上記のように上記網戸用枠体における係止用溝が一対の対向する内向き突縁の間に狭窄化した口部を有する場合には、上記脚部が、係止用溝に対してその口部両側の内向き突縁にそれぞれネットを介して内側から係止する状態で嵌る一対の弾性変形可能な係止脚を有する脚体によって構成され、上記脚体は、その先端部に上記一対の係止脚がV型に連設されて、該一対の係止脚により上記係止用溝への押入時に係止用溝の内向き突縁の先端に上記ネットを介して圧接する斜面が形成されており、且つ、該係止脚は、上記押さえ部材の係止用溝への押入完了時にその弾性により拡開して上記内向き突縁の内側に上記ネットを介して係止する係止縁をそれぞれ備えたものとして構成することができる。
一方、上記網戸用枠体における係止用溝が、網戸用枠体の内周側平面部とそれに対向する内向き突縁との間に狭窄化した口部を有するものである場合には、上記脚部が、上記内向き突縁にネットを介して係止する状態で嵌る弾性変形可能な脚条と、上記網戸用枠体の内周側平面部に当接して挿着姿勢を保持する当接板部とによって構成され、上記脚条は、その先端部外側に、上記係止用溝への押入時に係止用溝の内向き突縁の先端に上記ネットを介して当接する斜面を備え、且つ、上記押さえ部材の係止用溝への押入完了時に上記内向き突縁の内側に上記ネットを介して係止する係止縁を備えたものとして構成することができる。
以上に詳述した本発明の網戸用ネットの固定構造によれば、既知の防虫用ネットを網戸用枠体に安定的に固定することもできるが、上記既知の防虫用ネットに比してフィラメントが細くメッシュが細かく、結果的に表面が滑りやすい網戸用ネットを、網戸用枠体に対して容易に且つ確実に、しかも安定的に固定することができ、また、ネットを押さえ部材で網戸用枠体に固定するに際し、該押さえ部材からネットに対して外力が部分的に集中して作用することがない固定を行うことができる。
図1乃至図4は、本発明に係る網戸用ネットの固定構造を防虫網戸の網戸用枠に適用した第1実施例を示している。この防虫網戸は、窓枠などの建物開口部に固定的に、あるいは摺動自在に配設されるものである。
上記網戸においては、四辺を構成するアルミニウム製の横枠部材及び縦枠部材により方形に形成された網戸用枠体11と、該枠体11に張設された防虫用ネット12と、該ネット12を枠体11に固定するための合成樹脂製の押さえ部材14とを備えている。上記防虫用ネット12は、既知の防虫用ネットよりも細い繊度のポリエステル繊維あるいはポリプロピレン繊維等のフィラメントを用い、それを平織あるいはラッセル織で織成することにより既知の防虫用ネットよりメッシュを細かく形成したものである。
上記枠体11を構成する横枠部材及び縦枠部材には、図1及び図2に示すように、そのネット張設面に沿う一面の内周側に形成した凹段部に係止用溝18が形成されている。この係止用溝18は、図2に明瞭に示すように、その口部が左右一対の内向き突縁19により狭窄化されたものである。そして、上記防虫用ネット12は、該枠体11の係止用溝18を設けたネット張設面に沿う一面上に該防虫用ネット12を載置した状態で、上記合成樹脂製の押さえ部材14と共に係止用溝18内に押入され、以下に詳述するような態様で枠体11に張設固定されるものである。
上記押さえ部材14は、合成樹脂の押出し成形により形成され、図2及び図3に明確に示すように、枠体11の係止用溝18を覆う覆板15に、該係止用溝18に対してその口部両側の内向き突縁19にそれぞれネット12を介して係止する状態で嵌る弾性変形可能な脚部を、即ち、一対の弾性変形可能な脚条16を一体的に備えることにより構成している。また、上記覆板15における脚部の両外側部分に、軟質合成樹脂からなる突部15aが、該覆板15を延長する態様で一体に連設されている。
一方、上記網戸用枠体11の係止用溝18におけるネット12の張設側(図2において左側)にある内向き突縁19には、その外面側に該内向き突縁19と略平行する部分をもつ外突壁20を設けることにより、上記軟質の突部15aがネット12とともに圧入されて、該突部15aとの間でネット12を挟持固定する凹部21が形成されている。この凹部21の内面形状は、突部15aとによるネット12の挟持を確実にするため、該突部15aの外面形状に沿わせるとか、凹凸のある形状にするなど、ネット12の損傷を避けながら適切な形状にすることができる。また、上記覆板15の突部15aの表面には、該突部15aの長手方向に沿って、それと上記凹部21との間に挟持する上記ネット12の目に弾性的に食い込むすじ状の凹凸を設け、あるいは該突部15aの表面を上記ネット12の目に食い込む粗面とすることができる。
なお、図2に示す第1実施例では、上記網戸用枠体11の係止用溝18におけるネット12の張設側にある内向き突縁19の外面側のみに外突壁20を設けることにより、覆板15における軟質の突部15aが圧入される凹部21を形成しているが、該凹部21は反対側の内向き突縁19上にも設けることができる。但し、その凹部21は、そこに嵌る軟質の突部15aがその押圧による変形で嵌入できる程度に浅いものであることが必要である。
また、逆に、上記網戸用枠体11の係止用溝18におけるネット12の張設側にある内向き突縁19の外面側のみに外突壁20を設けて凹部21を形成するとともに、覆板15における軟質の突部15aも該凹部21に対向する側のみに設けることができる。
一方、上記一対の脚条16には、それらの先端部外側に、上記係止用溝18への押入時に該係止用溝18の内向き突縁19の先端に上記ネット12を介して当接する斜面16aをそれぞれ有し、且つ、該押さえ部材14の係止用溝18への押入完了時に上記突縁19の内側に上記ネット12を介して係止する係止縁16bを備えている。この係止縁16bは、脚条16の先端部外側における上記斜面16aに背向する斜面に形成されており、上記係止用溝18内への押入完了時において、上記係止用溝18の内側角部に対峙するように形成されている。
上述した網戸用ネットの押さえ部材14を用いて、上記網戸用枠体11に対して防虫用ネット12を張設するに際しては、先ず、枠体11のネット張設面上に防虫用ネット12を載置し、次いで、押さえ部材14を一つの係止用溝18上において防虫用ネット12上に置き、上記ネット12を押さえ部材14で係止用溝18に対して押入するが、その場合に、例えば、まず、上記網戸用枠体11の係止用溝18におけるネット12の張設側にある内向き突縁19上の凹部21に、覆板15における軟質の突部15aをネット12とともに圧入すれば、該軟質の突部15aにより凹部21との間でネット12が挟持固定されるので、枠体11に対して固定するネット12の一端の位置決めを行うことができ、そのうえで、以下に述べるように、押さえ部材14の一対の脚条16を枠体11の係止用溝18に押入固定することにより、枠体11に対するネット12の位置決め固定を行うことができる。
係止用溝18に対する押さえ部材14の押入は、その一対の脚条16の斜面16aをネット12を介して係止用溝18の内向き突縁19の先端に当接させ、押さえ部材14に加える押圧力によりその脚条16を内側に弾性変形させながら押入すればよい。一対の脚条16の全体が係止用溝18の内向き突縁19の内側を通過すると、脚条16がほぼ元の形に戻り、その係止縁16bが係止用溝18の内向き突縁19の内側にネット12を介して係止され、押さえ部材14の抜け出しが防止される。この状態では、上記係止用溝18の内向き突縁19上の凹部21に、覆板15における軟質の突部15aがネット12とともに圧入された状態が保持され、該軟質の突部15aにより凹部21との間でネット12が安定的に、しかもソフトに挟持固定される。
また、上記網戸用ネットの押さえ部材14を用いて枠体11にネット12を張設するに際し、上記操作とは逆に、まず、上述した態様で枠体11の係止用溝18にネット12を介して押さえ部材14の一対の脚条16を押入し、最終的な固定がほぼ完了する段階で、該押さえ部材14における覆板15の軟質の突部15aを、係止用溝18におけるネット12の張設側にある内向き突縁19上の凹部21に圧入することもできる。この場合、押さえ部材14における一対の脚条16によりネット12が一応係止用溝18に固定されるが、その後の凹部21に対する突部15aの圧入により、枠体11に張設されているネット12を引き込みながら該突部15aが凹部21に押し込まれ、ネット12の反対側が既に枠体11に固定されていれば、ネット12に対して適度な緊張力を付与することができる。
このようにして、枠体11の四周についての押さえ部材14によるネット12固定を行ったうえで、該押さえ部材14の外側にあるネット12の端部を切除することにより、それらの張設作業が完了する。
上記構成を有する網戸用ネットの固定構造においては、上記覆板15の先端に連設した軟質の突部15aを、網戸用枠体11の内向き突縁16の外面側に設けた凹部21にネット12とともに圧入し、この部分で主たるネットの挟持固定を行い、つまり、上記凹部21に軟質の突部15aを圧入して、それらの間でネット12を挟持させるので、該ネット12がソフトに固定され、一方、上記押さえ部材14の脚部は、ネット12の保持作用をも備えてはいるが、該押さえ部材14を網戸用枠体11の係止用溝18内に押入する際にネット12を適度に滑らせて、該ネット12に損傷を与えず、そして、該脚部は押さえ部材14の係止用溝18への押入完了時に上記内向き突縁16の内側に上記ネット12を介して係止することにより、該押さえ部材14自体を網戸用枠体11の係止用溝18に安定的に固定するために機能するものである。
図4及び図5は、本発明に係る網戸用ネットの固定構造の第2実施例を示している。この第2実施例においても、上記網戸用枠体11の係止用溝18は、一対の対向する内向き突縁19の間に狭窄化した口部を有するものとして構成され、第1実施例の枠体11と変わるところがないが、押さえ部材における脚部の構成が相違している。
即ち、この第2実施例における押さえ部材24は、第1実施例と同様に合成樹脂の押出し成形により形成され、覆板25における脚部の両外側部分に、軟質合成樹脂からなる突部25aを、該覆板25から両側に突出する態様で一体に連設されている。
また、押さえ部材24の上記覆板25に一体に形成される脚部は、枠体11の係止用溝18に対してその口部両側の内向き突縁19にそれぞれネット12を介して内側から係止する状態で嵌る一対の弾性変形可能な係止脚26,26を有する脚体27によって構成され、上記脚体27は、その先端部に上記一対の係止脚26,26がV型に連設されて、該一対の係止脚26,26により上記係止用溝18への押入時に係止用溝18の内向き突縁19の先端に上記ネット12を介して圧接する斜面26aが形成されており、且つ、該係止脚26,26は、上記押さえ部材24の係止用溝18への押入完了時にその弾性により拡開して上記内向き突縁19の内側に上記ネット12を介して係止する係止縁26bをそれぞれの先端に備えている、
この第2実施例の押さえ部材24を用いたネット12の固定は、第1実施例の場合に比して、押さえ部材24の脚部の構造が相違してはいるが固定作用には格別の差異がなく、したがって、第1実施例の場合と同様にネット12を枠体11に固定することができ、その固定を行った状態でのネットの固定状態も変わるところがない。そのため、この第2実施例についての作用等の説明は省略する。
図6及び図7は、本発明に係る網戸用ネットの固定構造の第3実施例を示している。この第3実施例においては、上記網戸用枠体31の係止用溝38が、該網戸用枠体31の内周側平面部38aとそれに対向する内向き突縁39との間に狭窄化した口部を有するものとして構成され、それに伴って上記押さえ部材44における脚部等の構成が前記実施例のものとは相違している。
即ち、枠体31の係止用溝38にネット12とともに押入する上記押さえ部材44は、係止用溝38を覆う覆板45における一端側(内向き突縁39側)に、該覆板45よりも軟質の合成樹脂により該覆板45と一体成形された突部45aが形成されており、また、該覆板45には、該係止用溝38に対して上記内向き突縁39にネット12を介して係止する状態で嵌る1条の弾性変形可能な脚条46Aと、上記網戸用枠体31の内周側平面部38aに当接して挿着姿勢を保持する1条の当接板部46Bとを一体的に備えている。
上記脚条46Aは、その先端部外側に、上記係止用溝38への押入時に該係止用溝38の内向き突縁39の先端に上記ネット12を介して当接する斜面46aを備え、且つ、上記押さえ部材44の係止用溝38への押入完了時に上記内向き突縁39の内側に上記ネット12を介して係止する係止縁46bを備えている。そして、該係止縁46bを上記斜面46aに背向する斜面に形成している。
一方、上記当接板部46Bは、上記枠体31の内周側平面部38aに当接して挿着姿勢を保持するためのものであり、この第3実施例においては平面状をなすものとして構成しているが、該当接板部46Bにおける上記枠体31の内周側平面部38aに当接する側の面を、該内周側平面部38aに対して安定的に当接する形態に形成することができる。
また、上記押さえ部材44における覆板45と一体に連設された軟質の突部45aが、網戸用枠体31の係止用溝38におけるネット張設側にある内向き突縁39の外面側に外突壁40により形成した凹部41にネット12とともに圧入されて、該突部45aとの間でネット12を挟持固定する構成は、前記第1実施例の場合と変わるところがないので、ここではその作用等についての説明を省略する。
なお、この第3実施例のその他の構成及び作用は、実質的に前記第1実施例と同様であるから、それらの説明を省略する。
以上に詳述したように、上記ネットの固定構造によれば、従来のネットに比してフィラメントが細くメッシュが細かいために表面が滑りやすい網戸用ネットを、網戸用枠体に対して容易に且つ確実に、しかも安定的に固定することができるうえに、ネットを押さえ部材で網戸用枠体に固定する際に、該ネットに対して外力が部分的に集中して作用することがなく、該ネットに傷を付けたり破損させることなく固定することができる。
本発明の第1実施例に係る網戸用ネットの固定構造についての概要を説明するための網戸の一部省略断面図である。 同第1実施例における網戸用枠体に対するネットの固定状態を示す断面図である。 同第1実施例における押さえ部材の拡大断面図である。 本発明の第2実施例におけるネットの固定状態を示す断面図である。 同第2実施例における押さえ部材の拡大断面図である。 本発明の第3実施例におけるネットの固定状態を示す断面図である。 同第3実施例における押さえ部材の拡大断面図である。
符号の説明
11,31 網戸用枠体
12 防虫用ネット
14,24,44 押さえ部材
15,25,45 覆板
15a,25a,45a 突部
16,46A 脚条
16a,26a,46a 斜面
16b,26b,46b 係止縁
18,28,48 係止用溝
19,39 内向き突縁
21,41 凹部
38a 内周側平面部
46B 当接板部

Claims (4)

  1. 内向き突縁により口部を狭窄化して形成した網戸用枠体の係止用溝に、合成樹脂製の押さえ部材を網戸用ネットとともに押入することにより該ネットを固定するための網戸用ネットの固定構造であって、
    上記押さえ部材が、係止用溝を覆う覆板に、該係止用溝に対してその内向き突縁に係止する状態で嵌る弾性変形可能な脚部を備えることにより構成され、
    上記覆板における脚部の外側部分に軟質合成樹脂からなる突部が一体に連設され、
    上記網戸用枠体の係止用溝におけるネット張設側にある内向き突縁の外面側に、上記軟質の突部がネットとともに圧入されて、該突部との間でネットを挟持固定する凹部が形成されている、
    ことを特徴とする網戸用ネットの固定構造。
  2. 上記網戸用枠体の係止用溝が、一対の対向する内向き突縁の間に狭窄化した口部を有するものとして構成され、
    上記脚部が、係止用溝に対してその口部両側の内向き突縁にそれぞれネットを介して係止する状態で嵌る一対の弾性変形可能な脚条によって構成され、
    上記一対の脚条は、その先端部外側に、上記係止用溝への押入時に係止用溝の内向き突縁の先端に上記ネットを介して当接する斜面をそれぞれ備え、且つ、上記押さえ部材の係止用溝への押入完了時に上記内向き突縁の内側に上記ネットを介して係止する係止縁をそれぞれ備えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の網戸用ネットの固定構造。
  3. 上記網戸用枠体の係止用溝が、一対の対向する内向き突縁の間に狭窄化した口部を有するものとして構成され、
    上記脚部が、係止用溝に対してその口部両側の内向き突縁にそれぞれネットを介して内側から係止する状態で嵌る一対の弾性変形可能な係止脚を有する脚体によって構成され、
    上記脚体は、その先端部に上記一対の係止脚がV型に連設されて、該一対の係止脚により上記係止用溝への押入時に係止用溝の内向き突縁の先端に上記ネットを介して圧接する斜面が形成されており、且つ、該係止脚は、上記押さえ部材の係止用溝への押入完了時にその弾性により拡開して上記内向き突縁の内側に上記ネットを介して係止する係止縁をそれぞれ備えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の網戸用ネットの固定構造。
  4. 上記網戸用枠体の係止用溝が、該網戸用枠体の内周側平面部とそれに対向する内向き突縁との間に狭窄化した口部を有するものとして構成され、
    上記脚部が、上記内向き突縁にネットを介して係止する状態で嵌る弾性変形可能な脚条と、上記網戸用枠体の内周側平面部に当接して挿着姿勢を保持する当接板部とによって構成され、
    上記脚条は、その先端部外側に、上記係止用溝への押入時に係止用溝の内向き突縁の先端に上記ネットを介して当接する斜面を備え、且つ、上記押さえ部材の係止用溝への押入完了時に上記内向き突縁の内側に上記ネットを介して係止する係止縁を備えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の網戸用ネットの固定構造。
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