JP2002317589A - 柔軟シート張設固定装置 - Google Patents

柔軟シート張設固定装置

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JP2002317589A
JP2002317589A JP2001156136A JP2001156136A JP2002317589A JP 2002317589 A JP2002317589 A JP 2002317589A JP 2001156136 A JP2001156136 A JP 2001156136A JP 2001156136 A JP2001156136 A JP 2001156136A JP 2002317589 A JP2002317589 A JP 2002317589A
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flexible sheet
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Fumitake Sato
史武 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】固定作業が容易であり、戸枠部の小型化、軽量
化を可能とする張接固定装置を提供する。 【解決手段】 柔軟シート張設面外周にわたつて設けら
れている連続溝穴を有する柔軟シート張設用体と、該溝
穴内に柔軟シートを押し込み固定するための棒状押え部
材とからなり、該溝穴は、その開口端縁から所定深さま
で該棒状押え部材の幅に略等しい幅の狭隘幅の溝部と、
該狭隘幅の溝部から両側へ拡張した、前記棒状押え部材
と同形状でかつ該押え部材の幅より大きい幅の空間を有
していることを特徴とする、柔軟シート張設固定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、網体やフィルムな
どのような柔軟なシート体の端縁部を網戸等の戸枠の全
周にわたって固定することによって該柔軟なシート体を
緊張状態に張設する装置に関する。また、本発明は、該
装置によって柔軟なシート体の端縁部を枠体に穿設した
溝穴に押し込み用部材とともに押し込み固定して形成さ
れている戸枠に関する。
【0002】
【従来の技術】網体や合成樹脂フィルムのような柔軟な
シート体を緊張状態で張設している戸の場合、戸のサイ
ズが大きくなるにしたがって、柔軟シートを弛みや皺の
ない緊張状態で戸枠部に張設する作業は熟練を要する極
めて困難な作業である。従来、戸枠部に該柔軟シートの
端縁部を押し込み固定する方式としては、比較的に単純
な方式としては、戸枠部の外周にわたって穿設したU字
型溝に張接すべきシート体の端縁部を、該溝穴開口部よ
りも大きい直径を有する弾性的に変形可能な押し込み固
定用部材、たとえばゴム製チューブ等と共に押し込み、
該ゴム製チューブ等の弾性的な形状復元力を利用して押
し込んだ柔軟シート端縁面を溝穴内壁面に圧接固定する
方式がある。
【0003】この方式は、いずれも張接すべきシート体
の端縁部をその上から弾性的に枠体の取付け溝内壁に圧
接して固定するものであるために、戸の寸法が大きくな
るに伴ってシート体の面積が増大すると、枠体の前記固
定部の強度を維持することが困難となり、適用できる戸
の寸法に限界がある。又、装着の際には専用の押し込み
用道具を必要とし、作業に大きなコストがかかる。
【0004】また、比較的に複雑な押し込み固定方式と
しては、たとえば、実開昭63−1197号公報に記載
されているような押し込み部材、すなわち、熱可塑性合
成樹脂材料よりなる網戸の網押え基板の下面に突出する
硬質又は半硬質の弾性的に変形可能な二股の脚部と該脚
部間に挟持された状態で該脚部と一体化されている軟質
の網当接部とよりなる突出部を有し、該突出部は、長さ
方向の中間部を最大幅として基板側と先端網当接部側の
両方向に外壁がテーパー状に形成されている網押え部材
を使用する方式がある。
【0005】この方式の場合、網押え部材の下部突出部
の先端側テーパー状外壁を張設すべき網の端縁部の上か
ら、戸枠全周にわたって穿設されている取付け溝の開口
縁と摺接させながら、該突出部の中間部である最大幅部
分を圧縮変形させて溝の開口縁部を通過するまで押し込
むと、前記最大幅部分が取付け溝の開口縁部の幅を越え
て弾性的に形状を復元して該突出部が開口縁から抜けに
くくなり、網端縁部を戸枠の取付け溝内に固定するもの
である。この方式は、網押さえ部材の形状は複雑であ
り、製造コストが高くなるという難点があるだけでな
く、網体を押し込むための作業に大きな力を必要とし、
小型化できない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、枠体に穿設
された溝穴に張設すべきシート体を押し込み固定する方
式の柔軟シート張設固定装置において、押し込み部材の
弾性変形性、形状反復性のみに頼ることない張設固定装
置であり、押し込み固定作業が容易であり、戸のサイズ
が大きくなっても対応できる固定強度を得ることがで
き、戸枠部の小型化、軽量化を可能とする張接固定装置
を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の柔軟シート体の枠体への張接固定装置は、
基本的には、枠体に穿設した溝穴内に押さえ部材によっ
て押し込まれた柔軟シート体が緊張状態に引っ張られた
際に、該シート体によって押さえ部材がシート体の引張
方向と逆方向の溝穴開口端縁部に押しつけられる現象を
利用して、シート体の引張方向と逆方向の溝穴開口端縁
部に柔軟シート体を効率良く押しつけ固定することがで
きる構成を有することを特徴とするものであり、以下の
各発明を包含する。
【0008】(1)柔軟シート張設用枠体の柔軟シート
張設面全周にわたって穿設されている連続溝穴を有する
柔軟シート張設用枠体と、該溝穴内に柔軟シートを押し
込み固定するための棒状押え部材とからなり、該溝穴
は、その開口端縁から所定深さまでの棒状押え部材の幅
に略等しい幅の狭隘幅の溝部と、該狭隘幅の溝部から両
側へ拡張した前記棒状押え部材と同形状でかつ該押さえ
部材の幅よりも大きい幅の空間を有していることを特徴
とする、柔軟シート張設固定装置。
【0009】(2)前記棒状押さえ部材は、特に形状に
制限はないことを特徴とする(1)項記載の柔軟シート
調節固定装置。 (3)前記棒状押さえ部材は、柔軟シートによっては、
硬質、半硬質及び、弾性的いずれの部材からなることを
特徴とする、(1)項記載の柔軟シート調節固定装置。 (4)前記棒状押さえ部材は、硬質又は半硬質の弾性材
料で被覆されている金属線部材からなることを特徴とす
る、(1)項記載の柔軟シート張設固定装置。 (5)前記棒状押さえ部材は、前記狭隘幅の溝部と略同
一の幅を有する棒状押さえ部材であることを特徴とす
る、(1)〜(4)項のいずれかに記載の柔軟シート張
設固定装置。
【0010】(6)柔軟シート張設用枠体の柔軟シート
張設面全周にわたって穿設されている連続溝穴を有する
柔軟シート張設用枠体と、該溝穴内に柔軟シートを押し
込み固定するための棒状押え部材と、該棒状押さえ部材
によってから該枠体に張接固定されている柔軟シートよ
りなり、該溝穴は、その開口端縁から所定深さまでの棒
状押さえ部材の幅に略等しい幅の狭隘幅溝部と、狭隘幅
の溝部から両側へ拡張した前記棒状押え部材と同形状
で、かつ押さえ部材の幅よりも大きい幅の空間を有して
いることを特徴とする、柔軟シート張設戸。 (7)前記柔軟シートは網体である(4)項記載の柔軟
シート張設戸。
【0011】
【発明の実施の形態】上記の構成を有する本発明の張設
装置は、前記形状の溝穴に柔軟シート体の端部を前記棒
状押さえ部材によって、該押さえ部材が前記溝穴の底部
に到達するまで押し込み、ついで、柔軟シートの反対側
端部方向へ柔軟シートを引っ張ると、溝穴内の棒状押さ
え部材が柔軟シートによって持ち上げられて引張方向と
反対側の溝内壁に押しつけて柔軟シートを固定する作用
を果たすものである。
【0012】本発明の柔軟シート張設装置における棒状
押さえ部材の材質と形状に特に制限はない。棒状の金属
製棒状体、合成樹脂棒状体、合成樹脂被覆金属棒状体、
天然ゴム製棒状体、木製棒状体等が使用できる。これら
の中では、耐久性を重視すれば合成樹脂製が好ましい
が、該棒状押さえ部材は押し込み固定した後の抜けにく
さが必要であることから、該棒状体は、簡単に変形する
ことがない材質であることが好ましい。又棒状押さえ部
材の形状に特に制限はないが、作業のしやすさや強度的
な面からも丸棒状なものが好ましい。
【0013】棒状押さえ部材の幅は、枠体に穿設される
溝穴の狭隘幅の溝部の幅寸法と略等しい幅である。しか
し、柔軟シートが圧縮変形する材質の物である場合に
は、押し込み作業が困難とならない範囲で、棒状押さえ
部材の幅は溝部の幅寸法との間に介在する柔軟シートの
厚さの和によって僅かに小さい幅とすることができ、そ
のような幅とすることによって、押し込み固定した後の
抜け難さを向上させることが可能である。
【0014】本発明の柔軟シート張設装置及び柔軟シー
ト張設戸における枠体の材質に特に制限はなく、所望の
サイズで、所望の強度を備えた溝穴を穿設することがで
きるものであればどのような材質のものであってもよ
い。通常の網戸等に使用されているアルミ製枠体や、合
成樹脂製枠体などが採用できる。高強度、低重量等の要
求を満たす軽合金材料等の軽金属製が好ましい。
【0015】枠体の柔軟シート張設側の面に穿設される
溝穴の形状は、開口縁から、所定距離の部分が平行な壁
部を有する狭隘幅の溝部であり、該狭隘幅の溝部の両側
から押さえ部材と同形状に拡張されている形状であるこ
とが重要である。狭隘幅の溝部の幅、深さ(開口縁から
の内部方向への距離)、及び狭隘幅の溝部から両側へ拡
張した溝部の直径は、柔軟シートの厚みとサイズ、すな
わち戸の大きさによって定まる固定部に求められる強度
に応じて適宜設定される。
【0016】本発明の柔軟シート張設装置及び柔軟シー
ト張設戸に使用される柔軟シートとしては、合成樹脂フ
ィルム、金属製又は合成樹脂製の網体、布、紙等が挙げ
られ、通常、建材としての戸構造体に使用されるシート
体であればいずれも使用可能である。
【0017】本発明の張設装置による前記強固の固定作
用は、溝穴を狭隘幅の平行内壁を有する、いわゆるU字
型溝では達成できない作用である。また、本発明の張設
装置による固定作業は、棒状の押さえ部材の幅が溝穴の
幅と同程度であることから、大きな押し込み力を必要と
せず、熟練も必要としない簡単な作業である。
【0018】以下、図面を参照して、本発明の実施の一
形態について詳細に説明するが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。図1は、本発明の実施の一形態にお
ける、枠体上に柔軟シートを配置し、その上方に丸棒状
押さえ部材を配置した状態を示す断面図である。図2
は、丸棒状押さえ部材を柔軟シートとともに円筒状溝部
に押し込んだ状態を示す断面図である。図3は、図2の
状態から柔軟シートを固定する端部と反対側に引っ張っ
た状態を示す断面図である。
【0019】図中の符号1は枠体、2は狭隘幅の溝部、
3は円筒状の溝部、4は丸棒状の押さえ部材、5は柔軟
シート、aはa方向、bはb方向、2aはa側の狭隘幅
溝部、2bはb側の狭隘幅溝部、3aはa側の円筒状溝
内壁、5bはb側の柔軟シートを示す。
【0020】図1〜図3に示すように、枠体1上に柔軟
シート5を配置し、上方より丸棒状押さえ部材4によっ
て柔軟シート5を円筒状溝部まで押し込み(図2)、つ
いで柔軟シート5bをb方向に引っ張ると、図3に示す
ように、狭隘幅溝部2bを支点にして丸棒状押さえ部材
4は円筒状溝部3の内壁3aに持ち上げられる結果、該
丸棒状押さえ4は該内壁3aとの間に柔軟シート5を挟
み込んだ状態で内壁3a部分に押しつけられる。
【0021】この状態になると、狭隘幅の溝部2aがス
トッパーの役割を果して丸棒状の押さえ部材4は溝穴か
ら抜け出ることなく、柔軟シート5を溝穴内壁3a部分
に押しつけ固定する。ついで、このような緊張状態を維
持しながら、柔軟シートの反対側端部5bを同様に枠体
1の反対側溝穴に押し込み固定することによって、柔軟
シートを緊張状態で張設した戸構造体を容易に制作する
ことができる。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように、上記の構成を有
する本発明の張設装置によれば、柔軟シート体の端部を
棒状押さえ部材によって溝穴の筒状溝部に到達するまで
押し込んだ後、柔軟シートの反対側端部方向へ柔軟シー
トを引っ張るだけで、該溝穴の形状に依存して、筒状溝
穴内で棒状の押さえ部材が引張方向と反対側の前記狭隘
幅の溝部と筒状溝部の境界近傍の溝内壁に押しつけられ
ることとなり、その結果、柔軟シート端部を溝内に強固
に押圧固定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】枠体上に柔軟シートを配置し、その上方に丸棒
状押さえ部材を配置した状態を示す断面図である。
【図2】丸棒状押さえ部材を柔軟シートとともに円筒状
溝部に押し込んだ状態を示す断面図である。
【図3】図2の状態から柔軟シートを固定する端部と反
対側の端部方向に柔軟シートを引っ張った状態を示す断
面図である。
【符号の説明】
1:枠体、2:狭隘幅の溝部、3:円筒状溝部、4:丸
棒状押さえ部材、5:柔軟シート、a:a方向、b:b
方向、2a:a側の狭隘幅溝部、2b:b側の狭隘幅溝
部、3a:a側の円筒状溝内壁、5b:b側の柔軟シー
ト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟シート張設面外周に穿設されている
    連続溝穴を有する柔軟シート張設用体と、該溝穴内に柔
    軟シートを押し込み固定するための棒状押え部材とから
    なり、該溝穴は、その開口端縁から所定深さまでの該棒
    状押え部材の幅に略等しい幅の狭隘幅の溝部と、該狭隘
    幅の溝部から両側へ拡張した、前記棒状押え部材と同形
    状でかつ該押さえ部材の幅よりも大きい幅の空間を有し
    ていることを特徴とする、柔軟シート張設固定装置。
JP2001156136A 2001-04-18 2001-04-18 柔軟シート張設固定装置 Pending JP2002317589A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006336199A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Sekisui Jushi Co Ltd シート張りパネル
JP2008298189A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Fuji Seiko Kk 定流量弁

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