JP2009046843A - コンクリートの表層部に有底穴を開ける方法及び有底穴の穴開け作業に使用するアンカー金具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 有底穴を開ける方法が、コンクリート11に環状溝12を形成する第1工程と、環状溝12の中心部に環状溝12と略同深さのドリル穴13を形成する第2工程と、ドリル穴13の底部にアンカー金具14を施工する第3工程とからなり、アンカー金具を施工することによって環状溝12の底部に水平方向のひび割れを発生させ、これによって環状溝12の内側のコンクリート塊18を除去して円筒状有底穴19を形成する。アンカーの施工だけでは十分なひび割れが発生しない時は、施工されたアンカー金具を引き抜くとひび割れが発生する。
【選択図】 図3
Description
図4,図5はアンカー金具の第1実施例を示しており、図4は第1のアンカー金具の部品図、図5は同金具の施工状態を示す断面図である。
図6から図9はアンカー金具の第2実施例を示しており、図6は第2のアンカー金具の部品図、図7は組立てた状態を示す断面図、図8は図7のA−A断面図、図9は同金具の施工状態を示す断面図である。
図10,図11はアンカー金具の第3実施例を示しており、図10は第3のアンカー金具の部品図、図11は施工状態を示す断面図である。
第1実施例
a アンカー外径20,埋込深さ60,環状溝外径60,100,140
第2実施例
a アンカー外径28,埋込深さ50,環状溝外径60,140,200
b アンカー外径28,埋込深さ100,環状溝外径60,100,140,170
第3実施例
a アンカー外径25,埋込深さ50,環状溝外径60,100,140,170
b アンカー外径25,埋込深さ70,環状溝外径100,140,200,250
上記実験結果の数値は、いずれもmmである。実験は、各実施例において、外径が等しいアンカー金具を埋め込み深さを変えて実験施工したものであり、アンカー金具を同じ埋め込み深さに設定した場合に、複数の直径を有する有底穴が得られた。なお、実験に用いたコンクリートは、圧縮強度が245kg/cm2のものである。
11 コンクリート
12 環状溝
13 ドリル穴
14 アンカー金具
15 引抜き棒
16 コーン状コンクリート塊
17 コーン状有底穴
18 コンクリート塊
19 円筒状有底穴
100 第1のアンカー金具
110 第1のスリーブ本体
111 スリット
112 小径部
113 拡開部
114 第1の先鋭フランジ
115 雄ネジ
120 座金
130 ナット
140 押込み棒
200 第2のアンカー金具
201 フランジ付心棒
202 拡張部材
203 第2のスリーブ本体
204 C字リング
205 覆板材
206 連結用ピン
210 心棒部材
211 フランジ
212 拡張突起
213 雄ネジ
220 分割拡張部材
221 凹窪部
222 天板
223 通孔
224 外側環状溝
225 第2の先鋭フランジ
230 アンカー筒体
231 中央孔
232 回り止めピン
300 第3のアンカー金具
310 第3のスリーブ本体
311 スリット
312 第3の先鋭フランジ
320 拡張軸
321 拡張コーン部材
322 雄ネジ
Claims (11)
- コンクリートの表層部に有底穴を開ける方法であって、所望する有底穴と同径の環状溝(12)を形成する第1工程と、上記環状溝の中心部にドリル穴(13)を形成する第2工程と、上記ドリル穴にアンカー金具(14)を施工する第3工程とからなり、上記ドリル穴内でアンカー金具を施工し若しくはドリル穴に施工したアンカー金具を引き抜くことにより、アンカーの拡開位置に水平方向のひび割れを発生させ、これによって当該環状溝の内側のコンクリート塊を除去して円筒状有底穴を形成することを特徴とするコンクリートの表層部に有底穴を開ける方法。
- アンカー金具は、ドリル穴の底部付近で拡開させることにより、アンカー施工時に発生する衝撃荷重をドリル穴の底部に直接伝えないようにしたことを特徴とする請求項1に記載のコンクリートの表層部に有底穴を開ける方法。
- 第1のアンカー金具(100)が、第1のスリーブ本体(110)と押込み棒(140)とを有しており、上記第1のスリーブ本体は、先端開口部から軸方向に平行して複数のスリットを形成するとともに、先端部に筒体内径を小径に形成した拡開部(113)を設け、基端部の外周に雄ネジ(115)を形成したものであり、上記押込み棒は、先端部に尖り形状を形成したものであり、アンカーの施工に際し、上記第1のスリーブ本体の雄ネジをコンクリート表面から突出し、コンクリート表面から突出した雄ネジに座金を介してナットをねじ結合し、第1のアンカー金具の拡開部をドリル穴の穴底付近で拡開させることを特徴とする有底穴の穴開け作業に使用するアンカー金具。
- 第1のスリーブ本体(110)は、先端部外周に第1の先鋭フランジ(114)を形成したものであることを特徴とする請求項3に記載の有底穴の穴開け作業に使用するアンカー金具。
- 第2のアンカー金具(200)が、フランジ付心棒(201)と、拡張部材(202)と、第2のスリーブ本体(203)と、C字リング(204)とからなり、上記フランジ付心棒が、心棒部材(210)を有し、該心棒部材の一端にフランジ(211)を形成すると共に当該心棒部材の根もと部分に半径方向に突出する四つの拡張突起(212)を形成したものであり、上記拡張部材が、四つに分割された分割拡張部材(220)を有し、リング状に組立てられた内側部分に上記拡張突起の先端を接合させ、横方向に切断したときの厚みが一端から他端に向って次第に厚くなるように形成したものであり、上記第2のスリーブ本体が、アンカー筒体(230)を有し、該アンカー筒体に上記フランジ付心棒を挿入するものであり、上記拡張部材と対峙する側の端面に4本の回り止めピン(232)を設け、上記フランジ付心棒に上記拡張部材に嵌合した状態で当該フランジ付心棒を上記アンカー筒体に挿入し、上記拡張部材の外周部に上記C字リングを装着したことを特徴とする有底穴の穴開け作業に使用するアンカー金具。
- 拡張部材(202)は、リング状に組立てられたときにフランジ付心棒(201)の拡張突起(212)を嵌合する凹窪部(221)を設けて天板(222)を形成し、該天板に上記フランジ付心棒の心棒部材(210)が挿入できる通孔(223)を設けたことを特徴とする請求項5に記載の有底穴の穴開け作業に使用するアンカー金具。
- 拡張部材(202)は、外周部にC字リング(204)を装着するための外側嵌合溝(224)を形成したことを特徴とする請求項5又は6に記載の有底穴の穴開け作業に使用するアンカー金具。
- 拡張部材(202)は、先端の外周部に第2の先鋭フランジ(225)を形成したことを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載の有底穴の穴開け作業に使用するアンカー金具。
- 第2のアンカー金具(200)は、アンカーの施工に際し、アンカー筒体(230)の基端部をコンクリート表面と同高さに設置し、コンクリート表面から突出している心棒部材(210)を挿通した覆板材(205)と当該アンカー筒体とを連結用ピン(206)によって固定して両者を回転不可とし、拡張部材(202)をドリル穴の穴底付近で拡開させることを特徴とする請求項5から8のいずれかに記載の有底穴の穴開け作業に使用するアンカー金具。
- 第3のアンカー金具(300)が、第3のスリーブ本体(310)と拡張軸(320)とを有し、上記第3のスリーブ本体は、先端開口部から軸方向に平行して複数本のスリットを形成した拡開部を設けたものであり、上記拡開軸は、先端部に拡開コーン部材(321)を形成したものであり、アンカーの施工に際し、上記第3のスリーブ本体の基端部をコンクリート表面と同高さに設置し、コンクリート表面から突出している上記拡張軸の雄ネジに座金を介してナットをねじ結合し、第3のアンカー金具の拡開部をドリル穴の穴底付近で拡開させることを特徴とする有底穴の穴開け作業に使用するアンカー金具。
- 第3のスリーブ本体(310)は、先端外周部に第3の先鋭フランジ(312)を形成したものであることを特徴とする請求項10に記載の有底穴の穴開け作業に使用するアンカー金具。
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