JP2017187069A - 芯棒打込み式アンカー及びその施工方法 - Google Patents
芯棒打込み式アンカー及びその施工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017187069A JP2017187069A JP2016074295A JP2016074295A JP2017187069A JP 2017187069 A JP2017187069 A JP 2017187069A JP 2016074295 A JP2016074295 A JP 2016074295A JP 2016074295 A JP2016074295 A JP 2016074295A JP 2017187069 A JP2017187069 A JP 2017187069A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core rod
- main body
- type anchor
- driving type
- expanded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Dowels (AREA)
Abstract
Description
これによれば、専用打込棒が不要で施工が簡単である、取付物の上から施工できる、打込み完了状態の目視確認が可能であるという芯棒打込式アンカーの施工上のメリットを生かすことができる。同時に、本体の拡開部を拡張した後にナットを締め付けることによってアウタースリーブのアウター拡開部を追随拡張させ、アウター拡開部を穿孔の孔壁にさらに強く押し付けて食い込ませることが可能になり、本体の拡開部を介してアウター拡開部を拡開させることで、例えば振動によって本体に抜け出し方向の力が作用してもアウタースリーブの拡開力が低下することがなく、所要の引抜強度を持続的に維持することができ、アンカーの抜け出し、更にはアンカーで取り付けた取付物の落下を可及的に防止することができる。また、本体の拡開部を介してアウター拡開部を拡開させることで、本体に引抜方向の力が作用した場合にアウター拡開部がさらに拡開する追随拡張効果がある為、引抜強度自体も飛躍的に高くなる。また、既存の芯棒打込み式アンカーにアウタースリーブを外嵌するだけで構成できる簡単な構造であり、低コストで得ることができる。
これによれば、例えば溶接や接着或いはカシメ固定等でアウタースリーブと本体を固定することにより、輸送中や穿孔内への打込み途中で両者が分離したり、両者の位置ずれが生ずることを防止することができる。
これによれば、アウタースリーブと本体が施工中にズレることを防止することができる。また、位置ずれ防止部を設け、且つアウタースリーブと本体を固定する構成では、輸送中や穿孔内への打込み途中で両者が分離したり、両者の位置ずれが生ずることを防止することができると共に、万一アウタースリーブと本体を固定が外れたとしても、アウタースリーブと本体の施工中のズレを防止することができる。
これによれば、本発明の芯棒打込み式アンカーの効果を確実に得ることができる。
本発明による第1実施形態の芯棒打込み式アンカー1は、金属製のあと施工アンカーであり、図1及び図2に示すように、基端部の外周にボルト部21が設けられていると共に、先端部に先端側からスリット22が切り込まれて、片状に分割された拡開部23が設けられている略円筒状の本体2を有する。図示例では、先端側から4個のスリット22が周方向に略等間隔を開けて切り込まれ、スリット22によって片状に分割された4個の拡開部23が設けられている。
本発明による第2実施形態の芯棒打込み式アンカー1aは、第1実施形態で本体2とアウタースリーブ5を接着部6で固定する構成に代え、本体2aとアウタースリーブ5aをカシメ固定する構成としたものである。図4の例では、アウタースリーブ5aの基端部53aの正面側の略中央部分と背面側の略中央部分とに、内側に押し込まれるように変形されてカシメ部54aが形成されており、カシメ部54aが本体2aの中間部25aに食い込むように押し込まれることで、カシメ固定されている。
本発明による第3実施形態の芯棒打込み式アンカー1bは、第1実施形態で本体2とアウタースリーブ5を接着部6で固定する構成に代え、図5に示すように、本体2bの先端をアウタースリーブ5の先端よりも前方に延ばし、本体2bの先端に略ラッパ形状に外側に広がる張出部26bを位置ずれ防止部として設けたものである。張出部26bにより、本体2bに対するアウタースリーブ5の相対的な移動が規制され、位置ずれが防止される。
本発明による第4実施形態の芯棒打込み式アンカー1cは、第1実施形態で本体2とアウタースリーブ5を接着部6で固定する構成に代え、図6に示すように、アウタースリーブ5cの先端を本体2の先端よりも前方に延ばし、アウタースリーブ5cの先端に内側に屈曲する張出部55cを位置ずれ防止部として設けたものである。張出部55cにより、本体2に対するアウタースリーブ5cの相対的な移動が規制され、位置ずれが防止される。
本明細書開示の発明は、各発明、各実施形態の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な構成を本明細書開示の他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に本明細書開示の他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものを含むものであり、下記変形例も包含する。
Claims (4)
- 基端部にボルト部が設けられ、先端部にスリットが切り込まれて片状に分割された拡開部が設けられ、芯棒挿入孔が形成された本体と、
基端側から前記芯棒挿入孔に挿入された芯棒と、
先端部にアウタースリットが切り込まれて片状に分割されたアウター拡開部が設けられ、前記アウター拡開部が前記本体の前記拡開部の外周に配置されるようにして前記本体に外嵌されるアウタースリーブと
を備えることを特徴とする芯棒打込み式アンカー。 - 前記アウタースリーブと前記本体が固定されていることを特徴とする請求項1記載の芯棒打込み式アンカー。
- 前記アウタースリーブ若しくは前記本体に、前記本体若しくは前記アウタースリーブの位置ずれ防止部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の芯棒打込み式アンカー。
- コンクリート躯体に形成された穿孔に請求項1〜3の何れかに記載の芯棒打込み式アンカーを挿入して配置し、前記芯棒を前記拡開部の内側に打ち込んで前記拡開部を拡開させると共に前記拡開部に追随させて前記アウター拡開部を拡開させ、拡開した前記アウター拡開部を前記穿孔の孔壁に押し付ける工程を備えることを特徴とする芯棒打込み式アンカーの施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016074295A JP6779564B2 (ja) | 2016-04-01 | 2016-04-01 | 芯棒打込み式アンカー及びその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016074295A JP6779564B2 (ja) | 2016-04-01 | 2016-04-01 | 芯棒打込み式アンカー及びその施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017187069A true JP2017187069A (ja) | 2017-10-12 |
JP6779564B2 JP6779564B2 (ja) | 2020-11-04 |
Family
ID=60045493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016074295A Active JP6779564B2 (ja) | 2016-04-01 | 2016-04-01 | 芯棒打込み式アンカー及びその施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6779564B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020045348A1 (ja) | 2018-08-27 | 2020-03-05 | 雄治 土肥 | 拡開式アンカー及びこれに使用するスリーブ並びに施工方法 |
-
2016
- 2016-04-01 JP JP2016074295A patent/JP6779564B2/ja active Active
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020045348A1 (ja) | 2018-08-27 | 2020-03-05 | 雄治 土肥 | 拡開式アンカー及びこれに使用するスリーブ並びに施工方法 |
EP3845716A4 (en) * | 2018-08-27 | 2022-09-14 | Yuji Dohi | EXPANSION-TYPE ANCHOR, SLEEVE USED THEREOF, AND METHOD OF CONSTRUCTION |
US11867210B2 (en) | 2018-08-27 | 2024-01-09 | Yuji Dohi | Expansion-type anchor, sleeve used in same, and construction method |
JP7418676B2 (ja) | 2018-08-27 | 2024-01-22 | 雄治 土肥 | 拡開式アンカー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6779564B2 (ja) | 2020-11-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH081248U (ja) | 拡開アンカー | |
JP2013502551A (ja) | ブラインドリベット | |
JP2012159193A (ja) | コンクリート用アンカーボルトおよびこの基材への設置方法ならびにインパクトレンチ | |
JP2007198572A (ja) | 金属拡張アンカー、金属拡張アンカーの施工方法 | |
JP5606410B2 (ja) | 締結具 | |
JP5342118B2 (ja) | コンクリートの表層部に有底穴を開ける方法及び有底穴の穴開け作業に使用するアンカー金具 | |
US4634326A (en) | Expansion anchor | |
CN100414122C (zh) | 螺旋式锚定件 | |
KR101404938B1 (ko) | 펀칭작업이 필요없는 개선된 세트 앵커볼트 | |
JP2017187069A (ja) | 芯棒打込み式アンカー及びその施工方法 | |
JP2005105677A (ja) | あと施行アンカー工法 | |
JP7179423B2 (ja) | あと施工アンカー及びその設置構造 | |
JP7362210B2 (ja) | コンクリート用アンカーの施工方法 | |
JP2018035510A (ja) | あと施工アンカーの施工方法及びあと施工アンカー | |
JP2004116128A (ja) | コンクリート構造物接合材 | |
KR102378511B1 (ko) | 전개형 슬리브, 앵커 볼트, 및 세트 앵커 | |
JP2016223284A (ja) | アンカー、アンカーの製造方法、アンカーの施工方法、及びスリーブ打込治具 | |
JP2014218876A (ja) | 後施工アンカー、後施工アンカーの施工方法および後施工アンカーシステム | |
US9863248B2 (en) | Friction bolt | |
JP2010203097A (ja) | 壁面ボルト固定部材とその取り付け工法 | |
JP7246119B2 (ja) | あと施工アンカー及びその設置構造 | |
KR101404949B1 (ko) | 더블 캡 앵커볼트 | |
JP6704212B2 (ja) | あと施工アンカー及び取付物の取付方法 | |
KR101946032B1 (ko) | 슬리브 일체형 앵커볼트 | |
JP6174415B2 (ja) | あと施工アンカー及びその施工方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190204 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200108 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200608 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200622 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201013 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201013 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6779564 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |