JP6704212B2 - あと施工アンカー及び取付物の取付方法 - Google Patents
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これによれば、内装体の先端部に対応する雌ねじ部のねじ溝を変形させることにより、先端部まで雄ねじを締め込むと変形した雌ねじがボルトの雄ねじと強固に噛み合うこととなり、ねじの緩み止め、ボルトの抜け出しを防止することができる。また、接着剤樹脂等の別途の材料や施工が不要であり、低コストで、ねじの緩み止め、ボルトの抜け出しを防止できる。また、雄ねじを締め込んでいったときに雌ねじ部のねじ溝の変形箇所でトルクが大きくなるため、ボルト先端が内装体の先端部に到達したことが確認でき、容易且つ確実に施工管理を行うことができる。また、ねじの締め付けがきつくなるのは先端部のねじ溝の変形箇所だけであるため、締め込んでいく途中では、労力が増すことなく、締め込み作業の速度も維持することができ、高い施工効率を発揮することができる。また、雌ねじ部に螺合するボルトの種類は制限を受けることがなく緩みの心配もないので、例えばあと施工アンカーを天井部位に打ち込んで取付物を吊り下げるために用いる吊り用ボルトにも適用可能であり、汎用性に優れる。また、ねじ溝の変形箇所を内装体の先端部の外周の所定箇所をカシメ加工で押し潰すだけで形成することができるので、極めて簡単な加工作業でねじ溝の変形箇所を形成することができる。特に、内装体の先端部の外周に周方向に離間して複数個所にカシメ部を形成する場合には、簡単な加工作業で、雄ねじを螺合可能で且つ確実なねじの緩み止めを図れるねじ溝の変形箇所を形成することができる。
これによれば、拡開部材が全長に亘って略平行に拡開させる平行拡張型アンカーの定着力を最も有効に発揮させるには、ボルトが先端部まで到達して略平行な拡開が行われることが重要であるが、先端部まで雄ねじを締め込むと変形した雌ねじで締め込みがきつくなるため、作業者が先端部までねじを螺合したことを確実に確認することが出来、打込時の打音や手応えの判別に熟練していなくとも、平行拡張型アンカーの定着力を最大限発揮させることができる。
これによれば、雌ねじ部の長さを短くして加工費の削減、ねじ締め作業時のボルト回転回数の削減を図ることができる。即ち、拡開片を拡開するあと施工アンカーでは、雌ねじに螺合されるボルトが緩み止めがなされる内装体の先端部まで到達し、所定のねじの嵌め合い長さが確保されていれば雌ねじ部の長さを短くすることが可能となるため、雌ねじ部を短くしてコストとねじ締め作業を低減するものである。
これによれば、容易且つ確実な施工管理で、更に高い施工効率で、コンクリートに取付物を確実に取り付けることができる。
本発明による第1実施形態のあと施工アンカー1は、図1及び図2に示すように、軸方向に延びる雌ねじ部21を有する内装体2と、内装体2が先端側から内装され、内装体2の相対的な圧入によって径方向に拡開する拡開部材3とから構成される。
本発明による第2実施形態のあと施工アンカー1aは、図4及び図5に示すように、軸方向に延びる雌ねじ部51を有する内装体5と、内装体5が先端側から内装され、内装体5の相対的な圧入によって径方向に拡開する拡開部材6とから構成される。
本発明による第3実施形態のあと施工アンカー1bは、図7に示すように、内装体5の軸方向に延びる雌ねじ部51bが内装体5の先端寄りの一部だけに形成され、内装体5の貫通孔の雌ねじ部51bより後部56が雌ねじ部51bよりも大径の孔部になっており、それ以外は第2実施形態のあと施工アンカー1aと同様である。
本明細書開示の発明は、各発明、各実施形態の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な構成を本明細書開示の他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に本明細書開示の他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものを含むものであり、下記変形例も包含する。
Claims (5)
- 軸方向に延びる雌ねじ部を有する内装体と、
前記内装体が先端側から内装され、前記内装体の相対的な圧入によって径方向に拡開する拡開部材とから構成され、
前記雌ねじ部が前記内装体の先端部まで形成され、
前記先端部に対応する前記雌ねじ部のねじ溝が変形するようにして前記先端部の外周の所定箇所に押し潰した形状のカシメ部が形成されていることを特徴とするあと施工アンカー。 - 前記先端部の円周形状の外周面に前記カシメ部だけがへこんで形成されていることを特徴とする請求項1記載のあと施工アンカー。
- 前記内装体に後端に向かって漸次狭まるテーパ状の外周面が設けられ、
前記拡開部材に先端に向かって漸次拡がるテーパ状の内周面が設けられると共に、前記拡開部材に全長に亘ってスリットが切り込まれており、
前記内装体の前記テーパ状の外周面の前記拡開部材の前記内周面への相対的な圧入により、前記スリットの幅が広がって前記拡開部材が全長に亘って略平行に拡開することを特徴とする請求項1又は2記載のあと施工アンカー。 - 前記内装体の先端寄りの部分に後端に向かって漸次狭まるテーパ状の外周面が設けられ、
前記拡開部材の先端側にスリットで分割された拡開片が設けられ、
前記内装体の前記テーパ状の外周面の前記拡開部材の前記拡開片への相対的な圧入によって前記拡開片が拡開すると共に、
前記内装体の前記雌ねじ部が前記内装体の先端寄りの一部だけに形成されている拡開部材打込み式アンカーであることを特徴とする請求項1又は2記載のあと施工アンカー。 - 請求項1〜4の何れかに記載のあと施工アンカーをコンクリートに形成した孔に先端側から挿入する第1工程と、
前記拡開部材を孔奥に向かって打ち込み、前記内装体を相対的に圧入させて前記拡開部材を拡開する第2工程と、
ボルトの雄ねじ部を取付物に挿入するようにして前記雄ねじ部を前記内装体の前記雌ねじ部に螺合していき、前記雌ねじ部の前記ねじ溝の変形している箇所で締め付けがきつくなるまで前記雄ねじ部を前記雌ねじ部に螺合する第3工程と
を備えることを特徴とする取付物の取付方法。
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JP2016020565A JP6704212B2 (ja) | 2016-02-05 | 2016-02-05 | あと施工アンカー及び取付物の取付方法 |
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JP2017137726A JP2017137726A (ja) | 2017-08-10 |
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JP (1) | JP6704212B2 (ja) |
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2016
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JP2017137726A (ja) | 2017-08-10 |
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