JP2009046806A - 対震ストライク - Google Patents

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Abstract

【課題】ストライク板の嵩上げ寸法が変更されても、トロヨケへの支持ブラケットの挿入不能を回避でき、位置決めが可能となる対震ストライクを得る。
【解決手段】建物開口の縦枠21に設けられた凹部29に収容される角筒形状のトロヨケTと、トロヨケTに軸線方向から挿入されトロヨケTの両端から突出させた一対の固定片35が凹部29の開口縁37に固定される支持ブラケットBと、外力によって縦枠21の表面23に接近する方向に変形可能な傾斜板53a,53cを有し傾斜板の裾部55を縦枠21の表面23に当接して取り付けられることでトロヨケTを凹部29から引き上げて位置させるストライク板Sとを具備し、支持ブラケットBには挿入方向の抜脱を規制する第一位置決め突起63と、トロヨケTの底板67に穿設された係止穴73に挿入されて支持ブラケットBの挿入方向と反対方向の抜脱を規制する第二位置決め突起69とを突設した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デッドボルトが進入するストライク板が外力によって縦枠などの枠体の表面に接近する方向に変位可能な対震ストライクに関する。
マンション等の玄関扉においては、建物開口部分を構成する枠体の縦枠に錠受となる所謂ストライクを取り付け、この錠受に、扉側から進出させたデッドボルトを係脱させることにより、施解錠が行われている。近年では、地震等災害発生時に歪み変形する虞のある枠体に対して扉を確実に開放させて室外への避難を可能とするため、扉と縦枠の間に所定の間隙、例えばクリアランス=13mm程度を設けている。地震等災害発生時には、縦枠周辺の壁が破壊され、縦枠が変形して扉に接触する外力が発生するので、錠受は、所定以上の外力が加えられたとき、上記クリアランスが確保される方向に変形可能とする必要がある(例えば、特許文献1参照)。このように、所定以上の外力が発生したとき、錠受を変形させると、縦枠と扉の間に所定の隙間を確保でき、しかも錠受の係止孔に係止されている扉側のデッドボルトを離脱させることもできるので、扉の開放が補償されて室外への避難が容易となる。本明細書中では、このような外力に応じて変形可能となった錠受を「対震ストライク」と称する。
この種の対震ストライクとしては、トロヨケと、支持ブラケットと、ストライク板とを有するものがある。トロヨケは、建物開口の縦枠に形成された凹部に収容される略角筒形状に形成される。支持ブラケットは、トロヨケに軸線方向から挿入されて、トロヨケの両端から突出させた一対の固定片が凹部の開口縁に固定される。ストライク板は、外力によって変形可能な傾斜板を縁部分に有し、この傾斜板の裾部が縦枠の表面に当接して取り付けられることで、トロヨケを凹部から引き上げて位置させる。そして、支持ブラケットの挿入方向の両端には挿入方向に直交方向へ突出する位置決め突起が突設され、これら位置決め突起はトロヨケ上下の開口端に当接して、支持ブラケットの挿入方向及びその反対方向への抜脱を規制することで、支持ブラケットとトロヨケの挿入方向(上下方向)における相対的な位置決めを可能としていた。
特公平2−15715号公報
しかしながら、支持ブラケットの挿入方向両端に位置決め突起を突設した従来の対震ストライクは、支持ブラケットをトロヨケに挿入し、支持ブラケットの両端から凹部の奥行き方向へ突出する一対の位置決め突起を、角筒形状に形成したトロヨケの軸線方向両端の開口端に当接することで、支持ブラケットとトロヨケの挿入方向における相対的な位置決めを可能にするものの、例えば、縦枠の表面と扉との間隙が建具仕様によって狭くなる方向で変更されると、同一寸法のトロヨケを流用した場合、ストライク板の嵩上げ高さが低くなった分、トロヨケが凹部奥行き方向へ移動するため、その結果、位置決め突起の凹部奥行き方向の突出長さが足りなくなり、一対の位置決め突起がトロヨケの開口端に当接せず、支持ブラケットとトロヨケが位置決め不能となる不具合が生じた。
これに対し、位置決め突起の凹部奥行き方向の突出長さを長くすれば、トロヨケの挿入開口面積は同一であるため、支持ブラケットの挿入先端側に設けた位置決め突起がトロヨケの挿入開口端に当接してしまい、支持ブラケットがトロヨケへ挿入できなくなる問題が生じた。また、ストライク板の嵩上げ寸法は、変更となっても、デッドボルトの進入深さは一定であるため、異なる奥行き長のトロヨケを用意することは不経済となった。このため、同一のトロヨケを用いて、ストライク板の異なる嵩上げ高さに対応、すなわち、位置決め及び挿入組み付けが可能となる対震ストライクが必要であった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、縦枠等の枠体の表面と扉との間隙が異なる複数の建具仕様に応じ、ストライク板の嵩上げ寸法が変更される場合であっても、トロヨケへの支持ブラケットの挿入が不能となることを回避できる対震ストライクを提供することにある。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の対震ストライクは、建物開口の枠体21に形成された凹部29に収容される角筒形状のトロヨケTと、
該トロヨケTに軸線方向から挿入され該トロヨケTの両端から突出させた一対の固定片35が前記凹部29の開口縁37に固定される支持ブラケットBと、
外力によって変形可能な傾斜板53a,53b,53cを有し該傾斜板53a,53b,53cの裾部55が前記枠体21の表面23に当接して取り付けられることで前記トロヨケTを前記凹部29から引き上げて位置させるストライク板Sと、
を具備し、
前記支持ブラケットBには、挿入方向aの基端側で挿入方向aに直交方向へ突出し挿入開口端65に当接して該支持ブラケットBの挿入方向aの抜脱を規制する第一位置決め突起63と、該支持ブラケットBの底板67から挿入方向aに直交方向へ突出し前記トロヨケTの奥板71に穿設された係止穴73に進入して該支持ブラケットBの挿入方向aと反対方向の抜脱を規制する第二位置決め突起69と、が突設されたことを特徴とする。
この対震ストライクでは、枠体21の表面23と扉25との間隙Cが異なる建具仕様に応じ、ストライク板Sの嵩上げ寸法が変更される場合であっても、トロヨケTの挿入開口端65に第一位置決め突起63が当接して支持ブラケットBの挿入が不能となることが回避される。すなわち、従来、挿入方向aの先端側にも設けられていた位置決め突起が削除され、その代わりに設けられた第二位置決め突起69が当該削除される位置決め突起の働き、すなわち、挿入方向aと反対方向の抜脱規制作用を有する。これにより、従来、ストライク板Sの嵩上げ寸法の変更(減少)に伴って先端側に設けられていた位置決め突起の突出長が長くなり、当該位置決め突起がトロヨケTの挿入開口端65に当接して支持ブラケットBの挿入が不能となることが回避される。
請求項2記載の対震ストライクは、前記第二位置決め突起69が、前記支持ブラケットBの挿入方向aの基端側に配設されたことを特徴とする。
この対震ストライクでは、第一位置決め突起63と第二位置決め突起69の双方が支持ブラケットBの挿入方向aにおける基端側に配置されることとなり、支持ブラケットBの挿入方向aの先端側に第二位置決め突起69が設けられた場合の、支持ブラケット挿入開始段階及び挿入途中における第二位置決め突起69とトロヨケ内面との接触がなくなる。また、挿入方向の先端に第二位置決め突起69が存在しなくなり、傾斜姿勢での支持ブラケットBの挿入が可能となる。
請求項3記載の対震ストライクは、前記支持ブラケットBが、軸線31を上下方向にした前記トロヨケTの上方向から挿入されることを特徴とする。
この対震ストライクでは、トロヨケTの上方から支持ブラケットBを挿入した後、支持ブラケットBの第一位置決め突起63がトロヨケTの上端に位置した挿入開口端65に当接し、トロヨケTを持った場合であっても、トロヨケTからの支持ブラケットBの落下が防止される。
本発明に係る請求項1記載の対震ストライクによれば、枠体の凹部に収容されるトロヨケと、トロヨケに挿入されトロヨケの両端から突出させた一対の固定片が凹部の開口縁に固定される支持ブラケットと、外力によって変形可能な傾斜板を有しこの傾斜板の裾部が枠体の表面に当接して取り付けられることでトロヨケを凹部から引き上げて位置させるストライク板とを具備し、支持ブラケットには挿入方向の抜脱を規制する第一位置決め突起と、トロヨケの底板に穿設された係止穴に挿入されて支持ブラケットの挿入方向と反対方向の抜脱を規制する第二位置決め突起とを突設したので、枠体の表面と扉との間隙が異なる建具仕様に応じ、ストライク板の嵩上げ寸法が変更される場合であっても、従来、挿入方向の先端側にも設けられていた位置決め突起が削除され、その代わりに設けられた第二位置決め突起が当該削除される位置決め突起の働き、すなわち、挿入方向と反対方向の抜脱規制作用を有することで、従来、ストライク板の嵩上げ寸法の変更、例えば減少などに伴って先端側に設けられていた位置決め突起の突出長が長くなり、トロヨケの挿入開口端に当該突起が当接して支持ブラケットの挿入が不能となることを回避できる。つまり、枠体の表面と扉との間隙が異なる仕様の建具に柔軟に対応可能となる対震ストライクを得ることができる。
請求項2記載の対震ストライクによれば、第二位置決め突起が支持ブラケットの挿入方向の基端側に配設されたので、第一位置決め突起と第二位置決め突起の双方が支持ブラケットの挿入方向における基端側に配置されることとなり、支持ブラケットの挿入方向の先端側に第二位置決め突起が設けられた場合の、支持ブラケット挿入開始段階及び挿入途中における第二位置決め突起とトロヨケ内面との接触をなくし、支持ブラケットの挿入性を良好にできる。また、挿入方向の先端に第二位置決め突起が存在しないので、傾斜姿勢での支持ブラケットの挿入が可能となり、これによっても挿入性が良好となる。
請求項3記載の対震ストライクによれば、支持ブラケットが、軸線を上下方向にしたトロヨケの上方向から挿入されるので、トロヨケの上方から支持ブラケットを挿入した後、トロヨケの上下端から突出した上下それぞれの固定片を凹部の開口縁に固定する際、支持ブラケットの第一位置決め突起がトロヨケの上端に位置した挿入開口端に当接し、トロヨケを持った場合であっても、トロヨケからの支持ブラケットの落下が防止され、取り付け作業性を良好にできる。また、この状態では、第二位置決め突起も係止穴に係止するので、固定片を持った場合であっても、支持ブラケットからのトロヨケの落下が防止される。
以下、本発明に係る対震ストライクの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る対震ストライクの縦断面図である。
本実施の形態による対震ストライク100は、不図示の建物開口の枠体である縦枠21に取り付けられる。縦枠21の表面23と、扉25の木口面27との間には間隙であるクリアランスCが、例えば10mm設けられている。対震ストライク100は、トロヨケTと、支持ブラケットBと、ストライク板Sとを主要な構成部材として有している。
図2は図1示したストライク板、トロヨケ、支持ブラケットの斜視図、図3は図2に示したトロヨケと支持ブラケットの分解斜視図、図4は第一位置決め突起及び第二位置決め突起近傍の要部拡大縦断面図である。
トロヨケTは、角筒形状に形成され、縦枠21に設けられた図1に示す凹部29に、軸線31(図3参照)を上下方向にして収容され、縦枠21の表面23に対向する図3に示す側面33には開口穴34が穿設されている。
支持ブラケットBは、トロヨケTに軸線方向(図3の矢印a方向)から挿入され、トロヨケTの両端から突出させた一対の固定片35,35が、凹部29の開口縁37に固定ビス39にて固定され、トロヨケTを凹部29の奥行き方向(図1の矢印b方向)へ可動自在に外挿している。図3中、41は固定ビス39の挿通穴、43はトロヨケTにビス45(図1参照)にて固定されるガイド部材47(図1参照)との干渉を回避するための切欠部を示す。
ストライク板Sは、図2に示す矩形状の正面板49に、開口穴34に一致するストライク穴51を有する。このストライク板Sには、扉25の木口面27から進出する不図示のデッドボルトが進入する。正面板49の三方の辺部には傾斜板53a,53b,53cが折曲形成され、傾斜板53a,53b,53cは外力によって縦枠21の表面23に接近する方向に変形可能となる。また、正面板49の一方の辺部には垂直折曲板53d(図1参照)が形成され、垂直折曲板53dは縦枠21の表面23に垂直な不図示の縦枠側面に沿って配置される。
ストライク板Sは、傾斜板53a,53b,53cの裾部55が縦枠21の表面23に当接され、固定ビス57によってトロヨケTに取り付けられることで、図1に示すように、トロヨケTを凹部29から縦枠21の表面23に接近する方向に引き上げて位置させる。図2中、59は固定ビス57の挿通穴、61は固定ビス57が螺合する雌ネジを示す。
支持ブラケットBには、第一位置決め突起63が突設されている。第一位置決め突起63は、支持ブラケットBの挿入方向の基端側(図3の上端側)で、挿入方向aに直交する方向へ突出し、図4に示すように、トロヨケTの挿入開口端65に当接して、支持ブラケットBの挿入方向への抜脱を規制する。つまり、第一位置決め突起63が挿入開口端65に当接することで、支持ブラケットBが下方へ通過して脱落しなくなる。
また、支持ブラケットBの底板67には挿入方向aに直交する方向へ突出する図4に示す第二位置決め突起69が突設され、第二位置決め突起69はトロヨケTの奥板71に穿設された係止穴73に進入して、支持ブラケットBの挿入方向aと反対方向の抜脱を規制している。図3中、75はトロヨケTの奥行き方向bへの移動を容易にする摩擦低減リブを示す。
第二位置決め突起69は、支持ブラケットBの挿入方向aの基端側に配設されている。これにより、第一位置決め突起63と第二位置決め突起69の双方が支持ブラケットBの挿入方向aにおける基端側に配置されることとなり、支持ブラケットBの挿入方向の先端側(図1においての下端側)に第二位置決め突起が設けられた場合の、支持ブラケット挿入開始段階及び挿入途中における第二位置決め突起とトロヨケ内面との接触をなくし、支持ブラケットBの挿入性を良好にしている。また、挿入方向aの先端に第二位置決め突起が存在しないので、傾斜姿勢での支持ブラケットBの挿入が可能となり、これによっても挿入性が良好となっている。
また、支持ブラケットBは、図3に示すように、軸線31を上下方向にしたトロヨケTの上方向から挿入される。これにより、トロヨケTの上方から支持ブラケットBを挿入した後、トロヨケTの上下端から突出した上下それぞれの固定片35,35を凹部29の開口縁37に固定する際、支持ブラケットBの第一位置決め突起63がトロヨケTの上端の挿入開口端65に当接し、トロヨケTを持った場合であっても、トロヨケTからの支持ブラケットBの落下が防止され、取り付け作業性を良好にできる。また、この状態では、第二位置決め突起69も係止穴73に係止するので、固定片35,35を持った場合であっても、支持ブラケットBに外挿したトロヨケTの落下が防止される。
次に、上記構成の対震ストライク100の組立手順を説明する。
図5は支持ブラケット挿入前の組立手順説明図、図6は支持ブラケットの挿入終了前の組立手順説明図、図7は支持ブラケットの挿入が終了した状態の組立手順説明図、図8は支持ブラケットとトロヨケが組み付け完了した状態の組立手順説明図である。
対震ストライク100を縦枠21の凹部29に取り付けるには、先ず、図5に示すように、軸線31が上下方向となるように配置したトロヨケTの上部挿入開口端65に、支持ブラケットBの挿入方向先端(第一位置決め突起63が設けられていない側の端)を挿入する。
縦枠21の表面23と扉25との間隙Cが建具仕様によって、従来の13mmから本実施の形態の10mmへと狭くなった場合、同一寸法のトロヨケTを流用した場合に、ストライク板Sの嵩上げ高さが−3mm低くなった分、トロヨケTが凹部29の奥行き方向bへ移動することとなり、その結果、従来の位置決め突起の凹部奥行き方向の突出長さが足りなくなり、当該位置決め突起ではトロヨケTの挿入開口端65に当接せず、支持ブラケットBとトロヨケTが位置決め不能となる。このため、本実施の形態では、第一位置決め突起63の凹部奥行き方向bの突出長さが3mm長くなっている。トロヨケTの挿入開口端65の面積は同一であるため、支持ブラケットBの挿入先端側に3mm長くなった第一位置決め突起63が設けられていると、第一位置決め突起63がトロヨケTの挿入開口端65に当接してしまい、支持ブラケットBがトロヨケTへ挿入できなくなる。本実施の形態では、図5に示すように、支持ブラケットBの挿入先端側に第一位置決め突起63が設けられていないので、このような挿入不能となる事態が回避される。
次いで、図6に示すように、第二位置決め突起69が挿入開口端65の近傍に達したら、トロヨケTを第二位置決め突起69の突出分、奥行き方向bへ移動させて、第二位置決め突起69と挿入開口端65との干渉を回避させて、図7に示すように、下方の固定片35がトロヨケTの下端から突出するまで支持ブラケットBを挿入する。
支持ブラケットBの挿入は、第一位置決め突起63が挿入開口端65に当接した図7に示す段階で阻止され、それ以上の挿入が不能となる。これにより、トロヨケTと支持ブラケットBの挿入方向の位置決めが完了したこととなる。この際、第二位置決め突起69は、係止穴73に一致して配置される。
次いで、図8に示すように、トロヨケTを、奥行き方向bと反対方向(図8の左方向)へ移動することにより、支持ブラケットBの第二位置決め突起69に係止穴73が進入し、トロヨケTに対する支持ブラケットBの挿入方向aと反対方向(図8の上方向)の抜脱が規制されることとなる。
このように、上記の対震ストライク100では、縦枠21の表面23と扉25との間隙Cが異なる建具仕様に応じ、ストライク板Sの嵩上げ寸法が変更される場合であっても、トロヨケTの挿入開口端65に第一位置決め突起63が当接して支持ブラケットBの挿入が不能となることが回避される。すなわち、従来、挿入方向aの先端側にも設けられていた位置決め突起が削除され、その代わりに設けられた第二位置決め突起69が当該削除される位置決め突起の働き、すなわち、挿入方向aと反対方向の抜脱規制作用を有する。これにより、従来、ストライク板Sの嵩上げ寸法の変更、例えば、減少に伴って先端側に設けられていた位置決め突起の突出長が長くなり、当該位置決め突起がトロヨケTの挿入開口端65に当接して支持ブラケットBの挿入が不能となることが回避される。
したがって、この対震ストライク100によれば、縦枠21の凹部29に収容されるトロヨケTと、トロヨケTに挿入されトロヨケTの両端から突出させた一対の固定片35,35が凹部29の開口縁37に固定される支持ブラケットBと、外力によって変形可能な傾斜板53a,53b,53cを有しこの傾斜板53a,53b,53cの裾部55が縦枠21の表面23に当接して取り付けられることでトロヨケTを凹部29から引き上げて位置させるストライク板Sとを具備し、支持ブラケットBには挿入方向aの抜脱を規制する第一位置決め突起63と、トロヨケTの底板67に穿設された係止穴73に挿入されて支持ブラケットBの挿入方向aと反対方向の抜脱を規制する第二位置決め突起69とを突設したので、縦枠21の表面23と扉25との間隙Cが異なる建具仕様に応じ、ストライク板Sの嵩上げ寸法が変更される場合であっても、支持ブラケットBの挿入が不能となることを回避でき、支持ブラケットBとトロヨケTとを位置決めすることができる。この結果、間隙Cが異なる仕様の建具に、柔軟に対応可能となる対震ストライク100を得ることができる。
本発明に係る対震ストライクの縦断面図である。 図1示したストライク板、トロヨケ、支持ブラケットの斜視図である。 図2に示したトロヨケと支持ブラケットの分解斜視図である。 第一位置決め突起及び第二位置決め突起近傍の要部拡大縦断面図である。 支持ブラケット挿入前の組立手順説明図である。 支持ブラケットの挿入終了前の組立手順説明図である。 支持ブラケットの挿入が終了した状態の組立手順説明図である。 支持ブラケットとトロヨケが組み付け完了した状態の組立手順説明図である。
符号の説明
21…枠体(縦枠)
23…表面
29…凹部
31…軸線
35…固定片
37…開口縁
53a,53b,53c…傾斜板
55…裾部
63…第一位置決め突起
65…挿入開口端
67…底板
69…第二位置決め突起
71…奥板
73…係止穴
100…対震ストライク
B…支持ブラケット
b…奥行き方向
S…ストライク板
T…トロヨケ

Claims (3)

  1. 建物開口の枠体に形成された凹部に収容される角筒形状のトロヨケと、
    該トロヨケに軸線方向から挿入され該トロヨケの両端から突出させた一対の固定片が前記凹部の開口縁に固定される支持ブラケットと、
    外力によって変形可能な傾斜板を有し該傾斜板の裾部が前記枠体の表面に当接して取り付けられることで前記トロヨケを前記凹部から引き上げて位置させるストライク板と、
    を具備し、
    前記支持ブラケットには、挿入方向の基端側で挿入方向に直交方向へ突出し挿入開口端に当接して該支持ブラケットの挿入方向の抜脱を規制する第一位置決め突起と、該支持ブラケットの底板から挿入方向に直交方向へ突出し前記トロヨケの奥板に穿設された係止穴に進入して該支持ブラケットの挿入方向と反対方向の抜脱を規制する第二位置決め突起と、が突設されたことを特徴とする対震ストライク。
  2. 前記第二位置決め突起が、前記支持ブラケットの挿入方向の基端側に配設されたことを特徴とする請求項1記載の対震ストライク。
  3. 前記支持ブラケットが、軸線を上下方向にした前記トロヨケの上方向から挿入されることを特徴とする請求項2記載の対震ストライク。
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