JP2020090773A - 建具 - Google Patents
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Abstract
Description
上枠5は、図2に示すように、室外側端部に室外側壁22を垂下して設けてあり、室外側壁22の室内側に外障子2の上部を案内するレール6が垂下して設けてある。さらに上枠5は、室内外方向の中間に中間垂下片23を有し、室内側端部に室内側壁24が垂下して設けてあり、中間垂下片23と室内側壁24との間の溝25に内障子20の上部を案内している。中間垂下片23と室内側壁24の下部にはタイト材ホルダー26が設けられ、タイト材ホルダー26にタイト材27が室外側に向けて取付けてあり、各タイト材27が外障子2の室内側面と内障子20の室内側面にそれぞれ当接している。
さらに上障子ストッパー3は、図7に示すように、底壁63の室外側寄りの位置に雌ねじ孔42が設けてあり、雌ねじ孔42の室内側に隣接する位置に爪12が上向きに突出して設けてある。爪12は、初期状態では、図5(b)と図7(e)に示すように、根元から室外側に傾斜しており、上端部に室内側に向けて突出する係止部43を有している。さらに上障子ストッパー3は、雌ねじ孔42の爪12と反対側(室外側)に隣接して、後述するねじ11が当接する当接部44が設けてある。
上障子ストッパー3は、枠1の内周側から上枠5のレール6の切欠き7,7に係合させて取付けた後、図5(a)に示すように、底壁63の雌ねじ孔42に枠1の内周側からねじ11を螺入することで、爪12がねじ11に押されて根元から室内側に曲がり、爪12の上端部に形成された係止部43をレール6の角孔13に係止させてある。これにより上障子ストッパー3は、レール6から抜けないように左右方向及び上下方向に動かないように固定されている。さらに上障子ストッパー3は、ねじ11の爪12と反対側にねじ11が当接する当接部44が設けてあることで、ねじ11の傾きを規制して、ねじ11で爪12を確実に押すことができ、爪12がレール6の角孔13に係止した状態を維持できる。ねじ11を取外すと、図5(b)に示すように、爪12の係止部43がレール6の角孔13から抜けるので、上障子ストッパー3を枠1内周側に向けて取外すことができる。
さらに下障子ストッパー4は、図8,9に示すように、外レール9の室外側に上壁47より垂下して角柱状の垂下部48が設けてあり、垂下部48を室内外方向に貫通して雌ねじ孔49が設けてある。
下障子ストッパー4は、枠1の内周側から下枠8の外レール9の切欠き10,10に係合させて取付けた後、図9(b)に示すように、雌ねじ孔49に室外側からねじ14を螺入し、図9(a)に示すように、ねじ14を外レール9の長孔15に係止させることで、外レール9から抜けないように左右方向及び上下方向に動かないように固定されている。下障子ストッパー4は、ねじ14の周囲に外レール9に当接する当接部62を有しており、これによりねじ14のぐらつきを規制して外レール9に強固に固定できる。ねじ14を取外すと、ねじ14が外レール9の長孔15から抜けるので、下障子ストッパー4を枠1内周側に向けて取外すことができる。
クサビ50は、図15に示すように、側面の上下二箇所にポッチ52a,52bが設けてある。クサビ50を上障子ストッパー3に嵌め込むと、下側のポッチ52aが上障子ストッパー3の段部53(図14(e)参照)に係止して、クサビ50が固定される。上側のポッチ52bは、クサビ50を外したときに上障子ストッパー3の段部53に係止することで、クサビ50が抜け落ちるのを防止するためのものである。
下障子ストッパー4についても、ねじ14の代わりにクサビを用いるものとすることができる。
このように振れ止め部品16に矩形溝55が上下方向に設けてあることで、図19に示すように、矩形溝55より縦框17,35の中空部54内に外気が導入されて中空部54内が外気と等圧になり、縦框17,35のガラス保持溝36の底壁にも通気孔56が設けてあって、通気孔56を通じてガラス保持溝36内に外気が導入され、ガラス保持溝36内が外気と等圧となっている。このように、ガラス保持溝36内が外気と等圧になっていることで、ガラス保持溝36内に雨水が入ってくるのを防ぐことができ、水密性が確保できる。
クサビ19を取付けない状態では、図17に示すように、振れ止め部品16の溝18は、レール6の厚みに対してクリアランス60を持たせてあるが、図16に示すように、振れ止め部品16の室内側の矩形溝55と縦框17,35の室内側壁との間にクサビ19を差し込むことで、振れ止め部品16の室内側壁がクサビ19に押されて根元から室外側に曲がるように変形し、それに伴って溝18上部の幅が狭くなった部分の溝幅が狭められ、レール6とのクリアランスがほとんどない状態になっており、これにより外障子2の室内外方向のガタつきを防止できる。また、このように室内側にクサビ19を差し込んで溝18を狭めると、図18(b)に示すように、外障子2が室内側に引き付けられ(図中の矢印61参照)、外障子2にタイト材27が強く当たるようになるので、水密性・気密性が向上する。
上障子ストッパー3は、係止部材11,50の爪12と反対側に係止部材11,50が当接する当接部44が設けてあることで、係止部材11,50の傾きを規制して、係止部材11,50で爪12を確実に押すことができ、爪12がレール6の孔13に係止した状態を維持できる。
係止部材11,50を枠1の内周側から着脱できるため、レール6の室外側に室外側壁22があっても、係止部材11,50の着脱が容易に行える。
下障子ストッパー4は、係止部材14の周囲にレール9に当接する当接部62を有していることで、係止部材14のぐらつきを規制してレール9に強固に固定できる。
クサビ19は、振れ止め部品16の溝18の室外側部又は室内側部と縦框17,35の間に差し込んであることで、障子2の室内外方向のガタつきを確実に防止することができる。クサビ19を、溝18の室内側部と縦框17,35の間に差し込むと、障子2の室内外方向のガタつきを防止できることに加え、障子2を室内側に引き寄せることができるので、水密性・気密性が向上する。
また、本建具は、振れ止め部品16に形成された矩形溝55と、縦框17,35のガラス保持溝36の底壁に形成された通気孔56により、障子2のガラス保持溝36内に外気を導入し、ガラス保持溝36内を外気と等圧にしたことで、ガラス保持溝36内に雨水が入るのを防ぎ、水密性が確保できる。
2 外障子(障子)
3 上障子ストッパー(障子ストッパー)
4 下障子ストッパー(障子ストッパー)
5 上枠(横枠)
6 レール
7 切欠き
8 下枠(横枠)
9 外レール(レール)
10 切欠き
11 ねじ(係止部材)
12 爪
13 角孔(孔)
14 ねじ(係止部材)
15 長孔(孔)
16 振れ止め部品
17 召合せ框(縦框)
18 溝
19 クサビ
50 クサビ(係止部材)
Claims (1)
- 枠と障子とを備え、障子は縦框の長手方向端部に振れ止め部品を有し、振れ止め部品は、枠のレールが挿入される溝を有し、振れ止め部品と縦框の間にクサビを差し込んで溝を狭めてあることを特徴とする建具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018226168A JP7061957B2 (ja) | 2018-12-03 | 2018-12-03 | 建具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018226168A JP7061957B2 (ja) | 2018-12-03 | 2018-12-03 | 建具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020090773A true JP2020090773A (ja) | 2020-06-11 |
JP7061957B2 JP7061957B2 (ja) | 2022-05-02 |
Family
ID=71012485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018226168A Active JP7061957B2 (ja) | 2018-12-03 | 2018-12-03 | 建具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7061957B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020122367A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | 株式会社Lixil | サッシ |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2018
- 2018-12-03 JP JP2018226168A patent/JP7061957B2/ja active Active
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7061957B2 (ja) | 2022-05-02 |
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