JP2006194063A - 雨戸の戸板外れ防止具、及び、シャッタ装置のスラット板外れ防止具 - Google Patents

雨戸の戸板外れ防止具、及び、シャッタ装置のスラット板外れ防止具 Download PDF

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【課題】 台風等の強風発生時において、戸板が外れてしまうことを防止する戸板外れ防止具を提供する。
【解決手段】 戸板外れ防止具10は、全体が長尺状の本体部11と、当該本体部11の長手方向の一端の側面に固定された第1の止着部材12と、当該本体部11の長手方向の他端の側面に固定された第2の止着部材13と、本体部11の側面に設けられた緩衝部材14とから構成されている。この戸板外れ防止具は、雨戸枠の大きさに合わせて伸縮が可能であり、薄板状の第1の止着部材12及び第2の止着部材13を雨戸枠2と戸板3の間に差し込むことにより、固定されていることから他の道具を用いることなく、簡便な着脱を容易にしている。また、戸板幅中央部の雨戸枠上下に架け渡して固定することにより、強風に弱い戸板中央部分を防護し、雨戸枠の補強を行って戸板が外れるのを防止している。
【選択図】図2

Description

本発明は、戸板が雨戸枠から外れることを防止する戸板外れ防止具、及び、シャッタ装置のスラット板がサッシ枠から外れることを防止するスラット板外れ防止具に関するものである。
雨戸やシャッタ装置は、建物の、例えば窓開口部に取付けられ、風雨を防いだり、防犯のために使用されている。
しかしながら、台風等の強風が発生すると雨戸の戸板が雨戸枠から外れて飛ばされてしまったり、シャッタ装置のスラット板がサッシ枠から外れて飛ばされてしまうことがある。
そこで、強風発生時において、例えば戸板が外れてしまうことを防止する戸板外れ防止具が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に示された従来の戸板外れ防止具は、棒状となっており、その上端を雨戸上枠にねじ止めし、その下端を雨戸下枠にねじ止めすることにより、雨戸を固定するものである。
特開平9−203280号公報
ところで、例えば2004年における四国地方のように1年間に6回の台風に見舞われた場合、戸板外れ防止具を何度も取り付けたり、取り外したりしなければならない。
しかしながら、特許文献1に示される従来の戸板外れ防止具は、取り付け及び取り外し作業にねじ止めを必要とすることからその作業ははなはだ面倒であり、1年間に何度も取り付け取り外しをするのはユーザにとってとても億劫である。
本発明の目的は、以上のような問題を解決し、雨戸、シャッタ装置への取り付け及び取り外し作業が非常に簡単であり、また、どのようなサイズの雨戸、シャッタ装置に対しても自在に取り付けが可能な戸板及びスラット板の外れ防止具を提供することである。
本発明に係る戸板外れ防止具は、戸板と当該戸板が嵌め込まれる雨戸枠とを有する雨戸に対して取り付けられ、上記戸板が上記雨戸枠から外れることを防止する戸板外れ防止具であって、上側止着部材が設けられた上側基体と、下側止着部材が設けられた下側基体と、上記上側基体と上記下側基体とを連結する連結部とを備え、上記上側止着部材は、上記上側基体における下側基体が連結されていない方の端部に固定されており、戸板上側辺が嵌め込まれる雨戸上枠と戸板との隙間に挿入可能とされ、上記下側止着部材は、上記下側基体における上側基体が連結されていない方の端部に固定されており、戸板下側辺が嵌め込まれる雨戸下枠と戸板との隙間に挿入可能とされ、上記連結部は、上記上側止着部材と上記下側止着部材との間隔を変化可能とするとともに、上記上側止着部材と上記下側止着部材とが離れる方向に付勢した状態で、上記上側基体と上記下側基体とを連結していることを特徴とする。
また、本発明に係るスラット板外れ防止具は、スラット板と当該スラット板が嵌め込まれるサッシ枠とを有するシャッタ装置に対して取り付けられ、上記スラット板が上記サッシ枠から外れることを防止するスラット板外れ防止具において、左側止着部材が設けられた左側基体と、右側止着部材が設けられた右側基体と、上記左側基体と上記右側基体とを連結する連結部とを備え、上記左側止着部材は、上記左側基体における右側基体が連結されていない方の端部に固定されており、スラット板左側辺が嵌め込まれる左サッシ枠とスラット板との隙間に挿入可能とされ、上記右側止着部材は、上記右側基体における左側基体が連結されていない方の端部に固定されており、スラット板右側辺が嵌め込まれる右サッシ枠とスラット板との隙間に挿入可能とされ、上記連結部は、上記左側止着部材と上記右側止着部材との間隔を変化可能とするとともに、上記左側止着部材と上記右側止着部材とが離れる方向に付勢した状態で、上記左側基体と上記右側基体とを連結していることを特徴とする。
本発明に係る戸板外れ防止具では、長尺状の部材の両端に例えば薄板状の止着部材を設け、その止着部材を上下の雨戸枠と戸板との隙間に挿入して長尺状の部材を雨戸の外側から固定することにより、雨戸が外れるのを防止している。
同時に本発明に係る戸板外れ防止具では、長尺状の部材は長手方向の長さが変化可能となっているとともに長手方向の外側に向けて付勢されている。
このことにより本発明に係る戸板外れ防止具では、雨戸に対する取り付け及び取り外し作業が非常に簡単であり、さらに、どのようなサイズの雨戸に対しても自在に取り付けが可能となる。
また、本発明に係るスラット板外れ防止具では、戸板外れ防止具と同様に、長尺状の部材の両端に例えば薄板状の止着部材を設け、その止着部材を左右のサッシ枠とスラット板との隙間に挿入して長尺状の部材をシャッタ装置の外側から固定することにより、シャッタ装置のスラット板が外れるのを防止している。
本発明に係るスラット板外れ防止具では、長尺状の部材は長手方向の長さが変化可能となっているとともに長手方向の外側に向けて付勢されている。
このことにより本発明に係るスラット板外れ防止具では、シャッタ装置に対する取り付け及び取り外し作業が非常に簡単であり、さらに、どのようなサイズのシャッタ装置に対しても自在に取り付けが可能となる。
以下、本発明が適用された雨戸の戸板外れ防止具について図面を参照して説明をする。
(戸板外れ防止具を雨戸に取り付けた状態)
図1は、本発明が適用された戸板外れ防止具10が、雨戸1に取り付けられた状態を示した図である。
戸板外れ防止具10は、図1に示すように、全体が長尺状となっており、長手方向を縦に向けた状態で雨戸1の雨戸枠2に取り付けられ、戸板3の上端から下端に垂直に架け渡されて当該戸板3を固定している。このとき、戸板外れ防止具10は、長手方向の上端が雨戸上枠4に固定され、下端が雨戸下枠5に固定されるので、戸板3が雨戸枠から外れないように固定される。
(全体構成)
図2は、本発明が適用された戸板外れ防止具10の外観斜視図である。
戸板外れ防止具10は、全体が長尺状の本体部11と、当該本体部11の長手方向の一端(雨戸1に取り付けられたときに上側に位置する方の端部。以下、上端と呼ぶ。)の側面に固定された第1の止着部材12と、当該本体部11の長手方向の他端(雨戸1に取り付けられたときに下側に位置する方の端部。以下、下端と呼ぶ。)の側面に固定された第2の止着部材13と、本体部11の側面に設けられた緩衝部材14とから構成されている。
本体部11は、長手方向(図2中Y,Y方向)に伸縮するとともに、長手方向の外側に向けて例えばバネにより付勢がされている。従って、本体部11は、第1の止着部材12と第2の止着部材13との間隔が自在に変化するとともに、第1の止着部材12と第2の止着部材13とをその間隔が離れるように付勢がされている。また、本体部11は、ステンレス又はアルミニウム等又はこれらの材料と同等の強度を有する材料から形成されている。
第1の止着部材12及び第2の止着部材13は、薄板状の形状となっている。第1の止着部材12及び第2の止着部材13は、ステンレス又はアルミニウム等又はこれらの材料と同等の強度を有する材料から形成されている。
第1の止着部材12は、一方の面が本体部11の上端の側面部分に接合されていることにより、当該本体部に取り付けられている。第2の止着部材13は、一方の面が本体部11の下端の側面部分に接合されていることにより、当該本体部に取り付けられている。第1の止着部材12及び第2の止着部材13は、その主面が本体部11の長手方向(図2中Y,Y方向)に対して平行となり、且つ、互いの主面同士が平行となるように本体部11に設けられている。
第1の止着部材12及び第2の止着部材13は、このように本体部11に設けられていることによって、当該戸板外れ防止具10を雨戸1に取り付けたときに、その主面の全体が戸板3の主面に対して突き当てられることとなる。
また、第1の止着部材12及び第2の止着部材13は、本体部11の末端位置より外側にはみ出した状態で、すなわち、長尺状の本体部11の端面より一部分が外側に突出した状態で、本体部11に設けられている。また、第1の止着部材12は、その厚さが、戸板3の外側主面と雨戸上枠4との間の隙間の間隔とほぼ同等の厚さとなっている。また、第2の止着部材13は、その厚さが、戸板3の外側主面と雨戸下枠5との間の隙間の間隔とほぼ同等の厚さとなっている。
このため、第1の止着部材12は、本体部11の端面よりはみ出ている部分が、戸板3の外側主面と雨戸上枠4との間の隙間に挿入可能となる。また、第2の止着部材13は、本体部11の端面よりはみ出ている部分が、戸板3の外側主面と雨戸上枠4との間の隙間に挿入可能となる。
緩衝部材14は、本体部11の第1の止着部材12及び第2の止着部材13が設けられている側面部分に設けられている。緩衝部材14は、樹脂等の弾性がある材料から形成されている。この緩衝部材14が設けられていることによって、戸板外れ防止具10を雨戸1に取り付けている状態で、戸板3と本体部11との接触による衝撃、摩擦による劣化や接触による音を防ぐことができる。
(伸縮及び付勢のための構造等)
つぎに、本体部11の伸縮及び付勢のための構造、及び、当該本体部11の付加的な機構についてさらに詳細に説明をする。
図3及び図4は、本体部11の内部構造を模式的に示した図である。図3は、本体部11が最も伸びている状態の図であり、図4は、本体部11が最も縮んでいる状態の図である。
本体部11は、第1の止着部材12が端部に設けられた長尺状の第1の基体21と、第2の止着部材13が端部に設けられた長尺状の第2の基体22とを備えている。
第1の基体21は、棒状の基部25と、基部25の第1の止着部材12が設けられていない側の端面から長手方向に伸びた棒状のガイド軸26とから構成されている。基部25の長手方向に直交する方向の断面の外周形状は、正方形であり、上記第2の基体22の長手方向に直交する方向の断面の外周形状と同一の大きさである。ガイド軸26の長手方向に直交する方向の断面の外周形状は、正方形であり、第2の基体22の長手方向に直交する方向の断面の内周形状と同一の大きさである。
第2の基体22は、内部に中空部24が形成されているパイプ状の形状となっている。第2の基体22の長手方向に直交する方向の断面の外周形状及び内周形状は、正方形となっている。
このような第1の基体21のガイド軸26が、第2の基体22の中空部24の第2の止着部材13が設けられていない側の開口部から挿入される。このようにガイド軸26が中空部24に挿入されていることにより、第1の基体21と第2の基体22とが長手方向に連結される。
さらに、ガイド軸26が中空部24の長手方向に沿って上下に移動する。このため、本体部11は、長手方向に伸縮することとなる。つまり、第1の止着部材12と第2の止着部材13との間隔が自在に変化する。
また、第1の基体21の側面には規制孔31が形成され、第2の基体22の中空部24には規制ピン32が架渡されている。
規制孔31は、長手方向(図3,図4のY,Y方向)に直交する方向に貫通している孔である。規制ピン32は、中空部24の挿入口近傍における対向する内側面に、長手方向(図3,図4のY,Y方向)に直交する方向に架渡されている。規制ピン32は、ガイド軸26が中空部24に挿入されている状態のときには、規制孔31に挿通されている。規制ピン32は、本体部11が伸びきった状態であっても、規制孔31及び規制ピン32によって、ガイド軸26が中空部24から抜け落ちず、連結状態が維持される。規制孔31は、後述するバネ33による付勢により伸縮可能な長さで、かつ後述する本体部11全体の長さ調節による本体部11全体長の変化可能な長さの孔が長手方向に形成されている。
また、第2の基体22の中空部24の内部には、ガイド軸31を付勢するバネ33と、バネ33の一端を固定する支持部34とが設けられている。
支持部34は、中空部24の内周形状と同一の断面とされた四角柱の形状となっている。支持部34は、中空部24の内部に挿入され、螺子軸35により中空部24の長手方向の所定の位置に固定されている。
バネ33は、圧縮加重を受けると押し返す、いわゆる圧縮コイルばねである。バネ33は、中空部24の内部に挿入されている。バネ33の挿入位置は、支持部34と、ガイド軸26の下側端面との間である。そのため、バネ33は、ガイド軸26を上側に向けて(すなわち、第1の基体21を長手方向の外側に向けて)付勢をしている。
このようにバネ33及び支持部34が設けられていることにより、第1の止着部材12と第2の止着部材13とが、その間隔が離れるように付勢がされる。
なお、外から何ら力を加えない状態では、本体部11の長手方向の長さが最も長くなっている状態、すなわち、第1の止着部材12と第2の止着部材13とが最も離れている状態となるように、バネ33及び支持部34並びにガイド軸26の位置及び大きさ、及び、バネ33のバネ力が設定されている。
(雨戸への取り付け方法)
つぎに、戸板外れ防止具10を雨戸1に取り付ける際の取り付け方法について説明をする。
まず、雨戸1の構成について説明をする。
図5は、サッシ枠と一体とされた雨戸1の断面図である。
雨戸1は、平板状の戸板3と、住宅の外壁に設けられている雨戸枠2とから構成される。
雨戸枠2は、図5に示すように、例えば、網戸やサッシ等の枠であるサッシ枠51の外側に、当該サッシ枠51と一体的に形成されている。
雨戸枠2は、戸板3の上側辺52が嵌め込まれる雨戸上枠4と、戸板3の下側辺53が嵌め込まれる雨戸下枠5とを備えている。
雨戸上枠4は、戸板3が内側にずれることを規制する垂直の内側規制辺61と、戸板3が外側に外れることを規制する垂直の外側規制辺62と、内側規制辺61及び外側規制辺62に対して連続に形成された天板63とから構成され、全体として下向きの凹状の形状となっている。
雨戸下枠5は、戸板3が内側にずれることを規制する垂直の内側規制辺64と、戸板3が外側に外れることを規制する垂直の外側規制辺65と、内側規制辺64及び外側規制辺65に対して連続に形成された底板66とから構成され、全体として上向きの凹状の形状となっている。
このような構成の雨戸1では、雨戸上枠4の凹状部分に戸板3の上側辺52が嵌め込まれるとともに、雨戸下枠5の凹状部分に戸板3の下側辺53が嵌め込まれ、戸板3を垂直に保持している。
以上のような雨戸1に対して、戸板外れ防止具10を取り付ける場合、次のように行う。
まず、人間の手により戸板外れ防止具10を縮めた状態、すなわち、第1の止着部材12と第2の止着部材13との間隔を短くした状態とする。
続いて、図6に示すように、戸板外れ防止具10を垂直に立てた状態にして、戸板3の幅方向の略中央近辺に、第1の止着部材12及び第2の止着部材13の主面を戸板3の外側主面に当接させる。
続いて、雨戸下枠5の外側規制辺62と戸板3の外側主面との間の隙間部分に、第2の止着部材13を挿入する。
続いて、戸板外れ防止具10に加えている力を抜き、図7に示すように、雨戸上枠4の外側規制辺62と戸板3の外側主面との間の隙間部分に、第1の止着部材12を挿入する。
最後に、戸板外れ防止具10を支えている手を離す。
以上のように戸板外れ防止具10では、雨戸枠2の大きさに合わせて伸縮が可能であり、薄板状の第1の止着部材12及び第2の止着部材13を雨戸枠2と戸板3の間に差し込まれる。この結果、バネ33による上下方向の外側への付勢力により、第1の止着部材12の上側辺が天板63に突き当たり、下側試着部材13の下側辺が底板66に突き当たることにより、雨戸枠2に固定されている。
このため、他の道具を用いることなく、簡便に着脱することができる。また、戸板3の幅中央部の雨戸枠上下に架け渡して固定することにより、強風に弱い戸板中央部分を防護し、雨戸枠の補強を行って戸板が外れるのを防止している。
さらに、以上のような戸板外れ防止具10は、雨戸1に取り付けられた状態であっても、戸板3を横方向にスライドさせることができる。このため、戸板外れ防止具10が取り付けられた状態であっても、戸板3の開閉を自由にできるので、非常に便利である。また、雨戸を使用しない状態においては、戸板外れ防止具10を雨戸枠の端、つまり目立たない箇所に取付けることにより、保管場所にも困らない。
(長さについて並びに変形例について)
本体部11の長手方向の長さは、最も伸びきった状態、つまり、可動範囲中最も長い状態で、雨戸1の上辺から下辺までの長さ以上となるような長さに調整がされている。
また、本体部11の長手方向の長さは、最も縮みきった状態、つまり、可動範囲中最も短い状態で、上述したように雨戸1に対する取り付け作業を行うことが可能であればよい。具体的には、可動範囲は、本体部11の上端から第1の止着部材12がはみ出している部分の長さと、本体部11の下端から第2の止着部材13がはみ出している部分の長さとを加算した程度の長さがあればよい。
ところが、この可動範囲が長ければ長いほど良い。これは、本体部11の長さが短くなれば、小型の雨戸1に対しても取り付けることが可能となるためである。
従って、本発明が適用された戸板外れ防止具10では、本体部11の範囲を充分に長く設定することにより、多種類サイズの雨戸1に取り付けることが可能となる。
もっとも、可動範囲は、少なくともバネ33の長さ以上にはすることはできない。
そこで、例えば、図8及び図9に示すように、支持部34を固定する螺子軸35の螺子孔71を、第2の基体22の側面に長手方向に対して複数箇所形成しておき、さらに、抜け落ち防止のための規制ピン32の取り付け孔72も第2の基体22の側面に長手方向に対して複数箇所形成しておく。このことにより、最も伸びきった状態の戸板外れ防止具10の全長及び最も縮んだ状態の戸板外れ防止具10の全長を変えることができる。従って、さらに、多種類のサイズの雨戸1に、当該戸板外れ防止具10を取り付けることが可能となる。
また、螺子軸35の上に支持部34を載せることにより、可動範囲の調整を行っても良い。
さらに、戸板外れ防止具10においては、第1の基体21が基部25とガイド軸26とから構成されていることについて述べたが、これに限らず、基部25とガイド軸26とを別体に設け、第2の基体22と同様に、基部25の内部にガイド軸26が挿入されるような構成にし、基部25及びガイド軸26の長手方向と直交する方向に螺子軸を複数箇所設けるようにしてもよい。このようにすると、さらに、最も伸びきった状態の戸板外れ防止具10の全長及び最も縮んだ状態の戸板外れ防止具10の全長を変えることができ、多種類のサイズの雨戸1に、当該戸板外れ防止具10を取り付けることが可能となる。
また、戸板外れ防止具10は、図8及び図9に示すように、第1の止着部材12の上部から、上方に向けて突き出した倒れ防止ピン73をさらに設けても良い。このようにすることによって、図10に示すように、雨戸上枠4の天板63に予めドリル等により孔74を形成しておき、当該孔74に倒れ防止ピン73を挿入するように戸板外れ防止具10を雨戸1に取り付けることができる。このことによって、戸板外れ防止具10の倒れが防止される。
また、戸板外れ防止具10は、図8及び図9に示すように、第2の止着部材13の下辺の長さを広くしてもよい。このようにすることにより、戸板外れ防止具10を雨戸1に取り付けたときに、当該戸板外れ防止具10が倒れることを防止することができる。
(スラット板外れ防止具について)
次に、本発明の他の実施の形態として示すシャッタ装置におけるスラット板外れ防止具について説明する。
図11は、本発明が適用されたスラット板外れ防止具80が、シャッタ装置100に取付けられた状態を示した図である。
スラット板外れ防止具80は、上述の戸板外れ防止具10と同様の構成を有し、図11に示すように、全体が長尺状となっており、長手方向を水平に向けた状態でシャッタ装置100のスラット板102が嵌め込まれる左右のサッシ枠101(以下、左側に位置するものを左側サッシ枠101L、右側に位置するものを右側サッシ枠101Rという。)に取り付けられ、シャッタ装置100のスラット板102に水平に架け渡されて当該スラット板102を固定している。このとき、スラット板外れ防止具80は、長手方向の左端が左側サッシ枠101Lに固定され、右端が右側サッシ枠101Rに固定されるので、スラット板102がシャッタ装置100のサッシ枠101から外れないように固定される。
スラット板外れ防止具80は、水平方向に延設された雨戸枠2に対し垂直に取付けられる上述の戸板外れ防止具10を、垂直方向に延設されるシャッタ装置100のサッシ枠101に対し垂直に取付けるようにしたものである。
スラット板外れ防止具80は、図2に示すように、全体が長尺状の本体部11と、当該本体部11の長手方向の一端(シャッタ装置100に取り付けられたときに左側に位置する方の端部。)の側面に固定された第1の止着部材12と、当該本体部11の長手方向の他端(シャッタ装置100に取り付けられたときに右側に位置する方の端部。)の側面に固定された第2の止着部材13と、本体部11の側面に設けられた緩衝部材14とから構成されている。
本体部11は、長手方向(図2中Y,Y方向)に伸縮するとともに、長手方向の外側に向けて例えばバネにより付勢がされている。従って、本体部11は、第1の止着部材12と第2の止着部材13との間隔が自在に変化するとともに、第1の止着部材12と第2の止着部材13とをその間隔が離れるように付勢がされている。
なお、スラット板外れ防止具80の全体構成、伸縮及び付勢のための構造は、戸板外れ防止具10と同様の構成を有するため、その詳細な説明は省略する。
次に、スラット板外れ防止具80が取付けられるシャッタ装置100の構成について説明をする。
シャッタ装置100は、短冊状のスラットを連結させシャッタ装置100の開口部を遮蔽・開放するスラット板102と、住宅の外壁に設けられているサッシ枠101と、シャッタ装置100の開口部の開放時にスラット板102が収納される収納部103(図11参照)とから構成されている。
サッシ枠101は、図12に示すように、例えば、網戸や窓枠等の枠であるサッシ枠110の外側に、当該サッシ枠110と一体的に形成されている。サッシ枠101は、スラット板102の左側辺102Lが嵌め込まれる左側サッシ枠101Lと、スラット板102の右側辺102Rが嵌め込まれる右側サッシ枠101Rとを備えている。
左側サッシ枠101Lは、スラット板102が内側にずれることを規制する水平の内側規制辺104と、スラット板102が外側に外れることを規制する水平の外側規制辺105と、内側規制辺104及び外側規制辺105に対して連続に形成された連結辺106とから構成され、全体として右向きの凹状の形状となっている。
右側サッシ枠102Rは、スラット板102が内側にずれることを規制する水平の内側規制辺107と、スラット板102が外側に外れることを規制する水平の外側規制辺108と、内側規制辺107及び外側規制辺108に対して連続に形成された連結辺109とから構成され、全体として左向きの凹状の形状となっている。
このような構成のシャッタ装置100では、左側サッシ枠101Lの凹状部分にスラット板102の左側辺102Lが嵌め込まれるとともに、右側サッシ枠101Rの凹状部分にスラット板102の右側辺102Rが嵌め込まれ、スラット板102を水平に保持している。
以上のようなシャッタ装置100に対して、スラット板外れ防止具80は、図12に示すように、第1の止着部材12が外側規制辺105とスラット板102の外側主面との隙間部分に挿嵌されるとともに、第2の止着部材13が外側規制辺108とスラット板102の外側主面との隙間部分に挿嵌される。また、スラット板外れ防止具80は、バネ33による付勢力により、長手方向の両端部にあたる第1の止着部材12及び第2の止着部材13の端辺が、それぞれ連結辺106、109に突き当たり、サッシ枠101に固定されている。
このため、スラット板外れ防止具80は、上述の戸板外れ防止具10と同様の構成を有し同様の方法で取り付けるので、他の道具を用いることなく、簡便に着脱することができる。また、スラット板外れ防止具80は、シャッタ装置100の開口部の略中央部で、左側サッシ枠101L及び右側サッシ枠101Rに架け渡して固定することにより、強風によりスラット板102がサッシ枠101から外れるのを防止している。
さらに、以上のようなスラット板外れ防止具80は、第1の止着部材12が連結辺106に、第2の止着部材13が連結辺109に突き当たった状態でシャッタ装置100に固定されるので、シャッタ装置100に取り付けられた状態であっても、シャッタ装置100のスラット板102の開閉を行うことができ、大変便利である。また、シャッタ装置100の開口部が開放された状態、つまりスラット板102を収納部103に収納した状態においては、スラット板外れ防止具80を収納部103近傍、つまり目立たない箇所に取付けることにより、保管場所にも困らない。
本発明が適用された戸板外れ防止具が、雨戸に取り付けられた状態を示した図である。 本発明が適用された戸板外れ防止具の斜視図である。 本体部が最も伸びている状態での内部構造を模式的に示した図である。 本体部が縮んでいる状態での内部構造を模式的に示した図である。 サッシ枠と一体とされた雨戸の断面図である。 戸板外れ防止具の下側が、雨戸の下側に挿入された状態を示す図である。 戸板外れ防止具が、雨戸に取り付けられた状態を示す図である。 他の形態の戸板外れ防止具の斜視図である。 他の形態の戸板外れ防止具の内部構造を模式的に示した図である。 倒れ防止ピンが設けられた戸板外れ防止具が、雨戸に取り付けられた状態を示す図である。 本発明が適用されたスラット板外れ防止具が、シャッタ装置に取付けられた状態を示した図である。 スラット板外れ防止具が、サッシ枠に取付けられた状態を示す断面図である。
符号の説明
1 雨戸、2 雨戸枠、3 戸板、4 雨戸上枠、5 雨戸下枠、10 戸板外れ防止具、11 本体部、12 第1の止着部材、13 第2の止着部材、80 スラット板外れ防止具、100 シャッタ装置、101 サッシ枠、102 スラット板、103 収納部

Claims (5)

  1. 戸板と当該戸板が嵌め込まれる雨戸枠とを有する雨戸に対して取り付けられ、上記戸板が上記雨戸枠から外れることを防止する戸板外れ防止具において、
    上側止着部材が設けられた上側基体と、
    下側止着部材が設けられた下側基体と、
    上記上側基体と上記下側基体とを連結する連結部とを備え、
    上記上側止着部材は、上記上側基体における下側基体が連結されていない方の端部に固定されており、戸板上側辺が嵌め込まれる雨戸上枠と戸板との隙間に挿入可能とされ、
    上記下側止着部材は、上記下側基体における上側基体が連結されていない方の端部に固定されており、戸板下側辺が嵌め込まれる雨戸下枠と戸板との隙間に挿入可能とされ、
    上記連結部は、上記上側止着部材と上記下側止着部材との間隔を変化可能とするとともに、上記上側止着部材と上記下側止着部材とが離れる方向に付勢した状態で、上記上側基体と上記下側基体とを連結していること
    を特徴とする戸板外れ防止具。
  2. 請求項1に記載された戸板外れ防止具において、
    上記下側基体の内部には支持部とバネとが設けられており、支持部により連結部の位置を調節できることを特徴とする戸板外れ防止具。
  3. 請求項1に記載された戸板外れ防止具において、
    上記上側基体及び下側基体には、上記戸板との接触面に緩衝部材が貼り付けられており、上記上側基体及び下側基体と戸板との接触音及び摩擦による劣化を防ぐことを特徴とする戸板外れ防止具。
  4. 請求項1に記載された戸板外れ防止具において、
    上記上側止着部材を雨戸上枠と戸板の間に差し込むとともに上記下側止着部材を雨戸下枠と戸板の間に差し込むことにより、付勢により上記上側基体及び上記下側基体を戸板に対して固定される簡便な着脱を特徴とする戸板外れ防止具。
  5. スラット板と当該スラット板が嵌め込まれるサッシ枠とを有するシャッタ装置に対して取り付けられ、上記スラット板が上記サッシ枠から外れることを防止するスラット板外れ防止具において、
    左側止着部材が設けられた左側基体と、
    右側止着部材が設けられた右側基体と、
    上記左側基体と上記右側基体とを連結する連結部とを備え、
    上記左側止着部材は、上記左側基体における右側基体が連結されていない方の端部に固定されており、スラット板左側辺が嵌め込まれる左サッシ枠とスラット板との隙間に挿入可能とされ、
    上記右側止着部材は、上記右側基体における左側基体が連結されていない方の端部に固定されており、スラット板右側辺が嵌め込まれる右サッシ枠とスラット板との隙間に挿入可能とされ、
    上記連結部は、上記左側止着部材と上記右側止着部材との間隔を変化可能とするとともに、上記左側止着部材と上記右側止着部材とが離れる方向に付勢した状態で、上記左側基体と上記右側基体とを連結していること
    を特徴とするスラット板外れ防止具。
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