JP2009046080A - シフトレバー装置 - Google Patents

シフトレバー装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009046080A
JP2009046080A JP2007216037A JP2007216037A JP2009046080A JP 2009046080 A JP2009046080 A JP 2009046080A JP 2007216037 A JP2007216037 A JP 2007216037A JP 2007216037 A JP2007216037 A JP 2007216037A JP 2009046080 A JP2009046080 A JP 2009046080A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift
shift lever
lock link
plunger
lock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007216037A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Uchida
孝二 内田
Takaaki Fukushima
孝明 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsuda Industries Co Ltd
Original Assignee
Tsuda Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsuda Industries Co Ltd filed Critical Tsuda Industries Co Ltd
Priority to JP2007216037A priority Critical patent/JP2009046080A/ja
Publication of JP2009046080A publication Critical patent/JP2009046080A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】シフトロック機構を備えたシフトレバー装置において、低コスト、かつ、シンプルな構成によりシフトロック機構の動作頻度を抑制し得る優れた特性のシフトレバー装置を提供すること。
【解決手段】シフトレバー装置1は、P位置から他のシフト位置へのシフト操作を禁止するロック位置、及びP位置から他のシフト位置への操作を許容するアンロック位置に変位可能なシフトロックリンク5と、コイルへの通電により発生する磁力に応じて動作位置に変位可能なプランジャ41を含むソレノイド4と、シフトレバーがP位置にある場合にシフトロックリンク5の変位を許容する一方、シフトレバー21がP位置以外の他のシフト位置にある場合にはシフトロックリンク5がアンロック位置に規制されるよう、シフトレバー21とシフトロックリンク5との間に介設された係合機構13と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、シフトレバーを所定のシフト位置に規制するためのシフトロック機能を備えたシフトレバー装置に関する。
従来より、エンジンの出力軸であるクランクシャフトの回転を駆動輪側に変速して伝達するための自動変速機が知られている。自動変速機では、例えば、内部的に回転がロックされたPレンジ、前進用ギアを介してクランクシャフトの回転を駆動輪側に伝達するDレンジ、後進用ギアを介してクランクシャフトの回転を駆動輪側に伝達するRレンジ、クランクシャフトと駆動輪との連結をフリーにするNレンジ等の複数のシフトレンジが予め設定されている。
車両の運転席には、上記のような自動変速機のシフトレンジを選択的に設定するために運転者が操作するシフトレバー装置が配設されている。シフトレバー装置では、運転者が操作するシフトレバーを介して、複数のシフト位置のうちのいずれかを選択可能である。シフトレバー装置の各シフト位置は、自動変速機で設定されたシフトレンジに個別に対応している。
シフトレバー装置と自動変速機との間には、例えば、ケーブル等を利用して機械的に構成された伝達手段や、センサ等を利用して電気的に構成された伝達手段等が介設されている。シフトレバー装置におけるシフトレバーの操作位置は、上記のような伝達手段を介して自動変速機側に伝達され、自動変速機では上記操作位置に対応したシフトレンジが設定される。
上記のようなシフトレバー装置としては、例えば、シフトレバーの誤操作による急発進等を未然に防止するための安全機構(フェールセーフ機構)としてシフトロック機構を備えた装置がある(例えば、特許文献1参照。)。シフトロック機構としては、例えば、上記Pレンジに位置するシフトレバーについて他のシフト位置への操作を規制するものがある。このようなシフトロック機構を備えたシフトレバー装置によれば、P位置から他のシフト位置に不用意にシフトレバーが操作され、車両が急発進してしまう等のトラブルを未然に回避できる。
シフトロック機構91を備えたシフトレバー装置9としては、図4及び図9に示すごとく、互いに略直交するセレクト方向d2(図9中、紙面を貫く奥行き方向。)及びシフト方向d1(図9中、水平方向。)に沿ってシフトレバー921を操作可能なシフトレバー装置9がある。シフトレバー装置9は、シフト軸930を中心として回動するコントロールブロック93と、このコントロールブロック93に支持された図示しないセレクト軸を中心として回動するレバーブロック92とを有する。このシフトレバー装置9では、コントロールブロック93及びレバーブロック92の回動動作の組合せにより、レバーブロック92から延設されたシフトレバー921を略直交する2方向に回動させ得る。
このシフトレバー装置9は、回動軸950を介して回動支持されたシフトロックリンク95と、回動軸950から偏心した位置でシフトロックリンク95に係合するプランジャ941を備えたソレノイド94とを含むシフトロック機構91を備えている。このシフトロック機構91では、プランジャ941の変位に応じて、シフトレバー921に干渉するブロック状のロック部951を先端に設けたシフトロックリンク95が回動し得る。
図9(A)は、シフトレバー921がP位置に位置した状態を例示しており、同図(B)は、P位置以外の他のシフト位置にシフトレバー921が位置した状態を例示している。そして、同図のシフトレバー装置9のシフトロック機構91は、図4に示すごとく、P位置のシフトレバー921についてセレクト方向d2の操作を禁止することでシフトレバー921をP位置にロックする。
まず、図9(A)のごとく、シフトレバー921がP位置に位置した状態について説明する。ソレノイド94への通電がない状態では、復帰スプリング947に付勢されたプランジャ941の突出変位に応じてシフトロックリンク95が回動軸950を中心として時計回りに回動し、P位置のシフトレバー921のセレクト方向d2の操作経路を閉塞するロック位置91Aにロック部951が位置する。
一方、ソレノイド94への通電状態では、磁気駆動されたプランジャ941の引込変位によりシフトロックリンク95が反時計回りに回動し、P位置のシフトレバー921のセレクト方向d2の操作経路を開放するアンロック位置91Bにロック部951が位置する。シフトロックリンク95がアンロック位置91Bに位置した状態では、P位置のシフトレバー921をセレクト方向d2に操作した後、他のシフト位置に操作可能である。
図9(B)に示すごとく、シフトレバー921がP位置以外の他のシフト位置にある場合には、シフトロックリンク95の回動位置に関わらずシフトレバー921を操作可能である。シフトレバー921が他のシフト位置にある場合には、シフトロックリンク95との干渉が生じないからである。
上記のようなシフトレバー装置9を備えた車両では、例えば、ブレーキペダルの踏み込み応じてシフトロック機構91が解除されるようにソレノイド94が制御される。ブレーキペダルの踏み込みに応じてソレノイド94が通電状態となってシフトロックリンク95がアンロック位置91Bに変位し、P位置のシフトレバー921の操作が可能になる。一方、ブレーキペダルが踏み込まれていない状態では、ソレノイド94が非通電状態となってシフトロックリンク95がロック位置91Aに位置し、P位置のシフトレバー921のセレクト方向d2の操作が禁止される。
しかしながら、上記従来のシフトレバー装置9では、次のような問題がある。すなわち、上記シフトレバー装置9では、ブレーキペダルを踏み込む毎にソレノイド94に通電されると、ソレノイド94自体の動作音を含めてシフトロック機構91の動作音が頻繁に発生するおそれがある。さらに、長期間に渡る車両の使用期間内に予想される動作回数を見越して、シフトロック機構91等の耐久性を十分に確保できるような頑強な構造が必要となり、シフトレバー装置9の大型化や高コスト化が誘発されるおそれがある。一方、ソレノイド94への通電をキャンセルするため、図9に示すごとくP位置を検知するためのマイクロスイッチ97を追加すれば良いが、マイクロスイッチ97を含む電気的な制御機構が必要となりコストアップが誘発されるおそれが高い。
特開2007−30634号公報
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、シフトロック機構を備えたシフトレバー装置において、低コスト、かつ、シンプルな構成によりシフトロック機構の動作頻度を抑制し得る優れた特性のシフトレバー装置を提供しようとするものである。
本発明は、複数のシフト位置に操作可能なシフトレバーと、
上記複数のシフト位置のうちのいずれかの所定のシフト位置に位置する上記シフトレバーについて他のシフト位置への操作を禁止するロック位置、及び上記所定のシフト位置に位置する上記シフトレバーについて上記他のシフト位置への操作を許容するアンロック位置に変位可能なシフトロックリンクと、
電線を巻回したコイル、該コイルへの通電により発生する磁力に応じて動作位置に変位可能なプランジャ、及び該プランジャを初期位置に向けて付勢する復帰スプリングを含むソレノイドと、
上記シフトレバーが上記所定のシフト位置にある場合に上記ロック位置及び上記アンロック位置への上記シフトロックリンクの変位を許容する一方、上記シフトレバーが上記他のシフト位置にある場合には上記シフトロックリンクが上記アンロック位置に規制されるよう、上記シフトレバーと上記シフトロックリンクとの間に介設された係合機構と、
上記動作位置への上記プランジャの変位に応じて上記シフトロックリンクを上記アンロック位置に変位させると共に、上記シフトロックリンクが上記アンロック位置に位置した場合には上記プランジャが上記動作位置に規制されるよう、上記プランジャと上記シフトロックリンクとを連結する連結機構と、を備えたことを特徴とするシフトレバー装置にある(請求項1)。
本発明のシフトレバー装置では、上記シフトレバーと上記シフトロックリンクとの間に上記係合機構が介設されている。この係合機構によれば、上記シフトレバーが上記所定のシフト位置に位置した際、上記ロック位置及び上記アンロック位置への上記シフトロックリンクの変位を許容する一方、上記シフトレバーが上記他のシフト位置に位置した際、上記シフトロックリンクを上記アンロック位置に規制できる。
さらに、上記シフトレバー装置では、上記シフトロックリンクと上記プランジャとの間に上記連結機構が介設されている。この連結機構は、上記動作位置への上記プランジャの変位に応じて上記シフトロックリンクを上記アンロック位置に変位させると共に、上記シフトロックリンクが上記アンロック位置にある場合には上記プランジャを上記動作位置に規制する。この連結機構によれば、上記シフトロックリンクが上記アンロック位置に位置する場合には必ず上記プランジャを上記動作位置に位置させることができると共に、上記プランジャが上記動作位置に位置した場合には必ず上記シフトロックリンクを上記アンロック位置に位置させることができる。
上記のような係合機構及び連結機構を備えた本発明のシフトレバー装置では、上記シフトレバーが上記所定のシフト位置に位置する場合にのみ、上記プランジャの変位に応じて上記シフトロックリンクが変位可能になる。上記シフトレバーが上記所定のシフト位置に位置する場合には、上記シフトロックリンクが上記アンロック位置と上記ロック位置との間を変位し得る。一方、上記シフトレバーが上記他のシフト位置に位置する場合、上記シフトロックリンクが上記アンロック位置に規制され、上記プランジャが上記動作位置に規制される。
つまり、本発明のシフトレバー装置では、上記シフトレバーが上記所定のシフト位置に位置する場合にのみ、上記ソレノイドへの通電に応じて上記プランジャが変位し、上記シフトロックリンクが変位し得る。一方、上記シフトレバーが上記他のシフト位置に位置する場合には、上記ソレノイドへの通電の有無に関わらず上記プランジャが上記動作位置に規制されたままとなる。このように上記シフトレバー装置では、上記シフトレバーが上記他のシフト位置に位置する場合、上記プランジャの変位及び上記シフトロックリンクの変位が生じない。
そのため、上記シフトレバー装置では、上記プランジャ及び上記シフトロックリンクの動作頻度(変位頻度)を格段に抑制でき、動作音の発生を抑制できる。さらに、上記シフトロックリンク等の動作頻度を抑制できれば、比較的、簡単な構造により動作信頼性あるいは耐久性を高く確保することが可能である。
以上のように本発明のシフトレバー装置によれば、低コスト、かつ、シンプルな構成により上記プランジャ及び上記シフトロックリンクの動作頻度を抑制でき、動作音の発生を抑制できると共に、動作信頼性や耐久性を容易に確保できる優れた特性を備えた製品である。
本発明のシフトレバー装置としては、シフトケーブル等を介してシフトレバーの操作位置を自動変速機側に伝達する機械式のシフトレバー装置であっても良く、シフトレバーの操作位置を検知する検知センサ等を備え、電気信号を伝達する制御信号線を介して検知信号を出力する電子式のシフトレバー装置であっても良い。
また、上記係合機構は、上記シフトレバー及び上記シフトロックリンクのうちのいずれか一方に形成されたカム面と、他方に配設されたガイド部とを有し、
上記係合機構は、上記シフトレバーが上記他のシフト位置にある場合、上記カム面と上記ガイド部との接触に応じて上記シフトロックリンクを上記アンロック位置に規制する一方、上記シフトレバーが上記所定のシフト位置にある場合、上記カム面と上記ガイド部との接触関係が解消されて上記シフトロックリンクが上記アンロック位置及び上記ロック位置に変位可能となるように構成されていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記シフトレバーが上記他のシフト位置にあるとき、上記カム面と上記係合部との接触に応じて上記シフトロックリンクを確実性高く上記アンロック位置に規制できるようになる。物理的な接触構造を利用して機械的に上記シフトロックリンクの位置を規制する上記係合機構は、単純な構造である故、トラブルが発生するおそれが少なく、頑健性に優れている。
また、上記アンロック位置に位置する上記シフトロックリンクが上記ロック位置からさらに離れる方向に変位することを規制する規制部を備えており、
上記ソレノイドは、上記コイルが発生する磁力を伝達して上記プランジャを吸引するコアを有していると共に、上記動作位置の上記プランジャが所定の隙間を空けた状態で上記コアと対面するように構成されていることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記初期位置から上記動作位置に向けて上記プランジャが変位する際、上記プランジャが上記コアと衝突するおそれを回避でき、衝突音の発生を未然に防止できる。さらに、上記の場合には、上記プランジャが上記動作位置に位置している状態で上記ソレノイドへの通電あるいは通電遮断を行っても、上記プランジャと上記コアとの接触状態が変動するおそれが少ない。それ故、上記プランジャと上記コアとの間の接触状態の変動に応じてガチャガチャ音が発生するおそれが極めて少ない。
また、上記シフトレバーは、シフト位置を切り換えるシフト方向、及びシフト位置を切り換え可能な状態と切り換え不可能な状態とを切り換えるセレクト方向よりなる互いに直交する2方向に操作可能なように構成されており、
上記シフトロックリンクは、上記ロック位置に位置した際、上記P位置の上記シフトレバーについて上記セレクト方向の操作を禁止するように構成されていることが好ましい(請求項4)。
この場合には、互いに直交する2方向に沿って上記シフトレバーを操作可能な、いわゆるゲート式のシフトレバー装置について、上記P位置のシフトレバーの操作を確実性高く規制できる。
また、上記シフトレバー装置は、上記シフトレバーの操作が禁止された状態を解除するための解除操作部と、
該解除操作部が操作された場合に上記所定のシフト位置に位置する上記シフトレバーの操作を許容する解除位置に変位し、それ以外の場合には上記所定のシフト位置に位置する上記シフトレバーの操作を禁止する規制位置に位置する規制部材と、を備えており、
上記シフトロックリンクは、上記ロック位置にあるとき、上記規制位置から上記解除位置への上記規制部材の変位を禁止し、上記アンロック位置にあるとき、上記規制位置から上記解除位置への上記規制部材の変位を許容するように構成されていることが好ましい(請求項5)。
この場合には、上記規制部材の変位を規制することで上記シフトレバーの操作を確実性高く規制することができる。なお、上記のような規制部材を含む機構は、例えば、シフト位置を直線的に配列した、いわゆるストレート式のシフトレバー装置に多く採用されている。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、シフトロック機構11を備えたシフトレバー装置1に関する例である。この内容について、図1〜図5を用いて説明する。
本例のシフトレバー装置1は、図1〜図3に示すごとく、複数のシフト位置に操作可能なシフトレバー21と、所定のシフト位置であるP位置(パーキングポジション)に位置するシフトレバー21について他のシフト位置への操作を禁止するロック位置11A、及びP位置に位置するシフトレバー21について他のシフト位置への操作を許容するアンロック位置11Bに変位可能なように構成されたシフトロックリンク5と、電線を巻回したコイル45、コイル45への通電により発生する磁力に応じて動作位置41Bに変位可能なプランジャ41、及びプランジャ41を初期位置41Aに向けて付勢する復帰スプリング47を含むソレノイド4と、シフトレバー21がP位置にある場合にシフトロックリンク5の回動変位を許容する一方、シフトレバー21が上記他のシフト位置にある場合にはシフトロックリンク5がアンロック位置11Bに規制されるよう、シフトレバー21とシフトロックリンク5との間に介設された係合機構13と、動作位置41Bへのプランジャ41の変位に応じてシフトロックリンク5をアンロック位置11Bに変位させると共に、シフトロックリンク5がアンロック位置11Bに位置した場合にはプランジャ41が動作位置41Bに規制されるよう、プランジャ41とシフトロックリンク5とを連結する連結機構12と、を備えている。
以下、この内容について、詳しく説明する。
シフトレバー装置1は、図1、図2及び図4に示すごとく、例えば、運転者がシフトレバー21を操作可能なよう、車両の運転席と助手席との間のセンターコンソールや、運転者に対面するダッシュパネル等に設置される。本例のシフトレバー装置1は、互いに略直交するシフト方向d1及びセレクト方向d2にシフトレバー21を操作可能な、いわゆるゲート式のシフトレバー装置である。シフト方向d1は、シフト位置を切り換えるための操作方向である。セレクト方向d2は、シフト位置を切換可能な状態と、シフト位置を切換不可能な状態とを切り換えるための操作方向である。
図1及び図2(A)は、シフトレバー21がP位置に位置した状態を例示している。本例のシフトレバー装置1では、P位置のシフトレバー21を操作するに当たっては、まず、ゲート655に沿ってシフトレバー21をセレクト方向d2に操作してシフト位置を切換可能な状態を設定した後、シフト方向d1にシフトレバー21を操作する必要がある。
シフトレバー装置1は、図1及び図2に示すごとく、筐体をなすユニットハウジング6と、シフト方向d1に回動可能なようにユニットハウジング6の内部で軸支されたコントロールブロック3と、セレクト方向d2に回動可能なようにコントロールブロック3に軸支されたレバーブロック2と、シフトレバー21をP位置に規制するシフトロック機構11と、を備えている。シフトロック機構11は、上記連結機構12を介して連結されたシフトロックリンク5とソレノイド4とを含む機構である。また、シフトレバー装置1では、レバーブロック2とシフトロックリンク5との間に上記係合機構13が介設されている。
シフトレバー装置1では、図1及び図2に示すごとく、シフト軸30を介してコントロールブロック3が回動支持され、セレクト軸20を介してレバーブロック2が回動支持されている。シフト軸30は、一方の端部に大径部301が形成されていると共に、他方の端部がプッシュナット(図示略)によって固定可能なように構成された軸である。セレクト軸20は、樹脂材料よりなるレバーブロック2と共に一体成形された軸である。
上記ユニットハウジング6は、図1に示すごとく、シフトレバー装置1の筐体をなす部材である。ユニットハウジング6は、セレクト方向d2に対面する一対の側壁61、62を備え、当該一対の側壁61、62の間隙60にコントロールブロック3を回動可能な状態で収容している。ユニットハウジング6は、シフトレバー装置1を車体側に固定するためのブラケット部(図示略)を有していると共に、意匠面をなすシフトパネル650を備えたアッパーパネル65を上面に取り付け可能である。シフトレバー装置1は、上記ブラケット部を利用して車体側に固定することで、車室内に面するシフトパネル650を貫通してシフトレバー21が突出する状態で設置される。
アッパーパネル65は、図1、図2及び図4に示すごとく、シフトレバー21の操作経路をなす屈曲スリット状のゲート655を設けた部材である。アッパーパネル65は、その表面側に、シフト位置を表す「P」、「N」、「D」等のレタリング文字(図示略)を配置したシフトパネル650を有している。アッパーパネル65の裏面には、シフトロックリンク5の回動範囲を規制するための規制部651、652が配設されている。
図2に示すごとく、アッパーパネル65の裏面の2カ所の規制部のうちの一方の規制部651は、シフトロックリンク5の回動範囲の一方の限界位置をロック位置11Aに規制するように配置されている。他方の規制部652は、シフトロックリンク5の回動範囲の他方の限界位置をアンロック位置11Bに規制するように配置されている。なお、本例のシフトレバー装置1では、規制部651、652とシフトロックリンク5との接触による音の発生を抑制できるよう、両者の間に弾性部材を介設してある。さらに、アッパーパネル65の裏面には、有底凹状のデント孔(図示略)が複数、形成されている。このデント孔によれば、後述するレバーブロック2のデントピン221との組み合わせによりシフトレバー21の操作に節度感を付与できる。
側壁61、62は、図1に示すごとく、ユニットハウジング6を貫通するよう、同軸上に配置された支持孔610、620を穿孔してなる。支持孔610、620は、コントロールブロック3の回動軸であるシフト軸30を貫通固定するための孔である。さらに、P位置のシフトレバー21をセレクト方向d2に操作する際の操作方向に位置する側壁62には、後述するシフトロックリンク5の回動軸50を貫通配置するためのリンク孔621を穿孔してある。さらに、この側壁62の内周面には、ソレノイド4を固定するための図示しない固定部を設けてある。
上記コントロールブロック3は、図1及び図2に示すごとく、図示しないシフトケーブルを係止するコントロールレバー311を備えた部材である。コントロールブロック3は、シフト方向d1のシフトレバー21の操作に応じてシフト軸30を中心として回動可能な状態でユニットハウジング6に収容されている。シフトレバー装置1では、コントロールブロック3の回動動作がシフトケーブルを介して図示しない自動変速機側に伝達される。
コントロールブロック3は、図1、図2及び図5に示すごとく、セレクト方向d2に対面する一対の側壁31、32と、シフト方向d1に対面する一対のガイド壁33、34とを有している。コントロールブロック3は、側壁31、32及びガイド壁33、34によって形成される内部空間に、レバーブロック2の基部22(後述する)を収容するように構成されている。なお、図5は、側壁32の一部を破断することによりコントロールブロック3の構造を分かり易く示した図である。
側壁31、32は、同図に示すごとく、シフト軸30を貫通させるための軸孔310、320を有している。軸孔310、320は、貫通配置されたシフト軸30の回転を許容し得る程度にシフト軸30よりもわずかに大径に形成されている。側壁32(31)の外壁面には、軸孔320(310)の外周部をなす略円形状の台座部321を設けてある。台座部321は、シフト軸30に沿って外側に嵩上げされた部分である。コントロールブロック3は、台座部321が側壁61、62の内壁面に当接する状態で一対の側壁61、62に挟持されている。
一方の側壁31では、図1、図2及び図5に示すごとく、上記コントロールレバー311が延設されている。他方の側壁32では、シフト方向d1のシフトレバー21の操作に節度感を付与するための波形プレート312が延設されている(図5では図示略。)。この波形プレート312は、波形状の外縁部に対して弾性的に接触する図示しないバネ部材との組み合わせによりシフト操作に節度感を付与する。
さらに、側壁32は、図1及び図2に示すごとく、上記係合機構13を構成するカム面323を有している。カム面323は、側壁32の厚み方向をなす外周面に形成されている。カム面323は、P位置を除く他のシフト位置にシフトレバー21が位置する際、後述するシフトロックリンク5のガイドピン53(ガイド部)が接触するように形成されている。一方、P位置にシフトレバー21が位置する際にはガイドピン53との接触が回避されるよう、側壁32の外縁に凹状に窪む逃げ部324が形成されている。なお、係合機構13の構成については、シフトロックリンク5を説明した後で詳しく説明する。
コントロールブロック3においてシフト方向d1に対面する上記一対のガイド壁33、34は、図1、図2及び図5に示すごとく、セレクト軸20を貫通配置するための軸孔330、340を有している。軸孔330は、軸方向にのみ進退可能な状態でセレクト軸20を軸支する断面略円形状の完全な孔である。一方、軸孔340は、ガイド壁34の上端面342に開口する開口部341を含む長孔状の不完全な孔である。この軸孔340は、セレクト軸30が軸方向に進退可能であるほか、長孔状の軸孔340の長手方向からセレクト軸20を挿入可能である。
上記レバーブロック2は、図1、図2及び図5に示すごとく、セレクト軸20及びピン収容部220等を一体成形した樹脂材料よりなる基部22と、セレクト軸20と略直交する方向に基部22から延設された鉄製のシフトレバー21とを備えている。シフトレバー21は、図示しないシフトノブを先端に備えている。
ピン収容部220は、図1及び図2に示すごとく、シフトレバー21の操作に節度感を付与するためのデントピン221を収容するための孔である。ピン収容部220は、デントピン221を突出方向に付勢する図示しない付勢スプリングを収容している。突出方向に付勢されたデントピン221によれば、上記のごとく、アッパープレート65の裏面に設けた上記デント孔(図示略)との組合せにより、シフトレバー21の操作に節度感を付与し得る。
セレクト軸20は、コントロールブロック3の軸孔330に配置される先端部201と、軸孔340に配置される後端部202と、後端部202の付け根側に位置する被支持部203とよりなる。先端部201は、軸方向の長さがガイド壁33の厚さと略一致している。一方、後端部202の軸方向の長さは、ガイド壁34の厚さとガイド壁33の厚さとの合計を若干、超える長さである。被支持部203は、後端部202よりも大径に形成された部分である。シフトレバー装置1では、被支持部203に対するシフト軸30の外接により、セレクト軸20を含むレバーブロック2の位置が規制されている。
ここで、コントロールブロック3に対するレバーブロック2の組み付け手順について説明する。上記のような先端部201及び後端部202を含むセレクト軸20を備えたレバーブロック2をコントロールブロック3に組み付けるに当たっては、図5に示すごとく、まず、先端部201がガイド壁33の手前側(軸孔330の手前側)に位置するよう、セレクト軸20に沿って後退させた状態のレバーブロック2をコントロールブロック3に対して組み合わせる(丸囲み数字1の矢印)。このとき、軸孔340の開口部341からレバーブロック2の後端部202を挿入するよう、軸孔340の長手方向に沿ってレバーブロック2を並進させる。
これにより、軸孔340に貫通配置された後端部202がガイド壁34から突出し、先端部201がガイド壁33の手前側に位置しているという組み合わせ状態を実現できる。その後、先端部201側に向かってレバーブロック2をセレクト軸20に沿って前進させる(丸囲み数字2の矢印)。これにより、後端部202が軸孔340に貫通配置された状態を維持しつつ、軸孔330に先端部201を貫通配置できる。なお、本例のシフトレバー装置1では、開口部341の開口方向において被支持部203に外接するように組み付けられるシフト軸30(丸囲み数字3の矢印)により、レバーブロック2の位置が規制される。
上記シフトロックリンク5は、図1及び図2に示すごとく、上記ソレノイド4と共にシフトロック機構11を構成している。シフトロックリンク5は、上記のごとくアンロック位置11Bとロック位置11Aとの間を回動変位する略棒状の部材である。シフトロックリンク5は、ユニットハウジング6のリンク孔621に貫通配置される回動軸50と、回動軸50から径方向に延設された連結部52及びガイドアーム56とを有している。回動軸50は、その先端部分にプッシュナット501を固定可能であると共に、付け根側に大径の座部500を備えている。シフトレバー装置1では、座部500とプッシュナット501との間隙に側壁62が挟持される状態で、回動軸50がリンク孔621を貫通している。
連結部52は、図1及び図2に示すごとく、回動軸50を中心として側壁62の内表面に沿って回動する断面略矩形状を呈する棒状部分である。連結部52は、先端部分に、シフトレバー21に干渉するブロック状のロック部51と、シフトロックリンク5の回動範囲を規制するためのカギ状の係合部55と、側壁62から見て裏側に位置する側面から立設する軸状の連結ピン54とを有している。
ロック部51は、図1、図2及び図4に示すごとく、シフトレバー21の操作経路を閉塞するブロック状の部分である。ロック部51は、連結部52と共に側壁62の内壁面に沿って回動する。ロック部51は、シフトロックリンク5がロック位置11Aに位置した際、P位置のシフトレバー21についてセレクト方向d2の操作経路を閉塞するように位置する(図4)。側壁62の内壁面に沿って位置するロック部51によれば、側壁62からの反力によりシフトレバー21の操作力を剛性高く受け止め、シフトレバー21を確実性高くP位置に規制できる。
係合部55は、図1及び図2に示すごとく、アッパーパネル65に設けた上記規制部651、652に係合する部分である。規制部651に対する係合部55の係合によれば、シフトロックリンク5の回動範囲の一方の限界位置をロック位置11Aに規制できる。規制部652に対する係合部55の係合によれば、シフトロックリンク5の回動範囲の他方の限界位置をアンロック位置11Bに規制できる。なお、本例のシフトレバー装置1では、係合部55と規制部651、652との間に弾性部材(図示略)を介設してある。これにより、シフトロックリンク5が回動する際の動作音を抑制している。
ガイドアーム56は、図1及び図2に示すごとく、コントロールブロック3に設けた上記カム面323に接触する略円柱軸状のガイドピン53(ガイド部)を保持する部分である。ガイドアーム56は、連結部52の長手方向と略直交するよう、コントロールブロック3に向けて延設されている。ガイドピン53は、側壁32の厚み方向と略平行をなすようにガイドアーム56から立設し、その外周面を介してカム面323と線接触するように形成されている。詳しくは後述するが、本例の係合機構13は、ガイドピン53とカム面323との接触関係を利用した機構である。
連結ピン54は、図1及び図2を用いて上記したごとく、ソレノイド4との間に介設された連結機構12を構成する部分である。連結ピン54は、回動軸50と略平行をなすよう、回動軸50とは反対側に向けて連結部52から立設している。なお、ガイドピン53及び連結ピン54は、シフトロックリンク5を回動駆動できるよう、回動軸50からオフセットして配置されていれば良い。ガイドピン53及び連結ピン54の形状及び配置等については適宜、変更可能である。
上記ソレノイド4は、図1〜図3に示すごとく、シフトロックリンク5を回動駆動するためのアクチュエータであり、上記シフトロックリンク5と共にシフトロック機構11を構成している。ソレノイド4は、強磁性体材料である鉄よりなるプランジャ41と、コイル45を巻回した中空略円筒形状のボビン44と、ボビン44を収容する有底略円筒状の鉄製のケース43と、ケース43の底側に配置された略円柱状の鉄製のコア42と、ケース43の開口部を封止するための封止プレート46と、コア42から引き離すようにプランジャ41を付勢する復帰スプリング47とを備えている。プランジャ41の一部及びコア42は、中空略円筒状のボビン44の内側に収容されている。プランジャ41は、軸方向に進退可能な状態で収容されている。コア42は、磁気的に接続された状態でケース43の底側に固定されている。
ソレノイド4では、図3に示すごとく、コイル45に発生した磁力がケース43を経由してコア42に伝達され、プランジャ41に作用する。なお、本例では、プランジャ41の先端部を略円錐形状に形成すると共に、これに対応するよう、コア42の端面を略すり鉢状に形成してある。略円錐形状のプランジャ41と略すり鉢状のコア42とを組み合わせたソレノイド4では、コア42からプランジャ41に作用する磁力の径方向成分をバランスさせて低く抑えることができる。
プランジャ41は、図1〜図3に示すごとく、ボビン44の内周側に配置されると共に封止プレート46に穿孔された挿通孔460を介して外部に突出する略円柱状の柱状部411と、柱状部411から軸方向に延設された大径部412と、さらに大径部412から軸方向に延設された連結部413とを有している。柱状部411は、略円錐状に形成された先端部を除き、略一定の断面円形状を呈するように形成されている。連結部413は、シフトロックリンク5の連結ピン54を貫通配置するためのピン孔414を有している。連結部413は、シフトロックリンク5の連結ピン54との組み合わせにより上記連結機構12を構成している。さらに、プランジャ41は、ソレノイド4本体からの脱落を防止するための図示しない抜け止め部を備えている。
復帰スプリング47は、柱状部411を内挿可能に巻回されたコイル状のスプリングである。シフトレバー装置1における復帰スプリング47は、大径部412と封止プレート46との間に圧縮状態で組み付けられている。復帰スプリング47の付勢力によれば、非通電状態において、図3(B)に示すごとく、プランジャ41を突出方向、すなわちコア42から遠ざかる方向にプランジャ41を変位させることができる。なお、図1及び図2では、復帰スプリング47の図示を省略している。
上記のように構成されたソレノイド4では、図1〜図3に示すごとく、復帰スプリング47による突出方向の付勢力が常時、プランジャ41に作用している。ソレノイド4に通電されると、コイル45で発生した磁力がコア42を介して伝達され、吸引して引き込む方向の力がプランジャ41に作用する。ソレノイド4単体の状態では、通電によりプランジャ41が引き込まれ、通電を遮断すると復帰スプリング47の作用によりプランジャ41が突出する。
次に、本例のシフトレバー装置1の係合機構13について、図1及び図2を用いて説明する。上記のごとく、係合機構13は、コントロールブロック3に設けたカム面323と、シフトロックリンク5のガイドピン53(ガイド部)との接触関係を利用した機構である。ここで、上記のごとく、カム面323は、P位置以外の他のシフト位置にシフトレバー21が位置する場合にのみ、ガイドピン53と接触し、シフトロックリンク5の回動位置をアンロック位置11Bに規制するように形成されている。
一方、シフトレバー21がP位置にある場合には、ガイドピン53が凹状に窪む逃げ部324に位置し、カム面323との接触関係が解消される。この状態では、ガイドピン53がコントロールブロック3側からの規制を受けることがなくなり、それ故、シフトロックリンク5の回動変位が自由となる。すなわち、この状態では、ソレノイド4の制御に応じてシフトロックリンク5が回動変位し得る。
次に、本例のシフトレバー装置1の連結機構12について、図1及び図2を用いて説明する。上記のごとく、連結機構12は、プランジャ41とシフトロックリンク5との間に介設された機構である。この連結機構12は、ピン孔414に対する連結ピン54の挿入構造を利用した機構である。この連結構造12によれば、シフトロックリンク5の回動位置とプランジャ41の変位位置との間の位置関係を一意に対応付けることができる。すなわち、シフトロックリンク5とプランジャ41との間には、シフトロックリンク5がロック位置11Aに位置すればプランジャ41が初期位置41Aに位置し、シフトロックリンク5がアンロック位置11Bに位置すればプランジャ41が動作位置41Bに位置するという一意の位置関係が実現されている。
ここで、本例では、図1〜図3に示すごとく、動作位置41Bに位置したプランジャ41とコア42とが所定の隙間Gを空けて対面するように上記規制部652を設けてある。また、上記抜け止め部により突出規制されたプランジャ41の位置に対して、上記初期位置41Aが手前(動作位置41B側)に位置するように上記規制部651を設けてある。それ故、本例のシフトレバー装置1では、動作位置41Bに向けてプランジャ41が変位する際や、プランジャ41が初期位置41Aに復帰する際に、コア42や封止プレート46等の他の部材とプランジャ41との衝突音(メカニカルノイズ)が発生するおそれが少ない。
上記のような連結機構12で連結されたシフトロックリンク5とプランジャ41とは、次のような動作関係を呈する。シフトロックリンク5が回動可能な状態(シフトレバー21がP位置に位置する状態。)では、プランジャ41の変位位置に応じてシフトロックリンク5の回動位置が決定される。すなわち、ソレノイド4に通電されると、プランジャ41がコア42に吸引されて引き込まれるように変位し、この変位に応じてシフトロックリンク5が図2中の反時計回りに回動する。シフトロックリンク5は、アッパープレート65の規制部652に対して係合部55が係合するまで回動してアンロック位置11Bに規制される。このとき、上記連結機構12を介してシフトロックリンク5と連結されたプランジャ41の変位位置は、コア42との間に所定の隙間Gを空けた動作位置41Bに規制される。
ソレノイド4への通電が遮断されると、復帰スプリング47の作用により、プランジャ41が突出方向に変位し、この変位に応じてシフトロックリンク5が図2中の時計回りに回動する。シフトロックリンク5は、アッパープレート65の規制部651に対して係合部55が係合するまで回動してロック位置11Aに規制される。このとき、プランジャ41の変位位置は、図示しない抜け止め部により突出規制される手前の位置に当たる初期位置41Bに規制される。
一方、上記係合機構13の作用によりシフトロックリンク5の回動位置がアンロック位置11Bに規制された状態(シフトレバー21がP位置以外の他のシフト位置に位置する状態。)では、連結機構12を介してシフトロックリンク5と連結されたプランジャ41が動作位置41Bに規制される。この状態では、通電状態への切り換え、あるいは通電遮断しても動作位置41Bに規制されたままプランジャ41が変位しない。それ故、ソレノイド4への通電あるいは通電遮断に応じて動作音が発生するおそれが少ない。特に、本例のシフトレバー装置1では、動作位置41Bのプランジャ41とコア42とが所定の隙間Gを空けている。それ故、ソレノイド4への通電等に応じてプランジャ41がコア42と接触して音が発生するおそれが少なくなっている。
以上のように、本例のシフトレバー装置1では、シフトレバー21がP位置に位置した場合のみ、シフトロックリンク5を含むシフトロック機構11が動作し、P位置以外の他のシフト位置に位置した場合には、ソレノイド4に通電されてもシフトロック機構11が動作しない。特に、本例のシフトレバー装置1では、カム面323とガイドピン53(ガイド部)との接触構造を利用して機械的に構成された係合機構13等を採用することで、上記のような動作を確実性高く実現している。
このように、本例のシフトレバー装置1は、低コスト、かつ、シンプルな構成により、P位置以外の他のシフト位置にシフトレバー21が位置した際の無駄なシフトロック機構11の動作を回避可能な優れた特性を備えた装置である。
なお、本例では、樹脂材料よりなるレバーブロック2と一体成形されたセレクト軸20を採用したが、これに代えて、軸孔を設けたレバーブロック2に対して軸状のセレクト軸を挿入固定することもできる。
またなお、本例では、図示しない抜け止め部を設けたプランジャ41を採用したが、抜け止め部を省略することもできる。
さらに、本例では、コントロールブロック3に設けた軸孔330と長孔状の軸孔340との組合せにより、セレクト軸20が一体化された状態のレバーブロック2をコントロールブロック3に対して組み付け可能としている。これに代えて、コントロールブロック3に設けた断面略円形状の軸孔に対して、レバーブロック2の軸孔を同軸上に保持した状態で、後から別体のセレクト軸を挿入固定することも可能である。
(実施例2)
本例のシフトレバー装置1は、実施例1のシフトレバー装置に基づいて、シフトロックリンク5とシフトレバー21との間に介設された係合機構13の構成を変更した例である。この内容について、図6及び図7を用いて説明する。
図6に示すごとく本例のシフトレバー装置1の係合機構13では、カム面503とガイドピン(ガイド部)353との配置関係が実施例1とは逆転している。実施例1のシフトレバー装置では、カム面がコントロールブロックに形成され、ガイドピンがシフトロックリンクに配設されていた。これに対して、実施例2のシフトレバー装置1では、シフトロックリンク5にカム面503が形成され、コントロールブロック3がガイドピン353を保持している。
さらに、本例のシフトレバー装置1では、実施例1とは異なり、ソレノイド4から復帰スプリングを省略してある。本例のシフトレバー装置1では、ガイドピン353をシフトロックリンク5に向けて付勢する付勢スプリング352の付勢力により、プランジャ41が初期位置に向けて付勢されている。さらに、本例では、コントロールブロック3によるレバーブロック2の支持構造を変更してある。本例のシフトレバー装置1では、コントロールブロック3に対してレバーブロック2を組み合わせた後、図示しないセレクト軸を挿入することで両者を連結してある。
図6及び図7に示すごとく、コントロールブロック3は、シフトロックリンク5側に向けて外周側に突出するように配設された中空筒状のピン保持部351を有している。このピン保持部351は、コントロールブロック3の外周面から突出するように立設している。ピン保持部351は、圧縮状態の復帰スプリング352とガイドピン353とを収容可能なように形成されている。シフトレバー装置1では、シフトロックリンク5のカム面503に押し当たるよう、ガイドピン353が復帰スプリング351によって付勢されている。
図7に示すごとく、本例のシフトレバー装置1では、シフトレバー21がP位置に位置するか否かに応じて、回動軸50及び連結ピン54と、シフトロックリンク5に対するガイドピン353の当接位置との位置関係が切り替わる。すなわち、同図(A)に示すごとく、シフトレバー21がP位置にある場合、シフトロックリンク5に対するガイドピン353の当接位置と、連結ピン54との間に回動軸50が位置する。ここで、ガイドピン353は突出方向に付勢されているため、シフトロックリンク5は、連結ピン54がコントロールブロック3側に押し出されるよう、回動軸50を中心として時計回りに回動する。シフトロックリンク5は、規制部651との係合によりロック位置11Aに規制される。シフトロックリンク5がロック位置11Aに位置することにより、ソレノイド4のプランジャ41が突出した状態となる。この状態でソレノイド4に通電されると、プランジャ41の引込変位に応じて、復帰スプリング352の付勢力に対抗してシフトロックリンク5が反時計回りに回動し、アンロック位置11Bに位置し得る。
一方、図7(B)に示すごとく、シフトレバー21がP位置以外の他のシフト位置にある場合、シフトロックリンク5に対するガイドピン353の当接位置及び連結ピン54が、回動軸50に対して同じ側に位置するようになる。シフトロックリンク5は、ガイドピン353を介して復帰スプリング352から作用する付勢力に応じて反時計回りに回動し、規制部652と係合するアンロック位置11Bに位置することになる。このとき、プランジャ41がソレノイド4の内部に押し戻される。すなわち、プランジャ41は、通電状態であるか否かに関わらず、コア42側に位置する。それ故、この状態では、ソレノイド4に通電されてもプランジャ41が変位しないようになる。
以上のように、本例のシフトレバー装置1は、実施例1と同様、P位置にシフトレバー21が位置している場合、ソレノイド4への通電に応じてシフトロックリンク5をアンロック位置11Bに回動させ得る。一方、P位置以外の他のシフト位置にシフトレバー21が位置している場合には、シフトロックリンク21がアンロック位置11Bに規制され、通電してもプランジャ41やシフトロックリンク5が変位しない。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
(実施例3)
本例は、実施例1のシフトレバー装置に基づいて、シフトロック機構11の構成を変更した例である。この内容について、図8を用いて説明する。
本例のシフトレバー装置1は、P位置、R位置、N位置、D位置などの各シフト位置を直線的に配置した、いわゆるストレート式のシフトレバー装置である。このシフトレバー装置1では、シフトレバー21がシフト方向にのみ回動し得る。
シフトレバー装置1は、図示しないユニットハウジングの内部に、シフト軸30を介してレバーブロック3を回動可能な状態で収容した装置である。このシフトレバー装置1は、図示しないシフトノブに設けた操作ボタン(解除操作部)の操作に応じて、例えば、P位置からR位置へシフト操作が可能なように構成されている。このような構成は、操作ボタンの操作に応じて従動する規制部材71(以下、ロックピン71という。)と、ロックピン71を収容するガイド孔720を形成するガイドフレーム72との組み合わせにより実現されている。そして、本例のシフトロック機構11は、上記ロックピン71の変位を規制することで、シフトレバー21の操作を規制するように構成された機構である。
まず、ロックピン71とガイド孔720との関係について説明する。ロックピン71は、シフトレバー21の外周面から突出する凸状の部材である。ロックピン71は、シフトノブの操作ボタンの操作に応じて、シフトレバー21の軸方向に進退する。ロックピン71は、図示しない復帰スプリングによりシフトレバー21の軸方向先端に向けて付勢され、操作ボタンの非操作時では軸方向先端側の規制位置71Rに位置している。一方、操作ボタンの操作時には、シフトレバー21の付け根側、すなわちシフト軸30側の解除位置71Uに向けて変位する。
上記ガイド孔720を設けたガイドフレーム72は、筐体である図示しないユニットハウジングに固定された部材である。ガイド孔720は、シフトレバー21の操作に伴うロックピン71の回動範囲をカバーするように形成されている。ガイド孔720は、シフトレバー21の先端方向に向かう径方向の形成深さが各シフト位置毎に異なっている。例えば、隣り合うP位置とR位置とを比較すると、P位置に対応するガイド孔720Pがシフトレバー21の先端側に向かって深く形成され、R位置に対応するガイド孔720Rは径方向に浅くなっている。つまり、P位置とR位置との間には、ガイド孔720の段差が形成されている。
上記のごとくロックピン71はシフトレバー21の先端方向に向けて付勢されている。そのため、ロックピン71は、常に、ガイド孔の縁(図中では上縁)に当接する規制位置71Rに位置することになる。例えば、シフトレバー21がP位置に位置した際には、上記のごとく付勢されたロックピン71が奥深く形成されたガイド孔720Pの底部分(図中、上側)に位置し得る。上記のごとく隣り合うR位置のガイド孔720Rとの間には段差が形成されているため、この状態では、シフトレバー21の操作が規制されることになる。シフトレバー21の操作を可能とするには、シフトノブの操作ボタンの操作により、R位置のガイド孔720Rとの段差を越える解除位置71Uまでロックピン71を変位させる必要がある。
本例のシフトロック機構11は、P位置に位置したシフトレバー21について、ロックピン71の変位を規制可能なシフトロックリンク5を備えている。シフトロックリンク5は、実施例1と同様、回動中心となる回動軸50と、プランジャ41に連結される連結ピン54と、レバーブロック2のカム面250に接触するガイドピン53(ガイド部)とを有する略L字状を呈する部材である。シフトロックリンク5は、回動軸50を介してユニットハウジングに軸支されている。シフトロックリンク5は、ロックピン71の軸方向の変位を規制するロック位置11A(実線で示す位置)と、ロックピン71の軸方向の変位を許容するアンロック位置11B(破線で示す位置)との間を回動変位する。
ガイドピン53が接触するカム面250は、レバーブロック2の外周面に形成されている。シフトレバー装置1では、P位置以外の他のシフト位置にシフトレバー21が位置した際、ガイドピン53がカム面250に接触し、これにより、シフトロックリンク5がアンロック位置11Bに規制される(図8(B)参照。)。一方、P位置にシフトレバー21が位置した際には、ガイドピン53が逃げ部251に位置し得る(図8(A)参照。)。この状態では、プランジャ41の進退に応じて、シフトロックリンク5がロック位置11Aとアンロック位置11Bとの間を回動可能である。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
実施例1における、シフトレバー装置の構造を示す組立て図。 実施例1における、シフトロック機構の動作を説明する説明図。 実施例1における、ソレノイドの内部構造を示す断面図。 実施例1(従来例)における、シフトパネルの正面図。 実施例1における、コントロールブロックに対するレバーブロックの組み付け構造を示す説明図。 実施例2における、シフトロック装置の構造を示す組立て図。 実施例2における、シフトロック機構の動作を説明する説明図。 実施例3における、シフトレバー装置の内部構造を示す側面図。 従来例における、シフトロック機構の動作を説明する説明図。
符号の説明
1 シフトレバー装置
11 シフトロック機構
11A ロック位置
11B アンロック位置
12 連結機構
13 係合機構
2 レバーブロック
20 セレクト軸
21 シフトレバー
250 カム面
3 コントロールブロック
30 シフト軸
323 カム面
353 ガイド部(ガイドピン)
4 ソレノイド
41 プランジャ
41A 初期位置
41B 動作位置
5 シフトロックリンク
50回動軸
503 カム面
51 ロック部
53 ガイド部(ガイドピン)
54 連結ピン
55 係合部
651、652 規制部
655 ゲート
71 規制部材(ロックピン)
71R 規制位置
71U 解除位置
72 ガイドフレーム
720 ガイド孔

Claims (5)

  1. 複数のシフト位置に操作可能なシフトレバーと、
    上記複数のシフト位置のうちのいずれかの所定のシフト位置に位置する上記シフトレバーについて他のシフト位置への操作を禁止するロック位置、及び上記所定のシフト位置に位置する上記シフトレバーについて上記他のシフト位置への操作を許容するアンロック位置に変位可能なシフトロックリンクと、
    電線を巻回したコイル、該コイルへの通電により発生する磁力に応じて動作位置に変位可能なプランジャ、及び該プランジャを初期位置に向けて付勢する復帰スプリングを含むソレノイドと、
    上記シフトレバーが上記所定のシフト位置にある場合に上記ロック位置及び上記アンロック位置への上記シフトロックリンクの変位を許容する一方、上記シフトレバーが上記他のシフト位置にある場合には上記シフトロックリンクが上記アンロック位置に規制されるよう、上記シフトレバーと上記シフトロックリンクとの間に介設された係合機構と、
    上記動作位置への上記プランジャの変位に応じて上記シフトロックリンクを上記アンロック位置に変位させると共に、上記シフトロックリンクが上記アンロック位置に位置した場合には上記プランジャが上記動作位置に規制されるよう、上記プランジャと上記シフトロックリンクとを連結する連結機構と、を備えたことを特徴とするシフトレバー装置。
  2. 請求項1において、上記係合機構は、上記シフトレバー及び上記シフトロックリンクのうちのいずれか一方に形成されたカム面と、他方に配設されたガイド部とを有し、
    上記係合機構は、上記シフトレバーが上記他のシフト位置にある場合、上記カム面と上記ガイド部との接触に応じて上記シフトロックリンクを上記アンロック位置に規制する一方、上記シフトレバーが上記所定のシフト位置にある場合、上記カム面と上記ガイド部との接触関係が解消されて上記シフトロックリンクが上記アンロック位置及び上記ロック位置に変位可能となるように構成されていることを特徴とするシフトレバー装置。
  3. 請求項1又は2において、上記アンロック位置に位置する上記シフトロックリンクが上記ロック位置からさらに離れる方向に変位することを規制する規制部を備えており、
    上記ソレノイドは、上記コイルが発生する磁力を伝達して上記プランジャを吸引するコアを有していると共に、上記動作位置の上記プランジャが所定の隙間を空けた状態で上記コアと対面するように構成されていることを特徴とするシフトレバー装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、上記シフトレバーは、シフト位置を切り換えるシフト方向、及びシフト位置を切り換え可能な状態と切り換え不可能な状態とを切り換えるセレクト方向よりなる互いに直交する2方向に操作可能なように構成されており、
    上記シフトロックリンクは、上記ロック位置に位置した際、上記P位置の上記シフトレバーについて上記セレクト方向の操作を禁止するように構成されていることを特徴とするシフトレバー装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項において、上記シフトレバー装置は、上記シフトレバーの操作が禁止された状態を解除するための解除操作部と、
    該解除操作部が操作された場合に上記所定のシフト位置に位置する上記シフトレバーの操作を許容する解除位置に変位し、それ以外の場合には上記所定のシフト位置に位置する上記シフトレバーの操作を禁止する規制位置に位置する規制部材と、を備えており、
    上記シフトロックリンクは、上記ロック位置にあるとき、上記規制位置から上記解除位置への上記規制部材の変位を禁止し、上記アンロック位置にあるとき、上記規制位置から上記解除位置への上記規制部材の変位を許容するように構成されていることを特徴とするシフトレバー装置。
JP2007216037A 2007-08-22 2007-08-22 シフトレバー装置 Pending JP2009046080A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007216037A JP2009046080A (ja) 2007-08-22 2007-08-22 シフトレバー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007216037A JP2009046080A (ja) 2007-08-22 2007-08-22 シフトレバー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009046080A true JP2009046080A (ja) 2009-03-05

Family

ID=40498725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007216037A Pending JP2009046080A (ja) 2007-08-22 2007-08-22 シフトレバー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009046080A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103826898A (zh) * 2011-09-27 2014-05-28 株式会社东海理化电机制作所 换档装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH092092A (ja) * 1996-02-08 1997-01-07 Suzuki Motor Corp 自動変速機のセレクトレバーロック装置
JP2657330B2 (ja) * 1991-04-02 1997-09-24 本田技研工業株式会社 自動変速機用セレクトレバー装置におけるシフトロック装置
JP3701739B2 (ja) * 1995-11-07 2005-10-05 株式会社東海理化電機製作所 シフトレバー装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2657330B2 (ja) * 1991-04-02 1997-09-24 本田技研工業株式会社 自動変速機用セレクトレバー装置におけるシフトロック装置
JP3701739B2 (ja) * 1995-11-07 2005-10-05 株式会社東海理化電機製作所 シフトレバー装置
JPH092092A (ja) * 1996-02-08 1997-01-07 Suzuki Motor Corp 自動変速機のセレクトレバーロック装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103826898A (zh) * 2011-09-27 2014-05-28 株式会社东海理化电机制作所 换档装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5500797B2 (ja) キー装置
WO2012090954A1 (ja) 自動変速機用変速操作装置
US8408031B2 (en) Ignition switch operation restricting device
JP2009052229A (ja) 車両用ドアロック装置
JP2002264679A (ja) シフトレバー装置
JP4518869B2 (ja) 車両用シフトロック装置
JP3688923B2 (ja) シフトレバー装置
KR100622495B1 (ko) 개인 아이디카드 시스템용 스티어링컬럼 록
KR100658046B1 (ko) 전자 키를 사용하는 시동 스위치 장치 및 그것의 제어 방법
JP2009046080A (ja) シフトレバー装置
JP2009214667A (ja) シフトロック装置
CN107458344B (zh) 转向锁定装置
US20100132417A1 (en) Key interlock for use in vehicles
JP2009046095A (ja) シフトレバー装置
JP2007030634A (ja) シフト操作装置及び移動規制装置
JP2014028610A (ja) シフトレバー装置
JP4724058B2 (ja) シフトレバー装置
JP6894798B2 (ja) シフトレバーユニット
KR100635253B1 (ko) 2 모드 시동 스위치 장치
JP2008514503A (ja) イグニッションキースイッチ機構
JP2005145449A (ja) 車両のキーインタロック装置
JP4154283B2 (ja) 錠装置
JP2010264950A (ja) シフトレバー装置
JP3445445B2 (ja) シフトレバー装置のシフトロック機構
JP4796913B2 (ja) キーインターロックアクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20100802

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111117

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20111122

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120403