JP2009045974A - 船舶の推進装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 氷等の漂流物との接触によるプロペラの損傷を防止することができる船舶の推進装置を提供する。
【解決手段】 回転駆動力を発生させる主機4と、主機4により回転駆動されるプロペラ6と、プロペラ6と漂流物との接触を検出する検出部7と、検出部7の検出結果に基づいて、少なくとも主機4の回転数を制御する制御部8と、が設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特に、氷などの漂流物のある海域を航行する船舶に適用して好適な船舶の推進装置に関する。
船舶において、プロペラには船舶の進行に伴い様々な種類の力が作用する。このプロペラに働く力により、船舶の推進装置に不具合が発生することが知られている。
例えば、プロペラに働く力によりプロペラ軸が変形し、船尾管軸受との間で焼き付きなどの不具合が発生することが知られている。
このような推進装置における不具合の発生を防止するため、様々な防止技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−137334号公報
しかしながら、上述の技術では、船舶の運航状態に基づいて推進装置の不具合発生を防止することはできるが、外部環境により発生する推進装置の不具合を防止することは困難であった。
具体的には、氷のある海域を航行する船舶では、氷と推進器、特にプロペラとが接触してプロペラが破損する場合がある。上述の技術では、このようなプロペラ等の破損による不具合発生を防止することは難しいという問題があった。
さらに、破損したプロペラ等を修理、または交換するには多大な時間を要するという問題があった。
一方で、推進器が破損して使用が困難になった場合に備えて、予備の推進器を船舶に設けられている。しかしながら、推進器が破損していない場合、つまり船舶にとっては通常の運行状態には、過剰な推進器が船舶に設けられていることになり、航行に必要なコストが大きくなるという問題があった。
さらに、氷とプロペラ等との接触によるプロペラ損傷を避けるため、プロペラの強度を高める対策が行われる場合もある。例えば、プロペラを構成する部材の厚さを増してプロペラの強度を高めたり、より強度の高い材料を用いてプロペラを製造することによりプロペラの強度を高めたりしている。
しかしながら、このような対策を行っても、氷とプロペラ等との接触によるプロペラ損傷の防止は、不十分であってプロペラの損傷を船舶の航行に支障が起きない程度に抑えるには至っていないという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、氷等の漂流物との接触によるプロペラの損傷を防止することができる船舶の推進装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の船舶の推進装置は、回転駆動力を発生させる主機と、該主機により回転駆動されるプロペラと、該プロペラと漂流物との接触を検出する検出部と、該検出部の検出結果に基づいて、少なくとも前記主機の回転数を制御する制御部と、が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、検出部によりプロペラと漂流物、例えば氷との接触が検出されると、制御部により主機の回転数、つまりプロペラの回転数が制御されるため、上述の接触によりプロペラに働く荷重の大きさが制御され、プロペラの破損が防止される。
例えば、プロペラと漂流物との接触が検出されると、制御部により主機の回転数が下げられ、プロペラの回転数が下げられる。すると、漂流物との接触によりプロペラに働く荷重が小さくなり、プロペラの破損を防止することができる。
本発明の船舶の推進装置は、回転駆動力を発生させる主機と、該主機により回転駆動され、ピッチ角が変更可能なプロペラ翼を有するプロペラと、該プロペラと漂流物との接触を検出する検出部と、該検出部の検出結果に基づいて、少なくとも前記プロペラの前記ピッチ角を制御する制御部と、が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、検出部によりプロペラと漂流物、例えば氷との接触が検出されると、制御部によりプロペラ翼のピッチ角、つまり翼角が制御されるため、プロペラと漂流物との接触によりプロペラに働く力の大きさが制御される。
例えば、プロペラと漂流物との接触が検出された場合には、制御部によりプロペラ翼のピッチ角が小さくされる。つまり、プロペラ翼と漂流物との接触角度が変わり、プロペラに働く力が小さくなる。そのため、漂流物の接触によるプロペラの破損を防止することができる。
さらに、プロペラ翼は損傷を受けにくい角度で漂流物と接触することになり、漂流物の接触によるプロペラの破損を防止することができる。
上記発明においては、前記主機から前記プロペラに回転駆動力を伝達するプロペラ軸が設けられ、前記検出部は、前記プロペラと前記漂流物との接触により前記プロペラ軸に働くトルクを検出することが望ましい。
本発明によれば、検出部はプロペラ軸に働くトルクを検出することで、プロペラと氷(漂流物)とが接触した際に、プロペラに働く荷重により生じるトルク(以下、アイストルクと表記する。)を検出することができる。検出部は、船舶の外部に配置されたプロペラ自身に働く荷重を直接検出する方法と比較して、船舶の内部に配置された検出部によりプロペラ軸を介してアイストルクを検出するため、検出部を容易に配置することができ、アイストルクを容易に検出することができる。
上記発明においては、前記検出部は、前記プロペラと前記漂流物との接触により前記プロペラに働くトルクを検出することが望ましい。
本発明によれば、検出部はプロペラに働くトルクを検出することで、プロペラと氷(漂流物)とが接触した際にプロペラに働く力であるアイストルクを直接検出することができる。検出部は、プロペラに働く荷重を直接検出するため、船舶の内部に配置されたプロペラ軸を介してアイストルクを検出する方法と比較して、プロペラに働く荷重の検出精度が高くなる。さらに、プロペラ軸を介してアイストルクを検出する方法では、プロペラの回転軸線を中心とする周方向に働く荷重のみしか検出できないのに対して、プロペラに働く荷重を直接検出するため、プロペラに働く荷重であって、上記周方向以外の方向に働く荷重、つまりトルクに反映されない荷重も検出することができ、プロペラの破損をより確実に防止することができる。
上記発明においては、前記検出部の検出結果を記録する記録部が設けられていることが望ましい。
本発明によれば、検出部の検出結果を記録することで、プロペラと漂流物の接触回数などの履歴を知ることができる。このような履歴を解析することにより、プロペラに蓄積された疲労を推定することができ、プロペラが破損する前に交換や、修理を施すことができる。
本発明の船舶の推進装置によれば、検出部によりプロペラと漂流物、例えば氷との接触が検出されると、制御部により主機の回転数、つまりプロペラの回転数が制御されるため、上述の接触によりプロペラに働く荷重の大きさが制御され、プロペラの損傷を防止することができるという効果を奏する。
本発明の船舶の推進装置によれば、検出部によりプロペラと漂流物、例えば氷との接触が検出されると、制御部によりプロペラ翼のピッチ角、つまり翼角が制御されるため、プロペラと漂流物との接触によりプロペラに働く力の大きさが制御され、プロペラの損傷を防止することができるという効果を奏する。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の第1の実施形態の船舶の推進装置について図1から図5を参照して説明する。
図1は、本実施形態の船舶の推進装置の概略を説明する模式図である。
本実施形態では、本発明の船舶の推進装置1を、漂流物である氷のある海域を航行する船舶である耐氷型船舶や、砕氷型船舶などの推進装置に適用して説明する。なお、漂流物は上述のように氷に限定されるものでなく、その他のプロペラに接触する可能性のあるものも漂流物に含まれ、特に限定するものではない。
船舶Sには、推進力を発生させる推進装置(船舶の推進装置)1と、航行方向を制御する舵2および舵取機3と、が設けられている。
本実施形態の推進装置1には、図1に示すように、回転駆動力を発生させる主機4と、発生された回転駆動力をプロペラ6に伝達するプロペラ軸5と、回転駆動されることにより推進力を発生するプロペラ6と、プロペラ軸5におけるトルクを検出するトルク検出部(検出部)7と、トルク検出部7の検出結果に基づいて主機4を制御する回転指示部(制御部)8と、が設けられている。
主機4は、船舶Sの内部に配置され、プロペラ6を回転駆動させる回転駆動力を発生させるものである。主機4には、回転駆動力をプロペラ6に伝達するプロペラ軸5が取り付けられている。さらに、主機4には、主機4の回転数を制御する回転指示部8から出力される制御信号が入力されている。
なお、主機4としては、ディーゼルエンジンなどの公知のものを用いることができ、特に限定するものではない。
プロペラ軸5は、主機4とプロペラ6との間に配置され、主機4で発生された回転駆動力を船舶Sの外部に配置されたプロペラ6に伝達するものである。プロペラ軸5には、プロペラ軸5介してプロペラ6に作用するアイストルクを検出するトルク検出部7が設けられている。
プロペラ6は、プロペラ軸5を介して主機4から伝達された回転駆動力により回転駆動されるものであって、船舶Sを推進する推進力を発生させるものである。なお、プロペラ6としては、プロペラ翼のピッチ角が固定されたプロペラや、ピッチ角が変更可能なプロペラ等、公知のプロペラを用いることができ、特に限定するものではない。
トルク検出部7は、プロペラ軸5を介してプロペラ6に働くアイストルクを検出するものである。トルク検出部7は、船舶Sの内部におけるプロペラ軸5に取り付けられ、トルク検出部7の検出信号、つまりトルク検出部7により検出されたトルクの値に係る信号は、回転指示部8に入力されている。
なお、トルク検出部7としては、公知のトルクを検出する装置等を用いることができ、特に限定するものではない。
回転指示部8は、トルク検出部7の検出信号に基づいて、主機4の回転数を制御するものである。回転指示部8には、トルク検出部7から検出信号が入力されているとともに主機4から回転数に係る信号が入力され、回転指示部8は主機4に対して回転数を制御する制御信号を出力している。
なお、回転指示部8による主機4の回転数の制御方法は、以下に詳述する。
次に、上記の構成からなる推進装置1におけるプロペラ6の保護について説明する。
図2は、図1のトルク検出部により検出されたトルクの変化を説明するグラフである。図3は、図1のプロペラ回転数の変化を説明するグラフである。
なお、図2における縦軸は、プロペラトルクTをアイストルクの閾値THで割って無次元化した値を示し、図3における縦軸は、プロペラ回転数Nを、非氷海域におけるプロペラ回転数Nで割って無次元化した値を示している。
船舶Sが航行している際、回転指示部8は図1に示すように、トルク検出部7の検出信号および主機4の回転数に係る信号に基づいて、主機4の回転数を制御している。
例えば、図2および図3の左側(約0分から約4分までの間)に示すように、船舶Sが通常航行している際には、回転指示部8は、プロペラトルクの値が約0.5であって、プロペラ6の回転数が約1となるように主機4を制御している。
ここで、船舶Sが氷のある海域を航行すると、漂流物である氷とプロペラ6とが接触し、プロペラ6の回転を妨げる力(荷重)がプロペラ6に働く。すると、主機4がプロペラ6を回転させるトルク、つまりプロペラトルクが上述の妨げる力により増加する。この増加したトルクはアイストルクITと呼ばれ、アイストルクITの値の大きさは、プロペラ6と接触した氷の大きさや、プロペラ6の回転速度や、プロペラ6における氷と接触した位置などにより変化する。
回転指示部8は、入力されるアイストルクITの値および回数を監視しており、所定の閾値THを超えるアイストルクITの発生回数が所定の回数を越えた場合に、主機4の回転数を低下させる制御信号を主機4に出力する。
上述の所定の閾値THは、例えば、船級協会が規定するアイストルクMの値に基づいて定められている。ここで言う、船級協会が規定するアイストルクMとは、以下の式により求められるトルクのことである。
M=mD
ここで、Mは船級協会が規定するアイストルク(t・m(N・m))であり、Dはプロペラの直径(m)である。mは係数であり、アイスクラスIASでは2.15、アイスクラスIAでは1.60、アイスクラスIBでは1.33、アイスクラスICでは1.22が係数として適用される。
なお、上述の係数mの値は、アイストルクを表示する単位が(t・m)の場合の値であって、アイストルクを表示する単位が(N・m)の場合には、各係数に約10000(9806.7)を乗じた値を用いる。
本実施形態では、アイストルクMの値を上述の所定の閾値THとして定めた場合に適用して説明する。
一方、上述の所定の回数は、所定の閾値THを超えるアイストルクITがプロペラ6に働いても、プロペラ6が破損しない範囲内で定められる回数である。例えば、プロペラ6がアイストルクITにより疲労破壊しない範囲内の回数などを例示することができる。
なお、所定の閾値THや、所定の回数の定め方は、上述の方法に限定されるものではなく、他の方法により定めてもよく、特に限定するものではない。
回転指示部8の制御信号が入力された主機4は、制御信号に基づいて回転数を約1から約0.8に低下させ、図3における約5分以後に示すように、プロペラ6の回転数を低下させる。
すると、図2における約5分以後に示すように、プロペラトルクの値は約0.3の値に低下する。同時に、氷とプロペラ6との接触時におけるプロペラ6の回転速度が低下するため、発生するアイストルクITの値も低くなり、約1を超えるアイストルクITの発生が抑制される。
上記の構成によれば、トルク検出部7によりプロペラ6と氷との接触が検出されると、回転指示部8により主機4の回転数、つまりプロペラ6の回転数が制御されるため、上述の接触によりプロペラ6に働く荷重の大きさが制御され、プロペラ6の破損が防止される。
例えば、プロペラ6と氷との接触が検出されると、回転指示部8により主機4の回転数が下げられ、プロペラ6の回転数が下げられる。すると、氷との接触によりプロペラ6に働く荷重が小さくなり、プロペラ6の破損を防止することができる。
トルク検出部7はプロペラ軸5に働くトルクを検出することで、プロペラ6と氷とが接触した際に、プロペラ6に働く荷重により生じるアイストルクを検出することができる。トルク検出部7は、船舶Sの外部に配置されたプロペラ6自身に働く荷重を直接検出する方法と比較して、船舶Sの内部に配置されたトルク検出部7により、プロペラ軸5を介してアイストルクを検出するため、トルク検出部7を容易に配置することができ、アイストルクを容易に検出することができる。
図4は、図1のトルク検出部により検出されたトルクの別の変化を説明するグラフである。図5は、図1のプロペラ回転数の別の変化を説明するグラフである。
なお、回転指示部8は、上述の図2および図3に示すように、所定の閾値THを超えるアイストルクITが所定回数だけ検出された場合に主機4の回転数を低下させ、低下した回転数を維持してもよいし、図4および図5に示すように、主機4の回転数を低下させた後に、所定の閾値THを超えるアイストルクITが発生していない場合には、主機4の回転数を上昇、または元の回転数に戻す制御信号を出力してもよく、特に限定するものではない。
この場合、主機4の回転数の上昇幅は、アイストルクITの値が、所定の閾値THを超えない程度であることが好ましい。
このようにすることで、船舶Sの航行速度の低下を最低限に抑えるとともに、プロペラ6の破損を防止することができる。
なお、上述のようにアイストルクITの値に基づいて主機4の回転数を制御してもよいし、さらに、アイストルクITおよび船舶Sの周囲の気象情報に基づいて、船舶Sの航路を決定または変更してもよく、特に限定するものではない。
このようにすることで、プロペラ6と氷との接触を回避することができ、プロペラ6の破損をより確実に防止することができる。
〔第1の実施形態の変形例〕
次に、本発明の第1の実施形態の変形例について図6を参照して説明する。
本変形例の船舶の推進装置の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、記録部を備える点が異なっている。よって、本変形例においては、図6を用いて記録部の周辺のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図6は、本変形例に係る船舶の推進装置の概略を説明する模式図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本変形例の推進装置101には、図6に示すように、回転駆動力を発生させる主機4と、発生された回転駆動力をプロペラ6に伝達するプロペラ軸5と、回転駆動されることにより推進力を発生するプロペラ6と、プロペラ軸5におけるトルクを検出するトルク検出部7と、トルク検出部7の検出結果に基づいて主機4を制御する回転指示部8と、トルク検出部7の検出結果を記録する記録部109と、が設けられている。
記録部109は、トルク検出部7の検出結果、例えばプロペラトルクの時系列データを記録するものである。
記録部109には、トルク検出部7から検出信号が入力されている。つまり、トルク検出部7は、回転指示部8および記録部109に検出信号を出力している。
なお、記録部109は、上述のように、プロペラトルクの時系列データを記録してもよいし、アイストルクITの値や、アイストルクITの発生回数などの情報を抽出して記録してもよく、特に限定するものではない。
次に、上記の構成からなる推進装置101におけるプロペラ6の保護について説明する。なお、回転指示部8による主機4の回転数の制御方法は第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
記録部109には、上述のように、トルク検出部7から検出信号が入力され、プロペラトルクの時系列データが記録される。
その後、記録部109に記録されたプロペラトルクの時系列データを分析し、プロペラ6のプロペラ翼における疲労強度を越える応力が、プロペラ翼に何回作用したかが求められる。この求めた結果に基づき、プロペラ6の交換時期が決定される。
なお、上述の記録部109の記録されたデータの分析は、記録部109により常時行われてもよいし、所定の間隔を空けて行われてもよく、特に限定するものではない。
上記の構成によれば、トルク検出部7の検出結果を記録部109に記録することで、プロペラ6と氷の接触回数などの履歴を知ることができる。このような履歴を解析することにより、プロペラ6に蓄積された疲労を推定することができ、プロペラ6が破損する前に交換や、修理を施すことができる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について図7を参照して説明する。
本実施形態の船舶の推進装置の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、アイストルクを低減する構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図7を用いてアイストルク低減に係る構成のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図7は、本実施形態に係る船舶の推進装置の概略を説明する模式図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態の推進装置201には、図7に示すように、回転駆動力を発生させる主機4と、発生された回転駆動力をプロペラ206に伝達するプロペラ軸5と、回転駆動されることにより推進力を発生するプロペラ206と、プロペラ206におけるプロペラ翼216の翼角を変更する翼角変更部(制御部)209と、プロペラ軸5におけるトルクを検出するトルク検出部7と、トルク検出部7の検出結果に基づいて主機4およびプロペラ206を制御する指示部(制御部)208と、が設けられている。
プロペラ206は、指示部208の制御信号に基づいて、プロペラ翼216のピッチ角、言い換えると翼角が変更される可変ピッチプロペラである。プロペラ206は、プロペラ軸5を介して主機4から伝達された回転駆動力により回転駆動されるものであって、船舶Sを推進する推進力を発生させる点では、第1の実施形態におけるプロペラ6と同様の働きをするものである。
翼角変更部209は、指示部208の制御信号に基づいてプロペラ206のプロペラ翼216の翼角を変更するものである。翼角変更部209は、船舶S内のプロペラ軸5に設けられている。翼角変更部209には、指示部208から翼角の変更を制御する制御信号が入力されている一方、翼角変更部209から指示部208には、現在のプロペラ翼216の翼角の値が出力されている。
なお、翼角変更部209の構成としては、公知の構成を用いることができ、特に限定するものではない。
指示部208は、トルク検出部7の検出信号に基づいて、主機4の回転数制御、および、プロペラ翼216の翼角制御を行うものである。
指示部208には、トルク検出部7から検出信号が入力され、主機4から回転数に係る信号が入力され、さらに、翼角変更部209からプロペラ翼216の翼角に係る信号が入力されている。一方、回転指示部8は、主機4に対して回転数を制御する制御信号を出力し、翼角変更部209に対してプロペラ翼216の翼角を制御する制御信号を出力している。
なお、指示部208によるプロペラ翼216の翼角の制御方法は、以下に詳述する。
なお、指示部208は、上述のように主機4の回転数制御およびプロペラ翼216の翼角制御の両者を同時に行ってもよいし、少なくとも一時的にプロペラ翼216の翼角制御のみを行ってもよいし、第1の実施形態のように主機4の回転数制御のみを行ってもよく、特に限定するものではない。
次に、上記の構成からなる推進装置201におけるプロペラ206の保護について説明する。なお、指示部208による主機4の回転数の制御方法は第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
指示部208は、主機4に対して回転数を低下させる制御信号を出力する際、同時にプロペラ翼216の翼角を小さくする制御信号を翼角変更部209に出力する。入力された制御信号に基づいて、翼角変更部209はプロペラ206のプロペラ翼216の翼角を小さくする。
翼角が小さくなると、プロペラ翼216における氷との接触位置が変わり、氷との接触によりプロペラ206に働くアイストルクITの値が小さくなる。
なお、第1の実施形態の場合と同様に、指示部208は、プロペラ翼216の翼角を小さくした場合、その後翼角が小さい状態を維持しても良いし、所定の閾値THを超えるアイストルクITが発生していない場合には、プロペラ翼216の翼角を大きく、または元の翼角に戻す制御信号を出力してもよく、特に限定するものではない。
上記の構成によれば、トルク検出部7によりプロペラ206と氷との接触が検出されると、翼角変更部209および指示部208によりプロペラ翼216のピッチ角、つまり翼角が制御されるため、プロペラ206と氷との接触によりプロペラ206に働く力、つまりアイストルクITの大きさが制御される。
プロペラ206と氷との接触が検出された場合には、翼角変更部209および指示部208によりプロペラ翼216のピッチ角が小さくされる。つまり、プロペラ翼216と氷との接触角度が変わり、プロペラ206に働くアイストルクITが小さくなる。そのため、氷の接触によるプロペラ206の破損を防止することができる。
さらに、プロペラ翼216は損傷を受けにくい角度で氷と接触することになり、プロペラ206の破損を防止することができる。
〔第2の実施形態の変形例〕
次に、本発明の第2の実施形態の変形例について図8を参照して説明する。
本変形例の船舶の推進装置の基本構成は、第2の実施形態と同様であるが、第2の実施形態とは、記録部を備える点が異なっている。よって、本変形例においては、図8を用いて記録部の周辺のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図8は、本変形例に係る船舶の推進装置の概略を説明する模式図である。
なお、第1の実施形態の変形例、および、第2の実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本変形例の推進装置301には、図8に示すように、回転駆動力を発生させる主機4と、発生された回転駆動力をプロペラ206に伝達するプロペラ軸5と、回転駆動されることにより推進力を発生するプロペラ206と、プロペラ206におけるプロペラ翼216の翼角を変更する翼角変更部209と、プロペラ軸5におけるトルクを検出するトルク検出部7と、トルク検出部7の検出結果に基づいて主機4およびプロペラ206を制御する指示部208と、トルク検出部7の検出結果を記録する記録部109と、が設けられている。
上記の構成からなる推進装置301におけるプロペラ206の保護は、指示部208における制御方法に関しては第2の実施形態と同様であり、記録部109に関しては第1の実施形態の変形例と同様であるので、その説明を省略する。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明の第3の実施形態について図9を参照して説明する。
本実施形態の船舶の推進装置の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、アイストルクを検出する構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図9を用いてアイストルクを検出する構成のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図9は、本実施形態に係る船舶の推進装置の構成を説明する模式図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態の推進装置401には、図9に示すように、回転駆動力を発生させる主機4と、発生された回転駆動力をプロペラ6に伝達するプロペラ軸5と、回転駆動されることにより推進力を発生するプロペラ6と、プロペラ6におけるプロペラトルクを検出するトルク検出部(検出部)407と、トルク検出部(検出部)407の検出結果に基づいて主機4を制御する回転指示部8と、が設けられている。
トルク検出部(検出部)407には、プロペラ6に設けられた歪みゲージなどから構成されたセンサ部408と、船舶Sの内部に配置された歪み計などから構成された計測部409と、が設けられている。
センサ部408は、プロペラ6の歪みを検出するものであって、特に、氷との接触により生じるプロペラ6の歪みを検出するものである。センサ部408は、プロペラ6およびプロペラ軸5内に設けられた配線を介して計測部409と接続されている。
なお、センサ部408としては、プロペラ6の歪みを検出できるものであればよく、上述の歪みゲージのほか、公知のものを用いることができ、特に限定するものではない。
計測部409は、センサ部408により検出されたプロペラ6の歪みに関する信号を、回転指示部8に入力する信号に変換するものである。つまり、計測部409には、センサ部408の検出信号が入力される一方、計測部409は、変換したプロペラトルクに関する信号を回転指示部8に出力するものである。
次に、上記の構成からなる推進装置401におけるプロペラ6の保護について説明する。なお、回転指示部8による主機4の回転数制御については、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
ここでは、トルク検出部(検出部)407によるアイストルクITの検出について説明する。
船舶Sが氷のある海域を航行すると、漂流物である氷とプロペラ6とが接触し、プロペラ6の形状に歪みが発生する。トルク検出部(検出部)407のセンサ部408はこの歪みを検出し、歪みに関する信号が計測部409に入力される。
計測部409は、センサ部408から入力された信号をプロペラトルクに関する信号に変換し、回転指示部8に出力する。回転指示部8は、入力されたプロペラトルクに関する信号に基づいて、主機4の回転数制御を行う。
上記の構成によれば、トルク検出部(検出部)407はプロペラ6に働くトルクを検出することで、プロペラ6と氷とが接触した際にプロペラ6に働くトルクであるアイストルクITを直接検出することができる。トルク検出部(検出部)407は、プロペラ6の歪みを検出することによりプロペラ6に働く荷重を直接検出するため、船舶Sの内部に配置されたプロペラ軸5を介してアイストルクITを検出する方法と比較して、プロペラ6に働くアイストルクITの検出精度が高くなる。
さらに、プロペラ軸5を介してアイストルクITを検出する方法では、プロペラ6の回転軸線を中心とする周方向に働く荷重、つまりトルクのみしか検出できないのに対して、プロペラ6に働く荷重を直接検出するため、プロペラ6に働く荷重であって、上記周方向以外の方向に働く荷重、つまりトルクに反映されない荷重も検出することができ、プロペラの破損をより確実に防止することができる。
本発明の第1の実施形態の船舶の推進装置の概略を説明する模式図である。 図1のトルク検出部により検出されたトルクの変化を説明するグラフである。 図1のプロペラ回転数の変化を説明するグラフである。 図1のトルク検出部により検出されたトルクの別の変化を説明するグラフである。 図1のプロペラ回転数の別の変化を説明するグラフである。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る船舶の推進装置の概略を説明する模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る船舶の推進装置の概略を説明する模式図である。 本発明の第2の実施形態の変形例に係る船舶の推進装置の概略を説明する模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る船舶の推進装置の構成を説明する模式図である。
符号の説明
1,101,201,301,401 推進装置(船舶の推進装置)
4 主機
5 プロペラ軸
6,206 プロペラ
7,407 トルク検出部(検出部)
8 回転指示部(制御部)
109 記録部
208 指示部(制御部)
209 翼角変更部(制御部)
216 プロペラ翼

Claims (5)

  1. 回転駆動力を発生させる主機と、
    該主機により回転駆動されるプロペラと、
    該プロペラと漂流物との接触を検出する検出部と、
    該検出部の検出結果に基づいて、少なくとも前記主機の回転数を制御する制御部と、
    が設けられていることを特徴とする船舶の推進装置。
  2. 回転駆動力を発生させる主機と、
    該主機により回転駆動され、ピッチ角が変更可能なプロペラ翼を有するプロペラと、
    該プロペラと漂流物との接触を検出する検出部と、
    該検出部の検出結果に基づいて、少なくとも前記プロペラの前記ピッチ角を制御する制御部と、
    が設けられていることを特徴とする船舶の推進装置。
  3. 前記主機から前記プロペラに回転駆動力を伝達するプロペラ軸が設けられ、
    前記検出部は、前記プロペラと前記漂流物との接触により前記プロペラ軸に働くトルクを検出することを特徴とする請求項1または2に記載の船舶の推進装置。
  4. 前記検出部は、前記プロペラと前記漂流物との接触により前記プロペラに働くトルクを検出することを特徴とする請求項1または2に記載の船舶の推進装置。
  5. 前記検出部の検出結果を記録する記録部が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の船舶の推進装置。
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