JP2009045837A - 着脱式しおり - Google Patents

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Abstract

【課題】背表紙が背面に糊付けされている書籍にも適用でき、書籍を閉じた状態で背表紙側の上方から紙面上部を傷つけることなく容易に装着できる着脱式しおりを提供する。
【解決手段】書籍に対して背表紙側の上方より装着される書籍装着具10と、書籍装着具に必要数装入され、しおりとして使用されるしおり具20とを備え、書籍装着具は、丸線材を一定幅を有する逆U字10aに形成させ、一方の先端部には、書籍を閉じた状態で紙面上部を傷つけることなく紙面間に挿入可能なように、線材を逆U字の平面と同一平面の外側に湾曲させた紙面挿入部10bを有し、他方の先端部には、書籍の背表紙にフィットするように、逆U字の平面と直交する方向に固定された背面固定部10cを有するものであり、しおり具は、書籍装着具の線材を挿通させるリング状固定部22と、書籍の希望するページに挟み込むためのしおり紐24と、メモ用紙26とを有するものである。
【選択図】図1

Description

本願発明は、書籍、辞書、手帳、ノート等(本願ではこれらを総称して「書籍」と呼ぶ)のページ引きを容易にする「しおり」に関し、特に書籍の背表紙側に装着して複数のしおりが利用可能となる「着脱式しおり」に関する。
一般に、背表紙の上部にあらかじめしおりが付属している書籍もあるが、コスト等の問題からしおりが付属されていない書籍も多数存在する。また、しおりが付属している書籍であっても、一度に多数のしおりを使用したい場合に充分な数のしおりが付属されていない場合も多い。
このようなことから、今でも書籍のページ引きのために紙製やプラスチック製のしおり片が多数利用されているが、かかるしおり片は使用中に脱落したり、使用しないときに紛失してしまうなどの問題があった。
このため、書籍に確実に装着できて再利用可能なしおりとして、従来より種々の着脱式しおりが提案されている。
例えば、特許文献1には、バネ性を有する棒状の軸の頭部に係止具を設け、該係止具を利用して1つ以上のしおりを接続したものであって、該軸を手帳に設けられた収納部にセットして使用する「着脱式しおり」が開示されている。
また、特許文献2には、しおり紐の端に輪を作り、クリップに差し込んだものであって、当該クリップにより書籍の表紙や背表紙を挟んで使用する「数を調節できるしおり」が開示されている。
また、特許文献3には、ヘヤーピン状のクリップやゼムクリップの頭部に複数本のしおり紐を連結したものであって、該クリップを書籍の表紙や背表紙に装着して使用する「着脱式しおり」が開示されている。
実用新案登録第3113959号公報 実用新案登録第3019537号公報 特開2003−1968号公報
しかしながら、特許文献1の「着脱式しおり」では、書籍側に着脱式しおりを収容するための収納部を設ける必要があり、しおりが付属されていない書籍等に対して簡便にしおりを付加するという目的には適さない。
一方、特許文献2の「数を調節できるしおり」や、特許文献3の「着脱式しおり」は、いずれもクリップにより表紙や背表紙を挟んで使用するものであるが、クリップを書籍の表紙に装着すると、書籍を積み上げたときや本棚に入れたときに他の書籍と交錯して外れたり、絡まったりするという問題がある。
また、クリップを背表紙に装着するためには、クリップにより背表紙を挟むことができなければならないが、背表紙が紙面の背に糊付けされている書籍には適用できない。
更には、背表紙が紙面の背に糊付けされている書籍の背表紙側に着脱式しおりを装着するためには、背表紙と紙面の内側とを挟み込んで固定する必要があるが、これを行うためにわざわざ書籍のいずれかのページを開いて装着するのは煩わしい作業であり、書籍を閉じた状態で背表紙側の上方から紙面上部を傷つけることなく装着できることが望まれる。
それゆえに、本願発明の目的は、背表紙が背面に糊付けされている書籍にも適用でき、書籍を閉じた状態で背表紙側の上方から紙面上部を傷つけることなく容易に装着できる着脱式しおりを提供することである。
本願発明の着脱式しおりは、書籍に対して背表紙側の上方より装着される書籍装着具と、前記書籍装着具に必要数装入され、しおりとして使用されるしおり具とを備えた着脱式のしおりであって、前記書籍装着具は、略円形の断面を有する線材を一定の幅を有する逆U字型に形成させたものであって、一方の先端部には、書籍を閉じた状態で紙面上部を傷つけることなく紙面間に挿入可能なように、前記線材を前記逆U字型が含まれる平面と同一平面内の外側に湾曲させた紙面挿入部を有し、他方の先端部には、書籍の背表紙にフィットするように、前記逆U字型が含まれる平面と直交する方向に固定された背面固定部とを有するものであり、前記しおり具は、前記書籍装着具の線材を挿通させるリング状固定部と、前記リング状固定部に接続され、書籍の希望するページに挟み込むためのしおり紐とを有するものである。
この発明によれば、書籍装着具は、略円形の断面を有する線材を一定の幅を有する逆U字型に形成させたものであって、一方の先端部に逆U字型が含まれる平面と同一平面の外側に湾曲させた紙面挿入部を設け、他方の先端部に逆U字型が含まれる平面と直交する方向に固定された背面固定部を設けたので、書籍を閉じた状態で、書籍の背表紙に背面固定部を当て、紙面挿入部を紙面間に挿入することで、容易に書籍に装着することができる。
かかる書籍装着具に、しおり紐が接続されたリング状固定部を有するしおり具を必要数装入し、書籍に対して背表紙側の上方から装着することで、当該書籍において希望する数のしおりを使用することができるようになる。
この発明の書籍装着具は、略円形の断面を有する線材の先端部を、挿入する紙面に沿って湾曲させた紙面挿入部を有するので、書籍を閉じた状態で紙面挿入部が紙面上部に押し当てられたときに、最初は点接触し、その後は紙面間の隙間が徐々に拡大して行くように作用する。このため、紙面挿入部は紙面間にスムーズに挿入され、書籍装着具を書籍に装着する際に紙面上部を傷つけないという特有の効果を奏する。
前記書籍装着具は、前記線材の直径が0.5mm〜0.8mmであることが好ましい。
書籍装着具は、かかる直径の線材を用いることで、紙面挿入部を紙面間にスムーズに挿入できることが確認されている。
前記書籍装着具は、前記逆U字型の先端側の線材間の幅が5mm〜7mmであることが好ましい。
書籍装着具は、かかる幅を有する逆U字型を形成することで、多くの書籍について、スムーズに装着でき、かつ装着後に容易に脱落しないことが確認されている。
前記書籍装着具は、前記背面固定部が前記線材の先端部を前記逆U字型が含まれる平面と直交する方向に折り曲げ加工したものでもよい。
これにより、略円形の断面を有する線材のみで書籍装着具を形成でき、コストダウンを図ることができる。
前記書籍装着具は、前記背面固定部が装飾品であって、前記逆U字型の線材の先端部に装着されたときに前記装飾品が前記逆U字型が含まれる平面と直交する方向に固定される装飾品固定部を有するものでもよい。
これにより、装飾品を背面固定部と兼用させることができ、書籍装着具を書籍に装着したときに、書籍の背表紙をユーザが希望する装飾品で装飾することが可能となる。
前記書籍装着具は、前記背面固定部が前記逆U字型の基部から見て前記紙面挿入部よりも遠方に設けられ、書籍に装着する際に前記背面固定部を背表紙に沿ってガイドさせながら前記紙面挿入部を紙面間に挿入できることが好ましい。
これにより、書籍装着具を書籍に装着する作業をより簡単・確実に行うことができる。
前記書籍装着具は、前記紙面挿入部を先端付近が基部と接するように周回させたものであって、装入されたしおり具の脱落を防止できるようにしたものでもよい。
これにより、装入されたしおり具が書籍装着具から脱落することを簡便に防止できる。
前記書籍装着具は、前記逆U字型の基部に周回部を形成し、前記しおり具を前記形成された周回部に装入することで、装入されたしおり具の脱落を防止できるようにしたものでもよい。
これにより、装入されたしおり具が書籍装着具の逆U字型の基部から散逸しないように保持できる。
前記しおり具は、メモ用紙を付け替え可能なように固定できるメモ用紙固定手段を有し、しおり紐に対応したメモを何度でも書き直すことができるようにしたものでもよい。
これにより、メモ用紙固定手段に新しいメモ用紙を付け替えることで、各しおり紐に対応したメモを何度でも書き直すことができる。
前記書籍装着具に装入される各しおり具は、それぞれ異なる色のしおり紐が使用され、前記各しおり具に固定されるメモ用紙には、しおり紐と同一色の色マークが設けられていることが好ましい。
これにより、しおり紐とメモ用紙の関係が一目瞭然となり、メモ用紙に記されたメモに対応するページを容易に開けることができる。
本願発明によれば、背表紙が背面に糊付けされている書籍にも適用でき、書籍を閉じた状態で背表紙側の上方から紙面上部を傷つけることなく容易に装着できるという効果がある。
本願発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
図1に本願発明の一実施形態に係る着脱式しおりの概要を示す。
本願発明の着脱式しおりは、書籍に対して背表紙側の上方から装着して書籍に装着する書籍装着具10と、書籍装着具10に装入してしおり紐を提供するしおり具20とから構成される。
書籍装着具10は、略円形の断面を有する線材を10aのように一定の幅を有する逆U字型に形成させたものであって、一方の先端部は、逆U字型が含まれる平面と同一平面内を外側に湾曲させた紙面挿入部10bを有し、他方の先端部は、逆U字型が含まれる平面と直交する方向に固定された背面固定部10cを有する。
一方、しおり具20は、書籍装着具10の線材を挿通させるリング状固定部22と、リング状固定部22に対して接続コード24aを介して接続されるしおり紐24と、しおり紐24に対して接続コード26aを介して固定されるメモ用紙26とを有する。
書籍装着具10に使用する略円形の断面を有する線材は、例えばピアノ線のように、一定の形状が保持され、書籍に装着する際に必要な所定の弾性を有するものあればどのような材質のものでもよい。
線材の直径は、紙面挿入部10bが書籍の上部から紙面間にスムーズに挿入できるためには、0.5〜0.8mmの範囲であることが好ましく、ここでは0.6mmとした。
逆U字型10aの幅(ア)は、多くの書籍に装着でき、装着後に容易に脱落しないためには、5〜7mmの範囲であることが好ましく、ここでは6mmとした。
また、書籍装着具の取扱性がよく、多くの書籍に安定に装着できるようにするため、紙面挿入部10b側の長さ(イ)を30mm、背面固定部10c側の長さ(ウ)を40mmとしたが、これに限定されるものではない。
尚、この実施形態では、背面固定部10cが紙面挿入部10bよりも下方にあるので、背面固定部10cを背表紙に当てながら書籍装着具10を下降させることで紙面挿入部10bが自然に紙面間に挿入され、誰でも容易に書籍装着具10を書籍に装着できる。
紙面挿入部10bは、逆U字型に形成された線材の一方の先端部を逆U字型が含まれる平面と同一平面内を外側向きに直径約6mmで周回させ、先端付近を基部と接触させるようにしている。
この実施形態では、しおり具のリング状固定部22を紙面挿入部10bの先端から装入することで書籍装着具10にしおり具20をセットするものであり、書籍装着具10にセットされたしおり具20の脱落を防止するために、紙面挿入部の先端付近を基部に接触させている。
背面固定部10cは、逆U字型に形成された線材の他方の先端部を逆U字型が含まれる平面と直交する方向に幅約7mmの略菱形に折り曲げ加工したものであるが、書籍の背表紙にフィットするものである限りどのような形状でもよい。
また、背表紙が湾曲している書籍に対してもフィットするように、背面固定部を直径40mmの曲率で幅方向を湾曲させているが、これに限定されるものではない。
しおり具20に用いるしおり紐24は、通常のしおり紐によく用いられるリボンマーカーでよく、材質・幅・長さ・色は使用する目的に応じて自由に選定すればよい。
しおり紐の長さは、例えば20cm、25cm、30cmの3種類のものを揃え、使用する書籍に応じて選択するようにしてもよい。
また、しおり紐の色は、それぞれ異なる色で着色されたしおり紐を用いた複数のしおり具20を揃えておき、目的に応じて使い分けるようにしてもよい。
しおり紐24の接続コード24aは、リボン状のしおり紐をリング状固定部22と接続するためのものであり、柔らかい糸状のものを用いることができる。
尚、しおり紐自体が細い糸状のものである場合には、しおり紐を直接リング状固定部に接続してもよい。
リング状固定部22は、接続コード24aの終端をリング状に形成したものでもよい。
また、金属製または樹脂製のリングを用い、これに接続コード24aまたはしおり紐24を接続するようにしてもよい。
この実施形態では、しおり具20はしおり紐に対応してメモを記すことができるようにメモ用紙26を備えている。メモ用紙26は、先端部に抜け留め加工が設けられた接続コード26aに固定できるように、切り込み加工が設けられたものを使用する。
このように、メモ用紙を交換可能とすることで、何度でもしおり紐に対応した新しいメモを記すことができる。
メモ用紙26には、色マーク表示部26bが設けられ、しおり紐と同一色の色マークが付されたメモ用紙を使用する。これにより、メモ用紙としおり紐との対応が明確になり、メモ用紙に記された内容を見て、そのメモ用紙の色マークと同一色のしおり紐を選択することで対応するページを迅速に開くことができる。
この実施形態では、メモ用紙の接続コード26aは、しおり紐24に接続されているが、これはメモ用紙の接続コードを引っ張ることで接続されているしおり紐が引っ張られ、対応するページを迅速に開くことができるようにしたものであり、リング状固定部22から接続されるようにしてもよい。
図2は、本願発明の一実施形態に係る着脱式しおりを書籍の背表紙側の上方から装着する際の状況を図示したものである。尚、簡単のためメモ用紙の記載は省略している。
図に示すように、書籍装着具10の書籍1への装着に先立って、しおり具20のリング状固定具22を書籍装着具10の紙面挿入部10bの先端から装入し、逆U字型の基部10aに必要数のしおり具20をセットしておく。
書籍装着具10の書籍1への装着は、背面固定部10cを書籍の背表紙に当てながら、紙面挿入部10bを書籍の上方から下降させると、紙面挿入部10bが紙面の上部に接触し、最初に紙面挿入部10bの湾曲部の最下点が紙面の上部に接触して紙面間に隙間が形成され、更に下降させることで、紙面間の隙間が紙面挿入部10bに沿って徐々に押し広げられ、紙面挿入部10bが紙面内にスムーズに挿入されて行く。
これにより、背面固定部10cと紙面挿入部10bとの間に書籍の背面部が挟み込まれて容易には抜け落ちなくなり、書籍装着具10に装入されたしおり具20のしおり紐24を当該書籍の専用のしおりとして自由に使用できるようになる。
図3に、書籍装着具10に装入されたしおり具20の脱落を防止する他の実施形態を例示する。
図3(a)は、紙面挿入部10bの先端部を、逆U字型が含まれる平面と同一平面の外側に向かって周回させ、終端部を逆方向に湾曲させて先端付近を基部と接触させるようにしたものである。
図3(b)は、逆U字型の基部10aに周回部10dを形成し、形成された周回部10dにしおり具20のリング状固定部22を装入することで脱落防止を図ったものである。
図3(c)は、逆U字型の基部10aにしおり具20のリング状固定部22を装入した後に、基部10aの両側に着脱式の抜け留めリングを装着することで脱落防止を図ったものである。
尚、図3(b)(c)の場合には、固有の脱落防止手段を有するので、紙面挿入部10bは、周回させて先端付近を基部に接触させる必要はなく、単に逆U字型が含まれる平面と同一平面の外側に湾曲させただけでよい。
上記実施形態では、しおり具20のリング状固定部22は、書籍装着具10の一方の先端から装入させるものとして説明したが、リング状固定部に、書籍装着具の逆U字型の基部に対して直接装入させるための開閉機構や弾性手段を備えるようにしてもよい。
図4に、書籍装着具10の背面固定部10cを装飾品とした実施形態の例を示す。
この実施形態は、書籍装着具10の背面固定部10cにハート型の装飾品30を装着したものである。
この場合の背面固定部10cは、先端部に装飾品の向きを固定するための突起10dが設けられている。
一方、装飾品の裏面には、背面固定部10cの先端部が挿入される丸穴を有する装飾品固定部32が備えられ、この丸穴には、背面固定部10cの先端部が挿入されたときに先端部の突起10dが嵌合し、装飾品の向きが書籍装着具10の逆U字型が含まれる平面に直交する方向に固定されるように、凹部が設けられている。
また、装飾品固定部32が備えられた装飾品30は、装飾品の両側と装飾品固定部が同一平面になるように湾曲させており、書籍の背表紙に安定に固定されるようにしている。
上記実施形態では、背面固定部側に突起を設け、装飾品固定部側に窪みを設けるものとして説明したが、背面固定部側に窪みを設け、装飾品固定部側に突起を設けてもよい。
また、書籍装着具の背面固定部に、装飾品を逆U字型が含まれる平面と直交する方向に固定できる装飾品固定部を設け、これに装飾品を装着するようにしてもよい。
上記実施形態では、装飾品は、ハート型マークを例にとって説明したが、書籍に装着したときに背表紙にフィットするものである限りどのような形状のものでもよく、キャラクター等を含めて種々の形状の装飾品をあらかじめ準備しておき、利用者の嗜好に合わせて自由に選択できるようにしてもよい。
上記実施形態では、本願発明の着脱式しおりは、背表紙が紙面の背に糊付けされている書籍に適用できることを特徴としているが、背表紙と紙面の背との間が離れている書籍にも適用可能であることはいうまでもない。
以上のように、本願発明によれば、背表紙が背面に糊付けされている書籍にも適用でき、書籍を閉じた状態で背表紙側の上方から紙面上部を傷つけることなく容易に装着できる着脱式しおりが提供される。
尚、本願発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本願発明の効果を奏する限り、実施形態で述べた構成要素を適宜入れ替えたり、新たな構成要素を追加したり、一部の構成要素を削除したりしてもよいことはいうまでもない。
本願発明の一実施形態に係る着脱式しおりを示す図解図である。 本願発明の一実施形態に係る着脱式しおりを書籍の背表紙側の上方から装着する際の状況を示す図解図である。 本願発明の一実施形態に係る着脱式しおりにおいて、しおり具の脱落を防止する他の実施形態を例示した図である。 本願発明の一実施形態に係る着脱式しおりにおいて、背面固定部を装飾品とした場合の実施形態の例を示す図である。
符号の説明
10 書籍装着具
10a 逆U字に形成された略円形の断面を有する線材
10b 紙面挿入部
10c 背面固定部
20 しおり具
22 リング状固定部
24 しおり紐
24a しおり紐接続コード
26 メモ用紙
26a メモ用紙接続コード
26b メモ用紙色マーカ(しおり紐の色と同一色)
30 装飾品
32 装飾品固定部

Claims (10)

  1. 書籍に対して背表紙側の上方より装着される書籍装着具と、前記書籍装着具に必要数装入され、しおりとして使用されるしおり具とを備えた着脱式のしおりであって、
    前記書籍装着具は、略円形の断面を有する線材を一定の幅を有する逆U字型に形成させたものであって、一方の先端部には、書籍を閉じた状態で紙面上部を傷つけることなく紙面間に挿入可能なように、前記線材を前記逆U字型が含まれる平面と同一平面内の外側に湾曲させた紙面挿入部を有し、他方の先端部には、書籍の背表紙にフィットするように、前記逆U字型が含まれる平面と直交する方向に固定された背面固定部とを有するものであり、
    前記しおり具は、前記書籍装着具の線材を挿通させるリング状固定部と、前記リング状固定部に接続され、書籍の希望するページに挟み込むためのしおり紐とを有する、
    着脱式しおり。
  2. 前記書籍装着具は、前記線材の直径が0.5mm〜0.8mmである、請求項1に記載の着脱式しおり。
  3. 前記書籍装着具は、前記逆U字型の先端側の線材間の幅が5mm〜7mmである、請求項1に記載の着脱式しおり。
  4. 前記書籍装着具は、前記背面固定部が前記線材の先端部を前記逆U字型が含まれる平面と直交する方向に折り曲げ加工したものである、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の着脱式しおり。
  5. 前記書籍装着具は、前記背面固定部が装飾品であって、前記逆U字型の線材の先端部に装着されたときに前記装飾品が前記逆U字型が含まれる平面と直交する方向に固定される装飾品固定部を有する、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の着脱式しおり。
  6. 前記書籍装着具は、前記背面固定部が前記逆U字型の基部から見て前記紙面挿入部よりも遠方に設けられ、書籍に装着する際に前記背面固定部を背表紙に沿ってガイドさせながら前記紙面挿入部を紙面間に挿入できるようにした、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の着脱式しおり。
  7. 前記書籍装着具は、前記紙面挿入部を先端付近が基部と接するように周回させたものであって、装入されたしおり具の脱落を防止できるようにした、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の着脱式しおり。
  8. 前記書籍装着具は、前記逆U字型の基部に周回部を形成し、前記しおり具を前記形成された周回部に装入することで、装入されたしおり具の脱落を防止できるようにした、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の着脱式しおり。
  9. 前記しおり具は、メモ用紙を付け替え可能なように固定できるメモ用紙固定手段を有し、しおり紐に対応したメモを何度でも書き直すことができるようにした、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の着脱式しおり。
  10. 前記書籍装着具に装入される各しおり具は、それぞれ異なる色のしおり紐が使用され、前記各しおり具に固定されるメモ用紙には、しおり紐と同一色の色マークが設けられている、請求項9に記載の着脱式しおり。
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