JP6976772B2 - 冊子カバー - Google Patents

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本発明は、書籍、ノート又は手帳等の冊子を覆う冊子カバーに関し、更に詳しくは、太さが異なる筆記具であっても保持可能なフリーサイズの筆記具ホルダーが形成された冊子カバーに関する。
従来、ノートや手帳等の冊子を覆う冊子カバーに、冊子にメモを書き込む鉛筆やボールペンなどの筆記具を保持する筆記具ホルダーを形成した筆記具ホルダー付きの冊子カバーが提供されている。この冊子カバーに形成される筆記具ホルダーは、通常、標準的な太さの鉛筆やボールペンを保持する大きさに形成され、細いペンや太い多色ボールペン等の筆記具を保持できないことから、太さが異なるいずれの筆記具であっても冊子とともに保持することができるフリーサイズの筆記具ホルダーを形成した冊子カバーが特許文献1、特許文献2で提案されている。
特許文献1に記載の冊子カバー100は、図8に示す様に、冊子110を覆うカバー本体101の左右の端部をそれぞれ背面側に折り返してポケット102a、102bとし、各ポケット102a、102bへ冊子110の表紙110aと裏表紙110bを差し込んで、冊子110へ装着している。このうち、カバー本体101の裏表紙110bを覆う裏表紙カバー部101bは、裏表紙110bの横幅より充分に長く、背面側に折り返した際に裏表紙110bの側方に、筆記具105を保持する筒状の筆記具ホルダー103が形成される。
筆記具ホルダー103を構成する裏表紙カバー部101bの部分は、上方から切り欠かれ、切り欠かれた裏表紙カバー部101bの上辺に筆記具105のクリップ105aを係止して筆記具105が筆記具ホルダー103に保持される。裏表紙カバー部101bには、背面側に折り返した裏表紙カバー部101bを挿通させるリング状の帯片106が取り付けられ、帯片106に挿通させる裏表紙カバー部101bの長さを調整することにより、筒状の筆記具ホルダー103の内径を調整可能なフリーサイズの筆記具ホルダー103とし、太さが異なるいずれの筆記具105であっても保持可能としている。
特許文献2に記載の冊子カバー200は、冊子210の表面側を覆うカバー本体201の上辺と下辺の長さがそれぞれ冊子210の表紙から裏表紙にかけての横幅より長く、更に、上辺の長さが下辺より長い台形状の輪郭で形成されている。そのため、このカバー本体201を冊子210の表面側に取り付けると、図9に示す様に、冊子210の背表紙210aと、その背表紙210aを覆うカバー本体201の背表紙カバー部201aとの間に、上方が開口し下方に向かって先細りする円錐状の筆記具ホルダー202が形成される。
筆記具ホルダー202の内径となる背表紙カバー部201aと背表紙210aとの間隔は、冊子210を閉じた状態で最短で、開くほど長くなるので、冊子210を開いて筆記具ホルダー202内に筆記具203を収容した後、冊子210を閉じることにより、筆記具ホルダー202に収容された筆記具203は背表紙カバー部201aと背表紙210aの間に挟持され、筆記具ホルダー202から脱落することなく保持される。
また、筆記具ホルダー202は、円錐状に形成されているので、太さの異なるいずれの筆記具203であっても、筆記具ホルダー202に収容して、背表紙カバー部201aと背表紙210aの間で挟持し保持することができる。
特許5810337号公報 特開2013−226764号公報
特許文献1に記載の冊子カバー100は、裏表紙110bの側方に、筆記具105を保持する筒状の筆記具ホルダー103が形成されるので、筆記具ホルダー103付きの冊子カバー100全体の横幅が広がり、美感を損なうばかりか、冊子110を閉じた状態で冊子110の小口を覆うように筆記具ホルダー103が配置されるので、冊子110を開きづらく、特に所望の頁を探して開く際に筆記具ホルダー103が干渉して開きづらい。
更に、筆記具ホルダー103は、筒状の周囲全体が可撓性のカバー本体101で形成されるので、わずかな外力で撓み、筆記具ホルダー103に保持される筆記具105が抜け出やすく、また、筆記具105を筆記具ホルダー103へ保持し若しくは筆記具ホルダー103から抜き取る際に、リング状の帯片106に挿通する裏表紙カバー部101bを引き出してしまい筒状とした筆記具ホルダー103の形状が崩れてしまうという問題があった。
また、特許文献2に記載の冊子カバー200は、冊子110の小口側に筆記具ホルダー103が配置されることによる冊子を開きづらいという上述の課題を解決するものであるが、筆記具ホルダー202から筆記具203を抜き取って開いた冊子210の所定の頁に書き込む際に、筆記具ホルダー202を構成するカバー本体201の部分がだぶついて、平坦面に配置する冊子カバー200の表面に段差が生じ、冊子210へ筆記しづらいという問題があった。
また、筆記具203が筆記具ホルダー202に収容されているか否かにかかわらず、冊子210の背表紙側に円錐袋状の筆記具ホルダー202が張り出しているので見栄えが悪く、また、細い筆記具203は、円錐袋状の筆記具ホルダー202の内奥に入り込むので、取り出しづらいという問題があった。
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、筆記具ホルダーが冊子を開く際のじゃまにならず、筆記具を筆記具ホルダーから拭き取って開いた冊子の表面に段差が生じることがなく、筆記具で冊子へ書き込みやすい冊子カバーを提供することを目的とする。
また、フリーサイズの筆記具ホルダーを形成しても美感を損なわない冊子カバーを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、請求項1に記載の冊子カバーは、太さの異なる筆記具を保持可能なフリーサイズの筆記具ホルダーが形成された冊子カバーであって、
冊子の背表紙を覆う背表紙カバー部と、背表紙カバー部の短手方向の一側に折り曲げ自在に連結され、冊子の表紙若しくは裏表紙の一方を覆う第1カバー部と、背表紙カバー部の短手方向の他側に折り曲げ自在に連結され、冊子の表紙若しくは裏表紙の他方を覆う第2カバー部とを有するカバー本体と、一端が第1カバー部の表面側に固着され、他端が第2カバー部に穿設される細長スリットを挿通して第2カバー部の背面側に突出する帯状ホルダー片と、帯状ホルダー片の他端に固着され、細長スリットより幅広の抜け止め片とを備え、帯状ホルダー片の第1カバー部の表面側に固着される一端から第2カバー部の背面側に突出する他端までの長さは、カバー本体との間で太さの異なる筆記具を保持可能とする充分な長さで、カバー本体と背表紙カバー部を跨ぐ帯状ホルダー片との間で、太さの異なる筆記具を保持可能なフリーサイズの筆記具ホルダーが形成されることを特徴とする。
細長スリットを挿通して第2カバー部の背面側に突出する帯状ホルダー片の長さを調整することにより、カバー本体と帯状ホルダー片との間に形成される筆記具ホルダーの大きさを、太さの異なる筆記具に応じて変化させることができる。
筆記具ホルダーは、冊子の背表紙側に形成されるので、冊子を開くじゃまにならず、また、筆記具ホルダーを構成するカバー本体の背面は、可撓性のカバー本体に比べて比較的硬質な背表紙で支持されるので、帯状ホルダー片の形状が変化しにくく、筆記具が不用意に抜け出ない。
筆記具を保持していない状態の筆記具ホルダーは、帯状ホルダー片がカバー本体の表面と背面に沿ってカバー本体に重ねて配置できるので、冊子カバー全体の美感を損なわず、また、冊子を開いた状態でカバー本体の平面側はほぼ平坦面に保たれる。
また、筆記具ホルダーに筆記具を保持し若しくは引き抜く際に、細長スリットから帯状ホルダー片が引き出される外力が加わっても、抜け止め片が細長スリットの周縁に当接して帯状ホルダー片の他端は、細長スリットから引き出されない。
請求項2に記載の冊子カバーは、第2カバー部の背面側に、第2カバー部が覆う冊子の表紙若しくは裏表紙の端部を差し込むポケット部が形成され、ポケット部に抜け止め片が収容されることを特徴とする。
抜け止め片は、第2カバー部が覆う冊子の表紙若しくは裏表紙の端部とともにポケット部に収容される。
請求項3に記載の冊子カバーは、帯状ホルダー片の表面は、背表紙カバー部と同色であることを特徴とする。
帯状ホルダー片の表面は、その周囲の背表紙カバー部と同色となる。
請求項4に記載の冊子カバーは、冊子は、手帳であることを特徴とする。
手帳に、異なる大きさの筆記具を保持できる。
請求項1の発明によれば、冊子を開くじゃまにならず、また、冊子カバーの美感を損なうことなく、冊子カバーにフリーサイズの筆記具ホルダーを形成できる。
また、筆記具ホルダーから筆記具を引き抜いて、開いた冊子を覆うカバー本体の表面はほぼ平坦面に保たれるので、冊子ががたつかずに筆記具で書き込みしやすい。
また、帯状ホルダー片を細長スリットより抜け出て、筆記具ホルダーの形状が崩れて筆記具が脱落することがない。
また、抜け止め片は、第2カバー部の背面側で帯状ホルダー片の他端に固着されるので、美感を損なわずに帯状ホルダー片を細長スリットより抜け止めできる。
請求項2の発明によれば、抜け止め片は、ポケット部内で、第2カバー部及び冊子の表紙若しくは裏表紙の端部と一定の摩擦力で接するので、帯状ホルダー片が細長スリットを挿抜しにくく、筆記具を保持可能な大きさとした筆記具ホルダーの形状を維持し、筆記具を確実に保持できる。
また、抜け止め片は、ポケット部に収容されるので、冊子カバーの背面側に表れず、冊子カバー自体の美感も損なわない。
請求項3の発明によれば、帯状ホルダー片とその周囲の背表紙カバー部が同色となり、筆記具を除いた状態では、両者がほぼ同一面で連続するので、筆記具ホルダーを形成したことが目立たず、冊子カバー全体で統一させたデザインを損なわない。
請求項4の発明によれば、手帳の使い勝手を損なわずに、手帳へ記入する筆記具を手帳とともに携帯できる。
本願発明の一実施の形態に係る冊子カバー1に形成した筆記具ホルダー2から筆記具60を抜き出す使用状態を示す斜視図である。 冊子カバー1に装着した手帳50を閉じた状態を表面側からみた斜視図である。 冊子カバー1に装着した手帳50を開いた状態を背面側からみた斜視図である。 冊子カバー1の正面図である。 冊子カバー1の背面図である。 図5のA−A線断面図である。 冊子カバー1に手帳50を装着した状態を図5のA−A線の位置で切断した断面図である。 筆記具ホルダー103を形成した従来の冊子カバー100の斜視図である。 筆記具ホルダー202を形成した従来の冊子カバー200の斜視図である。
本発明の一実施の形態に係る冊子カバー1は、書籍やノート等の冊子のうち手帳50の表面側と小口を覆い保護するため、手帳50の表面側に装着され、手帳50に書き込むボールペン等の筆記具60を手帳50とともに保持する筆記具ホルダー2が形成されている。以下、この冊子カバー1を、図4において図示する方向を上下、左右方向と、図示する面を表面と、背面を背面として、図1乃至図7を用いて説明する。
冊子カバー1は、開いた状態の手帳50を囲う長方形の輪郭のカバー本体3を備え、カバー本体3は、手帳50の背表紙50bを覆う背表紙カバー部3bの左右両側に、表紙50aを覆う表紙カバー部3aと、裏表紙50cを覆う裏表紙カバー部3cとが一体に形成されている。カバー本体3は、手帳50の開閉に沿って湾曲可能な材質であれば、種々の材料で形成できるが、ここでは、可撓性と防水性と所定の強度を有し、表面に所望の着色や装飾を施すことが可能な硬質塩化ビニルで形成している。
表紙カバー部3aと裏表紙カバー部3cの背面には、図5に示すように、それぞれ表紙カバー部3aと裏表紙カバー部3cの小口側の半面を袋状に覆い、背表紙カバー部3b側に開口する一組のポケット部7a、7cが一体に形成され、図3、図7に示すように、このポケット部7a、7cへ表紙50aと裏表紙50cの端部51a、51cを差し込むことにより、冊子カバー1が手帳50の表面側に装着される。
図4に示すように、表紙カバー部3aの表面に筆記具ホルダー2を構成する帯状ホルダー片4の基端4aが固着され、裏表紙カバー部3cに帯状ホルダー片4の先端4bを表面側から背面側へ挿通させる細長スリット5が上下方向に沿って穿設されている。すなわち、ここでは、表紙カバー部3aが帯状ホルダー片4の基端4aを固着する第1カバー部と、裏表紙カバー部3cを細長スリット5を穿設する第2カバー部としているが、裏表紙カバー部3cを第1カバー部とし、裏表紙カバー部3cに基端4aを固着した帯状ホルダー片4を表紙カバー部3aに穿設する細長スリット5へ挿通させてもよい。
帯状ホルダー片4の基端4aは、表紙カバー部3aの表面に重ねて、高周波ウェルダーにより溶着し、表紙カバー部3aに固着している。また、この高周波ウェルダーによる両者の接合強度を高めるため、両者の溶着部8には、ギザ目模様8aが施されている。
帯状ホルダー片4も、カバー本体3と同様に湾曲可能な材質であれば、種々の材料で形成できるが、可撓性と防水性と所定の強度を有し、カバー本体3の表面と同色や同一の装飾を施すことが可能で、高周波ウェルダーによる加工が可能な熱可塑性樹脂であることから塩化ビニルが好適であり、カバー本体3より更に柔軟に屈曲する軟質塩化ビニルで形成している。
帯状ホルダー片4の外形は、上下方向の縦幅が細長スリット5より短く、基端4aから先端4bの左右方向の横幅が、筆記具ホルダー2に保持することが可能な最も太い筆記具60をカバー本体3との間に挟持した状態で、帯状ホルダー片4の先端4bが細長スリット5の背面側に位置する長さの長方形とするが、横幅は、この長さより長いものであってもよい。また、帯状ホルダー片4の表面は、カバー本体3の表面と同色であり、カバー本体3の表面に描かれている模様と同様の模様が帯状ホルダー片4の表面にも描かれている
細長スリット5は、帯状ホルダー片4の基端4aが固着される表紙カバー部3aの位置と背表紙カバー部3bについて左右対称となる裏表紙カバー部3cの位置に縦長に穿設されている。これにより、基端4aが表紙カバー部3aに固着された帯状ホルダー片4は、背表紙カバー部3bの表面側を跨いで裏表紙カバー部3cに穿設された細長スリット5を挿通し、裏表紙カバー部3cの背面に沿って突出する。尚、細長スリット5の右縁と左縁は、それぞれ挿通する帯状ホルダー片5から背面側と表面側の逆方向の力を受けるで、上下両端を丸孔5a、5aに連通させて、裂け止めしている。
裏表紙カバー部3cの背面に沿って突出する帯状ホルダー片4の先端4bには、縦幅が細長スリット5より長く、ポケット部7cより短い矩形状の抜け止め片6が固着されている。抜け止め片6も高周波ウェルダーにより帯状ホルダー片4の先端4bに溶着するように、熱可塑性樹脂で形成され、同様に接合強度を高めるため、両者の溶着部9には、ギザ目模様9aが施されている。
上述の帯状ホルダー片4の先端4bと抜け止め片6との溶着部9は、帯状ホルダー片4がバー本体3に沿って配置された状態で、裏表紙カバー部3cの背面側のポケット部7c内に配置されるので、冊子カバー1の製造工程では、始めに高周波ウェルダーによって帯状ホルダー片4の先端4bに抜け止め片6を溶着しておき、抜け止め片6が固着された帯状ホルダー片4の基端4aを、背面側から細長スリット5に挿通し、表面側に突出する帯状ホルダー片4の基端4aと表紙カバー部3aとを高周波ウェルダーにより溶着する。
以下、このように構成された冊子カバー1によれば、カバー本体3の表面側で背表紙カバー部3bを跨ぐ帯状ホルダー片4とカバー本体3の表面との間で、筆記具60を保持する筆記具ホルダー2が形成される。筆記具60を挿入して保持する筆記具ホルダー2の隙間(カバー本体3の表面と帯状ホルダー片4の背面との間隔)は、細長スリット5からカバー本体3の表面側に引き出される帯状ホルダー片4の長さにより調整されるので、筆記具ホルダー2は、太さの異なるいずれの筆記具60であっても保持可能なフリーサイズの筆記具ホルダー2となる。
筆記具60の太さに応じて筆記具ホルダー2の大きさを調整する方法としては、細長スリット5から長めに引き出した帯状ホルダー片4とカバー本体3との間に筆記具60を挿通した後、カバー本体3と帯状ホルダー片4の間で筆記具60が挟持されるまで、細長スリット5の背面側から帯状ホルダー片4を引っ張る第1の調整方法と、カバー本体3とカバー本体3の表面に沿って配置する帯状ホルダー片4との間に筆記具60を挿入し、細長スリット5から帯状ホルダー片4を表面側に引き出しながら、カバー本体3と帯状ホルダー片4の間に筆記具60を完全に挿入する第2の調整方法のいずれであってもよいが、第1の調整方法は、調整する毎に背面側に装着する手帳50を除く必要があるので、通常は第2の調整方法で調整する。
いずれの調整方法であっても、帯状ホルダー片4の先端4bに固着する抜け止め片6は、ポケット7c内で裏表紙50cの端部51cと裏表紙カバー部3cに挟持されて一定の静止摩擦力で位置決めされる(図7参照)ので、筆記具60をカバー本体3との間で挟持して保持する帯状ホルダー片4は緩みにくい。尚、より確実に帯状ホルダー片4の緩み止めを行うためには、帯状ホルダー片4とカバー本体3にラチェット構造などの緩み止め手段を設けてもよい。また、更に帯状ホルダー片4に細長スリット5から引き出される方向の外力が不用意に働いても、抜け止め片6が細長スリット5の周縁に当接して、帯状ホルダー片4の先端4bが表面側に抜け出ることがない。
筆記具60は、筆記具60のクリップ61を筆記具ホルダー2を構成する帯状ホルダー片4の上縁に係止することにより、確実に筆記具ホルダー2に保持される。ここで、筆記具ホルダー2は、帯状ホルダー片4の基端4aが固着する表紙カバー部3aの溶着部8から細長スリット5の間に形成されるので、筆記具60は、使い勝手によりこの間の表紙カバー部3a、背表紙カバー部3b、裏表紙カバー部3cのいずれかの表面側の所望の位置に挿入して保持できる(図1は、裏表紙カバー部3cの表面側に保持された筆記具60を抜き出した状態を図示している)。
手帳50の表紙50aの端部51aを冊子カバー1の左側のポケット7aへ、裏表紙50cの端部51cを冊子カバー1の右側のポケット7cへそれぞれ収容し、手帳50の表面側に冊子カバー1を装着すると、図3に示す様に、裏表紙カバー部3cの背面に沿った帯状ホルダー片4や抜け止め片6は、手帳50の裏表紙50cに隠れ、フリーサイズの筆記具ホルダー2とする構成が背面側に表れない。
また、手帳50の表面側に冊子カバー1を装着するか否かにかかわらず、筆記具ホルダー2で筆記具60を保持していない図2、図4に図示する状態では、筆記具ホルダー2を構成する帯状ホルダー片4を、カバー本体3の表面側で撓むことなく、カバー本体3の表面に沿って配置させることができる。カバー本体3の表面に沿って配置される帯状ホルダー片4の表面には、カバー本体3の表面と同色で同模様が施されているので、筆記具ホルダー2がカバー本体3の表面で目立つことがなく、冊子カバー1全体のデザインを損なわない。
冊子カバー1を装着した手帳50の所定の頁を開く場合には、手帳50の小口側に筆記具ホルダー2が配置されないので、筆記具ホルダー2にじゃまされず、所定の頁を開くことができる。
また、その頁に、筆記具ホルダー2から引き抜いた筆記具60で書き込む場合には、開かれた手帳50を覆う冊子カバー1の表面が、図7に示す様に、ほぼ平坦面に保たれるので、冊子カバー1を載置した手帳50の紙面ががたつかずに筆記具60で書き込みしやすい。
上述の実施の形態は、手帳50の表面側に装着する冊子カバー1で説明したが、ノートや書籍などの冊子の表面側に装着する冊子カバーにも本発明を適用できる。
また、帯状ホルダー片4の基端4aを高周波ウェルダーによってカバー本体3の表面に溶着して固着させたが、接着剤など他の方法で固着させてもよい。
更に、帯状ホルダー片4は、矩形状の形状で説明したが、細長スリット5を一定長さで挿抜可能であれば、他の輪郭形状であってよい。
本発明は、太さの異なる筆記具を保持可能なフリーサイズの筆記具ホルダーが形成された冊子カバーに適している。
1 冊子カバー
2 筆記具ホルダー
3 カバー本体
3a 表紙カバー部(第1カバー部)
3b 背表紙カバー部
3c 裏表紙カバー部(第2カバー部)
4 帯状ホルダー片
4a 基端
4b 先端
5 細長スリット
6 抜け止め片
50 冊子(手帳)
60 筆記具

Claims (4)

  1. 太さの異なる筆記具を保持可能なフリーサイズの筆記具ホルダーが形成された冊子カバーであって、
    冊子の背表紙を覆う背表紙カバー部と、前記背表紙カバー部の短手方向の一側に折り曲げ自在に連結され、前記冊子の表紙若しくは裏表紙の一方を覆う第1カバー部と、前記背表紙カバー部の短手方向の他側に折り曲げ自在に連結され、前記冊子の表紙若しくは裏表紙の他方を覆う第2カバー部とを有するカバー本体と、
    一端が第1カバー部の表面側に固着され、他端が第2カバー部に穿設される細長スリットを挿通して第2カバー部の背面側に突出する帯状ホルダー片と、
    前記帯状ホルダー片の他端に固着され、前記細長スリットより幅広の抜け止め片とを備え、
    前記帯状ホルダー片の第1カバー部の表面側に固着される一端から第2カバー部の背面側に突出する他端までの長さは、前記カバー本体との間で太さの異なる筆記具を保持可能とする充分な長さで、
    前記カバー本体と前記背表紙カバー部を跨ぐ前記帯状ホルダー片との間で、太さの異なる筆記具を保持可能なフリーサイズの筆記具ホルダーが形成されることを特徴とする冊子カバー。
  2. 第2カバー部の背面側に、第2カバー部が覆う前記冊子の表紙若しくは裏表紙の端部を差し込むポケット部が形成され、
    前記ポケット部に前記抜け止め片が収容されることを特徴とする請求項1に記載の冊子カバー。
  3. 前記帯状ホルダー片の表面は、前記背表紙カバー部と同色であることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の冊子カバー。
  4. 冊子は、手帳であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の冊子カバー。
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