JP2009045744A - インクカートリッジおよび印刷装置 - Google Patents

インクカートリッジおよび印刷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009045744A
JP2009045744A JP2007210826A JP2007210826A JP2009045744A JP 2009045744 A JP2009045744 A JP 2009045744A JP 2007210826 A JP2007210826 A JP 2007210826A JP 2007210826 A JP2007210826 A JP 2007210826A JP 2009045744 A JP2009045744 A JP 2009045744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
flow path
ink flow
ink cartridge
cartridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007210826A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009045744A5 (ja
JP5256665B2 (ja
Inventor
Shigeki Suzuki
繁樹 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2007210826A priority Critical patent/JP5256665B2/ja
Publication of JP2009045744A publication Critical patent/JP2009045744A/ja
Publication of JP2009045744A5 publication Critical patent/JP2009045744A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5256665B2 publication Critical patent/JP5256665B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】簡易な構成で気泡によるインクの吐出不良を防止する。
【解決手段】印刷装置2にインクを供給するためのインクカートリッジ1において、以下の構成を採用する。このインクカートリッジ1は、印刷装置2のインク流路28に接続されインクを印刷装置2に供給する接続部12と インクを貯留するための貯留部14と、貯留部14から接続部12にインクを流通させるインク流路16と、を備える。そして、インク流路16は、印刷装置2にインクカートリッジ1が取り付けられた状態において上側に位置する部位に凹部18を有する。このような態様においては、凹部18は、インクカートリッジ1が交換されるまでの間だけ、気泡を収容すればよい。このため、凹部18に収容された空気が外部にあふれ出さないように、インクカートリッジ1を構成することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、インクを吐出して画像を印刷する技術に関する。
インクジェットプリンタにおいては、インク流路内に気泡が混入することによって、インクの吐出不良が生じることがある。より具体的には、ピエゾ素子などのインクを吐出する機構の部分、およびその下流側の流路に気泡が混入すると、インクを吐出しようとしても気泡が圧縮されるのみで、インクが吐出されなくなる可能性がある。
そのような問題を解決するため、特許文献1の技術においては、インクジェットヘッドの連通路4の内壁面に、それぞれ内側へ向かう凸部よりなる気泡トラップ部8が設けられている。そして、ノズル2から侵入した気泡10は気泡トラップ部8の段差部8bによりとどめられ加圧室3の方向へ移動するのを阻止される。
特開平7−314670号公報
また、特許文献2のインクジェット式記録装置においては、記録ヘッドユニット32の上流側フィルタ室50aの天井部分に、気泡トラップ用凹部62が形成される。インクカートリッジ42からのインクに異物や気泡が混入していると、この異物や気泡はフィルタ板57によって通過が阻止されて上流側フィルタ室50a内に残り、気泡は上記気泡トラップ用凹部62内にトラップされる。
特開2000−177144号公報
さらに、特許文献3の液滴吐出装置1においては、給液タンク152から機能液滴吐出ヘッド31に延びる分岐給液チューブ211に、気泡トラップ251が設けられる。気泡トラップ251は、流入した機能液中の気泡をトラップして貯留する貯留部254を備えている。そして、エアー吸引ポンプ256を駆動して貯留部254内のエアーを排気口255から排気し、貯留部254の液位を調整できる。
特開2004−167760号公報
しかし、特許文献1の技術においては、気泡が大きくなり、または多くなると気泡トラップ部8では加圧室3への気泡の移動を阻止できなくなる。また、特許文献2の技術においても、気泡トラップ用凹部62内に蓄積される空気の量が多くなると、気泡トラップ用凹部62から気泡が流出する。そして、特許文献3の技術においてはそのような問題は生じないが、措置の構成が複雑となる。
このような問題はインクジェットプリンタに限らず、液体を供給されてノズルから吐出する液体処理装置において広く生じうる。
本発明は、上記の課題の少なくとも一部を取り扱うためになされたものであり、簡易な構成で気泡による液体の吐出不良を防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、印刷装置にインクを供給するためのインクカートリッジにおいて、以下の構成を採用する。このインクカートリッジは、印刷装置のインク流路に接続され印刷装置にインクを供給する接続部と インクを貯留するための貯留部と、貯留部から接続部にインクを流通させるインク流路と、を備える。そして、インク流路を構成する構造は、インク流路の外周を形成する内面部であって、印刷装置にインクカートリッジが取り付けられた状態において上側に位置する部分に、凹部を有する。
このような態様においては、インク流路内の気泡は上側の凹部に収容される。そして、凹部は、インクカートリッジが交換されるまでの間だけ、気泡を収容できるだけの大きさとすればよい。このため、印刷装置側において気泡をトラップする態様とは異なり、凹部に収容された空気が凹部の容積を超えて外部にあふれ出さないように、装置(インクカートリッジ)を構成することができる。よって、簡易な構成で気泡によるインクの吐出不良を防止することができる。
なお、凹部の少なくとも一部は、印刷装置にインクカートリッジが取り付けられた状態において、接続部の上に位置する場所に設けられることが好ましい。
このような態様において、インクは下方の接続部に向かって流れるのに対して、インクよりも比重が軽い気泡は、上方に向かう。このため、凹部に収容されるべき気泡の流れと、印刷装置に供給されるべきインクの流れを、効果的に分離することができる。よって、このような態様においては、接続部から先(印刷装置)に気泡が流出する可能性が低い。
また、インク流路を構成する構造は、凹部の一部を構成する傾斜部であって、インク流路内において貯留部から接続部に向かうインクの流れの方向に沿って下流になるほど凹部の深さが深くなるように設けられる傾斜部を有することが好ましい。
このような態様とすれば、インクの流れに沿って運ばれる気泡を、傾斜部に沿って、効果的に凹部に誘導できる。なお、「インク流路内において貯留部から接続部に向かって流れるインクの流れの下流になるほど」という記載は、傾斜部の下方を実際にインクが流れることを意味するものではない。すなわち、「インク流路内において貯留部から接続部に向かって流れるインクの流れの下流になるほど」という記載は、インクの流れを使って傾斜部の形状を説明するという意図のみを有する記載である。
なお、インク流路を構成する構造は、内面部に、貯留部から接続部に向かう方向に伸びる溝部を有することが好ましい。
このような態様とすれば、気泡が成長してインク流路内の大部分を塞ぐ場合にも、溝部を介して貯留部から印刷装置にインクを供給できる。なお、「貯留部から接続部に向かう方向に伸びる」という記載は、溝部が伸びる方向を記述するためのものであり、溝部の両端がそれぞれ貯留部と貯留部とに達していることを意味するものではない。
また、本発明の一態様として、上記のインクカートリッジを交換可能に取り付けることができるカートリッジ取り付け部と、インクカートリッジからインクを供給されてインクを吐出するノズルを備える印刷ヘッドと、を有する印刷装置を採用することもできる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、インクカートリッジ、そのインクカートリッジを備えた印刷装置、そのような印刷装置を備える印刷システム、さらには、所定の液体を収容する液体カートリッジ、その液体カートリッジを備えた液体供給装置、そのような液体供給装置を備える液体供給システム等の形態で実現することができる。
A.第1実施例:
図1は、本発明の一実施態様であるインクカートリッジ1と、インクカートリッジ1が取り付けられるプリンタ2を示す図である。プリンタ2は、主走査方向MSに沿って往復動するキャリッジ22と、キャリッジに取り付けられている印刷ヘッド24と、を備えている。
キャリッジ22には、シアン、マゼンタ、イエロ、ライトシアン、ライトマゼンタ、ブラックのインクをそれぞれ格納しているインクカートリッジ1C,1M,1Y,1Lc,1Lm,1Kを交換可能に取り付けることができる。なお、本明細書においては、インクカートリッジ1C,1M,1Y,1Lc,1Lm,1Kを区別せずに記述する際には、「インクカートリッジ1」と表現する(図1の右上参照)。
キャリッジ22の上面には、インクカートリッジ1C,1M,1Y,1Lc,1Lm,1Kにそれぞれ挿入される6本のニードル26が設けられている。これらのニードル26には、各インクカートリッジ1C,1M,1Y,1Lc,1Lm,1Kから供給されるインクを、対応するノズル列に供給するためのインク流路28が設けられている。
印刷ヘッド24は、キャリッジ22の下面に設けられている。印刷ヘッド24には、シアン、マゼンタ、イエロ、ライトシアン、ライトマゼンタ、ブラックのインクをそれぞれ吐出する6列のノズル列が設けられている。
図1の右上に、キャリッジ22の上面に設けられたニードル26と、キャリッジ22の上面に取り付けられ、そのニードル26が挿入されるインクカートリッジ1の断面図を示す。なお、図1の右上の断面図の断面は、図1の左下に示す図において、紙面に垂直であり、かつ上下方向の直線として投影される断面である(図1の左下においてC0−C0で示す)。図1の右上の図では、理解を容易にするために、キャリッジ22の構成は破線で示す。
インクカートリッジ1は、ニードル26を挿入されニードル26のインク流路28に接続される接続部12と、インクを貯留するための貯留部14と、貯留部14から接続部12にインクを流通させるインク流路16と、を備える。
接続部12は、貯留部14およびインク流路16に対して下方に設けられる。そして、図1に示すように、接続部12には、下方からニードル26が挿入される。なお、ここで、「下」とは、プリンタにインクカートリッジが取り付けられ、かつ、プリンタが水平面上に置かれた状態における「下」の向きを意味する。
接続部12は、内面にパッキン13を有している。このパッキン13は、接続部12とニードル26との間を封止する。その結果、接続部12にニードル26が挿入された後に、インク流路16から供給されるインクが接続部12から外に漏れ出すことがない。なお、接続部12にニードル26が挿入される前は、接続部12は、図示しないフィルムによって封止されている。このため接続部12からインクが漏れ出すことはない。
貯留部14は液体のインクを保持している。インクカートリッジ1がキャリッジ22の上面に取り付けられ、印刷が開始されると、貯留部14からインク流路16および接続部12を経て、プリンタ2のニードル26のインク流路28に液体のインクが供給される(図1において実線で示す矢印Ai参照)。ノズルクリーニングのために印刷ヘッド24のノズルからインクが吐出される場合も同様である。なお、技術内容の理解を容易にするため、図1においては、貯留部14の詳細な構成は省略する。
インク流路16の外周を構成する壁部15(図1においてクロスハッチで示す)は、
インク流路16の外周を形成する内壁15iであって、プリンタ2にインクカートリッジ1が取り付けられた状態において上側に位置する部分に、凹部18を有する。この凹部18は、傾斜部18sを有する。傾斜部18sは、インク流路16内において貯留部14から接続部12に向かって流れるインクの流れAiの下流になるほど、上方に向かって深くなる。この傾斜部18sの一部は、図1に示すように、接続部12の上方に位置する場所に設けられている。なお、ここで、「上」とは、プリンタにインクカートリッジが取り付けられ、かつ、プリンタが水平面上に置かれた状態における「上」の向きを意味する。
図2は、図1のC1−C1断面についてのインク流路16の断面図である。インク流路16は、略長方形の断面形状を有する。そして、インク流路16は、内壁15iを構成する長方形の各辺に、貯留部14から接続部12に向かうインクの流れの方向(図1において右から左に向かう方向)に沿って伸びる溝部17を、2本づつ有する。すなわち、インク流路16は、溝部17を合計8本有する。それぞれの溝部17は、図2に示すように、略長方形の断面形状を有する。なお、図1の右上に示されたインク流路16の図は、図2のC2−C2断面についての断面図である。
インク流路16内、および貯留部14内のインクには、気泡が混入しうる。そのような気泡は、たとえば、フィルムを破ってニードル26が接続部12に挿入される際に混入しうる。また、貯留部14内においてインクに溶けていたガスが、気体となって気泡を形成することもある。
インク流路16内の気泡Bbは、印刷ヘッド24のノズルからインクが吐出されると、インクの流れ(矢印Ai参照)によって、貯留部14から接続部12に向かって運ばれる(図1において破線で示す矢印Ab参照)。気泡Bbは、インクに比べて比重が軽いため、インク流路16内の上側の内壁15i近傍において、接続部12に向かって運ばれる。
インクは、インク流路16の末端近傍で、インク流路16から接続部12に向かって下向きに流れる(図1において実線で示す矢印Ai参照)。これに対して、インクよりも比重の軽い気泡Bbは、インク流路16の内壁15iの上面に沿って流される。インク流路16において、接続部12の上方には凹部18の傾斜部18sが設けられている。このため、気泡Bbは、凹部18の傾斜部18sに沿って上方に誘導され、凹部18内に収容される。
気泡は、インクよりも比重が軽い。このため、インク流路16において上部に設けられた凹部18内にいったん収容された気泡Bbは、その後、凹部18外に出にくい。また、凹部18は、接続部12の上方であってインク流路16の末端近傍に設けられている。このため、インク流路16の途中に凹部が設けられている態様に比べて、凹部18から気泡Bbを引き出すインクの流れが生じにくい。よって、この点からも、いったん凹部18内に収容された気泡Bbは、その後、凹部18外に出にくい。よって、第1実施例によれば、気泡が印刷装置内のインク吐出機構に侵入することによって生じるインクの吐出不良を、効果的に防止することができる。
また、インクカートリッジ1は、収容しているインクがなくなると、交換される。このため、インクカートリッジ1の交換の後には、気泡が収容されていない凹部18が新たに提供される。よって、凹部18を、インクカートリッジ1のインクを使い切るだけの間、気泡を収容できるだけの大きさに設ければ、従来技術のような凹部18内に収容した空気が外部にあふれ出すという問題は生じない。また、収容した空気を外部に排出する機構を備える態様に比べて、簡易な構成とすることができる。
一方、気泡は通常、丸く形成される。このため、気泡Bbがインク流路16内において成長した場合にも、丸くなると考えられる(図2において破線で示したBb参照)。一方、第1実施例のインク流路16は、長方形の断面を有し、さらに、長方形の各辺には溝部17を有している。このため、インク流路16内において気泡が大きく成長しても、長方形の角の近傍、および溝部17を通って、貯留部14からプリンタ2のニードル26(プリンタ2のインク流路28)へとインクが供給されうる。すなわち、第1実施例によれば、インク流路16内において気泡が成長した場合にもインクの流通が阻害されにくい。
B.第2実施例:
第1実施例においては、インク流路16は、水平方向に形成され、その端部において接続部12と接続されている。第2実施例においては、インク流路16は、少なくとも接続部12側の端部近傍においては、鉛直方向に沿って設けられる。第2実施例のインクカートリッジの他の点は、第1実施例のインクカートリッジと同じである。
図3は、第2実施例のインクカートリッジ1bのインク流路16の端部近傍の断面図である。図3の上部には、正面断面図を示す。なお、図3上部の断面図の断面は、図1の左下に示す図において、紙面に平行な面である。一方、図3の下部には、図3の上部の図におけるC3−C3断面の断面図を示す。
インク流路16は、接続部12側の端部近傍の所定の範囲において、略円形の断面を有する(図3下部参照)。インク流路16のうち、接続部12側の端部近傍の所定の範囲に含まれる部分を図3においてインク流路16bとして示す。
接続部12の内面は円形に構成される。このような構成とすることで、パッキン13を円筒形に構成することができ、パッキン13によるシールを容易に達成することができる。そして、インク流路16bの内面が接続部12の内面と同じ円形であることで、接続部12とインク流路16bとを容易に製造できる。また、インク流路16b内にインクが滞留しにくい。
インク流路16bは、略円形の断面を構成する内壁15ibの4カ所に、インクの流れの方向に沿った溝部17bを有する。溝部17bは、図3に示すように、それぞれ円弧状の断面形状の内壁を有する。なお、インク流路16bの略円形の断面において、溝部17bのうちの一つの位置を12時の方向の位置であるとすると、他の溝部17bは、それぞれ3時、6時、9時の方向の近傍の位置に設けられる。
インク流路16bは略円形の断面を有する。このため、インク流路16b内で気泡が成長した場合には、インク流路16bが気泡によってふさがれる可能性がある。しかし、第2実施例のインク流路16bは溝部17bを有する。このため、インク流路16b内において気泡が大きく成長しても、溝部17bを通って貯留部14からプリンタ2のニードル26へとインクが供給されうる。すなわち、第2実施例によれば、インク流路16b内において気泡が成長した場合にもインクの流通が阻害されにくい。そして、インクが供給され続けている間に、気泡が何らかのきっかけでインク流路16bを離れ、上部に設けられた凹部18内に収容されることが期待できる。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
第1実施例においては、凹部18は傾斜部18sを備えている。しかし、インクの流路に設けられる凹部は、傾斜部18sを備えない態様とすることができる。また、第1実施例においては、凹部18は、断面が略三角形の空間を構成している。しかし、インクの流路に設けられる凹部は、円形断面や四角形断面、さらに他の多角形断面を有する形状や、ドーム状、直方体状など、任意の形状とすることができる。
また、第1実施例においては、凹部18は、インク流路16の末端近傍に設けられている。しかし、凹部18は、インク流路16のインクの流れの方向に沿った任意の位置に設けることができる。ただし、凹部は、インク流路の外周を構成する構造のうち、カートリッジ1がプリンタに取り付けられた状態において上側に位置する部分に設けられていることが好ましい。
また、インクの流路に設けられる凹部は、少なくとも一部が印刷装置に接続される接続部の上方に設けられることが好ましい。なお、接続部の上方に位置しない凹部の他の一部は、接続部の上方に設けられる一部に対して、インクを貯留する貯留部に近い側に設けられてもよく、貯留部から遠い側に設けられてもよい。
C2.変形例2:
第1実施例においては、インク流路16は長方形断面を有し、長方形の各辺に2本づつの溝部17を有している。また、第2実施例においては、インク流路16bは、略円形の断面を有し、12時、3時、6時、9時の方向の近傍の位置に溝部17bを有している。しかし、インク流路の形状ならびに溝部の位置および形状は、任意の形状、位置とすることができる。たとえば、略長方形の断面形状を有するインク流路において、略円弧状の断面形状の内壁を有する溝部を備える態様を採用することもできる。また、溝部は、上記実施例のようにインク流路の長手方向に沿ってまっすぐ伸びる形状以外に、インク流路の内壁に沿って蛇行する形状や、インク流路の内壁に沿って螺旋状に設けられる形状など、任意の形状とすることができる。
本発明の一実施態様であるインクカートリッジ1と、インクカートリッジ1が取り付けられるプリンタ2を示す図。 図1のC1−C1断面についてのインク流路16の断面図。 第2実施例のインクカートリッジ1bのインク流路16の端部近傍の断面図。
符号の説明
1,1b,1C,1M,1Y,1Lc,1Lm,1K…インクカートリッジ
1b…インクカートリッジ
2…プリンタ
12…接続部
13…パッキン
14…貯留部
15…インク流路の外周を構成する壁部
16…インク流路
16b…インク流路のうちの端部近傍の部分
17,17b…溝部
18…凹部
18s…傾斜部
22…キャリッジ
24…印刷ヘッド
26…ニードル
28…ニードル内のインク流路
Ab…気泡の流れを示す矢印
Ai…インクの流れを示す矢印
Bb…気泡
MS…主走査方向

Claims (5)

  1. 印刷装置にインクを供給するためのインクカートリッジであって、
    前記印刷装置のインク流路に接続され前記印刷装置に前記インクを供給する接続部と、
    前記インクを貯留するための貯留部と、
    前記貯留部から前記接続部に前記インクを流通させるインク流路と、を備え、
    前記インク流路を構成する構造は、前記インク流路の外周を形成する内面部であって、前記印刷装置に前記インクカートリッジが取り付けられた状態において上側に位置する部分に、凹部を有する、インクカートリッジ。
  2. 請求項1記載のインクカートリッジであって、
    前記凹部の少なくとも一部は、前記印刷装置に前記インクカートリッジが取り付けられた状態において、前記接続部の上に位置する場所に設けられる、インクカートリッジ。
  3. 請求項1または2に記載のインクカートリッジであって、
    前記インク流路を構成する前記構造は、前記凹部の一部を構成する傾斜部であって、前記インク流路内において前記貯留部から前記接続部に向かうインクの流れの方向に沿って下流になるほど前記凹部の深さが深くなるように設けられる傾斜部を有する、インクカートリッジ。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のインクカートリッジであって、
    前記インク流路を構成する構造は、前記内面部に、前記貯留部から前記接続部に向かう方向に伸びる溝部を有する、インクカートリッジ。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のインクカートリッジを交換可能に取り付けることができるカートリッジ取り付け部と、
    前記インクカートリッジからインクを供給されてインクを吐出するノズルを備える印刷ヘッドと、を有する印刷装置。
JP2007210826A 2007-08-13 2007-08-13 インクカートリッジおよび印刷装置 Expired - Fee Related JP5256665B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007210826A JP5256665B2 (ja) 2007-08-13 2007-08-13 インクカートリッジおよび印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007210826A JP5256665B2 (ja) 2007-08-13 2007-08-13 インクカートリッジおよび印刷装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009045744A true JP2009045744A (ja) 2009-03-05
JP2009045744A5 JP2009045744A5 (ja) 2010-09-24
JP5256665B2 JP5256665B2 (ja) 2013-08-07

Family

ID=40498443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007210826A Expired - Fee Related JP5256665B2 (ja) 2007-08-13 2007-08-13 インクカートリッジおよび印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5256665B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013082185A (ja) * 2011-10-12 2013-05-09 Seiko Epson Corp 流路部材、液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2013248780A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Seiko Epson Corp 液体容器
JP2015039793A (ja) * 2013-08-20 2015-03-02 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2016032947A (ja) * 2015-12-11 2016-03-10 セイコーエプソン株式会社 流路部材、液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2017081059A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 キヤノン株式会社 液体収容容器及び記録装置

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS572786A (en) * 1980-06-06 1982-01-08 Seiko Epson Corp Ink feeder
JPH04179553A (ja) * 1990-11-15 1992-06-26 Canon Inc インクジェット記録装置,該装置用インク供給ユニットおよびインクタンク一体型記録ヘッドカートリッジ
JPH04273020A (ja) * 1990-10-29 1992-09-29 Xerox Corp インクジェットプリンタ用印刷ヘッド機構及び印刷ヘッド機構へのインク充填方法
JPH07314670A (ja) * 1994-05-25 1995-12-05 Seikosha Co Ltd インクジェットヘッド
JPH09226139A (ja) * 1996-02-21 1997-09-02 Fuji Xerox Co Ltd インク供給装置および記録装置
JPH10329330A (ja) * 1997-06-03 1998-12-15 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
JPH11198393A (ja) * 1997-11-14 1999-07-27 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置のインク供給装置
JP2000177144A (ja) * 1998-12-17 2000-06-27 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
JP2002166568A (ja) * 2000-12-01 2002-06-11 Brother Ind Ltd インクジェットプリンタ
JP2004098300A (ja) * 2002-09-04 2004-04-02 Sharp Corp インクジェット式記録ヘッド
JP2004167760A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Seiko Epson Corp 機能液送液装置、液滴吐出装置、電気光学装置の製造方法、電気光学装置、および電子機器
JP2004291441A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Canon Inc インクジェット記録ヘッドカートリッジ
JP3874067B2 (ja) * 1998-07-15 2007-01-31 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録装置におけるインク供給機構
JP2007176148A (ja) * 2005-11-30 2007-07-12 Seiko Epson Corp 液体収容容器

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS572786A (en) * 1980-06-06 1982-01-08 Seiko Epson Corp Ink feeder
JPH04273020A (ja) * 1990-10-29 1992-09-29 Xerox Corp インクジェットプリンタ用印刷ヘッド機構及び印刷ヘッド機構へのインク充填方法
JPH04179553A (ja) * 1990-11-15 1992-06-26 Canon Inc インクジェット記録装置,該装置用インク供給ユニットおよびインクタンク一体型記録ヘッドカートリッジ
JPH07314670A (ja) * 1994-05-25 1995-12-05 Seikosha Co Ltd インクジェットヘッド
JPH09226139A (ja) * 1996-02-21 1997-09-02 Fuji Xerox Co Ltd インク供給装置および記録装置
JPH10329330A (ja) * 1997-06-03 1998-12-15 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
JPH11198393A (ja) * 1997-11-14 1999-07-27 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置のインク供給装置
JP3874067B2 (ja) * 1998-07-15 2007-01-31 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録装置におけるインク供給機構
JP2000177144A (ja) * 1998-12-17 2000-06-27 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
JP2002166568A (ja) * 2000-12-01 2002-06-11 Brother Ind Ltd インクジェットプリンタ
JP2004098300A (ja) * 2002-09-04 2004-04-02 Sharp Corp インクジェット式記録ヘッド
JP2004167760A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Seiko Epson Corp 機能液送液装置、液滴吐出装置、電気光学装置の製造方法、電気光学装置、および電子機器
JP2004291441A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Canon Inc インクジェット記録ヘッドカートリッジ
JP2007176148A (ja) * 2005-11-30 2007-07-12 Seiko Epson Corp 液体収容容器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013082185A (ja) * 2011-10-12 2013-05-09 Seiko Epson Corp 流路部材、液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2013248780A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Seiko Epson Corp 液体容器
JP2015039793A (ja) * 2013-08-20 2015-03-02 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2017081059A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 キヤノン株式会社 液体収容容器及び記録装置
JP2016032947A (ja) * 2015-12-11 2016-03-10 セイコーエプソン株式会社 流路部材、液体噴射ヘッド及び液体噴射装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5256665B2 (ja) 2013-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4910368B2 (ja) フィルター装置及び液滴吐出装置
JP4882461B2 (ja) フィルター装置及び液滴吐出装置
EP2216178A1 (en) Inkjet print head and ink storage apparatus
US20160263902A1 (en) Liquid container, liquid container unit, and liquid supply apparatus
JP2011148101A (ja) 液体収容タンク、液体吐出ヘッドユニット及び画像形成装置
JP5256665B2 (ja) インクカートリッジおよび印刷装置
JP4018577B2 (ja) インクジェット記録ヘッドカートリッジ
KR20010040022A (ko) 필터에 걸린 기포를 자동제거하는 연결블록을 구비한잉크젯 프린터
JP2007030495A (ja) インクジェットヘッドおよびインクジェット記録装置
KR100518613B1 (ko) 잉크 탱크 및 그것을 구비한 잉크젯 프린터
JP2007203640A (ja) 記録ヘッド
JP5787501B2 (ja) 液体吐出装置および液体供給ユニット
JP3973822B2 (ja) インク供給装置及びそれを使用した画像形成装置
JP2007069410A (ja) インク袋
JP2012096502A (ja) 液体噴射装置
JP4035503B2 (ja) インクジェット記録ヘッド
JP2011131514A (ja) 液体供給装置
JP2004114611A (ja) インクジェット記録装置
KR101179322B1 (ko) 잉크젯 헤드 어셈블리
JP5532161B2 (ja) 液体供給装置及び液体カートリッジ
JP2005103876A (ja) インクカートリッジ
JP2019025821A (ja) 液体消費装置
JP5842605B2 (ja) リフィルケース
KR200364777Y1 (ko) 기포제거수단을 갖는 잉크젯 프린터용 잉크카트리지
JP2018103491A (ja) 廃液タンク及び液体吐出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100809

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120321

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120321

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130408

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160502

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5256665

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees