JP2009044919A - プラグ引き抜き工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】積算電力計と電力負荷設備との間に設置され、給電停止及び停止解除を行う無停電端子に差し込まれたバイパスプラグを容易に引き抜くことが可能なプラグ引き抜き工具を提供すること。
【解決手段】プラグ引き抜き工具1は、所定の間隔を置いて平行に突出した一対の脚部19を有するベース部材10と、一対の脚部19の対向空間内を摺動移動可能な可動部材30とを有し、可動部材30は前進動作で一対の脚部19の先端から突出し、後進動作で一対の脚部19の対向空間に収納される突出可能部33を有する。突出可能部33は、弾性部材で構成された連結部材34とプラグ保持舌片32とで構成されており、突出状態でバイパスプラグに係止可能な状態となり、収納状態でバイパスプラグを挟持係止する構成を有する。バイパスプラグを挟持係止した状態で可動部材30を後進動作することでバイパスプラグを無停電端子から容易に引き抜くことが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラグ引き抜き工具、特に、電力需要者側に設置された積算電力計に接続され、給電停止及び停止解除を行う無停電端子に差し込まれているプラグを引き抜くためのプラグ引き抜き工具に関する。
電力需要者が経済的な事情等により、消費電力量に対する使用料金が支払えない状況にある場合、電力供給者は電力需要者に対して電力の供給を停止する場合がある。その場合、電力の供給の停止を行うことが近い将来に必要となる電力需要者に対して、無停電端子(例えば、特許文献1を参照。)を設置し、電力需要者が消費した消費電力量に対して料金を支払わない場合、上記の予め取り付けておいた無停電端子に差し込まれているバイパスプラグを抜くという作業が必要となる。
図4は、無停電端子の取り付け状態を示す説明図である。柱上トランス600で適正に降圧された電圧は、引き込み線610、電源側電線612、613、614を介して積算電力計710に入力され、負荷側電線712、713、714を介して電力消費機器720に印加される。電力消費機器720で消費された電力量は積算電力計710によって計量され、計量された消費電力量に応じて電力使用料金が請求され、電力需要者はその使用料金を支払うこととなる。
前述のように、電力需要者が経済的な事情等により、その使用料金が支払えない状況にあると、電力供給者は電力需要者に対して電力の供給を停止するため、電力需要者に対して、無停電端子800を積算電力計710と電力消費機器720との間に電気的に設置する。具体的に、無停電端子800は図4に示すように、負荷側電線712、714を切断し、その間に挿入される。負荷側電線713は積算電力計710と電力消費機器720に接続されたままである。ここで、積算電力計710と無停電端子800を接続する線をリード線712a、714aと記している。
図5は、無停電端子の概略断面図(a)と、それに用いるバイパスプラグの正面図(b)と側面図(c)である。以下、無停電端子800について説明するが、重複を避けるため、リード線712aと負荷側電線712に関してのみ説明し、リード線714aと負荷電線714に関しては省略する。
無停電端子800は、合成樹脂製のケース811と、ケース811の開口部を塞ぐ合成樹脂製のカバー812と、ケース811内に絶縁的に分離配置された2つの導電ブロック813a、814aとを備えている。一方の導電ブロック813aには、止め螺子815aによりリード線712aが固定されている。
導電ブロック813a、814aには、それぞれ、バイパスプラグ850の一方及び他方の端子851、852を挿入することができるプラグ端子挿入孔822a、823aが平行に設けられている。これらのプラグ端子挿入孔822a、823aに対応する部位のケース811は、それぞれ、プラグ端子挿入孔822a、823aに連通すると共に、バイパスプラグ850の端子851、852が挿入可能なプラグ嵌合孔824a、825aが設けられている。
また、無停電端子800には、負荷側電線712が挿入できるように、導電ブロック814aに引込線挿入孔826aが設けられており、この引込線挿入孔826a内に先端が挿入された負荷側電線712は導電ブロック814aに止め螺子827により保持されるように構成されている。
図5(b)に示すように、バイパスプラグ850は、略コ字状に折曲された導電線と、この導電線の端子851、852を除く部分を合成樹脂によりモールドした絶縁本体部855とを備え、この絶縁本体部855は、略長方体の形状を有している。端子851、852は、これらが略平行になるように絶縁本体部855の一方の側面から延びており、また絶縁本体部855は、端子851、852が延びている側面と反対側に、絶縁本体部855の横幅より厚い頭部856を有している。頭部856は、後述する滑り止めとして作用する。また、絶縁本体部855の側部であって頭部856の近傍に一対の凹部857が形成されている。
作業者がバイパスプラグ850の両端子851、852を、プラグ嵌合孔824a、825aを介して、導電ブロック813a、814aのプラグ端子挿入孔822a、823aに挿入すると、両端子851、852は、それぞれ、プラグ端子挿入孔822a、823aに電気的に接続され、取り外し困難となる。従って、リード線712aと負荷側電線712とは、止め螺子815a、導電ブロック813a、端子851、端子852、導電ブロック814a、止め螺子827を介して電気的に接続される。同様に、リード線714aと負荷側電線714に関しても、同一の構成が採用されており、説明は省略する。なお、図4に示すように、バイパスプラグ850が互いに接触しないように、仕切り壁870がケース811に一体的に設けられている。
図6は、作業者がバイパスプラグを無停電端子から抜き取る作業を示す説明図である。積算電力計710及び無停電端子800は、家屋700の比較的高い位置、例えば、床面から1.8m〜2mの範囲に設置されているので、作業者は、梯子や脚立に乗った状態で無停電端子800に差し込まれているバイパスプラグ850を抜き取る作業を行うこととなる。
作業者は、例えば、右手Hの親指H1と人差し指H2とでバイパスプラグ850の絶縁本体部855を把持し、左手hで無停電端子800を把持する。そして、絶縁本体部855及び無停電端子800を把持した状態で、右手Hと左手hとを相反する方向に移動させるべく、両腕に力を入れる。この際、頭部856が絶縁本体部855より大きいので、頭部856は滑り止めとして作用する。そのようにして、両端子851、852は、それぞれ、プラグ端子挿入孔822a、823aから徐々に引き抜かれ、やがてプラグ端子挿入孔822a、823から完全に抜けることとなる。
バイパスプラグ850が抜き取られることにより、リード線712aと負荷側電線712及びリード線714aと負荷側電線714とは電気的に切断されるので、電力需要者は電力消費機器720を使用することができなくなる。
実用新案登録公報 第3112715号
無停電端子800及びバイパスプラグ850は、積算電力計710に接続されたリード線712a、714aによって、積算電力計710の近傍且つ作業者の背丈よりも高い位置の空間に浮いた状態に維持されており、また両端子851、852はプラグ端子挿入孔822a、823aに取り外し困難に挿入されているので、作業者が無停電端子800に差し込まれているバイパスプラグ850を引き抜くことは容易ではない。従って、作業者は、梯子や脚立に乗った状態で、相当な力をもって無停電端子800に差し込まれているバイパスプラグ850を引き抜く作業を強いられ、時には作業者はペンチでバイパスプラグ850を引き抜かねばならないこともある。
また、両端子851、852が、プラグ端子挿入孔822a、823aから完全に抜けると、両端子851、852とプラグ端子挿入孔822a、823aとの間で生じていた摩擦力が急になくなるので、両手H、hには、互いに離れる方向に反動が働くこととなる。作業者の状態によっては、例えば、左手hが積算電力計710にぶつかり、右手Hは作業者自身にぶつかることもある。そのようなことが生じると、積算電力計710やバイパスプラグ850が破損し、また作業者が姿勢を崩して脚立や梯子から落ちて怪我をする恐れがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、積算電力計と電力負荷設備との間に設置され、給電停止及び停止解除を行う無停電端子に差し込まれたバイパスプラグを容易に引き抜くことが可能なプラグ引き抜き工具を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載のプラグ引き抜き工具は、積算電力計と電力負荷設備との間に設置され、給電停止及び停止解除を行う無停電端子に差し込まれたバイパスプラグを引き抜くためのプラグ引き抜き工具において、少なくとも所定の間隔をおいて平行に突出した一対の脚部を有するベース部材と、前記一対の脚部の対向空間内を該一対の脚部の伸長方向に沿って手動操作により前後に移動可能な可動部材と、を有し、該可動部材は、前進動作で前記一対の脚部の先端から突出し、後進動作で前記一対の脚部の対向空間に収納される突出可能部を有し、該突出可能部は、前記突出状態で前記バイパスプラグに係止可能な状態となり、前記収納状態で前記バイパスプラグを挟持係止する構成を有することを特徴とする。
かかる構成を採用することにより、ベース部材の一対の脚部の対応空間内を移動可能な可動部材を前進動作させて突出可能部によりバイパスプラグを係止し、その後可動部材を後進動作させれば、一対の脚部の先端を無停電端子に当接させながら、無停電端子に差し込まれているバイパスプラグを容易に引き抜くことが可能となる。
請求項2に記載のように、前記可動部材の移動構造は、前記一対の脚部の対向空間側にそれぞれ設けた溝部に、可動部材本体部の側部が摺動移動可能に嵌挿されて構成されたことを特徴とする。従って、可動部材は脚部に設けられた溝部と可動部材本体部とによりベース部材の一対の脚部の対応空間内を円滑に摺動移動できることとなる。
請求項3に記載のように、前記突出可能部は、前記一対の溝部に嵌挿された前記可動部材本体部の一辺及び該一辺に相対する他の一辺の延長上に弾性部材を介して取り付けられた一対のプラグ保持舌片で構成され、該一対のプラグ保持舌片は、前記対向空間内に位置するときは前記弾性部材によって互いに離反する方向に付勢されており、前記対向空間から突出した状態のときは前記弾性部材によって互いに離反動作することを特徴とする。従って、バイパスプラグを一対のプラグ保持舌片に係止させる場合、バイパスプラグと一対のプラグ保持舌片の位置を合わせ、その後可動部材を後進動作させると、一対のプラグ保持舌片はバイパスプラグの外側を直ちに挟持係止できることとなる。
請求項4に記載のように、前記プラグ保持舌片の前記対向空間側面は、前記対向空間内への収納状態のときに係止すべきバイパスプラグの外側形状に係合する形状を有することを特徴とするので、バイパスプラグが確実にバイパスプラグ保持舌片に挟持係止されることとなる。
請求項5に記載のように、前記可動部材には、該可動部材を移動させるための一対の操作レバーが取り付けられていることを特徴とするので、可動部材は一対の脚部の対向空間内を一層容易に移動できることとなり、バイパスプラグを一層容易に引き抜くことが可能となる。
本発明のプラグ引き抜き工具によると、ベース部材の一対の脚部の対応空間内を移動可能な可動部材を前進動作させて突出可能部によりバイパスプラグを係止し、その後可動部材を後進動作させれば、一対の脚部の先端を無停電端子に当接させながら、無停電端子に差し込まれているバイパスプラグを容易に引き抜くことが可能となる。
本発明の実施の形態を、以下図面を参照しながら詳述する。なお、本発明は以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。なお、無停電端子とバイパスプラグは、図4〜6で説明したものと同じものを想定している。
図1は、本発明のプラグ取り外し工具に係り、同図(a)は正面図、同図(b)は左側面図、同図(c)は上面図である。プラグ取り外し工具1は、大きく分けてベース部材10と可動部材30とから構成される。
ベース部材10は、非導電性の材料で製作されており、一対の脚部19、ベース部材本体部18、保持部20を有する。一対の脚部19は、ベース部材本体部18から間隔Aを保ち、長さBだけ平行に延出しており、先端が無停電端子に当接する端子接触部14となっている。両脚部19の間隔Aは、バイパスプラグ850の横幅に略等しい。また、ベース部材本体部18からの所定の長さBは、バイパスプラグ850の頭部856の上端面から端子851、852の先端までの長さに、可動部材本体部36の移動方向の長さを足した長さに略等しいか、それよりも長くなるように構成されている。
一対の脚部19の対向空間側には、溝部12が形成されており、この溝部12に可動部材本体部36の側部が摺動移動可能に嵌挿されて、可動部材本体部36が摺動移動できるように構成されている。また、端子接触部14を無停電端子800に接触させ、ベース部材10を保持するための保持部20がベース部材本体部18の一対の脚部19が延出している側と反対の側にベース部材本体部18と連続して設けられている。作業者は、この保持部20を手のひらに当てながら作業を行うこととなる。
また、可動部材30は、前進動作で一対の脚部19の先端から突出し、後進動作で一対の脚部19の対向空間に収納される突出可能部33を有する。この突出可能部33は、一対の溝部12に嵌挿された可動部材本体部36の一辺及びこの一辺に相対する他の一辺の延長上に設けられた連結部材34と、この連結部材34を介して取り付けられた一対のプラグ保持舌片32とで構成されている。ここで、連結部材34は弾性部材で製作されている。本実施の形態では、一例として連結部材34を略長方形状の板バネで製作し、プラグ保持舌片32を非導電材料で製作した。なお、可動部材本体部36も非導電材料で製作されている。
ここで、図1(b)に示すように可動部材本体部36の厚さはDであり、バイパスプラグ850の頭部856の厚さに略等しい。なお、ベース部材10の厚さCは、引き抜くべきバイパスプラグ850と摺動移動する可動部材30の大きさ等を考慮して適宜決定することができるが、厚すぎるとベース部材10が扱い難くなり、薄すぎるとベース部材10の強度が低下することになる。
プラグ保持舌片32は、前述のように一対の溝部12に嵌挿された可動部材本体部36の一辺及びこの一辺に相対する他の一辺の延長上に連結部材34を介して、溝部12内を移動可能に設けられており、一対のプラグ保持舌片32は、対向空間内に位置するときは連結部材34によって互いに離反する方向に付勢されており、対向空間から突出した状態のときは連結部材34によって互いに離反動作するように構成されている。なお、図1(a)において、プラグ保持舌片32が離反動作していない可動部材30が示されているが、これはベース部材10に収納された可動部材30の様子を示したものであり、実際には後述する図2(a)に示すように離反動作する。
また、一対のプラグ保持舌片32の対向空間側面は、その対向空間内への収納状態のときに、バイパスプラグ850の両外側を挟持係止できるように構成されている。具体的には、バイパスプラグ850の頭部856下の凹部857を含めた外側の形状にちょうど係合する形状を有している。
更に、一対のプラグ保持舌片32がバイパスプラグ850を挟持係止したときに、一対の連結部材34の間にバイパスプラグ850の頭部856が位置するように構成され、一対のプラグ保持舌片32がバイパスプラグ850の2つの端子851、852を保持固定している略直方体の絶縁本体部855の両側を係止したとき、一対のプラグ保持舌片32の間隔は一対の脚部19の間隔に略等しい。これにより、バイパスプラグ850と一対の脚部19との間には余分な空間が生じることがなく、バイパスプラグ850を引き抜くために印加された力が効率的にバイパスプラグ850を引き抜くことに用いられることとなる。
可動部材本体部36には一対の操作レバー38がバイパスプラグ850を抜き抜く方向と直交し、一対の脚部19を含まない方向に設けられており、この操作レバー38に指を掛けて可動部材30を操作することが可能である。なお、可動部材30は一対の脚部19の溝部12内を移動するが、可動部材本体部36がベース部材本体部18の可動阻止部16に当接すれば、それ以上は移動できない。なお、この可動阻止部16に螺子等を設けて可動部材30が可動できる範囲を調整できるように構成することも可能である。また、可動部材30を操作レバー38によって、バイパスプラグ850の前進動作、即ち引き抜き方向とは逆の方向に操作し続けると、突出可能部33が一対の脚部19から突出し、更に前進させると可動部材30はベース部材10から離脱することとなる。離脱した可動部材30は、容易にベース部材10に再挿入することが可能である。
プラグ引き抜き工具の使用方法について説明する。図2(a)は、バイパスプラグ850にプラグ取り外し工具の可動部材30の一対のプラグ保持舌片32を係止させる直前の様子を示す説明図である。同図(b)は、バイパスプラグ850を引き抜く直前の様子を示す説明図である。図3は、バイパスプラグ850を無停電端子800から完全に引き抜いたときの様子を示す説明図である。
まず、プラグ引き抜き工具の可動部材30を、操作レバー38を操作して、一対のプラグ保持舌片32と連結部34、即ち突出可能部33がベース部材10の一対の脚部19から突出するまで前進させる。すると、一対のプラグ保持舌片32は連結部材34の弾性力により、図2(a)に示すように、一対のプラグ保持舌片32が互いに離反する方向へ付勢されるので、間隔の開いたプラグ保持舌片32の間にバイパスプラグ850の頭部856を位置付け、可動部材30を後進動作させると図2(b)に示すような状態となる。
図2(b)において、一対の脚部19の端子接触部14は無停電端子800に当接すると共に、一対のプラグ保持舌片32はバイパスプラグ850の頭部856下の一対の凹部857に係合し、バイパスプラグ850が突出可能部33に挟持係止される様子が示されている。
また、バイパスプラグ850と一対の脚部19との間に余分な空間はなく、バイパスプラグ850が一対の脚部19間にきっちり収納される。これにより、バイパスプラグ850を引き抜くために印加される力が効率良く引き抜くために用いられることとなる。また、引き抜き中に、バイパスプラグ850が一対の脚部19間から抜け出ることも防止される。
ここで、右手Hのひらをベース部材10の保持部20に当て、親指H1をベース部材10の一方の脚部19を押さえ、人差し指H2と中指H3を一対の操作レバー38に掛けて、操作レバー38をバイパスプラグの引き抜き方向へ引いて行くと、図3に示すように、可動部材本体部36がベース部材本体部18の可動阻止部16に当接し、バイパスプラグ850を無停電端子800から完全に引き抜くことができる。この作業中、左手hで無停電端子800を押さえることで、より安全に作業を行うことができる。その後、可動部材30をバイパスプラグの引き抜き方向と逆の方向へ押し戻し、一対のプラグ保持舌片32を一対の脚部19から外に出し、バイパスプラグ850を取り出すことができる。
なお、バイパスプラグ850を抜いて行く場合に、両端子851、852が、プラグ端子挿入孔822a、823aから完全に抜けると、両端子851、852とプラグ端子挿入孔822a、823aとの間で生じていた摩擦力が急になくなるが、右手の動作は所謂手を握る動作のみであるから、従来のように反動で右手が自分自身に当ること、又は左手が積算電力計710にぶつかることはない。
従って、無停電端子800及びバイパスプラグ850が、積算電力計710に接続されたリード線712a、714aによって、積算電力計710の近傍且つ作業者の背丈よりも高い位置の空間に浮いた状態に維持され、両端子851、852がプラグ端子挿入孔822a、823aに取り外し困難に挿入されていても、作業者が無停電端子800に差し込まれているバイパスプラグ850を容易且つ安全に引き抜くことが可能である。
なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、バイパスプラグの外側形状が実施の形態と異なる場合は、プラグ保持舌片の対向空間側面をそれに合わせて替えることができる。
本発明のプラグ取り外し工具の正面図(a)、左側面図(b)、上面図(c)である。 図1のプラグ取り外し工具の取り扱いを説明する図であって、図2(a)はバイパスプラグに一対のプラグ保持舌片を係止させる直前の説明図、同図(b)はバイパスプラグを引き抜く直前の説明図である。 本発明のプラグ取り外し工具によりバイパスプラグを引き抜いたときの様子を示す説明図である。 無停電端子とバイパスプラグの設置の様子を示す説明図である。 無停電端子の構成を示す概略断面図(a)とバイパスプラグの正面図(b)とバイパスプラグの側面図(c)である。 従来のバイパスプラグの取り外しの様子を示す説明図である。
符号の説明
1 バイパスプラグ引き抜き工具
10 ベース部材
12 溝部
14 端子接触部
18 ベース部材本体部
19 脚部
20 保持部
30 可動部材
32 プラグ保持舌片
33 突出可能部
34 連結部材
36 可動部材本体部
38 操作レバー
710 積算電力計
800 無停電端子
850 バイパスプラグ

Claims (5)

  1. 積算電力計と電力負荷設備との間に設置され、給電停止及び停止解除を行う無停電端子に差し込まれたバイパスプラグを引き抜くためのプラグ引き抜き工具において、
    少なくとも所定の間隔をおいて平行に突出した一対の脚部を有するベース部材と、
    前記一対の脚部の対向空間内を該一対の脚部の伸長方向に沿って手動操作により前後に移動可能な可動部材と、を有し、
    該可動部材は、前進動作で前記一対の脚部の先端から突出し、後進動作で前記一対の脚部の対向空間に収納される突出可能部を有し、
    該突出可能部は、前記突出状態で前記バイパスプラグに係止可能な状態となり、前記収納状態で前記バイパスプラグを挟持係止する構成を有することを特徴とするプラグ引き抜き工具。
  2. 前記可動部材の移動構造は、
    前記一対の脚部の対向空間側にそれぞれ設けた溝部に、可動部材本体部の側部が摺動移動可能に嵌挿されて構成されたことを特徴とする請求項1に記載のプラグ引き抜き工具。
  3. 前記突出可能部は、前記一対の溝部に嵌挿された前記可動部材本体部の一辺及び該一辺に相対する他の一辺の延長上に弾性部材を介して取り付けられた一対のプラグ保持舌片で構成され、該一対のプラグ保持舌片は、前記対向空間内に位置するときは前記弾性部材によって互いに離反する方向に付勢されており、前記対向空間から突出した状態のときは前記弾性部材によって互いに離反動作することを特徴とする請求項2に記載のプラグ引き抜き工具。
  4. 前記プラグ保持舌片の前記対向空間側面は、前記対向空間内への収納状態のときに係止すべきバイパスプラグの外側形状に係合する形状を有することを特徴とする請求項3項に記載のプラグ引き抜き工具。
  5. 前記可動部材には、該可動部材を移動させるための一対の操作レバーが取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のプラグ引き抜き工具。
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