JP2012182301A - 電子回路ユニット及び電子機器装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ユニット筐体31を収容部11に収容した状態でユニット側端子部32が収容部11の棚側端子部12に接続される電子機器装置で、電子回路の導通/非導通状態を切り換える切換スイッチ35を備え、これが電子回路を導通させる導通位置と、電子回路を非導通とする非導通位置との間で移動可能とされた電子回路ユニット30に対し、切換スイッチの導通位置への操作を規制し、ユニット筐体の挿抜作業を許容する第一規制位置と、ユニット筐体の挿抜作業を規制し、かつ、切換スイッチの切り換え操作を許容する第二規制位置との間で移動可能とされた切換規制部材36を設ける。
【選択図】図2
Description
さらに、この種の電子機器装置には、互いに接続された電子機器及びシェルフの電子回路を手動で導通/非導通状態に切り換える切換スイッチを備えたものがある。この構成では、電子機器及びシェルフの電子回路を切換スイッチで導通状態に切り換えることで、この電子回路に電流が流れるようになっている。
なお、従来の電子機器装置では、切換スイッチの近くに注意書きを記載する等して、活線挿抜を防ぐ試みをしているが、確実性に欠けるという問題がある。
以上のことから、切換規制部材が突起部を有している構成では、電子回路ユニットの活線挿抜を確実に防止することができる。
なお、上記構成において、収容部に対するユニット筐体の挿抜作業を可能とするためには、切換規制部材を第一規制位置に配して切換スイッチによる電子回路の通電状態への切り換えを規制し、突起部をユニット筐体内に没入させればよい。
以上のように、この構成では、収容部に収容されたユニット筐体が収容棚に固定されない限り、電子回路を導通状態に切り換えることができないため、電子回路を導通状態としたままでの電子回路ユニットの抜出作業をより確実に防止することができる。
したがって、切換スイッチが非導通位置に配されていれば、突出規制部材を退避位置から被覆位置に移動させるだけで、突起部が自動的に係合凹部から抜けてユニット筐体内に没入されるため、ユニット筐体を収容部から抜出することができる。言い換えれば、ユニット筐体の抜出作業を簡便に行うことが可能となる。
したがって、電子回路ユニットが前述した付勢手段及び固定具を備えている場合には、固定具によるユニット筐体の固定状態を解除するだけで、突起部が自動的に係合凹部から抜けてユニット筐体内に没入されるため、ユニット筐体を収容部から抜出することができる。言い換えれば、ユニット筐体の抜出作業をさらに簡便に行うことが可能となる。
この構成では、作業者が把持部を掴んでユニット筐体を収容部から抜き出す作業を行うだけで、突出規制部材を退避位置から被覆位置に移動させることが可能となる。
図1,2に示すように、この実施形態に係る電子機器装置1は、例えば複数の電子回路ユニット30を備える電子機器装置として使用するものであり、前面10aに開口する収容部11を備える収容棚10と、収容部11に収容される複数の電子回路ユニット30とを備えて構成されている。なお、各電子回路ユニット30は、収容棚10の収容部11に対して一方向(図示例のAB方向、挿抜方向とも呼ぶ)に挿抜可能とされている。なお、この実施形態における電子回路ユニット30の挿抜方向は、収容棚10の前面10aに直交する方向に設定されている。
そして、収容部11には、各内側面(内面)11bから窪む凹部15が形成されている。なお、各凹部15は、収容棚10の前面10aから電子回路ユニット30の挿入方向(A方向)に所定の間隔をあけた位置に形成されている。これにより、収容棚10の前面10aから離れた位置における収容部11の幅寸法が、収容棚10の前面10a近傍における収容部11の幅寸法よりも大きく設定されている。
そして、一方の棚側ガイドレール13Aが、収容部11の開口側に位置する凹部15の一端との間に間隔をあけて配されていることで、これら凹部15と一方の棚側ガイドレール13Aとによって内側面(内面)11bから窪む係合凹部16が画成されている。
さらに、図1,2に示すように、電子回路ユニット30の挿入方向(A方向)に面する収容部11の内端面11aには、電子回路ユニット30に電気接続するための棚側端子部12が複数設けられ、これら複数の棚側端子部12は、収容棚10の高さ方向に配列されている。
ユニット側端子部32は、ユニット筐体31を収容部11に収容した状態(図7参照)で棚側端子部12に電気接続されるものである。なお、図示例では、ユニット側端子部32が端子ピン34を有する雄型端子部となっており、棚側端子部12が端子ピン34を差し込む雌型端子部となっているが、これに限ることは無い。
このユニット側ガイドレール33は、ユニット筐体31の収容の際、及び、収容後の状態において棚側ガイドレール13に係合するように構成されている。具体的に説明すれば、ユニット側ガイドレール33は、板材に屈曲加工を施すことで、断面コ字状に形成されている(図3参照)。そして、ユニット側ガイドレール33は、棚側ガイドレール13の軌道溝14内に挿入されることで棚側ガイドレール13に係合し、この挿入状態においては、ユニット側ガイドレール33を軌道溝14の長手方向に沿って摺動させることができる。
この切換スイッチ35は、前記電子回路を導通状態とする導通位置G(図10参照)と、前記電子回路を非導通状態とする非導通位置H(図4参照)との間でスライドするように移動可能とされている。なお、本実施形態における切換スイッチ35の移動方向は、収容棚や電子回路ユニットの高さ方向(EF方向)に設定されている。
このように構成される切換スイッチ35は、ユニット筐体31の内部に配され、ユニット筐体31に形成された開口部41を介して、収容部11からユニット筐体31を抜出する方向(B方向)の先端側に面するユニット筐体31の前端面(外面)31aから外部に露出している。これにより、作業者は切換スイッチ35を摘んで導通位置Gと非導通位置Hとの間で移動させることができる。
平板状に形成された切換規制部材36の摺動板部51には、その厚さ方向に貫通してCD方向に延びる長孔51aが形成されている。そして、前端面31aと反対側に向くユニット筐体31の内面に突出して形成された係合突起42を、前述の長孔51aに挿通させることで、切換規制部材36がCD方向に移動可能となっている。なお、図示例では、ユニット筐体31の係合突起42が開口部41の上方に形成されており、これによって摺動板部51が開口部41の周縁のうち上側に配されている。
操作レバー52は、平板状に形成されると共に前述した摺動板部51の下側に配されており、摺動板部51に対して折り曲げられることで、ユニット筐体31の開口部41からユニット筐体31の外部に突出している。したがって、作業者はこの操作レバー52を摘んで切換規制部材36をCD方向に移動させることができる。
この規制部53は、切換スイッチ35が非導通位置Hに配されている状態において、切換スイッチ35の導通位置Gへの切り換え操作を阻止する位置(第一規制位置I)と、切換スイッチ35の導通位置Gへの切り換え操作を許容する位置(第二規制位置J)との間で移動可能となっている。
一方、図10に示すように、切換規制部材36が第二規制位置Jに配された状態では、規制部53が導通位置Gと非導通位置Hとの間で移動する切換スイッチ35の軌道から外れて位置するため、切換スイッチ35を導通位置Gと非導通位置Hとの間で移動させることができる。
具体的に説明すれば、例えば、ユニット筐体31が収容部11の外側に抜出された状態で突起部54がユニット筐体31の外側面31bから突出していると、ユニット筐体31を収容部11に挿入しようとしても、突起部54が収容部11の開口周縁をなす収容棚10の前面10aに当接するため、ユニット筐体31の挿入が阻害されることになる。また、図9に示すように、ユニット筐体31が収容部11に収容された状態で突起部54がユニット筐体31の外側面31bから突出していると、この突起部54が係合凹部16に挿入されて係合するため、ユニット筐体31の抜出が阻害されることになる。
以上のことから、本実施形態の構成では、切換規制部材36が第一規制位置Iに配された状態において、切換スイッチ35の導通位置Gへの切り換え操作が規制され、かつ、ユニット筐体31の挿抜作業が許容される。一方、切換規制部材36が第二規制位置Jに配された状態においては、切換スイッチ35の切り換え操作が許容され、かつ、ユニット筐体31の挿抜作業が規制される。
一方、ユニット筐体31の挿入方向(A方向)先端側に面する矩形ブロック56の側面は、突起部54の出没方向(C方向)に平行し、ユニット筐体31の挿抜方向(AB方向)に直交する垂直面56aとなっている。
そして、突起部54の垂直面56aは傾斜面55aよりもユニット筐体31の挿入方向(A方向)前方側に位置している。
各把持部材37,38は、主に折り曲げ加工を施した板材によって構成され、ユニット側ガイドレール33を設けたユニット筐体31の外側面31bに配される平板状の本体板部61,71と、本体板部61,71のうちユニット筐体31の抜出方向(B方向)の一端部に設けられる把持部62,72とを有している。
各取付板部63,73は、ユニット筐体31の幅方向に延びる帯板状に形成され、その長手方向の一端部64,74は、ユニット筐体31の前端面31aに対向するように配されている。この取付板部63,73の一端部64,74には、A方向に突出する棒状の軸部66,76が設けられており、この軸部66,76は、ユニット筐体31の前端面31aから内部に挿通されている。そして、軸部66,76は一対の取付板部63,73にそれぞれ設けられているため、各把持部材37,38はユニット筐体31に対する一対の軸部66,76の挿通方向、すなわち、AB方向に移動可能とされている。なお、各軸部66,76の突出方向先端にはフランジ67,77が形成されているため、各軸部66,76がユニット筐体31から抜け落ちることは無い。
なお、各把持部材37,38のAB方向の移動長さは、把持部材37,38がユニット筐体31に対して如何に移動しようとも把持部62,72がユニット筐体31の前端面31aよりもB方向にずれて位置するように、上述した軸部66,76の長さによって定められている(図5〜7等参照)。
そして、各取付板部63,73の他端部65,75には、その厚さ方向に貫通する貫通孔が形成され、この貫通孔に固定用ネジ(固定具)40が挿通されている。固定用ネジ40は、収容棚10の前面10aに形成されたネジ孔17に螺着させることで、収容部11に収容されたユニット筐体31を把持部材37,38と共に収容棚10に固定する役割を果たす。なお、固定用ネジ40には、これが他端部65,75の貫通孔から抜け落ちることを防ぐ抜け止め用のワッシャ40Aが取り付けられており、これによって、固定用ネジ40は、その軸線を中心に回転可能とされた状態で取付板部63,73に取り付けられている。
このスライド孔68は、突出規制部材37のAB方向への移動に関わらず、傾斜面55aを除く突起部54の他の部分を外方に臨ませるように形成されている。言い換えれば、スライド孔68の周縁部分には、突出規制部材37の移動に伴って、ユニット筐体31内に配された突起部54の傾斜面55aを覆うように位置する被覆位置Kと、傾斜面55aを外方に臨ませる退避位置L(図7,8参照)との間で移動する突起部54の被覆部分69が形成されている。
例えば、電子回路ユニット30のユニット筐体31を収容棚10の収容部11に収容する場合には、図2〜6に示すように、予め、切換スイッチ35を非導通位置Hに配置し、切換規制部材36を第一規制位置Iに配して突起部54をユニット筐体31内に没入させておく。この状態においては、突出規制部材37がコイルスプリング39の付勢力によって被覆位置Kに配されている。
なお、図10に示すように、切換スイッチ35が導通位置Gに配されている状態では、規制部53の移動が切換スイッチ35によって規制されて、切換規制部材36を第一規制位置Iに戻すことができないため、例え固定用ネジ40を収容棚10のネジ孔17から取り外しても突起部54がユニット筐体31内に入り込むことが無い。すなわち、収容棚10及び電子回路ユニット30の電子回路が導通状態となっている間は、ユニット筐体31を収容部11から抜き出すことはできない。
このように固定用ネジ40が取り外され、かつ、切換スイッチ35が非導通位置Hに配された状態では、コイルスプリング39の付勢力によって突出規制部材37が退避位置Lから被覆位置Kに移動しようとする。この際には、コイルスプリング39の付勢力によって突出規制部材37の被覆部分69が突起部54の傾斜面55aに押し付けられるため、この押付力によって切換規制部材36が自動的に第二規制位置Jから第一規制位置Iに移動することになる。
そして、本実施形態の電子回路ユニット30は、コイルスプリング39及び固定用ネジ40を備えているため、突起部54をユニット筐体31内部に没入させた状態で、ユニット筐体31を収容部11に収容して棚側端子部12とユニット側端子部32とを接続状態とした後であっても、固定用ネジ40によりユニット筐体31を収容棚10に固定していなければ、コイルスプリング39の付勢力によって上述した突出規制部材37が被覆位置Kに配されることになる。この状態では、突起部54を突出させることができない、すなわち、切換規制部材36を第一規制位置Iから第二規制位置Jに移動できないため、切換スイッチ35による電子回路の導通状態への切り換え操作を阻止することができる。
以上のように、電子回路ユニット30がコイルスプリング39及び固定用ネジ40を備えることで、収容部11に収容されたユニット筐体31が収容棚10に固定されない限り、電子回路を導通状態に切り換えることができないため、電子回路を導通状態としたままでの電子回路ユニット30の抜出作業をより確実に防止することができる。
さらに、傾斜面55aが収容棚10の前面10aに当接することは無いため、突起部54が収容棚10の前面10aに押し当てられても切換規制部材36を第二規制位置Jから第一規制位置Iに移動させようとする力も生じない。したがって、切換規制部材36が第二規制位置Jに配され、かつ、切換スイッチ35が切換規制部材36の第一規制位置Iへの移動を規制する導通位置Gに配されていたとしても、突起部54を収容棚10の前面10aに押し当てる力が切換スイッチ35に伝わることを防ぎ、その結果として、切換スイッチ35の保護を図ることができる。
また、一対の把持部材37,38の把持部62,72がユニット筐体31の前端面31a上に配されていないため、切換スイッチ35や、ユニット筐体31内部の熱を外部に逃がすための通気口44(図1等参照)、あるいは、電子回路ユニット30の動作状態を確認するための表示部品等のように、ユニット筐体31の前端面31a側に設ける各種要素の配置自由度が向上する。
例えば、突起部54は、個別に形成された矩形ブロック56及び台形ブロック55を互いに固定することで構成されているが、例えばこれら矩形ブロック56及び台形ブロック55を一体に形成して構成されてもよい。また、矩形ブロック56や台形ブロック55は厚板状に形成されることに限らず、それぞれの強度を確保できれば、例えば薄板状に形成されても構わない。なお、ユニット筐体31の挿通孔43や突出規制部材37のスライド孔68の大きさは、矩形ブロック56や台形ブロック55の厚みに対応づけて適宜設定すればよい。
また、突出規制部材37にはスライド孔68が形成されるとしたが、突出規制部材37は、少なくともユニット筐体31の挿通孔43の一部を覆って突起部54の突出を規制する被覆位置Kと、挿通孔43を覆わずに突起部54の突出を許容する退避位置Lとの間で移動可能となっていればよい。すなわち、突出規制部材37は、これが被覆位置Kに配された状態で挿通孔43を覆い、退避位置Lに配された状態で挿通孔43を覆わない被覆部分69を有していればよいため、特にスライド孔68を形成しなくても構わない。
例えば、切換規制部材36の移動方向は、少なくとも切換スイッチ35の非導通位置Hから導通位置Gへの切り換え操作を規制し、かつ、収容部11に対するユニット筐体31の挿抜作業を許容する第一規制位置Iと、ユニット筐体31の挿抜作業を規制し、かつ、切換スイッチ35の切り換え操作を許容する第二規制位置Jとの間で移動可能となるように、切換スイッチ35の移動方向に対応づけて設定されればよい。
また、突出規制部材37の移動方向は、少なくとも突起部54の突出を規制する被覆位置Kと、突起部54の突出を許容する退避位置Lとの間で移動可能となるように、切換規制部材36の移動方向に対応づけて設定されればよい。
さらに、上記実施形態の電子回路ユニット30には、これを収容棚10に固定する固定用ネジ40が設けられているが、切換規制部材36の突起部54を利用すれば電子回路ユニット30の抜き出しを防止することができるため、固定用ネジ40は特に設けなくてもよい。
さらに、電子機器装置1は、電子回路ユニット30を複数備えるとしたが、一つだけ備えていてもよい。
10 収容棚
11 収容部
11b 内側面(内面)
12 棚側端子部
16 係合凹部
30 電子回路ユニット
31 ユニット筐体
31a 前端面(外面)
31b 外側面(外面)
32 ユニット側端子部
43 挿通孔
35 切換スイッチ
G 導通位置
H 非導通位置
36 切換規制部材
54 突起部
55a 傾斜面
56a 垂直面
I 第一規制位置
J 第二規制位置
37 一方の把持部材(突出規制部材)
62 把持部
69 被覆部分
K 被覆位置
L 退避位置
38 他方の把持部材
72 把持部
39 コイルスプリング(付勢手段)
40 固定用ネジ(固定具)
Claims (9)
- 内部に電子回路を有すると共に収容棚の収容部に対して一方向に挿抜可能に収容されるユニット筐体と、当該ユニット筐体を前記収容部に収容した状態で前記収容部内の棚側端子部に接続されるユニット側端子部と、前記棚側端子部と前記ユニット側端子部とが接続されることで互いに電気接続される前記収容棚内及び前記ユニット筐体内の電子回路の導通/非導通状態を切り換える切換スイッチと、を備える電子回路ユニットであって、
前記切換スイッチは、前記電子回路を導通状態とする導通位置と、前記電子回路を非導通状態する非導通位置との間で移動可能とされ、
前記切換スイッチの前記非導通位置から前記導通位置への切り換え操作を規制すると共に、前記収容部に対する前記ユニット筐体の挿抜作業を許容する第一規制位置と、前記ユニット筐体の挿抜作業を規制すると共に、前記切換スイッチの切り換え操作を許容する第二規制位置との間で移動可能とされた切換規制部材を備え、
当該切換規制部材が前記第二規制位置に配され、かつ、前記切換スイッチが前記導通位置に配されている状態では、前記切換スイッチが、前記切換規制部材の前記第二規制位置から前記第一規制位置への移動を規制することを特徴とする電子回路ユニット。 - 前記切換規制部材は、前記一方向に直交する方向に移動することで、前記一方向に沿う前記ユニット筐体の外面に対して出没可能とされた突起部を有し、
当該突起部は、前記切換規制部材を前記第二規制位置に配した状態で前記ユニット筐体の外面から突出することを特徴とする請求項1に記載の電子回路ユニット。 - 前記突起部を前記ユニット筐体の内部から外側に突出させる前記ユニット筐体の挿通孔の少なくとも一部を覆って前記突起部の突出を規制する被覆位置と、前記挿通孔を覆わずに前記突起部の突出を許容する退避位置との間で移動可能となるように、前記ユニット筐体に取り付けられる突出規制部材を備えることを特徴とする請求項2に記載の電子回路ユニット。
- 前記突出規制部材を前記退避位置側から前記被覆位置に向けて付勢する付勢手段と、
前記付勢手段の付勢力に抗って前記突出規制部材を前記退避位置に配した状態で、前記収容部に収容された前記ユニット筐体を前記突出規制部材と共に前記収容棚に固定する固定具と、を備えることを特徴とする請求項3に記載の電子回路ユニット。 - 前記突起部には、その突出方向に向かうにしたがって前記退避位置から前記被覆位置に向かう方向に傾斜する傾斜面が形成され、
当該傾斜面は、前記突出規制部材が前記退避位置に配されると共に前記突起部が突出した状態で、前記被覆位置に配された前記突出規制部材のうち前記挿通孔を覆う被覆部分に対向することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の電子回路ユニット。 - 前記突起部には、当該突起部の出没方向に平行し、かつ、前記ユニット筐体の挿入方向に垂直に向く垂直面が形成され、
当該垂直面は、前記傾斜面よりも前記挿入方向前方側に位置することを特徴とする請求項5に記載の電子回路ユニット。 - 前記退避位置から前記被覆位置に向かう前記突出規制部材の移動方向が、前記ユニット筐体を前記収容部から抜出する方向に一致し、
前記突出規制部材には、前記ユニット筐体の挿抜作業時に当該ユニット筐体を把持する把持部が形成されていることを特徴とする請求項3から請求項6のいずれか1項に記載の電子回路ユニット。 - 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電子回路ユニットと、
当該電子回路ユニットを収容可能な収容部、及び、当該収容部内に設けられて前記ユニット筐体を前記収容部に収容した状態で前記電子回路ユニットの前記ユニット側端子部に接続される棚側端子部を有する収容棚と、を備えることを特徴とする電子機器装置。 - 請求項2から請求項7のいずれか1項に記載の電子回路ユニットと、
当該電子回路ユニットを収容可能な収容部、及び、当該収容部内に設けられて前記ユニット筐体を前記収容部に収容した状態で前記電子回路ユニットの前記ユニット側端子部に接続される棚側端子部を有する収容棚と、を備え、
前記収容部には、その内面から窪んで、前記収容部に収容された前記ユニット筐体の外面から突出した前記突起部を挿入する係合凹部が形成されていることを特徴とする電子機器装置。
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