JP2009044577A - 画像読取装置 - Google Patents

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JP2009044577A JP2007208735A JP2007208735A JP2009044577A JP 2009044577 A JP2009044577 A JP 2009044577A JP 2007208735 A JP2007208735 A JP 2007208735A JP 2007208735 A JP2007208735 A JP 2007208735A JP 2009044577 A JP2009044577 A JP 2009044577A
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Abstract

【課題】 画像読取装置を、プラスチックで成型した筐体とプラスチックのラックを用いた走査駆動部とで構成すると、剛性が低く、反りが生じ易い。このため、読取の移動走査が安定しない。
【解決手段】 画像読取装置の筐体に、ラックに沿って補強板を設ける。また、筐体、ラックと補強板との熱膨張の差があっても、補強板の膨張収縮が可能で平面性を保つ構成とする。
【選択図】 図7

Description

本発明は、文書や写真などの原稿を読み取ってデジタルデータに変換して出力する、コンピュータ入力用の画像読取装置に関する。
従来の画像読取装置として、原稿台ガラス上の原稿画像を密着型イメージセンサ(CIS)で読取るものがある。CISを搭載したキャリッジの移動手段として、駆動モータの駆動力を、複数の歯車とタイミングベルト等を介して伝達し、キャリッジの一部が金属シャフトで構成されたガイドレール上を摺動しながら移動する画像読取装置があった(特許文献1参照)。
また近年では、ガイドレールとベルトを廃止し、ガイドレールの代わりにプラスチックで成形したラック上を自走式で走査して副走査方向に移動するタイプのものがある(特許文献2参照)。
密着型イメージセンサは、ピント位置を常に保持するため一定の力で原稿台ガラス裏面に押圧され、そのガラス面を摺動しながら画像を読取っている。
特開平11−346283号公報 特開2004−54283号公報
しかしながら、上記の特許文献1の装置筐体に、ラックピニオンを用いた構成において、金属のガイドレールの代わりにラックを配置した場合、筐体の型構造上ラックを一体的に形成することが困難である。このため、別部材のラックを装置筐体に固定することになる。この構成では、装置筐体もラックも通常プラスチックの成型品のため、ガイドレールを使用したものに比べて、剛性が低く、寸法精度特に平面性が悪く反りが生じ易いという欠点が生じる。その反りは、ラックを介してキャリッジ及び密着型イメージセンサの原稿台ガラスへの押圧力が増し、摺動負荷を変動させる。その結果。密着型イメージセンサの走行性能が著しく不安定になる。
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡単かつ安価な構成で、かつ寸法精度が出しやすく剛性の高い画像読取装置を提供することにある。
上記目的を解決するために本発明の画像読取装置は、原稿台と、前記原稿台を支持するプラスチックで成型された筐体と、前記筐体の内で前記原稿台の画像を移動走査して読取るイメージセンサと、前記筐体の内に設けられ前記移動走査の駆動部を構成するプラスチックで成型されたラックと、を有する画像読取装置であって、前記ラックと前記筐体よりも剛性が高く、前記移動走査を安定させる平面度を有する補強部材を、前記ラックの長手方向の全域に渡って、前記ラックに沿って、前記長手方向に膨張収縮が可能に前記筐体に設けたことを特徴とする。
補強部材を筐体及びラックに対し長手方向に自由に伸縮できるよう取付けたことにより、コストダウンと、強度・平面性を保持し、環境温度変化にも対応でき、かつ走行性能が安定する。
まず、図1、図2、図3を用いて画像読取装置の全体構成について説明する。図1は本実施の形態に係る画像読取装置の構成模式図、図2は密着型イメージセンサを示す概略構成断面図である。図3は本実施例の主断面図である。
図1に示すように、装置本体1の筐体の上面に取付けられた原稿台ガラス2上に原稿をセットし、装置本体1の筐体内の画像読取手段としての密着型イメージセンサ3を原稿台ガラス2に平行に走査することにより、原稿の画像を読み取る。また、原稿台ガラス2上には、原稿を原稿台ガラス2上に押圧するための原稿押圧部材としての原稿カバー21が、装置本体1に開閉可能に取り付けられている。この原稿カバー21内面の原稿台ガラス2との対向面には、シート材とスポンジからなる原稿圧着シート22が貼り付けられている。
図2に示すように、密着型イメージセンサ3は、その内部には原稿照射用の光源である三色のLED3R,3G,3B、原稿からの反射光をイメージセンサ3Sの受光素子上に結像するロッドレンズアレイ3L及びイメージセンサ3Sが組込まれている。コンタクトイメージセンサ3は、三色のLED3R,3G,3Bを順次切り替えて点灯し、イメージセンサ3Sが各色ごとに原稿からの反射光を読み取ることにより、色分解読取りをする。
図3(a)に画像読取装置のラック6に垂直な断面を示す。ラック部の拡大を図3(b)に示す。密着型イメージセンサ3は、センサホルダ4に支持されており、その両端にはスペーサ19、20が配置されている。そのスペーサ19、20は、密着型イメージセンサ3と原稿台ガラス2との位置を一定に保つことでピント位置を保証しつつ、摺動部材として密着型イメージセンサ3を安定して走査させる機能を備えている。センサホルダ4の略中央部にスライダ5が固定されている。スライダ5はラック6の円弧状の上面11及び側面12に当接し、それをガイドとして走行する。またセンサホルダ4の端部に、弾性部材18が配置され、その押圧力で密着型イメージセンサ3が原稿台ガラス2に押圧されている。同時にその反力を利用しスライダ5とラック6の円弧状の上面11の当接部を支点としてセンサホルダ4の他方の端部に配置した支持部25で密着型イメージセンサ3の他方端が原稿台ガラス2に同時に押圧されている。
ラック6と外装カバーを兼ねる筐体10の間に補強部材としてL字断面形状を持つ金属の補強板9がラック6の長手方向の全域に渡って配置されている。この補強板9の必要な機能は、筐体10とラック6が合わせ持つ剛性と同等以上の剛性と平面性である。一般に剛性は、E×I(E:弾性係数、I:断面二次モーメント)で表され、本実施形の金属補強板の弾性係数は(例えば軟鋼E=207Gpa)、プラスチック(例えばABSE=2000Mpa)等の弾性係数に対し、はるかに大きい。また、断面二次モーメントは、その形状によって決まり、本実施形のL字形状は、一般にシンプルな形状で高い断面二次モーメントが得られ、初期の平面性(0.1〜0.2mm程度)をほとんど損なうことなく、金属平板を曲げ加工で形成できる。その形状と材質は、その必要な機能を満たすものであれば任意で構わない。
次に図4を用いて密着型イメージセンサを副走査方向に走査するための駆動系まわりについて説明する。図4は、本実施形の駆動ギア列説明図であり、画像読取装置本体の裏面方向(図1矢視図)から見た図である。
図4に読取走査の駆動部を示す。センサホルダ4に、移動走査の駆動源であるモータ7とアイドラギア16、ウォームギア17とラック6に噛み合うピニオンギア8が配置されている。コントロールボードからの指令により、駆動モータ7が駆動されると、アイドラギア16を介しウォームギア17が回転し、ウォームホイール17−1に駆動が伝達され、ピニオンギア8が回転する。この回転力がラック6に対する推進力になり、密着型イメージセンサ3は自走式で往復の移動走査が可能になっている。
次に図5を用いて画像読取装置における読取画像のデータ処理を説明する。図5は画像読取装置による読取画像データ処理ブロック図である。また破線で囲われたエリアが、前述したセンサホルダ4に搭載されている。一点鎖線で囲まれたエリアがコントロールボード55で、CPU54で制御されている。
順次点滅するLED3R,3G,3Bと同期してイメージセンサ3Sが読み取った画像出力信号は、アンプ50に送られて増幅された後、A/Dコンバータ51によりデジタル画像信号に変換される。
A/Dコンバータ51は、そのビット数分にイメージセンサ3Sのダイナミックレンジ(原稿上の真白部と真黒部の読取出力差)を分割して、原稿上の画像の明るさに応じて階調数を割り当てる。たとえば分解能8bitのA/Dコンバータ51を使用している場合は白から黒に至る間を256の階調レベルに識別することができ、10bitのA/Dコンバータ51の場合は1024の階調レベルに識別することができる。したがって、8bitのA/Dコンバータ51を用いた画像読取装置では、RGB三色の光源によるカラー読取では24bit=約1670万色、10bitの場合は30bit=約10億7400万色を識別できる。
画像読取装置の画像信号の出力形態は数種類あり、読み取った画像の用途によって、それに適した出力形態を選択することができる。モノクロの画像を読み取る場合には、上述のRGBの光源のうち、たとえばGだけを点灯して得た画像信号を、ゲートアレイ52に組み込まれた画像処理回路にて、あるしきい値にて二値化した画像データが使われる。
写真などの画像をモノクロプリンタに出力する目的で画像を読み取る場合には、同じくG光源による画像信号を使用してディザ法や誤差拡散法といった中間調処理を用いて二値化した画像データが用いられる。また、カラー画像の処理を行なう場合には、多値(24bit、etc.)画像データが適している。上記画像処理回路を経た画像信号は、インタフェース回路53を介してパソコン56などの機器に出力される。なお上記制御を行うコントロールボード55や電源からなる電装部は、原稿台ガラス2を固定支持する装置本体1の中に配置されている。
次に図6と図7(a)、(b)、(c)を用いて外装カバーを兼ねる筐体10とラック6及び補強板9の固定について説明する。図6は、本実施例の副走査方向ラック部の断面図で、ラック6及び補強板9を固定する前の図である。図7(a)は、本実施例の副走査方向ラック部の断面図で、ラック6及び補強板9を固定した後の図で、図7(b)、(c)は、固定ビスまわりの拡大図である。
本実施形の筐体10の構成は、特許文献1と同じ構造をとっており、筐体10の断面形状でわかるように、両端部の形状が袋状になっているため型構造状アンダーカットになっている。そのため筐体10にラックを一体成型することができない。従ってラック6を別部品として筐体10上に固定している。
筐体10とラック6が合わせ持つ剛性と同等以上の剛性をもっている金属の補強板9は、本実施形においては、L字断面形状を持つシンプルな形状である。このようなシンプルな形状の場合、平面度は、0.1〜0.2程度は容易に実現できる。この金属補強板9は、筐体10内の補強板9を固定する面に形成された位置決めボス25、26、27と補強板9に形成された位置決め穴28、29、30に勘合され、筐体10に対して位置決めされている。特に補強板9の両端部の位置決め穴28、30は、ラック6の長手方向に方向の一致した長穴になっている。また、筐体10上の位置決めボス25、26、27の高さt1は、補強板の厚さt2以上の高さとなっている(t1≧t2)。位置決め後、両端部を段ビス31、32で、中央部を通常のビス33で筐体10側から固定される。この時段ビスの段の高さt3は、筐体10の段ビス固定部厚さt4以上の高さとなっている(t3≧t4)(図7(c))。次にラック6は筐体10内の位置決めボス33、34、35(ここでは、補強板位置決めボスと同軸となっている)をラック6に形成された位置決め穴36、37、38に勘合させ位置決めする。その後ラック側からビス39、40、41で固定する(図7(b))。この時ラック6は、筐体10の補強板9の位置決めボス25、26、27の高さt1が前述のように補強板9の厚さt2に対し、t1≧t2の関係にあるため、ラックの裏面は、補強板に対し接している状態もしくは、隙間をもった状態で筐体10に固定される。従って補強板9に対しては、この隙間の効果により、大きな環境温度変化があってもラック6、筐体10の長手方向の膨張収縮が可能となるため、バイメタル構造とはならず、ストレスは生じない。筐体10とラック6はプラスチック部材のため熱膨張の差は小さく無視できる。つまり、補強板9は、長手方向に関して、位置決め穴29の1点で固定し、他点では、膨張収縮で移動可能に取付けられている。
あるいは、同じ材質を使うことにより熱膨張の差はなくなる。またこの補強板9の剛性は、筐体とラックが合わせ持つ剛性と同等以上のため、ラックも筐体と同様に平面性が安定している補強板に沿うように矯正される。従って、ラックの平面性が安定しているため、ラック6、スライダ5、センサホルダ4、及び弾性部材18を介して密着型イメージセンサから原稿台ガラスへの押圧力が安定し、摺動負荷を変動がほぼなくなる。その結果。密着型イメージセンサの走行性能が安定する。
従って、上記の構成をとることによりコストダウンと、強度・平面性を保持し、環境温度変化にも対応でき、かつ走行性能が安定する。
本発明の実施形態の画像読取装置の外観図。 本発明の実施形態の画像読取装置のイメージセンサの断面構成図。 本発明の実施形態の画像読取装置の断面図(a)とラック部拡大図(b)。 本発明の実施形態の画像読取装置の走査駆動部の構成図。 本発明の実施形態の画像読取装置の回路構成の概略図。 本発明の実施形態の画像読取装置の筐体へのラックと補強板の取り付けを説明する断面図。 本発明の実施形態の画像読取装置の筐体、ラック、補強板の構成の断面図(a)と主要部の拡大図(b)、(c)。
符号の説明
1 筐体
2 原稿台
3 イメージセンサ
6 ラック
9 補強板

Claims (4)

  1. 原稿台と、
    前記原稿台を支持するプラスチックで成型された筐体と、
    前記筐体の内で前記原稿台の画像を移動走査して読取るイメージセンサと、
    前記筐体の内に設けられ前記移動走査の駆動部を構成するプラスチックで成型されたラックと、
    を有する画像読取装置であって、
    前記ラックと前記筐体よりも剛性が高く、前記移動走査を安定させる平面度を有する補強部材を、前記ラックの長手方向の全域に渡って、前記ラックに沿って、前記長手方向に膨張収縮が可能に前記筐体に設けたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記補強部材は、前記筐体と前記ラックとの間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記補強部材は、前記長手方向の1点で前記筐体に固定され、他点で前記長手方向に膨張収縮が可能に前記筐体に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 前記筐体と前記ラックとは同じ材質であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015195500A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 ブラザー工業株式会社 画像読取装置

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