JP2009043334A - 磁気テープ用リール、それを用いたテープカートリッジ、当該テープカートリッジに情報を記録再生するための記録再生装置、およびその情報記録再生方法、並びに位置決め機構 - Google Patents

磁気テープ用リール、それを用いたテープカートリッジ、当該テープカートリッジに情報を記録再生するための記録再生装置、およびその情報記録再生方法、並びに位置決め機構 Download PDF

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Abstract

【課題】繰り返し行なわれるリール係合部とリールとの係合について、リール係合部とリールとが係合した状態におけるリールの姿勢や位置等のばらつきを抑制可能とするリールおよびそれを用いたテープカートリッジ、並びに記録再生装置、情報記録再生方法等を提供する。
【解決手段】 記録再生装置のリール係合部が有する複数の係合ギア歯と係合可能な複数のギア歯を有し、磁気テープが巻回されうる磁気テープ用リール7であって、前記磁気テープが巻回されうる筒状部分と、前記複数のギア歯とを含むハブ部と、前記複数のギア歯9のうちの特定のギア歯と前記複数の係合ギア歯のうちの特定の係合ギア歯との位置合わせのために設けられ、凹部および凸部のうちの少なくとも一方からなる位置決め部4とを含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、磁気テープ用リール、それを用いたテープカートリッジ、当該テープカートリッジに情報を記録再生するための記録再生装置、およびその情報記録再生方法、並びに記録再生装置のリール係合部と磁気テープ用リールとの係合ための位置決め機構に関する。
図21は、従来のテープカートリッジの内部構造を示す断面図であり、図22は、図21に示したテープカートリッジの内部を説明する平面図である。ただし、図22において、図21に記載されたケース101を構成する第1容器101bは省略されている。
図21および図22に示すように、上フランジおよび下フランジを有する磁気テープ用リール102(以下、「リール」と呼ぶ。)が回転可能にケース101内に収納されている。リール102は、軸127を介して作用する圧縮コイルバネ128により、図21において上方に押圧付勢されている。磁気テープ103を走行させるためには、まず、記録再生装置のリール係合部108が有する複数の係合ギア歯と、リール102の複数のギア歯とが係合される。複数のギア歯のうちの所定のギア歯と係合する係合ギア歯は決っておらず、上記所定のギア歯が係合する係合ギア歯は、リール係合部108とリール102との係合の度に異なる。
次いで、リール102がリール係合部108によって、第1容器101a側に持ち上げられる。そして、リール102は、第2容器101bから若干離れた位置で回転される。リール102が回転すると、磁気テープ103はリール102に巻き取られ、またはリール102から繰り出される。図22に示すように、テープの繰り出し端には、金属製の先導体106が固定されている。テープカートリッジが記録再生装置の格納部に装填されると、先導体106が、記録再生装置の先導体捕捉部によって捕捉され、次いで、磁気テープ6が引き出され、先導体106がドライブリールに取り付けられる。このようにして、磁気テープ103は、ガイドローラ104を含む記録再生装置の走行系へ供給される(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−085745号
リール係合部の複数の係合ギア歯の数と、これに対応して設けられたリールの複数のギア歯の数は、ともに数十〜百数十枚である。係合ギア歯およびギア歯の全てを精度よく成形することは大変難しい。実際、各係合ギア歯および各ギア歯の形状を測定すると、歯の高さ、斜面角度等において、数十ミクロン〜数百ミクロンの成形誤差が確認できる。この成形誤差の存在により、リール係合部とリールとが係合した状態のときに、リールは、任意の方向に傾き、または、ケース内における位置が、リール係合部との係合の度に若干異なる。そのため、磁気テープの走行位置がばらついたり、リールにおけるテープの巻回位置がばらつき、これらにより、例えば、上フランジおよび下フランジのうちの一方にテープのエッジが触れやすくなる。テープのエッジがフランジに触れと、エッジが折れる等のダメージを受ける恐れがあり、これにより、ローディング時等にエラーが起こりやすくなる。
本発明では、繰り返し行なわれるリール係合部とリールとの係合に関して、リール係合部とリールとが係合した状態におけるリールの姿勢や位置等のばらつきを抑制可能とするリール、それを用いたテープカートリッジ、当該テープカートリッジに情報を記録再生するための記録再生装置、およびその情報記録再生方法、並びに記録再生装置のリール係合部と磁気テープ用リールとの係合ための位置決め機構を提供する。
本発明の磁気テープ用リールは、記録再生装置のリール係合部が有する複数の係合ギア歯と係合可能な複数のギア歯を有し、磁気テープが巻回されうる磁気テープ用リールであって、前記磁気テープが巻回されうる筒状部分と、前記複数のギア歯とを含むハブ部と、前記複数のギア歯のうちの特定のギア歯と前記複数の係合ギア歯のうちの特定の係合ギア歯との位置合わせのために設けられ、凹部および凸部のうちの少なくとも一方からなる位置決め部とを含む。
本発明のテープカートリッジは、本発明の磁気テープ用リールと、前記磁気テープ用リールに巻回された磁気テープと、前記磁気テープ用リールと前記磁気テープとを収容する空間を有し、前記磁気テープ用リールの前記複数のギア歯をその外に露出可能とする開口部を有するケースとを含む。
本発明の記録再生装置は、本発明のテープカートリッジに情報を記録再生するための記録再生装置であって、前記テープカートリッジを格納可能とする格納部と、前記磁気テープに情報を記録可能とし、記録された情報を再生可能とする磁気ヘッドと、前記磁気テープ用リールの前記複数のギア歯と係合可能な前記複数の係合ギア歯を有する前記リール係合部と、前記リール係合部に設けられ、前記磁気テープ用リールの前記位置決め部と嵌合または緩嵌し得る対応位置決め部と、前記リール係合部を回転可能とする回転機と、前記リール係合部と前記回転機との間に配置されて、前記回転機による回転運動を前記リール係合部に伝達可能とし、上下動可能に前記回転機によって支持された回転軸と、前記リール係合部を前記リール側へ付勢する付勢部とを含み、前記対応位置決め部と前記位置決め部とを嵌合または緩嵌させると、前記特定のギア歯と前記特定の係合ギア歯との係合がなされるように、前記対応位置決め部が前記リール係合部に設けられている。
本発明の情報記録再生方法は、本発明の前記テープカートリッジに情報を記録再生するための情報記録再生方法であって、前記位置決め部と前記対応位置決め部とを嵌合または緩嵌させることにより、前記特定のギア歯と、前記特定の係合ギア歯とを係合させる係合工程と、前記磁気テープに情報を記録し、または、記録された情報を再生する記録再生工程と、を含む。
本発明の位置決め機構は、記録再生装置のリール係合部が有する複数の係合ギア歯のうちの特定の係合ギア歯と、磁気テープが巻回されうる磁気テープ用リールの複数のギア歯のうちの特定のギア歯とを係合させるための位置決め機構であって、前記磁気テープ用リールは、凹部および凸部のうちの少なくとも一方からなる位置決め部を含み、前記リール係合部は、前記位置決め部と嵌合または緩嵌し得る、凸部および凹部のうちの少なくとも一方からなる対応位置決め部を含み、前記位置決め部と前記対応位置決め部とが嵌合または緩嵌することによって、前記特定の係合ギア歯と前記特定のギア歯とが係合される。
本発明によれば、繰り返し行なわれるリール係合部とリールとの係合について、リール係合部とリールとが係合した状態におけるリールの姿勢や位置等のばらつきを抑制可能とするリール、それを用いたテープカートリッジ、当該テープカートリッジに情報を記録再生するための記録再生装置、およびその情報記録再生方法、並びに位置決め機構を提供できる。
(実施形態1)
実施形態1では、本発明の磁気テープ用リールの一例、およびそれを用いたテープカートリッジの一例について説明する。
図1は、本実施形態のテープカートリッジの一例の斜視図であり、図2は、図1に示したテープカートリッジのI−I’拡大断面図である。尚、図1および図2では、説明の都合上、第1容器2aが第2容器2bの下に配置されているが、通常の使用では、第1容器2aが第2容器2bの上に配置された状態で使用されることが多い。
図1に示す本実施形態のテープカートリッジ1は、図2に示すように、ケース2と、ケース2内に収納された磁気テープ6(以下単に「テープ6」と呼ぶ場合もある。)とを備えている。ケース2は、第1容器2aと第2容器2bとが、内部空間を形成するように互いに合され、ビス等により締結されて形成されている。テープ6は、ケース2内に回転可能に収容された磁気テープ用リール7(以下、「リール」と略する場合もある。)に巻き付けられており、リール7から繰り出され、ケース2のテープ出入口(図示せず)からケース2外へ引き出されうる。テープ6の繰り出し端には、金属製の先導体(図示せず)が固定されており、テープカートリッジを記録再生装置の格納部に装填すると、先導体が、記録再生装置の先導体捕捉部によって捕捉され、次いで、テープ6が引き出され、先導体がドライブリールに取り付けられる。
ケース2内において、リール7は、軸27を介して作用する圧縮コイルバネ28等のバネ状弾性体により、図2において上方に押圧付勢されている。これにより、不使用時のリール7の遊転が防止されている。尚、第1容器2aの底部のほぼ中央には、その外径が圧縮コイルバネ28の内径よりも小さいガイド突起19が設けられている。このガイド突起19が圧縮コイルバネ28の内腔内に挿入されることにより、圧縮コイルバネ28の位置ずれが抑制されている。
図3に示すように、リール7は、例えば、テープが巻かれる筒状部分をするハブ部7aと、ハブ部7aの一方の端部に例えば一体成形された円盤状の第1フランジ7bと、ハブ部7aの他方の端部に例えば溶着固定された第2フランジ7cとを有する。ハブ部7aは、例えば、空洞を有した略有底円筒体である。
ハブ部7aの底部71の外表面711には、複数のギア歯9(図4参照)が、周方向に沿って放射状に形成されている。この複数のギア歯9は、記録再生装置のリール係合部11が有する複数の係合ギア歯32(図6参照)と係合可能である。
複数のギア歯9は、ハブ部の底部71の外周の近くに形成されていると好ましい。この場合、リール7の回転角度に対する角ギア歯9の円周方向の移動距離が大きくなるので、リール7が高速回転された場合であっても、リール7とリール係合部11との係合を確実に保持できる。図1および図2に示すように、ハブ部7aの底部71の外表面711は、第2容器2bの底部の開口部21bからケース2外に露出されている。この開口部21bからケース2内に挿入されるリール係合部11の複数の係合ギア歯32(図6参照)にリール7の複数のギア歯9が係合された状態で、リール7は回転する。リール7が回転すると、テープ6がリール7に巻き取られ、またはリール7から繰り出される。
図4は、図1および図2に示したテープカートリッジを構成するリール7の一例の平面図であり、図5は斜視図である。図4および図5に示すように、ハブ部の底部71には、位置決め部4が形成されている。この位置決め部4は、高さが複数のギア歯9より高い凸部(例えば、突起)からなる。位置決め部4は、例えば、ハブ部と同一材料からなり、ハブ部の成形時にハブ部と一体成形される。
位置決め部4の形状については、後述するリール係合部に設けられた対応位置決め部12(図7、図8参照)と、例えば、嵌合可能であり、かつ、対応位置決め部12からスムーズに抜くことが出きれば特に制限はないが、例えば、ピン形状が挙げられる。また、位置決め部4の形状は、特定のギア歯9と特定の係合ギア歯32(図6参照)とを常に係合させることができる限りにおいて、対応位置決め部12と、緩嵌可能な形状をしていてもよい。
図2に示すように、位置決め部4は、テープカートリッジ1をケース2の開口部21bが形成された壁の外表面と平行な方向から見た時に、見えないようにリール7の底部71に形成されていると好ましい。すなわち、位置決め部4の高さは、位置決め部4の先端が上記外表面から突出しないように設定されていると好ましい。この場合、位置決め部4の破損等が抑制される。
一方、図6に示すように、後述する記録再生装置のリール係合部11の、リールの外表面711と向い合う面には、凹状の対応位置決め部12が設けられている。なお、図6は、駆動軸16の斜視図であり、駆動軸16は、リール係合部11と、リール係合部を回転可能とする回転機13と、リール係合部11と回転機13との間に配置されて、回転機13による回転運動をリール係合部11に伝達可能とし、上下動可能に回転機13によって支持された回転軸15と、リール係合部11および回転軸15をリール側へ付勢する付勢部17(図7参照)とを備えている。回転機13は、リール係合部11を回転可能とする例えばモーター等を備えている。
図7および図8は伴に、リール7と、リール係合部11との位置合わせの様子を説明する模式図である。図7は、位置合わせがなされていない状態を示し、図8は、位置合わせがなされた状態を示している。図7および図8に示すように、リール係合部11は、例えばバネ状弾性体等の付勢部 17によって常時リール7側へ付勢されている。図7では、位置決め部4と対応位置決め部12との位置合わせがなされおらず、リール7のギア歯と駆動軸16の係合ギア歯の係合はなされていない。回転軸15を介して回転機13によりリール係合部11をゆっくりと回転させると、位置決め部4と対応位置決め部12との位置合わせが成されると同時に、付勢部 17による付勢圧によってリール係合部11および回転軸15がリール7側に移動し、回転機13の内部に収納されていた回転軸15の一部が、回転機13の外に現れる。そして、位置決め部4と対応位置決め部12とが嵌合または緩嵌し、複数のギア歯9(図5参照)のうちの特定のギア歯と、複数の係合ギア歯32(図6参照)のうちの特定の係合ギア歯とが係合し、複数のギア歯と複数のギア歯とが係合する。なお、特定のギア歯は他のギア歯9と同じものであり、特定の係合ギア歯は他の係合ギア歯と同じものである。
なお、後述するように、例えば、リール7側への移動するリール係合部11が、記録再生装置のリール係合部位置検知部70(図18参照)によって検知されると、リール係合部11の回転の停止が行なわれる。
なお、後述するように、リール係合部位置検知部70によりリール係合部が検知された後、それを認識した制御部67から回転機65に対して、回転を停止させる旨の信号が送信されるので(図18等参照)、リール係合部位置検知部によりリール係合部が検出された後、回転機65が停止するまでに所定の時間がかかる。例えば、この所定の時間を無視できるほどに、回転機65の回転速度を低速にすれば、特定のギア歯と特定のギア歯Bとの位置合わせ、および係合が可能となる。(図18参照)
回転機65の回転速度を低速にすることに代えて、例えば、下記のようにして、特定のギア歯9と特定の係合ギア歯32との位置合わせをしてもよい。
図9に、本実施形態のリールのさらに別の例と、それに対応するリール係合部との位置合わせの様子を説明する模式図を示している。この一例では、対応位置決め部12の凹面が、中央がその周縁よりも深くなった階段構造を有しており、対応位置決め部12は、位置決め部4が嵌合または緩嵌され得る受容凹部12aと、その周囲に存在する段差部12bとを有している。対応位置決め部12がこのような構造をしている場合、リール係合部11は、付勢部によってリール7側に常に付勢されているので、位置決め部4が段差部12bと向い合うと、リール係合部11のリール7側への移動が開始される。この段階で、リール係合部位置検知部70によりリール係合部11が検知されれば、リール係合部11の回転を停止させるための制御時間をより長く確保できる。そのため、リール係合部11の回転速度が、対応位置決め部12の形状が、位置決め部4の形状にほぼ対応している場合より(図7および図8等参照)より速くても、位置決め部と対応位置決め部とを正確に嵌合または緩嵌させることができる。
このように、繰り返し行なわれるリール係合部11とリール7との係合において、常に、特定のギア歯と特定の係合ギア歯との係合が可能であれば、リール係合部11に係合した状態のリール7の姿勢、位置等は、常に一定となる。そのため、ギア歯9および/または係合ギア歯32の成形誤差等が原因で、ケース2内におけるリール7の姿勢や位置等が、リール係合部11とリール7との係合の度に異なることを抑制できる。その結果として、磁気テープ6の走行位置のばらつきを抑制できる。これにより、テープのエッジがフランジに触れる等してダメージを受けることが抑制され、よって、ローディング時等にエラーが起こることも抑制される。
位置決め部4は、ハブ部と同一材料からなり、ハブ部と共に一体成形されるものであってもよいが、ハブ部の材料よりも硬い材料にて形成されてもよい。これにより、リール係合部11が金属製である場合に、位置決め部4が削られることが抑制される。この場合、図10に示すように、位置決め部4は、インサート形成法により成形してもよいし、異材質成形法によりハブ部に接着されてもよい。あるいは、ハブ部に対して嵌合固定されてもよい。なお、図10において図の簡略化のためにギア歯は省略している。
位置決め部4の形成位置は、対応位置決め部12と嵌合または緩嵌可能であり、かつ、位置決め部4と対応位置決め部12とが嵌合または緩嵌した時に、特定のギア歯と特定の係合ギア歯とが係合される限りにおいて、特に制限はない。例えば、図11に示すように、位置決め部4は、複数のギア歯9の外側に形成されていてもよい。この場合、リールの回転角度に対する位置決め部4の円周方向の移動距離がより大きくなるので、リールの回転をより精度良く制御できる。具体的には、例えば、リール7がハブ部7aの外周から径方向に張り出したフランジ7cを備えている場合、位置決め部4は、当該フランジ7cに形成されていてもよい。
図11に記載のリール7に対しては、例えば、図12に示すように、駆動軸を構成するリール係合部11が、例えば、回転軸15の軸方向に対して直交する平面を有したつば部11aをさらに備え、つば部11aの位置決め部と対応する位置に、対応位置決め部12が形成されていると好ましい。
図11に示すように、複数のギア歯9は、ハブ部7aの筒状部分の内面に形成されていてもよい。
図13のAはリールの他の一例の正面模式図あり、Bは底面模式図である。図13において図の簡略化のために複数のギア歯は省略している。
図13に示すように、リール7は、周方向に等間隔に配置され、または、ハブ部7aの底部の外表面を平面視力したときに見える中心を対称中心として、相互に対称な位置関係で配置された、ほぼ同一形状の位置決め部4を複数個備えていてもよい。この場合、1つの特定のギア歯に対して、2つの特定の係合ギア歯が係合し得る。このように、特定のギア歯と特定の係合ギア歯とが1対1ではなく、1対複数の関係にあってもよい。この場合でも、繰り返し行なわれるリール係合部とリールとの係合において、特定のギア歯に対して係合可能な係合ギア歯の数が制限されるので、磁気テープの走行位置のばらつきを抑制できる。位置決め部4の数については、本発明の効果が発揮される限りにおいて特に制限はないが、1〜 4個程度が適当である。
このように、リール7が位置決め部4を複数個備える場合、リール係合部は、何れの位置決め部4とも嵌合または緩嵌可能な対応位置決め部を有していることを要する。
図14のAは、リールの他の一例の正面模式図であり、BはAの底面模式図である。図14において図の簡略化のために複数のギア歯は省略している。
図14に示すように、位置決め部4は、不規則に配置された複数の凸部4a,4b,4cから構成されていてもよい。複数の凸部4a,4b,4cは、例えば、相互に非対称な関係、不等間隔な関係、またはハブ部の底部外表面の中心からの距離が各々異なる関係で配置される。複数の凸部4a,4b,4cは、不規則に配置されるとともに、または、不規則に配置されることに代えて、相互に形状が異なっていてもよい。上記凸部の数については特に制限はない。図14に示したリールが有する位置決め部4の数は1つであるから、特定のギア歯と特定の係合ギア歯とは1対1の関係にある。リール係合部11にあっては、複数の凹部から構成された対応位置決め部12を有し、複数の凹部は、複数の凸部4a,4b,4cと対応する位置、および形状に形成されていることを要する。
図15のAは、リールのさらに別の一例の正面模式図であり、BはAの底面模式図である。
図15に示すように、複数のギア歯9は、周方向に離間した領域14内に分かれて形成されている。ハブ部の底部外表面には、複数の凸部4a,4b,4cからなる位置決め部4か形成されている。各凸部4a,4b,4cは、ハブ部7aの底部外表面の中心と各ギア歯9とを結ぶ直線上を避けて形成されている。この場合、下記の理由により、例えば、射出成形法等の成形方法にて成形されるハブ部の成形精度を高めることができ、好ましい。
ハブ部を射出成形法等の方法で成形する際、ハブ部の成形精度を高めるためには、樹脂材料が射出成形金型内の全域に渡ってスムーズに充填されることが望ましい。樹脂材料は、まず、射出成形金型のゲートから、射出成形金型内のハブ部の底部外表面のほぼ中央となる箇所に流入され、流入した樹脂材料は、そこから、放射状に流れて、射出成形金型内に行渡る。位置決め部4を構成する各凸部が、ハブ部の底部外表面の中心と各ギア歯9とを通る直線上を避けるように形成されるのであれば、金型内の上記各凸部に対応する窪み部分の存在に起因して生じうる樹脂材料の流れの乱れが、ギア歯9の成形におよぼす悪影響を低減できる。よって、ハブ部の成形精度を低下させることなく、位置決め部4を備えたリールを形成できる。
複数の領域14は、安定した係合を確保する観点から、周方向に等間隔で存在していると好ましい。領域14の数は、係合強度を確保する観点から3つ以上あると好ましい。
このように、リール係合部11とリール7との十分な係合強度が確保される範囲内において、歯数を減らし、ギア歯9の成形精度を高めれば、リール7がリール係合部11に係合した時にリール7が傾むくこと等が抑制されるので、磁気テープの走行状態をより所望の状態にすることができる。具体的には、リール7が傾むこと等に起因する、走行中の磁気テープの捩じれ等を抑制できる。
図13に示した例のように、リール7が複数の位置決め部4を備えている場合も、ハブ部7aの成形精度の低下を抑制する観点から、各位置決め部は、ハブ部の底部外表面の中心と各ギア歯とを通る直線上を避けて形成されていると好ましい。
なお、図1〜図15を用いて説明した例では、位置決め部4がいずれも1以上の凸部(例えば、突起)からなるが、図16に示すように、凹部であってもよいし、凹部は1つ以上であってもよい。この場合、対応位置決め部12は、上記凹部と嵌合または緩嵌可能な1以上の凸部であることを要する。また、図17に示すように、位置決め部4は、1以上の凹部4aと1以上の凸部4bとから構成されていてもよい。この場合、対応位置決め部12は、上記凹部4aと嵌合または緩嵌可能な凸部12cと、上記凸部4bと嵌合または緩嵌可能な凹部12dとから構成されていることを要する。
(実施形態2)
実施形態2では、本発明の記録再生装置の一例、および本発明の情報記録再生方法の一例について説明する。
図18に示すように、本実施形態の記録再生装置は、格納部61と、駆動軸600と、ドライブリール63と、磁気ヘッド64と、外部入力部68と、制御部67と、先導体捕捉部69と、リール係合部位置検知部70とを含んでいる。駆動軸600は、回転機65と、回転軸66と、リール係合部62と、付勢部71とを備えている。
格納部61は、例えば、実施形態1のテープカートリッジ100を格納可能とする。格納部61の機能および構成は、従来の記録再生装置のそれと同様でよく、格納部61は、例えば、テープカートリッジ100が格納部61内に装填されたことを認識してこれを制御部67に伝える構成および機能を有する。また、格納部61は、外部入力部68によるテープカートリッジ100の取り出し命令を、制御部67を介して認識し、上記命令を実行する構成および機能を有する。
駆動軸600は、制御部67からの指示を受けて、リール係合部62とリール107とを係合させ、例えば、ケース内のリール107をドライブ走行系に沿う位置まで持ち上げ可能とする。リール係合部62は、回転軸66を介して、制御部67からの指示を受けた回転機65によって、テープを繰り出す方向、または、巻き取る方向に回転されうる。
回転機65は、制御部67からの指示信号を受信して、回転軸66を介してリール係合部62を回転させる。この回転機65は、情報の記録再生時にリール係合部62を回転させる回転機も兼ねている。
先導体捕捉部69は、制御部67の指示により、テープカートリッジ100内の先導体を捕捉し、テープを引き出して先導体をドライブリール63へセット可能とする。また、先導体捕捉部69は、制御部67の指示により、先導体の捕捉の解除を可能とする。
ドライブリール63は、テープカートリッジ100から供給されるテープ106を巻き取り可能とする。ドライブリール63の機能および構成は、例えば、従来の記録再生装置のそれと同様でよい。ドライブリール63は、ドライブリール63を構成する回転機によって、テープ106を巻き取る方向、または、繰り出す方向に回転可能とする。
リール係合部位置検知部70は、リール係合部62を検知可能とし、得られた検知信号を制御部67へ送信可能とする構成および機能を有する。具体的には、リール係合部位置検知部70は、例えば、受光部と発光部とを備えたセンサーを含み、発光部から発光された光の反射光の変化を受光部でモニターすることにより、所定の位置におけるリール係合部62の有無を検知できる。
磁気ヘッド64の機能および構成は、例えば、従来の記録再生装置のそれと同様でよく、テープカートリッジ100のテープ106に対して情報を記録し、記録した情報を再生可能とする。
外部入力部68の機能および構成は、例えば、従来の記録再生装置のそれと同様でよく、テープ106への情報の記録、テープ106に記録された情報の再生、または、記録再生装置からのテープカートリッジの取り出し等を、制御部67に指示するために、ユーザーにより操作される。
次に、図18〜図20を用いて、本発明の記録再生装置の一例の動作を説明する。
図18に示すように、まず、格納部61にテープカートリッジ100を挿入すると、格納部61はテープカートリッジ100が装填されたことを認識し、これを制御部67に信号として伝える(S1)。この認識は、例えば、センサー等によって行える(図19参照)。
次に、制御部67からの指示信号を受けた格納部61は、カートリッジ100を駆動軸600に近づけて、リール107の位置決め部104を、リール係合部62に当接させ、リール係合部62を所定長押し下げる(図20A〜C参照)。それとともに、制御部67から、リール係合部位置検知部70に対して、リール係合部62の検知を開始する旨の指示信号が送信される。位置決め部104と対応位置決め部112との嵌合または緩嵌がなされていない場合、すなわち、リール係合部位置検知部70によるリール係合部62の検知信号が制御部67に受信されていない場合は、制御部67から回転機65に対してリール係合部62を回転させる旨の信号が送信される。この信号の送信は、例えば、制御部67から格納部61に対してカートリッジ100を駆動軸600に近づける旨の指示信号が送信された後、所定時間経過してもリール係合部位置検知部70からの検知信号を受信しない場合に行われるように、制御部67に設定しておけばよい。リール係合部62は、付勢部71によってリール107側へ付勢され続けている。嵌合または緩嵌の有無の制御部67による認識、および、回転機65によるリール係合部62の回転は、制御部67により検知信号が受信されるまで、連続的に行なわれる。リール係合部位置検知部70によりリール係合部62が検知されると、これに同期して、位置決め部104と対応位置決め部112とが嵌合または緩嵌され、特定のギア歯と特定の係合ギア歯との係合がなされ(図20D、E参照)、かつ、複数のギア歯と複数の係合ギア歯との係合がなされる(S2)。
なお、リール係合部位置検知部70によりリール係合部62が検知された後、リール係合部62を検知した旨の検知信号が制御部67へと送られる。それを認識した制御部67から回転機65に対して、回転を停止させる旨の信号が送信され回転機65の回転が停止されるが、回転機65の回転速度は、例えば、上記回転の停止に要する制御時間を無視してよい程に低速にすればよい。
次ぎに、制御部67より、駆動軸600、ドライブリール63、および先導体捕捉部69のそれぞれに待機状態指示信号が送信される。制御部67には、例えば、上記回転停止の指示信号の送信後、それぞれに対して、所定時間経過後に上記待機状態指示信号が送信されるように、設定しておけばよい。この信号を受けた駆動軸600は、ケース内のリール107をドライブ走行系に沿う位置まで持ち上げる。
次いで、先導体捕捉部69によってテープカートリッジ100内の先導体が捕捉され、テープの一部が引き出され、先導体がドライブリール63にセットされると、回転機65とドライブリール63とが同時に回転し始め、リール107から所定長さのテープ106が繰り出される。繰り出された所定長さのテープはドライブリール63によって巻き取られ、テープカートリッジ100は、外部入力待機状態となる。制御部67には、先導体のドライブリール63へのセットに要する時間経過後に、回転機65およびドライブリール63の回転機に対して待機状態指示信号(回転指示信号)が送信されるように、設定しておけばよい。(S3)。
次に、外部入力部68により、例えば、情報の記録または再生指示がなされると(S4)、その指示信号が、制御部67を介して、回転機65、ドライブリール63、および磁気ヘッド64に送信される。すると、回転機65はテープ106を繰り出す方向に回転し、ドライブリール63は繰り出されたテープ106を巻き取る方向に回転する。磁気ヘッド64はテープ106に対して情報の記録または再生を開始する(S5)。
次に、外部入力部68により、記録または再生終了指示がなされると、その指示信号が、制御部67により、回転機65、ドライブリール63、および磁気ヘッド64に送信される。すると、回転機65、およびドライブリール63はその回転が停止され、磁気ヘッド64による記録再生が停止される。これにより、記録再生装置およびテープカートリッジ100は再度外部入力待機状態となる(S6,S7)。
次に、外部入力部68により、テープカートリッジ100の取り出し指示がなされ(S8)、その指示信号が、制御部67により、駆動軸600、およびドライブリール63に送信される。すると、回転機65およびドライブリール63が回転して、リール107にテープ106が完全に巻き取られる。テープ106の巻き取りの終了と同時に先導体捕捉部69による先導体の捕捉が解除され、先導体はカートリッジ内の所定の場所に戻される。
先導体捕捉部69による先導体の捕捉が解除されると、制御部67から送信される係合解除信号を駆動軸600が受けて、駆動軸600がリール107から離れる方向に移動し、リール係合部62とリール107との係合が解除される。次いで、格納部61からのテープカートリッジが排出される(S9)。制御部67には、リール係合部62とリール107との係合の解除に要する時間経過後に、格納部61へテープカートリッジ排出信号が送信されるように、設定しておけばよい。
実施形態1では、1つのリールを備えたテープカートリッジを例に挙げて本発明のテープカートリッジの一例を説明したが、本発明のテープカートリッジはこれに限定されず、リールを2個備えていてもよい。この場合は、記録再生装置は、ドライブリールを備えていないくてもよい。
以上のとおり、本発明によれば、繰り返し行なわれるリール係合部11とリール7との係合において、リール係合部と係合した状態のリールの姿勢や位置等のばらつきを抑制可能とするリール、およびそれを用いたテープカートリッジ、当該テープカートリッジに情報を記録再生するための記録再生装置、およびその情報記録再生方法、並びに記録再生装置のリール係合部と磁気テープ用リールとの係合ための位置決め機構を提供できる。
本発明では、磁気テープの走行位置のばらつきを抑制できるので、テープのエッジが折れる等のダメージを受ける恐れが抑制でき、よって、ローディング時等にエラーが起こることを抑制できる。ゆえに、本発明は、磁気テープ用リール、磁気テープカートリッジ、記録再生装置、情報記録再生方法の分野において有用である。
本実施形態のテープカートリッジの一例を示した斜視図 図1に示したテープカートリッジのI−I'拡大断面図 図1に示したテープカートリッジを構成するリールの断面図 図1に示したテープカートリッジを構成するリールの平面図 図1に示したテープカートリッジを構成するリールの斜視図 本実施形態の記録再生装置の一例を構成する駆動軸の一例の斜視図 本実施形態のリールの一例と、それに対応するリール係合部との位置合わせの様子を説明する模式図 本実施形態のリールの他の例と、それに対応するリール係合部との位置合わせの様子を説明する模式図 本実施形態のリールさらに別の例と、それに対応するリール係合部との位置合わせの様子を説明する模式図 Aは、本実施形態のリールの他の例の正面模式図、BはAに示したリールの底面模式図 Aは、本実施形態のリールの他の例の正面模式図、BはAに示したリールの底面模式図 本実施形態の記録再生装置の一例を構成する駆動軸の他の一例の正面模式図 Aは、本実施形態のリールの他の例の正面模式図、BはAに示したリールの底面模式図 Aは、本実施形態のリールの他の例の正面模式図、BはAに示したリールの底面模式図 Aは、本実施形態のリールの他の例の正面模式図、BはAに示したリールの底面模式図 本実施形態のリールさらに別の例と、それに対応するリール係合部との位置合わせの様子を説明する模式図 本実施形態のリールさらに別の例と、それに対応するリール係合部との位置合わせの様子を説明する模式図 本実施形態の記録再生装置の一例を説明するブロック図 本実施形態の情報記録再生方法の一例を説明するフローチャート A〜Eは、本実施形態のリールと、リール係合部との位置合わせの様子を説明する模式図 従来のテープカートリッジの一例を示した断面図 従来のテープカートリッジの内部構造を説明する平面図
符号の説明
1,100 テープカートリッジ
2 ケース
2a 第1容器
2b 第2容器
4、104 位置決め部
6 磁気テープ
7 磁気テープ用リール
7a ハブ部
7b 第1フランジ
7c 第2フランジ
9 ギア歯
11、62 リール係合部
12、112 対応位置決め部
13、65 回転機
15、66 回転軸
21b 開口部
32 係合ギア歯
61 格納部
63 ドライブリール
64 磁気ヘッド
67 制御部
68 外部入力部
69 先導体捕捉部
70 リール係合部位置検知部
71 付勢部

Claims (14)

  1. 記録再生装置のリール係合部が有する複数の係合ギア歯と係合可能な複数のギア歯を有し、磁気テープが巻回されうる磁気テープ用リールであって、
    前記磁気テープが巻回されうる筒状部分と、前記複数のギア歯とを含むハブ部と、
    前記複数のギア歯のうちの特定のギア歯と前記複数の係合ギア歯のうちの特定の係合ギア歯との位置合わせのために設けられ、凹部および凸部のうちの少なくとも一方からなる位置決め部と、を含む磁気テープ用リール。
  2. 前記ハブ部は、前記筒状部分の一端に設けられた底部を有する略有底円筒体であり、
    前記複数のギア歯は、前記底部の外表面に形成されている請求項1に記載の磁気テープ用リール。
  3. 前記位置決め部は、前記底部の外表面に形成され、高さが前記複数のギア歯よりも高い前記凸部である請求項2に記載の磁気テープ用リール。
  4. 前記位置決め部は、複数の前記凸部で構成されており、前記複数の凸部は、不規則に配置されている請求項3に記載の磁気テープ用リール。
  5. 前記位置決め部は、複数の前記凸部で構成されており、前記複数の凸部は、相互に形状が異なる請求項3に記載の磁気テープ用リール。
  6. 前記凸部は、前記ハブ部の前記底部の外表面を平面視したときに見える中心と各ギア歯とを通る直線上を避けて形成されている請求項1〜5のいずれかの項に記載の磁気テープ用リール。
  7. 複数の前記位置決め部を含む請求項1〜3のいずれかの項に記載の磁気テープ用リール。
  8. 各位置決め部は、前記ハブ部の前記底部の外表面を平面視したときに見える中心と各ギア歯とを通る直線上を避けて形成されている請求項1または7に記載の磁気テープ用リール。
  9. 前記ハブの外周から径方向に張り出したフランジをさらに含み、
    前記位置決め部は、前記フランジに設けられている請求項1に記載の磁気テープ用リール。
  10. 請求項1に記載の磁気テープ用リールと、
    前記磁気テープ用リールに巻回された磁気テープと、
    前記磁気テープ用リールと前記磁気テープとを収容する空間を有し、前記磁気テープ用リールの前記複数のギア歯をその外に露出可能とする開口部を有するケースと、を含むテープカートリッジ。
  11. 前記ハブ部は、前記筒状部分の一端に設けられた底部を有する略有底円筒体であり、
    前記複数のギア歯は、前記底部の外表面に形成されており、
    前記位置決め部は、前記底部の外表面に形成され、高さが前記複数のギア歯よりも高い凸部であり、前記テープカートリッジを前記ケースの前記開口部が形成された壁の外表面と平行な方向から見た時に、見えないように形成されている請求項10に記載のテープカートリッジ。
  12. 請求項10に記載のテープカートリッジに情報を記録再生するための記録再生装置であって、
    前記テープカートリッジを格納可能とする格納部と、
    前記磁気テープに情報を記録可能とし、記録された情報を再生可能とする磁気ヘッドと、
    前記磁気テープ用リールの前記複数のギア歯と係合可能な前記複数の係合ギア歯を有する前記リール係合部と、
    前記リール係合部に設けられ、前記磁気テープ用リールの前記位置決め部と嵌合または緩嵌し得る対応位置決め部と、
    前記リール係合部を回転可能とする回転機と、
    前記リール係合部と前記回転機との間に配置されて、前記回転機による回転運動を前記リール係合部に伝達可能とし、上下動可能に前記回転機によって支持された回転軸と、
    前記リール係合部を前記リール側へ付勢する付勢部とを含み、
    前記対応位置決め部と前記位置決め部とを嵌合または緩嵌させると、前記特定のギア歯と前記特定の係合ギア歯との係合がなされるように、前記対応位置決め部が前記リール係合部に設けられている記録再生装置。
  13. 請求項10に記載のテープカートリッジに情報を記録再生するための情報記録再生方法であって、
    前記位置決め部と前記対応位置決め部とを嵌合または緩嵌させることにより、前記特定のギア歯と、前記係合ギア歯とを係合させる係合工程と、
    前記磁気テープに情報を記録し、または、記録された情報を再生する記録再生工程と、を含む情報記録再生方法。
  14. 記録再生装置のリール係合部が有する複数の係合ギア歯のうちの特定の係合ギア歯と、磁気テープが巻回されうる磁気テープ用リールの複数のギア歯のうちの特定のギア歯とを係合させるための位置決め機構であって、
    前記磁気テープ用リールは、凹部および凸部のうちの少なくとも一方からなる位置決め部を含み、
    前記リール係合部は、前記位置決め部と嵌合または緩嵌し得る、凸部および凹部のうちの少なくとも一方からなる対応位置決め部を含み、
    前記位置決め部と前記対応位置決め部とが嵌合または緩嵌することによって、前記特定の係合ギア歯と前記特定のギア歯とが係合される位置決め機構。
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