JP2009043312A - 光記録媒体駆動装置及びトラッキング方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】層間迷光の影響を排除したトラッキングエラー信号により、トラッキングサーボの安定性を向上させる。
【解決手段】この光記録媒体駆動装置は、光ディスクからの光スポットを受光部の各領域にて受光し受光強度に基づく信号を出力する光検出器を備えた集積光学デバイス3と、レンズ位置信号及びプッシュプル信号を生成するDSP10と、プッシュプル信号とレンズシフト信号とのレベル調整のための係数をK、層間迷光のオフセット成分のレベル調整のための係数をL、一の光スポットのプッシュプル信号をMPP1、他の光スポットのプッシュプル信号をMPP2、レンズ位置信号をCEとした場合、トラッキングエラー信号TEをMPP1−K×CE−L×MPP2との演算により検出するマイコン11を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】この光記録媒体駆動装置は、光ディスクからの光スポットを受光部の各領域にて受光し受光強度に基づく信号を出力する光検出器を備えた集積光学デバイス3と、レンズ位置信号及びプッシュプル信号を生成するDSP10と、プッシュプル信号とレンズシフト信号とのレベル調整のための係数をK、層間迷光のオフセット成分のレベル調整のための係数をL、一の光スポットのプッシュプル信号をMPP1、他の光スポットのプッシュプル信号をMPP2、レンズ位置信号をCEとした場合、トラッキングエラー信号TEをMPP1−K×CE−L×MPP2との演算により検出するマイコン11を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、光記録媒体駆動装置及びトラッキング方法に関し、特に多層ディスクに対して安定したトラッキングサーボ制御を行うことができるようにする技術分野に関する。
従来、動画等の情報量の大きいコンテンツを記録するための記録メディアとしては光ディスクであるDVD(Digital Versatile Disc)等が汎用されており、該DVDでは、多層化によって大容量化された記録層に該コンテンツを記録できるようにしている。
そして、この光ディスクに対して情報の読み出し/書き込みを行う光記録媒体駆動装置に採用される光ピックアップでは、照射光の光ディスクの情報記録面での反射光を、複数に領域分割された光検出部で受光し、所謂プッシュプル法等により、トラッキングエラー信号を検出している。ここで、「プッシュプル法」とは、例えば記録用DVD等の光ディスクの表面からの反射光の分布が光スポットと案内溝、或いはピット列との位置関係で変化し、トラックずれが生じたときには対物レンズ上で非対称となることを利用して、その光量差を用いてトラッキングエラー信号を得ることを特徴とする手法である。
ここで、例えば、特許文献1では、光検出器をトラックに対して直交する方向の中心部で受光部B,Cと外部に位置する受光部A,Dに分割し、受光部A,Dの受光出力の差A−Dと受光部B,Cの受光出力の差B−Cを演算し、(A−D)−K×(B−C)によりDCオフセットのないトラッキングエラー信号を検出する技術が開示されている。この例では、一つの係数Kのみに基づいてトラッキングエラー信号を演算している。
一方、特許文献2では、層間迷光成分を検出する受光素子部を設け、該受光素子部の検出信号を用いることで、層間迷光の影響を低減させる技術が開示されている。
しかしながら、多層ディスク、即ち、例えば2層ディスクを記録再生する場合、前述した層間迷光が2つの信号光スポットと重なり、再生する層と別の層の記録有無境界の影響でトラッキングエラー信号が大きく乱れるという問題がある。この問題については、上記特許文献2等に開示された技術も採用し得るが、3ビーム系に適用する技術であることと迷光検出用のフォトダイオードが別途必要となるといったデメリットがある。
また、ピットが形成されている記録層とピットが形成されていない記録層とでは、その記録層における光の反射率が異なるので、2層ディスクの場合、層間迷光を発生させる層の記録有無によって、この層間迷光の強度が更に変化する。ゆえに、従来技術では、2層ディスクで発生するDCオフセットを正確にキャンセルできない。
そこで、本発明は、層間迷光の影響によるトラッキングエラー信号の乱れを無くし、トラッキングサーボの安定性を向上させることを課題とする。
本発明の第1の観点による光記録媒体駆動装置は、複数の記録層を有する光ディスクのトラッキングを行う光記録媒体駆動装置において、上記光ディスクへの照射光の該光ディスクからの反射光を収束させる集光手段と、上記集光手段で収束した光ビームの収束側と発散側にそれぞれ配置され、それぞれが複数の領域に分割された複数の受光手段を備え、受光強度に基づく信号を出力する光検出手段と、光検出手段の各受光手段の所定の領域からの信号に基づいて少なくともレンズ位置信号及びプッシュプル信号を生成する信号生成手段と、第1の係数をK、第2の係数をL、一方の光検出手段で受光される光スポットのプッシュプル信号をMPP1、他方の光検出手段で受光される光スポットのプッシュプル信号をMPP2、レンズ位置信号をCEとした場合、トラッキングエラー信号TEを、
TE=MPP1−K×CE−L×MPP2
との演算により検出する制御手段とを備える。
TE=MPP1−K×CE−L×MPP2
との演算により検出する制御手段とを備える。
従って、制御手段により、層間迷光のオフセット成分を除外した適正なトラッキングエラー信号を生成することができる。
尚、上記係数Lは、MPP1−L×MPP2との演算を行ったときに、上記光ディスクのトラックを横断した時のトラバース成分がゼロとなる値に設定されてもよい。
本発明の第2の観点によるトラッキング方法は、集光手段で収束した光ビームの収束側と発散側にそれぞれ配置され、それぞれが複数の領域に分割された複数の受光手段を備える光検出手段により、光ディスクへの照射光の該光ディスクからの反射光が光スポットとして各受光手段に照射されると、各受光手段が各領域にて受光し、受光強度に基づく信号を出力するステップと、信号生成手段が、光検出手段の各受光手段の所定の領域からの信号に基づいて少なくともレンズ位置信号及びプッシュプル信号を生成するステップと、制御手段が、第1の係数をK、第2の係数をL、一方の光検出手段で受光される光スポットのプッシュプル信号をMPP1、他方の光検出手段で受光される光スポットの上記プッシュプル信号をMPP2、レンズ位置信号をCEとした場合、トラッキングエラー信号TEを、
TE=MPP1−K×CE−L×MPP2
との演算により検出するステップとを備える。
TE=MPP1−K×CE−L×MPP2
との演算により検出するステップとを備える。
従って、層間迷光のオフセット成分を除外した適正なトラッキングエラー信号を生成することができる。
尚、上記係数Lは、MPP1−L×MPP2との演算を行ったときに、上記光ディスクのトラックを横断した時のトラバース成分がゼロとなる値に設定されてもよい。
本発明によれば、層間迷光の影響によるトラッキングエラー信号の乱れを無くし、トラッキングサーボの安定性を向上させる光記録媒体駆動装置及びトラッキング方法を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、単に実施の形態と称する)について詳細に説明する。尚、ここでは、光記録媒体の一例として光ディスクを採用する場合を例に挙げて説明を進めるが、光記録媒体としては、光の干渉縞によるデータ記録媒体も採用し得ることは勿論である。
図1には、本発明の一実施の形態に係る光記録媒体駆動装置の構成を示し説明する。
この図1に示されるように、この実施の形態に係る光記録媒体駆動装置1は、光学ピックアップ2を備えている。この光学ピックアップ2は、集積光学デバイス3、コリメータレンズ4、及び対物レンズ5で構成されている。集積光学デバイス3の出力は光信号アンプ6を介してAPC(Auto Power Control)アンプ7、サーボマトリクスアンプ8に接続されており、該APCアンプ7の出力はLDドライバ9に接続され、該サーボマトリクスアンプ8の出力はDSP(Digital Signal Processor)10に接続されている。このDSP10は例えば信号生成手段として機能するものである。
全体の制御を司るマクロコンピュータ(以下、マイコンと略記する)11は、メモリ12並びにDSP10と接続されている。更に、このDSP10の出力は、2軸アクチュエータ13を駆動制御するためのドライブアンプ14に接続されている。このマイコン11は、内部にCPU(Central Processing Unit)等を有し、後述するようにDSP10からのディジタル信号に基づいて、予めメモリ12に記憶している制御プログラムに基づいて演算を行い、トラッキングエラー信号等を生成するように構成されている。このマイコン11は、例えば制御手段として機能する。
このような構成において、光記録媒体駆動装置1は、例えば、DVD等の光ディスク15に対して光学ピックアップ2によりデータの読み出し/書き込みを行う。
即ち、集積光学デバイス3からの光を、集光手段としてのコリメータレンズ4、対物レンズ5により光ディスク15の記録層上に集光させることで、データの読み出し/書き込みを行う。この例では、光ディスク15は、複数の記録層を有する多層ディスク(2層ディスク等)として構成されている。この集積光学デバイス3からの光は、光ディスク15の記録層で反射され、集光手段としての対物レンズ5とコリメータレンズ4を介して集積光学デバイス3に入射され受光される。
この集積光学デバイス3に入射される光は、光ディスク15においてデータの読み出し/書き込みが行われている対象の記録層での反射光と、該記録層以外の記録層で反射した所謂迷光とが含まれる。集積光学デバイス3の光検出部は受光部を有し、該受光部は複数の領域に分割されている。そして、この集積光学デバイス3の光検出部は、受光部の各領域で受光した光強度に対応する検出信号を光信号アンプ6に出力する。
尚、この例では、集積光学デバイス3の光検出部は、上記集光手段としてのコリメータレンズ4で収束した光ビームの収束側と発散側にそれぞれ配置されている。即ち、集光手段の戻り焦点前後に光検出器がそれぞれ配置されている。
以下、図2のフローチャートを参照して、上記構成による特徴的な処理を説明する。
光信号アンプ6は、検出信号を光電変換して電気信号に変換し、APCアンプ7及びサーボマトリクスアンプ8に送出する(ステップS1)。
サーボマトリクスアンプ8は、この電気信号よりサーボ信号、RF信号等を抽出し、DSP10に送出する。即ち、サーボマトリクスアンプ8は、サーボ信号として、フォーカスエラー信号、レンズシフト信号、プッシュプル信号等を演算で算出し、DSP10に送出する。尚、このサーボマトリクスアンプ8でのサーボ信号の演算は、集積光学デバイス3の内部の光検出部の受光部の複数の領域のうち予め定められた領域で受光された光の強度に対応する検出信号を抽出して行われる(ステップS2)。
このサーボ信号、RF信号はDSP10で信号処理される。より具体的にはサーボ信号は位相補償処理及びゲイン補正処理が行われ、RF信号に対してはデコード処理が行われる(ステップS3)。そして、ドライブアンプ14は、DSP10からのサーボ信号に基づいて、2軸アクチュエータ13を駆動制御することになる。
マイコン11は、DSP10からのディジタル信号であって、集積光学デバイス3の光検出部の受光部の各領域で受光した光の強度に対応する信号に基づいて生成されたレンズシフト信号とプッシュプル信号に基づいて、例えばプッシュプル法等によりトラッキングエラー信号を検出することになる(ステップS4)。
このとき、マイコン11は、一方の光検出部の受光部で受光される光スポットのプッシュプル信号をMPP1、他方の光検出部の受光部で受光される光スポットのプッシュプル信号をMPP2、レンズ位置信号をCEとし、第1の係数をK、第2の係数をLとしたとき、トラッキングエラー信号TEを、
TE=MPP1−K×CE−L×MPP2
との演算により検出することになる。これらの詳細は、後述する。
TE=MPP1−K×CE−L×MPP2
との演算により検出することになる。これらの詳細は、後述する。
従って、このトラッキングエラー信号に基づき、対物レンズ5の位置の補正が行われることで、光ディスク15に対して安定したサーボが行われる。つまり、適正なフォーカスエラーの補正、又はトラッキングエラーの補正が行われる(ステップS5)。
こうして特徴的な一連の処理を終了することになる。
次に、図3には、図1の光学ピックアップ2の一部拡大図を示し説明する。
図3に示されるように、集積光学デバイス3の発光素子31が発したレーザー光は、マイクロプリズム32の反射面33で反射された後、コリメータレンズ4、対物レンズ5を介して光ディスク15に照射される。一方、この照射による光ディスク15からの反射光は、対物レンズ5、コリメータレンズ4を介して集積光学デバイス3に入射し、マイクロプリズム32の反射面33を透過して集積光学デバイス3の内部の図中下側に設けられた光検出部の受光部で受光される。光ディスク15は、2つの記録層15a,15bを有しており、同図は記録層15aに対してデータの書き込み/読み出しを行っている様子を示している。即ち、記録層15aがトラッキングされている。図中、実線は発光素子31からの照射光の光路及び光ディスク15の記録層15aでの反射光の光路を示し、破線は記録層15aを透過して記録層15bでの反射光(迷光)の光路を示している。
図4には、図3の集積光学デバイス3の光軸に垂直な平面を光ディスク15側から見た様子を示し説明する。図4に示されるように、集積光学デバイス3には光検出部の受光部34と受光部35とが配設されている。この受光部34において、前焦点のスポットが受光され、受光部35において、後焦点のスポットが受光される。尚、この光検出部の受光部34,35は、例えば光検出手段として機能するものである。
受光部34と受光部35では、迷光のスポットも受光される。迷光は、正規に受光される光とは焦点位置が異なるため、受光部34と受光部35のそれぞれにおいて前焦点と後焦点のスポットが受光されるものではなく、また、スポット径も正規光のスポット径と比較して大きいものとなる。ここでは、受光部34で受光される迷光のスポット20aと受光部35で受光される迷光のスポット20bが示されている。
各スポット20a,20bは、それぞれ受光部34,35より大きい面積を有する。この例では、受光部34上で受光される迷光のスポット20aの方が、受光部35上で受光される迷光のスポット20bより小さいスポット径を有している。迷光のスポットは、受光部より大きい面積を有するので、受光部の各領域における光の強度は、正規光のスポットと比較して小さいものといえる。しかし、受光部34,35の各領域から出力される検出信号に対する迷光の影響は、必ずしも無視できない。
次に、図5には、図1の光学ピックアップ2の他の一部拡大図を示し説明する。
図5では、記録層15bがトラッキングされている。この点だけが、先に示した図3と異なるので、ここでは重複した説明は省略する。尚、図中、実線は発光素子31からの照射光の光路及び光ディスク15の記録層15aでの反射光の光路を示し、破線は記録層15aを透過して記録層15bでの反射光(迷光)の光路を示している。
図6には、図5の集積光学デバイス3の光軸に垂直な平面を光ディスク15側から見た様子を示し説明する。図6の例では、受光部34で受光される迷光のスポット21aの方が、受光部35で受光される迷光のスポット21bより大きいスポット径を有している。この他の点は、先に示した図4と同様であるので、重複説明は省略する。
次に、図7、8を参照して、受光部に受光される「迷光」について更に言及する。
図7、8中、正規の反射光の光路は実線で示し、迷光の光路は点線で示す。受光部34の光学的な位置を面C1、受光部35の光学的な位置を面C2として光学ピックアップ2と光ディスク15との位置関係を模式的に示す。面C1と面C2の間に存在する光路の距離は、2Xとされ、光ディスク15の記録層で反射した正規の反射光は、面C1と面C2の中央の位置P1で合焦する。従って、面C1と面C2にて受光される正規の反射光のスポットは、それぞれ同一のスポット径を有する前焦点のスポットと後焦点のスポットとなる。尚、位置P1は、コリメータレンズ4の焦点距離f2に基づいて定まる。
図7では、光ディスク15の記録層15aがトラッキングされており、対物レンズ5の焦点距離f1に対応する位置に記録層15aが位置している。従って、対物レンズ5から光ディスク15に向けて照射される光は、記録層15aで合焦する。また、対物レンズ5から光ディスク15に向けて照射される光の一部は、記録層15aを透過し、記録層15bにも到達する。しかし、記録層15a,15bは、距離dだけ離れている為、記録層15aを透過し、記録層15bに到達した光は、記録層15b上で合焦しない。それは、対物レンズ5の焦点距離f1は、記録層15aの位置に対応するように設定されているからである。こうして、記録層15aを透過し、記録層15bに到達した光が記録層15bで反射し、迷光が発生する。記録層15bで反射した迷光の一部は、記録層15aを透過し、対物レンズ5とコリメータレンズ4を介して面C1,C2に進む。迷光は、正規の反射光とは異なるスポット径の光となり、対物レンズ5、コリメータレンズ4を通過し、正規光が合焦する位置P1よりも、光ディスク15側に距離△fだけ離れた位置P2で合焦するので、そのスポット径は、面C1においてR1、面C2においてR2となる。
一方、図8では、光ディスク15の記録層15bがトラッキングされており、対物レンズ5の焦点距離f1に対応する位置に、記録層15bが位置する。即ち、対物レンズ5から光ディスク15に向けて照射される光は、記録層15b上で合焦する。対物レンズ5から光ディスク15に向けて照射される光の一部は、記録層15aを透過せず、記録層15aで反射して迷光が発生する。しかし、記録層15a、15bは、距離dだけ離れて存在するため、記録層15aで反射する光は、記録層15a上で合焦しない。それは、対物レンズ5の焦点距離f1は、記録層15bの位置に対応するように設定されているからである。記録層15aで反射した迷光は、対物レンズ5とコリメータレンズ4を介して面C1,C2に進む。迷光は、正規の反射光とは異なるスポット径の光となって、対物レンズ5、コリメータレンズ4を通過し、正規光が合焦する位置P1よりも、図中右側に距離△fだけ離れた位置P3で合焦する。従って、迷光のスポット径は、面C1においてR3となり、面C2においてR4となる。また、対物レンズ5の移動に伴うレンズシフトが発生した場合、迷光のスポットが正規光のスポットと異なる方向に移動し、受光部34または受光部35の各領域で受光する光の強度を変化させることがある。
次に、図9(a),(b)には、集積光学デバイス3の光検出部の受光部34と受光部35を更に詳細に示し説明する。尚、図9(a)、(b)では、正規の反射光のスポット22aと22bがそれぞれ重ねて示されている。図9(a)、(b)に示されるように、受光部34と受光部35は、それぞれ領域34A乃至34Dと領域35A乃至35Dの4つの領域に分割されている。例えば、レンズシフトが発生した場合、スポット22aと22bが図中上下方向に移動して、領域34A乃至34Dと領域35A乃至35Dの各領域で受光されるスポットの面積が変化することで、領域34A乃至34Dと領域35A乃至35Dで受光された光の強度に対応する検出信号の値が変化し、その検出信号に対して所定の演算がなされることで、レンズシフトが検出される。
次に、図10(a),(b)には、図9(a),(b)に迷光のスポット21a,21bを更に重ねた様子を示し説明する。迷光のスポット21aと21bは、受光部34,35より大きい面積を有するので、迷光のスポット21a,21bによる受光部の領域34A乃至34Dと領域35A乃至35Dにおける光の強度は、正規光のスポット22aと22bによる光の強度と比較して小さい。しかし、領域34A乃至34Dと領域35A乃至35Dから出力される検出信号における迷光による影響は無視できない。
図11(a),(b)には、図9(a),(b)に迷光のスポット21a,21bを更に重ねた他の様子を示し説明する。この図11(a),(b)の例では、光学ピックアップ2により光ディスク15の記録層15aがトラッキングされているものとする。図中の矢印40乃至43は、それぞれレンズシフトが発生した場合の、各スポットの移動方向を表している。レンズシフトは、例えば光ディスク15が回転するとき、回転中心とディスクのトラック中心との偏心に応じて、対物レンズ5が追従することで発生する。
従って、レンズシフトが発生した場合には、正規光のスポット22aは、矢印40に従って移動し、スポット22bは、矢印42に従って移動する。
つまり、スポット22aは、面C1において受光される正規光のスポットであり、スポット22bは、面C2において受光される正規光のスポットであるから、正規光の焦点位置P1を挟んで、いわばNear側とFar側に存在する(図7参照)。
従って、対物レンズ5が移動した場合には、スポット21a,21bは、スポット22a,22bとは逆方向に移動する。より詳細には、同じレンズシフトの発生に伴い、迷光のスポット21aは、矢印41に従って図中下方向に移動し、スポット21bは、矢印43に従って図中下方向に移動することになる。即ち、対物レンズ5が移動した場合、スポット21a,21bは同一方向に移動することになる。
図12(a),(b)には、図9(a),(b)に迷光のスポット21a,21bを更に重ねた更に他の様子を示し説明する。ここでは、光学ピックアップ2により光ディスク15の記録層15bがトラッキングされているものとする。同中、矢印44乃至47は、それぞれレンズシフトが発生した場合の、各スポットの移動方向を表している。
先に示した図11(a),(b)の場合と同様、対物レンズ5が移動した場合には、スポット22bは、スポット22aと逆方向に移動する。この例では、レンズシフトが発生した場合、正規光のスポット22aは、矢印44に従って移動し、スポット22bは、矢印46に従って移動する。一方、同じレンズシフトの発生に伴い、迷光のスポット21aは矢印45に従って移動し、スポット21bは、矢印47に従って移動している。
即ち、スポット21aは、面C1において受光される迷光のスポットであり、スポット21bは、面C2において受光される迷光のスポットであるから、迷光の焦点位置P3に対して、ともにNear側に存在することになる(図8参照)。
従って、この場合も、対物レンズ5が移動した場合には、スポット21a,21bは同一方向に移動することになるが、先に示した図11(a),(b)の場合と異なり、スポット21a,21bは共に、図中上方向に移動することになる。
このように、多層ディスク(例えば2層ディスク)においては、トラッキングの対象となる記録層に応じて異なる迷光が発生し、その迷光は、レンズシフトが発生した場合、トラッキングの対象となる記録層に応じて異なる方向に動くものとなる。その結果、集積光学デバイス3に光検出部の受光部34,35の各領域で受光された光の強度に対応する検出信号の各迷光の影響は無視できないものとなる。
以上説明したように、迷光のスポットは、その焦点位置の関係が再生層によって変化する。これに加えて、図13に示されるように、記録済み領域50と未記録領域52の記録境界51を含む領域をレーザー光で照射する場合を考えると、他層の記録境界の明暗が層間迷光の強度差として現れる。この様子は、図14,15に示される。
即ち、図14(a),(b)は、光学ピックアップ2により光ディスク15の記録層15aがトラッキングされている場合、他層である記録層15bに記録済みの領域と未記録の領域の記録境界が存在する場合の、迷光53,54の光スポットの強度差を示す。
同様に、図15(a),(b)は、光学ピックアップ2により光ディスク15の記録層15bがトラッキングされている場合、他層である記録層15aに記録済みの領域と未記録の領域の記録境界が存在する場合の、迷光55,56の光スポットの強度差を示す。
このような状況下では、トラック分割方向に強度差を持つ為、境界通過時にトラッキングエラー信号にノイズを与えてしまうおそれがある。そこで、本発明の一実施の形態に係る光記録媒体駆動装置では、このような層間迷光の強度差の影響をも低減する。
即ち、本発明では、層間迷光の影響を軽減するために、マイコン11において、図16に示される構成の演算回路により層間迷光のオフセット成分を除去したトラッキングエラー信号を演算する。なお、前提として、集積光学デバイスの光検出部の受光部60,61は、図17(a),(b)に示されるように、それぞれ領域60A乃至60Dと領域61E乃至61Hの4つの領域に分割されており、正規の反射光が集光手段としてのコリメータレンズ4で収束された後、その戻り焦点前後で、スポット70,71の如く各受光部60,61に受光されるものとする。
この演算回路100は、図16に示されるように、5つの加算器100a乃至100eと2つの係数乗算器100f,100gで構成されており、各受光部60,61の各領域60A乃至60D、領域61E乃至61Hからの受光出力A乃至Hを得て、以下の式1に基づく演算を行うことで、層間迷光の影響を低減するものである。
TE=(A−D)−K×(B−C)−L×(E−H) ・・・(式1)
ここで、A−Dは受光部60で受光される光スポット70のプッシュプル信号に相当し、K×(B−C)はレンズ位置信号(キャンセル信号)に相当する。そして、L×(E−H)は受光部61で受光される光スポット71のプッシュプル信号である。このような演算により、層間迷光の影響を低減したトラッキングエラー信号を得る。
ここで、A−Dは受光部60で受光される光スポット70のプッシュプル信号に相当し、K×(B−C)はレンズ位置信号(キャンセル信号)に相当する。そして、L×(E−H)は受光部61で受光される光スポット71のプッシュプル信号である。このような演算により、層間迷光の影響を低減したトラッキングエラー信号を得る。
以下、以上の演算回路100による演算について更に詳細に説明する。
先ず、受光部60の領域60Aの受光出力Aと領域60Dの受光出力Dの差である(A−D)と、受光部61の領域61Eの受光出力Eと領域61Hの受光出力Hの差である(E−H)は、戻り焦点中心に相対位置関係にある光スポットから得たプッシュプル信号であるので同じ信号であるものとみなすことができる。
従って、再生するディスク信号層からのみの反射光を考えた場合、各光スポット強度が等しければ信号成分としては、次式が成立する。
(A−D)−(E−H)=0
一方、先に図6で示した考え方からすれば、2層ディスク再生時には図17の光検出器の受光部60,61の各スポットの層間迷光の極性は逆なので、上記演算により層間迷光成分だけを抽出できる。
一方、先に図6で示した考え方からすれば、2層ディスク再生時には図17の光検出器の受光部60,61の各スポットの層間迷光の極性は逆なので、上記演算により層間迷光成分だけを抽出できる。
S=(A−D)−L×(E−H) ・・・(式2)
ここで、Lは、トラバース成分が消える積算量である。
ここで、Lは、トラバース成分が消える積算量である。
よって、このSに係数を乗じて従来のトラッキングエラー信号から減算すれば、層間迷光オフセットの影響を除外したトラッキングエラー信号を得ることができる。いま、層間迷光成分の振幅レベルを調整するための係数をαとすれば、次式3が成立する。
TE=(A−D)−K×(B−C)−α×S
=(A−D)−K×(B−C)−α×{(A−D)−L×(E−H)}
=(1−α)×(A−D)−K×(B−C)−α×L×(E−H)
=(1−α)×
{(A−D)−K/(1−α)×(B−C)−α/(1−α)×L×(E−H)}
=(1−α)×{(A−D)−K’×(B−C)−L’×(E−H)}
・・・(式3)
ここで、式3の(1−α)をトラッキングエラーのゲインとみなせば、式(1)と同等となる。従って、以上の演算によれば、マイコン11は、層間迷光の影響を低減したトラッキングエラー信号を出力することが可能となる。そして、該トラッキングエラー信号により適正なトラッキングエラーの補正が行うことが可能となる。
=(A−D)−K×(B−C)−α×{(A−D)−L×(E−H)}
=(1−α)×(A−D)−K×(B−C)−α×L×(E−H)
=(1−α)×
{(A−D)−K/(1−α)×(B−C)−α/(1−α)×L×(E−H)}
=(1−α)×{(A−D)−K’×(B−C)−L’×(E−H)}
・・・(式3)
ここで、式3の(1−α)をトラッキングエラーのゲインとみなせば、式(1)と同等となる。従って、以上の演算によれば、マイコン11は、層間迷光の影響を低減したトラッキングエラー信号を出力することが可能となる。そして、該トラッキングエラー信号により適正なトラッキングエラーの補正が行うことが可能となる。
尚、以上の説明で挙げた集積以外にも図18(a),(b)に示すようなサーボ信号検出パターンを持つ光学ピックアップにも本件を適用可能である。
即ち、図18(a),(b)では、集積光学デバイスの光検出部の受光部62は領域62A乃至62D及び62Iの7つの領域に分割されており、受光部63は領域63E乃至63Hの3つの領域に分割されており、正規の反射光がスポット72,73の如く各受光部62,63に受光される。この場合、各領域62A乃至62Dの受光出力をA乃至D、領域63E乃至63Hの受光出力をE乃至Hとした場合に、先に示した図15の構成の演算回路100により、以下の演算を行うことで、層間迷光のオフセット成分を排除した適正なトラッキングエラー信号を得ることが可能となる。
TE=(A−D)−K×(B−C)−L×(E−H)
以上説明したように、本発明の一実施の形態によれば、層間迷光の影響を軽減するために、マイコン11において、層間迷光のオフセット成分を除去したトラッキングエラー信号を演算することで、適正なトラッキング補正を行うことができる。
以上説明したように、本発明の一実施の形態によれば、層間迷光の影響を軽減するために、マイコン11において、層間迷光のオフセット成分を除去したトラッキングエラー信号を演算することで、適正なトラッキング補正を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなくその趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良・変更が可能であることは勿論である。
例えば、本実施の形態は、前述したような集積光学デバイスでなくとも、図19で示したような個別の光学部品で光路分離した光学ピックアップに対しても適用できることは勿論である。即ち、図19に示される構成では、2つの受光部200,201が光路分離して配置されており、光ディスクからの反射光の一部はビームスプリッタ202を介して受光部200にて受光され、一部はビームスプリッタ202の反射面で反射されて一度焦点を結んだ後に受光部201にて受光される。各受光部200,201は、所定の領域としての領域200A乃至200D、領域201E乃至Hに分離されており、この場合も、第1の係数K、第2の係数L、一方の受光部200で受光される光スポットのプッシュプル信号と他方の受光部201で受光される光スポットのプッシュプル信号、レンズ位置信号CEにより、前述した式1により層間迷光のオフセット成分を排除した適正なトラッキングエラー信号を得ることができる。
また、上記実施の形態では、光記録媒体として光ディスクを採用する例を示したが、これに限定されることなく光の干渉縞によるデータ記録媒体も採用することが可能である。
1…光記録媒体駆動装置、2…光学ピックアップ、3…集積光学デバイス、4…コリメータレンズ、5…対物レンズ、6…光信号アンプ、7…APCアンプ、8…サーボマトリクスアンプ、9…LDドライバ、10…DSP、11…マイコン、12…メモリ、13…2軸アクチュエータ、14…ドライバアンプ、15…光ディスク
Claims (4)
- 複数の記録層を有する光ディスクのトラッキングを行う光記録媒体駆動装置において、
上記光ディスクへの照射光の該光ディスクからの反射光を収束させる集光手段と、
上記集光手段で収束した光ビームの収束側と発散側にそれぞれ配置され、それぞれが複数の領域に分割された複数の受光手段を備えており、上記光ディスクへの照射光の該光ディスクからの反射光が光スポットとして各受光手段に照射されると、各受光手段は各領域にて受光し、受光強度に基づく信号を出力する光検出手段と、
上記光検出手段の各受光手段の所定の領域からの信号に基づいて少なくともレンズ位置信号及びプッシュプル信号を生成する信号生成手段と、
第1の係数をK、第2の係数をL、上記一方の光検出手段で受光される光スポットの上記プッシュプル信号をMPP1、上記他方の光検出手段で受光される光スポットの上記プッシュプル信号をMPP2、上記レンズ位置信号をCEとした場合、トラッキングエラー信号TEを、
TE=MPP1−K×CE−L×MPP2
との演算により検出する制御手段とを備えた
ことを特徴とする光記録媒体駆動装置。 - 上記第2の係数Lは、MPP1−L×MPP2との演算を行ったときに、上記光ディスクのトラックを横断した時のトラバース成分がゼロとなる値に設定される
ことを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体駆動装置。 - 複数の記録層を有する光ディスクのトラッキングを行うトラッキング方法において、
上記光ディスクへの照射光の該光ディスクからの反射光を収束させる集光手段と、
上記集光手段で収束した光ビームの収束側と発散側にそれぞれ配置され、
それぞれが複数の領域に分割された複数の受光手段を備える光検出手段により、上記光ディスクへの照射光の該光ディスクからの反射光が光スポットとして各受光手段に照射されると、各受光手段が各領域にて受光し、受光強度に基づく信号を出力するステップと、
信号生成手段が、上記光検出手段の各受光手段の所定の領域からの信号に基づいて少なくともレンズ位置信号及びプッシュプル信号を生成するステップと、
制御手段が、第1の係数をK、第2の係数をL、上記一方の光検出手段で受光される光スポットの上記プッシュプル信号をMPP1、上記他方の光検出手段で受光される光スポットの上記プッシュプル信号をMPP2、上記レンズ位置信号をCEとした場合、トラッキングエラー信号TEを、
TE=MPP1−K×CE−L×MPP2
との演算により検出するステップとを備えた
ことを特徴とするトラッキング方法。 - 上記第2の係数Lは、MPP1−L×MPP2との演算を行ったときに、上記光ディスクのトラックを横断した時のトラバース成分がゼロとなる値に設定される
ことを特徴とする請求項3に記載のトラッキング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007205432A JP2009043312A (ja) | 2007-08-07 | 2007-08-07 | 光記録媒体駆動装置及びトラッキング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007205432A JP2009043312A (ja) | 2007-08-07 | 2007-08-07 | 光記録媒体駆動装置及びトラッキング方法 |
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JP2009043312A true JP2009043312A (ja) | 2009-02-26 |
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JP (1) | JP2009043312A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013051020A (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-14 | Tdk Corp | 光学ドライブ装置 |
-
2007
- 2007-08-07 JP JP2007205432A patent/JP2009043312A/ja active Pending
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