JP2009043223A - 無線icデバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を達成でき、無線ICチップの実装が容易で低コストな、かつ、無線ICチップの静電気による破壊の可能性を解消した無線ICデバイスを得る。
【解決手段】送受信信号を処理する無線ICチップと、インダクタンス素子を有する共振回路を含む給電回路基板10と、該共振回路と電磁界結合する放射板21とを備えた無線ICデバイス。給電回路基板10の裏面には放射板21と容量結合する平板電極19aが設けられている。放射板21で受信された信号によって無線ICチップが動作され、該無線ICチップからの応答信号が放射板21から外部に放射される。放射板は放射基板の表面に形成された放射電極と裏面に形成されたグランド電極とで構成されていてもよい。
【選択図】図4

Description

本発明は、無線ICデバイス、特に、RFID(Radio Frequency Identification)システムに用いられる無線ICチップを有する無線ICデバイスに関する。
近年、物品の管理システムとして、誘導電磁界を発生するリーダライタと物品や容器などに付された所定の情報を記憶したICチップ(ICタグ、無線ICチップとも称する)とを非接触方式で通信し、情報を伝達するRFIDシステムが開発されている。
ICチップを搭載した無線ICデバイスとしては、従来、特許文献1に記載されているように、誘電体基板にダイポールアンテナ(一対の主アンテナ素子と整合部とからなる)を設け、ダイポールアンテナの端部にタグICを電気的に接続した無線ICタグが知られている。整合部はタグICと主アンテナ素子との間に配置され、両者をインピーダンス整合させる機能を有している。
しかしながら、この無線ICタグでは以下の問題点を有している。(1)整合部と主アンテナ素子とを単一の基板上に隣接して形成しているため、無線ICタグのサイズが大きくなる。(2)主アンテナ素子及び整合部を配置した大きな基板上に形成した電極に微小な無線ICチップを実装する必要があり、高精度な実装機が必要であること、及び、実装時の位置合わせ時間を要することから製造時間が長くなり、無線ICタグのコストが上昇する。(3)主アンテナ素子と無線ICチップとが電気的に導通状態で接続されているため、主アンテナ素子から静電気が侵入した場合、無線ICチップが破壊される可能性がある。
特開2005−244778号公報
そこで、本発明の目的は、小型化を達成でき、無線ICチップの実装が容易で低コストな、かつ、無線ICチップの静電気による破壊の可能性を解消した無線ICデバイスを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る無線ICデバイスは、
送受信信号を処理する無線ICチップと、
インダクタンス素子を有する共振回路を含む給電回路基板と、
前記共振回路と電磁界結合する放射板と、
を備え、
前記無線ICチップと前記給電回路基板の共振回路とは電気的に導通状態で接続され、
前記給電回路基板の表面又は内部には前記放射板と容量結合する平板電極を設け、
前記放射板で受信された信号によって前記共振回路を介して前記無線ICチップが動作され、該無線ICチップからの応答信号が前記共振回路を介して前記放射板から外部に放射されること、
を特徴とする。
本発明に係る無線ICデバイスにおいては、無線ICチップと電気的に導通している共振回路とアンテナとして機能する放射板が電磁界結合するとともに、給電回路基板に設けた平板電極が放射板と容量結合している。給電回路基板は比較的サイズの大きい放射板を搭載する必要はないので、極めて小型に構成できる。無線ICチップはこのような小型の給電回路基板上に実装すればよく、従来から広く使用されているIC実装機などを用いることができ、実装コストが低減する。また、RFIDシステムの使用周波数に応じて無線ICチップを変更した場合、給電回路基板の共振回路の設計を変更するだけでよく、放射板の形状やサイズまで変更する必要はなく、この点でも低コストを達成できる。
また、共振回路と放射板とは電気的に導通しない電磁界結合している。共振回路は、無線ICチップと電気的に導通状態にあるが、放射板と共振回路とは電気的に非導通状態であるため、放射板から侵入する静電気による無線ICチップの破壊を防止することができる。
本発明に係る無線ICデバイスにおいて、給電回路基板には少なくとも一つのインダクタンス素子を平板電極と電気的に導通するように配置すれば、インダクタンス素子と平板電極とを電気的に確実に接続でき、安定した放射特性が得られる。
また、複数の平板電極が配置されていてもよい。例えば、放射板と第1の平板電極との間に、第1の平板電極よりも面積の大きい第2の平板電極が配置されていてもよい。第2の平板電極は給電回路基板の放射板に対向する面上に配置されていることが好ましい。第2の平板電極と放射板との間に形成される容量が大きければ、放射板と共振回路との結合ばらつきを小さくできる。特に、放射板と第1の平板電極との間の容量値がばらついても、第1の平板電極及び第2の平板電極との間の容量と、第2の平板電極及び放射板との間の容量との直列合計容量が、放射板と共振回路との結合量となるので、放射板と共振回路との結合が安定する。また、給電回路基板を平面透視したとき、第1の平板電極は第2の平板電極の面内に含まれるように配置すれば、放射板と共振回路との結合を放射板と第2の平板電極との間の容量のみの調整だけで行うことができ、結合調整が容易になる。
給電回路基板はセラミックや液晶ポリマなど樹脂からなる多層基板で構成されていてもよい。多層基板で構成すれば、インダクタンス素子やキャパシタンス素子を高精度に内蔵可能であり、配線電極の形成の自由度が向上する。また、給電回路基板及び放射板を設けた基板の少なくともいずれかはフレキシブルな基板で構成されていてもよい。
また、放射板は、放射基板の第1の主面上に形成された放射電極と、該第1の主面と対向する第2の主面上に形成されたグランド電極とで構成されていてもよい。この場合、放射電極は二つ以上の矩形状電極を備えていることが好ましい。放射板とグランド電極を対向して配置し、放射板をマイクロストリップライン型の放射電極とした場合、放射電極の両端部に近づくほど電流は小さくなり、逆に電圧は大きくなる。これにより放射電極の両端部では、電界強度が最大となり、等価磁流も最大となる。この電界強度および等価磁流をマイクロストリップラインの幅により制御することにより、放射電極より空間に信号を放射することが可能となる。また、グランド電極から放射電極に向かう方向に信号の大半が放射されるため、マイクロストリップライン型の放射電極では、全方向に放射される放射板と比較して、特定方向にのみ信号を放射することができるという特徴がある。
さらに、マイクロストリップライン型の放射電極では、グランド電極側にほとんど信号が放射されないため、グランド電極側に金属などの導体が配置されていても特性が劣化しないという利点も有している。これにより、無線ICデバイスをアルミ缶や金属製のコンテナやパレットなどの物品に直接貼り付ける用途や、特定方向に信号を放射させたくない用途に適している。また、放射電極を分割したり、形状を変更することにより、所望の指向特性を得ることができる。さらに、給電回路基板内に整合回路を内蔵させれば、放射電極に整合回路を設ける必要がなくなり、放射電極をより小型化することができる。
放射板と給電回路基板の共振回路との結合部分に整合回路を備えていてもよい。結合回路は波長短縮効果を有しており、放射板をさらに小型化することができる。
なお、無線ICチップは、本無線ICデバイスが取り付けられる物品に関する各種情報がメモリされている以外に、情報が書き換え可能であってもよく、RFIDシステム以外の情報処理機能を有していてもよい。
本発明によれば、給電回路基板は比較的サイズの大きい放射板を搭載する必要はなく、極めて小型に構成でき、微小な無線ICチップであっても従来の実装機を用いて容易に実装することができ、実装コストが低減する。使用周波数帯を変更する場合には、共振回路の設計を変更するだけでよい。また、共振回路と放射板とは電磁界結合し、電気的に導通されていないため、放射板から侵入する静電気によって無線ICチップが破壊されるおそれが解消される。
以下、本発明に係る無線ICデバイスの実施例について添付図面を参照して説明する。なお、各図において、共通する部品、部分は同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
(無線ICデバイスの第1実施例、図1〜図3参照)
図1に本発明に係る無線ICデバイスの第1実施例を示す。この無線ICデバイス1は、所定周波数の送受信信号を処理する無線ICチップ5と、該無線ICチップ5を搭載した給電回路基板10と、基板(フレキシブルなPETフィルム)20上に形成した放射板21とからなる。
無線ICチップ5は、クロック回路、ロジック回路、メモリ回路などを含み、必要な情報がメモリされており、図3に示すように、裏面に入出力端子電極6,6及び実装用端子電極7,7が設けられている。入出力端子電極6,6が給電回路基板10の表面に設けた電極12a,12b(図2参照)に金属バンプを介して電気的に接続されている。また、実装用端子電極7,7が電極12c,12dに金属バンプを介して電気的に接続されている。なお、金属バンプの材料としては、Au、半田などを用いることができる。
放射板21は基板20上にAl、Cu、Agなどの金属めっきや導電性ペーストなどによる電極膜をライン状に設けたもので、中央部の幅広部分に給電回路基板10が絶縁性接着剤にて貼着されている。なお、基板20はPETフィルムのみならずセラミック製のプリント配線基板であってもよい。
給電回路基板10にはインダクタンス素子を有し所定の共振周波数の共振回路(後に詳述する)が内蔵されており、この共振回路は放射板21と電磁界結合している。従って、共振回路は、無線ICチップ5から発信された所定の周波数を有する送信信号を放射板21に伝達し、かつ、放射板21で受けた信号から所定の周波数を有する受信信号を選択し、無線ICチップ5に供給する。それゆえ、この無線ICデバイス1は、放射板21で受信された信号によって無線ICチップ5が動作され、該無線ICチップ5からの応答信号が放射板21から外部に放射される。
前記無線ICデバイス1にあっては、給電回路基板10に内蔵された共振回路がアンテナとして機能する放射板21と電気的に非導通状態で電磁界結合している。給電回路基板10は比較的サイズの大きい放射板21を搭載する必要はなく、極めて小型に構成できる。無線ICチップ5はこのような小型の給電回路基板10に搭載すればよく、従来から広く使用されているIC実装機などを用いることができ、実装コストが低減する。また、使用周波数帯を変更するに際しては、共振回路の設計を変更するだけでよく、放射板21などはそのまま用いてもよい。また、放射板21と共振回路とは電気的に非導通であるので、放射板21から侵入する静電気が無線ICチップ5に印加されることはなく、静電気による無線ICチップ5の破壊が防止される。
(共振回路の第1例、図4参照)
給電回路基板10に内蔵された共振回路の第1例を図4に示す。この給電回路基板10は、誘電体からなるセラミックシート11A〜11Eを積層、圧着、焼成したもので、シート11Aには接続用電極12a,12bと電極12c,12dとビアホール導体13a,13bが形成されている。シート11B,11C,11Dには導体パターン16とビアホール導体13c,13dが形成されている。シート11Eには導体パターン16とビアホール導体13d,13eが形成されている。
以上のシート11A〜11Eを積層することにより、ビアホール導体13cにて螺旋状に接続された導体パターン16にてインダクタンス素子Lが構成される。また、導体パターン16の線間容量にてキャパシタンス素子Cが構成される。インダクタンス素子Lの一端はビアホール導体13aを介して接続用電極12aに接続されている。
また、給電回路基板10の裏面には共振回路の一部を構成する平板電極19aが導体ペーストの塗布などで設けられ、平板電極19aはビアホール導体13eを介してインダクタンス素子Lの他端に接続されるとともに、ビアホール導体13d,13bを介して接続用電極12bに接続されている。平板電極19aは放射板21と図示しない絶縁性接着剤を介して電気的に導通しない状態で電磁界結合される。
そして、接続用電極12a,12bが金属バンプを介して無線ICチップ5の端子電極6,6と電気的に接続される。電極12c,12dは無線ICチップ5の端子電極7,7に接続される。
なお、平板電極19aは誘電体シート上に形成され、給電回路基板10の裏面側に内蔵されていてもよい。この場合、平板電極19aは裏面の誘電体シートを介して放射板21と電磁界結合することになる。
また、各セラミックシート11A〜11Eは磁性体のセラミック材料からなるシートであってもよく、給電回路基板10は従来から用いられているシート積層法、厚膜印刷法などの多層基板の製作工程により容易に得ることができる。
また、前記シート11A〜11Eを、例えば、ポリイミドや液晶ポリマなどの誘電体からなるフレキシブルなシートとして形成し、該シート上に厚膜形成法などで電極や導体を形成し、それらのシートを積層して熱圧着などで積層体とし、インダクタンス素子Lやキャパシタンス素子Cを内蔵させてもよい。
以上の構成からなる共振回路を備えた給電回路基板10上に前記無線ICチップ5を搭載した無線ICデバイス1は、図示しないリーダライタから放射される高周波信号(例えば、UHF周波数帯)を放射板21で受信し、放射板21と磁界結合及び電界結合している共振回路を共振させ、所定の周波数帯の受信信号のみを無線ICチップ5に供給する。一方、この受信信号から所定のエネルギーを取り出し、このエネルギーを駆動源として無線ICチップ5にメモリされている情報を、共振回路にて所定の周波数に整合させた後、放射板21からリーダライタに送信、転送する。
給電回路基板10においては、インダクタンス素子と線間浮遊容量からなるキャパシタンス素子で構成された共振回路にて共振周波数特性が決定される。放射板21から放射される信号の共振周波数は、共振回路の自己共振周波数によって実質的に決まる。なお、平板電極19aと放射板21との間で発生する容量を含めて共振周波数を設計してもよく、さらに放射板21の長さや形状まで含めて共振周波数を設計してもよい。そのような設計にすることにより無線ICデバイスの放射特性を向上させることができる。
特に、本第1例の共振回路においては、インダクタンス素子L(導体パターン16)と平板電極19aとが電気的に導通しているため、両者を電気的に確実に接続でき、安定した放射特性が得られる。
ところで、共振回路は無線ICチップ5のインピーダンスと放射板21のインピーダンスを整合させるためのマッチング回路を兼ねている。給電回路基板10は、インダクタンス素子やキャパシタンス素子で構成された共振回路とは別に設けられたマッチング回路を備えていてもよい(この意味で、共振回路を整合回路とも称する)。共振回路にマッチング回路の機能をも付加しようとすると、共振回路の設計が複雑になる傾向がある。共振回路とは別にマッチング回路を設ければ、共振回路、マッチング回路をそれぞれ独立して設計できる。
なお、この共振回路において、インダクタンス素子は導体パターン16をコイル状に形成した構造としている。共振回路は2本の導体パターンを並置してコイル状に形成した二つのインダクタンス素子を備えていてもよく、種々の構成を採用できる。複数のインダクタンス素子を配置する場合は、それぞれの導体パターンの線路長を変えることで、複数の異なる共振周波数を持った共振回路とすることができ、無線ICデバイス1を広帯域化できる。
(共振回路の第2例、図5参照)
給電回路基板10に内蔵された共振回路の第2例を図5に示す。この給電回路基板は、図4に示した第1例と基本的に同様の構成からなり、シート11D上に接続用電極12bと電気的に接続された平板電極19cを形成し、シート11E上に導体パターン16の一端と電気的に接続された平板電極19bを形成したものである。平板電極19cはビアホール導体13d,13bを介して接続用電極12bに電気的に接続されている。
平板電極19b,19c間でキャパシタンス素子C2が構成され、平板電極19b,19a間でキャパシタンス素子C1が構成される。キャパシタンス素子C1の容量値はキャパシタンス素子C2の容量値よりも大きい。平板電極19aは放射板21と容量結合し、この容量値は平板電極19aと放射板21との間に介在される絶縁性接着剤の量や両者のギャップ寸法によりばらつくことがある。仮に、平板電極19aが形成されていないと、平板電極19bは面積が小さいので容量値も小さく放射板21との結合ばらつきも大きくなる。しかし、平板電極19aは比較的大きな面積で形成されているため、放射板21との間で形成される容量値も大きく、共振回路と放射板21との結合のばらつきを小さくできる。さらに、平板電極19aと放射板21との間の容量と前記素子C1,C2の容量との直列合計容量が放射板21と共振回路との結合量となるので、放射板21と共振回路との結合が安定する。また、平板電極19aはインダクタンス素子Lと磁界結合している。
(共振回路の第3例、図6参照)
給電回路基板10に内蔵された共振回路の第3例を図6に示す。この給電回路基板10は、図5に示した第2例と基本的に同様の構成からなり、シート11E上に導体パターン16の一端と電気的に接続された平板電極19bを形成したものである。該平板電極19bはビアホール導体13d,13bを介して接続用電極12bに電気的に接続されている。
平板電極19a,19b間でキャパシタンス素子C1が構成される。平板電極19aは平板電極19bよりも面積が大きく、また、給電回路基板10を平面透視したとき、平板電極19bは平板電極19aの面内に含まれるように配置されている。平板電極19aと放射板21との間に形成される容量値は平板電極19a,19b間の容量値よりも大きい。平板電極19aと放射板21との間の容量値が大きいので放射板21と共振回路との結合のばらつきを小さくできる。さらに、平板電極19aと放射板21との間の容量と前記素子C1の容量との直列合計容量が放射板21と共振回路との結合量となるので、放射板21と共振回路との結合が安定する。
(共振回路の第4例、図7参照)
給電回路基板10に内蔵された共振回路の第4例を図7に示す。この給電回路基板10は、図4に示した第1例と図6に示した第3例とを組み合わせたもので、シート11E上には一端を平板電極19aに電気的に接続した導体パターン16と平板電極19bとで形成され、導体パターン16と平板電極19bとは電気的に非導通とされている。
平板電極19a,19b間でキャパシタンス素子C1が構成され、放射板21と共振回路との容量結合が安定する点は前記第3例と同様である。また、本第4例では、インダクタンス素子L(導体パターン16)と平板電極19aとが電気的に導通しているため、両者を電気的に確実に接続でき、安定した放射特性が得られる。
(無線ICデバイスの第2実施例、図8参照)
図8に本発明に係る無線ICデバイスの第2実施例を示す。なお、この無線ICデバイス2は図3に示した無線ICチップ5と、フレキシブルな樹脂製の給電回路基板30と放射板21とで構成されている。
給電回路基板30は表面に接続用電極12a,12b,12c,12dと導体パターン35と平板電極36とを設けたものである。導体パターン35は、ミアンダ形状に配置されてインダクタンス素子Lを構成し、その一端が接続用電極12aに接続され、他端が平板電極36の一端に接続されている。平板電極36の他端は接続用電極12bに接続されている。接続用電極12a,12bが無線ICチップ5の入出力端子電極6,6に接続されることは前記第1実施例と同様である。
本第2実施例において、給電回路基板30は放射板21上に絶縁性接着剤を介して貼着され、放射板21は平板電極36と電界的に結合するとともに、導体パターン35(インダクタンス素子L)と磁界的に結合する。導体パターン35とその線間容量によって構成される共振回路は、無線ICチップ5から発信された所定の周波数を有する送信信号を放射板21に伝達し、かつ、放射板21で受けた信号から所定の周波数を有する受信信号を選択し、無線ICチップ5に供給する。それゆえ、この無線ICデバイス2は、放射板21で受信された信号によって無線ICチップ5が動作され、該無線ICチップ5からの応答信号が放射板21から外部に放射される。その作用効果は基本的には前記第1実施例と同様である。
(無線ICデバイスの第3実施例、図9参照)
図9に本発明に係る無線ICデバイスの第3実施例を示す。この無線ICデバイス2は、前記第2実施例に対して、給電回路基板30の裏面に平板電極37を付加したものである。本第3実施例の作用効果は前記第2実施例と同様であり、かつ、平板電極36,37による作用効果は図6に示した共振回路の第3例と同様である。
(無線ICデバイスの第4実施例、図10参照)
図10に本発明に係る無線ICデバイスの第4実施例を示す。この無線ICデバイス2において、給電回路基板30は表面に接続用電極12a,12b,12c,12dと導体パターン35を設け、裏面に平板電極37を設けたものである。導体パターン35は、ミアンダ形状に配置されてインダクタンス素子Lを構成し、その一端が接続用電極12aに接続され、他端がビアホール導体38aを介して平板電極37に接続されている。平板電極37の他端はビアホール導体38bを介して接続用電極12bに接続されている。接続用電極12a,12bが無線ICチップ5の入出力端子電極6,6に接続されることは前記第1実施例と同様である。
本第4実施例において、給電回路基板30は放射板21上に絶縁性接着剤を介して貼着され、放射板21は平板電極37と電気的に接続されるとともに、共振回路と電磁界結合する。その作用効果は基本的には前記第1実施例及び共振回路の第3例と同様である。
(無線ICデバイスの第5実施例、図11〜図14参照)
図11及び図12に本発明に係る無線ICデバイスの第5実施例を示す。この無線ICデバイス3は、前述した無線ICチップ5と、該無線ICチップ5を搭載した給電回路基板10と、放射基板20とからなる。
放射基板20の第1の主面(表面)には矩形状の放射電極21A,21Bがほぼ全面に半分ずつ形成されており、第2の主面(裏面)にはグランド電極23が放射電極21A,21Bと対向して全面に形成されている。給電回路基板10は、図2に示したものと同様に、リジッドな又はフレキシブルな基板であり、その内部には図12に示すように互いに磁気結合するインダクタンス素子L1,L2,L3と、電極18A,21A間の容量と、電極18B,21B間の容量にて所定の共振周波数を有する共振回路が内蔵されている。さらに、給電回路基板10は、その裏面又は基板10の内部に共振回路と電気的に接続された平板電極18A,18Bが形成されており、放射基板20上に絶縁性(誘電体)の接着剤40にて貼着されている。グランド電極23は本無線ICデバイス3が物品に取り付けられたときに、該物品の導電部分と電気的に導通される。
給電回路基板10に内蔵された共振回路は、無線ICチップ5と電気的に導通しており、かつ、放射電極21A,21Bと電磁界結合している。また、平板電極18A,18Bは接着剤40を介して放射電極21A,21Bと容量結合している。共振回路は、無線ICチップ5から発信された所定の周波数を有する送信信号を放射電極21A,21Bに伝達し、かつ、放射電極21A,21Bで受けた信号から所定の周波数を有する受信信号を選択し、無線ICチップ5に供給する。それゆえ、この無線ICデバイス3は、放射電極21A,21Bで受信された信号によって無線ICチップ5が動作され、該無線ICチップ5からの応答信号が放射電極21A,21Bから外部に放射される。従って、本無線ICデバイス3の作用効果は前記第1実施例と同様である。
本第5実施例における共振回路の他の例を図13及び図14に示す。図13はインダクタンス素子L1,L2と、電極18A,21A間の容量と、電極18B,21B間の容量にて所定の共振周波数を有する共振回路を構成したもの、図14はインダクタンス素子L4,L5にて所定の共振周波数を有する共振回路を構成したものを示す。なお、図14に示す共振回路は、給電回路基板10内に形成したビアホール導体にてインダクタンス素子L4,L5を形成するようにしてもよい。
(無線ICデバイスの第6実施例、図15参照)
図15に本発明に係る無線ICデバイスの第6実施例を示す。この無線ICデバイス3は、前記第5実施例と基本的に同じ構成からなり、異なるのは、給電回路基板10の第1の主面(表面)に矩形状の放射電極21Cをほぼ全面に形成した点にあり、第2の主面(裏面)にはグランド電極(図15では図示せず、図13に示したグランド電極23参照)が全面に形成されている。給電回路基板10は、リジッドな又はフレキシブルな基板であり、その内部には図12〜図14に示したインダクタンス素子を有する共振回路が内蔵されている。さらに、給電回路基板10はその裏面に平板電極が形成されており、放射基板20上に絶縁性(誘電体)の接着剤(図15では図示せず、図13に示した接着剤40参照)にて貼着されている。また、本第6実施例の作用効果は前記第5実施例と同様である。
(無線ICデバイスの第7実施例、図16参照)
図16に本発明に係る無線ICデバイスの第7実施例を示す。この無線ICデバイス3は、放射基板20の第1の主面(表面)上に形成した放射電極21A,21Bにミアンダ状のマイクロストリップライン24A,24Bを設けたものである。マイクロストリップライン24A,24Bの先端部は、給電回路基板10の裏面に設けた平板電極(図12に示した平板電極18A,18B参照)と対向し、共振回路や平板電極と電磁界結合している。給電回路基板10の共振回路の構成や、放射基板20の第2の主面(裏面)にグランド電極が形成されているなどの構成は前記第5実施例と同様である。
本第7実施例の作用効果は基本的に前記第5実施例と同様である。特に、マイクロストリップライン24A,24Bは、整合回路として作用し、波長短縮効果を有し、放射電極21A,21Bを小型化することができる。また、給電回路基板10内の整合回路の補助的な機能を持たせることもできる。
(無線ICデバイスの第8実施例、図17参照)
図17に本発明に係る無線ICデバイスの第8実施例を示す。この無線ICデバイス3は、放射基板20の第1の主面(表面)上に枠状の放射電極21Dを形成し、該放射電極21Dの内周部からマイクロストリップライン24C,24Dを中央部に延在したものである。マイクロストリップライン24C,24Dの先端部は、給電回路基板10の裏面に設けた平板電極(図12に示した平板電極18A,18B参照)と対向し、共振回路や平板電極と電磁界結合している。給電回路基板10の共振回路の構成や、放射基板20の第2の主面(裏面)にグランド電極が形成されているなどの構成は前記第5実施例と同様である。また、本第8実施例の作用効果は前記第7実施例と基本的に同様である。
(無線ICデバイスの第9実施例、図18参照)
図18に本発明に係る無線ICデバイスの第9実施例を示す。この無線ICデバイス3は、放射基板20の第1の主面(表面)上のほぼ全面に形成した放射電極21Eにスリットを設けてコプレナライン24E,24Fを設けたものである。コプレナライン24E,24Fの先端部は、給電回路基板10の裏面に設けた平板電極(図12に示した平板電極18A,18B参照)と対向し、共振回路や平板電極と電磁界結合している。給電回路基板10の共振回路の構成や、放射基板20の第2の主面(裏面)にグランド電極が形成されているなどの構成は前記第5実施例と同様である。また、本第9実施例の作用効果は前記第7実施例と基本的に同様である。
(無線ICデバイスの第10実施例、図19参照)
図19に本発明に係る無線ICデバイスの第10実施例を示す。この無線ICデバイス3は、放射基板20の第1の主面(表面)上のほぼ全面に形成した放射電極21Fの中央部分にミアンダ状のマイクロストリップライン24G、24Hを設けたものである。マイクロストリップライン24G,24Hの先端部は、給電回路基板10の裏面に設けた平板電極(図12に示した平板電極18A,18B参照)と対向し、共振回路や平板電極と電磁界結合している。給電回路基板10の共振回路の構成や、放射基板20の第2の主面(裏面)にグランド電極が形成されているなどの構成は前記第5実施例と同様である。また、本第10実施例の作用効果は前記第7実施例と基本的に同様である。
(無線ICデバイスの第11実施例、図20参照)
図20に本発明に係る無線ICデバイスの第11実施例を示す。この無線ICデバイス3は、ミアンダ状のマイクロストリップライン24G、24Hの形状を第10実施例(図19参照)のマイクロストリップライン24G,23Hとは異ならせたもので、他の構成は第10実施例と同様である。従って、本第11実施例の作用効果は前記第10実施例と同様である。
(無線ICデバイスの第12実施例、図21参照)
図21に本発明に係る無線ICデバイスの第12実施例を示す。この無線ICデバイス3は、放射基板20の第1の主面(表面)上に形成した放射電極21G,21Hにミアンダ状のマイクロストリップライン24I、24Jを設け、さらに、ライン24I,24Iの接続点からマイクロストリップライン24I’を中央部分まで延在させ、ライン24J,24Jの接続点からマイクロストリップライン24J’を中央部分まで延在させたものである。マイクロストリップライン24I’,24J’の先端部は、給電回路基板10の裏面に設けた平板電極(図12に示した平板電極18A,18B参照)と対向し、共振回路や平板電極と電磁界結合している。給電回路基板10の共振回路の構成や、放射基板20の第2の主面(裏面)にグランド電極が形成されているなどの構成は前記第5実施例と同様である。また、本第12実施例の作用効果は前記第7実施例と基本的に同様である。
(他の実施例)
なお、本発明に係る無線ICデバイスは前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
例えば、共振回路は様々な構成のものを採用できることは勿論である。また、前記実施例に示した電極や給電回路基板の材料はあくまで例示であり、必要な特性を有する材料であれば、任意のものを使用することができる。また、無線ICチップを給電回路基板に実装するのに、金属バンプ以外の処理を用いてもよい。
本発明に係る無線ICデバイスの第1実施例を示す斜視図である。 給電回路基板上に無線ICチップを搭載した状態を示す斜視図である。 無線ICチップを示す斜視図である。 共振回路の第1例を内蔵した給電回路基板を示す分解斜視図である。 共振回路の第2例を内蔵した給電回路基板を示す分解斜視図である。 共振回路の第3例を内蔵した給電回路基板を示す分解斜視図である。 共振回路の第4例を内蔵した給電回路基板を示す分解斜視図である。 本発明に係る無線ICデバイスの第2実施例を示す斜視図である。 本発明に係る無線ICデバイスの第3実施例を示す斜視図である。 本発明に係る無線ICデバイスの第4実施例を示す斜視図である。 本発明に係る無線ICデバイスの第5実施例を示す斜視図である。 第5実施例の給電回路基板に内蔵された共振回路の一例を示す断面図である。 第5実施例の給電回路基板に内蔵された共振回路の他の例を示す断面図である。 第5実施例の給電回路基板に内蔵された共振回路のさらに他の例を示す断面図である。 本発明に係る無線ICデバイスの第6実施例を示す斜視図である。 本発明に係る無線ICデバイスの第7実施例を示す斜視図である。 本発明に係る無線ICデバイスの第8実施例を示す斜視図である。 本発明に係る無線ICデバイスの第9実施例を示す斜視図である。 本発明に係る無線ICデバイスの第10実施例を示す斜視図である。 本発明に係る無線ICデバイスの第11実施例を示す斜視図である。 本発明に係る無線ICデバイスの第12実施例を示す斜視図である。
符号の説明
1,2,3…無線ICデバイス
5…無線ICチップ
10…給電回路基板
16…導体パターン
18A,18B,19a,19b…平板電極
20…放射基板
21…放射板
21A〜21H…放射電極
23…グランド電極
30…給電回路基板
35…導体パターン
36,37…平板電極
L,L1,L2,L3…インダクタンス素子
C1,C2…キャパシタンス素子

Claims (11)

  1. 送受信信号を処理する無線ICチップと、
    インダクタンス素子を有する共振回路を含む給電回路基板と、
    前記共振回路と電磁界結合する放射板と、
    を備え、
    前記無線ICチップと前記給電回路基板の共振回路とは電気的に導通状態で接続され、
    前記給電回路基板の表面又は内部には前記放射板と容量結合する平板電極を設け、
    前記放射板で受信された信号によって前記共振回路を介して前記無線ICチップが動作され、該無線ICチップからの応答信号が前記共振回路を介して前記放射板から外部に放射されること、
    を特徴とする無線ICデバイス。
  2. 前記給電回路基板には少なくとも一つのインダクタンス素子が前記平板電極と電気的に導通するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の無線ICデバイス。
  3. 前記給電回路基板は複数の前記平板電極を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線ICデバイス。
  4. 前記放射板と第1の平板電極との間に、第1の平板電極よりも面積の大きい第2の平板電極が配置されていることを特徴とする請求項3に記載の無線ICデバイス。
  5. 前記給電回路基板を平面透視したとき、前記第1の平板電極は前記第2の平板電極の面内に含まれるように配置されていることを特徴とする請求項3に記載の無線ICデバイス。
  6. 前記第2の平板電極は前記給電回路基板の前記放射板に対向する面上に配置されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の無線ICデバイス。
  7. 前記給電回路基板は多層基板で構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の無線ICデバイス。
  8. 前記給電回路基板及び前記放射板を設けた基板の少なくともいずれかがフレキシブルな基板で構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の無線ICデバイス。
  9. 前記放射板は、放射基板の第1の主面上に形成された放射電極と、該第1の主面と対向する第2の主面上に形成されたグランド電極とで構成されていること、を特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の無線ICデバイス。
  10. 前記放射電極は二つ以上の矩形状電極を備えていることを特徴とする請求項9に記載の無線ICデバイス。
  11. 前記放射板と前記給電回路基板の共振回路との結合部分に整合回路を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の無線ICデバイス。
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