JP2009042969A - 入場者調査集計システム、管理サーバ、入場者調査集計方法およびプログラム - Google Patents

入場者調査集計システム、管理サーバ、入場者調査集計方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】イベント会場に関する入場者調査集計を容易に行うことを課題とする。
【解決手段】本発明の入場者調査集計システムSは、管理サーバ10とイベント会場3の出入口に設置される第1の読取装置とを備える。管理サーバ10の処理部101は、記憶部102の入場券情報を参照し、第1の読取日時情報と販売地域情報とを含んだ情報に基づいて、所定の日時に関する販売地域ごとの入場者数の算出を含んだ調査集計を行い、当該調査集計の結果を表示部104に表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、イベント会場への入場者の調査集計技術に関する。
近年、展示会や博覧会などのイベント会場において、RFID(Radio Frequency IDentification)を内蔵した入場券が使用されている。
例えば、特許文献1では、クレジットカード、パスポート、入場券などへのRFIDの適用が提案されている。
特開平7−21422号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、来場者の入場の許可を判定するものであり、イベント会場に関する入場者調査集計(入場者の属性などの調査および集計)に容易に応用することができなかった。そのため、入場者調査集計は、調査員がイベント会場へ足を運び、入場者から調査対象者をサンプリング(抽出)して面談方式で行う必要があり、時間や手間を要してしまうという問題点があった。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、イベント会場に関する入場者調査集計を容易に行うことを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、識別情報を保持する無線タグ付きの入場券を所持してイベント会場に入場する入場者の調査集計を行う入場者調査集計システムであって、入場券に関して識別情報と関連付けて販売地域情報を含む情報を格納する入場券情報を記憶する記憶部、処理部および表示部、を有する管理サーバと、イベント会場の出入口に設置され、当該出入口を通過する入場者が所持する入場券の無線タグの識別情報を読み取って、通信回線経由で管理サーバに当該入場券の無線タグの識別情報を送信する第1の読取装置と、を備える。管理サーバの処理部は、第1の読取装置から入場券の無線タグの識別情報を受信した場合、記憶部の入場券情報に、当該入場券の無線タグの識別情報と関連付けてそのときの日時を第1の読取日時情報として格納し、所定のタイミングで、記憶部の入場券情報を参照し、第1の読取日時情報と販売地域情報とを含んだ情報に基づいて、所定の日時に関する販売地域ごとの入場者数の算出を含んだ調査集計を行い、当該調査集計の結果を表示部に表示させる。その他の手段については後記する。
本発明によれば、イベント会場に関する入場者調査集計を容易に行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施形態」という。)について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る入場者調査集計システムの構成図である。入場者調査集計システムSは、イベント運営団体1の保有する管理サーバ10および発券装置11、販売会社2(取扱組織)が保有する入場券処理装置20、イベント会場3に設置される複数の読取装置30が、図示したようにネットワーク4(通信回線(網))を介して通信可能に接続されて構成される。ネットワーク4は、例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などである。
発券装置11は、RFIDタグ121(無線タグ)の付いた入場券12を発行する装置である。RFIDタグ121は、例えば、ROM(Read Only Memory)型の無線通信タグであり、1枚1枚個別の固有の識別情報が記憶されている。
管理サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)やメモリなどから構成され各種演算処理を行う処理部101、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどから構成され各種情報を記憶する記憶部102、キーボードやマウスなどから構成されユーザが情報を入力するときに使用する入力部103、液晶表示機などから構成された表示部104、および、通信インタフェースなどから構成され外部装置との通信を行う通信部105を備えて構成される。
記憶部102は入場券テーブル1021(入場券情報)を記憶している(詳細は図2を参照して後記)。
なお、記憶部102を、管理サーバ10に含まれる構成としたが、専用のデータベースサーバとして独立した構成としてもよい。
入場券処理装置20は、CPUやメモリなどから構成され各種演算処理を行う処理部201、HDDやフラッシュメモリなどから構成され各種情報を記憶する記憶部202、キーボードやマウスなどから構成されユーザが情報を入力するときに使用する入力部203、液晶表示機などの表示部204、通信インタフェースなどから構成され外部装置との通信を行う通信部205、および、入場券12のRFIDタグ121に記憶された識別情報を読み取るリーダ206を備えて構成される。
イベント会場3は、例えば、博覧会場、展示会場、遊園地、テーマパークなどである。イベント会場3には、複数の入退場ゲート31(31a,31b)(出入口)が設けられている。入場者Mは、入退場ゲート31を通過することで入場および退場を行う。それぞれの入退場ゲート31には、読取装置30が併設されている。
読取装置30は、CPUやメモリなどから構成され各種演算処理を行う処理部301、HDDやフラッシュメモリなどから構成され各種情報を記憶する記憶部302、通信インタフェースなどから構成され外部装置との通信を行う通信部303、および、入場券12のRFIDタグ121に記憶された識別情報を読み取るリーダ304を備えて構成される。
また、それぞれの入退場ゲート31には固有のゲート番号が割り振られ、併設された読取装置30の記憶部302にそのゲート番号が記憶される。ここでは、入退場ゲート31a(第1の読取装置)にはゲート番号「G1」が割り振られ、入退場ゲート31b(第1の読取装置)にはゲート番号「G2」が割り振られる。
読取装置30は、入場券12を保持して入退場ゲート31を通過する入場者と退場者とを区別して認識し、いずれの場合も、入場券12のRFIDタグ121から読み取った識別情報(タグID)と、自身の識別情報(ゲート番号)とを管理サーバ10に送信する。
イベント会場3には、入場者Mが入館するための施設が複数ある。ここでは、説明の便宜上、施設として施設Aおよび施設Bの二つがあるものとするが、施設は3つ以上であってもよい。施設Aおよび施設Bのそれぞれの出入口にも、入退場ゲート31に併設されたものと同様の読取装置30(30c,30d:第2の読取装置)が併設されている。
次に、図2を参照しながら、入場券テーブルについて説明する(適宜図1参照)。図2は、入場券テーブルの構成例である。入場券テーブル1021は、基本情報5、販売情報6、イベント会場情報7および購入者情報8から構成される。
基本情報5は、入場券の通し番号である入場券番号、RFIDタグ121の識別情報であるタグID(IDentification)、「普通」「平日割引」「夜間割引」などからなり入場券の種類を表す券種、「大人」と「小人」との2分類からなる年令区分、および、入場券の価格を表す金額、の各項目から構成される。基本情報5は、入場券12が発券装置11によって発行された時点ですでに付与されている。
販売情報6は、入場券を販売した年月日を表す販売日、入場券を販売した販売会社、および、その販売会社の販売地域、の各項目から構成される。
イベント会場情報7は、イベント会場への入場日時(第1の読取日時情報)(および、通過したゲート番号)、イベント会場からの退場日時(第1の読取日時情報)(および、通過したゲート番号)、イベント会場での滞在時間(入場日時から退場日時までの時間長)、施設Aの入館日時(第2の読取日時情報)と退館日時(第2の読取日時情報)、施設Bの入館日時(第2の読取日時情報)と退館日時(第2の読取日時情報)、来場回数、の各項目から構成される。なお、施設A,Bについても滞在時間の項目を設けてもよいが、ここでは表記を省略している。
購入者情報8は、入場券12の購入者の年令、性別、住所、職業、その他、の各項目から構成される。
続いて、図3を参照しながら、入場券処理装置の処理について説明する(適宜図1、図2参照)。図3は、入場券処理装置の処理を示すフローチャートである。
販売会社2の職員は、イベント運営団体1から受領した入場券12を購入者に受け渡す場合、入場券12を入場券処理装置20のリーダ206に近づける。
ステップS31において、入場券処理装置20の処理部201は、リーダ206が入場券12のRFIDタグ121の識別情報(タグID)を読み取ったか否かを判断し、読みとっていない場合(No)この処理を繰り返し、読み取った場合(Yes)ステップS32に進む。
ステップS32において、処理部201は、販売会社2の職員が入力部203から入力した購入者情報(年令、性別、住所、職業、その他。その一部または無しでもよい)を受け付ける。
ステップS33において、処理部201は、通信部205を用いて、タグID、販売日(その日の日付)、販売会社、販売地域、購入者情報をネットワーク4を経由して管理サーバ10に送信する。これらの情報を受信した管理サーバ10の処理部101は、記憶部102の入場券テーブル1021において、当該タグIDに対応する販売情報6(販売日、販売会社、販売地域)と購入者情報8(年令、性別、住所、職業、その他)との各項目に受信した各情報を書き込む。
次に、図4を参照しながら、管理サーバの処理について説明する(適宜他図参照)。図4は、入場券テーブル1021のイベント会場情報7の各項目の書き込みに関する管理サーバ10の処理を示したフローチャートである。
ステップS401において、管理サーバ10の処理部101は、イベント会場に入場があったか否か、つまり、入退場ゲート31に併設された読取装置30から入場者Mの入場に関してゲート番号と入場券12のRFIDタグ121の識別情報(タグID)とを受信したか否かを判断し、受信していなければ(No)ステップS403に進み、受信していれば(Yes)入場券テーブル1021において、当該タグIDに対応するイベント会場情報7の入場日時(ゲート番号)の項目に現在日時と受信したゲート番号を書き込みむと共に、来場回数の項目の数値を+1し(ステップS402)ステップS403に進む。
ステップS403において、管理サーバ10の処理部101は、イベント会場からの退場があったか否か、つまり、入退場ゲート31に併設された読取装置30から入場者Mの退場に関してゲート番号と入場券12のRFIDタグ121の識別情報(タグID)とを受信したか否かを判断し、受信していなければ(No)ステップS405に進み、受信していれば(Yes)入場券テーブル1021において、当該タグIDに対応するイベント会場情報7の退場日時(ゲート番号)の項目に現在日時と受信したゲート番号を書き込み、滞在時間の項目に入場日時から退場日時までの時間長を書き込み(ステップS404)ステップS405に進む。
ステップS405において、管理サーバ10の処理部101は、施設Aに入館があったか否か、つまり、施設Aに併設された読取装置30cから入場者Mの入館に関して入場券12のRFIDタグ121の識別情報(タグID)を受信したか否かを判断し、受信していなければ(No)ステップS407に進み、受信していれば(Yes)入場券テーブル1021において、当該タグIDに対応するイベント会場情報7の施設Aの入館日時の項目に現在日時を書き込み(ステップS406)ステップS407に進む。
ステップS407において、管理サーバ10の処理部101は、施設Aから退館があったか否か、つまり、施設Aに併設された読取装置30cから入場者Mの退館に関して入場券12のRFIDタグ121の識別情報(タグID)を受信したか否かを判断し、受信していなければ(No)ステップS409に進み、受信していれば(Yes)入場券テーブル1021において、当該タグIDに対応するイベント会場情報7の施設Aの退館日時の項目に現在日時を書き込み(ステップS408)ステップS409に進む。
ステップS409において、管理サーバ10の処理部101は、施設Bに入館があったか否か、つまり、施設Bに併設された読取装置30dから入場者Mの入館に関して入場券12のRFIDタグ121の識別情報(タグID)を受信したか否かを判断し、受信していなければ(No)ステップS411に進み、受信していれば(Yes)入場券テーブル1021において、当該タグIDに対応するイベント会場情報7の施設Bの入館日時の項目に現在日時を書き込み(ステップS410)ステップS411に進む。
ステップS411において、管理サーバ10の処理部101は、施設Bから退館があったか否か、つまり、施設Bに併設された読取装置30dから入場者Mの退館に関して入場券12のRFIDタグ121の識別情報(タグID)を受信したか否かを判断し、受信していなければ(No)ステップS401に戻り、受信していれば(Yes)入場券テーブル1021において、当該タグIDに対応するイベント会場情報7の施設Bの退館日時の項目に現在日時を書き込み(ステップS412)ステップS401に戻る。
このようにして、入場券12に関する情報を入場券テーブル1021に集約することができる。
続いて、図5を参照しながら、調査集計結果の画面表示について説明する(適宜他図参照)。図5は、調査集計結果の画面表示例である。管理サーバ10の処理部101は、所定のタイミング(ユーザによる入力部103の操作があったときなど)で、表示部104に以下のような画面表示を行う。
処理部101は、入場券テーブル1021を参照し、基本情報5の年令区分、および、イベント会場情報7の滞在時間、の情報を用いて演算することでグラフ51のような表示を行うことができる。グラフ51は、特定の日に関して、イベント会場3への入場者数を滞在時間ごと(2時間ごとと合計)および年令区分ごとに分けて表示したものである。これを見れば、その日に、どれくらいの人数の大人と小人とがイベント会場3でどのくらいの時間滞在したのかを知ることができる。なお、合計だけでなく、滞在時間ごとの大人と小人との人数値を画面表示してもよい。
また、処理部101は、入場券テーブル1021を参照し、基本情報5の年令区分、および、イベント会場情報7の施設Aの入館日時、の情報を用いて演算することでグラフ52のような表示を行うことができる。グラフ52は、特定の日に関して、施設Aへの入場者数を入館時間帯(3時間ごとと合計)および年令区分ごとに分けて表示したものである。これを見れば、その日に、どれくらいの人数の大人と小人とがどの時間帯に施設Aに入館したのかを知ることができる。なお、合計だけでなく、入館時間帯ごとの大人と小人との人数値を画面表示してもよい。また、入場券テーブル1021で施設Aでの滞在時間データを保持するようにしていれば、その滞在時間に関する表示を合わせて行ってもよい。
グラフ53は、特定の日に関する施設Bへの入場者数の画面表示例であるが、グラフ52と同様なので説明を省略する。
次に、図6を参照しながら、調査集計結果の画面表示について説明する(適宜他図参照)。図6は、調査集計結果の画面表示例である。図5との違いは、入場券テーブル1021における購入者情報8を利用している点である。
処理部101は、入場券テーブル1021を参照し、購入者情報8の年令と性別(情報が入っていないものは不使用)、および、イベント会場情報7の入場日時(ゲート番号)、の情報を用いて演算することでグラフ61のような表示を行うことができる。
グラフ61は、特定の日に関して、イベント会場3への年令別の入場者数を表示したものである。これを見れば、その日に、どの年代の入場者Mがイベント会場3にどのくらい入場したのか(あるいはその人数比)を知ることができる。なお、それぞれの棒グラフに対して人数値を併記してもよい。
処理部101は、入場券テーブル1021を参照し、購入者情報8の住所(情報が入っていないものは不使用)、および、イベント会場情報7の入場日時(ゲート番号)、の情報を用いて演算することでグラフ62のような表示を行うことができる。
グラフ62は、特定の日に関して、イベント会場3への住所別の入場者数を表示したものである。これを見れば、その日に、どの地域(住所)からの入場者Mがイベント会場3にどのくらい入場したのか(あるいはその人数比)を知ることができる。なお、それぞれの棒グラフに対して人数値を併記してもよい。
処理部101は、入場券テーブル1021を参照し、イベント会場情報7の来場回数の情報を用いて演算することでグラフ63のような表示を行うことができる。
グラフ63は、イベント会場3へのそれまでの入場者を来場回数ごとに分けて表示したものである。これを見れば、イベント会場3への入場者に関する来場回数を知ることができる。なお、それぞれの棒グラフに対して人数値を併記してもよい。
続いて、図7を参照しながら、調査集計結果の画面表示について説明する(適宜他図参照)。図7は、調査集計結果の画面表示例である。図5、図6との違いは、入場券テーブル1021における販売情報6を利用している点である。
処理部101は、入場券テーブル1021を参照し、販売情報6の販売地域、および、イベント会場情報7の入場日時(ゲート番号)、の情報を用いて演算することでグラフ71のような表示を行うことができる。
グラフ71は、特定の日に関して、入場券12の販売地域別のイベント会場3への入場者数を表示したものである。これを見れば、その日に、どの販売地域で入場券12を購入した入場者Mがイベント会場3にどのくらい入場したのかを知ることができる。なお、それぞれの棒グラフに対して人数値を併記してもよい。
このように、入場者調査集計システムSによれば、RFIDタグ121の付いた入場券12を使用し、イベント会場3の読取装置30で読み取ったRFIDタグ121の識別情報を管理サーバ10の記憶部102の入場券テーブル1021で日時情報や販売地域情報などとともに記憶することで、イベント会場に関する入場者調査集計を容易に行うことができる。
また、入場券テーブル1021において、入場券12と年令区分とを予め関連付けておけば、より詳細な入場者調査集計を行うことができる。
さらに、イベント会場3の施設ごとの出入口に読取装置30を設けておくことで、施設ごとの入場者調査集計を容易に行うことができる。
また、販売会社2で入場券12を販売するときに、入場券処理装置20によって入場券12のRFIDタグ121の識別情報を読み取り、併せて、その入場券の購入者に関する年令、性別、住所などの属性情報を入力し、その属性情報を管理サーバ10に送信して、管理サーバ10の記憶部102の入場券テーブル1021に記憶しておくことで、より詳細な入場者調査集計を行うことができる。
なお、管理サーバ10などの各装置における各処理は、コンピュータのCPUに実行させるためのプログラムを所定の者(プログラマなど)が作成し、実行することで、実現することができる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこれらに限定されるものではない。
例えば、RFIDタグとして、偽造困難かつ安価であることからROM型のRFIDタグ(例えば本願出願人のミューチップ(登録商標))を用いるものとしたが、RAM(Random Access Memory)型のRFIDタグを用いてもよい。RAM型のRFIDタグの場合、例えば、入場券テーブルにおける基本情報の各項目の情報を、入場券の販売時にRFIDタグに書き込むことなどが可能となる。
また、年令区分は、「大人」、「小人」だけでなく、「シニア」などの項目も使って細分化してもよい。
さらに、入場券テーブルは、単一のものを使用したが、購入者情報のあるテーブルとないテーブルなど、複数のテーブルに分けてもよい。その際、テーブルごとに対応して入場券の外見(色)などを異ならせ、普通入場券や特別入場券などとして入場券を取り扱ってもよい。
また、入場券の購入者が組織(企業)のときは、入場券テーブルにおける購入者情報に企業属性(業種など)などの項目を設けてもよい。
さらに、調査集計結果として、表示部に、発行した入場券の数とイベント会場に入場した入場者の数との比較データなどを表示してもよい。
また、入場券テーブルの基本情報として、販売形式(前売、当日販売など)の項目を設けてもよい。
さらに、1つのイベント会場だけでなく、複数のイベント会場に関して調査集計を行ってもよい。
また、販売会社のほかに旅行代理店などが存在し、入場者はその旅行代理店から入場券を購入するようにしてもよい。その場合、旅行代理店にも販売会社と同様の入場券処理装置が設置されることになる。
その他、ハードウェア、プログラム、表示画面などの具体的な構成について、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
本実施形態に係る入場者調査集計システムの構成図である。 入場券テーブルの構成例である。 入場券処理装置の処理を示すフローチャートである。 入場券テーブルのイベント会場情報の各項目の書き込みに関する管理サーバの処理を示したフローチャートである。 調査集計結果の画面表示例である。 調査集計結果の画面表示例である。 調査集計結果の画面表示例である。
符号の説明
1 イベント運営団体
2 販売会社
3 イベント会場
10 管理サーバ
12 入場券
20 入場券処理装置
30 読取装置
31 入退場ゲート
101 処理部
102 記憶部
104 表示部
121 RFIDタグ
1021 入場券テーブル
A,B 施設
M 入場者
S 入場者調査集計システム

Claims (7)

  1. 識別情報を保持する無線タグ付きの入場券を所持してイベント会場に入場する入場者の調査集計を行う入場者調査集計システムであって、
    記憶部、処理部および表示部、を有する管理サーバと、
    前記イベント会場の出入口に設置され、当該出入口を通過する前記入場者が所持する前記入場券の無線タグの識別情報を読み取って、通信回線経由で前記管理サーバに当該入場券の無線タグの識別情報を送信する第1の読取装置と、を備え、
    前記管理サーバの記憶部は、
    前記入場券に関して前記識別情報と関連付けて販売地域情報を含む情報を格納する入場券情報を記憶し、
    前記管理サーバの処理部は、
    前記第1の読取装置から前記入場券の無線タグの識別情報を受信した場合、前記記憶部の入場券情報に、当該入場券の無線タグの識別情報と関連付けてそのときの日時を第1の読取日時情報として格納し、
    所定のタイミングで、前記記憶部の入場券情報を参照し、前記第1の読取日時情報と前記販売地域情報とを含んだ情報に基づいて、所定の日時に関する販売地域ごとの入場者数の算出を含んだ調査集計を行い、当該調査集計の結果を前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする入場者調査集計システム。
  2. 前記記憶部の入場券情報は、予め、前記入場券の無線タグの識別情報と当該入場券の年令区分情報とを関連付けて格納し、
    前記管理サーバの処理部は、
    所定のタイミングで、前記記憶部の入場券情報を参照し、前記年令区分情報を含んだ情報に基づいて、年令区分ごとの入場者数の算出を含んだ調査集計を行い、当該調査集計の結果を前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の入場者調査集計システム。
  3. 前記イベント会場の施設ごとの出入口に、前記入場券の無線タグの識別情報を読み取って、通信回線経由で前記管理サーバに当該入場券の無線タグの識別情報と自身の識別情報とを送信する第2の読取装置がさらに備えられ、
    前記管理サーバの処理部は、
    前記第2の読取装置から前記入場券の無線タグの識別情報と前記第2の読取装置の識別情報とを受信した場合、前記記憶部の入場券情報に、当該入場券の無線タグの識別情報と関連付けてそのときの日時を前記第2の読取装置と対応する施設に関する日時情報である第2の読取日時情報として格納し、
    所定のタイミングで、前記記憶部の入場券情報を参照し、前記第2の読取日時情報を含んだ情報に基づいて、施設ごとの入場者数の算出を含んだ調査集計を行い、当該調査集計の結果を前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の入場者調査集計システム。
  4. 前記入場者調査集計システムは、前記入場券の取扱組織が使用する入場券処理装置をさらに備え、
    前記入場券処理装置は、前記入場券の無線タグの識別情報を読み取った場合、当該入場券の購入者に関する少なくとも年令、性別、住所のいずれかを含む属性情報が入力されたときに、当該入場券の無線タグの識別情報と当該属性情報とを通信回線経由で前記管理サーバに送信し、
    前記管理サーバの処理部は、
    前記入場券処理装置から前記入場券の無線タグの識別情報と前記属性情報とを受信した場合、前記記憶部の入場券情報に、当該入場券の無線タグの識別情報と関連付けて前記属性情報を格納し、
    所定のタイミングで、前記記憶部の入場券情報を参照し、前記属性情報を含んだ情報に基づいて、属性情報ごとの入場者数の算出を含んだ調査集計を行い、当該調査集計の結果を前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の入場者調査集計システム。
  5. 識別情報を保持する無線タグ付きの入場券を所持してイベント会場に入場する入場者の調査集計を行う、記憶部、処理部および表示部を備える管理サーバであって、
    前記記憶部は、
    前記入場券に関して前記識別情報と関連付けて販売地域情報を含む情報を格納する入場券情報を記憶し、
    前記処理部は、
    前記イベント会場の出入口に設置され当該出入口を通過する前記入場者が所持する前記入場券の無線タグの識別情報を読み取って通信回線経由で前記管理サーバに当該入場券の無線タグの識別情報を送信する第1の読取装置から、前記入場券の無線タグの識別情報を受信した場合、
    前記記憶部の入場券情報に、当該入場券の無線タグの識別情報と関連付けてそのときの日時を第1の読取日時情報として格納し、
    所定のタイミングで、前記記憶部の入場券情報を参照し、前記第1の読取日時情報と前記販売地域情報とを含んだ情報に基づいて、所定の日時に関する販売地域ごとの入場者数の算出を含んだ調査集計を行い、当該調査集計の結果を前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする管理サーバ。
  6. 識別情報を保持する無線タグ付きの入場券を所持してイベント会場に入場する入場者の調査集計を行う、前記入場券に関して前記識別情報と関連付けて販売地域情報を含む情報を格納する入場券情報を記憶する記憶部、処理部および表示部を備える管理サーバを用いた入場者調査集計方法であって、
    前記管理サーバの処理部は、
    前記イベント会場の出入口に設置され当該出入口を通過する前記入場者が所持する前記入場券の無線タグの識別情報を読み取って通信回線経由で前記管理サーバに当該入場券の無線タグの識別情報を送信する第1の読取装置から、前記入場券の無線タグの識別情報を受信した場合、
    前記記憶部の入場券情報に、当該入場券の無線タグの識別情報と関連付けてそのときの日時を第1の読取日時情報として格納し、
    所定のタイミングで、前記記憶部の入場券情報を参照し、前記第1の読取日時情報と前記販売地域情報とを含んだ情報に基づいて、所定の日時に関する販売地域ごとの入場者数の算出を含んだ調査集計を行い、当該調査集計の結果を前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする入場者調査集計方法。
  7. 請求項6に記載の入場者調査集計方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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