JP2019121200A - 旅行支援装置並びに旅行者支援方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

旅行支援装置並びに旅行者支援方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】海外からの旅行者のICカード利用を促進すること。【解決手段】海外から国内への入国に関心のある又は既に国内に入国しているユーザを対象として国内で利用可能なICカードを貸与するサービスに用いるための旅行者支援装置1であって、通信処理ユニットと、所定のユーザ登録処理を実行するユーザ登録処理ユニットと、ユーザからの所定の処理リクエストに応答して適切な処理を実行する少なくとも1つのユーザリクエスト処理ユニットと、ユーザに関連する情報を記憶する少なくとも1つのユーザ情報記憶ユニットと、を備える。通信処理ユニットがユーザ端末からICカード貸与サービスの予約リクエストを受信した場合に、少なくとも1つのユーザリクエスト処理ユニットは、所定のリクエスト受付処理を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、海外から国内への入国に関心のある又は既に国内に入国しているユーザを対象に国内における旅行を支援する技術に関する。より詳細には、本発明は、海外から国内への入国に関心のある又は既に国内に入国しているユーザを対象として国内で利用可能なICカードを貸与するサービスに用いるための旅行支援装置、旅行者支援方法及びコンピュータプログラムに関する。
近年、情報の記録や演算をするために集積回路が組み込まれたICカードは、その利便性故に電子マネー等の電子決済手段としての利用が進んでいる。日本においても、例えば、楽天Edy(登録商標)やNanaco(ナナコ)(登録商標)等のブランド名で知られる電子決済サービスが数多く提供されており、これらサービスは現金をチャージ可能なプリペイド式ICカードの形態としても提供されている。
さらに、日本においては鉄道交通輸送機関が発達していることもあり、鉄道会社各社が、鉄道等の輸送サービスの運賃支払いに利用できる電子マネー機能付き乗車カード(交通系ICカード)を数多く提供しており、これらICカードは全国に渡り各社管理区域で相互に利用可能になっている。加えて、このような交通系ICカードは、決済サービスに加盟する事業者の施設又は店舗であればサービス代金や商品購入代金の支払い決済手段としても利用が可能になっている。
このような交通系ICカードは、所望の金額を予めチャージしておけば、鉄道などの輸送機関を利用する際、チケット等の購入手続を踏むことなく、改札等に設置されたカード・リーダライタに当該ICカードを近接させることにより改札等を通過でき、迅速に構内等に入場することができ、この事に加えて商用施設や飲食店等においても代金の支払い決済手段として利用できるのであるから、その利便性は非常に高く、我が国においては全国規模で普及している。日本で普及が進んでいる交通系ICカードの代表例としては、Suica(登録商標)(東日本旅客鉄道株式会社)、ICOCA(登録商標)(西日本旅客鉄道株式会社)、PASMO(登録商標)(株式会社パスモ)等が挙げらる。外国においても、日本と同程度とは言えないまでも、交通系ICカードは、その利便性から普及が進んでおり、例えばロンドン、香港、シンガポール、パリ、シドニー等の主要都市で利用されている。
地域のビジネスとして発展するインバウンド観光―日本型DMOによる「マーケティング」と「観光品質向上」に向けて-(2013年3月、日本政策投資銀行及び株式会社日本経済研究所編) 平成28年版観光白書(国土交通省観光庁編)
上述の交通系ICカードをはじめとしたICカードは、旅行の際に携帯しておけば旅先での代金の支払いや輸送機関を利用した際の運賃支払いの決済手段としても利用できるものであることから、非常に重宝するものである。
しかしながら、外国人旅行者においては、例えば以下のような問題があることから、ICカードの利用が進んでおらず、外国人旅行者はICカードの利便性を享受できていないのが現状である。
(1)言語上の障壁や購入方法の知識不足等の理由でICカード購入に抵抗がある。
(2)言語上の障壁や手続方法の知識不足、滞在期間の時間的制限等の理由でICカードの返却や保証金・残額の払い戻し手続が面倒に感じる。
(3)現在地から返却窓口までの距離が遠すぎると、移動が面倒であるし移動に費用を要する場合は返却するメリットが無い。
本発明は、上記のような課題を解決し、海外から来る旅行者のICカード利用を促進することを目的として完成されたものである。
なお、非特許文献1の第118頁には、外国人旅行者が入国した空港で交通系ICカードを取得し、途中でチャージ(追加入金)しながら出国する空港で払い戻す流れが想定されること、交通系ICカードからは乗降履歴や買い物履歴が把握できるため、外国人観光客の行動特性や消費行動を知るマーケティング活動にも利用できること等の記載があり、非特許文献2の第61頁には「(2)IoTおもてなしクラウド事業の実施」という項において交通系ICカードやスマートフォン、デジタルサイネージ等と連携して共通のクラウド基盤を活用することなどの記載が見られるが、これら文献には、上述のような具体的課題とそれら課題に対する具体的手段は記載も示唆もされていない。
上記課題を解決するために、本発明の第一の態様によれば、以下の旅行者支援装置が供される。
[1]海外から国内への入国に関心のある又は既に国内に入国しているユーザを対象として国内で利用可能なICカードを貸与するサービスに用いるための旅行者支援装置であって、
上記ユーザが利用する少なくとも1つのユーザ端末と通信ネットワークを介して通信可能に構成された通信処理ユニットと、
上記ユーザが会員登録を目的として入力した個人に関する情報(a)を上記通信処理ユニットが受信した場合に、情報(a)が会員登録に必要な条件を満たしているか否かを判定し、情報(a)が該条件を満たしていると判定した場合に上記ユーザに固有のユーザインターフェースを生成するユーザ登録処理ユニットと、
上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、所定のリクエストを上記通信処理ユニットが受信した場合に、該リクエストの内容を認識し、認識したリクエストの内容に応じて所定の処理を行う少なくとも1つのユーザリクエスト処理ユニットと、
上記ユーザに関連する情報を記憶する少なくとも1つのユーザ情報記憶ユニットと、
を備え、
上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、上記ICカードの貸与を受けたい旨の予約リクエスト及び該ICカードの受取方法に関する情報(b)を上記通信処理ユニットが受信した場合に、上記少なくとも1つのユーザリクエスト処理ユニットは、情報(b)が上記予約リクエストの受付に必要な諸条件を満たしているか否かを判定し、情報(b)が該条件を満たしていると判定した場合には該予約リクエストを受け付けると共に運営者に該予約リクエストが受け付けられた旨を表示せしめるものであり、
上記ユーザに関連する情報は、情報(a)及び(b)を含む、
旅行者支援装置。
[2]登録事業者に関する情報(c)を記憶する登録事業者情報記憶ユニットを更に備え、
上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、上記登録事業者に含まれる者に関する所定の情報を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを上記通信処理ユニットが受信した場合に、上記少なくとも1つのユーザリクエスト処理ユニットは、上記登録事業者情報記憶ユニットに記憶される情報(c)から当該所定の情報を抽出し、かつ上記ユーザインターフェース上に表示せしめるものである、[1]に記載の旅行者支援装置。
[3]情報(c)には、登録事業者が提供するサービス又は商品のカテゴリ及び内容に関する情報、上記ユーザの利用に供する登録事業者施設の地理的情報、上記ICカードの利用可否情報、価格情報、割引情報、優待情報、スタッフの対応可能言語に関する情報、並びに英語表示有無に関する情報からなる群から選択される少なくとも1つの情報が含まれる、[1]又は[2]に記載の旅行者支援装置。
[4]上記ユーザの利用に供する施設又は観光地に関する情報(d)を記憶する施設/観光地情報記憶ユニットを更に備え、
上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、上記施設又は観光地に含まれるものに関する所定の情報を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを上記通信処理ユニットが受信した場合に、上記少なくとも1つのユーザリクエスト処理ユニットは、上記施設/観光地情報記憶ユニットに記憶される情報(d)から当該所定の情報を抽出し、かつ上記ユーザインターフェース上に表示せしめるものである、[1]〜[3]の何れか1つに記載の旅行者支援装置。
[5]上記ユーザが国内滞在期間中に利用するユーザ端末の位置情報を認識する位置情報認識ユニットを更に備え、
上記登録事業者に関する所定の情報を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを上記通信処理ユニットが受信した場合に、又は上記ユーザが検索の対象とする施設又は観光地に関する所定の情報を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを上記通信処理ユニットが受信した場合に、上記少なくとも1つのユーザリクエスト処理ユニットは、上記ユーザ端末の位置情報に基づいて、上記登録事業者情報記憶ユニット及び施設/観光地情報記憶ユニットにそれぞれ記憶された情報(c)及び(d)から、上記位置情報検出ユニットが検出したユーザ端末の位置から所定の範囲内に所在する登録事業者又は施設若しくは観光地に関する所定の情報を抽出し、かつ上記ユーザインターフェース上に表示せしめるものである、[1]〜[4]の何れか1つに記載の旅行者支援装置。
[6]上記リクエストが、上記ユーザが情報の取得を希望する登録事業者又は施設若しくは観光地に対応したコードを上記少なくとも1つのユーザ端末を介して入力し、上記旅行者支援装置に送信することである、[2]〜[5]の何れか1つに記載の旅行者支援装置。
[7]上記通信処理ユニットは、通信ネットワークを介して少なくとも1つの外部記憶媒体に通信可能に構成されており、
上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、上記旅行者支援装置に備えられた記憶ユニットには記憶されていない所定の情報を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを上記通信処理ユニットが受信した場合に、上記少なくとも1つのユーザリクエスト処理ユニットは、上記少なくとも1つの外部記憶媒体を参照し、当該所定の情報を抽出し、上記ユーザインターフェース上に表示せしめるものである、[1]〜[6]の何れか1つに記載の旅行者支援装置。
[8]上記ユーザに関連する情報(e)を収集し、情報(e)を上記少なくとも1つのユーザ情報記憶ユニットに記憶させる情報収集ユニットを更に備える、[1]〜[7]の何れか1つに記載の旅行者支援装置。
[9]情報(e)には、上記ユーザが国内に滞在している間のユーザ行動に関連する情報が含まれる、[1]〜[8]の何れか1つに記載の旅行者支援装置。
[10]上記記憶媒体それぞれに記憶された情報を少なくとも部分的に解析する情報解析ユニットと、その結果得られた解析情報を記憶する解析情報記憶ユニットとを更に備える、[1]〜[9]の何れか1つに記載の旅行者支援装置。
[11]上記解析情報記憶ユニットに記憶される解析情報に基づいて上記登録事業者情報記憶ユニット及び上記施設/観光地情報記憶ユニットに記憶される情報のうち上記ユーザの利用に供し得る情報又は上記ユーザが興味を示し得る情報を上記ユーザインターフェース上に表示せしめる情報表示ユニットを更に備える、[10]に記載の旅行者支援装置。
[12]上記ユーザの利用に供し得る情報又は上記ユーザが興味を示し得る情報が、上記登録事業者情報記憶ユニットに記憶される情報(c)に含まれるものである、[11]に記載の旅行者支援装置。
[13]情報(e)には、上記ユーザにおけるICカードの使用履歴に関する情報が含まれる、[8]〜[12]の何れか1つに記載の旅行者支援装置。
[14]上記ICカードの使用履歴に関する情報には、上記ユーザが商品を購入し又は役務の提供を受けるために代金の支払い決済に上記交通ICカードを利用した場所又は施設若しくは観光地に関する情報、並びに上記ICカードを使用した際の消費金額に関する情報が含まれる、[13]に記載の旅行者支援装置。
[15]
上記ユーザの身分を証明する証明書を発行し、発行した証明書に関する情報を上記少なくとも1つのユーザ情報記憶ユニットに記憶させる証明書発行ユニットを更に備え、
上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、上記証明書を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを上記通信処理ユニットが受信した場合に、上記少なくとも1つのユーザリクエスト処理ユニットは、上記少なくとも1つのユーザ情報記憶ユニットに記憶される当該証明書に関する情報を抽出し、上記ユーザインターフェース上に当該電子証明書を表示せしめるものである、[1]〜[14]の何れか1つに記載の旅行者支援装置。
[16]上記ユーザインターフェースは、SNS機能を有し、かつ上記ユーザは当該SNS機能を用いることにより互いにコミュニケーションを取れるように構成された、[1]〜[15]の何れか1つに記載の旅行者支援装置。
[17]上記ICカードがプリペイド式ICカードである、[1]〜[16]の何れか1つに記載の旅行者支援装置。
[18]上記プリペイド式ICカードが交通系ICカードである、[1]〜[17]の何れか1つに記載の旅行者支援装置。
[19]上記ユーザインターフェースが、上記ユーザ端末において閲覧可能なウェブページ又は上記ユーザ端末において機能可能なアプリケーションソフトウェアの形式で提供できるように構成された、[1]〜[18]の何れか1つに記載の旅行者支援装置。
[20]上記ユーザインターフェースが、多言語表示機能を有し、該ユーザインターフェースにおける多言語表示機能が実現できるように構成された、[1]〜[19]の何れか1つに記載の旅行者支援装置。
加えて、本発明の別の態様によれば、以下の旅行者支援方法が提供される。
[21]海外から国内への入国に関心のある又は既に国内に入国しているユーザを対象として国内で利用可能なICカードを貸与するサービスに用いるための旅行者支援方法であって、
(i)上記ユーザが利用する少なくとも1つのユーザ端末から、通信ネットワークを介して、該ユーザが会員登録を目的として入力した個人に関する情報(a)を受信した場合に、情報(a)が会員登録に必要な条件を満たしているか否かを判定し、情報(a)が該条件を満たしていると判定した場合に上記ユーザに固有のユーザインターフェースを生成する処理を実行する工程;
(ii)上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、所定のリクエストを受信した場合に、該リクエストの内容を認識し、認識したリクエストの内容に応じて所定の処理を実行する工程;並びに
(iii)上記ユーザに関連する情報を少なくとも1つの記憶媒体に記憶させる処理を実行する工程、
を含み、
工程(ii)における上記処理は、上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、上記ICカードの貸与を受けたい旨の予約リクエスト及び該ICカードの受取方法に関する情報(b)を受信した場合に、情報(b)が上記予約リクエストの受付に必要な諸条件を満たしているか否かを判定し、情報(b)が該条件を満たしていると判定した場合に運営者に該予約リクエストが受け付けられた旨を表示せしめる処理を含み、
上記ユーザに関連する情報は、情報(a)及び(b)を含む、
旅行者支援方法。
[22]工程(ii)における上記処理は、上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、上記登録事業者に含まれる者に関する所定の情報を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを受信した場合に、登録事業者に関する情報(c)を記憶する記憶媒体から当該所定の情報を抽出し、かつ上記ユーザインターフェース上に表示せしめる処理を更に含む、[21]に記載の旅行者支援方法。
[23]情報(c)には、登録事業者が提供するサービス又は商品のカテゴリ及び内容に関する情報、上記ユーザの利用に供する登録事業者施設の地理的情報、上記ICカードの利用可否情報、価格情報、割引情報、優待情報、スタッフの対応可能言語に関する情報、並びに英語表示有無に関する情報からなる群から選択される少なくとも1つの情報が含まれる、[21]又は[22]に記載の旅行者支援方法。
[24]工程(ii)における上記処理は、上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、施設又は観光地に関する所定の情報を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを受信した場合に、上記ユーザの利用に供する施設又は観光地に関する情報(d)を記憶する記憶媒体から当該所定の情報を抽出し、かつ上記ユーザインターフェース上に表示せしめる処理を更に含む、[21]〜[23]の何れか1つに記載の旅行者支援方法。
[25]工程(ii)における上記処理は、上記ユーザが国内滞在期間中に利用するユーザ端末の位置情報を認識する共に、上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、上記登録事業者に関する所定の情報を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを受信した場合に、又は上記ユーザが検索の対象とする施設又は観光地に関する所定の情報を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを受信した場合に、上記ユーザ端末の位置情報に基づいて、上記記憶媒体に記憶された情報(c)及び(d)から当該所定の情報を抽出し、かつ上記ユーザインターフェース上に表示せしめる処理を更に含む、[21]〜[24]の何れか1項に記載の旅行者支援方法。
[26]上記リクエストが、上記ユーザが情報の取得を希望する登録事業者又は施設若しくは観光地に対応したコードを上記少なくとも1つのユーザ端末を介して入力し、運営者側システムに送信することである[22]〜[25]の何れか1つに記載の旅行者支援方法。
[27]工程(ii)における上記処理は、上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、上記ユーザが運営者側システムに備えられた記憶媒体には記憶されていない所定の情報を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを受信した場合に、通信ネットワークを介して少なくとも1つの外部サーバを参照し、当該所定の情報を抽出し、上記ユーザインターフェース上に表示せしめる処理を更に含む、[21]〜[26]の何れか1つに記載の旅行者支援方法。
[28](iv)上記ユーザに関連する情報(e)を収集し、情報(e)を上記少なくとも1つの記憶媒体に記憶させる処理を実行する工程を更に含む、[21]〜[27]の何れか1つに記載の旅行者支援方法。
[29]情報(e)には、上記ユーザが国内に滞在している間のユーザ行動に関連する情報が含まれる、[21]〜[28]の何れか1つに記載の旅行者支援方法。
[30](v)上記記憶媒体それぞれに記憶された情報を少なくとも部分的に解析し、その結果得られた解析情報を記憶媒体に記憶させる処理を実行する工程を更に含む、[21]〜[29]の何れか1つに記載の旅行者支援方法。
[31](vi)上記解析情報に基づいて上記記憶媒体に記憶される情報のうち上記ユーザの利用に供し得る情報又は上記ユーザが興味を示し得る情報を上記ユーザインターフェース上に表示する処理を実行する工程を更に含む、[30]に記載の旅行者支援方法。
[32]上記ユーザの利用に供し得る情報又は上記ユーザが興味を示し得る情報が、情報(c)に含まれるものである、[31]に記載の旅行者支援方法。
[33]情報(e)には、上記ユーザにおけるICカードの使用履歴に関する情報が含まれる、[28]〜[32]の何れか1つに記載の旅行者支援方法。
[34]上記ICカードの使用履歴に関する情報には、上記ユーザが商品の購入し又は役務の提供を受けるために代金の支払い決済に上記交通ICカードを利用した場所又は施設若しくは観光地に関する情報、並びに上記ICカードを使用した際の消費金額に関する情報が含まれる、[33]に記載の旅行者支援方法。
[35](vii)上記ユーザの身分を証明する証明書を発行し、発行した証明書に関する情報を上記少なくとも1つの記憶媒体に記憶させる処理を実行する工程を更に含み、
工程(ii)における上記処理は、上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、上記証明書を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを受信した場合に、上記少なくとも1つの記憶媒体に記憶された当該証明書に関する情報を抽出し、上記ユーザインターフェース上に当該証明書を表示せしめる処理を含む、[21]〜[24]の何れか1つに記載の旅行者支援方法。
[36](viii)上記ユーザインターフェースは、SNS機能を有し、上記ユーザが当該ユーザインターフェースを介して互いにコミュニケーションを取れるにする処理を実行する工程を更に含む、[21]〜[35]の何れか1つに記載の旅行者支援方法。
[37]上記ICカードがプリペイド式ICカードである、[21]〜[36]の何れか1つに記載の旅行者支援方法。
[38]上記プリペイド式ICカードが交通系ICカードである、[21]〜[37]の何れか1つに記載の旅行者支援方法。
[39](ix)上記ユーザインターフェースが、上記ユーザ端末において閲覧可能なウェブページ又は上記ユーザ端末において機能可能なアプリケーションソフトウェアの形式で提供できるようにする処理を更に実行する工程を含む、[21]〜[38]の何れか1つに記載の旅行者支援方法。
[40](x)上記ユーザインターフェースが、多言語表示機能を有し、該ユーザインターフェースにおける多言語表示機能を実現する処理を更に実行する工程を含む、[21]〜[39]の何れか1つに記載の旅行者支援方法。
更に加えて、本発明の更なる別の態様によれば、以下のコンピュータプログラムが提供される。
[41]海外から国内への入国に関心のある又は既に国内に入国しているユーザを対象として国内で利用可能なICカードを貸与するサービスに用いるためのコンピュータプログラムであって、
(i)上記ユーザが利用する少なくとも1つのユーザ端末から、通信ネットワークを介して、該ユーザが会員登録を目的として入力した個人に関する情報(a)を受信した場合に、情報(a)が会員登録に必要な条件を満たしているか否かを判定し、情報(a)が該条件を満たしていると判定した場合に上記ユーザに固有のユーザインターフェースを生成する処理;
(ii)上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、所定のリクエストを受信した場合に、該リクエストの内容を認識し、認識したリクエストの内容に応じて所定の処理を実行する工程;並びに
(iii)上記ユーザに関連する情報を少なくとも1つの記憶媒体に記憶させる処理、
を実行させ、
(ii)における上記処理は、上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、上記ICカードの貸与を受けたい旨の予約リクエスト及び該ICカードの受取方法に関する情報(b)を受信した場合に、情報(b)が上記予約リクエストの受付に必要な諸条件を満たしているか否かを判定し、情報(b)が該条件を満たしていると判定した場合に運営者に該予約リクエストが受け付けられた旨を表示せしめる処理を含み、
上記ユーザに関連する情報は、情報(a)及び(b)を含む、
コンピュータプログラム。
[42](ii)における上記処理は、上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、上記登録事業者に含まれる者に関する所定の情報を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを受信した場合に、登録事業者に関する情報(c)を記憶する記憶媒体から当該所定の情報を抽出し、かつ上記ユーザインターフェース上に表示せしめる処理を更に含む、[41]に記載のコンピュータプログラム。
[43]情報(c)には、登録事業者が提供するサービス又は商品のカテゴリ及び内容に関する情報、上記ユーザの利用に供する登録事業者施設の地理的情報、上記ICカードの利用可否情報、価格情報、割引情報、優待情報、スタッフの対応可能言語に関する情報、並びに英語表示有無に関する情報からなる群から選択される少なくとも1つの情報が含まれる、[41]又は[42]に記載のコンピュータプログラム。
[44](ii)における上記処理は、上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、施設又は観光地に関する所定の情報を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを受信した場合に、上記ユーザの利用に供する施設又は観光地に関する情報(d)を記憶する記憶媒体から当該所定の情報を抽出し、かつ上記ユーザインターフェース上に表示せしめる処理を更に含む、[41]〜[43]の何れか1つに記載のコンピュータプログラム。
[45](ii)における上記処理は、上記ユーザが国内滞在期間中に利用するユーザ端末の位置情報を認識する共に、上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、上記登録事業者に関する所定の情報を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを受信した場合に、又は上記ユーザが検索の対象とする施設又は観光地に関する所定の情報を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを受信した場合に、上記ユーザ端末の位置情報に基づいて、上記記憶媒体に記憶された情報(c)及び(d)から当該所定の情報を抽出し、かつ上記ユーザインターフェース上に表示せしめる処理を更に含む、[41]〜[44]の何れか1項に記載のコンピュータプログラム。
[46]上記リクエストが、上記ユーザが情報の取得を希望する登録事業者又は施設若しくは観光地に対応したコードを上記少なくとも1つのユーザ端末を介して入力し、運営者側システムに送信することである、[42]〜[45]の何れか1つに記載のコンピュータプログラム。
[47]工程(ii)における上記処理は、上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、上記ユーザが運営者側システムに備えられた記憶媒体には記憶されていない所定の情報を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを受信した場合に、通信ネットワークを介して少なくとも1つの外部サーバを参照し、当該所定の情報を抽出し、上記ユーザインターフェース上に表示せしめる処理を更に含む、[41]〜[46]の何れか1つに記載のコンピュータプログラム。
[48](iv)上記ユーザに関連する情報(e)を収集し、情報(e)を上記少なくとも1つの記憶媒体に記憶させる処理を更に実行する、[41]〜[47]の何れか1つに記載のコンピュータプログラム。
[49]情報(e)には、上記ユーザが国内に滞在している間のユーザ行動に関連する情報が含まれる、[41]〜[48]の何れか1つに記載のコンピュータプログラム。
[50](v)上記記憶媒体それぞれに記憶された情報を少なくとも部分的に解析し、その結果得られた解析情報を記憶媒体に記憶させる処理を更に実行する、[41]〜[49]の何れか1つに記載のコンピュータプログラム。
[51](vi)上記解析情報に基づいて上記記憶媒体に記憶される情報のうち上記ユーザの利用に供し得る情報又は上記ユーザが興味を示し得る情報を上記ユーザインターフェース上に表示する処理を更に実行する、[50]に記載のコンピュータプログラム。
[52]上記ユーザの利用に供し得る情報又は上記ユーザが興味を示し得る情報が、情報(c)に含まれるものである、[51]に記載のコンピュータプログラム。
[53]情報(e)には、上記ユーザにおけるICカードの使用履歴に関する情報が含まれる、[48]〜[52]の何れか1つに記載のコンピュータプログラム。
[54]上記ICカードの使用履歴に関する情報には、上記ユーザが商品の購入し又は役務の提供を受けるために代金の支払い決済に上記交通ICカードを利用した場所又は施設若しくは観光地に関する情報、並びに上記ICカードを使用した際の消費金額に関する情報が含まれる、[53]に記載のコンピュータプログラム。
[55](vii)上記ユーザの身分を証明する証明書を発行し、発行した証明書に関する情報を上記少なくとも1つの記憶媒体に記憶させる処理を更に実行し、
(ii)における上記処理は、上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、上記証明書を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを受信した場合に、上記少なくとも1つの記憶媒体に記憶された当該証明書に関する情報を抽出し、上記ユーザインターフェース上に当該証明書を表示せしめる処理を含む、[41]〜[54]の何れか1つに記載のコンピュータプログラム。
[56](viii)上記ユーザインターフェースは、SNS機能を有し、上記ユーザが当該ユーザインターフェースを介して互いにコミュニケーションを取れるにする処理を更に実行する、[41]〜[55]の何れか1つに記載のコンピュータプログラム。
[57]上記ICカードがプリペイド式ICカードである、[41]〜[56]の何れか1つに記載のコンピュータプログラム。
[58]上記プリペイド式ICカードが交通系ICカードである、[41]〜[57]の何れか1つに記載のコンピュータプログラム。
[59](ix)上記ユーザインターフェースが、上記ユーザ端末において閲覧可能なウェブページ又は上記ユーザ端末において機能可能なアプリケーションソフトウェアの形式で提供できるようにする処理を更に実行する工程を含む、[41]〜[58]の何れか1つに記載のコンピュータプログラム。
[60](x)上記ユーザインターフェースが、多言語表示機能を有し、該ユーザインターフェースにおける多言語表示機能を実現する処理を更に実行する工程を含む、[41]〜[59]の何れか1つに記載のコンピュータプログラム。
[61][21]〜[40]の何れか1つに記載の旅行者支援方法を実施するために用いられる、少なくとも1つのコンピュータプログラム。
[62]ユーザ端末に含まれる記憶媒体にインストールされ、かつ上記ユーザインターフェースを実現するためのコンピュータプログラムを含む、[61]に記載の少なくとも1つのコンピュータプログラム。
[63]運営者端末に含まれる記憶媒体にインストールされ、[1]〜[20]の何れか1つに記載の旅行者支援装置を実現するためのコンピュータプログラムを含む、[61]又は[62]に記載の少なくとも1つのコンピュータプログラム。
さらに加えて、本発明の更なる別の態様によれば以下のハードウェアが提供される。
[63][41]〜[63]の何れか1つに記載のコンピュータプログラムがインストール又は記憶された記憶媒体。
[64][63]に記載の記憶媒体を備えたコンピュータ。
なお、本発明の上記各態様においてさらに取り得る実施形態ないし変形例が以下に例示される。
本発明によれば、外国からの旅行者のICカード利用を促進し、該旅行者の国内滞在をより快適なものとすることができる。本発明の特定の実施形態によれば、外国からの旅行者による交通系ICカードの利用を促進できることから、駅等の交通輸送機関におけるスタッフが旅行者への対応労力を軽減できる。さらに、この場合、旅行者も改札口等をスムーズに通過し、電車等の乗物に乗ることができることから、輸送機関での旅行者の混雑を防止できる。さらに、本発明の特定の実施形態によれば、外国からの旅行者の再訪問を促進し、その結果旅行者数を増加し、かつ維持できるので、観光事業者やサービス事業者等は旅行者の消費活動による利益増加が見込め、さらに国レベルで経済を活性化できる。
図1は、本発明の実施形態に係る旅行者支援装置において実現される機能を模式的に示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態に係る旅行者支援装置により実現されるユーザインターフェース(会員登録画面)の一例を示す図である。 図3(a)は、本発明の実施形態に係る旅行者支援装置により実現されるユーザインターフェース(ユーザ固有のページ)の一例を示す図である。図3(b)は、本発明の実施形態に係る旅行者支援装置により実現される機能を説明する図である。 図4(a)〜(e)は、本発明の実施形態に係る旅行者支援装置により実現されるユーザインターフェース(ICカード貸与サービスの予約情報入力画面)の一例を示す図である。 図5(a)〜(c)は、本発明の実施形態に係る旅行者支援装置により実現されるユーザインターフェース(情報検索画面及び情報表示画面)の一例を示す図である。 図6(a)〜(c)は、本発明の実施形態に係る旅行者支援装置により実現されるユーザインターフェース(情報検索画面と情報表示画面)の別の例を示す図である。 図7(a)〜(c)は、本発明の実施形態に係る旅行者支援装置により実現されるユーザインターフェース(情報検索画面と情報表示画面)の更なる別の例を示す図である。 図8(a)及び(b)は、本発明の実施形態に係る旅行者支援装置により実現されるユーザインターフェース(情報検索画面と情報表示画面)の更なる別の例を示す図である。 図9(a)〜(d)は、本発明の実施形態に係る旅行者支援装置により実現されるユーザインターフェース(情報検索画面と情報表示画面)の更なる別の例を示す図である。 図10は、本発明の実施形態に係る旅行者支援装置により実現されるユーザインターフェース(情報検索画面と情報表示画面)の更なる別の例を示す図である。 図11(a)〜(e)は、QRコード及び管理コードを利用した情報表示リクエスト処理の一例を示す図である。 図12(a)〜(c)は、本発明に係る旅行者支援装置におけるユーザ情報収集方法の一例を示す図である。 図13(a)〜(d)は、本発明において実現され得るユーザ用記録機能(情報収集ユニット)の一例を示す図である。 図14(a)〜(e)は、本発明において実現され得る情報解析機能の一例を示す図である。 図15は、本発明において実現され得る情報解析機能の別の例を示す図である。 図16(a)〜(e)は、本発明において採用され得るSNS機能の一例を示す図である。 図17(a)及び(b)は、本発明において採用され得る簡易フレーズ表示機能の一例を示す図である。 図18(a)〜(d)は、本発明において採用され得る証明書発行機能の一例を示す図である。
まず、本発明に係る旅行者支援装置は、「海外から国内への入国に関心のある又は既に国内に入国しているユーザを対象として国内で利用可能なICカードを貸与するサービスに用いるための旅行者支援装置」である。
ここで、「海外」及び「国内」という用語の意義については、「国内」とはICカードを貸与するサービスが提供される国を指し、「海外」とはICカードを貸与するサービスが提供される国以外の地域ないし外国を指す。加えて、本発明において「ユーザ」とは、このようにICカードを貸与するサービスが提供される国に、該国以外の地域ないし外国から入国してくる個人を意味するが、国籍は問わない。本発明においては、ユーザが「国内」で一般に用いられている言語が理解できない又は理解に困難がある海外に居住する者である場合、英語表示や多言語表示を採用する実施形態を採用することが特に好ましい。このような実施形態を採用すれば、ユーザが言語の障害無く、確実又は容易に本発明の利便性を享受できるからである。
加えて、「ICカード」とは、同用語の一般的な意味において理解すれば足り、具体的には情報の記録や演算をするために集積回路が組み込まれたカードであるが、商業的には支払いの決済手段として利用可能なものである。本発明においてICカードは、特に限定されるものでもないが、具体的にはプリペイド式ICカードであり、電子マネーとして予めチャージまたは自動チャージ可能なICカードであることが好ましい。このようなICカードには、交通系ICカードが含まれ、日本で利用可能な交通系ICカードとしては、例えば、Suica(登録商標)(東日本旅客鉄道株式会社)、ICOCA(登録商標)(西日本旅客鉄道株式会社)、日本においてはPASMO(登録商標)(株式会社パスモ)等が挙げられる
なお、説明するまでもないが、「ICカード」はICカードを貸与するサービスが提供される「国内」において利用可能なものである。
本発明においては、「既に国内に入国しているユーザ」のみならず「海外から国内への入国に関心のあるユーザ」もサービス提供の対象としている。ここで、「海外から国内への入国に関心のある」とは、「海外」から「国内」への具体的入国予定のある個人ばかりではなく、「国内」への旅行等に関心のある個人全般を含む意味である。具体的入国予定のある個人を対象とする場合、本発明に係る旅行者支援装置においては、通信ネットワークを介した送受信により事前会員登録を前提条件とするものであり、これによってユーザが入国する前であってもICカード貸与サービスの予約ができる。この場合、ユーザは、旅行先となる「国内」に入国する前にICカード貸与の予約をすれば、入国して早々にICカードの貸与を受けられ、入国直後から帰国直前までの滞在期間全体を通してICカードを有効活用すること可能となる。つまり、「海外から国内への入国に関心のあるユーザ」にとって、入国前における予約の形態の方がむしろ本発明の利便性を享受できる。加えて、「国内」への旅行等に関心のある個人が対象となる場合、いくつかの実施形態においては、会員登録をすることにより本発明の旅行者支援装置を介して「国内」の情報を入手できることが可能となり、それら入手した情報により「国内」への具体的かつ妥当な旅行プランを立てることもできる。さらに、「国内」への旅行等に関心のある個人に対しては、後述の情報表示機能を採用する実施形態においては、「国内」への旅行等の関心をより高め、このような個人の国内への訪問を促進することができる。
次に、本発明に係る旅行者支援装置の一の実施形態について図1を参照して説明する。
まず、本発明に係る旅行者支援装置1は、図1に示すとおり、ユーザが利用するユーザ端末(2a、2b・・・)、外部サーバ(外部記憶媒体)(4a、4b・・・)、登録事業者端末(4a、4b・・・)と通信ネットワークNWを介して通信可能に接続されている。
ユーザが利用するユーザ端末とは、上述のサービス提供の対象となる個人が利用する端末を指し、例えば、デスクトップ型パソコンやノートブック型パソコンを含むパーソナルコンピュータ、PDA(パーソナル・データ・アシスタンス)、タブレット端末やスマートフォン等の携帯型端末等を含み、ディスプレイ、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力手段を備えていてもよい。加えて、特に旅行者支援装置1とのデータ送受信を実現させるため、所定のブラウザソフトウェアがインストールされていることが前提条件とされてもよいし、又は運営者側が別途用意したユーザインターフェース(専用アプリケーションソフトウェア)をインストールすることが旅行者支援装置1利用の前提条件とされてもよい。特に後者を選択した場合にあっては、例えば、スマートフォンやタブレット等、比較的小型の形態型端末でも見やすさや機能面を重視した設計も考慮され、このような場合においては、ユーザフレンドリーなユーザインターフェースを提供し得る。
外部サーバ(外部記憶媒体)(4a、4b・・・)については、後述のとおり、旅行者支援装置1の内部に予め用意され、各種情報を記憶/蓄積する記憶ユニット(記憶媒体)には存在しない情報をユーザからユーザ端末において表示する旨のリクエストを受信した場合に、それらの情報を、通信ネットワークNWを介して外部サーバを参照することで入手し、ユーザ端末において表示するためのものである。本発明においては、外部サーバ(外部記憶媒体)は、通信ネットワークを介して通信可能であり、かつ利用可能な情報を保有するものであれば特に限定されるものではない。
登録事業者端末(4a、4b・・・)の「登録事業者」の意味について説明すると、以下に説明の通り、本発明におけるICカード貸与サービスに付随し、幾つかの実施形態においては、商業施設や飲食店等を含む事業者と別途契約等交し、加盟事業者として登録してもらい、このような登録事業者のサービス等をユーザに紹介等して国内滞在時に利用してもらう。このような実施形態においては、ユーザは加盟事業者のサービス等を国内滞在中に利用することで有意義な時間を過ごせると共に、加盟事業者は、旅行者支援装置1を通して自己のサービス等を提供することにより顧客増加や利益の増加を図ることができるというメリットがある。なお、本実施形態においては、登録事業者の端末(4a、4b・・・)と旅行者支援装置1とが、通信ネットワークNWを介して通信可能とされているが、その意義については後述する。
次に、本発明の旅行者支援装置の機能部について説明する。
まず、本発明の旅行者支援装置全般は、通信処理ユニット23、ユーザ登録処理ユニット11、ユーザリクエスト処理ユニット12及び少なくとも1つのユーザ情報記憶ユニット18を必須の機能部として備えるものである。
さらに、特に本実施形態に旅行者支援装置1においては、図1に示すとおり、上記機能部に加え、位置情報認識ユニット13、情報収集ユニット14、情報解析ユニット15、情報表示ユニット16、証明書発行ユニット17、登録事業者情報記憶ユニット19、施設/観光地情報記憶ユニット20、解析情報記憶ユニット21、及び機能制御ユニット22を更に備える。
本発明に係る旅行者支援装置においては、CPU(セントラル・プロセシング・ユニット;中央処理装置)、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)、ROM(リード・オンリー・メモリ)、ハードディスクドライブ等を含むハードウェア資源と、CPUが実行するコンピュータプログラム等のソフトウェア資源を備えることにより、上記機能部を含む各機能部が実現され得る。
通信処理ユニット23は、旅行者支援装置1が、上記ユーザが利用する少なくとも1つのユーザ端末(2a、2b)、登録事業者が利用する端末(3a、3b)、外部サーバ(外部記憶媒体)(4a、4b)等の端末と通信ネットワークNWを介して通信可能とならしめる機能部である。即ち、通信処理ユニット23は、これらの外部の端末と通信ネットワークNWを介してデータの送受信処理を実行する。
通信処理ユニット23の存在により、ユーザ端末等から所定の処理リクエストを受信し、外部サーバから所定の情報を入手し、ユーザ端末等に所定の情報を送信して表示させたりすること等の処理が実現する。
ユーザが、本実施形態に係る旅行者支援装置1の利用を希望する場合に、ユーザ端末を介し、ユーザ登録のために個人に関する情報(a)を入力する。通信ネットワークNWを介して情報(a)を通信処理ユニット23が受信すると、ユーザ登録処理ユニット11は、情報(a)がユーザ登録に必要な条件を満たしているか否かを判定し、情報(a)が該条件を満たしていると判定した場合には、ユーザに固有のユーザインターフェースを生成する。
個人に関する情報(a)は、例えば、ユーザの氏名、国籍、パスポート番号、メールアドレス、ログインのための希望パスワード等が挙げられる。
ユーザ登録処理ユニット11は、上述の如き情報(a)を通信処理ユニット23が受信した場合に、受信した情報(a)が予め設定した条件に該当している場合に、会員登録を許可し、ユーザに固有のユーザインターフェースを生成する。ここで、情報(a)が予め設定した条件に該当するか否かというのは、情報(a)の内容実質が予め会員登録のために必要な条件に合致している場合に会員登録許可と決定するものであってもよいし、単に情報(a)の各項目の記入漏れや使用不可である文字や記号の入力が無い場合(単に入力上の形式的ミスが無い場合)に会員登録許可と決定するものであってもよく、あるいはこれら条件の両方を課すものであってもよい。
ユーザ端末において、ユーザがこれら情報(a)を入力するための手段としては、専用アプリケーションソフトウェアやウェブの形式が考えられ、例えば図2に示すような画面を表示する専用アプリケーションソフトウェア(スマートフォンにおいては所謂アプリと呼ばれるもの等)が挙げられる。なお、図2に示すものは、日本語表示のユーザインターフェースを示しているが、言うまでもなく、本発明においては日本語に限定されるものでもなく、本発明の趣旨からすれば英語や日本語以外の言語による多言語表示ができる形態が好ましく採用される。
図2に示すユーザインターフェースの場合、ユーザは、英語(アルファベット)表記の氏名、国籍、パスポート番号、メールアドレス、希望パスワードを入力することがユーザ登録の前提条件となる。このうち国籍については、予め準備されている国名のマルチプルチョイスから1つを選択すれば足りるので選択さえしていればユーザ登録の形式的条件については満たす。英語(アルファベット)表記の氏名についてはアルファベットの文字列が入力され、パスポート番号も半角英数字等の文字列が入力されている限り形式条件は満たすと判断されてもよく、メールアドレスや希望パスワードも予め規定した形式的条件を満たせばユーザ登録を許可すると判定してもよい。しかしながら、本発明は、このような形式的条件のみを課す態様には限られず、後述の証明書発行ユニット16で要求するようなパスポートの撮影像等のイメージの送信を要求し、そのイメージの内容とユーザが実際に入力した氏名、国籍、パスポート番号等の内容が一致している場合に限り、ユーザ登録を許可するというのでもよい。なお、両者の内容が一致しているか否かの判定は、運営者側端末上に両者の情報を表示の上、運営者スタッフが目視で確認してもよいし又は所定のコンピュータプログラムを準備してコンピュータに自動判別させてもよい。
上述のとおり、ユーザ登録処理ユニット11が、ユーザ端末から送信され、受信した情報(a)が所定の条件を満たしていると判定した場合、ユーザ登録処理ユニット11は、ユーザに固有のユーザインターフェースを生成する。ユーザに固有のユーザインターフェースとは、より具体的には、ブラウザー等のソフトウェアにより認識される各ユーザに固有のウェブページであってもよく、又はスマートフォンやタブレット端末等で機能する専用アプリケーションソフトウェアにより生成されるユーザ固有のページが挙げられる。例えば、ユーザ登録処理ユニット11により生成されるユーザに固有のユーザインターフェースとしては、図3(a)に示すような各ユーザに固有のマイページ(Mypage)の画面表示により提供されてもよく、このようなマイページは、具体的にはスマートフォンやタブレット端末等で機能する専用アプリケーションソフトウェアと協働することにより生成される。
なお、旅行者支援装置1において、通信処理ユニット23が受信したユーザの個人に関する情報(a)は、ユーザ情報記憶ユニット18に記憶され、その後、各種処理において適宜参照され得る。
次に、少なくとも1つのユーザリクエスト処理ユニット12は、ユーザ端末から、ユーザが、ユーザインターフェースを介して各種処理リクエストを送信し、上記通信処理ユニット23がこれを受信した場合に、リクエストの内容を認識し、認識したリクエストの内容に応じて適切な各種処理を実行する機能部である。
以下、ユーザ端末から送信される具体的な処理リクエストの例と、各処理リクエストに対し、ユーザリクエスト処理ユニット12が実行する具体的処理について説明する。
まず、本発明に係る旅行者支援装置1は、海外から国内への入国に関心のある又は既に国内に入国しているユーザを対象として国内で利用可能なICカードを貸与するサービスに用いるためのものであることから、ユーザ端末から送信される処理リクエストの一つとしてICカードの貸与を受けたい旨の予約リクエストを受信することを前提としている。
従って、ユーザ端末からICカードの貸与を受けたい旨の予約リクエスト及び該ICカードの受取方法に関する情報(b)を通信処理ユニット23が受信した場合には、上記少なくとも1つのユーザリクエスト処理ユニットは、情報(b)が上記予約リクエストの受付に必要な諸条件を満たしているか否かを判定し、情報(b)が該条件を満たしていると判定した場合に運営者に情報(b)を表示せしめる。
なお、情報(b)が上記予約リクエストの受付に必要な諸条件を満たしているか否かを判定するに際し、該諸条件は、運営者側で適宜に設定すればよく、特に限定されるものでもない。上述のユーザ登録の条件と同様、情報(b)の内容実質が予め設定した予約受付に必要な条件に合致している場合に予約を受け付けるものとしてもよいし、単に情報(b)の各項目の記入漏れや使用不可である文字や記号の入力が無い場合等、入力上の形式的ミスが無い場合に受付するというのでもよく、又はそれら条件の両方を課すものであってもよい。
ユーザ端末において、ユーザが予約リクエスト及びこれら情報(b)を入力するためのユーザインターフェースとしては、専用アプリケーションソフトウェアやウェブの形態で提供されるものが考えられ、例えば図4に示すような画面を表示する専用アプリケーションソフトウェア(スマートフォンにおいては所謂アプリと呼ばれるもの等)が挙げられる。
図4に示すユーザインターフェースは、特に本発明における「国内」が日本である場合を示している。まず、図4(a)に示す初期選択画面においてユーザが「初めてご利用の方(入国前の予約)」を選択すると、図4(b)の次画面が表示され、ユーザは、日本入国空港名、入国日(日本への入国日)及び空港への到着時間帯、並びに出国日を選択又は入力する。ここで、入力した空港への到着時間帯が空港施設内等にある郵便局でICカードを受け取ることが出来ない時間帯に該当する場合、指定した宿泊先のみ受け取りが可能である旨を表示するフローが予め組まれており、図4(b)に示される通りその了承の確認を求めるダイアログボックスやボタンが表示される。ユーザがこれを了承する入力をすると、図4(c)に示す画面が表示され、ユーザは、ICカードの受取人氏名、受け取る場所、ICカードの必要枚数、ICカードへの事前チャージ金額を入力し、次いで図4(d)に示す決済画面に進むために「支払する」の確認ボタンを押す。図4(d)の決済画面においては、チャージ金額、本サービスの利用料、並びに合計金額が表示されると共に、電子決済の方法が幾つか示される。ユーザが金額を確認し、希望する電子決済方法のボタンを押すと、図4(e)に示すとおり料金支払いが完了したこと並びに予約が成立したことを示す画面が表示される。
つまり、情報(b)は、ICカードの受取人氏名、受け取る場所、ICカードの必要枚数、ICカードへの事前チャージ金額等の情報を含み、ユーザによって入力され、旅行者支援装置1に向け送信され、旅行者支援装置1によって受信される情報である。ユーザがユーザインターフェース画面を操作する間、旅行者支援装置1はユーザが入力した情報を受信し、ユーザリクエスト処理ユニット12は入力情報を識別し、入力情報が適当なものであれば次画面を表示させ、又は決済処理を行うなどの処理を実行するのである。
以上のとおり、ユーザ端末からICカードの貸与を受けたい旨の予約リクエストが受け付けられると、ユーザリクエスト処理ユニット12は運営者スタッフに予約リクエストが受け付けられたことを運営者側端末を介して何らかの形態で通知する。そして、運営者スタッフは、情報(b)を参照し、情報(b)の内容に沿ってICカードを手配し、ICカードに必要金額をチャージし、郵送等の適宜の手段により入国したユーザに該ICカードを提供すればよい。
なお、旅行者支援装置1において、通信処理ユニット23が受信した上記情報(b)は、ユーザ情報記憶ユニット18に記憶され、その後、各種処理において適宜参照され得る。
上述のとおり、本発明に係る旅行者支援装置1において、ユーザリクエスト処理ユニット12は、本発明装置の用途の性質上、ユーザ端末からのICカードの貸与を受けたい旨の予約リクエストの受付に関連した処理を実行することが必須とされている。
しかしながら、ユーザリクエスト処理ユニット12は、上記処理に限定されるものでもなく、それ以外にもユーザ端末から送信される所定の処理リクエストを通信処理ユニット23が受信した場合に、適当な処理を実行し得るように構成することができ、本実施形態の旅行者支援装置1のように多機能化することができる。
ユーザリクエスト処理ユニット12が、ユーザのリクエストに応じて実行する主な処理としては、ユーザ端末のユーザインターフェースにおける各種情報の表示が挙げられる。
以下、表1に、ユーザ端末から送信される情報表示リクエスト、並びに対応するユーザリクエスト処理ユニット12による情報表示処理の主な具体例を示す。
本実施形態に係る旅行者支援装置1においては、ユーザ端末から各種情報の表示のリクエストがなされることに備え、登録事業者情報ユニット19、施設/観光地記憶ユニット20が構成されている。ユーザ端末からの各種情報表示のリクエストを受信した場合に、ユーザリクエスト処理ユニット12がユーザ端末に送信すべき情報を検索ないし抽出するソースとして登録事業者情報ユニット19及び施設/観光地記憶ユニット20が旅行者支援装置1の内部に少なくとも1つの記憶媒体等を用いて構築されている。これらの記憶ユニットに、ユーザが求める情報が存在しない場合は、ユーザリクエスト処理ユニット12は、必要に応じて外部サーバ(外部記憶媒体)4a,4bを参照してもよい。
例えば、図5に示す例で言えば、図5(a)に示すように、ユーザがユーザ端末上に表示されたユーザインターフェースにおいて「現在地から周辺の観光スポット」を選択すると、その情報表示リクエストが旅行者支援装置1に送信され、通信処理ユニット23がこれを受信する。そうすると、ユーザリクエスト処理ユニット12は、登録事業者情報ユニット19に記憶される情報を参照し、その情報のうちリクエスト内容に対応する部分の情報を抽出してユーザ端末に送信する。その結果、ユーザ端末においては、ユーザインターフェースを介して図5(b)に示す画面により該情報が表示される。また、図5(a)に示すように、ユーザ端末に表示されたユーザインターフェースにおいて「現在地から役に立つ割引情報」が選択されると、同様のプロセスを経て、ユーザリクエスト処理ユニット12は、登録事業者情報ユニット19に記憶される情報のうちリクエスト内容に対応する情報を抽出してユーザ端末に送信する。その結果、ユーザ端末においては、図5(c)に示す画面により該情報が表示されことになる。
ここで、図5では「現在地から周辺の観光スポット」を選択する例が示されており、このような情報検索を可能にするためにはユーザ端末の現在位置を認識することが必要不可欠となる。本実施形態に係る旅行者支援装置1においては、ユーザの「現在地」を認識する機構として、ユーザ端末の位置情報を認識する位置情報認識ユニット13が備えられている。この場合、例えば、ユーザ端末のGPS機能を利用し、旅行者支援装置1は、位置情報認識ユニット13を介してユーザ端末の現在地を認識することができる。このようにして認識したユーザ端末の現在地の情報に基づいて、ユーザリクエスト処理ユニット12は、登録事業者情報ユニット19及び施設/観光地記憶ユニット20それぞれに記憶される情報(c)及び(d)から、ユーザ端末の現在位置から近い順に所定数の施設や観光スポットを特定し、それらの情報を抽出し、ユーザ端末に送信し及び表示させるように構成すればよい。
さらに、図6は「飲食店まるごと情報案内サービス検索」と題するサーチ機能により情報表示リクエストをユーザが実行した例を示す。図6(a)に示すとおり複数の選択項目がユーザに予め提示されている。ユーザは、それら複数の選択項目のうち「寿司」、「外国語対応(英)」及び「食事スタイル(カウンター)」を選択し、検索(つまり、情報表示リクエスト処理)を実行すると、通信処理ユニット23は該リクエストを受信する。そうすると、ユーザリクエスト処理ユニット12は、図5の例と同様に、所定の条件に則って登録事業者情報ユニット19に記憶される情報を参照し、リクエスト内容に対応する情報を抽出してユーザ端末に送信する。その結果、ユーザ端末においては、図6(b)に示す画面が表示される。図6(b)に示す画面では、所定の幅を持った情報(つまり、依然として絞り込まれてはいない選択候補の情報)が表示されている。図6(b)に示す画面においても、さらに選択項目が表示された状態にあり、ユーザは、「現在の位置から歩いて10分以内」の項目を選択すると、ユーザリクエスト処理ユニット12の更なる処理の実行により、すし店の候補が幾つか表示され、そのうち第1候補の寿司店を選択すると、図6(c)に示すとおりその寿司店の詳細情報及び割引情報等がユーザインターフェース上に表示されることになる。
上記のような予め容易された選択項目及びユーザによる項目選択に基づく情報表示の処理においては、ユーザは所定の分類項目を階層的に選択することにより希望する情報を容易に取得できる。つまり、煩雑な文字入力を必要とすることもなく、タッチパネル上で項目を単にタッチして選択すれば足りるのである。したがって、このような階層的な選択項目を採用した実施形態は、操作が容易となる点、特に好ましい実施形態と言える。
図5及び6に示す例の他、例えば7〜9に示す例が挙げられる。図7については、「定番地域別」及び「新宿・大久保(JR)」という項目(図7(a))、次いで「ロボットレストラン(ショーレストラン)」という項目(図7(b))をユーザが選択し、さらに「行き方」という項目を選択した結果、現在地近くにある秋葉原駅から同レストランまでの経路図が表示された状態である(図7(c))。図8においては、図7(c)の画面中、「30%off」、「詳細」、「予約」、「割引」、「SNS」、「MAP」等の項目選択とその結果表示される各情報画面について示されている。図9については、登録事業者として登録されている「ロボットレストラン」という飲食店が提供する割引券をユーザインターフェース上に表示するようにユーザが項目選択し(図9(a))、その結果、図9(b)に示すように30%オフの割引券がユーザインターフェース上表示されたものである。
図7〜9に示すような、ユーザ端末側から送信され、かつ旅行者支援装置1側で通信処理ユニット23によって受信される情報表示リクエストについても、少なくとも1つのユーザリクエスト処理ユニット12が、登録事業者情報記憶ユニット19に記憶される情報のうちリクエスト内容に対応した情報をユーザ端末に表示せしめるものである。
さらに、本実施形態に係る旅行者支援装置1においては、ユーザ端末からは、登録事業者情報記憶ユニット19に記憶される登録事業者に関する情報(c)のみならず、旅行者支援装置1の運営側と契約等を結んでいない非登録事業者等が運営する施設又は観光地に関する情報も表示のリクエストが送信されることが想定されている。このような情報表示のリクエストに対応できるようにするため、予め施設又は観光地に関する情報(d)をデータベースとして記憶する施設/観光地情報記憶ユニット20を旅行者支援装置1の内部に構築している。表1に示すとおり、このような情報(d)の具体的内容は、登録事業者に関する情報(d)と実質的には同じであり、例えば、本実施形態に係る旅行者支援装置1の運営事業者が予めリサーチ等することによりデータベースを構築できる。
なお、本発明において、登録事業者及び施設/観光地の具体例としては、ショッピングモール等の商用施設、飲食店、博物館、美術館、神社、仏閣、寺、景勝地、テーマパーク、アミューズパーク、農業体験等を提供する農園、民芸/工芸品製造・小売り事業者、アウトドア事業(キャンプ等)、入浴施設、温泉施設、旅館・温泉旅館・ホテル・カプセルホテル等の宿泊施設、映画館、交通輸送機関、ドライブイン、道の駅、コンビニエンスストア、各種小売店、官庁等が挙げられる。
さらに加えて、本実施形態に係る旅行者支援装置1においては、ユーザの情報表示リクエストの種類によっては、登録事業者情報記憶ユニット19にも施設/観光地情報記憶ユニット19にも記憶されていない情報を表示するリクエストであることも想定され、その場合、ユーザリクエスト処理ユニット12は、適宜必要に応じて外部サーバ(外部記憶媒体)を参照するように構成されていてもよい。表1に示すとおり、このような情報としては、日々リアルタイムに配信される情報が主に含まれ、例えば、天気情報、台風情報、各種交通機関運航情報(e.g.飛行機や船舶等の欠航情報、電車の運行状況)、地震や津波等の災害情報、ニュース、為替情報、オリンピック関連情報、イベント情報、展示会情報、医療機関情報(地域の当番医、救急医療機関等の情報)等が挙げられる。
本実施形態に係る旅行者支援装置1においては、具体的には、特定の情報がどの外部サーバによって提供されているかを事前に把握し、その外部サーバを参照することにより上表を入手できるように、あらかじめユーザリクエスト処理ユニット12及びユーザインターフェースを構成しておくことができる。例えば、日本においては、天気情報(気象情報)や台風情報等であれば気象庁が運営する外部サーバにおいて提供される情報を参照することができる。また、医療機関情報等の情報であれば地方公共団体、ニュースや為替情報等であればマスコミ事業者等の外部サーバを参照することができる。
本実施形態に係る旅行者支援装置1において、ユーザリクエスト処理ユニット12が、このような外部サーバを参照して情報取得をするような場面としては、図10に示すようなユーザインターフェースにより情報表示のリクエスト処理がされる場合が挙げられる。図10においては、「台風情報」、「飛行機運行情報」、「電車運行停止情報」、「地震情報」の選択項目がユーザインターフェース上に表示されており、ユーザがいずれかの項目を選択すると、ユーザリクエスト処理ユニット12が応答し、リクエスト内容に対応する情報を外部サーバから取得して、ユーザインターフェースにおいて詳細情報が表示されることになる。
ところで、上述のような項目選択や文字列入力による検索操作以外のユーザリクエスト処理の態様としては、図11に示すような管理コード(文字や記号の組合せによるコード)やQRコード(図形パターン等によるコード)等をユーザ端末において入力し、本実施形態に係る旅行者支援装置1に送信し、通信処理ユニット23がこれを受信し、ユーザリクエスト処理ユニット12が上述の処理を実行することにより所定の情報がユーザ端末に送信され、表示される構成としてもよい。
図11の例について説明すると、世界遺産などの史跡の案内看板に予め旅行者支援装置1(ユーザリクエスト処理ユニット12)が認識できる上記コードを表示しておき(図中(a))、ユーザがこれを入力することにより(図中(b)及び(c))、通信ネットワークNWを介して旅行者支援装置1に送信する。そうすると、通信処理ユニット23がこれを受信し、ユーザリクエスト処理ユニット12が、登録事業者情報記憶ユニット19に記憶される情報(c)、又は施設/観光地情報記憶ユニット20に記憶される情報(d)を参照し、情報(c)及び(d)の中に対応する情報(図11の例の場合は史跡等の英語による説明)をユーザ端末に送信し、その情報がユーザインターフェス上に表示される(図中(d))。このように、仮に史跡現地の案内看板に英語の説明書きが無い場合であっても、ユーザは、本発明の旅行者支援装置1のシステムを利用することにより、自己のユーザ端末に史跡の英語の説明を表示させることが可能となり、英語の説明を参照しながら史跡を鑑賞などできるようになる。
さらに加えて、図11(e)については、過去に訪れたことのある施設や観光地等を地理的情報と共に簡易なマップとして記録しておき、各施設や観光地のポイント表示がそれぞれの施設や観光地の情報を表示せしめるリクエスト項目として機能するように、ユーザインターフェースと旅行者支援装置1とを構成した実施形態を示す。ユーザは、同マップにおける各ポイントを選択することにより、過去に訪ねた施設や観光地の情報を所定の言語で何度でも所定のデータベース(登録事業者情報記憶ユニット19、施設/観光地情報記憶ユニット20等)から呼び出すことができる。
なお、ユーザが情報表示リクエストの対象とする各種情報を、登録事業者情報記憶ユニット19に記憶される情報(c)として準備すべきか、施設/観光地情報記憶ユニット20に記憶される情報(d)として準備すべきか、又は情報(c)及び(d)の両方として準備すべきかの問題については、情報の性質、整備に要するコストや労力、外部サーバから入手した方が労力やコストの削減になる等の事情を考慮して適宜決定すればよい。あるいは、情報を細分化し、一部の情報については、情報(c)又は(d)として整備するが、他の部分の情報は外部サーバを参照するというような構成を採用することもできる。
本実施形態に係る旅行者支援装置1は、更に、ユーザに関連する情報(e)を収集し、該情報(e)を少なくとも1つのユーザ情報記憶ユニットに記憶させる情報収集ユニット14を備える。
ユーザに関連する情報(e)の具体的内容は、ユーザに関連性のある情報であれば特に限定されるものでもないが、例えば、以下のような事項に関連する情報が収集の対象となり得る。
(1)登録事業者が提供するサービスを受けたり又は観光地等を訪れた上で決め手となった事項
(2)本発明に係る旅行者支援装置1及びユーザインターフェースが提供する機能のうち頻繁に使用した機能、改善すべき点その他感想
(3)国内滞在中に不便に感じたこと
(4)国内滞在中のユーザ行動に関連する情報(例えば、以下)
・国内滞在中にユーザが訪れた登録事業者施設及びその他施設、観光地等の情報
・施設、観光地等でユーザが消費した金額、購入したサービスや商品の属性及び内容(ユーザの消費行動)
・ユーザが利用した割引券や優待特典に関する情報(使用率、各割引券・優待特典の人気度、集客率等)
・国内滞在中のユーザが辿った施設や観光地の経路及び日時に関する情報
・ユーザが旅行者支援装置1及びユーザインターフェースが提供するSNS機能や日記機能等の記録機能等に保存したテキストデータ(日記、事業者施設や観光地等に対する感想、口コミ等)及び画像データ(国内滞在中に撮影した写真等)
情報収集ユニット14が、上述のようなユーザに関連する情報(e)を収集する処理の具体的な形態としては、例えば、図12(a)〜(c)に示すようなアンケート画面をユーザインターフェース上に所定のタイミングで表示し、ユーザに入力してもらう形態が考えられる。ユーザインターフェース上にアンケート画面を表示させるタイミングは、特に限定されるものでもないが、図12に示すアンケート内容を考慮すると、行内滞在期間の終了直前又は帰国後にユーザにアンケート画面を表示させ得る何らかの通知をすることが考慮され、より具体的にはユーザインターフェース上にアンケート要請を表示し又は別途アンケート要請を記載したメールをユーザに定期的に配信することもできる。
別の情報収集形態としては、図13(a)〜(h)に示すユーザ用記録機能の形態が想定される。
まず、このようなユーザ用記録機能これ自体は、本質的にはユーザの利用に供する機能である。具体的には、ユーザ端末からの情報記録リクエストを旅行者支援装置1における通信処理ユニット23が受信すると、ユーザリクエスト処理ユニット22が、適宜の処理を実行することにより、ユーザ情報記憶ユニット18の所定の領域にユーザが入力した情報が記憶させると共に、事後にユーザが記録情報を閲覧するリクエストを受信した場合にはユーザ情報記憶ユニット18から記録情報を読み出し、ユーザインターフェース上に表示させる。
より具体的に説明すると、図13(a)の画面においては、1)の項目が2017年10月1日〜10月6日までに滞在した記録を示し、2)の項目は、同年11月1日〜11月30日まで東京に滞在していたことを示す。ユーザが、図13(a)の画面において1)の項目を選択すると、図13(b)の画面が表示される。図13(b)の画面においては、画面下部に日本滞在中に辿った経路図(旅行ルート)が表示され、これらの経路図中の各項目(成田、新宿、原宿等)が更なる選択項目となっており、更に画面上部には別の選択項目も表示される。さらに、ユーザが、図13(b)の画面において2017年10月1日に訪れた新宿の項目を選択すると、図13(c)の画面が表示され、その日にユーザがSNS機能において投稿した写真イメージ等が閲覧できる。
ここで、上述のとおり、ユーザ情報記憶ユニット18には上記ユーザが記録した情報が記憶されているので、上記ユーザ用記録機能は、ユーザに関連する情報を収集する側面を有し、つまり実質的に情報収集ユニット14として機能する機能部と言える。
要すれば、ユーザ情報記憶ユニット18に記憶され得る情報を収集する機能部は、実質的には情報収集ユニット14と同視され得るのであり、本発明においては、1つの機能が複数の機能部の役割を果たすことが有り得る。従って、本発明に係る旅行者支援装置1においてはユーザ登録処理ユニット11も位置情報認識ユニット13もそれぞれ、ユーザの個人に関する情報及びユーザの位置情報を取得し、取得した情報をユーザ情報記憶ユニット18に記憶させ得るのであるから、情報収集ユニット14としての機能を果たす。さらに後述の証明書発行ユニットも同様である。
本実施形態に係る旅行者支援装置1は、各記憶媒体それぞれに記憶された情報を少なくとも部分的に解析する情報解析ユニット15と、その結果得られた解析情報を記憶する解析情報記憶ユニット21とを更に備える。
情報(データ)の具体的な解析手法としては、特に限定されるものでもないが、回帰分析、クラスター分析、グレイモデル、コンジョイント分析、最近隣法、主成分分析、数量化理論I類、数量化理論II類、双対尺度法、外れ値、判別分析、MTS(Mahalanobis Distance)等の一般的な統計分析手法等を用いたデータ解析が挙げられる。例えば、所定の分類属性(例えば国籍等)に基づいてユーザの行動を分類することにより傾向を把握し、又は各ユーザが訪れた施設、観光地、イベント等の地理的情報や時間的情報を統計解析して傾向を把握することが考えられる。
図14(a)〜(d)に示される例においては、特に東京地域で観光した複数ユーザについて、ユーザが訪問した施設や観光地等を地理的情報及び時間情報に基づいてマップ化したデータ(図中(a)及び(b))が提供されており、地理的情報及び時間情報を伴った複数ユーザのデータ(図中(b))を所定の解析手法により分析すると、例えば推奨される観光ルート(e.g.地理的又は時間的に効率的なルート)が算出され得る。算出された観光ルートは、適宜、解析情報記憶ユニット21に記憶され、ユーザからのリクエスト処理に応じて、図14(c)に示すような画面表示によりユーザインターフェース上に表示され得る。図14(c)の画面表示の場合、観光ルート上のドットで示す施設又は観光スポットには更にそれぞれの詳細情報にリンクが貼られた形態となっているので、ユーザは、それらドットをタッチ又はクリックすると、図14(d)及び(e)に示す詳細情報を参照できる。
さらに、図15に示す実施形態では、図9(b)に示すように、割引券をユーザが登録事業者の施設で利用した履歴がユーザ情報記憶ユニット17に記憶されていることから、それらのユーザ情報を解析し、その結果得られた解析情報に基づいて、日々更新される登録事業者情報記憶ユニット19の情報(c)を参照し、上記解析情報と関連性の高い情報(例えば登録事業者におけるイベント情報等)を抽出し、例えばユーザが帰国後にユーザ端末のユーザインターフェース上にそれら情報を表示させてもよい。図15に示すとおり、割引券の履歴のみならず、交通系ICカードを利用して乗降した駅のデータ、利用した店舗情報、注文したメニューのカテゴリや品目データ、利用した宿泊施設のカテゴリや地理的情報等を解析し、ユーザにとって印象の強い施設、観光地、イベント(いわゆる思い出の場所)を自動的に予測し、帰国後も定期的に関連性のある情報を本発明に係る旅行者支援装置1とユーザインターフェースとを介して自動発信することができる。このような実施形態によれば、ユーザは、帰国後も印象に残っている施設等の情報に曝されるので、再訪問の動機付けとなり、定期的にユーザが繰り返し訪問するのを促進することができる。
なお、解析情報記憶ユニット21が解析の対象とする主な情報は、上述のとおりユーザ情報記憶ユニット18に記憶された情報(a)、登録事業者情報記憶ユニット19に記憶された情報(c)、施設/観光地記憶ユニット20に記憶された情報(d)を含むものであるが、その他、解析情報記憶ユニット21に記憶された解析情報、さらに外部サーバに存在する情報、運営者等が記憶媒体に別途準備した情報も解析情報記憶ユニット21の解析の対象となる。
なお、本実施形態に係る旅行者支援装置1においては、上述のとおり、例えば、解析情報記憶ユニット21による情報解析の結果得られた情報に基づいて、日々更新される登録事業者情報記憶ユニット19の情報(c)を参照し、上記解析情報と関連性の高い情報(例えば登録事業者におけるイベント情報等)を抽出し、例えばユーザが帰国後にユーザ端末のユーザインターフェース上にそれら情報を表示され得る。ここで、このような旅行者支援装置1からユーザ端末への一方方向での情報表示の処理は、本実施形態においては情報表示ユニット16により実行される。
本発明に係る旅行者支援装置は、ユーザ端末におけるユーザインターフェースと連動して、上述の機能部(ユニット)に加え、例えば、図16(a)〜(e)に示すようなSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を実現するSNSユニット、図17(a)及び(b)に示すような簡易フレーズ表示機能(図17の例では簡易日本語フレーズ表示)等の付随的な機能を実現する機能部を備え得る。
さらに加えて、本発明に係る旅行者支援装置は、ユーザの身分を証明する証明書を発行し、発行した証明書に関する情報を少なくとも1つのユーザ情報記憶ユニットに記憶させる証明書発行ユニットを備える。
図18に示すとおり、ユーザ(観光客)から身分証明書の発行リクエストを受け付ける際には、ユーザ端末を介して例えばパスポートの個人情報記載ページと入国スタンプが押されたページのイメージ(例えば撮影像)を旅行者支援装置に送信することを要求する。図18の例では、図18(a)に示すとおり、旅行者支援装置が上記イメージを受信すると、運営者スタッフがユーザ情報記憶ユニットに記憶されるユーザの個人情報(情報(a))と該イメージに記載される個人情報等が一致しているかを確認し、一致している場合に本発明の旅行者支援装置を介して電子証明書を発行する。ユーザは、登録事業者の店舗で上記電子証明書を提示すれば、加盟事業者スタッフは旅行者支援装置のユーザであることを確認でき、例えば登録事業者側として電子証明書の提示があったユーザにのみ特別優待を提供するというフローが組めるようになる(図18(b))。この場合、図18(c)に示すように、登録事業者スタッフは、ユーザ端末におけるユーザインターフェース上に表示された電子証明画面の「OK」ボタンをタッチ又はクリックすることで簡易に承認の操作ができ、さらに、この承認操作により、ユーザが特定の加盟事業者において電子証明書を利用したこと並びに加盟事業者や割引コード等の関連情報も旅行者支援装置のユーザ情報記憶ユニットに記憶されることになる。なお、このように記憶された情報は、上述のとおり解析情報記憶ユニット21の解析の対象となる。
さらに、本実施形態においては、図1に示すとおり、通信ネットワークを介して、旅行者支援装置1と加盟事業者端末(3a、3b)とは通信可能に構成されている。
例えば予め運営者側で登録事業者用に特定の入力フォームを用意しておき、登録事業者側でリアルタイムに出てきた新しい情報(例えば、限定企画やイベント、割引キャンペーン、特別優待等)を自己の端末3a、3b等を用いて上記特定の入力フォームに適宜入力すると、登録事業者情報記憶ユニット19の情報が自動で更新され、ユーザリクエスト処理ユニット12、情報解析ユニット15、情報表示ユニット16が適宜に参照する。その結果、リアルタイムに登録事業者の情報をキャッチし、ユーザインターフェース上に配信ないし表示することができる。
さらに、本実施形態に係る旅行者支援装置1は、図1に示すとおり、機能制御ユニット22を更に備える。
この機能制御ユニット22は、各ユーザが加入するサービスプランやメンバーシップ、その他ステータス等に応じて、上表表示の内容に制限を加えたり、各種機能の一部に利用制限を加えたりするものである。例えば、一部のユーザは、情報表示の機能は完全に利用できるが、SNS機能や簡易フレーズ表示機能は利用できないということが起こり得る。
さらに、本発明の旅行者支援装置は、運営側スタッフがユーザをリアルタイムで支援できるチャット機能等の任意の各種機能を実現できるように構成されていてもよい。さらに加えて、本発明の旅行者支援装置は、上記情報解析ユニット15による情報解析の結果得られた情報を通信ネットワークNWを介して登録事業者端末に定期又は不定期で配信し得るように構成されていてもよい。解析情報は、登録事業者のみならず事業者一般にマーケティング上有益な情報を含み得る。
本発明によれば、旅行者支援装置に加え、旅行者支援方法及び同方法における処理を実行するコンピュータプログラムに係る発明も、上述の通り開示されている。これらの発明は、言うまでもなく実質的に同一の処理を実行するために実施されるものであるから、旅行者支援装置に係る実施形態並び構成(各種処理等)に関する上記説明は、旅行者支援方法及びコンピュータプログラムに係る発明についての実施形態並びに構成(各種処理等)についても記載するものでもあり、特に矛盾の生じない限り、上記の実施形態並び構成(各種処理等)は、旅行者支援方法及びコンピュータプログラムに係る発明においても採用され得る。
以上、本発明の具体的な実施形態について詳述したが、言うまでもなく本発明は前述の実施形態に限定されるものではない。本発明の要旨から逸脱しない範囲において各構成、要素及び特徴について種々の改変、修正、組合せが採用され得る。
本発明は、外国人旅行者等の入国者数を増加できることから高い経済的価値を有し、旅行業界や観光分野等の産業分野において高い産業上の利用可能性を有する。
1 旅行者支援装置
2a,2b ユーザ端末
3b,3b 登録事業者端末
4a,4b 外部サーバ(外部記憶媒体)
11 ユーザ登録処理ユニット
12 ユーザリクエスト処理ユニット
13 位置情報認識ユニット
14 情報収集ユニット
15 情報解析ユニット
16 情報表示ユニット
17 証明書発行ユニット
18 ユーザ情報記憶ユニット
19 登録事業者情報記憶ユニット
20 施設/観光地情報記憶ユニット
21 解析情報記憶ユニット
22 機能制御ユニット
23 通信処理ユニット
NW 通信ネットワーク

Claims (22)

  1. 海外から国内への入国に関心のある又は既に国内に入国しているユーザを対象として国内で利用可能なICカードを貸与するサービスに用いるための旅行者支援装置であって、
    上記ユーザが利用する少なくとも1つのユーザ端末と通信ネットワークを介して通信可能に構成された通信処理ユニットと、
    上記ユーザが会員登録を目的として入力した個人に関する情報(a)を上記通信処理ユニットが受信した場合に、情報(a)が会員登録に必要な条件を満たしているか否かを判定し、情報(a)が該条件を満たしていると判定した場合に上記ユーザに固有のユーザインターフェースを生成するユーザ登録処理ユニットと、
    上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、所定のリクエストを上記通信処理ユニットが受信した場合に、該リクエストの内容を認識し、認識したリクエストの内容に応じて所定の処理を行う少なくとも1つのユーザリクエスト処理ユニットと、
    上記ユーザに関連する情報を記憶する少なくとも1つのユーザ情報記憶ユニットと、
    を備え、
    上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、上記ICカードの貸与を受けたい旨の予約リクエスト及び該ICカードの受取方法に関する情報(b)を上記通信処理ユニットが受信した場合に、上記少なくとも1つのユーザリクエスト処理ユニットは、情報(b)が上記予約リクエストの受付に必要な諸条件を満たしているか否かを判定し、情報(b)が該条件を満たしていると判定した場合には該予約リクエストを受け付けると共に運営者に該予約リクエストが受け付けられた旨を表示せしめるものであり、
    上記ユーザに関連する情報は、情報(a)及び(b)を含む、
    旅行者支援装置。
  2. 登録事業者に関する情報(c)を記憶する登録事業者情報記憶ユニットを更に備え、
    上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、上記登録事業者に含まれる者に関する所定の情報を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを上記通信処理ユニットが受信した場合に、上記少なくとも1つのユーザリクエスト処理ユニットは、上記登録事業者情報記憶ユニットに記憶される情報(c)から当該所定の情報を抽出し、かつ上記ユーザインターフェース上に表示せしめるものである、請求項1に記載の旅行者支援装置。
  3. 情報(c)には、登録事業者が提供するサービス又は商品のカテゴリ及び内容に関する情報、上記ユーザの利用に供する登録事業者施設の地理的情報、上記ICカードの利用可否情報、価格情報、割引情報、優待情報、スタッフの対応可能言語に関する情報、並びに英語表示有無に関する情報からなる群から選択される少なくとも1つの情報が含まれる、請求項1又は2に記載の旅行者支援装置。
  4. 上記ユーザの利用に供する施設又は観光地に関する情報(d)を記憶する施設/観光地情報記憶ユニットを更に備え、
    上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、上記施設又は観光地に含まれるものに関する所定の情報を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを上記通信処理ユニットが受信した場合に、上記少なくとも1つのユーザリクエスト処理ユニットは、上記施設/観光地情報記憶ユニットに記憶される情報(d)から当該所定の情報を抽出し、かつ上記ユーザインターフェース上に表示せしめるものである、請求項1〜3の何れか1項に記載の旅行者支援装置。
  5. 上記ユーザが国内滞在期間中に利用するユーザ端末の位置情報を認識する位置情報認識ユニットを更に備え、
    上記登録事業者に関する所定の情報を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを上記通信処理ユニットが受信した場合に、又は上記ユーザが検索の対象とする施設又は観光地に関する所定の情報を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを上記通信処理ユニットが受信した場合に、上記少なくとも1つのユーザリクエスト処理ユニットは、上記ユーザ端末の位置情報に基づいて、上記登録事業者情報記憶ユニット及び施設/観光地情報記憶ユニットにそれぞれ記憶された情報(c)及び(d)から、上記位置情報検出ユニットが検出したユーザ端末の位置から所定の範囲内に所在する登録事業者又は施設若しくは観光地に関する所定の情報を抽出し、かつ上記ユーザインターフェース上に表示せしめるものである、請求項1〜4の何れか1項に記載の旅行者支援装置。
  6. 上記リクエストが、上記ユーザが情報の取得を希望する登録事業者又は施設若しくは観光地に対応したコードを上記少なくとも1つのユーザ端末を介して入力し、上記旅行者支援装置に送信することである、請求項2〜5の何れか1項に記載の旅行者支援装置。
  7. 上記通信処理ユニットは、通信ネットワークを介して少なくとも1つの外部記憶媒体に通信可能に構成されており、
    上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、上記旅行者支援装置に備えられた記憶ユニットには記憶されていない所定の情報を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを上記通信処理ユニットが受信した場合に、上記少なくとも1つのユーザリクエスト処理ユニットは、上記少なくとも1つの外部記憶媒体を参照し、当該所定の情報を抽出し、上記ユーザインターフェース上に表示せしめるものである、請求項1〜6の何れか1項に記載の旅行者支援装置。
  8. 上記ユーザに関連する情報(e)を収集し、情報(e)を上記少なくとも1つのユーザ情報記憶ユニットに記憶させる情報収集ユニットを更に備える、請求項1〜7の何れか1項に記載の旅行者支援装置。
  9. 情報(e)には、上記ユーザが国内に滞在している間のユーザ行動に関連する情報が含まれる、請求項1〜8の何れか1項に記載の旅行者支援装置。
  10. 上記記憶媒体それぞれに記憶された情報を少なくとも部分的に解析する情報解析ユニットと、その結果得られた解析情報を記憶する解析情報記憶ユニットとを更に備える、請求項1〜9の何れか1項に記載の旅行者支援装置。
  11. 上記解析情報記憶ユニットに記憶される解析情報に基づいて上記登録事業者情報記憶ユニット及び上記施設/観光地情報記憶ユニットに記憶される情報のうち上記ユーザの利用に供し得る情報又は上記ユーザが興味を示し得る情報を上記ユーザインターフェース上に表示せしめる情報表示ユニットを更に備える、請求項10に記載の旅行者支援装置。
  12. 上記ユーザの利用に供し得る情報又は上記ユーザが興味を示し得る情報が、上記登録事業者情報記憶ユニットに記憶される情報(c)に含まれるものである、請求項11に記載の旅行者支援装置。
  13. 情報(e)には、上記ユーザにおけるICカードの使用履歴に関する情報が含まれる、請求項8〜12の何れか1項に記載の旅行者支援装置。
  14. 上記ICカードの使用履歴に関する情報には、上記ユーザが商品を購入し又は役務の提供を受けるために代金の支払い決済に上記交通ICカードを利用した場所又は施設若しくは観光地に関する情報、並びに上記ICカードを使用した際の消費金額に関する情報が含まれる、請求項13に記載の旅行者支援装置。
  15. 上記ユーザの身分を証明する証明書を発行し、発行した証明書に関する情報を上記少なくとも1つのユーザ情報記憶ユニットに記憶させる証明書発行ユニットを更に備え、
    上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、上記証明書を上記ユーザインターフェース上に表示させたい旨のリクエストを上記通信処理ユニットが受信した場合に、上記少なくとも1つのユーザリクエスト処理ユニットは、上記少なくとも1つのユーザ情報記憶ユニットに記憶される当該証明書に関する情報を抽出し、上記ユーザインターフェース上に当該電子証明書を表示せしめるものである、請求項1〜14の何れか1項に記載の旅行者支援装置。
  16. 上記ユーザインターフェースは、SNS機能を有し、かつ上記ユーザは当該SNS機能を用いることにより互いにコミュニケーションを取れるように構成された、請求項1〜15の何れか1項に記載の旅行者支援装置。
  17. 上記ICカードがプリペイド式ICカードである、請求項1〜16の何れか1項に記載の旅行者支援装置。
  18. 上記プリペイド式ICカードが交通系ICカードである、請求項1〜17の何れか1項に記載の旅行者支援装置。
  19. 上記ユーザインターフェースが、上記ユーザ端末において閲覧可能なウェブページ又は上記ユーザ端末において機能可能なアプリケーションソフトウェアの形式で提供できるように構成された、請求項1〜18の何れか1項に記載の旅行者支援装置。
  20. 上記ユーザインターフェースが、多言語表示機能を有し、該ユーザインターフェースにおける多言語表示機能が実現できるように構成された、請求項1〜19の何れか1項に記載の旅行者支援装置。
  21. 海外から国内への入国に関心のある又は既に国内に入国しているユーザを対象として国内で利用可能なICカードを貸与するサービスに用いるための旅行者支援方法であって、
    (i)上記ユーザが利用する少なくとも1つのユーザ端末から、通信ネットワークを介して、該ユーザが会員登録を目的として入力した個人に関する情報(a)を受信した場合に、情報(a)が会員登録に必要な条件を満たしているか否かを判定し、情報(a)が該条件を満たしていると判定した場合に上記ユーザに固有のユーザインターフェースを生成する処理を実行する工程;
    (ii)上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、所定のリクエストを受信した場合に、該リクエストの内容を認識し、認識したリクエストの内容に応じて所定の処理を実行する工程;並びに
    (iii)上記ユーザに関連する情報を少なくとも1つの記憶媒体に記憶させる処理を実行する工程、
    を含み、
    工程(ii)における上記処理は、上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、上記ICカードの貸与を受けたい旨の予約リクエスト及び該ICカードの受取方法に関する情報(b)を受信した場合に、情報(b)が上記予約リクエストの受付に必要な諸条件を満たしているか否かを判定し、情報(b)が該条件を満たしていると判定した場合に運営者に該予約リクエストが受け付けられた旨を表示せしめる処理を含み、
    上記ユーザに関連する情報は、情報(a)及び(b)を含む、
    旅行者支援方法。
  22. 海外から国内への入国に関心のある又は既に国内に入国しているユーザを対象として国内で利用可能なICカードを貸与するサービスに用いるためのコンピュータプログラムであって、
    (i)上記ユーザが利用する少なくとも1つのユーザ端末から、通信ネットワークを介して、該ユーザが会員登録を目的として入力した個人に関する情報(a)を受信した場合に、情報(a)が会員登録に必要な条件を満たしているか否かを判定し、情報(a)が該条件を満たしていると判定した場合に上記ユーザに固有のユーザインターフェースを生成する処理;
    (ii)上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、所定のリクエストを受信した場合に、該リクエストの内容を認識し、認識したリクエストの内容に応じて所定の処理を実行する工程;並びに
    (iii)上記ユーザに関連する情報を少なくとも1つの記憶媒体に記憶させる処理、
    を実行させ、
    (ii)における上記処理は、上記少なくとも1つのユーザ端末から、上記ユーザインターフェースを介して、上記ICカードの貸与を受けたい旨の予約リクエスト及び該ICカードの受取方法に関する情報(b)を受信した場合に、情報(b)が上記予約リクエストの受付に必要な諸条件を満たしているか否かを判定し、情報(b)が該条件を満たしていると判定した場合に運営者に該予約リクエストが受け付けられた旨を表示せしめる処理を含み、
    上記ユーザに関連する情報は、情報(a)及び(b)を含む、
    コンピュータプログラム。
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JP7442182B2 (ja) 2020-06-15 2024-03-04 株式会社Airporter 情報処理方法、情報処理装置、情報処理プログラムおよび記録媒体

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