JP2009042789A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アナログ表示とディジタル表示とを行うことができる表示装置において、さらに消費電力を低減することを可能とすることである。
【解決手段】表示装置の下ガラス基板30の中央部には、平面配置においてほぼ矩形形状の表示領域40が設けられ、その周囲に、アナログ表示のための第1走査線82と、ディジタル表示のための第2走査線84とについて、それぞれの走査線を順次選択するための走査線駆動回路A、B(80)と、データ信号線72に各階調に相当する画像信号を入力するためのデータ線駆動回路70と、データ線プレチャージ回路34が配置される。走査線駆動回路A,B(80)、データ線駆動回路70、データ線プレチャージ回路34は、それぞれ制御IC32に接続される。
【選択図】図2

Description

本発明は表示装置に係り、特に、走査線に対する所定の走査線選択信号によって選択されるとともに、データ信号線からの画像信号が供給される複数の表示画素がマトリクス状に基板上に配置されるアクティブマトリクス型表示装置に関する。
例えば、液晶表示素子のように、ガラス基板等の上に複数の走査線と、これに交差する複数のデータ信号線とを配置し、各走査線と各データ信号線の交差箇所にスイッチング回路と表示画素とを配置するアクティブマトリクス型表示装置が広く用いられている。アクティブマトリクス型表示装置において、目的の画像表示等を行わないときは、ダミーの静止画等を表示して、消費電力を低減させることが考えられている。
例えば、特許文献1には、待ち受け時には低消費電力でマルチカラー表示を行い、通話時にはフルカラーによる中間表示や動画表示を行うことができるアクティブマトリクス液晶表示装置が開示されている。ここでは、第1のスイッチ素子のゲートが走査線に、ソースがデータ信号線に、ドレインが画素電極にそれぞれ接続されており、また画素電極は第2のスイッチ素子を介してディジタルメモリに接続されており、この第2のスイッチ素子は、並列接続された2つのスイッチ素子からなり、それぞれは、ディジタルメモリの出力端子及び反転出力端子にドレインが接続され、画素電極にソースに接続され、2つの制御信号線にゲートが接続されている構成が述べられている。
また、特許文献2には、1つの表示装置でフルカラー動画像表示と、低消費電力の静止画像表示の2つの表示に対応するための構成が開示されている。ここでは、表示画素のゲート信号線とドレイン信号線の交差部近傍に、極性の互いに異なる2つのTFTからなる回路選択回路と、これと対をなすもう1つの回路選択回路が設けられる。また、回路選択回路に隣接し、先ほどの2つのTFTと縦列に接続され、極性の互いに異なる別の2つのTFTからなる画像選択回路が設けられ、これらの両ゲートにはゲート信号線が接続され、走査信号に応じて、両TFTが同時にオンする。そして、2つの回路選択回路がフルカラー動画像表示を選択するときは、回路選択回路の2つのTFTの一方と保持容量とで、第1の表示回路を構成する。一方、回路選択回路の2つのTFTの他方と液晶の画素電極の間にはスタティックメモリからなる保持回路が接続され、信号選択回路が保持回路からの信号に応じて交流駆動信号(信号A)または対向電極信号(信号B)を選択して、液晶21の画素電極に供給する構成となっている。したがって、2つの回路選択回路が静止画像表示を選択するときは、回路選択回路の2つのTFTの他方と保持回路と信号選択回路とで第2の表示回路を構成することが述べられている。
特開2001−264814号公報 特開2002―91366号公報
上記従来技術によれば、中間階調等のアナログフルカラー表示を行わないときは、ディジタルメモリあるいはスタティックメモリにより2値のディジタル静止画データを保持して静止画像表示をするので、待ち受け時の画像表示に関する消費電力を低減することができる。
しかし、上記従来技術によれば、アナログ表示の場合とディジタル表示の場合と、同じ走査線を用いるので、走査線駆動回路も同じとなり、走査線駆動等に関する消費電力が低減されていない。
本発明の目的は、アナログ表示とディジタル表示とを行うことができる表示装置において、さらに消費電力を低減することを可能とする表示装置を提供することである。
本発明に係る表示装置は、基板上の一方向に配置され、アナログ表示のための複数の第1走査線と、基板上の一方向に配置され、ディジタル表示のための複数の第2走査線と、前記一方向に対して交差する方向に配置される複数のデータ信号線と、前記第1走査線あるいは前記第2走査線に対する所定の走査線選択信号によって選択されるとともに、前記データ信号線からの画像信号が供給され、マトリクス状に前記基板上に配置された複数の表示画素と、前記第1走査線についての走査線選択信号を出力する第1走査線駆動回路と、前記第2走査線についての走査線選択信号を出力する第2走査線駆動回路と、を備え、前記第1走査線駆動回路と前記第2走査線駆動回路とは、前記表示画素を走査線単位で順次指定するための順次指定パルスを出力するシフトレジスタ回路部を共用化して用い、共用化されたシフトレジスタ回路部の後に設けられる振り分け回路部において、振り分け信号に応じて、前記順次指定パルスを第1走査線または第2走査線に振り分けることを特徴とする。
また、本発明に係る表示装置において、前記第1走査線に前記走査線選択信号によって作動する第1スイッチ回路を介して接続され、前記表示画素に配置され、逐次入力される前記画像信号を前記表示画素の画素電極に逐次供給する前記アナログ表示のための第1表示回路と、前記第2走査線に前記走査線選択信号によって作動する第2スイッチ回路を介して接続され、前記表示画素に配置され、前記画像信号を保持する保持回路を有し、前記保持回路が保持した信号に応じた電圧を前記画素電極に供給する前記ディジタル表示のための第2表示回路と、モード切換信号に応じて、前記第1表示回路が作動するアナログ表示モードと前記第2表示回路が作動するディジタル表示モードとの間のモード切換を行うモード切換回路と、を備えることが好ましい。
また、本発明に係る表示装置において、前記シフトレジスタ回路部の各出力ごとにそれぞれ並列に接続される第1出力回路と第2出力回路であって、前記複数の第1走査線のそれぞれに対応して設けられる複数の第1出力回路と、前記複数の第2走査線のそれぞれに対応して設けられる複数の第2出力回路とを備え、前記振り分け回路部は、前記振り分け信号を用いて、第1出力回路の出力あるいは第2出力回路の出力を第1走査線または第2走査線に振り分けることが好ましい。
また、前記振り分け回路部は、NOR回路または伝送ゲートで構成されることが好ましい。
また、前記振り分け信号には、前記モード切換信号を用いることが好ましい。
また、本発明に係る表示装置において、前記モード切換信号は、信号振幅が異なり、相互に逆極性の信号であるモード第1切換信号とモード第2切換信号とから構成され、モード切換回路は、モード切換第1信号のオンを条件として前記第1表示回路を作動させ、モード切換第2信号のオンを条件として前記第2表示回路を作動させることが好ましい。
また、前記モード切換回路は、前記第1スイッチ回路と前記画素電極との間に設けられモード切換第1信号に従って作動する第3スイッチ回路と、前記保持回路と前記画素電極との間に設けられ、モード切換第2信号に従って作動し、前記保持回路の保持した信号に応じ、画素電極に対向する対向電極に印加される対向電極信号と同相または逆相の信号を前記画素電極に供給するための第4スイッチ回路と、を含むことが好ましい。
また、本発明に係る表示装置において、前記第1走査線の走査線選択信号と、前記第2走査線の走査線選択信号とは、相互に信号振幅が異なることが好ましい。
上記構成により、表示装置には、各表示画素に対する走査線が、アナログ表示のための複数の第1走査線と、ディジタル表示のための複数の第2走査線とに分離して設けられる。そして、シフトレジスタ回路部は、1つのシフトレジスタ回路を、第1走査線のためと、第2走査線のためとで、共用化して用いられる。また、振り分け回路部は、シフトレジスタ回路部の後に配置され、振り分け信号に応じて、各シフトレジスタ回路部の出力を、第1走査線または第2走査線に振り分ける。このように、アナログ表示の場合とディジタル表示の場合とで、別々の走査線を用い、アナログ表示のときの走査線駆動と、ディジタル表示の場合の走査線駆動とを別々に制御する。アナログ表示の走査線駆動に比べディジタル表示の走査線駆動は高速性等を要求されないので、走査線を同じとする場合に比べ、さらに消費電力を低減することが可能となる。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。以下では、アクティブマトリクス型表示装置として、ポリシリコンTFT(Thin Film Transistor)が配置される基板上にICチップが実装されるCOG(Chip On Glass)技術を用い、バックライトにより照明することが可能な液晶表示装置を説明するが、アクティブマトリクス型であって、アナログ表示とディジタル表示とを1つの装置で表示できる表示装置であれば、液晶デバイス以外の表示機構を用いるものであってもよい。例えば、場合によって、LED(Light Emission Diode)アレイ表示装置、プラズマディスプレイ装置等であってもよい。
また、ポリシリコンTFT以外のスイッチング素子を用いるものでもよく、また、COG技術を用いないものであってもよい。例えば、アモルファスシリコンTFTを用いるものであってもよい。ポリシリコンTFTは、高温ポリシリコンTFTであっても低温ポリシリコンTFTであってもよい。またTFTに代えて、例えばダイオードリング等の非線形スイッチング素子を用いるものとしてもよい。また、COG技術以外の実装技術を用いる構成であってもよい。例えば、ガラス基板とは別の回路基板に、制御IC等を配置する構成であってもよい。また、バックライトを用いない構成であってもよい。例えば、反射板を有し、外光によって表示を視認できる反射型表示装置であってもよい。
なお、以下における電圧値等は、説明のための例示であって、表示装置の用途等に応じ、適当に変更することができる。
図1は、表示装置10の斜視図である。この表示装置10は、下ガラス基板30と、上ガラス基板12と、両ガラス基板の間に液晶14を封止するシール材16と、下ガラス基板30の裏面側に導光素子18を介して配置されるバックライト20と、上ガラス基板12の表面側に配置される偏光素子22とを含んで構成されるアクティブマトリクス型でバックライトによって照明することができる液晶表示装置である。下ガラス基板30には、COG技術を用いて制御IC32が実装され、FPC(Flexible Print Circuit)等の適当な可撓性回路基板24によって、外部回路基板26と接続される。
上ガラス基板12は、下ガラス基板30と共に、液晶14を挟み込み、液晶14の両側に所定の駆動電圧を印加することで表示を行わせるためのもので、下ガラス基板30と対向することから対向基板とも呼ばれる。上ガラス基板12には、下ガラス基板30における画素電極に対向して、対向電極である共通電極が設けられ、共通電極電位が印加される。
下ガラス基板30は、複数の走査線と複数のデータ信号線が格子状に配置され、各格子領域に、表示画素と、スイッチング素子としてのポリシリコンTFTとが配置される透明基板である。ここでは、走査線として2種類の走査線が用いられ、一方の種類の走査線は、通常のアクティブマトリクス型液晶表示装置の走査線と同じである。すなわち、この走査線を用いるときは、スイッチング素子の機能により、走査線によって選択された各表示画素の画素電極には、データ信号線からの画像信号が供給され、上ガラス基板12に設けられる対向電極との間の電位差に応じて、上ガラス基板12と下ガラス基板30との間に封止された液晶分子を駆動して、表示をさせることができる。他方の種類の走査線は、静止画像を表示するためのものである。
このように、2種類の走査線が用いられるが、上記のように、一方の種類の走査線は、通常のアクティブマトリクス型液晶装置の走査線と同じで、中間階調表示や動画表示等をする場合に用いられる。カラー表示装置の場合は、フルカラー表示をするときに用いられる。他方の種類の走査線は、後述する2値を保持できる保持回路を用い、画像表示に関する消費電力を抑制して、静止画像を表示するために用いられるものである。これら2つの表示を区別して、前者をアナログ表示、後者をディジタル表示と呼ぶことができる。アナログ表示とディジタル表示の区別に代えて、ダイナミック表示とスタティック表示、あるいはカラー表示の場合に、フルカラー表示と静止画表示と呼ぶこともできる。以下では、アナログ表示とディジタル表示の呼び方を用い、他の呼び方が適当なときは適宜、その他の呼び方を用いることにする。
また、2種類の走査線を区別するため、アナログ表示に用いる一方の種類の走査線を第1走査線、ディジタル表示に用いる他方の種類の走査線を第2走査線と呼ぶことにする。各表示画素について、アナログ表示とディジタル表示を行うものとするときは、各表示画素について、第1走査線と第2走査線の2本の走査線と、1本のデータ信号線とがそれぞれ配置されることになる。
図2は、下ガラス基板30上における各要素の配置の様子を示す図である。下ガラス基板30の中央部には、平面配置においてほぼ矩形形状の表示領域40が設けられ、その周囲に、第1走査線82と第2走査線84とについて、それぞれの走査線を順次選択するための走査線駆動回路A、B(80)と、データ信号線72に各階調に相当する画像信号、すなわちビデオ信号を入力するためのデータ線駆動回路70と、データ信号線72にビデオ信号を入力する前に、ビデオ振幅の中間電位を入力するためのデータ線プレチャージ回路34が配置される。走査線駆動回路A,B(80)、データ線駆動回路70、データ線プレチャージ回路34は、それぞれ制御IC32に接続される。
走査線駆動回路A,B(80)、データ線駆動回路70、データ線プレチャージ回路34は、表示領域40のTFTと同様に、ポリシリコントランジスタ形成技術によって作りこまれたTFTを用いて下ガラス基板30の上に作りこまれる。すなわち、下ガラス基板30は、能動素子が作りこまれたSOG(System On Glass)基板である。
走査線駆動回路A,B(80)は、通常のアクティブマトリクス型液晶表示装置に用いられる走査線駆動回路をそのまま用いることができるが、走査線駆動に関する消費電力を低減するためには、アナログ表示とディジタル表示の区別に適したものを用いることが好ましい。走査線駆動回路A,B(80)の詳細な内容については、後述する。
データ線駆動回路70は、通常のアクティブマトリクス型液晶表示装置に用いられるデータ線駆動回路をそのまま用いることができる。詳細なデータ線駆動回路70の内容については、後述する。
制御IC32は、走査線駆動回路A,B(80)、データ線駆動回路70、データ線プレチャージ回路34等の動作を制御する機能を有するLSI(Large Scale Integrated circuit)チップで、下ガラス基板30上に設けられた配線パターンにCOG技術によって実装される。この配線パターンは、走査線駆動回路A,B(80)、データ線駆動回路70、データ線プレチャージ回路34等に延びると共に、下ガラス基板30の端部に延び、そこで、図1で説明したように、可撓性回路基板24に接続される。
表示領域40は、複数の表示画素42がマトリクス状に配置される領域である。そこには、走査線駆動回路A,B(80)からの複数の第1走査線82、複数の第2走査線84が下ガラス基板30の平面配置の一方向に沿って配置され、データ線駆動回路70からの複数のデータ信号線72がその一方向に交差する方向、例えばその一方向に直交する方向に沿って配置される。図2の例では、第1走査線82、第2走査線84が紙面の左右方向に沿って配置され、データ信号線72が紙面の上下方向に沿って配置されている。第1走査線82、第2走査線84は、対を成すように配置され、この対を成す走査線と、データ信号線72とで、表示領域40は複数の格子状領域に区分され、各格子状領域に、それぞれ表示画素42が配置される。ここで、カラー表示装置の場合は、R,G,Bごとにサブピクセルが用いられるが、以下では、このサブピクセルを表示画素42として説明する。
図3は、表示画素42の構成を説明する図である。なお、以下では、図1、図2における符号を用いて説明する。ここでは、代表的に、図2の表示領域40の紙面における左上隅の1つの画素について示してある。すなわち、複数の表示画素42を区別するために、第1走査線82、第2走査線84と、データ信号線72とで区分される格子状の領域の位置を、図2において、紙面上左上を原点として、右方向をX方向、下方向をY方向として、X,Yで示すと、図3の表示画素42は、表示領域40の(1,1)の位置にある。同様に、複数の第1走査線82、複数の第2走査線84、複数のデータ信号線72をそれぞれ区別するのに、図2の左上を原点として上記のX方向、Y方向にそれぞれ沿って番号を増加させるものとすると、図3の表示画素42に対応する第1走査線82、第2走査線84、データ信号線72は、それぞれ1番目に当る。図3では、そのことを示すため、第1走査線82をGATE−1A、第2走査線84をGATE−1B、データ信号線72をDATA−1として表記してある。
図3において、表示を行うための液晶14は、液晶容量CLC(54)として示されている。液晶容量CLC(54)は、画素電極配線55と、対向電極である共通電極信号線60との間の容量である。ここでは共通電極信号線60はSCとして示されている。
図3における各信号線等について先に説明する。VDD(36)とVSS(38)は、制御IC32の電源電圧線と接地線である。例えば、VDD=+5V、VSS=0V等に設定される。
共通電極信号線60は、上記のように、上ガラス基板12に設けられる対向電極である共通電極に印加される共通電極信号SCを伝える信号線である。共通電極信号SCは、液晶14の交流駆動のために、矩形波の信号が用いられる。例えば、0Vから+4Vの間で変化する矩形波信号を用いることができる。
Vb(64)とVw(66)は、ディジタル表示のときに、液晶14を交流駆動するために用いられる信号線である。Vw(66)は、これが画素電極配線55に印加されたときに液晶14がホワイト表示となる電位を伝える信号線で、共通電極信号線60における共通電極信号と同じ信号を伝達する信号線である。Vb(64)は、これが画素電極配線55に印加されたときに液晶14がブラック表示となる電位を伝える信号線で、共通電極信号線60における共通電極信号を反転した信号を伝達する信号線である。
MODE(62)とXMODE(63)は、表示画素42について、アナログ表示モードとディジタル表示モードとの間の切換を行うための2つのモード切換信号を伝達する信号線である。2つのモード切換信号を区別して、MODE(62)における信号をモード切換第1信号とし、XMODE(63)における信号をモード切換第2信号と呼ぶことができる。MODE(62)におけるモード切換第1信号とXMODE(63)におけるモード切換第2信号とは、相互に反転した信号で、MODE(62)におけるモード切換第1信号がHレベル、XMODE(63)におけるモード切換第2信号がLレベルのときに、アナログ表示モードとし、MODE(62)におけるモード切換第1信号がLレベル、XMODE(63)におけるモード切換第2信号がHレベルのときに、ディジタル表示モードとすることができる。
MODE(62)におけるモード切換第1信号と、XMODE(63)におけるモード切換第2信号とは、上記のように極性が逆であるが、さらに振幅が異なり、波形としては相互に非対称的である。それは、MODE(62)のHレベルによって、Nチャネルトランジスタ48をオン・オフさせて、アナログ画像信号を画素電極配線55に伝達するのに対し、XMODE(63)のHレベルは、Vb(64)またはVw(66)における2つの電位レベルを単に切り換えるだけである相違から来る。例えば、アナログ表示モードとディジタル表示モードの切換について、MODE(62)におけるモード切換第1信号を、Hレベル=+9V、Lレベル=0Vとし、XMODE(63)におけるモード切換第2信号を、Lレベル=−4V、Hレベル=+4Vとすることができる。
図3において、表示画素42を構成する各要素を次に説明する。Nチャネルトランジスタ44は、第1走査線82の走査線選択信号によって作動する素子である。また、Nチャネルトランジスタ46は、第2走査線84の走査線選択信号によって作動する素子である。この2つの素子を区別して、Nチャネルトランジスタ44を第1スイッチ回路、Nチャネルトランジスタ46を第2スイッチ回路と呼ぶことができる。
第1スイッチ回路であるNチャネルトランジスタ44と画素電極配線55との間にもNチャネルトランジスタ48が接続される。このNチャネルトランジスタ48は、MODE(62)におけるモード切換第1信号によって作動する素子で、これを第3スイッチ回路と呼ぶことができる。そして、第1スイッチ回路であるNチャネルトランジスタ44と、第3スイッチ回路であるNチャネルトランジスタ48とが共にオンのとき、すなわち、第1走査線82が走査線選択信号によって選択され、また、モード切換第1信号によって
アナログ表示モードが選択されるときに、データ信号線72の画像信号データ、すなわちビデオ信号データは、画素電極配線55に伝達され、液晶14に書き込まれることになる。
ここで、表示画素42について、データ信号線72から逐次入力される画像信号を表示画素42の画素電極配線55に逐次供給するアナログ表示のための回路を、第1表示回路とすれば、狭義では、液晶容量CLC54と、保持容量CS52とが、この第1表示回路に相当し、広義では、さらにNチャネルトランジスタ44と、Nチャネルトランジスタ48とを含めて第1表示回路と呼ぶことができる。
第2スイッチ回路であるNチャネルトランジスタ46の出力側には、2つのインバータをリング状に結線して、静的にデータを保持できる保持回路56が接続される。保持回路56は、そこに画像信号データが書き込まれると、これを静的に保持する機能を有する回路で、そのデータの保持にほとんど電力を消費しないスタティックメモリである。
また、保持回路56を構成する2つのインバータのそれぞれの出力端子の間に設けられる2組の伝送ゲート58,59は、保持回路56が保持した信号に応じて、Vb(64)の信号またはVw(66)の信号を伝送ゲート50に供給する機能を有する。伝送ゲート50の先は画素電極配線55であるので、伝送ゲート58,59は、保持回路56に記憶されたデータに応じて、画素電極配線55に供給する電位を、Vb(64)の信号レベルにするか、Vw(66)の信号レベルにするかを選択する画素電極電位選択スイッチの機能を有することになる。
そして、伝送ゲート50は、XMODE(63)のモード切換第2信号と、MODE(62)のモード切換第1信号の反転信号によって作動する回路で、これを第4スイッチ回路と呼ぶことができる。第4スイッチ回路である伝送ゲート50は、2組の伝送ゲート58,59の出力であるVb(64)の信号またはVw(66)の信号を、画素電極配線55に供給する機能を有する。すなわち、XMODE(63)がHレベルで、MODE(62)がLレベルのとき、保持回路56が保持した信号に応じて、Vb(64)の信号またはVw(66)の信号を画素電極配線55に供給する。上記のように、Vw(66)の信号は共通電極信号線60のSCと同じ信号であり、Vb(64)の信号はSCの反転信号であるので、これにより、保持回路56が保持した信号について、画素電極配線55と共通電極信号線60との間の液晶14を交流駆動することができる。つまり、液晶14は、保持回路56が保持した信号に対応する2値の静止画像を表示することができる。
ここで、表示画素42について、画像信号を保持する保持回路56を有し、保持回路56が保持した信号に応じた電圧を画素電極配線55に供給するディジタル表示のための回路を、第2表示回路と呼ぶことにすれば、狭義では、保持回路56がこの第2表示回路に相当し、広義では、さらに、Nチャネルトランジスタ46と、保持回路56と、伝送ゲート58,59と、伝送ゲート50とを含めて第2表示回路と呼ぶことができる。図3において、破線で囲んだ回路部分43がこの広義の第2表示回路に相当する。なお、表示画素42のうち、破線で囲んだ回路部分43を除く回路部分は、上記の広義の第1表示回路に相当することになる。
また、Nチャネルトランジスタ48は、MODE(62)におけるモード切換第1信号によって作動し、伝送ゲート50は、XMODE(63)におけるモード切換第2信号によって作動し、表示画素42について、アナログ表示モードとディジタル表示モードとを切り換える機能を有するので、これらの回路部分をまとめて、モード切換回路と呼ぶことができる。
このようにして、表示装置10の各表示画素42について、第1走査線82、第2走査線84を所定の走査線選択信号によって選択し、データ信号線72から画像信号を受け取り、モード切換第1信号及びモード切換第2信号によって、アナログ表示モードまたはディジタル表示モードを選択し、第1表示回路または第2表示回路を作動させて、アナログ表示またはディジタル表示を行わせることができる。
再び図2に戻り、走査線駆動回路A,B(80)について説明する。走査線駆動回路A、B(80)は、走査線選択信号を生成する機能を有する回路である。具体的には、第1走査線82と第2走査線84との間の選択を行い、さらに、複数の第1走査線82と複数の第2走査線84との間で、逐時的に順序よく、選択を行うための走査線選択信号を生成する回路である。
図2において、走査線駆動回路A,B(80)は、1つのチップとして示されているが、複数のチップで構成することもできる。また、その場合には、表示領域40の任意の複数の辺に沿って、複数のチップを配置するものとしてもよい。例えば、走査線駆動回路A,B(80)を2つのチップとし、表示領域40を挟んで、向かい合う2辺の一方側に1つのチップを、他方側に他のチップを配置するものとしてもよい。
したがって、複数の第1走査線82の中の特定の走査線を選択する信号を生成する回路を第1走査線駆動回路、複数の第2走査線84の中の特定の走査線を選択する信号を生成する回路を第2走査線駆動回路と、区別して呼ぶことにすると、この走査線駆動回路A,B(80)は、第1走査線駆動回路と第2走査線駆動回路とを合わせた構成と機能を有する回路である。具体的には、第1走査線駆動回路と第2走査線駆動回路とにおいて、共通の要素は、共用部分として有し、特有の要素をそれぞれ別個に有する構成をとっている。
図4は、走査線駆動回路A,B(80)の構成を示す図である。走査線駆動回路A,B(80)は、スタート信号とクロック信号とからなる逐時信号86に基づいて、各第1走査線82と、各第2走査線84を逐時的に選択する信号を生成する回路である。走査線駆動回路A,B(80)は、シフトレジスタ回路部90と、振り分け回路部88と、レベルシフト回路部92と、出力ドライバ回路部94とを含んで構成される。
シフトレジスタ回路部90は、逐時的に順次入力される逐時信号86を順次シフトして、表示画素を走査線単位で指定するための順次指定パルスを出力する機能を有する回路である。シフトレジスタ回路部90は、複数の表示画素42の走査方向に沿った並び数と同じ数だけ設けられる。換言すれば、第1走査線82と第2走査線84とが、1つの表示画素42に対し1本ずつ配置されるとすると、第1走査線の本数=第2走査線の本数=シフトレジスタ回路部90の数である。つまり、シフトレジスタ回路部90は、1つのシフトレジスタ回路を、第1走査線82のためと、第2走査線84のためとで、共用化して用いる。これにより、走査線駆動回路A,B(80)の規模を抑制することができる。シフトレジスタ回路部90は、例えば、0Vから+5Vの電圧で動作するものを用いることができる。
振り分け回路部88は、シフトレジスタ回路部90の後に配置され、振り分け信号に応じて、各シフトレジスタ回路部90の出力を、第1走査線82または第2走査線84に振り分ける機能を有する回路である。振り分け信号は、第1走査線82または第2走査線84のいずれかを選択するような信号であればよい。例えば、アナログ表示をするための特別の信号、あるいはディジタル表示をするための特別な信号を、制御IC32から供給するものとできる。
振り分け信号として、モード切換第1信号またはモード切換第2信号を用いることができる。図4には、イネーブル信号線87のイネーブル信号に加えて、MODE(62)の信号であるモード切換第1信号が用いられる。モード切換第1信号は、上記のように、Hレベルでアナログ表示モード、Lレベルでディジタル表示モードを選択する信号であるので、Hレベルのときに第1走査線82に、Lレベルのときに第2走査線84に、振り分けることができる。モード切換第1信号に代えて、XMODE(63)のモード切換第2信号を用いてもよい。このように、モード切換第1信号またはモード切換第2信号を用いることで、特別な振り分け信号を生成する必要がなくなる。
レベルシフト回路部92は、振り分けられた信号のレベル及び振幅を、走査線選択信号に適したレベル及び振幅に変換する機能を有する回路である。レベルシフト回路部92は、周知の信号レベルシフト回路技術を用いて構成することができる。出力ドライバ回路部94は、走査線を駆動するのに十分な電流を供給するためのバッファ回路である。レベルシフト回路部92、出力ドライバ回路部94は、各第1走査線82のそれぞれについて、及び各第2走査線84のそれぞれについて、設けられる。換言すれば、(第1走査線82の数+第2走査線84の数)=レベルシフト回路部92の数=出力ドライバ回路部94の数である。つまり、レベルシフト回路部92と、出力ドライバ回路部94は、第1走査線82のためのものと、第2走査線84のためのものとが、それぞれ別個に設けられ、共用されることがない。出力ドライバ回路部94の出力レベルは、表示装置10の用途によって異なるが、例えば0Vから−5V、あるいは、0Vから+8Vまたは+9V等とすることができる。
出力ドライバ回路部94の出力レベル、すなわち走査線選択信号のレベルは、第1走査線82のためのものと、第2走査線84のためのものと同じものとすることができる。これにより、レベルシフト回路部92を共通化でき、出力ドライバ回路部94を共通化できる。
また、場合によっては、出力ドライバ回路部94の出力レベルを、第1走査線82のためのものと、第2走査線84のためのものとで、異なるものとしてもよい。例えば、第1走査線82のためには、アナログ表示の場合の共通電極との容量カップリングを考慮して、静的なディジタル表示の場合の第2走査線84のためのものより振幅を大きく設定することが好ましい。見方を変えると、ディジタル表示の場合の第2走査線84に対する信号振幅を、アナログ表示の場合の第1走査線82に対する信号振幅より小さくでき、その分、走査線駆動に関する消費電力を抑制することができる。例えば、第1走査線82に対する走査線選択信号について、−4Vから+9Vの振幅とし、第2走査線84に対する走査線選択信号について、0Vから+5Vの振幅とすること等ができる。
図5は、走査線駆動回路の構成について、通常のアクティブマトリクス型液晶表示装置に用いられるものと、図4で説明したものとを比較して示す図である。図5(a)は、従来からアクティブマトリクス型液晶表示装置に用いられる走査線駆動回路の構成を示し、1本の走査線ごとに、シフトレジスタ回路部(SR UNIT)90と、イネーブル信号によって制御されるイネーブル回路部(ENB UNIT)89と、レベルシフト回路部(LS UNIT)92と、出力ドライバ回路部(BUF UNIT)94がそれぞれ1つずつ用いられる。シフトレジスタ回路部90、レベルシフト回路部92、出力ドライバ回路部94は、図4で説明した内容と同じである。
これに対し、図5(b)は、図4で説明した走査線駆動回路A,B(80)の構成を示す図で、第1走査線(GATE1A等)82と第2走査線(GATE1B等)84について、シフトレジスタ部(SR UNIT)90が共用化して用いられ、XMODEの信号をイネーブル回路部に加えた振り分け回路部88によって、シフトレジスタ回路部90の出力を、第1走査線82と第2走査線84とに振り分ける。ここでは、振り分け回路部88は、MODEの信号によって、イネーブル信号を有効にすることで、共用しているシフトレジスタ回路部90の出力を、第1走査線用のレベルシフト回路部及び出力ドライバ回路部と、第2走査線用のレベルシフト回路部及び出力ドライバ回路部とに振り分ける働きをしていることになる。
したがって、従来技術の図5(a)では、シフトレジスタ回路部90、イネーブル回路部89、レベルシフト回路部92、出力ドライバ回路部94の数は、それぞれ、走査線の数だけ必要であるが、図4で説明した構成によれば、図5(b)のように、シフトレジスタ回路部90を第1走査線用と第2走査線用と共用するので、シフトレジスタ回路部90の数が走査線の総数の半分で済む。これによって、走査線駆動回路A,Bの全体規模の大きさを抑制することができる。
図6は、走査線駆動回路A,Bの作用を説明する図である。図6(a)は、XMODEにおけるモード切換第2信号がLレベルの場合に、(b)はモード切換第2信号がHレベルの場合に、それぞれ、各第1走査線(GATE1A等)と各第2走査線(GATE1B等)とがどのように選択されるかを示す図である。図6(a)に示されるように、XMODEにおけるモード切換第2信号がLレベルのときは、各第1走査線(GATE1A等)が、逐時的に選択される。これに対し、XMODEにおけるモード切換第2信号がHレベルのときは、図6(b)に示されるように、各第2走査線(GATE1B等)が、逐時的に選択される。
再び図2に戻り、データ線駆動回路70は、上記のように、データ信号線72に各階調に相当する画像信号、すなわちビデオ信号を入力するための機能を有する回路である。ここでは、通常のアクティブマトリクス液晶表示装置用のデータ線駆動回路をそのまま用いることができる。
図7は、データ線駆動回路70の構成を示す図である。データ線駆動回路70は、複数のデマルチプレクサ78を主体に構成され、外部から供給されるビデオ信号線74と、やはり外部から供給されるセレクト信号線76とが接続される。そして、セレクト信号によって、ビデオ信号をR,G,Bの3成分に分け、カラー表示のサブピクセルであるそれぞれの表示画素のデータ信号線72に出力する機能を有する。
上記構成の表示装置10の作用を説明する。表示装置10の通常動作においては、フルカラーのアナログ表示を行う。このときは、制御IC32が、モード切換をアナログ表示モードとし、MODE(62)におけるモード切換第1信号をHとし、XMODE(63)におけるモード切換第2信号をLとして、各表示画素42と、走査線駆動回路A,B(80)に供給する。走査線駆動回路A,B(80)では、振り分け回路部88において、第1走査線82側を選択し、各表示画素42の第1走査線82を選択するように、走査線選択信号を出力する。これによって、各表示画素42では、Nチャネルトランジスタ44がオンし、また、モード選択回路がNチャネルトランジスタ48をオンして、第1表示回路を作動させ、アナログ表示を実行する。このとき、ディジタル表示側のNチャネルトランジスタ46はオフとなり、また、XMODE(63)におけるモード切換第2信号がLであることから、第2表示回路側は、第1表示回路側から完全に切り離された状態となる。
表示装置10が待ちうけ状態になると、制御IC32が、モード切換をディジタル表示モードとし、MODE(62)におけるモード切換第1信号をLとし、XMODE(63)におけるモード切換第2信号をHとして、各表示画素42と、走査線駆動回路A,B(80)に供給する。走査線駆動回路A,B(80)では、振り分け回路部88において、第2走査線84側を選択し、各表示画素42の第2走査線84を選択するように、走査線選択信号を出力する。これによって、各表示画素42では、Nチャネルトランジスタ46がオンし、保持回路56によって、画像信号を2値データとして保持する。そして、また、モード選択回路が伝送ゲート50を導通状態として、第2表示回路を作動させ、ディジタル表示を実行する。このとき、アナログ回路側のNチャネルトランジスタ44がオフし、また、MODE(62)におけるモード切換第1信号がLであることから、第1表示回路側は、第2表示回路側から完全に切り離された状態となる。
これにより、1つの表示装置10において、アナログ表示モードとディジタル表示モードとを行うことを可能とし、待ち受け時の表示に関する消費電力を低減できる。また、走査線駆動回路A,B(80)は、第1走査線82と第2走査線84とで、シフトレジスタ回路部90を共有化するので、2種類の走査線を用いても、その構成規模を抑制することができる。また、走査線選択信号の振幅を第1走査線82と第2走査線84とで異なる設定をすることができ、その場合には、走査線駆動に関する消費電力も低減できる。
上記では、走査線駆動回路A,B(80)において、振り分け回路部88は、シフトレジスタ回路部90と、レベルシフト回路部92との間に配置されるものとして説明した。これ以外に、走査線駆動回路A,Bにおいて、振り分け回路部を、出力ドライバ回路部の後に設けることができる。図8は、そのような構成の走査線駆動回路A,B(100)の構成を示す図である。ここでは、図4と共通の要素に同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
走査線駆動回路A,B(100)は、シフトレジスタ回路部90、レベルシフト回路部92、出力ドライバ回路部94までを、第1走査線用と第2走査線用と共用化し、出力ドライバ回路部94に2つの出力を設ける。そしてこの2つの出力について、極性の異なる1対の振り分け信号102を用いてNOR回路104を含む振り分け回路部106によって、第1走査線(GATE1A等)と第2走査線(GATE 1B等)とに振り分ける。振り分け信号は、専用の信号を用いてもよく、また、MODEまたはXMODEの信号を用いてもよい。なお、シフトレジスタ回路部90とレベルシフト回路部92との間の接続は、イネーブル信号線87によって制御される。
このようにすることで、第1走査線用と、第2走査線用との間の共用部分が拡大し、走査線駆動回路A,B(100)全体規模の大きさをさらに抑制することができる。
図8におけるNOR回路は、信号振り分け機能を有する他の回路で置き換えることができる。図9は、伝送ゲート114を用いた振り分け回路部116を有する走査線駆動回路A,B(110)の構成を示す図である。図4、図8と同様の要素には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図8の構成とは、NOR回路104が伝送ゲート114に置き換わったのみであり、この構成によっても、第1走査線用と、第2走査線用との間の共用部分が拡大し、走査線駆動回路A,B(110)全体規模の大きさを抑制することができる。
本発明に係る実施の形態における表示装置の斜視図である。 本発明に係る実施の形態の下ガラス基板上における各要素の配置の様子を示す図である。 本発明に係る実施の形態において表示画素の構成を説明する図である。 本発明に係る実施の形態において走査線駆動回路A,Bの構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態の走査線駆動回路の構成について、通常のアクティブマトリクス型液晶表示装置に用いられるものと比較して示す図である。 本発明に係る実施の形態において走査線駆動回路A,Bの作用を説明する図である。 本発明に係る実施の形態においてデータ線駆動回路の構成を示す図である。 他の実施の形態における走査線駆動回路A,Bの構成を示す図である。 他の実施の形態における走査線駆動回路A,Bの構成を示す図である。
符号の説明
10 表示装置、12 上ガラス基板、14 液晶、16 シール材、18 導光素子、20 バックライト、22 偏光素子、24 可撓性回路基板、26 外部回路基板、30 下ガラス基板、32 制御IC、34 データ線プレチャージ回路、40 表示領域、42 表示画素、43 回路部分、44,46,48 Nチャネルトランジスタ、50,58,59,114 伝送ゲート、52 保持容量CS、54 液晶容量CLC、55 画素電極配線、56 保持回路、60 共通電極信号線、62 MODE、63 XMODE、64 Vb、66 Vw、70 データ線駆動回路、72 データ信号線、74 ビデオ信号線、76 セレクト信号線、78 デマルチプレクサ、80,100,110 走査線駆動回路A,B、82 第1走査線、84 第2走査線、86 逐時信号、87 イネーブル信号線、88,106,116 振り分け回路部、89 イネーブル回路部、90 シフトレジスタ回路部、92 レベルシフト回路部、94 出力ドライバ回路部、102 振り分け信号、104 NOR回路。

Claims (8)

  1. 基板上の一方向に配置され、アナログ表示のための複数の第1走査線と、
    基板上の一方向に配置され、ディジタル表示のための複数の第2走査線と、
    前記一方向に対して交差する方向に配置される複数のデータ信号線と、
    前記第1走査線あるいは前記第2走査線に対する所定の走査線選択信号によって選択されるとともに、前記データ信号線からの画像信号が供給され、マトリクス状に前記基板上に配置された複数の表示画素と、
    前記第1走査線についての走査線選択信号を出力する第1走査線駆動回路と、
    前記第2走査線についての走査線選択信号を出力する第2走査線駆動回路と、
    を備え、
    前記第1走査線駆動回路と前記第2走査線駆動回路とは、前記表示画素を走査線単位で順次指定するための順次指定パルスを出力するシフトレジスタ回路部を共用化して用い、共用化されたシフトレジスタ回路部の後に設けられる振り分け回路部において、振り分け信号に応じて、前記順次指定パルスを第1走査線または第2走査線に振り分けることを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記第1走査線に前記走査線選択信号によって作動する第1スイッチ回路を介して接続され、前記表示画素に配置され、逐次入力される前記画像信号を前記表示画素の画素電極に逐次供給する前記アナログ表示のための第1表示回路と、
    前記第2走査線に前記走査線選択信号によって作動する第2スイッチ回路を介して接続され、前記表示画素に配置され、前記画像信号を保持する保持回路を有し、前記保持回路が保持した信号に応じた電圧を前記画素電極に供給する前記ディジタル表示のための第2表示回路と、
    モード切換信号に応じて、前記第1表示回路が作動するアナログ表示モードと前記第2表示回路が作動するディジタル表示モードとの間のモード切換を行うモード切換回路と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  3. 請求項2に記載の表示装置において、
    前記シフトレジスタ回路部の各出力ごとにそれぞれ並列に接続される第1出力回路と第2出力回路であって、前記複数の第1走査線のそれぞれに対応して設けられる複数の第1出力回路と、前記複数の第2走査線のそれぞれに対応して設けられる複数の第2出力回路とを備え、
    前記振り分け回路部は、前記振り分け信号を用いて、第1出力回路の出力あるいは第2出力回路の出力を第1走査線または第2走査線に振り分けることを特徴とする表示装置。
  4. 請求項3に記載の表示装置において、
    前記振り分け回路部は、NOR回路または伝送ゲートで構成されることを特徴とする表示装置。
  5. 請求項2から4のいずれか1に記載の表示装置において、
    前記振り分け信号には、前記モード切換信号を用いることを特徴とする表示装置。
  6. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記モード切換信号は、信号振幅が異なり、相互に逆極性の信号であるモード第1切換信号とモード第2切換信号とから構成され、
    モード切換回路は、モード切換第1信号のオンを条件として前記第1表示回路を作動させ、モード切換第2信号のオンを条件として前記第2表示回路を作動させることを特徴とする表示装置。
  7. 請求項7に記載の表示装置において、
    前記モード切換回路は、
    前記第1スイッチ回路と前記画素電極との間に設けられモード切換第1信号に従って作動する第3スイッチ回路と、
    前記保持回路と前記画素電極との間に設けられ、モード切換第2信号に従って作動し、前記保持回路の保持した信号に応じ、画素電極に対向する対向電極に印加される対向電極信号と同相または逆相の信号を前記画素電極に供給するための第4スイッチ回路と、
    を含むことを特徴とする表示装置。
  8. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記第1走査線の走査線選択信号と、前記第2走査線の走査線選択信号とは、相互に信号振幅が異なることを特徴とする表示装置。
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