JP2009042460A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 縁なし印刷時に定着装置での定着部材への紙巻き付きを防止する。
【解決手段】 透明トナーを用紙裏面に付着させることで、定着部材と加圧部材への巻付き加減のバランスをとり定着巻付きを防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に係わり、特にカラートナー、ブラックトナーと共に透明トナーを用いる画像形成装置に関する。
複写機・プリンタ・ファックス等の画像形成装置には、トナーを用いた電子写真方式が多く用いられている。従来、これら電子写真方式の画像形成装置では、後述する理由により、用紙のエッジ部から一定の余白部(縁)を設けた部分のみに画像が印字されていた。しかし、近年のプリンタ需要の多様化から余白レス(縁無し)印字に対する要望が高まっており、特に、従来、一回り大きい記録材に印刷後、その余白をカットしていた作業を簡略化するという目的から余白レス印字の必要性が高まっている。電子写真方式の画像形成装置では、このような余白レス(縁無し)印字に関して、たとえば、特許文献1では、記録媒体の縁からはみ出す大きさでトナー画像を形成する縁無し画像形成装置が提案されている。
一方、画像形成装置の定着装置ではトナーを加熱溶融させて記録材に溶融定着させるため、溶融したトナーの粘性によって記録材が定着ローラに巻付く、所謂、巻付きジャムを防止する。そのため、少なくとも分離性が悪い記録材の先端部の余白を無くした印字をユーザーに開放する事は困難とされていた。
定着装置での巻きつきジャムは、定着ローラ外径およびニップ形状にもよるが、基本的には図13に示したように、溶融したトナーの粘着力Ftと、記録材が定着ローラの曲率に追従する際に発生する記録材の復元力Fs(コシ)とのバランスで発生する。従って、上記の余白レス印字をおこなっても、例えば厚紙や厚手のフィルムなどコシの強い記録材では、定着器への巻付きジャムは容易に発生しない。すなわち、ユーザーが使用しようとする記録材が余白ナシ印字でも分離可能か否かを判別できれば、限定された記録材ではあるが、従来の画像形成装置であっても、余白ナシ印字は可能である。しかし、記録材の特性をユーザーが判断することは、非常に困難である。記録材のコシは、温湿度の影響を受けやすく、単に厚みや秤量などで簡単に区分できない。さらに、誤って余白レス印字が不可能な記録材を用いた場合に生じる巻付きジャムは、ユーザーにとっては煩雑なジャムとなり、ジャム処理する際、装置の破損や、ユーザー自身の火傷などを招く虞があった。それ故、従来の電子写真方式の画像形成装置では、少なくとも画像先端に余白部を設け、このような巻付きジャムを回避することに重きをおいていた。
特開2004−45457号公報
本発明は、上記問題点を鑑み、ユーザーが用いる記録材が余白レス印字をしても定着器への巻付きジャムが発生することのない機能をユーザーに提供し、ユーザーに余白レス印字可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するための請求項1に係る本発明は、有色トナー像と透明トナー層とを形成して記録材上に転写する転写手段と、記録材上に転写された有色トナー像および透明トナー層を定着する定着装置とを有し、記録材の先端部・後端部・左端部・右端部のうちの少なくともいずれか一箇所以上において余白部の無い画像を形成することが可能である画像形成装置において、透明トナー層は記録材の裏面に形成されることを特徴とする。
請求項2にかかる発明は請求項1に記載の画像形成装置において、転写手段は記録材に接触する転写部材であって、透明トナー層は、転写部材において記録材の裏面に形成されることを特徴とする。
請求項3にかかる発明は請求項1に記載の画像形成装置において、転写手段と定着装置の間に記録材の搬送手段を有し、搬送手段は記録材に当接離間する搬送部材であって、透明トナー層は、搬送部材において記録材の裏面に形成されることを特徴とする。
請求項4にかかる発明は請求項1に記載の画像形成装置において、透明トナー層は、記録材の先端部に余白部がないように形成されることを特徴とする。
請求項5にかかる発明は請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置において、透明トナー層は、記録材の進行方向に対して直交する幅全域に形成されることを特徴とする。
請求項6にかかる発明は請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置において、透明トナー層は、記録材の進行方向に対して直交する帯パターンであることを特徴とする。
請求項7にかかる発明は請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置において、透明トナー層の帯パターンは、記録材の先端部側から高印字で始まる階調パターンであることを特徴とする。
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、“縁あり”印刷時に記録媒体の裏面に透明トナー層を形成することで、定着時に記録媒体の分離性が向上し、定着巻付きジャムを防止することが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、透明トナー層が転写部材よって記録媒体の裏面に形成されることで、記録媒体に対しトナー画像と透明トナー層を同時に転写することができ、装置の小型化が可能となる。
請求項3記載の発明によれば、透明トナー層が搬送部材よって記録媒体の裏面に形成されることで、二次転写残トナーを軽減し、二次転写のクリーニング耐久性を更に向上することが可能となる。
請求項4記載の発明によれば、透明トナー層を記録媒体の裏面の先端部に余白がないように形成されることで、記録媒体の先端部から確実に分離することができ、定着巻付きジャム防止に対してマージンを広げることが可能となる。
請求項5記載の発明によれば、透明トナー層を記録媒体の進行方向に対して直交する幅全域に形成することで、定着ニップ長手方向で均一に記録媒体を定着ローラから分離することができ、記録媒体の角折れによるジャムを防止することが可能となる。
請求項6、及び7記載の発明によれば、透明トナー層を帯パターン、及び階調パターンにすることで、透明トナーの消費を軽減し、透明トナー形成器の高寿命化を図ることが可能となる。
次に、本発明の詳細を実施例の記述に従って説明する。
本実施例では、有色トナー像と透明トナー層とを形成して記録材上に転写する転写手段と、記録材上に転写された有色トナー像および透明トナー層を定着する定着装置とを有し、前記記録材の先端部・後端部・左端部・右端部のうちの少なくともいずれか一箇所以上において余白部の無い画像を形成することが可能である画像形成装置において、転写手段は記録材に接触する転写部材であって、透明トナー層が転写部材において記録媒体の裏面に形成される方法について説明する。
図1はカラー画像形成装置の断面図である。この装置は、図示のように、電子写真方式のカラー画像形成装置の一例である中間転写体28を採用したタンデム方式のカラー画像形成装置である。
図2は実施例1のカラー画像形成装置の全体構成を示すブロック図である。本カラー画像形成装置は、画像処理部と画像形成部により構成する。最初に画像処理部10における処理について説明する。カラーマッチングテーブル101で、パーソナルコンピュータ等から送られてくる画像の色を表すRGB信号をカラー画像形成装置の色再現域に合わせたデバイスRGB信号(以下DevRGBという)へ変換する。次に、変換したDevRGB信号を、色分解テーブル102で、カラー画像形成装置のトナー色材色であるCMYK信号へ変換する。キャリブレーションテーブル103は各々のカラー画像形成装置に固有の濃度‐階調特性を補正するテーブルであり、前記CMYK信号を濃度‐階調特性の補正を加えたC’M’Y’K’信号へ変換する。ディザテーブル104は、ディザ処理を行い、C''M''Y''K’'信号に変換する。さらに、PWM(Pulse Width Modulation)テーブル105で、前記C’'M’'Y’'K’'信号を対応する図1に示すスキャナ部24C、24M、24Y、24Kの露光時間Tc、Tm、Ty、Tkへ変換する。
次に画像形成部11について説明する。画像形成に関わる主な手段は、帯電手段112、露光手段113、現像手段114、転写手段115、定着手段116である。それらをCPU111により制御している。
図1を用いて、電子写真方式のカラー画像形成装置における画像形成部11の動作を説明する。
画像形成部は、画像処理部が変換した露光時間に基づいて点灯させる露光光により静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して単色トナー像を形成し、この単色トナー像を重ね合わせて多色トナー像を形成し、この多色トナー像を記録媒体12へ転写し、その記録媒体上の多色トナー像を定着させる。
図2の帯電手段112として、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のステーション毎に、図1に示す感光体22を帯電させるための4個の帯電器23Y、23M、23C、23Kを備える構成で、各帯電器には帯電ローラ23YR、23MR、23CR、23KRを備えている。
感光体22Y、22M、22C、22Kは、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成し、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転するもので、駆動モータは感光体22Y、22M、22C、22Kを画像形成動作に応じて反時計周り方向に回転させる。
図2の露光手段113は、図1に示す感光体22Y、22M、22C、22Kへスキャナ部24Y、24M、24C、24Kより露光光を照射し、感光体22Y、22M、22C、22Kの表面を選択的に露光することにより、静電潜像を形成するように構成している。
図2の現像手段114は、前記静電潜像を可視化するために、ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の現像を行う図1に示す4個の現像器26Y、26M、26C、26Kを備える構成で、各現像器には、スリーブ26YS、26MS、26CS、26KSが設けられている。
図2の転写手段115は、図1に示す感光体22から中間転写体28へ単色トナー像を転写するために、中間転写体28を時計周り方向に回転させ、感光体22Y、22M、22C、22Kとその対向に位置する一次転写ローラ27Y、27M、27C、27Kの回転に伴って、単色トナー像を転写する。一次転写ローラ27に適当なバイアス電圧を印加すると共に感光体22の回転速度と中間転写体28の回転速度に差をつけることにより、効率良く単色トナー像を中間転写体28上に転写する。これを一次転写という。
更に図2の転写手段115は、図1に示すステーション毎に単色トナー像を中間転写体28上に重ね合わせ、重ね合わせた多色トナー像を中間転写体28の回転に伴い搬送ベルト29b上の二次転写ローラ29a部分まで搬送し、さらに記録媒体12を給紙トレイ21a又は21bから搬送ベルト29b上の二次転写ローラ29a部分へ狭持搬送し、記録媒体12に中間転写体28上の多色トナー像を転写する。この二次転写ローラ29aに適当なバイアス電圧を印加し、静電的にトナー像を転写する。これを二次転写という。搬送ベルト29b上の二次転写ローラ29a部分は、記録媒体12上に多色トナー像を転写している間、29aの位置で記録媒体12に当接し、印字処理後は29dの位置に離間する。搬送ベルト29bのクリーニング機構37は、二次転写ローラの当接離間動作に追従し移動する。
図2の定着手段116は、図1に示す記録媒体12に転写された多色トナー像を記録媒体12に溶融定着させるために、記録媒体12を加熱する定着ローラ32と記録媒体12を定着ローラ32に圧接させるための加圧ローラ33を備えている。定着ローラ32と加圧ローラ33は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ34、35が内蔵されている。定着装置31は、多色トナー像Tを保持した記録媒体12を定着ローラ32と加圧ローラ33により搬送するとともに、熱および圧力を加え、トナーを記録媒体12に定着させる。
トナー定着後の記録媒体12は、その後排出ローラ37a、37bによって図示しない排紙トレイに排出して画像形成動作を終了する。
次に“縁なし”印刷と“縁あり”印刷について説明する。図3(a)は“縁あり”印刷を、図3(b)は“縁なし”印刷を示している。“縁あり”印刷時には、トナー画像は、記録媒体内に全て収まり記録媒体の周辺に上余白(mh)・下余白(mb)・左余白(ml)・右余白(mr)の周辺マージンが存在する。“縁なし”印刷時には、トナー画像が記録媒体の縁にまで達しており、周辺マージンがなくなる。図3(b)においては、上余白・下余白・左余白・右余白のすべてがない状態を図示してあるものの、1つ以上の余白がゼロであれば“縁なし”印刷とする。
図4にて、“縁なし”印刷時のトナー画像形成について、説明する。ホストコンピュータ上の画像ファイルに対して、ユーザーが縁無し印字を選択した場合、コントローラは選択されている記録媒体サイズに対して縁無し印刷となるように画像をリサイズする。
図4(a)は中間転写体上に形成されるリサイズ後のトナー画像サイズを表しており、縦はIv、横はIhである。また、図4(b)は記録用紙のサイズを表しており、縦はPv、横はPhである。トナー画像と記録媒体のサイズ関係はPv<Iv、Ph<Ihとなるように設定される。つまり、記録媒体が前後左右に少々ずれて給紙されても、記録媒体に余白が生じることがないように、リサイズ後の画像サイズは選択されている記録媒体サイズより若干大きくなるように設定される。中間転写ベルト28上には破線で示したIv×Ihサイズのトナー画像が形成され、二次転写部により実線で示したPv×Phサイズの記録用紙に二次転写される。
図5で実施例1での、“縁なし”と“縁あり”時で、制御について、説明する。ユーザが印刷を開始する際に、パーソナルコンピュータのプリンタドライバで、縁なし印刷を実行するかを選択する。ここでは、プリンタドライバ上としたものの、LBPのオペパネから直接選択することも可能であり、プリンタドライバからとは限らない。図5(a)での制御においては、プリンタは常に透明トナー層形成が不可に設定されており、ユーザーが“縁なし”印刷を設定した時にのみ、透明トナー層形成が可能と設定される。印刷処理が終了するとともに、透明トナー層形成が不可と設定される。図5(b)での制御においては、プリンタは印刷開始の指令を受けてから、透明トナー層の形成可否が決定される。印刷処理が終了するとともに、透明トナー層形成可否はリセットされる。
図6にて、透明トナー層の形成について説明する。透明トナー層の形成手段としては透明トナー(T)の形成を行う形成器36Tを備える構成で、形成器36Tには、スリーブ36TSが設けられている。ここで本実施例の透明トナーは正極性に設定されているので、バイアス電源40bでスリーブ36CTSを負極性にすることで、透明トナーをスリーブ36TS上に保持する。次に張架ローラ29cにスリーブ36TSのバイアスとコントラストを持った設定で負極性のバイアスをバイアス電源40cから印加することで、二次転写ローラ29aと張架ローラ29cによって張架された搬送ベルト29b上に透明トナー層を転写する。二次転写時には、中間転写ベルト28上に形成された負極性のトナー画像を記録媒体に転写するために、二次転写ローラ29aには、正極性のバイアスが印加されている。その時、図7に示すように搬送ベルト29b上に形成された正極性の透明トナー層は、記録媒体のトナー画像非形成面に二次転写と同時に転写される。所謂、記録媒体に対し表裏同時転写を行うのである。記録媒体の表裏同時転写終了後に、クリーニング機構39によって、搬送ベルト29b上の二次転写残トナーと残透明トナーをクリーニングする。
尚、搬送ベルト29b上の透明トナー層の大きさは、横サイズは中間転写ベルト28上のトナー画像と同じIhとしているが、縦サイズは中間転写ベルト28上のトナー画像と同じIvとする必要はない。図8に示すように記録媒体12が排紙ローラ37a、37bのニップnの上流ポイントnjまで到達すれば、定着ローラ32に巻付くことはないので、定着ニップNの下流ポイントNkから排紙ローラ37a、37bのニップnの上流ポイントnjまでの距離L2を縦サイズとしている。また、透明トナーの量としては記録媒体の種類に因るものの、単色ベタ相当のトナー載り量になるようにしてある。本実施例は記録媒体としてキヤノン株式会社製CLC用紙、坪量80g/m3、A3サイズを用いた。トナー載り量としては、単色あたり0.50mg/cmとしているので、透明トナーの載り量も同様としている。
以上、本実施例では、有色トナー像と透明トナー層とを形成して記録材上に転写する転写手段と、記録材上に転写された有色トナー像および透明トナー層を定着する定着装置とを有し、前記記録材の先端部・後端部・左端部・右端部のうちの少なくともいずれか一箇所以上において余白部の無い画像を形成することが可能である画像形成装置において、転写手段は記録材に接触する転写部材であって、透明トナー層が転写部材において記録材の裏面に形成される方法について説明した。
本実施例では、有色トナー像を記録材上に転写する転写手段と、記録材上に転写された有色トナー像を定着する定着装置と、前記転写手段と前記定着装置の間に前記記録材に対して当接離間可能な搬送手段とを有し、前記記録材の先端部・後端部・左端部・右端部のうちの少なくともいずれか一箇所以上において余白部の無い画像を形成することが可能である画像形成装置であり、前記搬送部材によって前記記録材の裏面に透明トナー層を形成する方法について説明する。
尚、本実施例で使用するカラー画像形成装置の全体構成、及び“縁なし”印刷時の方法についていは、実施例1で説明した画像形成装置と同様であり説明は省略するが、転写手段と定着装置の間に記録材に接触する搬送手段を有し、透明トナー層が搬送部材において記録材の有色トナー画像非形成面に形成されることが異なる。
以下、本実施例の特徴である、透明トナー層が搬送部材によって記録媒体の裏面に形成されることについて説明する。
図9は実施例2を示すカラー画像形成装置の断面図である。二次転写ローラ29aと定着装置31を結ぶ記録媒体12の搬送路において、記録媒体12を搬送しながら透明トナー層をトナー画像非形成面に形成する形成器38Taが設けられている。
図10にて、透明トナー層の形成について説明する。透明トナー層の形成手段としては透明トナー(T)の形成を行う形成器38Taを備える構成で、形成器38Taには、スリーブ38TSaが設けられている。ここで本実施例の透明トナーは正極性に設定されているので、バイアス電源40bでスリーブ36TSaを負極性にすることで、透明トナーをスリーブ36TSa上に保持する。
記録媒体12上には二次転写された負極性のトナー画像が形成されていて、記録媒体12の先端部がスリーブ38TSaに到達したとき、正極性の透明トナーは記録媒体の裏面に転写される。透明トナー層の大きさは、横サイズは中間転写ベルト28上のトナー画像と同じIhとしているが、縦サイズは実施例1と同様に定着ニップNの下流ポイントkから排紙ローラ37a、37bのニップnの上流ポイントnjまでの距離L2を縦サイズとしている。また、形成器38Taは記録媒体に対して当接離間が可能であり、“縁なし”印刷以外のときは38Tb、38TSbの配置となる。本構成は実施例1の構成に比べ、透明トナー分の二次転写残トナーが軽減されるので、クリーニング機構39の高寿命化、又は簡易化を図ることが可能であり、更には二次転写時の搬送ベルトも必要なくなるのでコストダウンも可能である。
以上、本実施例では、有色トナー像を記録材上に転写する転写手段と、記録材上に転写された有色トナー像を定着する定着装置と、前記転写手段と前記定着装置の間に前記記録材に対して当接離間可能な搬送手段とを有し、前記記録材の先端部・後端部・左端部・右端部のうちの少なくともいずれか一箇所以上において余白部の無い画像を形成することが可能である画像形成装置であり、前記搬送部材によって前記記録材の裏面に透明トナー層を形成する方法について説明した。
本実施例では、有色トナー像と透明トナー層とを形成して記録材上に転写する転写手段と、記録材上に転写された有色トナー像および透明トナー層を定着する定着装置とを有し、前記記録材の先端部・後端部・左端部・右端部のうちの少なくともいずれか一箇所以上において余白部の無い画像を形成することが可能である画像形成装置において、前記透明トナー層は前記記録材の裏面に前記記録材の先端部側から高印字で始まる階調パターンで形成される方法について説明する。
尚、本実施例で使用するカラー画像形成装置の全体構成、及び“縁なし”印刷時の方法についていは、実施例1及び実施例2で説明した画像形成装置と同様であり説明は省略するが、透明トナー層が記録媒材の裏面に前記記録材の先端部側から高印字で始まる階調パターンで形成されることが異なる。
以下、本実施例の特徴である、透明トナー層が記録材の裏面に前記記録材の先端部側から高印字で始まる階調パターンで形成されることについて説明する。
図11は記録媒体12のトナー画像非形成面に透明トナー層を形成した図である。記録媒体12の先端部からL1の長さで透明トナー層が単色ベタで形成され、その後、透明トナー層が単色ベタに対して、80%、60%、40%、20%の階調性で形成され、透明トナー層全体として記録媒体12の先端からL2の長さで形成されている。透明トナー層が単色ベタで形成されているL1は図8に示した定着ニップNの下流ポイントNkから定着排紙ガイド36aの先端部分との距離である。透明トナー層全体が形成されているL2は定着ニップNの下流ポイントNkから排紙ローラ37a、37bのニップnの上流ポイントnjまでの距離である。記録媒体12は先端からL1だけ分離できれば、排紙ガイド36aまで到達し、その後排紙ローラ37a、37bのニップnに導かれるので定着巻付きジャムを引き起こすことはない。また、記録媒体先端からL1以降の部分は段階的にトナー載り量を低下させているので、L1以降で定着巻付きジャムが発生することはない。更に透明トナー層に階調性を用いることで透明トナーの消費量を軽減することができる。
尚、本実施例で用いた記録媒体は実施例1同様、キヤノン株式会社製CLC用紙、坪量80g/m3、A3サイズを用いたが、他の記録媒体を用いた時でも、透明トナー層のトナー載り量や、階調数を調整することも可能である。例えば、図12のように先端部からL1の長さで透明トナー層が単色ベタ60%で形成され、その後、40%、20%の階調性で形成された透明トナー層パターンでも可能である。
以上、本実施例では、有色トナー像と透明トナー層とを形成して記録材上に転写する転写手段と、記録材上に転写された有色トナー像および透明トナー層を定着する定着装置とを有し、前記記録材の先端部・後端部・左端部・右端部のうちの少なくともいずれか一箇所以上において余白部の無い画像を形成することが可能である画像形成装置において、前記透明トナー層は前記記録材の裏面に前記記録材の先端部側から高印字で始まる階調パターンで形成される方法について説明した。
本発明を説明するためのカラー画像形成装置の全体構成図 カラー画像形成装置のブロック図 縁なし印刷と縁有り印刷を説明する図 縁なし印刷時の画像形成について説明する図 透明トナー層形成を選択する制御について説明する図 実施例1での透明トナー層形成方法を説明する図1 実施例1での透明トナー層形成方法を説明する図2 本発明を説明するための定着装置の構成図 実施例2を説明するためのカラー画像形成装置の全体構成図 実施例2での透明トナー層形成方法を説明する図 実施例3での透明トナー層パターンを説明する図1 実施例3での透明トナー層パターンを説明する図2 従来例の分離性能と記録材のコシの関係を説明する図
符号の説明
10 画像処理部
11 画像形成部
12 記録媒体
21 給紙トレイ
22 感光体、感光体
23 一次帯電手段
24 スキャナ部
25 トナーカートリッジ
26 現像手段
27 一次転写ローラ
28 中間転写体
29a,d 二次転写ローラ
29c 張架ローラ
29b 搬送ベルト
30 クリーニング手段
31 定着装置
32 定着ローラ
33 加圧ローラ
34,35 ハロゲンヒータ
36a,36b 排紙ガイド
37a,37b 排紙ローラ対
38 透明トナー現像器
39 二次転写ローラクリーニング手段
40a,40b,40c バイアス電源
T 透明トナー
N 定着ニップ部
Nk 定着ニップ部の下流ポイント
n 排紙ローラニップ部
nj 排紙ローラニップ部の上流ポイント
L1 定着ニップ部の下流ポイントと排紙ガイド37aの先端との距離
L2 定着ニップ部の下流ポイントと排紙ローラニップ部の上流ポイントとの距離

Claims (7)

  1. 有色トナー像と透明トナー層を記録材上に転写する転写手段と、記録材上に転写された有色トナー像および透明トナー層を定着する定着装置とを有し、前記記録材の先端部・後端部・左端部・右端部のうちの少なくともいずれか一箇所以上において余白部の無い画像を形成することが可能である画像形成装置であり、前記透明トナー層は前記記録材の裏面に形成されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写手段は記録材に接触する転写部材であって、前記透明トナー層は、前記転写部材によって前記記録材の裏面に形成されることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 有色トナー像を記録材上に転写する転写手段と、記録材上に転写された有色トナー像を定着する定着装置と、前記転写手段と前記定着装置の間に前記記録材に対して当接離間可能な搬送手段とを有し、前記記録材の先端部・後端部・左端部・右端部のうちの少なくともいずれか一箇所以上において余白部の無い画像を形成することが可能である画像形成装置であり、前記搬送部材によって前記記録材の裏面に透明トナー層を形成することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記透明トナー層は、前記記録材の先端部に余白部がないように形成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記透明トナー層は、前記記録材の進行方向に対して直交する幅全域に形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記透明トナー層は、前記記録材の進行方向に対して直交する帯パターンであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記透明トナー層の帯パターンは、前記記録材の先端部側から高印字で始まる階調パターンであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011158863A (ja) * 2010-02-04 2011-08-18 Ricoh Co Ltd 粘着剤塗布装置、画像形成装置及び粘着材塗布方法
JP2016109972A (ja) * 2014-12-09 2016-06-20 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および画像形成システム

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