JP2009041613A - 防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】組み立て時にオリフィス部材の他端側壁部が変形若しくは破損するのを抑制する。
【解決手段】外筒11の大径部11bとオリフィス部材19との間に、外筒11の軸方向他端部11dから、オリフィス通路19aを画成する壁部のうち外筒11の軸方向他端側に位置する他端側壁部19cを越えて、軸方向一端側に位置する一端側壁部19bに至る保護部材20が設けられるとともに、この保護部材20とオリフィス部材19の他端側壁部19cの外面との間にシールゴム部材14bが介在している。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車や産業機械等に適用され、エンジン等の振動発生部の振動を吸収および減衰する防振装置に関するものである。
この種の防振装置として、従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、振動発生部および振動受部のいずれか一方に連結される外筒と、この外筒の内側に配置され、振動発生部および振動受部のいずれか他方に連結される取付け部材と、この取付け部材と前記外筒とを弾性的に連結するとともに、外筒の軸方向一端部における開口部を閉塞する弾性部と、前記外筒の軸方向他端部における開口部を閉塞するダイヤフラムと、前記外筒の内側において、前記弾性部およびダイヤフラムで閉じられた液体封入空間を、前記弾性部を隔壁の一部とする主液室と、前記ダイヤフラムを隔壁の一部とする副液室と、に仕切る仕切り部と、前記主液室と副液室とを連通するオリフィス通路が形成されたオリフィス部材と、が備えられた構成が知られている。
このうち外筒は、その軸方向一端部側の小径部と、軸方向他端部側の大径部と、これらの小径部と大径部とを連結する段部と、を備え、オリフィス通路は、オリフィス部材の外周面にその径方向外方に向けて開口させられて形成され、オリフィス部材は、外筒の大径部内に配置された状態でこの外筒の軸方向他端部が径方向内方に折り曲げられることにより、該他端部と前記段部との間に固定されている。
ここで、下記特許文献1に示される防振装置では、逆椀状のダイヤフラムの開口端部にリング状の金具が埋設されており、この防振装置を組み立てる際に、外筒の大径部内にオリフィス部材を配置し、かつダイヤフラムの前記金具を、オリフィス通路を画成する壁部のうち外筒の軸方向他端側に位置する他端側壁部の外面に当接させた状態で、外筒の大径部内に配置し、その後、前述のように外筒の軸方向他端部を径方向内方に折り曲げて、このオリフィス部材を外筒の軸方向他端部と段部との間に固定している。
特開2006−132615号公報
しかしながら、前記従来の防振装置では、前述のように外筒の軸方向他端部を径方向内方に折り曲げたときの力が、ダイヤフラムの前記金具を介してオリフィス部材の他端側壁部の外面に作用して、この他端側壁部がオリフィス通路を潰すように変形若しくは破損するおそれがあった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、組み立て時にオリフィス部材の他端側壁部が変形若しくは破損するのを抑制することができる防振装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の防振装置は、振動発生部および振動受部のいずれか一方に連結される外筒と、この外筒の内側に配置され、振動発生部および振動受部のいずれか他方に連結される取付け部材と、この取付け部材と前記外筒とを弾性的に連結するとともに、外筒の軸方向一端部における開口部を閉塞する弾性部と、前記外筒の軸方向他端部における開口部を閉塞するダイヤフラムと、前記外筒の内側において、前記弾性部およびダイヤフラムで閉じられた液体封入空間を、前記弾性部を隔壁の一部とする主液室と、前記ダイヤフラムを隔壁の一部とする副液室と、に仕切る仕切り部と、前記主液室と副液室とを連通するオリフィス通路が形成されたオリフィス部材と、が備えられ、前記外筒は、その軸方向一端部側の小径部と、軸方向他端部側の大径部と、これらの小径部と大径部とを連結する段部と、を備え、前記オリフィス通路は、オリフィス部材の外周面にその径方向外方に向けて開口させられて形成され、前記オリフィス部材は、外筒の大径部内に配置された状態でこの外筒の軸方向他端部が径方向内方に折り曲げられることにより、該他端部と前記段部との間に固定された防振装置であって、前記外筒の大径部と前記オリフィス部材との間には、前記外筒の軸方向他端部から、前記オリフィス通路を画成する壁部のうち前記外筒の軸方向他端側に位置する他端側壁部を越えて、軸方向一端側に位置する一端側壁部に至る保護部材が設けられるとともに、この保護部材と前記オリフィス部材の他端側壁部の外面との間にシールゴム部材が介在していることを特徴とする。
この発明では、外筒の大径部とオリフィス部材との間に前記保護部材が設けられるとともに、この保護部材とオリフィス部材の他端側壁部の外面との間にシールゴム部材が介在しているので、この防振装置を組み立てるに際し、外筒の大径部内にオリフィス部材を配置し、かつこの外筒の内側に、その軸方向他端部からオリフィス部材の他端側壁部を越えて一端側壁部に至らせて前記保護部材を配置した状態で、外筒の軸方向他端部を径方向内方に折り曲げることにより、オリフィス部材を外筒の軸方向他端部と段部との間に固定したときに、その力がオリフィス部材の他端側壁部に伝達するのを前記保護部材およびシールゴム部材によって抑えることが可能になる。したがって、組み立て時にオリフィス部材の他端側壁部が変形若しくは破損するのを抑制することができる。
なお、前述の力が保護部材を介してオリフィス部材の一端側壁部の内面に作用しても、この一端側壁部は外筒の段部に支持されるので、当該一端側壁部が変形若しくは破損するのは防止される。
ここで、前記保護部材は金属材料からなってもよい。
この場合、保護部材が金属材料で形成されているので、前述のように外筒の軸方向他端部を径方向内方に折り曲げたときの力を保護部材で受け止めさせて、オリフィス部材の他端側壁部に伝達するのを抑制することが可能になり、前述の作用効果を確実に奏功させることができる。
また、前記保護部材は、前記オリフィス部材をその径方向外側から全周にわたって囲繞するリング状に形成されてもよい。
この場合、保護部材がリング状に形成されているので、前述のように外筒の軸方向他端部を径方向内方に折り曲げたときに保護部材に作用する力を、特定の箇所に集中させることなく全周にわたって均等に作用させることが可能になる。
さらに、前記保護部材は、前記ダイヤフラムに加硫接着されてもよい。
この場合、保護部材がダイヤフラムに加硫接着されているので、防振装置の部品点数および組み立て工数を現行同等に維持することが可能になり、この防振装置の高コスト化を抑えることができる。
この発明によれば、組み立て時にオリフィス部材の他端側壁部が変形若しくは破損するのを抑制することができる。
以下、本発明に係る防振装置の一実施形態を、図1および図2を参照しながら説明する。この防振装置10は、振動発生部および振動受部のいずれか一方に連結される外筒11と、この外筒11の内側に配置され、振動発生部および振動受部のいずれか他方に連結される取付け部材12と、この取付け部材12と外筒11とを弾性的に連結するとともに、外筒11の軸方向一端部における開口部を閉塞する弾性部13と、外筒11の軸方向他端部における開口部を閉塞するダイヤフラム14と、外筒11の内側において、弾性部13およびダイヤフラム14で閉じられた液体封入空間を、弾性部13を隔壁の一部とする主液室16とダイヤフラム14を隔壁の一部とする副液室17とに仕切る仕切り部15と、主液室16と副液室17とを連通するオリフィス通路19aが形成されたオリフィス部材19と、を備えている。
なお、これらの各部材は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置させられて配置されている。以下、この共通軸を中心軸線Oといい、また、この中心軸線Oに沿った方向を上下方向といい、さらに、外筒11の軸方向一端部側を下側、外筒11の軸方向他端部側を上側という。
また、前記液体封入空間には、例えばエチレングリコール、水、若しくはシリコーンオイル等が封入される。さらに、主液室16は、弾性部13を隔壁の一部として、弾性部13の変形に伴い内容積が変化し、副液室17は、ダイヤフラム14を隔壁の一部として、封入された液体の圧力変化に応じて内容積が変化するようになっている。
この防振装置10が例えば自動車に装着された場合、取付け部材12が振動発生部としてのエンジンに連結される一方、外筒11が図示されないブラケットを介して振動受部としての車体に連結されることにより、エンジンの振動が車体に伝達するのを抑えられるようになっている。
仕切り部15は、上下方向に互いに間隔をあけて配置された第1仕切り板21、および第2仕切り板22と、これらの仕切り板21、22同士の間に配置された可動板18と、を備えている。図示の例では、第1仕切り板21は主液室16側に配置されるとともに、第2仕切り板22は副液室17側に配置され、これらの仕切り板21、22にそれぞれ、可動板18と対向する位置に複数の貫通孔23が形成されている。なお、可動板18は、ゴム状弾性材で円板状に形成されている。
ここで、オリフィス部材19はリング状に形成され、その内周面に第1仕切り板21の外周面が連結されて、これらのオリフィス部材19および第1仕切り板21は、例えば金属材料若しくは合成樹脂材料等で一体に形成されている。
外筒11は、下側の小径部11aと、上側の大径部11bと、これらの小径部11aと大径部11bとを連結する段部11cと、を備え、これら11a〜11cが前記中心軸線Oと同軸に配置されて例えば金属材料等で一体に形成されている。
また、取付け部材12は、図示の例では、内周面に雌ねじ部が形成された筒状体12aと、この筒状体12aの軸方向他端面に軸方向外方に向けて突設された壁部12bと、を備えている。そして、筒状体12aは、その軸方向一端部が外筒11の下端開口面よりも下方に突出した状態で、前記中心軸線Oと同軸に設けられている。
弾性部13は、筒状体12aのうち、外筒11の内側に位置する部分および壁部12bが内部に埋設されるブロック状の本体部13aと、筒状体12aの外周側から径方向外方に向かうに従い外筒11の下端に向けて延設された脚部13bと、この脚部13bの先端から外筒11の上端に向けてこの外筒11の内周面に沿って延びる被覆部13cと、を備え、これら13a〜13cが例えばゴム状弾性材等で一体に形成されている。
このうち、脚部13bの先端は、外筒11の下端部における内周面に加硫接着している。さらに、被覆部13cは、外筒11の内周面において、脚部13bの先端が加硫接着されていない部分の全域に加硫接着している。これにより、外筒11の内周面は、その全域にわたって脚部13bの先端および被覆部13cにより覆われている。
オリフィス通路19aは、リング状のオリフィス部材19の外周面にその径方向外方に向けて開口した縦断面視コ字状に形成されている。また、このオリフィス通路19aを画成する壁部のうち、下側に位置する一端側壁部19bおよび上側に位置する他端側壁部19cにはそれぞれ、オリフィス通路19aと主液室16とを連通する第1通路19f、およびオリフィス通路19aと副液室17とを連通する第2通路19gが各別に形成され、これらのオリフィス通路19a、第1通路19fおよび第2通路19gを通して、主液室16と副液室17とが連通している。
また、オリフィス部材19は、外筒11の大径部11bの内周面において段部11cに連なる部分に配置された状態でこの外筒11の上端部が径方向内方に折り曲げられてかしめ部11dが形成されることにより、このかしめ部11dの内面と段部11cとの間に固定されている。なお、かしめ部11dは、下側から上側に向かうに従い縮径している。
ここで、ダイヤフラム14は、外筒11の上端開口面から上方に向けて膨出した逆椀状に形成され、その下端開口部にリング状の保護部材20が前記中心軸線Oと同軸に配置されて加硫接着されている。図示の例では、保護部材20の全体がダイヤフラム14の下端開口部に埋設されている。
そして、本実施形態では、保護部材20は、外筒11の大径部11bとオリフィス部材19との間に配置されて、外筒11のかしめ部11dから、オリフィス部材19の他端側壁部19cを越えて一端側壁部19bに到達している。
図示の例では、保護部材20は、下側の大径部20aと、上側の小径部20bと、これらの大径部20aと小径部20bとを連結する段部20cと、を備え、これら20a〜20cが前記中心軸線Oと同軸に配置されて例えば金属材料等で一体に形成されている。
ここで、保護部材20の大径部20aは、オリフィス部材19を径方向外方から全周にわたって囲繞してオリフィス部材19の外周面におけるオリフィス通路19aの開口部を閉塞し、保護部材20の小径部20bは、外筒11の上端開口面よりも上方に突出し、保護部材20の段部20cは、外筒11のかしめ部11dと平行になっている。さらに、外筒11の厚さは、その全域にわたって同等とされるとともに、保護部材20の大径部20aの厚さよりも薄くなっている。
また、オリフィス部材19の他端側壁部19cの外周面は一端側壁部19bの外周面よりも径方向内方に位置しており、保護部材20の大径部20aは、前記中心軸線Oに沿って平行に延在し、その下端開口縁が全周にわたってオリフィス部材19の一端側壁部19bの上面(内面)に液密状態で当接している。これにより、オリフィス部材19の一端側壁部19bが、保護部材20の下端開口縁と外筒11の段部11cにおける内面との間で前記中心軸線O方向に挟まれている。なお、保護部材20の下端開口縁を、その全周にわたってゴム状弾性材で被覆してもよい。さらに、この保護部材20の大径部20aの内周面においてオリフィス通路19aに径方向外方で対向する部分にはゴム膜14aが被覆され、このゴム膜14aがオリフィス部材19の他端側壁部19cの外周面に液密状態で当接している。
さらにまた、保護部材20の内周面において、オリフィス部材19の上方に位置する部分には、前記ゴム膜14aよりも厚さの厚いシールゴム部材14bが被覆され、このシールゴム部材14bが、保護部材20の内周面とオリフィス部材19の他端側壁部19cの上面(外面)との間で上下方向に挟まれて圧縮変形している。図示の例では、保護部材20の大径部20aの上下方向における長さが、オリフィス部材19において一端側壁部19bの上面と他端側壁部19cの上面との上下方向における距離よりも大きくなっている。また、シールゴム部材14bは保護部材20の段部20cとオリフィス部材19の他端側壁部19cの上面との間で上下方向に挟まれて圧縮変形している。なお、ゴム膜14aおよびシールゴム部材14bはダイヤフラム14と一体になっている。
以上のように構成された防振装置10は次のようにして組み立てられる。
まず、外筒11の大径部11bの内側に、オリフィス部材19を配置するとともに、外筒11の大径部11bの内側に、保護部材20を、オリフィス部材19の外周面におけるオリフィス通路19aの開口部を大径部20aにより閉塞するように配置する。すなわち、保護部材20の下端を、外筒11内にその上端開口部から挿入し、オリフィス部材19の他端側壁部19cの外周面を通過させて一端側壁部19bの上面に配置する。
次に、外筒11の大径部11bを縮径させつつ、この外筒11の上端部を径方向内方に折り曲げてかしめ部11dを形成することにより、このかしめ部11dと外筒11の段部11cとの間に、オリフィス部材19を固定する。この際、シールゴム部材14bが、保護部材20の段部20cとオリフィス部材19の他端側壁部19cの上面とにより上下方向に挟まれて圧縮変形する。
以上説明したように、本実施形態による防振装置10によれば、外筒11の大径部11bとオリフィス部材19との間に保護部材20が設けられるとともに、この保護部材20とオリフィス部材19の他端側壁部19cの上面との間にシールゴム部材14bが介在しているので、この防振装置10を組み立てるに際し、前述のように外筒11の上端部を径方向内方に折り曲げてかしめ部11dを形成することにより、オリフィス部材19を外筒11のかしめ部11dと段部11cとの間に固定したときに、その力がオリフィス部材19の他端側壁部19cに伝達するのを保護部材20およびシールゴム部材14bによって抑えることが可能になる。したがって、組み立て時にオリフィス部材19の他端側壁部19cが変形若しくは破損するのを抑制することができる。
なお、前述の力が保護部材20を介してオリフィス部材19の一端側壁部19bの上面に作用しても、この一端側壁部19bは外筒11の段部11cに支持されるので、当該一端側壁部19bが変形若しくは破損するのは防止される。
また、本実施形態では、保護部材20が金属材料で形成されているので、前述のように外筒11の上端部を径方向内方に折り曲げたときの力を保護部材20で受け止めさせて、オリフィス部材19の他端側壁部19cに伝達するのを抑制することが可能になり、前述の作用効果を確実に奏功させることができる。
さらに、保護部材20がリング状に形成されているので、前述のように外筒11の上端部を径方向内方に折り曲げたときに保護部材20に作用する力を、特定の箇所に集中させることなく全周にわたって均等に作用させることが可能になる。
また、保護部材20がダイヤフラム14に加硫接着されているので、防振装置10の部品点数および組み立て工数を現行同等に維持することが可能になり、この防振装置10の高コスト化を抑えることもできる。
さらにまた、本実施形態では、オリフィス部材19の外周面におけるオリフィス流路19aの開口部を閉塞する壁部が、前述のように組み立てに際して縮径変形させられる外筒11の大径部11bではなく、その内側に位置する保護部材20の大径部20aとなっているので、防振装置10の組み立て時にオリフィス流路19aを歪めたりすることなく高精度に形成することが可能になり、高い制振性能を備えた防振装置10を確実に形成することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、保護部材20を金属材料で形成したが、合成樹脂材料等で形成してもよい。
また、保護部材20としてリング状に形成された構成を示したが、これに代えて例えば、周方向で分断された弧状体、若しくは平板等であってもよい。
さらに、保護部材20がダイヤフラム14に加硫接着された構成を示したが、これらを別部材としてもよい。
また、保護部材20および外筒11の各厚さは同等にしてもよい。
さらに、保護部材20および外筒11を形成する各材質は同じにしてもよいし、異ならせてもよい。
さらにまた、防振装置10を組み立てる際に、外筒11の大径部11bを縮径させずに、この大径部11bの内側にオリフィス部材19および保護部材20を配置する際に、これらのオリフィス部材19および保護部材20を大径部11bの内側に嵌合させてもよい。
また、オリフィス部材19と第1仕切り板21とを一体に形成したが、これらを別部材としてもよい。
組み立て時にオリフィス部材の他端側壁部が変形若しくは破損するのを抑制することができる。
本発明に係る一実施形態として示した防振装置の縦断面図である。 図1に示す防振装置の一部拡大図である。
符号の説明
10 防振装置
11 外筒
11a 外筒の小径部
11b 外筒の大径部
11c 外筒の段部
11d かしめ部
12 取付け部材
13 弾性部
14 ダイヤフラム
14b シールゴム部材
15 仕切り部
16 主液室
17 副液室
18 可動板
19 オリフィス部材
19a オリフィス通路
19b 一端側壁部
19c 他端側壁部
20 保護部材

Claims (4)

  1. 振動発生部および振動受部のいずれか一方に連結される外筒と、
    この外筒の内側に配置され、振動発生部および振動受部のいずれか他方に連結される取付け部材と、
    この取付け部材と前記外筒とを弾性的に連結するとともに、外筒の軸方向一端部における開口部を閉塞する弾性部と、
    前記外筒の軸方向他端部における開口部を閉塞するダイヤフラムと、
    前記外筒の内側において、前記弾性部およびダイヤフラムで閉じられた液体封入空間を、前記弾性部を隔壁の一部とする主液室と、前記ダイヤフラムを隔壁の一部とする副液室と、に仕切る仕切り部と、
    前記主液室と副液室とを連通するオリフィス通路が形成されたオリフィス部材と、が備えられ、
    前記外筒は、その軸方向一端部側の小径部と、軸方向他端部側の大径部と、これらの小径部と大径部とを連結する段部と、を備え、
    前記オリフィス通路は、オリフィス部材の外周面にその径方向外方に向けて開口させられて形成され、
    前記オリフィス部材は、外筒の大径部内に配置された状態でこの外筒の軸方向他端部が径方向内方に折り曲げられることにより、該他端部と前記段部との間に固定された防振装置であって、
    前記外筒の大径部と前記オリフィス部材との間には、前記外筒の軸方向他端部から、前記オリフィス通路を画成する壁部のうち前記外筒の軸方向他端側に位置する他端側壁部を越えて、軸方向一端側に位置する一端側壁部に至る保護部材が設けられるとともに、この保護部材と前記オリフィス部材の他端側壁部の外面との間にシールゴム部材が介在していることを特徴とする防振装置。
  2. 請求項1記載の防振装置であって、
    前記保護部材は金属材料からなることを特徴とする防振装置。
  3. 請求項1または2に記載の防振装置であって、
    前記保護部材は、前記オリフィス部材をその径方向外側から全周にわたって囲繞するリング状に形成されていることを特徴とする防振装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の防振装置であって、
    前記保護部材は、前記ダイヤフラムに加硫接着されていることを特徴とする防振装置。
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