JP2009041587A - 通水管の接続装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 接続方法を選択することができる接続装置を提供する。
【解決手段】 接続装置6は、通水管1が接続される接続具2と、通水管1に移動不能に設けられる第1係合体4と、通水管1に取り付けられる第2係合体5とからなる。第2係合体5は、通水管1の端部分1aが挿入される抜止めリング5bを備え、その抜止めリング5bは、端部部分1aを係止する弾性変形可能な係止爪5dを有する。ここで、接続具2の受口7は、端部部分1aに第1係合体4が設けられてなる第1接続端部11と、端部部分1aに第2係合体5が設けられてなる第2接続端部12または前記第2係合体5との、一方が、選択的に装着可能である。そして、受口7には、取着体9が、係合体4、5を抜け止めするように着脱可能に取り付けられる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、合成樹脂製の通水管が接続される、通水管の接続装置に関するものである。
従来、合成樹脂製の通水管が接続される接続具として、図31に示される接続具51があった(特許文献1参照)。この接続具51においては、接続される通水管50には、その端部部分50aに、内側のリング体52が拡径されることで、外方へ突出する膨出部50bが形成された。これに対し、接続具51は、接続具本体53と、係合スリーブ54と、袋ナット55とから構成された。ここで、係合スリーブ54は、一対の分割体54a、54aからなり、この係合スリーブ54は、通水管50の前記膨出部50b部分を覆うように装着された。そこで、袋ナット55が、係合スリーブ54を締め付けるように、接続具本体53にねじ込まれることで、膨出部50bが係止された。こうして、通水管50の抜出しが防止され、通水管50は、接続具本体53、つまりは接続具51に接続された。
また、他に、合成樹脂製の通水管が接続される接続具として、図32に示される接続具61があった(特許文献2参照)。この接続具61は、管接続部62に、ロックリング63が設けられていた。そして、管接続部62への通水管(図示せず)の接続にあたっては、管接続部62に通水管を挿入すると、前記ロックリング63が通水管に係合し、こうして、通水管の抜出しが防止された。
特開2004−225713号公報 特開2003−130266号公報
ところで、前記従来の接続具51においては、通水管50の端部部分50aに膨出部50bが形成されているため、接続を強固にすることができる反面、その膨出部50bの形成作業は、通水管50を配管する現場では不向きであり、工場で、通水管50を所要の長さに切断するとともに、その端部部分50aに前記膨出部50bを形成しておく必要があった。
一方、前記従来の接続具61においては、通水管を配管する現場において、ロックリング63が設けられた接続具61に対して、その管接続部62に通水管を挿入すればよく、簡単に通水管を接続具61に接続することができるという利点があった。
このように、両接続具51、61は、それぞれ接続方法に特徴を有していたが、それぞれの接続方法に対して、異なる接続具51、61を用意しなければならず極めて不便であった。
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、接続方法を選択することができる、通水管の接続装置を提供することにある。
この発明に係る、通水管の接続装置は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る通水管の接続装置は、合成樹脂製の通水管が接続される接続具と、前記通水管の端部部分の外周に、移動不能に設けられる、係合体としての第1係合体と、前記通水管の端部部分が挿入されるようにしてその端部部分の外周に取り付けられる、係合体としての第2係合体とからなる。ここで、前記接続具は、前記通水管の端部部分が、その端部部分の軸心方向の一方を向く接続方向に向かって差し込まれる受口と、前記受口と前記端部部分との間を止水する止水部材と、前記係合体を前記受口に対して抜け止めするよう前記係合体を係止する係止手段とを、備える。そして、前記受口は、前記端部部分に前記第1係合体が設けられてなる第1接続端部と、前記端部部分に前記第2係合体が設けられてなる第2接続端部または前記第2係合体との、一方が、選択的に装着可能である。また、前記第2係合体は、前記端部部分の外周側に嵌まる筒状の係合体本体と、その係合体本体の内周側に保持されて前記端部部分が通る抜止めリングとを備える。そして、前記抜止めリングは、リング本体と、そのリング本体から前記接続方向に傾斜するようにして内側に向けて延出されて、前記端部部分を係止する弾性変形可能な係止爪とを、有する。
この接続装置によれば、接続具に通水管を接続するにあたっては、少なくとも三つの接続方法を採ることができる。第一の接続方法としては、通水管において、予め、その端部部分に第1係合体が設けられた第1接続端部を形成しておく。そこで、接続具の受口に対して、第1接続端部を差し込み、第1係合体を、係止手段により係止する。これにより、第1係合体が、係止手段によって、受口に対して抜け止めされた状態となり、通水管は、受口、つまりは接続具に接続される。ここにおいて、第1接続端部においては、第1係合体は、通水管の端部部分に対して移動不能となっているため、例えば、工場で第1接続端部を形成しても、工場から、通水管が配管される現場に移動する間とか、その現場とかにおいて、第1係合体と端部部分との相対位置がずれることがなく、その取り扱いが容易となる。また、工場で第1接続端部を形成すれば、その第1接続端部における端部部分と第1係合体との繋がりを強固にすることができ、さらには、配管の現場において、通水管を接続具に簡単に接続することができる。
第二の接続方法としては、通水管において、予め、第2係合体に通水管の端部部分を挿入して第2接続端部を形成しておく。このとき、第2係合体は、前記接続方向に傾斜するようにして内側に向けて延出された弾性変形可能な係止爪を有しており、第2係合体への端部部分の挿入は容易となるが、端部部分が、第2係合体から抜け出ようと前記接続方向とは反対の反接続方向に移動しようとすると、係止爪が端部部分を係止して、その移動を阻止する。そこで、接続具の受口に対して、第2接続端部を差し込み、第2係合体を、係止手段により係止する。これにより、第2係合体が、係止手段によって、受口に対して抜け止めされた状態となり、通水管は、受口、つまりは接続具に接続される。ここにおいて、第2係合体は、上述したような弾性変形可能な係止爪を有しているため、第2係合体に対して通水管の端部部分を容易に挿入することができ、例えば、通水管が配管される現場において、第2接続端部を簡単に形成することができる。このため、接続具への通水管の接続に係る一連の作業を、現場において簡易に行なうことができる。
また、第三の接続方法としては、接続具の受口に、予め、第2係合体を装着し、その第2係合体を、係止手段により係止することで、第2係合体が、係止手段によって、受口に対して抜け止めされた状態にしておく。そして、この第2係合体が取り付けられた受口に対して、通水管の端部部分を差し込む。これにより、受口内において、第2係合体に通水管の端部部分が挿入されて第2接続端部が形成される。そして、第2係合体は、係止手段によって抜け止めされていることから、この通水管は、受口、つまりは接続具に接続される。そして、この第三の接続方法においても、第二の接続方法と同様に、第2係合体は、上述したような弾性変形可能な係止爪を有しているため、第2係合体に対して通水管の端部部分を容易に挿入することができ、例えば、通水管が配管される現場において、第2接続端部を簡単に形成することができる。このため、接続具への通水管の接続に係る一連の作業を、現場において簡易に行なうことができる。
このようにして、接続具に通水管を接続するにあたっては、第1係合体を用いた第一の接続方法と、第2係合体を用いた第二の接続方法とか第三の接続方法という、異なる接続方法がある。したがって、一つの接続具に対して、第1係合体を用いて通水管を接続することも、第2係合体を用いて通水管を接続することもでき、このため、状況に応じてこれら接続方法のいずれかを選択することができる。ここで、特に、第1係合体を用いる場合は、通水管を接続具に強固に接続することができ、また、第2係合体を用いる場合は、接続に係る一連の作業を、現場において簡易に行なうことができる。すなわち、一つの接続具に対して、強固な接続と簡易な接続とを選択することができる。
また、請求項2に記載の発明に係る通水管の接続装置のように、請求項1に記載の接続装置において、前記係止手段は、取着体からなり、その取着体は、前記端部部分が前記受口に差し込まれた状態で、前記通水管の側方から近づくようにして前記受口に取り付け可能であるとともに、前記通水管から側方に離れるようにして前記受口から取り外し可能に形成されてもよい。このように、係止手段としての取着体が、受口に対して着脱可能であることから、通水管が接続された接続具から、通水管を取り外すことができる。すなわち、取着体を受口から取り外して、第1接続端部あるいは第2接続端部を受口から抜き取ることで、係合体(第1係合体あるいは第2係合体)とともに通水管を、接続具から取り外すことができる。そして、この係合体が設けられた通水管を、再度、接続具に接続するには、第一の接続方法とか第二の接続方法を用いることができ、このため、接続のやり直しを容易に行なうことができる。
また、請求項3に記載の発明に係る通水管の接続装置のように、請求項1または2に記載の接続装置において、前記止水部材は、前記受口において、前記第1係合体と前記第2係合体との一方が選択的に収容される係合体収容部よりも、奥側に配置されて、前記受口と前記端部部分の外周面との間を止水してもよい。
また、請求項4に記載の発明に係る通水管の接続装置のように、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の接続装置において、前記受口は、前記端部部分が所定位置を越えて前記接続方向に進むのを規制する規制部を有するのが望ましい。
また、請求項5に記載の発明に係る通水管の接続装置のように、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の接続装置において、前記第1係合体は、切割部を有して断面C字形状に形成されて前記端部部分の外周側に嵌め込まれる割リングと、前記割リングの外周側に嵌め込まれて、その割リングが前記端部部分を圧接するようにその割リングを縮径させるとともにその縮径状態を維持する、筒状の本体リングとから構成されてもよい。
この発明に係る、通水管の接続装置によれば、一つの接続具に対して、第1係合体を用いて通水管を接続することも、第2係合体を用いて通水管を接続することもでき、このため、状況に応じてこれら接続方法のいずれかを選択することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図12は、本発明の一実施の形態を示す。図中符号1は、配管材としての、可撓性を有する合成樹脂製の通水管であり、例えば、架橋ポリエチレンとかポリブデン等の合成樹脂管からなる。2は、前記通水管1が接続される接続具である。3は、前記通水管1の端部部分1aの外周に設けられる係合体である。4は、前記係合体3としての第1係合体であって、通水管1の端部部分1aの外周に、移動不能に設けられる。5は、前記係合体3としての第2係合体5であって、通水管1の端部部分1aが挿入されるようにしてその端部部分1aの外周に取り付けられる。6は、接続装置であって、前記接続具2と前記第1係合体4と前記第2係合体5とからなる。
接続具2は、通水管1の端部部分1aが、その端部部分1aの軸心1b方向の一方を向く接続方向Pに向かって差し込まれる受口7と、その受口7と端部部分1aとの間を止水する止水部材8と、前記係合体3を受口7に対して抜け止めするよう前記係合体3を係止する係止手段としての取着体9とを、備える。ここで、受口7は、通水管1における端部部分1aに前記第1係合体4が設けられてなる第1接続端部11と、前記端部部分1aに前記第2係合体5が設けられてなる第2接続端部12または前記第2係合体5との、一方が、選択的に装着可能である。取着体9は、通水管1の端部部分1aが受口7に差し込まれた状態で、通水管1の側方から近づくようにして受口7に取り付け可能であるとともに、通水管1から側方に離れるようにして受口7から取り外し可能に形成されている。
具体的には、接続具2は、ヘッダー2aからなる。このヘッダー2aは、湯水(湯あるいは水)を分岐するためのものであり、図1に示すように、湯水の供給側に繋がる通水管(図示せず)が接続される受口2bと、台所や浴室等の湯水の消費側に繋がる通水管1が接続される前記受口7とが設けられている。詳細には、ヘッダー2aは、両端が開口する筒状のヘッダー本体2cと、そのヘッダー本体2cの一方端(図1において左端)の開口部2dに連結される筒状の継手13と、ヘッダー本体2cの他方端(図1において右端)の開口部2eを塞ぐプラグ14とを有している。ここで、ヘッダー本体2cは、例えば、金属製である。また、継手13は、例えば、合成樹脂製であって、その一方側が前記開口部2dに挿入され、継手13に備わるフランジ部13a、13aを介して、ヘッダー本体2cにビス15、15を用いて取り付け固定される。そして、継手13は、その他方側が、前記受口2bとなっており、その受口2bには、オーリング等のパッキンからなる止水部材13cおよび、その止水部材13cを押える押えリング13dが設けられている。同様にして、プラグ14は、そのプラグ14に備わるフランジ部14a、14aを介して、ヘッダー本体2cにビス16、16を用いて取り付け固定される。
さらに、ヘッダー2aは、筒状の補助継手17、17を有している。この補助継手17は、合成樹脂製、例えば、ナイロン製であって、ヘッダー本体2cの周壁に設けられた貫通孔2fに連結される。そこで、ヘッダー本体2cの貫通孔2fと補助継手17とで、前記受口7が形成される。貫通孔2fの口元部分は、径大に形成された径大部2gとなっており、その径大部2gには、オーリング等のパッキンからなる前述の止水部材8が嵌められる。そして、補助継手17は、その補助継手17に設けられたフランジ部17a、17aを介して、ヘッダー本体2cにビス18、18を用いて取り付け固定される。このとき、補助継手17は、その突出する先端突部17bが、前記径大部2gに挿入されて、止水部材8を抜け止めするように押える。このようにして、止水部材8は、ヘッダー2aの受口7に予め設けられることとなる。
また、補助継手17の後部側(つまり、受口7の口元側)は、径大に形成されて、その径大となるように窪んだ部分は、前述の係合体3つまり第1係合体4と第2係合体5との一方が選択的に収容される係合体収容部7aとなっている。そして、このことから、前記止水部材8は、受口7において、係合体収容部7aよりも、奥側に配置されて、受口7と通水管1の端部部分1aの外周面との間を止水することとなる。また、このことから、係合体3は、通水管1の端部部分1aにおける、外周面に止水部材8が密接するための端部部分前部1cよりも後方の、端部部分後部1dに設けられる。
また、補助継手17の後端付近(つまり、受口7の口元付近)には、対向するようにして一対の切欠き7b、7bが、受口7の開口(詳細には、係合体収容部7a)に連通するように形成されている。なお、受口7には、係合体3の前端面3aが当たることで、その係合体3が、それ以上前方へ進まないように位置決めする、位置決め面7cが設けられている。そして、この位置決め面7cは、前記係合体収容部7aの前側段部からなる。また、受口7は、通水管1の端部部分1aが所定位置を越えて前記接続方向Pに進むのを規制する規制部7dを有する。図示実施の形態においては、受口7の内側の奥端に、段部からなる前記規制部7dが設けられており、この規制部7dに、通水管1の端部部分1aに挿入されたコア部材19aの先端が当接する。
取着体9は、係合体3の後端面3bと係合するように、受口7の開口を横断するようにして、受口7に取り付けられる(図3、図4、図7参照)。詳細には、この取着体9は、バネ性を備えた、例えば金属製の線材からなり、略コの字形状に形成されている。より詳細には、取着体9は、略コの字形状の対向する二片の中間部分9a、9aが、通水管1を挟むようにその通水管1の外周面と同様の円弧状に形成され、二片の先端部分9b、9bがテーパー状に広がって形成されている。そして、取着体9は、ヘッダー2aの受口7における一対の切欠き7b、7b間の繋ぎ部7eを跨ぐようにしてそれら切欠き7b、7bに挿入されて、受口7に取り付けられる。
また、ヘッダー2aは、付属品として、通水管1の端部部分1aの内側に嵌まる筒状のコア部19を備えている。このコア部19は、係合体3と対応する位置(詳細には、止水部材8および係合体3と対応する位置)に設けられる。図示実施の形態においては、コア部19は、受口7とは別体のコア部材19aからなり、通水管1を受口7に差し込む前に、予め、このコア部材19aが通水管1の端部部分1aに挿入される。こうして、このコア部材19aは、通水管1の端部部分1a(詳細には、端部部分1aにおける前記端部部分前部1cおよび前記端部部分後部1d)に設けられることとなる。
第1係合体4は、図2〜図4に示されており、割リング41と本体リング42とから構成される。割リング41は、筒の一ヶ所を軸方向に分断するような切割部41aを有して断面C字状に形成されて、通水管1の端部部分1aの外周側に嵌め込まれるものである。そして、この割リング41の内周面には、通水管1に食い込むようにして係合する爪41b、41bが設けられている。また、割リング41の外周面は、通水管1の先端方向側(つまり、割リング41の前端面41c側)ほど径大となるように傾斜したテーパ面となっている。
一方、本体リング42は、割リング41の外周側に嵌め込まれて、その割リング41が通水管1の端部部分1aを圧接するようにその割リング41を縮径させるとともにその縮径状態を維持するものである。この本体リング42は、筒状であって、その内周面は、割リング41の外周面と同様に、通水管1の先端方向側(つまり、本体リング42の前端面42a側)ほど径大となるように傾斜したテーパ面となっている。ここで、割リング41の軸方向の長さは、本体リング42の軸方向の長さよりも短く形成されている(図2、図3参照)。なお、これら割リング41と本体リング42とは、金属製であるが、合成樹脂製であっても構わない。
第2係合体5は、図5〜図12に示されており、前記受口7に前記接続方向Pに向かって装着可能であるとともに前記接続方向Pとは反対の反接続方向Qに向かって抜脱可能であって、通水管1の端部部分1aが挿入されるものである。詳細には、第2係合体5は、通水管1の端部部分1aの外周側に嵌まる筒状の係合体本体5aと、その係合体本体5aの内周側に保持されて通水管1の端部部分1aが通る抜止めリング5bとを備える。ここで、抜止めリング5bは、リング本体5cと、そのリング本体5cから前記接続方向Pに傾斜するようにして内側に向けて延出されて、通水管1の端部部分1aを係止する弾性変形可能な係止爪5dとを、有している。
また、第2係合体5は、前記抜止めリング5bを、前記係合体本体5aの軸心5e方向に複数(図示実施の形態においては、4枚)備える。詳細には、抜止めリング5bは、例えば、ステンレス鋼板等の、金属製の板材からなり、前記リング本体5cが、平板リング状に形成されて、前記係止爪5dが、リング本体5cの周方向に並ぶようにして、複数(図示実施の形態においては、14個)設けられている(図12参照)。この係止爪5dは、リング本体5cの内周から延設されて、先端部分は、中央が突出するように先細り状に形成されている。ここで、抜止めリング5bの厚さは、その抜止めリング5bに通水管1の端部部分1aが通る際に通水管1の外周面に傷を付けにくい厚さとなるために、0.1〜0.2mmであるのが望ましい。そして、この抜止めリング5bは、複数設けられることで、通水管1の抜けに対する力が分散されて吸収されるが、特に、この抜止めリング5bの枚数は、3〜5枚であるのが望ましい。もっとも、第2係合体5における抜止めリング5bの厚さと枚数は、通水管1の挿入にかかる力と引き抜きにかかる力によって、選択可能であって、前記厚さと枚数の範囲に限定されるものではない。
係合体本体5aは、筒状体5fと、その筒状体5f内に収容されて、抜止めリング5bを挟むようにして支持する第1および第2の支持リング5g、5hとからなる。筒状体5fは、前端に、第1の支持リング5gを抜け止めするように、内側に折れ曲がって延びる前部片5iを有している。そこで、筒状体5fには、その後方から、第1の支持リング5gと抜止めリング5bとが交互に挿入され、最後に第2の支持リング5hが挿入される。そして、筒状体5fの後端が、第2の支持リング5hを抑えるように内側にかしめられる。ここにおいて、第1の支持リング5gは、抜止めリング5bの数に合わせて、4つ設けられている。そして、第1の支持リング5gは、その内径が、通水管1の外径よりも大きく、通水管1との間に抜止めリング5bの係止爪5dを収容する空隙5jが形成される。また、第2の支持リング5hは、その内径が、通水管1の外径とほぼ同じであって、通水管1の外周面に近接あるいは当接することとなる。
この第2係合体5は、ヘッダー2a(詳細には、受口7)とか、通水管1(詳細には、端部部分1a)とは、別体に形成されており、受口7に装着された係合体であるか、それとも装着される前の係合体であるか、さらには、通水管1の端部部分1aが挿入された係合体であるか、それとも挿入される前の係合体であるかは、問わない。また、ヘッダー2aと第2係合体5、通水管1と第2係合体5とは、それぞれともにセットで販売されてもよいが、それぞれ別々に単品で販売されてもよい。つまり、第2係合体5は、別売されても構わない。
ところで、湯水の供給側となる、受口2bへの通水管の接続については、説明を省略するが、この受口2bへの通水管の接続についても、受口7への通水管1の接続と同様の接続構造を採ることができる。
次に、以上の構成からなる接続装置6の作用および効果を説明する。この接続装置6によれば、ヘッダー2a(接続具2)に通水管1を接続するにあたっては、少なくとも三つの接続方法を採ることができる。第一の接続方法は、第1係合体4を用いるものであり、この接続方法を、図2〜図3を用いて説明する。始めるにあたって、ヘッダー2aの受口7には、取着体9が取り付けられていない状態にしておく。そして、通水管1においては、予め、その端部部分1aに第1係合体4が設けられた第1接続端部11を形成しておく(図2参照)。そこで、ヘッダー2aの受口7に対して、第1接続端部11を差し込み、その後、取着体9を取り付けることで、第1係合体4を、取着体9により係止する(図3参照)。これにより、第1係合体4が、取着体9によって、受口7に対して抜け止めされた状態となり、通水管1は、受口7、つまりはヘッダー2aに接続される。ここにおいて、第1接続端部11においては、第1係合体4は、通水管1の端部部分1aに対して移動不能となっているため、例えば、工場で第1接続部分11を形成しても、工場から、通水管1が配管される現場に移動する間とか、その現場とかにおいて、第1係合体4と通水管1の端部部分1aとの相対位置がずれることがなく、その取り扱いが容易となる。また、工場で第1接続端部11を形成すれば、その第1接続端部11における端部部分1aと第1係合体4との繋がりを強固にすることができ、さらには、配管の現場において、通水管1をヘッダー2aに簡単に接続することができる。
第二の接続方法は、第2係合体5を用いるものであり、この接続方法を、図5〜図7を用いて説明する。始めるにあたって、ヘッダー2aの受口7には、取着体9が取り付けられていない状態にしておく(図5参照)。そして、通水管1においては、予め、第2係合体5に端部部分1aを挿入して第2接続端部12を形成しておく(図6参照)。このとき、第2係合体5は、前記接続方向Pに傾斜するようにして内側に向けて延出された弾性変形可能な係止爪5dを有しており、第2係合体5への端部部分1aの挿入は容易となるが、端部部分1aが、第2係合体5から抜け出ようと前記接続方向Pとは反対の反接続方向Qに移動しようとすると、係止爪5dが端部部分1aを係止して(詳細には、係止爪5dが端部部分1a、つまり通水管1に食い込み)、その移動を阻止する。すなわち、第2接続端部12においては、第2係合体5に対して通水管1の端部部分1aは、前記反接続方向Qに移動不能となる。そこで、ヘッダー2aの受口7に対して、第2接続端部12を差し込み、その後、取着体9を取り付けることで、第2係合体5を、取着体9により係止する(図7参照)。これにより、第2係合体5が、取着体9によって、受口7に対して抜け止めされた状態となり、通水管1は、受口7、つまりはヘッダー2aに接続される。ここにおいて、第2係合体5は、上述したような弾性変形可能な係止爪5dを有しているため、第2係合体5に対して通水管1の端部部分1aを容易に挿入することができ、例えば、通水管1が配管される現場において、第2接続端部12を簡単に形成することができる。このため、ヘッダー2aへの通水管1の接続に係る一連の作業を、現場において簡易に行なうことができる。
また、第三の接続方法は、第2係合体5を用いるものであり、この接続方法を、図5、図8、図9および図7を用いて説明する。取着体9が取り付けられていないヘッダー2aの受口7に(図5参照)、予め、第2係合体5を装着し(図8参照)、その後に取着体9を取り付けて、第2係合体5を、取着体9により係止することで、第2係合体5が、取着体9によって、受口7に対して抜け止めされた状態にしておく(図9参照)。そして、この第2係合体5が取り付けられた受口7に対して、通水管1の端部部分1aを差し込む(図7参照)。これにより、受口7内において、第2係合体5に通水管1の端部部分1aが挿入されて第2接続端部12が形成され、前述したように、第2係合体5に対して通水管1の端部部分1aは、前記反接続方向Qに移動不能となる。そして、第2係合体5は、取着体9によって抜け止めされていることから、この通水管1は、受口7、つまりはヘッダー2aに接続される。そして、この第三の接続方法においても、第二の接続方法と同様に、第2係合体5は、上述したような弾性変形可能な係止爪5dを有しているため、第2係合体5に対して通水管1の端部部分1aを容易に挿入することができ、例えば、通水管1が配管される現場において、第2接続端部12を簡単に形成することができる。このため、ヘッダー2aへの通水管1の接続に係る一連の作業を、現場において簡易に行なうことができる。
また、他の接続方法として、第三の接続方法に類似する接続方法を採ることもできる。この接続方法は、第2係合体5を用いるものであり、この接続方法を、図5、図8、図10および図7を用いて説明する。取着体9が取り付けられていないヘッダー2aの受口7に(図5参照)、予め、第2係合体5を装着し(図8参照)、続いて、通水管1の端部部分1aを差し込む(図10参照)。これにより、受口7内において、第2係合体5に通水管1の端部部分1aが挿入されて第2接続端部12が形成され、前述したように、第2係合体5に対して通水管1の端部部分1aは、前記反接続方向Qに移動不能となる。その後に、受口7に取着体9を取り付けて、第2係合体5を、取着体9により係止する(図7参照)。これによって、第2係合体5が、取着体9によって、受口7に対して抜け止めされ、通水管1は、受口7、つまりはヘッダー2aに接続される。そして、ここに示す他の接続方法においても、第二、第三の接続方法と同様に、第2係合体5は、上述したような弾性変形可能な係止爪5dを有しているため、第2係合体5に対して通水管1の端部部分1aを容易に挿入することができ、例えば、通水管1が配管される現場において、第2接続端部12を簡単に形成することができる。このため、ヘッダー2aへの通水管1の接続に係る一連の作業を、現場において簡易に行なうことができる。
このようにして、ヘッダー2aに通水管1を接続するにあたっては、第1係合体4を用いた第一の接続方法と、第2係合体5を用いた第二の接続方法とか第三の接続方法とか他の接続方法という、異なる接続方法がある。したがって、一つのヘッダー2aに対して、第1係合体4を用いて通水管1を接続することも、第2係合体5を用いて通水管1を接続することもでき、このため、状況に応じてこれら接続方法のいずれかを選択することができる。ここで、特に、第1係合体4を用いる場合は、工場で第1接続端部11を形成しておけば、通水管1をヘッダー2aに強固に接続することができ、また、配管の現場において、通水管1をヘッダー2aに簡単に接続することができる。そして、第2係合体5を用いる場合は、受口7への通水管1の差し込み寸法が事前にわからない場合等であっても、現場において、接続に係る一連の作業を簡易に行なうことができる。すなわち、一つのヘッダー2aに対して、状況に応じて強固な接続と簡易な接続とを選択することができる。
また、係止手段としての取着体9が、ヘッダー2aの受口7に対して着脱可能であることから、通水管1が接続されたヘッダー2aから、通水管1を取り外すことができる。すなわち、ヘッダー2aの受口7から取着体9を取り外して、第1接続端部11あるいは第2接続端部12を受口7から抜き取ることで、係合体3(第1係合体4あるいは第2係合体5)とともに通水管1を、ヘッダー2aから取り外すことができる。こうして、係合体3とともに通水管1を、ヘッダー2aから取り外すことができるが、この係合体3が設けられた通水管1を、再度、ヘッダー2aに接続するには、第一の接続方法とか第二の接続方法を用いることができる。このため、例えば、通水管1の差し間違えがあっても、ヘッダー2aの交換とか通水管1の切断とかをする必要なく、接続のやり直しを容易に行なうことができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、接続具2は、ヘッダー2aでなくとも、ヘッダー以外の継手とか、水栓器具等であってもよい。
また、ヘッダー2a(接続具2)の受口7には、取着体9が挿入される、一対の切欠き7b、7bが形成されているが、この切欠き7b、7bに替えて、図13に示すように、受口7の開口(詳細には、係合体収容部7a)に連通するように一対の挿入孔7f、7fが形成されてもよい。このとき、受口7には、一対の挿入孔7f、7f間の繋ぎ部7e、7eの他に、一対の挿入孔7f、7fの外側に他の繋ぎ部7g、7gが設けられることとなる。そして、前記繋ぎ部7eには、例えば凹状の係止部7h、7hが形成される。ここで、対する取着体9は、略コの字形状に形成され、その略コの字の対向する二片9c、9cは、前記挿入孔7f、7fに挿入されるよう、ほぼ真直ぐ延びている。また、前記二片9c、9cの基端部分には、前記係止部7hに係合する、例えば凸状の被係止部9dが形成されている。この構造によると、受口7には、繋ぎ部7e、7eと、他の繋ぎ部7g、7gとが設けられることとなり、受口7の強度が増加する。したがって、通水管1内の水圧によって作用する、通水管1の抜け方向の力に、容易に耐え得る。また、取着体9における二片9c、9cは、挿入孔7f、7fに挿入されるため、外側に広がることはなく、係合体3(詳細には、第1係合体4とか第2係合体5)とともに通水管1が受口7の所定の位置まで挿入されずに係合体3が挿入孔7f、7fにかかった状態では、二片9c、9cを挿入孔7f、7fに挿入することができない。したがって、二片9c、9cを挿入孔7f、7fに挿入して、取着体9を受口7に取着することで、通水管1が受口7に所定長さ挿入されていることが保証される。
また、コア部19は、受口7とは別体のコア部材19aからならなくとも、図14および図15に示すように、コア部19が、受口7と一体に形成されてもよい。すなわち、受口7の開口内には、その奥側から口元側に突出するようにして、コア部19が形成されている。そして、このコア部19の外周面には、止水部材8が嵌まる溝7iが形成されている。こうして、止水部材8は、コア部19つまりは受口7と、通水管1の端部部分1aの内周面との間を止水することとなる。また、図示実施の形態においては、係合体3、すなわち第1係合体4(図14参照)とか第2係合体5(図15参照)が、通水管1の端部部分1aの先端に至るように設けられる。そして、第2係合体5にあっては、図15に示すように、係合体本体5aにおける筒状体5fは、前部片5iが、第1の支持リング5gを抜け止めするように、そして、端部部分1aの先端面が当たるように、内側に折れ曲がって延びている。そして、このように、第2係合体5においては、通水管1における端部部分1aの先端面が、係合体本体5a(詳細には、筒状体5fの前部片5i)に当接するため、通水管1の端部部分1aが所定位置を越えて第2係合体5に挿入されることがない。
また、受口7には、止水部材8が設けられるが、この止水部材8の数は、一つとか二つに限定さるものではなく、必要に応じて幾つ設けられても構わない。
また、取着体9は、通水管1の端部部分1aが受口7に差し込まれた状態で、通水管1の側方から近づくようにして受口7に取り付け可能であるとともに、通水管1から側方に離れるようにして受口7から取り外し可能に形成されるのであれば、以下に示す変形態様のようにしてもよい。
第一変形態様としては、図16〜図18に示すように、受口7と取着体9とで、通水管1の端部部分1aと係合体3とを収容する開口を形成するようにしてもよい。すなわち、受口7は、一部が切り欠かれ、その切り欠かれた部分を埋めるように、取着体9が形成されている。図示実施の形態においては、取着体9は、係合体3(詳細には、第1係合体4(図16参照)とか第2係合体5(図18参照))を部分的に覆うように、半円よりも若干延びて形成されている(図17参照)。そして、取着体9は、前側が、受口7を覆うように、前方に延びて、その延びた前端部には、内側に突出形成されて受口7に設けられた凹部7jと係合する第1凸部9eが設けられている。また、取着体9の後端部には、内側に突出形成されて係合体3(詳細には、係合体3の後端面3b)と係合する第2凸部9fが設けられており、この第2凸部9fによって、係合体3は、受口7に対して抜け止めされる。そして、取着体9は、受口7に設けられた被係合部7kに係合する係合爪9gを備えており、この係合爪9gによって、取着体9は、受口7に着脱可能に取り付けられる。
また、第二変形態様としては、図19〜図21に示すように、取着体9は、リングを二分割した形状の二つの分割体9h、9hからなっていてもよい。この取着体9は、二つの分割体9h、9hを合わせることでリングが形成され、その外周に設けられた雄ねじ9iが、受口7の内周に設けられた雌ねじ7mに螺合することで、その受口7に着脱可能に取り付けられる。
また、係止手段は、取着体9からならなくとも、例えば、受口7に一体に設けられ、あるいは、受口7に予め組み付けられて、係合体3を係止する弾性変形可能な爪部からなっていてもよい。
また、第1係合体4は、割リング41と本体リング42とから構成されなくとも、図22〜図28に示すように、円筒形状を内径に接するような位置で分断して得られる第1分割体43と第2分割体44とから構成されてもよい。ここで、第1分割体43は、図24〜図26に示すように、断面C字状に形成されて、その各端には、互いに離れた側に、第1嵌合部43aが設けられている。そして、第1嵌合部43aは、軸方向の途中位置から一方端までが、内側に逃げるように傾斜して形成された傾斜部43bとなっている。第2分割体44は、図27および図28に示すように、略三日月型に形成されて、その各端には、向かい合う側に、前記第1嵌合部43aと嵌合する第2嵌合部44aが設けられている。この第1係合体4を通水管1の端部部分1aに組み付けるには、通水管1の外周側に、第1分割体43を嵌め込み、その第1分割体43を、通水管1の端部部分1aに位置させる。このとき、第1分割体43の向きを、その傾斜部43bが、通水管1の先端方向側とは反対側となる向きにする。そして、第2分割体44を、その第2嵌合部44aを第1分割体43の第1嵌合部43aに嵌合させるように、傾斜部43b側からスライドする。このとき、第1分割体43の傾斜部43bが第2分割体44の第2嵌合部44aに押されて、第1分割体43は、縮径して通水管1の端部部分1aを圧接する。こうして、第1係合体4は、通水管1の端部部分1aに固定される。
また、第1係合体4は、図29および図30に示すように、円筒形状にスリット45aが形成された係合体本体45と、スリット45aを狭めるようにして係合体本体45を縮径させるねじ46とから構成されてもよい。この第1係合体4を通水管1の端部部分1aに組み付けるには、通水管1の外周部に、係合体本体45を嵌め込み、その係合体本体45を、通水管1端部部分1aに位置させる。そして、係合体本体45(詳細には、係合体本体45に設けられたねじ孔45b)に、ねじ46をねじ込むことで、係合体本体45は、縮径して通水管1の端部部分1aを圧接する。こうして、第1係合体4は、通水管1の端部部分1aに固定される。
また、第1係合体4は、通水管1の端部部分1aに組み付けられるものでなくとも、例えば、端部部分1aの外周側に、インサート成形により形成されるものであったり、端部部分1aを膨らましたり押し潰したりして、形成されるものであっても構わない。
また、取着体9(係止手段)で係合体3(詳細には、第1係合体4とか第2係合体5)を係止するにあたって、取着体9(係止手段)と係合体3とが直接係合する(すなわち、介在物を介すことなく係合する)場合の他に、スペーサー等の介在物を介して係合しても構わない。
また、通水管1の端部部分1aには、コア部材19aが挿入されるが、このコア部材19aは、必要でなければ、無くともよい。
本発明の一実施の形態の、断面図である。 同じく、接続具に、第1係合体とともに通水管を、第一の接続方法によって接続する過程を示す断面図である。 同じく、接続具に、第1係合体とともに通水管を接続した状態を示す断面図である。 同じく、図3におけるA−A線による断面図である。 同じく、接続具に、第2係合体とともに通水管を接続する初期段階を示す断面図である。 同じく、接続具に、第2係合体とともに通水管を、第二の接続方法によって接続する過程を示す断面図である。 同じく、接続具に、第2係合体とともに通水管を接続した状態を示す断面図である。 同じく、接続具に、第2係合体とともに通水管を、第三あるいは他の接続方法によって接続する第1過程を示す断面図である。 同じく、接続具に、第2係合体とともに通水管を、第三の接続方法によって接続する第2過程を示す断面図である。 同じく、接続具に、第2係合体とともに通水管を、他の接続方法によって接続する第2過程を示す断面図である。 同じく、第2係合体の拡大断面図である。 同じく、抜止めリングを示し、(a)は、拡大平面図であり、(b)は、(a)におけるB−B線による断面図である。 他の実施の態様を示す、図4相当図である。 さらに他の実施の態様の、接続具に、第1係合体とともに通水管を接続した状態を示す断面図である。 同じく、接続具に、第2係合体とともに通水管を接続した状態を示す断面図である。 接続具の第一変形態様であって、接続具に、第1係合体とともに通水管を接続した状態を示す断面図である。 同じく、図16におけるC−C線による断面図である。 同じく、接続具に、第2係合体とともに通水管を接続した状態を示す断面図である。 接続具の第二変形態様の、接続具に、第1係合体とともに通水管を接続した状態を示す断面図である。 同じく、図19におけるD−D線による断面図である。 同じく、接続具に、第2係合体とともに通水管を接続した状態を示す断面図である。 第1係合体の第一変形態様を示す、正面図である。 同じく、図22におけるE−E線による断面図である。 同じく、第1分割体の正面図である。 同じく、第1分割体の左側面図である。 同じく、第1分割体の平面図である。 同じく、第2分割体の正面図である。 同じく、図27におけるF−F線による断面図である。 第1係合体の第二変形態様を示す、正面図である。 同じく、図29におけるG−G線による断面図である。 従来の接続具を示す縦断面図である。 従来の、他の接続具を示す縦断面図である。
符号の説明
1 通水管
1a 端部部分
1b 軸心
2 接続具
2a ヘッダー(接続具)
3 係合体
4 第1係合体
41 割リング
42 本体リング
5 第2係合体
5a 係合体本体
5b 抜止めリング
5c リング本体
5d 係止爪
6 接続装置
7 受口
7a 係合体収容部
7d 規制部
8 止水部材
9 取着体
11 第1接続端部
12 第2接続端部
P 接続方向
Q 反接続方向

Claims (5)

  1. 合成樹脂製の通水管が接続される接続具と、前記通水管の端部部分の外周に、移動不能に設けられる、係合体としての第1係合体と、前記通水管の端部部分が挿入されるようにしてその端部部分の外周に取り付けられる、係合体としての第2係合体とからなる、接続装置であって、
    前記接続具は、
    前記通水管の端部部分が、その端部部分の軸心方向の一方を向く接続方向に向かって差し込まれる受口と、
    前記受口と前記端部部分との間を止水する止水部材と、
    前記係合体を前記受口に対して抜け止めするよう前記係合体を係止する係止手段とを、備え、
    前記受口は、前記端部部分に前記第1係合体が設けられてなる第1接続端部と、前記端部部分に前記第2係合体が設けられてなる第2接続端部または前記第2係合体との、一方が、選択的に装着可能であって、
    前記第2係合体は、前記端部部分の外周側に嵌まる筒状の係合体本体と、その係合体本体の内周側に保持されて前記端部部分が通る抜止めリングとを備え、
    前記抜止めリングは、リング本体と、そのリング本体から前記接続方向に傾斜するようにして内側に向けて延出されて、前記端部部分を係止する弾性変形可能な係止爪とを、有する、通水管の接続装置。
  2. 前記係止手段は、取着体からなり、その取着体は、前記端部部分が前記受口に差し込まれた状態で、前記通水管の側方から近づくようにして前記受口に取り付け可能であるとともに、前記通水管から側方に離れるようにして前記受口から取り外し可能に形成されてなる、請求項1に記載の接続装置。
  3. 前記止水部材は、前記受口において、前記第1係合体と前記第2係合体との一方が選択的に収容される係合体収容部よりも、奥側に配置されて、前記受口と前記端部部分の外周面との間を止水する、請求項1または2に記載の、通水管の接続装置。
  4. 前記受口は、前記端部部分が所定位置を越えて前記接続方向に進むのを規制する規制部を有する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の、通水管の接続装置。
  5. 前記第1係合体は、
    切割部を有して断面C字形状に形成されて前記端部部分の外周側に嵌め込まれる割リングと、
    前記割リングの外周側に嵌め込まれて、その割リングが前記端部部分を圧接するようにその割リングを縮径させるとともにその縮径状態を維持する、筒状の本体リングとから構成されてなる、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の、通水管の接続装置。
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