JP2009041541A - 内燃機関の可変動弁機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】作動油の漏れを抑えることができる可変動弁機構を提供する。
【解決手段】内燃機関の燃焼室の弁を開閉駆動するカム軸2と、カム軸2のジャーナル5とすべり接触するジャーナル支持面12を有するジャーナル軸受3と、カム軸2に接続され、弁の動弁特性が変化するようにカム軸2を油圧で操作する可変バルブタイミング機構6とを備え、ジャーナル軸受3からカム軸2の内部を介して可変バルブタイミング機構6まで作動油流路13が設けられた可変動弁機構1において、ジャーナル軸受3の内部に、冷媒を含んだ冷却室15、16、17、18を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、カム軸を操作する油圧装置に対してジャーナル軸受からカム軸内部を経由して作動油を供給する内燃機関の可変動弁機構に関する。
内燃機関の吸気弁あるいは排気弁の動弁特性を変化させる可変動弁機構として、カム軸にカム軸操作装置としてのアクチュエータを接続し、そのアクチュエータによりカムスプロケットに対してカム軸を周方向に回転操作して弁の開閉時期を進角又は遅角させる可変動弁機構が知られている(例えば特許文献1参照)。また、動弁機構のカム等に対して潤滑油を供給するための給油装置として、カム軸を支持するためのジャーナル軸受に潤滑油の流路を形成した装置(例えば特許文献2参照)、あるいは、中空のカム軸の内部を潤滑油の流路として利用する装置が知られている(例えば特許文献3参照)。
特開2005−315192号公報 実開昭60−167112号公報 特開平11−311113号公報
カム軸に油圧式のカム軸操作装置を連結してカム軸を操作する場合、そのカム軸操作装置の動作に必要な作動油の流路を、従来の潤滑油の流路に倣ってジャーナル軸受からカム軸内部を経由して装置内に至るように設けることが考えられる。しかし、そのように作動油流路を形成した場合には、作動油の温度が上昇してその粘度が低下したときに、ジャーナル軸受とカム軸のジャーナルとの隙間からの作動油の漏れ流量が増加し、カム軸操作装置の動作に影響が及ぶおそれがある。
そこで、本発明は、カム軸のジャーナルとジャーナル軸受との隙間からの作動油の漏れ流量を抑えることが可能な内燃機関の可変動弁機構を提供することを目的とする。
本発明の内燃機関の可変動弁機構は、内燃機関の燃焼室の弁を開閉駆動するカム軸と、前記カム軸のジャーナルとすべり接触するジャーナル支持面を有するジャーナル軸受と、前記カム軸に接続され、前記弁の動弁特性が変化するように前記カム軸を油圧で操作するカム軸操作装置とを備え、前記ジャーナル軸受から前記カム軸の内部を介して前記カム軸操作装置まで作動油流路が設けられ、前記ジャーナル軸受の内部には、冷媒を含んだ冷却室が設けられることにより、上述した課題を解決する(請求項1)。
本発明の可変動弁機構によれば、ジャーナル軸受の熱容量が冷媒によって増大し、冷媒を設けない場合と比較してジャーナル軸受の温度が相対的に低下する。これにより、ジャーナル軸受を通過する作動油を冷却してその温度を低下させることができる。よって、作動油の粘度の低下を抑えてジャーナルとジャーナル軸受の隙間からの作動油の漏れ流量を減少させることができる。
本発明の可変動弁機構の一形態において、前記作動油流路は前記ジャーナル軸受を通過する軸受内流路を有し、前記冷媒室は前記軸受内流路の周囲に設けられてもよい(請求項2)。前記冷媒室が前記軸受内流路を挟むように設けられてもよい(請求項3)。これらの形態によれば、軸受内流路を通過する作動油から効率よく熱を奪って作動油の冷却効果を高めることができる。
前記ジャーナル軸受は、前記内燃機関のシリンダヘッドに取り付けられるカムキャリアの一部として設けられた軸受台と、前記軸受台とは別部品として形成されたカムキャップとを相互に組み合わせた構成を有しており、前記軸受内流路が前記カムキャップに設けられてもよい(請求項4)。この形態によれば、カムキャップ内を通過する作動油から冷媒へと効率よく熱を奪って作動油の冷却効果を高めることができる。
さらに、上記の形態においては、前記カムキャップ及び前記軸受台のそれぞれに前記冷媒室が設けられてもよい(請求項5)。カムキャップに加えて、軸受台の内部にも冷媒を収容すれば、作動油からカムキャップに吸収された熱を軸受台へ逃がすとともに、ジャーナルの外周の作動油からも熱を奪うことができる。これにより、ジャーナルとジャーナル支持面との隙間の作動油温度をさらに効率よく低下させることができる。
以上説明したように、本発明の可変動弁機構においては、ジャーナル軸受に冷媒室を設けてその内部に冷媒を収容しているため、ジャーナル軸受の熱容量を増大させて作動油の温度を低下させ、それにより、作動油の粘度の低下を抑えてジャーナルとジャーナル軸受の隙間からの作動油の漏れ流量を減少させることができる。従って、カム軸操作装置に供給される作動油の流量の低下を抑え、カム軸操作装置の動作精度、あるいは動作の信頼性を高め、あるいはそれらの悪化を防止することができる。
図1は、本発明の一形態に係る内燃機関の可変動弁機構の一部を示している。可変動弁機構1は、内燃機関の燃焼室に設けられた弁としての吸気弁(又は排気弁)を駆動するカム軸2と、カム軸2を支持するジャーナル軸受3とを備えている。カム軸2には複数のカムローブ4と複数のジャーナル5とが軸線方向に適宜の間隔を空けて設けられている。カムローブ4は、カム軸2の回転運動を吸気弁等の往復運動に変換する。図1ではカム軸2の軸端部のカムローブ4及びジャーナル5のみが示されている。軸端部のジャーナル5のさらに外側には、カム軸操作装置としての可変バルブタイミング機構6が設けられている。可変バルブタイミング機構6は、カム軸駆動用のタイミングチェーン(不図示)が巻き掛けられるスプロケット7とカム軸2との間に介在し、油圧を利用してカム軸2をスプロケット7に対して周方向に回転操作することにより、弁の開閉時期を変化させる機構である。この種の可変バルブタイミング機構は公知であり、その内部構造の説明は省略する。
ジャーナル軸受3は、軸受台10と、その軸受台10とは別部品として形成されたカムキャップ11とをボルト等の締結部材(不図示)にて相互に連結した構成を有している。軸受台10は、カム軸2をシリンダヘッド上にて回転可能に支持するためのカムキャリアの一部を構成する。軸受台10及びカムキャップ11には、半円筒面状の軸受面10a、11aが形成される。軸受台10とカムキャップ11とが組み合わされることにより、軸受面10a、11aが一つの円筒面を形成するように連続して、カム軸2のジャーナル5とすべり接触するジャーナル支持面12が形成される。ジャーナル5とジャーナル支持面12との間には、カム軸2を円滑に回転させるために必要な限度で隙間が存在する。図1では隙間が誇張して描かれている。
可変バルブタイミング機構6に対して作動油を供給するため、可変動弁機構1には、カムキャップ11からカム軸2の内部を経由して可変バルブタイミング機構6に至る2本の作動油流路13が設けられている。各作動油流路13は、カムキャップ11に設けられた軸受内流路13aと、カム軸2の内部を貫く軸内流路13bとを備えている。軸受内流路13aは油圧発生源としてのオイルポンプ(不図示)と接続される。カム軸2の回転に関わりなく軸受内流路13aから軸内流路13bへと作動油を導入するため、ジャーナル5には2本の油溝13cがカム軸2を一周するように設けられている。軸受内流路13aは軸受面11aの油溝13cに臨む位置に開口し、軸内流路13bは油溝13cの溝底に開口する。
軸受台10の内部には冷媒室15が設けられている。また、カムキャップ11の軸受内流路13aの周囲には冷媒室16、17、18が設けられている。冷媒室16は軸受内流路13aに挟まれた領域に配置され、冷媒室17、18は軸受内流路13aの外側に配置されている。冷媒室15〜18には冷媒20が収容されている。冷媒20としては、軸受台10及びカムキャップ11を構成する金属材料よりも比熱が大きい物質が使用される。冷媒室15〜18を外部に対して密閉する場合、例えば、ナトリウムを冷媒20として冷媒室15〜18に封入することができる。冷媒20の量は、冷媒室15〜18がそれぞれ冷媒20で満杯にならず、各室15〜18の上部に適度なスペースが生じる程度に設定されている。冷媒室16、17、18は互いに接続されてもよいし、互いに独立していてもよい。冷媒室15〜18と外部との間で冷媒20を循環させてもよい。この場合には、例えば内燃機関の冷却水を冷媒20として冷媒室15〜18に流通させてもよい。
以上の可変動弁機構1によれば、ジャーナル軸受3の内部に冷媒20が収容されているため、冷媒20を省略した場合と比較してジャーナル軸受3の熱容量を増大させてジャーナル軸受3の温度を相対的に低下させることができる。これにより、ジャーナル軸受3を通過する作動油の冷却効果が高まって作動油の温度が低下する。図2に示すように、作動油の温度(油温)と粘度との間には、油温が上昇するほど粘度が低下する関係が存在する。作動油の温度を低下させることによりその粘度が増加し、ジャーナル5とジャーナル支持面12との間の隙間からジャーナル軸受3の外部に漏れる作動油の流量が減少する。そのため、可変バルブタイミング機構6に供給される作動油の流量の低下が抑えられる。この結果、可変バルブタイミング機構6によるカム軸2の位相制御の精度、信頼性を向上させ、あるいは精度、信頼性の低下を防止することができる。
本形態では、カムキャップ11の軸受内流路13aを挟むようにして冷媒室16〜18を設けているため、軸受内流路13aを通過する作動油を冷媒20にて効率よく冷却して漏れ流量をさらに減少させることができる。加えて、軸受台10の内部にも冷媒室15を形成して冷媒20を収容しているため、作動油からカムキャップ11に吸収された熱を軸受台10へ逃がし、かつジャーナル5とジャーナル支持面12との間の隙間に侵入した作動油からも熱を奪うことができる。これにより、ジャーナル5とジャーナル支持面12との隙間の作動油温度をさらに効率よく低下させることができる。
本発明は以上の形態に限定されることなく、種々の形態にて実施することができる。例えば、作動油流路はカムキャップを経由する例に限らず、軸受台を経由するように作動油流路を設けてもよい。冷媒室の配置、大きさ、形状は適宜に変更可能である。カムキャップのみに冷媒室を設け、あるいは軸受台のみに冷媒室を設けてもよい。
本発明の一形態に係る内燃機関の可変動弁機構の一部を示す図。 作動油の温度と粘度との関係の一例を示す図。
符号の説明
1 可変動弁機構
2 カム軸
3 ジャーナル軸受
5 ジャーナル
6 可変バルブタイミング機構(カム軸操作装置)
10 軸受台
11 カムキャップ
12 ジャーナル支持面
13 作動油流路
13a 軸受内流路
13b 軸内流路
15、16、17、18 冷却室
20 冷媒

Claims (5)

  1. 内燃機関の燃焼室の弁を開閉駆動するカム軸と、前記カム軸のジャーナルとすべり接触するジャーナル支持面を有するジャーナル軸受と、前記カム軸に接続され、前記弁の動弁特性が変化するように前記カム軸を油圧で操作するカム軸操作装置とを備え、前記ジャーナル軸受から前記カム軸の内部を介して前記カム軸操作装置まで作動油流路が設けられ、前記ジャーナル軸受の内部には、冷媒を含んだ冷却室が設けられていることを特徴とする内燃機関の可変動弁機構。
  2. 前記作動油流路は前記ジャーナル軸受を通過する軸受内流路を有し、前記冷媒室は前記軸受内流路の周囲に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の可変動弁機構。
  3. 前記冷媒室が前記軸受内流路を挟むように設けられていることを特徴とする請求項2に記載の可変動弁機構。
  4. 前記ジャーナル軸受は、前記内燃機関のシリンダヘッドに取り付けられるカムキャリアの一部として設けられた軸受台と、前記軸受台とは別部品として形成されたカムキャップとを相互に組み合わせた構成を有しており、前記軸受内流路が前記カムキャップに設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の可変動弁機構。
  5. 前記カムキャップ及び前記軸受台のそれぞれに前記冷媒室が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の可変動弁機構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011052589A (ja) * 2009-09-01 2011-03-17 Toyota Motor Corp カムシャフト支持装置
JPWO2016084574A1 (ja) * 2014-11-28 2017-09-14 住友建機株式会社 道路機械

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