JP2019157665A - 内燃機関の油路構造 - Google Patents

内燃機関の油路構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2019157665A
JP2019157665A JP2018041849A JP2018041849A JP2019157665A JP 2019157665 A JP2019157665 A JP 2019157665A JP 2018041849 A JP2018041849 A JP 2018041849A JP 2018041849 A JP2018041849 A JP 2018041849A JP 2019157665 A JP2019157665 A JP 2019157665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil passage
exhaust
oil
intake
camshaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018041849A
Other languages
English (en)
Inventor
孝志 合田
Takashi Aida
孝志 合田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018041849A priority Critical patent/JP2019157665A/ja
Publication of JP2019157665A publication Critical patent/JP2019157665A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】オイルポンプを大型化することなく油圧機器に供給される潤滑油の圧力を高めることのできる内燃機関の油路構造を提供する。【解決手段】内燃機関は、排気カムシャフト20に設けられた排気供給油路24を介して潤滑油が供給される排気可変動弁機構を備えている。この内燃機関の油路構造は、排気カムシャフト20の排気ジャーナル部22を回転可能に支持する排気軸受部110に設けられて排気カムシャフト20の周方向に延びる排気環状油路81と、オイルポンプ210から吐出された潤滑油を排気環状油路81に供給する入口油路80とを有している。そして、排気カムシャフト20には、排気環状油路81内に突出する突起25を設ける。【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の油路構造に関するものである。
内燃機関のカムシャフトは、そのジャーナル部が軸受部にて回転可能に支持されている。ジャーナル部や軸受部にはカムシャフトの周方向に延びる環状油路が設けられており、オイルポンプから吐出された潤滑油は、環状油路を通過した後、カムシャフトに設けられた供給油路を介して可変動弁機構などの油圧機器に供給される(例えば特許文献1など)。
特開2017−150414号公報
ところで、通常、カムシャフトに設けられた供給油路から潤滑油が供給される油圧機器は内燃機関の上方に設けられる一方、オイルポンプは内燃機関の下方に設けられることが多いため、上記油圧機器は油圧を確保する上で不利なレイアウトになっている。そこで、オイルポンプを大型化して油路内の圧力を高めるようにすれば、上述したような油圧機器にも十分な油圧を与えることが可能になり、例えば油圧機器の応答性などが向上するようになる。しかし、そうしたオイルポンプの大型化は、オイルポンプを配設するスペースの増大や、コストの増大などといった各種不都合の発生を招いてしまう。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、オイルポンプを大型化することなく油圧機器に供給される潤滑油の圧力を高めることのできる内燃機関の油路構造を提供することにある。
上記課題を解決する内燃機関の油路構造は、カムシャフトに設けられた供給油路を介して潤滑油が供給される油圧機器を備える内燃機関の油路構造であって、前記カムシャフトのジャーナル部及び前記ジャーナル部を回転可能に支持する軸受部の少なくとも一方に設けられて前記カムシャフトの周方向に延びる環状油路と、オイルポンプから吐出された潤滑油を前記環状油路に供給する入口油路と、を有している。そして、前記カムシャフトは、前記環状油路内に突出する突起を備えている。
同構成によれば、カムシャフトが回転すると、当該カムシャフトに設けられた突起が環状油路内を移動することにより、環状油路内の油圧が増大するようになる。そのため、カムシャフトに設けられた上記供給油路内の圧力も増大するようになり、油圧機器に供給される潤滑油の圧力は高まるようになる。従って、オイルポンプを大型化することなく、油圧機器に供給される潤滑油の圧力を高めることができるようになる。
内燃機関の油路構造の一実施形態について、これが適用される内燃機関のシリンダヘッドを上方から見た模式図。 図1に示すA−A線に沿った断面図。 同実施形態の変形例における突起の形状を示す断面図。
以下、内燃機関の油路構造を具体化した一実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。
図1に示すように、内燃機関1のシリンダヘッド5には、吸気バルブを駆動する吸気カム11を複数備える吸気カムシャフト10と、排気バルブを駆動する排気カム21を複数備える排気カムシャフト20とが回転可能に支持されている。
吸気カムシャフト10の端部には、吸気バルブの開閉特性を変更する吸気可変動弁機構30が設けられており、排気カムシャフト20の端部には、排気バルブの開閉特性を変更する排気可変動弁機構40が吸気可変動弁機構30に隣接して設けられている。これら吸気可変動弁機構30及び排気可変動弁機構40はともに油圧で作動する油圧機器となっている。
吸気カムシャフト10において吸気可変動弁機構30が設けられた端部近傍及び排気カムシャフト20において排気可変動弁機構40が設けられた端部近傍は、カムキャップ50及びシリンダヘッド5に形成された突部6(図2参照)によって回転可能に支持されている。カムキャップ50は突部6に対してボルト締結されている。
図2に示すように、突部6には半円筒状の第1軸受面7及び第2軸受面8が形成されており、カムキャップ50には半円筒状の第3軸受面51及び第4軸受面52が形成されている。
突部6の第1軸受面7及びカムキャップ50の第3軸受面51は、互いに対向することで円筒状をなす吸気軸受部100を構成しており、この吸気軸受部100の内周面によって吸気カムシャフト10のジャーナル部(以下、吸気ジャーナル部という)12が回転可能に支持されている。
同様に、突部6の第2軸受面8及びカムキャップ50の第4軸受面52は、互いに対向することで円筒状をなす排気軸受部110を構成しており、この排気軸受部110の内周面によって排気カムシャフト20のジャーナル部(以下、排気ジャーナル部という)22が回転可能に支持されている。
上述した各種部材内には油路が形成されており、その油路を介して吸気可変動弁機構30や排気可変動弁機構40等には潤滑油が供給される。以下、そうした油路の構造について説明する。
図2に示すように、内燃機関1は、潤滑油を貯留するオイルパン200や、オイルパン200内の潤滑油を送油するオイルポンプ210や、オイルポンプ210から吐出された潤滑油を各部に供給するためのメインギャラリ220を備えている。なお、本実施形態のオイルポンプ210は、内燃機関1のクランクシャフトによって回転駆動される機械式のポンプとなっているが、この他、モータで駆動される電動式のポンプでもよい。
突部6には、メインギャラリ220に接続される入口油路80が形成されている。
排気ジャーナル部22は、排気カムシャフト20の周方向に延びており潤滑油が供給される環状の溝23を有しており、この溝23と排気軸受部110とで排気環状油路81が構成されている。排気カムシャフト20の内部には、排気カムシャフト20の軸方向に延びる排気供給油路24が形成されている。この排気供給油路24の一端は排気可変動弁機構40に接続されており、他端は溝23に繋がっている。
また、排気カムシャフト20には、排気環状油路81内に突出する突起25が1つ設けられている。この突起25は、溝23の底から排気軸受部110に向かって突出しており、排気カムシャフト20の軸方向に対して直交する断面の形状は略三角形状となっている。そして排気環状油路81の内周面と突起25の外周面との間の隙間はできる限り小さくなるように設定されており、これにより当該隙間からのオイル漏れが極力抑えられている。
上記排気環状油路81には上記入口油路80が接続されており、オイルポンプ210から吐出された潤滑油は入口油路80から排気環状油路81へと供給される。
吸気ジャーナル部12は、吸気カムシャフト10の周方向に延びており潤滑油が供給される環状の溝13を有しており、この溝13と吸気軸受部100の内周面とで吸気環状油路86が構成されている。吸気カムシャフト10の内部には、吸気カムシャフト10の軸方向に延びる吸気供給油路14が形成されている。この吸気供給油路14の一端は吸気可変動弁機構30に接続されており、他端は溝13と繋がっている。
排気環状油路81及び吸気環状油路86は、突部6に形成された中継油路82によって互いに接続されている。
カムキャップ50には、吸気カムシャフト10や排気カムシャフト20の上方から潤滑油を供給するカムシャワーに対して潤滑油を供給するカムシャワー油路83が形成されており、このカムシャワー油路83は上記中継油路82に接続されている。
突部6には、吸気バルブ用のハイドロラッシュアジャスタ(以下、HLAと記載)に潤滑油を供給するための吸気HLA油路84や、排気バルブ用のHLAに潤滑油を供給するための排気HLA油路85が形成されており、それら吸気HLA油路84及び排気HLA油路85は上記中継油路82に接続されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
図2に示すように、内燃機関1のクランクシャフトが回転してオイルポンプ210から潤滑油が吐出されると、オイルポンプ210から吐出された潤滑油は入口油路80を介して排気環状油路81に供給される。排気環状油路81に供給された潤滑油は、排気供給油路24を介して排気可変動弁機構40に供給されるとともに、中継油路82にも供給される。中継油路82に供給された潤滑油は、カムシャワー油路83、吸気HLA油路84、排気HLA油路85を介して、カムシャワー、吸気バルブ用のHLA、排気バルブ用のHLAにそれぞれ供給される。
また、中継油路82に供給された潤滑油は、吸気環状油路86に供給される。吸気環状油路86に供給された潤滑油は、吸気供給油路14を介して吸気可変動弁機構30に供給される。
本実施形態の吸気カムシャフト10及び排気カムシャフト20は、図2に示す断面図において時計回り(図2に示す矢印R方向)に回転する。そして、本実施形態の油路構造は、排気環状油路81内に突出する上記突起25が設けられている。
そのため、排気カムシャフト20が回転すると、排気ジャーナル部22の溝23に設けられた突起25も排気環状油路81内を時計回りに回転移動する。
突起25が、突部6の第2軸受面8に沿って移動している間において、カムキャップ50の第4軸受面52側から中継油路82に向かう潤滑油J1は、排気環状油路81内を反時計回りに流れる。一方、突部6の第2軸受面8側から中継油路82に向かう潤滑油であって突起25の移動によって送油される潤滑油J2は、排気環状油路81内を時計回りに流れる。このように排気環状油路81内の潤滑油には、中継油路82に向かう過程で互いに対向する流れが生じるため、突起25による潤滑油J2の加圧が行われる。潤滑油J1はオイルポンプ210によって加圧されているが、潤滑油J2はオイルポンプ210による加圧に加えて突起25による加圧を加わる。従って、突起25を備えていない場合と比較して、本実施形態では、排気環状油路81内の油圧が増大する。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)上述した突起25を備えることにより、排気環状油路81内の油圧が増大するようになる。従って、排気環状油路81から潤滑油が供給される各油路内の油圧も増大するようになる。つまり、排気供給油路24、中継油路82、カムシャワー油路83、吸気HLA油路84、排気HLA油路85、吸気環状油路86、及び吸気供給油路14のそれぞれに供給される潤滑油の油圧が増大する。そのため、それら各油路に接続される排気可変動弁機構40、吸気可変動弁機構30、吸気バルブ用のHLA、及び排気バルブ用のHLAといった各油圧機器に供給される潤滑油の圧力や、カムシャワーに供給される潤滑油の圧力は高まるようになる。従って、オイルポンプ210を大型化することなく、各油圧機器やカムシャワーに供給される潤滑油の圧力を高めることができるようになる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・排気環状油路81や吸気環状油路86を構成する溝をカムシャフトのジャーナル部に設けた。この他、カムシャフトの周方向に延びる溝を排気軸受部110や吸気軸受部100といった軸受部に設けることにより、排気環状油路81や吸気環状油路86を形成してもよい。この場合には、排気軸受部110に設けられた排気環状油路81に対向する排気ジャーナル部22の外周面から同排気環状油路81に向かって上記突起25を突出させることにより、上記実施形態に準じた作用効果を得ることができる。
また、カムシャフトのジャーナル部及び軸受部の双方に設けられた溝によって排気環状油路81や吸気環状油路86が形成されるようにしてもよい。この場合にも、ジャーナル部の溝から軸受部の溝に向かって上記突起25を突出させることにより、上記実施形態に準じた作用効果を得ることができる。
・突起25の上記断面形状は略三角であったが、他の形状でもよい。例えば、図3に示すように、平板状の突起125でもよい。
・入口油路80が吸気環状油路86に接続されている場合には、排気ジャーナル部22の溝23ではなく、吸気ジャーナル部12の溝13に上記突起25と同様な突起を設けてもよい。
・排気ジャーナル部22の溝23に上記突起25を設けるとともに、吸気ジャーナル部12の溝13にも上記突起25と同様な突起を設けてもよい。
・中継油路82に接続された油路の潤滑油供給先は、適宜変更することができる。
・カムシャフトに設けられた供給油路を介して潤滑油が供給される油圧機器は吸気可変動弁機構30や排気可変動弁機構40であったが、他の油圧機器でもよい。
1…内燃機関、5…シリンダヘッド、6…突部、7…第1軸受面、8…第2軸受面、10…吸気カムシャフト、11…吸気カム、12…吸気ジャーナル部、13…溝、14…吸気供給油路、20…排気カムシャフト、21…排気カム、22…排気ジャーナル部、23…溝、24…排気供給油路、25…突起、30…吸気可変動弁機構、40…排気可変動弁機構、50…カムキャップ、51…第3軸受面、52…第4軸受面、80…入口油路、81…排気環状油路、82…中継油路、83…カムシャワー油路、84…吸気HLA油路、85…排気HLA油路、86…吸気環状油路、100…吸気軸受部、110…排気軸受部、125…突起、200…オイルパン、210…オイルポンプ、220…メインギャラリ。

Claims (1)

  1. カムシャフトに設けられた供給油路を介して潤滑油が供給される油圧機器を備える内燃機関の油路構造であって、
    前記カムシャフトのジャーナル部及び前記ジャーナル部を回転可能に支持する軸受部の少なくとも一方に設けられて前記カムシャフトの周方向に延びる環状油路と、
    オイルポンプから吐出された潤滑油を前記環状油路に供給する入口油路と、を有しており、
    前記カムシャフトは、前記環状油路内に突出する突起を備える
    内燃機関の油路構造。
JP2018041849A 2018-03-08 2018-03-08 内燃機関の油路構造 Pending JP2019157665A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018041849A JP2019157665A (ja) 2018-03-08 2018-03-08 内燃機関の油路構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018041849A JP2019157665A (ja) 2018-03-08 2018-03-08 内燃機関の油路構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019157665A true JP2019157665A (ja) 2019-09-19

Family

ID=67996016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018041849A Pending JP2019157665A (ja) 2018-03-08 2018-03-08 内燃機関の油路構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019157665A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6767576B2 (ja) ピストンポンプ用ローラタペットおよびピストンポンプ
WO2008035695A1 (en) Cam housing
JP2011163146A5 (ja)
JP6213200B2 (ja) エンジンのカムキャップ
WO2017169750A1 (ja) エンジンのカムジャーナル潤滑油供給機構
KR20080043483A (ko) 캠 샤프트 마찰 저감을 위한 오일 공급 통로
JP2019157665A (ja) 内燃機関の油路構造
JP5169686B2 (ja) カム軸給油装置
JP6115282B2 (ja) カム軸潤滑装置
US10215061B2 (en) Internal combustion engine
JP5471901B2 (ja) 潤滑油供給構造
JP2011038432A (ja) エンジンのカム軸のスラスト規制部構造
JP2009074507A (ja) 開弁特性可変型内燃機関
JP4983568B2 (ja) カムキャリアおよびその製造方法
JP2015064009A (ja) 内燃機関のクランクシャフトの軸受構造
JP2015007389A (ja) エンジンの油供給構造
US8607748B2 (en) Engine equipped with variable valvetrain
JP5376336B2 (ja) カムシャフトの間歇給油型転がり軸受装置
JP4635962B2 (ja) クランクシャフト
JP2008095604A (ja) カムジャーナル構造
JP6330466B2 (ja) カムシャフトの軸受部潤滑構造
JP2012132405A (ja) ピストンピンの潤滑構造
JP5748056B2 (ja) カムシャフトの潤滑構造
JP2019157661A (ja) 内燃機関
JP5585789B2 (ja) カムシャフトの潤滑構造