JP2008014243A - カムシャフトの潤滑構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】一端にカム位相可変機構を備えた内燃機関のカムシャフトの潤滑構造において、カムシャフトの支持部の潤滑性を確保する。
【解決手段】カム位相可変機構3の進角側油室22及び遅角側油室23に作動油を導入する作動油路が、カムシャフト2を支持するカムジャーナル8及びカムシャフト2に形成され、カムシャフト2とカムジャーナル8との摺動面2bで周方向に延びる第1の油溝24及び第2の油溝25を介してカムシャフト2とカムジャーナル8との間で連通しており、カムシャフト2の内部に摺動面2bに潤滑油を導入する潤滑油路40、第1の連通路40b及び第2の連通路40cを形成し、摺動面2bのうち第1の油溝24及び第2の油溝25を挟む両側部分でこれら第1の連通路40b及び第2の連通路40cの先端部を開口させる。
【選択図】図2
【解決手段】カム位相可変機構3の進角側油室22及び遅角側油室23に作動油を導入する作動油路が、カムシャフト2を支持するカムジャーナル8及びカムシャフト2に形成され、カムシャフト2とカムジャーナル8との摺動面2bで周方向に延びる第1の油溝24及び第2の油溝25を介してカムシャフト2とカムジャーナル8との間で連通しており、カムシャフト2の内部に摺動面2bに潤滑油を導入する潤滑油路40、第1の連通路40b及び第2の連通路40cを形成し、摺動面2bのうち第1の油溝24及び第2の油溝25を挟む両側部分でこれら第1の連通路40b及び第2の連通路40cの先端部を開口させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、カムシャフトの潤滑構造に係り、特に、可変バルブタイミング装置を備えた内燃機関のカムシャフトの潤滑構造に関する。
内燃機関(エンジン)の吸気及び排気バルブの開閉タイミングを、エンジンの運転状態に応じて可変調整し、エンジンの始動性及び出力の向上を図る可変バルブタイミング装置が広く知られている。
この装置は、例えば、カムシャフトの一端部に、ベーン等により進角側油室及び遅角側油室が内部に形成されたカム位相可変機構を備え、この進角側油室及び遅角側油室のいずれか一方に作動油を切り換えて圧送することによりベーン等を作動させ、カムを進角または遅角させる。
この装置は、例えば、カムシャフトの一端部に、ベーン等により進角側油室及び遅角側油室が内部に形成されたカム位相可変機構を備え、この進角側油室及び遅角側油室のいずれか一方に作動油を切り換えて圧送することによりベーン等を作動させ、カムを進角または遅角させる。
カムシャフトはシリンダーヘッドに固定されたカムジャーナル(軸受部)に挿入されて回転可能に支持されている。これより、進角側油室及び遅角側油室には、カムジャーナル及びカムシャフトに形成された作動油路を通過して作動油が供給される。カムジャーナルとカムシャフトとの摺動面には、周方向に延びる環状の油溝が形成されており、当該油溝を介してカムジャーナルとカムシャフトとの間で作動油路が接続されている。当該油溝は、カムシャフトの軸方向に並んで2つ配置されており、一方が進角側油室への供給路の一部として、他方が遅角側油室への供給路の一部として用いられる(特許文献1参照)。
特開平11−294119号公報
このようなカム位相可変手段を備えた内燃機関では、上記の油溝からカムジャーナルとカムシャフトとの間隙に作動油が浸透することによって、カムジャーナルとカムシャフトとの摺動面を潤滑させる。
しかしながら、このようなものでは、進角側油室または遅角側油室に供給される作動油が2つの油溝を同時に通過しないので、摺動面における2つの油溝の両外側の部位のうち、これらの油室に供給される作動油が通過する一方の油溝に隣接した部位には作動油が浸透するものの、他方の油溝に隣接した部位には作動油が浸透し難い。特に、カムシャフトの最も一端側(カム位相可変機構側)の摺動面については、シリンダーヘッドとヘッドカバーとで形成された動弁室に飛散する油による潤滑も期待できないためさらに厳しいものがある。したがって、カムジャーナルとカムシャフトとの摺動面の潤滑性を十分に確保することが困難であるという問題がある。
しかしながら、このようなものでは、進角側油室または遅角側油室に供給される作動油が2つの油溝を同時に通過しないので、摺動面における2つの油溝の両外側の部位のうち、これらの油室に供給される作動油が通過する一方の油溝に隣接した部位には作動油が浸透するものの、他方の油溝に隣接した部位には作動油が浸透し難い。特に、カムシャフトの最も一端側(カム位相可変機構側)の摺動面については、シリンダーヘッドとヘッドカバーとで形成された動弁室に飛散する油による潤滑も期待できないためさらに厳しいものがある。したがって、カムジャーナルとカムシャフトとの摺動面の潤滑性を十分に確保することが困難であるという問題がある。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、一端にカム位相可変機構を備えた内燃機関のカムシャフトの潤滑構造であって、カムシャフトの支持部の潤滑性を十分に確保させることの可能なカムシャフトの潤滑構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、カムシャフトの一端にカムの回転位置を変更するカム位相可変手段を備え、油圧供給手段からの作動油をカム位相可変手段に導入するカムシャフト作動油路と軸受部作動油路が形成され、前記両作動油路は、カムシャフトと軸受部との摺動面で周方向に延びる油溝を介して連通され、カムシャフトの内部に、摺動面に潤滑油を導入する潤滑油路が形成され、少なくとも前記油溝の前記カムシャフトの一端側の前記摺動面に先端部が開口するようにカムシャフトの潤滑構造を構成することを特徴とする。
また、請求項2の発明では、前記潤滑油路の先端部は、カムシャフトの軸心から外方に延びて前記摺動面で開口することを特徴とする。
また、請求項3の発明では、カム位相可変手段は、その内部に進角用油室及び遅角用油室を形成するベーンを備え、進角用油室及び遅角用油室のいずれか一方に作動油を供給してカムの回転位置を変更させることにより、カムを進角または遅角させることを特徴とする。
また、請求項3の発明では、カム位相可変手段は、その内部に進角用油室及び遅角用油室を形成するベーンを備え、進角用油室及び遅角用油室のいずれか一方に作動油を供給してカムの回転位置を変更させることにより、カムを進角または遅角させることを特徴とする。
本発明の請求項1のカムシャフトの潤滑構造によれば、摺動面に潤滑油を導入する潤滑油路を備え、当該潤滑油路の先端部は少なくともカムシャフトの一端側の摺動面で開口しているので、潤滑油路に潤滑油を供給することにより、上記摺動面に作動油が導入される。したがって、摺動面全体に十分に潤滑油が供給され、カムシャフトの支持部の潤滑性を十分に確保させることができる。
また、請求項2のカムシャフトの潤滑構造によれば、潤滑油路の先端部は、カムシャフトの軸心部分から径方向外側に向かって延びているので、カムシャフトの回転によって発生する遠心力によって、カムシャフトの軸心部分から摺動面に潤滑油を効率よく導入させることができる。
また、請求項3のカムシャフトの潤滑構造によれば、ベーン式のカム位相可変手段においてカムシャフトの支持部の潤滑性を十分に確保させることができる。
また、請求項3のカムシャフトの潤滑構造によれば、ベーン式のカム位相可変手段においてカムシャフトの支持部の潤滑性を十分に確保させることができる。
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を採用した内燃機関の平面図である。図2は、本発明に係るカムシャフトの潤滑構造を示す断面図である。
図1に示すように、内燃機関であるエンジン1に、可変バルブタイミング装置が採用されている。この可変バルブタイミング装置は、エンジン1のカムシャフト2の一端部に、ベーン式のカム位相可変機構3(カム位相可変手段)を備え、このカム位相可変機構3によりカム4の回転位置(位相)を進角あるいは遅角させることで、吸気弁5と排気弁6とのオーバラップ量を可変制御するものである。
図1は、本発明を採用した内燃機関の平面図である。図2は、本発明に係るカムシャフトの潤滑構造を示す断面図である。
図1に示すように、内燃機関であるエンジン1に、可変バルブタイミング装置が採用されている。この可変バルブタイミング装置は、エンジン1のカムシャフト2の一端部に、ベーン式のカム位相可変機構3(カム位相可変手段)を備え、このカム位相可変機構3によりカム4の回転位置(位相)を進角あるいは遅角させることで、吸気弁5と排気弁6とのオーバラップ量を可変制御するものである。
エンジン1のシリンダーヘッド7には、吸気側のカムシャフト2を回転自在に支持するカムジャーナル(軸受部)8が設けられている。カムシャフト2には、吸気弁5に当接するカム4が形成され、カムシャフト2の回転につれて吸気弁5が開閉する。なお、ここでは吸気側のカムシャフト2について説明するが、排気側のカムシャフトにも同様に本発明が適用されている。また、本発明は、吸気側及び排気側のいずれか一方のカムシャフトのみにも適用可能である。
図2に示すように、カムシャフト2の一端部2aには、カムプーリ10が支持され、図示しないエンジン1のクランクシャフトからベルトを介して回転力が伝達される。
カムジャーナル8には、軸方向に突出したカムプーリ10のボス部10aが挿入されるとともに、ボス部10aとカムジャーナル8との間には、リング状のオイルシール11が設けられ、ドレーン室12が形成されている。カムシャフト2回りの潤滑などに用いられた油は、ドレーン室12からカムジャーナル8に形成された油路13を介してエンジン1内部に戻される。
カムジャーナル8には、軸方向に突出したカムプーリ10のボス部10aが挿入されるとともに、ボス部10aとカムジャーナル8との間には、リング状のオイルシール11が設けられ、ドレーン室12が形成されている。カムシャフト2回りの潤滑などに用いられた油は、ドレーン室12からカムジャーナル8に形成された油路13を介してエンジン1内部に戻される。
カム位相可変機構3は、カムプーリ10に固定されてカムプーリ10と一体回転可能なベーンハウジング20と、カムシャフト2に固定されてカムシャフト2と一体に回転可能なベーンロータ21とを有しており、ベーンハウジング20及びベーンロータ21は、カムシャフト2及びカムプーリ10と同軸に配置されている。
カムプーリ10は、カムシャフト2に対して相対回転可能であるとともに、ベーンロータ21は、ベーンハウジング20の内部に形成されたベーン収容室内で所定角度回動可能になっている。ベーン収容室は、ベーンロータ21によって進角側油室22と遅角側油室23とに区画されている。進角側油室22に作動油が供給されると、ベーンロータ21はカムプーリ10に対して一方に回転移動し、カム4が進角する。遅角側油室に作動油が供給されると、ベーンロータ21はカムプーリ10に対して他方に回転移動し、カム4が遅角する。
カムプーリ10は、カムシャフト2に対して相対回転可能であるとともに、ベーンロータ21は、ベーンハウジング20の内部に形成されたベーン収容室内で所定角度回動可能になっている。ベーン収容室は、ベーンロータ21によって進角側油室22と遅角側油室23とに区画されている。進角側油室22に作動油が供給されると、ベーンロータ21はカムプーリ10に対して一方に回転移動し、カム4が進角する。遅角側油室に作動油が供給されると、ベーンロータ21はカムプーリ10に対して他方に回転移動し、カム4が遅角する。
カムシャフト2には、カムジャーナル8との摺動面2bに環状の第1の油溝24及び第2の油溝25が形成されるとともに、カムシャフト作動油路としてカムシャフト2の一端部2aから軸線方向に延びる第1の作動油路26及び第2の作動油路27が形成されている。第1の作動油路26は、一端が遅角側油室23に連通する一方、他端が第1の油溝24と連通している。第2の作動油路27は、一端が進角側油室22に連通する一方、他端が第2の油溝25と連通している。
カムジャーナル8には、軸受部作動油路としてカムシャフト2の軸線に略直交する第3の作動油路30及び第4の作動油路31が形成されている。第3の作動油路30は、一端が第1の油溝24に対して開口する一方、他端が4方向切換バルブであるオイルコントロールバルブ(OCV)32の第1出口ポート32aに接続される。第4の作動油路31は、一端が第2の油溝25に対して開口する一方、他端がOCV32の第2出口ポート32bに接続される。
OCV32の第1入口ポート32cはリターンパイプ33を介して作動油を貯蔵したオイルタンク34と接続している。第2入口ポート32dは、ポンプ35を介装した油供給パイプ36を介してオイルタンク34と接続している。
なお、オイルコントロールバルブ32およびポンプ35は油圧供給手段に相当する。
このように、カム位相可変機構3の遅角側油室23は、第1の作動油路26、第1の油溝24及び第3の作動油路30を介して、OCV32の第1出口ポート32aと接続される一方、進角側油室22は、第2の作動油路27、第2の油溝25及び第4の作動油路31を介してOCV32の第2出口ポート32bと接続されている。したがって、図2に示すように第2入口ポート32dと第2出口ポート32bとが連通するようにOCV32が切り換わっているときは、進角側油室22に作動油が供給される一方、第2入口ポート32dと第1出口ポート32aとが連通するようにOCV32が切り換わっているときは、遅角側油室23に作動油が供給される。また、OCV32が中立位置をとると、進角側油室22及び遅角側油室23のいずれにも作動油が供給されず、カムプーリ10に対するベーンロータ21、即ちカム4の回転位置が維持される。
なお、オイルコントロールバルブ32およびポンプ35は油圧供給手段に相当する。
このように、カム位相可変機構3の遅角側油室23は、第1の作動油路26、第1の油溝24及び第3の作動油路30を介して、OCV32の第1出口ポート32aと接続される一方、進角側油室22は、第2の作動油路27、第2の油溝25及び第4の作動油路31を介してOCV32の第2出口ポート32bと接続されている。したがって、図2に示すように第2入口ポート32dと第2出口ポート32bとが連通するようにOCV32が切り換わっているときは、進角側油室22に作動油が供給される一方、第2入口ポート32dと第1出口ポート32aとが連通するようにOCV32が切り換わっているときは、遅角側油室23に作動油が供給される。また、OCV32が中立位置をとると、進角側油室22及び遅角側油室23のいずれにも作動油が供給されず、カムプーリ10に対するベーンロータ21、即ちカム4の回転位置が維持される。
更に、カムシャフト2の軸心部分には、軸方向に延びる潤滑油路40が形成されている。潤滑油路40は、一端40aが第1の油溝31の軸方向位置まで延びており、他端に例えば潤滑油ポンプによって潤滑油が供給される。潤滑油路40の一端40aには第1の連通路40b及び第2の連通路40cの一端が夫々接続される一方、これらの連通路40b、40cの他端は、径方向外側に向かって摺動面2bまで延びている。第1の連通路40bの他端は、摺動面2bのうち第2の油溝25よりカムジャーナル8の外側(エンジン本体側)に対応する部分で開口する一方、第2の連通路40cの他端は、摺動面2bのうち第1の油溝24より外側(カムプーリ側)に対応する部分で開口している。即ち、潤滑油路40は、第1の連通路40b及び第2の連通路40cを介して、摺動面2bのうち第1の油溝24及び第2の油溝25を挟んだ両側の部分で開口している。なお、潤滑油路40、第1の連通路40b及び第2の連通路40cは、まとめて本発明の潤滑油路に該当する。
以上のような構成により、潤滑油路40から第1の連通路40b及び第2の連通路40cを通過して、カムジャーナル8とカムシャフト2との間、即ち摺動面2bに潤滑油が供給される。特に、第1の連通路40b及び第2の連通路40cにより、摺動面2bのうち第1の油溝24及び第2の油溝25の両側部分に潤滑油が良好に導入される。
したがって、進角時及び遅角時のいずれにもかかわらず、摺動面2b全体に十分に潤滑油を供給でき、カムシャフト2の支持部の潤滑性を確保することができる。
したがって、進角時及び遅角時のいずれにもかかわらず、摺動面2b全体に十分に潤滑油を供給でき、カムシャフト2の支持部の潤滑性を確保することができる。
更に、第1の連通路40b及び第2の連通路40cは、カムシャフト2の軸心部分から径方向外側に向かって延びているので、カムシャフト2の回転による遠心力によって、潤滑油路40から摺動面2bに潤滑油を効率よく導入させることができる。
なお、本実施形態では、摺動面2bへの潤滑油供給として、第1の連通路40b及び第2の連通路40cの2本の連通路を設けたが、シリンダーヘッド7とヘッドカバーとで形成された動弁室に近い第2の連通路40cにて潤滑油が供給される摺動面において、動弁室に飛散する油により潤滑が期待できるのであれば、第2の連通路40cを省略してもよい。
なお、本実施形態では、摺動面2bへの潤滑油供給として、第1の連通路40b及び第2の連通路40cの2本の連通路を設けたが、シリンダーヘッド7とヘッドカバーとで形成された動弁室に近い第2の連通路40cにて潤滑油が供給される摺動面において、動弁室に飛散する油により潤滑が期待できるのであれば、第2の連通路40cを省略してもよい。
なお、本実施形態では、カム位相可変機構として、ベーン式が採用されているが、ヘリカルギヤ式のカム位相可変機構を備えたエンジンにおいても、本発明を適用することができる。
1 エンジン
2 カムシャフト
3 カム位相可変機構
4 カム
8 カムジャーナル
24 第1の油溝
25 第2の油溝
26 第1の作動油路
27 第2の作動油路
40 潤滑油路
40b 第1の連通路
40c 第2の連通路
2 カムシャフト
3 カム位相可変機構
4 カム
8 カムジャーナル
24 第1の油溝
25 第2の油溝
26 第1の作動油路
27 第2の作動油路
40 潤滑油路
40b 第1の連通路
40c 第2の連通路
Claims (3)
- カムシャフトの一端にカム位相可変手段を有した内燃機関のカムシャフトの潤滑構造であって、
前記カムシャフトに形成され、前記カム位相可変手段へ作動油を導入するカムシャフト作動油路と、前記カムシャフトを支持する軸受部に形成され、油圧供給手段から作動油が供給される軸受部作動油路と、前記カムシャフトと前記軸受部の少なくともいずれか一方の摺動面に周方向に延びて形成され、前記カムシャフト作動油路と前記軸受部作動油路とを連通させる油溝と、前記カムシャフトの内部に形成され、前記摺動面に潤滑油を導入する潤滑油路とを備え、
前記潤滑油路は、少なくとも先端部が前記油溝の前記カムシャフトの一端側の前記摺動面に開口することを特徴とするカムシャフトの潤滑構造。 - 前記潤滑油路の先端部は、前記カムシャフトの軸心部分から径方向外側に延びて前記摺動面で開口することを特徴とする請求項1に記載のカムシャフトの潤滑構造。
- 前記カム位相可変手段は、内部に進角用油室及び遅角用油室が形成されるとともにこれら進角用油室と遅角用油室とを仕切るベーンを備え、該進角用油室及び該遅角用油室のいずれか一方に前記作動油を供給して前記ベーンを作動させることにより、前記カムの回転位置を進角または遅角させることを特徴とする請求項1または2に記載のカムシャフトの潤滑構造。
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JP2006186877A JP2008014243A (ja) | 2006-07-06 | 2006-07-06 | カムシャフトの潤滑構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011027084A (ja) * | 2009-07-29 | 2011-02-10 | Jtekt Corp | カムシャフト装置 |
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2006
- 2006-07-06 JP JP2006186877A patent/JP2008014243A/ja not_active Withdrawn
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