JP2009039139A - 組織再生用複合化スカフォールド - Google Patents

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Abstract

【課題】スカフォールド構造体の長手軸方向のみならず、半径方向の剛性および強度も大きく、埋植等の治療手術をする場合に、半径方向につぶれるような変形が生じにくく、中の細胞が破壊されることのない組織再生用複合化スカフォールドを提供する。
【解決手段】ポリ乳酸樹脂(PLA)繊維からなる構造体の交差部に、PLA繊維を螺旋状(コイル状)に引っ掛けて織り込む。ここで、バインダーとしてポリカプロラクトン樹脂(PCL)、若しくは、乳酸とグリコール酸の共重合体(PLGA)を用いることが好ましい。構造体の交差部に、コイル状のPLA繊維を引っ掛けて編み込むことにより、コイルピッチの制御が容易で、かつ、半径方向の剛性と強度を2〜10倍と著しく向上させることが可能となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、医療用の組織再生用の足場(スカフォールド)に関するものであり、特に、生分解性の樹脂からなる複合材によるスカフォールドに関するものである。スカフォールドの構造体内部に幹細胞や骨芽細胞などを注入して、組織の欠損部に施術することで骨組織や神経組織の再生を図るものである。
人体に何らかの欠損が生じた場合、自然治癒される場合が多い。しかし、欠損が大きくなると自然治癒力では修復できない場合がでてくる。このような時に未分化細胞である幹細胞などで組織を再生する再生医療技術は、人体のあらゆる場所にその適用を広げつつある。その際、必要となるものは組織再生を誘導するための足場(スカフォールド)であり、このスカフォールドには、組織再生に従い体内で分解する生分解性樹脂が用いられている。
生分解性樹脂は, 生体内または通常の環境下で自ら分解していくため、近年脚光を浴びている再生医療において重要な位置を占めている。医療用に使用されている生分解性樹脂としては、ポリ乳酸 (Polylactic acid; PLA) 樹脂やポリカプロラクトン(Polycaprolacton;PCL) 樹脂などがある。生分解性プラスチックのなかでもPLA樹脂は生体内分解吸収性に優れており,高強度と生体適合性,さらに自己分解性を兼ね備えた新しい医療用材料として期待されている。
既に本発明者らは、生分解性の樹脂からなる複合材によるスカフォールドを開発した。かかるスカフォールドは構造的に開口部を有し、臨床時に注射による播種が可能であるとともに、高強度PLA繊維とバインダーとして用いるPCL樹脂の複合化により、剛性に優れており、人体の活動による荷重の支持が可能であるものである。
また、欠損部への上皮進入や細菌性プラークの堆積を防ぐ構造を設けたり、施術後に欠損部との界面でただちに生分解させる構造を設けて、速やかにスカフォールド内に体液を循環させて、組織再生によりよい環境を整えることができるなど多くの機能を有している。
しかし、上述の複合化スカフォールドにおけるバインダーとして用いたPCL樹脂の効能によって、管状の構造体にした場合に、長手方向の強度(引っ張り強度)があるものの、半径方向の剛性と強度が小さく、内部に細胞を入れて埋植等の治療手術をする場合に、折れ曲がりが生じて、半径方向につぶれるように変形(座屈等)が生じ、中の細胞が破壊されてしまうという問題があった。
また、患部の欠損部位の形状によっては、歯の周囲に巻きつけるように埋植することが多く、あらかじめ屈曲した形状に成形するというニーズが存在する。かかる場合に患部の欠損部位の形状に合わせて、上述の複合化スカフォールドを屈曲した形状に成形しようとしても、半径方向の剛性と強度が小さいために、形状を維持することが難しく、屈曲した形状に成形することが非常に困難であった。
特開2003−169845号公報 歯槽骨再生のための生分解性樹脂複合材スカフォールドの開発、日和千秋・沖添晃政・安達泰治・中井善一、日本生体医工学会関西支部生体医工学シンポジウム2005、2005.9.27-28
本発明が解決しようとする課題は、スカフォールド構造体の長手方向のみならず、半径方向の剛性と強度が大きく、半径方向につぶれるような変形が生じず、中の細胞が破壊されてしまうことのない組織再生用複合化スカフォールドを提供することを目的とする。
また、欠損患部の形状にあった成形が容易に行える、屈曲形状の成形性に優れたスカフォールドを提供することを目的とする。
本発明者らは、生分解材料の豊富な知見と、実際の試作品を作製する技術と、臨床経験の豊富な歯科医師の知見を有し、歯槽骨の骨欠損モデルで骨欠損部への適合状態の検討を重ねて、本発明に係る組織再生用複合化スカフォールドを完成したものである。
上記目的を達成するため、本発明に係る組織再生用複合化スカフォールドの第1の観点からは、生分解性樹脂繊維で織り込んだ構造体であって、生分解性樹脂繊維が長手方向に螺旋状に配されるように、前記構造体の交差部に絡接させるように織り込んだスカフォールドが提供される。
本発明者らは、先に発明した生分解性の樹脂からなる複合化スカフォールドの骨欠損部への適合状態の検討を行った結果、スカフォールドの構造体の半径方向の剛性と強度を高める必要性があるとの知見を得た。
一方で、スカフォールド本来の機能である、あらかじめ欠損部での再生のスペースを確保(スペース・メイキング)し、細胞の分化や増殖を支援するための場を欠損部に作る機能を阻害しないように、スカフォールドの構造体内部の空孔率は高く維持させる必要がある。また、スカフォールドは、生分解性が制御できる必要がある。
そこで、生分解性樹脂繊維で織り込んだ構造体に、生分解性樹脂繊維を長手方向に螺旋状に配して、構造体の交差部に絡接させるように織り込んだのである。
ここで、生分解性樹脂繊維は、ポリ乳酸樹脂、ポリグリコール酸、乳酸とグリコール酸の共重合体から選択されたいずれかのものから成る繊維であることが好ましい。また、構造体を構成する生分解性樹脂繊維と、構造体の交差部に絡接させるように織り込む生分解性樹脂繊維が同一種類のものでも、異なる種類のものでも構わない。
また、生分解性樹脂繊維で織り込んだ構造体に、生分解性樹脂繊維が長手方向に螺旋状に配されるように、構造体の交差部に絡接させるように織り込んだとは、例えば、ポリ乳酸樹脂繊維を用いてリリアン編みで作製した管状の構造体(管状構造体)に対し、その構造体形状を形成する表面の繊維と繊維の交差部に引っ掛けて、管状構造体の長手方向に沿って所定のピッチ間隔で螺旋状にポリ乳酸樹脂繊維を織り込むことをいう。
上述の管状構造体の繊維と繊維の交差部に引っ掛けて、螺旋状にポリ乳酸樹脂繊維を織り込むことにより、スカフォールドの管状構造体の半径方向の剛性と強度を10倍程度まで向上させることに成功した。
これにより、管状構造体のスカフォールドを用いて、スカフォールド内部に細胞を入れて埋植等の治療手術をする場合に、管状構造体の半径方向につぶれるような変形が生じず、中の細胞が破壊されてしまうことが生じない。また、管状構造体の半径方向の剛性と強度が向上したことから、屈曲形状の成形性に優れ、欠損患部の形状にあった成形が容易に行えることとなる。
次に、本発明に係る組織再生用複合化スカフォールドの第2の観点からは、生分解性樹脂繊維で織り込んだ構造体であって、生分解性樹脂繊維が長手方向に螺旋状に配され、前記構造体の内面若しくは外面の交差部に接着されたスカフォールドが提供される。
本発明に係る組織再生用複合化スカフォールドの生産性を高めるべく、生分解性樹脂繊維を長手方向に螺旋状に配して、構造体の交差部に絡接させるように織り込むのではなく、予め生分解性樹脂繊維を構造体の外側もしくは内側に長手方向に螺旋状に配し、熱処理等により構造体の交差部に付けるのである。そして、バインダーにより構造体の交差部に接着させるようにするのである。
次に、本発明に係る組織再生用複合化スカフォールドは、例えば、ポリ乳酸樹脂繊維で織り込んだ構造体の交差部に、ポリ乳酸樹脂繊維を長手方向に螺旋状に配して該構造体の交差部に絡接させるように織り込んだスカフォールド構造体のバインダーとして、ポリカプロラクトン樹脂、ポリグリコール酸、乳酸とグリコール酸の共重合体から選択されたいずれかが塗布されることが好ましい。
なお、バインダーとして、ポリビニールアルコール、ポリエーテルサルホン、ポリシアノアクリレートなどの生体適合性樹脂材料を塗布してもよい。
かかるバインダーの材料はいずれも生分解性を持っている。この生分解速度は材料によって異なることから、欠損部位の対象に合った分解速度と強度を持つ材料が選択される必要がある。
例えば、ポリ乳酸樹脂は、生分解速度(半減期)が24ヶ月以上と長期間であり、骨再生時間が長い部位に用いられる。また、ポリグリコール酸は、生分解速度(半減期)が6〜12ヶ月である。
乳酸とグリコール酸の共重合体の場合は、生分解速度(半減期)が1〜6ヶ月と短く、骨再生速度が速い部位に関しては、バインダーとして適切な材料である。
本発明者らは、先に発明した生分解性の樹脂からなる複合化スカフォールドの骨欠損部への適合状態の検討を行う中で、歯槽骨の骨再生速度が約8週間であるとの知見を得ている。この場合の適したスカフォールド構造体のバインダーとしては、乳酸とグリコール酸の共重合体で、共重合体の乳酸の共重合比率が10〜90%であることが好ましく、さらに好ましくは、15〜25%若しくは75〜85%である。
乳酸とグリコール酸の共重合体の生分解速度(半減期)特性と歯槽骨の骨再生速度特性とのマッチングを図るものである。
また、ポリカプロラクトン樹脂と比べて、ポリグリコール酸を用いたバインダーでは、スカフォールドの長手方向の伸びが小さいものの、バインダーとしての接着性能、生分解性能が実用に耐えうるものであり、強度が特に要求される骨欠損部位においては有用であると考えている。
また、スカフォールドの構造体としては、リリアン編みで形成された組み紐形状、若しくは籠型形状の管状構造体であることが好ましい。管状構造体とすることで、スカフォールドに必要な強度や剛性を保ちながらも管状形状を自由に屈曲・変形させることが可能である。
また、本発明に係る組織再生用複合化スカフォールドは、上述の管状構造体の長手方向に螺旋状に配されたポリ乳酸樹脂繊維のピッチ間隔を制御することにより、該管状構造体の半径方向の剛性と強度を制御できる。
ここで、スカフォールド構造体の交差部に引っ掛けて織り込む螺旋状のポリ乳酸樹脂繊維のピッチ間隔が、0.5〜2mmであり、かつ、使用するポリ乳酸樹脂繊維の直径が0.05〜0.5mmであることが好ましい。
本発明のスカフォールドを、骨欠損部にインスツルメント(例えば、ピンセット)を用いて把持し挿入する際に、スカフォールド内部の螺旋状の間隔が広い場合は、スカフォールドの長手方向における剛性にむらができてしまい、極端な変形が生じないように(例えば、折れ曲がってしまう等)、スカフォールドをインスツルメントで把持することが困難である。また一方、螺旋状の間隔が狭すぎると、剛性が高くなりすぎてしまい屈曲性が悪くなるため、骨欠損部に適合させるうえで不適当である。従って、本発明のスカフォールドには最適な螺旋状の間隔が存在するのである。
上述したこれらの本発明のスカフォールドは、歯槽骨欠損部に挿入または埋入される歯槽骨再生用スカフォールドとして用いられる。
本発明のスカフォールドの構造体内部に、培養増殖を行った細胞を注入し、歯槽骨欠損部に挿入または埋入を行うことで、歯槽骨形成、歯周組織再生を図ることができるものである。
また、本発明に係る組織再生用複合化スカフォールドの作製方法は、下記(1)〜(3)の工程を含むことを特徴とする。
(1)生分解性樹脂繊維で織り込んだ構造体にフッ素樹脂コーティング棒を挿入する工程
(2)長手方向に螺旋状に配する生分解性樹脂繊維の一端を前記フッ素樹脂コーティング棒に固定し、長手方向に螺旋状に配する生分解性樹脂繊維の反対側の端をインスツルメントで挟み、前記構造体の端の部分から編み目交差部に引っ掛けて編み込んでいく工程
(3)長手方向に螺旋状に配する生分解性樹脂繊維を、前記構造体に、所定の螺旋状間隔をおいて、1/4周〜1/2周ごとに引っ掛けながら編み込んでいく工程
また、本発明に係る組織再生用複合化スカフォールドの他の作製方法としては、下記(1)〜(6)工程を含むことを特徴とする。
(1)フッ素樹脂コーティング棒に生分解性樹脂繊維を螺旋状に巻きつける工程
(2)生分解性樹脂繊維で織り込んだ構造体に前記フッ素樹脂コーティング棒を挿入する工程
(3)加熱工程
(4)フッ素樹脂コーティング棒を構造体から抜き出す工程
(5)加熱工程
(6)バインダーの塗布工程
なお、具体的な作製手順については、後述する実施例で説明することとする。
本発明に係る組織再生用複合化スカフォールドによると、スカフォールド構造体の長手方向に垂直な半径方向の剛性と強度を長手方向と独立に大きくすることができ、埋植等の治療手術をする際にインスツルメントで把持した場合でも、半径方向につぶれるように変形が生じて、スカフォールド内部の細胞が破壊されることはないという効果を有する。
また、半径方向の剛性と強度が大きくなることから、人体の活動によってスカフォールド構造体が崩れることがなくなり、骨欠損部を瘢痕組織に占有されることがなく、骨欠損部での再生のスペースを確保(スペース・メイキング)し、細胞の分化や増殖を支援するための場を欠損部に作ることが確実にできるといった効果も有する。
単に螺旋状に形成した生分解性樹脂繊維をスカフォールド内部に入れる場合と比べて、交差部にひっかけて織り込む若しくは接着することにより、スカフォールド内部でコイル状の生分解性樹脂繊維を固定することができ、屈曲性が良く、成形性が優れており、患部の骨欠損部位に最適な形状を有するスカフォールドを構築することができ、安定に細胞を播種することができるのである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明していく。特に、従来の管状構造体のスカフォールドに対して、長手方向に螺旋状のなるように生分解性樹脂繊維をスカフォールドの交差部にひっかけて織り込んだ場合の剛性変化について具体的にデータを示しながら説明する。
図1に、本発明に係るスカフォールド外観写真を示す。図1のスカフォールドは、ポリ乳酸樹脂(PLA)繊維で織り込んだ構造体の交差部に、PLA繊維をコイル状に引っ掛けて織り込んだ構造のもので、以下では、コイル入りスカフォールドと称する。
比較として、図2に、従来のスカフォールド外観写真を示す。図2のスカフォールドは、ポリ乳酸樹脂繊維で織り込んだだけの構造のもので、以下では、コイル無しスカフォールドと称する。
図1と図2に示されるスカフォールドの構造体は、直径が0.1mmのPLA繊維で織り込んで作製したもので、直径約2mmの断面積で、長さは15mm(調整自由)である。この織物構造の空孔率は90%以上である。図1のコイル入りスカフォールドは、この構造体の交差部に引っ掛けて、螺旋状(コイル状)に、直径が0.1mmのPLA繊維を、1mmのピッチで織り込んだものである。図1の構造体の交差部との絡接箇所1,2は、構造体の交差部に引っ掛けて、螺旋状に織り込んだ様子を模式的に示している。
このように、構造体の交差部に引っ掛けてコイル状にPLA繊維を所定のピッチで織り込むことで、半径方向の剛性と強度を制御できるのである。
なお、空孔率は、織物構造を断面が一定な円管と仮定し、ある長さに作製した織物構造体の体積を求め、その織物構造体に使用されたPLA繊維の体積を求めることにより算出している。
図3は、コイル入りスカフォールド(交差部に、PLA繊維を1mmピッチでコイル状に引っ掛けて織り込んだ構造のもの)と、コイル無しスカフォールドの半径方向の変位と圧縮力の関係(横剛性)を測定した結果を比較したグラフを示している。ここで、半径方向の剛性特性とは、図8で示されるように、スカフォールド構造体の長手軸方向と垂直な半径方向の単位圧縮距離(変位)に必要な圧縮力を測定したものである。
図3のグラフの横軸は変位を表しており、グラフの縦軸は圧縮に要した力を表している。点線はコイル無しスカフォールドで、実線がコイル入りスカフォールドである。測定に用いたコイル入りスカフォールドは、上述したように、直径が0.1mmのPLA繊維で織り込んで作製したもので、直径約2mmの断面積で長さが約15mmの構造体に、交差部に、直径が0.1mmのPLA繊維を、1mmのピッチで引っ掛けて、コイル状に織り込んだものである。
例えば、半径方向に1mm変位させるのに要する圧縮力は、コイル無しスカフォールドの場合、約0.1Nであるのに対して、コイル入りスカフォールドの場合、約1Nとなっている。図3の測定結果から、コイル入りスカフォールドは、コイル無しスカフォールドに比べて、半径方向の同一変位に対する圧縮力(横剛性の特性)が約10倍向上していることが理解できる。
次に、図4は、コイル入りスカフォールドにおいて、コイル状に引っ掛けて織り込むPLA繊維の直径,ピッチを変化させた場合の横剛性を測定したグラフを示している。
図4のグラフは、横軸がPLA繊維をスカフォールド構造体の交差部に引っ掛けて織り込んでいくコイルのピッチを表しており、縦軸が横剛性を表している。ここで、コイル入りスカフォールドの横剛性(図8の矢印方向に1mm変形させるのに必要な荷重)を、コイル無しスカフォールドの横剛性で割った値が縦軸である。縦軸の横剛性は、コイル入りとコイル無しの比で表している。図4は、コイル状に織り込むPLA繊維の直径が0.1mmの場合と0.07mmの2つの場合で、コイルピッチを1mm,2mm,3mmの3種のケースのサンプルを2つずつ用意し測定したものである。実線はPLA繊維の直径が0.1mmの場合で、点線はPLA繊維の直径が0.07mmの場合を示しており、それぞれ測定した2つずつのサンプルの測定データ値を2次の近似曲線で表したものである。
コイルピッチが小さく、コイルの繊維の直径が大きいほど横剛性は増大することがわかる。
図5のグラフから、コイル入りスカフォールドが、横剛性の強度が2〜10倍に向上しており、この横剛性の強度が、コイル状に引っ掛けて織り込むPLA繊維の直径,ピッチをパラメータとして制御できることが理解できよう。
次に、図5は、コイル無しとコイル入りスカフォールドの構造体に、ポリカプロラクトン(PCL)樹脂をバインダーとして用いたスカフォールドの横剛性を測定したグラフを示している。図5のグラフでは、コイルピッチが1mmの場合で、変位1mmに要する圧縮力がコイル無しスカフォールド(バインダーとしてPCL樹脂)の場合で0.3Nであり、コイル入りスカフォールド(直径が0.07mmと0.1mm)の場合で1.5Nである。
図5のグラフからも、コイル入りスカフォールド(バインダーとしてPCL樹脂)が優れた横剛性の特性を示すことが理解できる。
また、PCL樹脂をバインダーとして用いたスカフォールドは、バインダーを用いないものに比べて、剛性が向上することが以前から知られていたが、コイル入りスカフォールドと組み合わせることで、さらに、横剛性の強度を約5倍に向上させることができるのである。
次に、図6は、コイル無しとコイル入りスカフォールドの構造体に、ポリ乳酸樹脂(PLA)とポリグリコール酸(PGA)の共重合体(PLGA)をバインダーとして用いたスカフォールドの横剛性を測定したグラフを示している。図6のグラフでは、コイルピッチが1mmの場合で、変位1mmに要する圧縮力がコイル無しスカフォールド(バインダーとしてPLGA樹脂)の場合で0.5Nであり、コイル入りスカフォールド(直径が0.07mm)の場合で1.8Nであり、コイル入りスカフォールド(直径が0.1mm)の場合で2.5Nである。
図6のグラフから、コイル入りスカフォールド(バインダーとしてPLGA樹脂)が優れた横剛性の特性を示すことが理解できよう。
図6の結果から、PLGA樹脂をバインダーとして用いたスカフォールドが、PCL樹脂をバインダーとして用いたものに比べても、横剛性がさらに向上すること理解できる。直径が0.1mmのPLA繊維を織り込んだコイル入りスカフォールド(バインダーとしてPLGA樹脂)は、コイル無しスカフォールド(バインダーとしてPLGA樹脂)と比較して、横剛性の強度を約5倍に向上させることができるのである。
ここで、PLGA樹脂は、75/25PLGA(75PLA+25PGA)を用いている。バインダーは溶媒(アセトン)に対して、PLGA樹脂が5重量%のものを使用した。
図7は、PLA繊維の構造体と、その構造体にPLGAをバインダーとして用いたものとで、長手方向の剛性と強度を比較測定したグラフを示している。
図7のグラフを解析すると、PLA繊維による構造体の場合には、初期の剛性が小さく、ひずみが約70%のときに最大強度を示している一方で、PLGAを塗布したスカフォールドでは剛性が大きく、ひずみが約6%のときに最大強度を示し、破断ひずみは約10%程度である。従って、PLGAを塗布したスカフォールドは、剛性が高く、伸縮性が小さいことが理解できる。
次に、コイル入りスカフォールドのコイル挿入工程について説明する。コイル挿入手順は下記(1)〜(3)の通りである。
(1)かご型に編んだ構造体にフッ素樹脂コーティング棒を挿入する工程
(2)コイル用PLA繊維の一端をフッ素樹脂コーティング棒に固定し、コイル用PLA繊維の反対側の端をステンレス製ピンセットで挟み、かご型に編んだ構造体の端の部分から編み目交差部に引っ掛けて編み込んでいく工程
(3)コイル用PLA繊維をかご型に編んだ構造体に1/2周ごとに引っ掛けながら編み込んでいく工程(本工程の際に、所定のコイルピッチ(例えば1mmピッチ)に制御するのである。)
また、コイル入りスカフォールドの他の方法のコイル挿入工程について図9を用いて説明する。コイル挿入手順は下記(1)〜(6)の通りである。
(1)フッ素樹脂コーティング棒にポリ乳酸樹脂繊維を螺旋状に巻きつける工程(図9の(a)を参照)
先ず、フッ素樹脂コーティング棒にポリ乳酸樹脂繊維を螺旋状に巻きつける。このときに、コイルピッチを制御する。
(2)ポリ乳酸樹脂繊維で織り込んだ構造体にフッ素樹脂コーティング棒を挿入する工程(図9の(b)を参照)
別に作製したスカフォールドの構造体(例えば、リリアン編みの籠型の管状構造体)の内部に、上記(1)のポリ乳酸樹脂繊維を螺旋状に巻きつけたフッ素樹脂コーティング棒を挿入する。
(3)加熱工程(図9の(c)を参照)
ホットプレートを用いて約60℃で加熱することで、フッ素樹脂コーティング棒の表面に螺旋状に巻きつけていたポリ乳酸樹脂繊維の螺旋状の直径を拡げ、フッ素樹脂コーティング棒の表面から剥すことができる。
(4)前記フッ素樹脂コーティング棒を前記構造体から抜き出す工程(図9の(d)を参照)
フッ素樹脂コーティング棒を構造体から抜き取ることで、螺旋状のポリ乳酸樹脂繊維のみを管状構造体の内部に残すことができる。
(5)加熱工程(図9の(e)を参照)
本工程の加熱により、螺旋状のポリ乳酸樹脂繊維の直径がさらに拡がり、管状構造体の交差部に接触することになる。(図9の(f)を参照)
(6)バインダーの塗布工程
管状構造体の表面に、ポリカプロラクトン樹脂、ポリグリコール酸、乳酸とグリコール酸の共重合体から選択されたいずれかが塗布されることで、螺旋状のポリ乳酸樹脂繊維と、管状構造体を形成するポリ乳酸樹脂繊維の交差部が接合され、長手軸方向と半径方向の剛性が飛躍的に向上したスカフォールドが作製できる。
本発明は、医療用や学術研究実験用に用いる組織再生用足場(スカフォールド)材料としての利用が期待される。特に、歯槽骨や骨組織再生用足場に関して、幹細胞や骨芽細胞などを本発明に係る構造体の内部に注入し、組織の欠損部に施術することで、骨組織や神経組織の再生を図ることができる材料としての利用可能性が高い。
本発明に係るスカフォールド外観写真(ポリ乳酸樹脂繊維で織り込んだ構造体の交差部に、ポリ乳酸樹脂繊維をコイル状に引っ掛けて織り込んだ構造のもの;コイル入りスカフォールド) 従来のスカフォールド外観写真(PLA繊維で織り込んだだけの構造のもの;コイル無しスカフォールド) コイル入りスカフォールド(PLA繊維を1mmピッチでコイル状に引っ掛けて織り込んだ構造のもの)と、コイル無しスカフォールドとの半径方向の剛性特性(横剛性)を測定した結果を比較したグラフ コイル入りスカフォールドにおいて、コイル状に引っ掛けて織り込むPLA繊維の直径,ピッチを変化させた場合の横剛性を測定したグラフ PLA繊維の構造体に、PCLをバインダーとして用いたスカフォールドの横剛性を測定したグラフ PLA繊維の構造体に、PLGAをバインダーとして用いたスカフォールドの横剛性を測定したグラフ PLA繊維の構造体と、その構造体にPLGAをバインダーとして用いたものとで、長手方向の剛性(引っ張り強度)を比較測定したグラフ 半径方向の剛性強度測定のための半径方向の圧縮の様子(矢印が圧縮方向) コイル入りスカフォールドのコイル挿入工程を示すフロー図
符号の説明
1,2 構造体の交差部との絡接箇所

Claims (14)

  1. 生分解性樹脂繊維で織り込んだ構造体であって、生分解性樹脂繊維が長手方向に螺旋状に配されるように、前記構造体の交差部に絡接させるように織り込んだことを特徴とする組織再生用複合化スカフォールド。
  2. 生分解性樹脂繊維で織り込んだ構造体であって、生分解性樹脂繊維が長手方向に螺旋状に配され、前記構造体の内面若しくは外面の交差部に接着されたことを特徴とする組織再生用複合化スカフォールド。
  3. 前記生分解性樹脂繊維が、ポリ乳酸樹脂、ポリグリコール酸、乳酸とグリコール酸の共重合体から選択されたいずれかのものから成る繊維であることを特徴とする請求項1又は2に記載の組織再生用複合化スカフォールド。
  4. 前記構造体のバインダーとして、ポリカプロラクトン樹脂を用いたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の組織再生用複合化スカフォールド。
  5. 前記構造体のバインダーとして、乳酸とグリコール酸の共重合体を用いたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の組織再生用複合化スカフォールド。
  6. 前記構造体のバインダーとして、ポリグリコール酸を用いたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の組織再生用複合化スカフォールド。
  7. 前記共重合体の乳酸の共重合比率が10〜90%であることを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の組織再生用複合化スカフォールド。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の構造体が、リリアン編みで形成された組み紐形状構造体、若しくは籠型形状の管状構造体であることを特徴とする組織再生用複合化スカフォールド。
  9. 前記管状構造体の長手方向に螺旋状に配された生分解性樹脂繊維のピッチ間隔を制御することにより、前記管状構造体の半径方向の剛性を独立に制御できることを特徴とする請求項8に記載の組織再生用複合化スカフォールド。
  10. 前記ピッチ間隔が0.5〜2mmであり、かつ、前記生分解性樹脂繊維の直径が0.05〜0.5mmであることを特徴する請求項9に記載の組織再生用複合化スカフォールド。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の組織再生用複合化スカフォールドが、歯槽骨欠損部に挿入または埋入される歯槽骨再生用スカフォールドとして用いられること。
  12. 下記の工程を含むことを特徴とする組織再生用複合化スカフォールドの作製方法。
    (1)生分解性樹脂繊維で織り込んだ構造体にフッ素樹脂コーティング棒を挿入する工程
    (2)長手方向に螺旋状に配する生分解性樹脂繊維の一端を前記フッ素樹脂コーティング棒に固定し、長手方向に螺旋状に配する生分解性樹脂繊維の反対側の端をインスツルメントで挟み、前記構造体の端の部分から編み目交差部に引っ掛けて編み込んでいく工程
    (3)長手方向に螺旋状に配する生分解性樹脂繊維を、前記構造体に、所定の螺旋状間隔をおいて、1/4周〜1/2周ごとに引っ掛けながら編み込んでいく工程
  13. 下記の工程を含むことを特徴とする組織再生用複合化スカフォールドの作製方法。
    (1)フッ素樹脂コーティング棒に生分解性樹脂繊維を螺旋状に巻きつける工程
    (2)生分解性樹脂繊維で織り込んだ構造体に前記フッ素樹脂コーティング棒を挿入する工程
    (3)加熱工程
    (4)前記フッ素樹脂コーティング棒を前記構造体から抜き出す工程
    (5)加熱工程
    (6)バインダーの塗布工程
  14. 前記生分解性樹脂繊維が、ポリ乳酸樹脂、ポリグリコール酸、乳酸とグリコール酸の共重合体から選択されたいずれかのものから成る繊維であることを特徴とする請求項12又は13に記載の組織再生用複合化スカフォールドの作製方法。
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