JP2009038035A - 蛍光ランプ及び蛍光ランプを用いた照明装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の蛍光ランプ1は、蛍光管2と、蛍光管2の端部に配置された口金3とを備え、口金3が樹脂で形成され、前記樹脂の表面には、紫外線吸収層が形成されている。また、前記紫外線吸収層は、紫外線吸収材料を含み、前記紫外線吸収材料は、無機粒子からなることが好ましい。前記無機粒子は、TiO2、ZnO及びCeO2からなる群から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
【選択図】図1
Description
先ず、本発明の蛍光ランプの一例である環形蛍光ランプの実施形態について説明する。図1は、本実施形態の環形蛍光ランプの平面図である。図1において、蛍光ランプ1は、消費電力が30Wであって、蛍光管2と口金3とを備えている。
次に、本発明の蛍光ランプの他の例である環形蛍光ランプの実施形態について説明する。本実施形態の蛍光ランプは、紫外線吸収材料を他の材料に変更した以外は、実施形態1の蛍光ランプと同様であるため、共通する部分の説明は省略する。
次に、本発明の蛍光ランプの他の例である直管形ツイン蛍光ランプの実施形態について説明する。図3は、本実施形態の直管形ツイン蛍光ランプの平面図である。図3では、図1及び図2と共通する部分には同一の符号を付けてその説明を省略する場合がある。図3において、蛍光ランプ10は、複数の蛍光管2と口金3とを備えている。蛍光管2は、直管状のバルブを複数本ブリッジ接続して、両端部にそれぞれ電極を設けたものであって、蛍光ランプ10は、その蛍光管2の端部を口金3で保持したものである。蛍光管2は、形状を除けば実施形態1の蛍光管2とほぼ同様に構成されている。口金3は、全体が実施形態1と同様の樹脂で形成されている。口金3の外面には、紫外線吸収層が形成されている。これにより、蛍光ランプ10自体から発せられる紫外線や、蛍光ランプ10の周囲に位置する他の蛍光灯等からの紫外線による口金3の変色や機械的強度の低下を防ぐことができる。また、口金3の内面にも紫外線吸収層を形成することができ、これにより、蛍光ランプ10の口金3の内部から侵入する紫外線による口金3の変色や機械的強度の低下を防ぐことができる。
次に、本発明の蛍光ランプの他の例であるボール形蛍光ランプの実施形態について説明する。図4は、本実施形態のボール形蛍光ランプの平面図である。図4では、図1及び図2と共通する部分には同一の符号を付けてその説明を省略する場合がある。図4において、蛍光ランプ20は、U字状バルブを複数本ブリッジ接続し、両端部にそれぞれ電極を設けた蛍光管2と、この蛍光管2を覆うグローブ21と、蛍光管2を支持するホルダを備えた口金3とからなる。蛍光管2の端部は口金3のホルダに固着され、口金3で保持されている。蛍光管2は、形状を除けば実施形態1の蛍光管2とほぼ同様に構成されている。口金3は、全体が実施形態1と同様の樹脂で形成されている。口金3の外面には、紫外線吸収層が形成されている。これにより、蛍光ランプ20自体から発せられる紫外線や、蛍光ランプ20の周囲に位置する他の蛍光灯等からの紫外線による口金3の変色や機械的強度の低下を防ぐことができる。また、口金3の内面にも紫外線吸収層を形成することができ、これにより、蛍光ランプ20の口金3の内部から侵入する紫外線による口金3の変色や機械的強度の低下を防ぐことができる。
次に、本発明の蛍光ランプを備えた照明装置の一例である吊り下げ式蛍光灯の実施形態について説明する。図5は、本実施形態の吊り下げ式蛍光灯の側面図である。図5において、蛍光灯30は、蛍光ランプ31と、傘部32とを備えている。蛍光ランプ31は、実施形態1又は実施形態2の蛍光ランプ1と同様の蛍光ランプを用いており、蛍光管2と口金3とを備えている。また、傘部32の下方は円形開口部を形成し、蛍光ランプ30の発光が直接照射されるように構成されている。
次に、本発明の蛍光ランプを備えた照明装置の他の例であるドーム型蛍光灯の実施形態について説明する。図6は、本実施形態のドーム型蛍光灯の斜視図である。図6において、蛍光灯40は、蛍光ランプ41と、シーリングカバー42とを備え、天井に設置されている。蛍光ランプ41は、実施形態1又は実施形態2の蛍光ランプ1と同様の蛍光ランプを用いており、蛍光管2と口金3とを備えている。また、シーリングカバー42は、半透明の樹脂から形成され、蛍光ランプ40の発光がシーリングカバーを通して照射されるように構成されている。
実施形態1と同様の構成の蛍光ランプ1の口金3を次のとおり作製した。先ず、口金3の第一部材4は、TiO2を1重量%添加したPBTで形成した。第二部材5は、透光性のPBTのみで形成した。なお、第二部材5を透光性のPBTで形成したのは、着色等の変化が確認し易いためである。次に、紫外線吸収層は、次のとおり形成した。紫外線吸収材料としては、粒子径が20nm〜100nmであるZnO微粒子を用いた。このZnO微粒子をイソプロピルアルコールに分散させて、紫外線吸収層形成用塗布液を作製した。ZnO微粒子の添加量は、紫外線吸収層形成用塗布液の全重量割合で10重量%とした。作製した紫外線吸収層形成用塗布液を、口金3の外面8と内面7とに塗布して乾燥した。
ZnO微粒子の添加量を13重量%とした以外は、実施例1と同様にして口金を作製した。
ZnO微粒子の添加量を19重量%とした以外は、実施例1と同様にして口金を作製した。
紫外線吸収層を形成しなかった以外は、実施例1と同様にして口金を作製した。
比較例1の口金の分光透過率を日立製作所製の分光光度計“U−4100”を用いて測定した。その後、口金に紫外線ランプ(中心波長350nm、出力:3J)を用いて、口金の上方5cmの距離から紫外線を42時間照射した。その後、同様にして口金の分光透過率を測定した。その結果、図7に示すように、紫外線照射前後での分光透過率は大きく変化した。図7において、曲線Aは、紫外線照射前の分光透過率を示し、曲線Bは、紫外線照射後の分光透過率を示す。図7から、紫外線照射前では波長410nm以上の領域で透過率は80%以上であったが、紫外線照射後では波長350nm〜470nmの領域で透過率が大きく低下したことが分かる。
実施例1〜3及び比較例1の口金を用いて、実施形態1の蛍光ランプ1と同様の環形蛍光ランプ(FCL40:品番)を作製した。作製した蛍光ランプの口金以外の構成部分は、通常の部材を使用し、通常の方法により作製した。
2 発光管
3 口金
4 第一部材
5 第二部材
6 ピン
7 内面
8 外面
9 係止凸部
10 補強部材
11 ねじ穴
12 ねじ
13 ねじ穴
Claims (13)
- 蛍光管と、前記蛍光管の端部に配置された口金とを含む蛍光ランプであって、
前記口金が樹脂で形成され、
前記口金の内面および外面には、紫外線吸収層が形成されていることを特徴とする蛍光ランプ。 - 前記紫外線吸収層は、紫外線吸収材料を含み、前記紫外線吸収材料は、無機粒子からなる請求項1に記載の蛍光ランプ。
- 前記無機粒子は、TiO2、ZnO及びCeO2からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項2に記載の蛍光ランプ。
- 前記紫外線吸収材料は、無機粒子からなり、前記紫外線吸収層の厚みが、0.5μm〜5μmである請求項1に記載の蛍光ランプ。
- 前記紫外線吸収材料は、無機粒子からなり、前記無機粒子の少なくとも一部が、前記樹脂の表面から内部に侵入している請求項1に記載の蛍光ランプ。
- 前記無機粒子の前記樹脂の表面からの侵入深さが、10nm〜100nmである請求項5に記載の蛍光ランプ。
- 前記紫外線吸収層は、紫外線吸収材料を含み、前記紫外線吸収材料は、有機材料からなる請求項1に記載の蛍光ランプ。
- 前記有機材料は、ベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾフェノン系化合物及びトリアジン系化合物から選ばれる少なくとも1種である請求項7に記載の蛍光ランプ。
- 前記紫外線吸収材料は、有機材料からなり、前記紫外線吸収層の厚みが、0.1μm〜10μmである請求項1に記載の蛍光ランプ。
- 前記紫外線吸収材料は、有機材料からなり、前記有機材料の少なくとも一部が、前記樹脂の表面から内部に侵入している請求項1に記載の蛍光ランプ。
- 前記有機材料の前記樹脂の表面からの侵入深さが、10nm〜100nmである請求項10に記載の蛍光ランプ。
- 前記口金の表面が、凹凸を有する請求項1〜11のいずれか1項に記載の蛍光ランプ。
- 請求項1〜12のいずれか1項に記載の蛍光ランプを含むことを特徴とする照明装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020073404A (ja) * | 2019-09-30 | 2020-05-14 | 日立化成株式会社 | 異方導電フィルム用リール及び異方導電フィルム巻 |
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2008
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