JP2009037660A - 光情報記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】違法コピー対策を施して専用の記録装置でのみ記録ができかつ汎用の記録再生兼用の装置でデータの読み出しが可能な光情報記録媒体を得る。
【解決手段】ウォブルを有する螺旋状の溝WBが形成され、隣接する溝WB間にランドLNが設けられた円板状の光透過性基板2と、この光透過性基板2上に形成された光吸収層3と、この光吸収層3上に形成された光反射層4とを有する光情報記録媒体1において、前記溝WBの深さDsが140nm≦Ds≦155nm、前記溝WB上の光吸収層3の凹部の深さDdが95nm≦Dd≦105nmであり、未記録時のプッシュプル信号の値が0.3以下である。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報を記録するときは専用の記録装置で行い、その記録された情報を再生するときは既存の再生装置で行うための光情報記録媒体に関する。
追記型CD(所謂CD−R)は、直径12cmで厚さ1.2mmの光透過性基板の一方の面上に光ヘッドを案内すると同時に情報を記録するための螺旋状の溝が設けられ、この溝には、正確な位置情報が確認できるように走行方向に沿って一定の周期の周波数を持つ蛇行が繰り返されるウォブルが形成されている。この溝はトラックとも呼称される。また、溝の走行方向の形状は、上面が幅広に開放されており、底面の幅が少し狭い形をした台形上をしている。この溝の形成された上面に記録層及び反射層が順次形成された構造を有している。前記基板の他方の面側から通常780nm付近の波長のレーザ光が照射されて前記記録層にデータを記録及び/または再生されるように構成されている。また、追記型デジタル・ヴァーサタイル・ディスク(所謂DVD−R)は、直径12cmで厚さ0.6mmの光透過性基板の一方の面上に上記と同様に上記CD−Rの半分以下のピッチでウォブルを有する螺旋状の溝が設けられている。その上面に記録層及び反射層が順次形成され、さらにその上面に直径12cmで厚さ0.6mmのダミー基板が貼り合わされた構造を有し、前記基板の他方の面側から通常630nm〜680nm付近の波長のレーザ光が照射されて前記記録層にデータを記録及び/または再生されるように構成されている。
CD−RやDVD−Rのような光情報記録媒体は、大量のデジタルデータを比較的安価で記録再生することができるため、広く普及してきている。反面、このように手軽にデータがコピーできるようになると、音楽CDやビデオ等の違法コピー品が市場に出回るおそれが出てきている。また、近年は映像や音楽のネット配信が行われるようになってきており、著作権保護のための手段が必要になってきている。
著作権保護の手段としては、例えば特開2002−157740号公報に開示された手段の他、各社から様々なものが提案されてきている。また最近では、記録時は専用の記録装置を用いてデータ記録を行い、再生は通常の再生装置で再生できる光情報記録媒体が提案されてきている。このような光情報記録媒体は、専用の記録装置を用いないとデータの記録ができないため、違法コピーの防止に非常に有効な手段である。
特開2002−157740号公報
しかしながら、専用の記録装置を用いてデータ記録を行う光情報記録媒体は、データを記録後、DVD再生機等の汎用の再生専用装置でデータの読み出しをする場合は問題なくデータを読み出すことができるが、パーソナルコンピュータ用の記録用ドライブやDVDレコーダ等の汎用の記録再生兼用装置でデータの読み出しを行った場合、エラーが出て、読み出しができないことがある。
汎用の記録再生兼用装置では、光情報記録媒体の種別を判別する手段を有しているので、違法コピー対策を施した光情報記録媒体についても同様に種別の判別を行う。このとき記録再生兼用装置は読み出し専用すなわちROMと認識せず、追記型の光情報記録媒体と認識する。しかし、この違法コピー対策を施した光情報記録媒体は汎用の記録装置では記録できないものなので、読み取りエラーが発生する。その結果、記録したデータが読み出せなくなるという問題がでてきている。
本発明の目的は、違法コピー対策を施して専用の記録装置でのみ記録ができかつ汎用の記録再生兼用の装置でデータの読み出しが可能な光情報記録媒体を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、ウォブルを有する螺旋状の溝が表面上に形成され、隣接する該溝間にランドが設けられた円板状の光透過性基板と、この光透過性基板上に形成された光吸収層と、この光吸収層上に形成された光反射層とを有する光情報記録媒体において、前記溝の深さDsが140nm≦Ds≦155nm、前記溝上における前記光吸収層の凹部の深さDdが95nm≦Dg≦105nmであり、未記録時のプッシュプル信号(以下PPb)の値が0.3以下である光情報記録媒体を提案する(以下、第一の課題解決手段と称する。)。
上記第一の課題解決手段による作用は以下の通りである。汎用の再生専用装置や記録再生兼用装置では、ROM媒体については記録した部分と記録していない部分の位相差を検出することで再生動作を行っている。すなわち、ROMではプッシュプル信号によるトラック追従ではなく、記録部と未記録部の位相差信号によるトラック追従となる。そのため、DVD−Rのような光情報記録媒体の場合には、記録時にはプッシュプル信号によるトラック追従が必要になるが、記録後であればROM媒体と同様に記録部と未記録部の位相差信号によりトラック追従ができればよいことになる。そのため、記録後の光情報記録媒体をすべてROMとして認識させるには、記録後のプッシュプル信号(PPa)の値をできるだけ低く抑えたい。そこで、専用の記録装置で情報記録を行い、かつ汎用の再生専用装置や記録再生兼用装置でデータの読み出しが可能な光情報記録媒体が新たに規格化されている。その規格を満足するためには、PPaの値を0.4未満にする必要がある。そこで、上記第一の課題解決手段によれば、PPaを低く、好ましくは0.4未満にすることができ、専用の記録装置でのみ情報記録を行い、かつ汎用の再生専用装置や記録再生兼用装置で情報再生が可能な光情報記録媒体を提供できる。
また、本発明では第二の課題解決手段として、上記第一の課題解決手段に加えて、前記溝のウォブル周波数が270〜290kHzの範囲である光情報記録媒体を提案する。これは、上述した規格に対応して専用の記録装置でのみ情報記録を行い、かつ汎用の再生専用装置や記録再生兼用装置で情報再生が可能な光情報記録媒体を提供するものである。
本発明によれば、違法コピー対策が可能な光情報記録媒体を提供することができる。すなわち、専用の記録装置のみで記録ができかつ汎用の記録再生兼用の装置ではデータの書き込みができず、データの読み出しのみが可能な光情報記録媒体を得ることができる。
以下、本発明の光情報記録媒体の実施形態についてDVD−Rを例にとって説明する。それらの光情報記録媒体の構造を図1乃至図3に示す。図1は模式平面図、図2は図1の点線Aに囲まれた部分の拡大図、図3は図2のA−A線における部分模式断面図である。これらの図面を用いて、以下に説明を行う。
光情報記録媒体1は、円板状の光透過性基板2と、この光透過性基板2の表面上に形成された螺旋状の溝WBと、この溝WBが形成された面上に形成された光吸収層3と、この光吸収層3の上面に形成された光反射層4と、この光反射層4の上面に接着剤層5を介して貼り合わされたダミー基板6と、を有する。
光透過性基板2は、直径が8cmまたは12cmで、厚さが0.6mmの円板状の基板である。この光透過性基板2の一方の面には、図1及び図2に示すように、ウォブルを有する螺旋状の溝WBが形成され、隣接する溝WB間にランドLNが設けられている。なお、図1には、構造を理解しやすくするために、溝WBを模式的に描いてある。
溝WB及びランドLNは、図3に示すように、所定のトラックピッチTPで並んでいる。トラックピッチTPは、DVD−Rでは0.71μm〜0.77μmの範囲である。また、溝WBは、図2に示すように、ウォブル周期WS、ウォブル幅aで蛇行している。溝WBの周波数はウォブル周期WSによって決定される。このウォブル周期WSは、通常のDVD−Rではウォブルの周波数(以下、ウォブル周波数とする)が140.6kHzになるような周期に設定される。ウォブルの振り幅aはDVD−Rでは20nm〜35nmの範囲である。また、図3に示す溝の深さDsは通常のDVD−Rでは150nm〜160nmの範囲であるが、本発明にかかるDVD−Rでは140nm〜155nmの範囲である。
光透過性基板2の材料としては、従来の光情報記録媒体の基板材料として用いられている各種の材料を任意に選択して使用することができる。具体的には、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂等を挙げることができ、必要によりこれらを積層して併用してもよい。上記材料の中では、成形性、耐湿性、寸法安定性及び低価格等の点から熱可塑性樹脂が好ましく、ポリカーボネートが特に好ましい。これらの樹脂を用いた場合には、射出成形等の方法で光透過性基板2を作成する。なお、ここで光透過性とは、630nm〜680nm付近の波長の光にて分光光度計で測定したときに70%以上好ましくは80%以上の光透過率を有するものとする。
光吸収層3は、記録用レーザ光を吸収して、発生した熱エネルギーにより記録痕(ピット)が形成されるいわゆる情報記録層である。光吸収層3としては、有機色素を記録物質として含有する色素型の記録層が用いられる。用いられる有機色素としては、フタロシアニン色素、シアニン色素、アゾ系色素等が好ましい。また、光吸収層3は、上記色素を結合剤等と共に適当な溶剤に溶解して塗布液を調整し、次いでこの塗布液を、光透過性基板2の溝WBが形成された面上に、スピンコート法やスクリーン印刷法等により塗布して塗膜を形成した後、乾燥することにより形成される。
なお、光吸収層3のうち、ピットが形成されるのは、溝WB内に形成された光吸収層である。溝WB内の光吸収層3は厚さDgで形成されている。この溝WB内における光吸収層3の厚さDgは記録特性に影響するもので、本発明では102nm〜106nmの範囲である。また、この光吸収層3には、溝WB上にあたる部分に深さDdの凹部が形成されている。この凹部の深さDdは、ランドLN上の光吸収層3の上面と溝WB上の光吸収層3の上面との段差で表されているもので、未記録特性に影響するものである。本発明では95nm〜105nmの範囲である。
光反射層4は記録用レーザ光や再生用レーザ光を反射させるものである。この光反射層4としては、例えばAu,Al,Ag,CuあるいはPd等の金属膜、これらの金属の合金膜あるいはこれらの金属に微量成分が添加された合金膜等が用いられる。この光反射層4は、蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタリング法等の方法により光吸収層3上に形成される。これらの形成方法のうち、量産性、コストの面からスパッタリング法が特に好ましい。
ダミー基板6は、光情報記録媒体1の全体の厚さに、CDとの寸法的な互換性を持たせるための厚み合わせの機能を有するもので、直径が8cmまたは12cmで、厚さが0.6mmの円板状の基板である。このダミー基板6材料としては、光透過性基板2と同様のものを用いることができ、同様の方法で形成することができる。このダミー基板6には、光透過性基板2のように、溝WBを形成する必要は特にない。このダミー基板6を前記光反射層4上に貼り合せるための接着剤層5は、例えばエポキシ樹脂等の硬化性樹脂が用いられる。
本発明の光情報記録媒体1は、専用の記録装置のみで記録が可能で汎用の記録装置では記録ができないように、違法コピー対策が施されている。この違法コピー対策としては、例えば光情報記録媒体1のプリライト領域(図示せず)に専用の記録装置のみで認識可能なデータ等を書き込んでおく方法などがある。それに対し、違法コピー対策として溝WBのウォブル周波数を270〜290kHzの範囲にすると、溝WBのウォブル周波数が140.6kHzからなる通常のDVD−Rとの識別が装置上で可能となる。溝WBのウォブル周波数を270〜290kHzの範囲にするには、図2に示しているウォブル周期WSの長さを従来の約1/2にすることによって可能となる。
この溝WBのウォブル周波数による違法コピー対策は、つぎのような利点がある。プリライト領域に専用の記録装置のみで認識可能なデータ等を書き込んでおく方法は、ソフトウェア的な処理を行うので、汎用の記録装置に該データを認識できるソフトウェアを読み込ませた場合に、違法コピー対策を施したDVD−Rに書き込めるようになる可能性がある。しかし、溝WBのウォブル周波数による違法コピー対策は、ハードウェア的な処理を行うので、汎用の記録装置で書き込み可能な媒体と認識することができなくなる。
次に本発明の作用及び効果について説明する。本発明の要点は、専用の記録装置でのみ情報記録を行い、かつ汎用の再生専用装置や記録再生兼用装置で情報再生できるように、PPaの値を低く、好ましくは0.4未満にすることで、汎用の記録再生兼用装置にて、違法コピー対策を施したDVD−Rを再生できるようにしたことにある。ここでは本発明の構成がどのようにして0.4未満のPPaを実現するのかについて、実施例に基づいて詳細に説明する。
(実施例)溝WBの深さDs及び溝WB内における光吸収層3の厚さDgを変化させたサンプルディスクを作成して、それぞれPPa、PPbを測定した。溝WBの深さDsは溝WBに対応する突起の高さが異なる複数種類のスタンパを用意してそれぞれ形成した。また光吸収層3の厚さDgは色素溶液の塗布厚みによって調整した。サンプルディスクの溝WBの幅、トラックピッチ、溝のウォブル周波数は全て略同一とした。なお、光吸収層3に用いる色素溶液は、化学式1に示したアゾ系色素を主とする混合系色素をTFP(テトラフルオロプロパノール)に溶かしたものを用いた。また、溝WBのウォブル周波数は281.2kHzとした。
Figure 2009037660
各サンプルディスクにピットを記録する前にPPbを測定し、ピット記録後のPPaを測定した。PPa、PPb及び変調の測定はパルステック工業(株)製の記録再生装置によって行った。各サンプルについてPPa及びPPbを測定した後、それぞれ断面をSEM(走査型電子顕微鏡)で観察し、溝WBの深さDs及び溝WB上の光吸収層3の凹部の深さDdを測定した。溝WBの深さDs及び溝WB上の光吸収層3の凹部の深さDdは探針(AFM:SII製 SPI3800N/L−trace)を用いて測定した。測定した結果を表1に示した。
Figure 2009037660
まず、PPaとPPbの関係を図4に示す。この結果から、PPbが0.3以下であれば、PPaが0.4より低い値となる。なお、PPbの0.3という値も非常に低い値であるので、汎用の記録装置のサーボ特性では対応できない。よってデータの記録には専用の記録装置が必要になる。
次に光吸収層の凹部の深さDdとPPaとの関係を図5に示す。この結果から、光吸収層の凹部の深さDdが105nm以下であればPPaが0.4より低くなる。なお、Ddが95nmより小さくなると、ピット形成部分とピット非形成部分との光路長変化が取れず、0.60以上の充分な変調が得られなくなってしまう。そのため、Ddは95nm〜105nmの範囲であることが好ましい。
次に溝WBの深さDsと光吸収層の凹部の深さDdとの関係を図6に示す。この結果から、溝WBの深さDsが140nm〜155nmの範囲にあれば、光吸収層の凹部の深さDdは95nm〜105nmの範囲となる。
以上の結果から、WBの深さDsが140nm≦Ds≦155nmかつ溝WB上の光吸収層3の凹部の深さDdが95nm≦Dg≦105nmかつPPbの値が0.3以下であれば、PPaが0.4より小さくなり、違法コピー対策を施して専用の記録装置でのみ記録ができかつ汎用の記録再生兼用の装置でデータの読み出しが可能な光情報記録媒体を得ることができる。
本発明の光情報記録媒体を模式的に示す平面図である。 図1の点線Aの部分拡大図である。 図2のA−A線における模式断面図である。 PPaとPPbの関係を示すグラフである。 光吸収層3の凹部の深さDdとPPaとの関係を示すグラフである。 溝WBの深さDsと光吸収層3の凹部の深さDdとの関係を示す図である。
符号の説明
1 光情報記録媒体2 光透過性基板3 光吸収層4 光反射層5 接着剤層6 ダミー基板

Claims (2)

  1. ウォブルを有する螺旋状の溝が表面上に形成され、隣接する該溝間にランドが設けられた円板状の光透過性基板と、この光透過性基板上に形成された光吸収層と、この光吸収層上に形成された光反射層とを有する光情報記録媒体において、
    前記溝の深さDsが140nm≦Ds≦155nm、前記溝上における前記光吸収層の凹部の深さDdが95nm≦Dd≦105nmであり、未記録時のプッシュプル信号の値が0.3以下であることを特徴とする光情報記録媒体。
  2. 前記溝のウォブル周波数は、270〜290kHzの範囲であることを特徴とする請求項1記載の光情報記録媒体。
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