JP2009037332A - 電子商取引提供サーバ、情報処理サーバ及び電子商取引方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユビキタス環境に種々の形式で埋め込まれたサプライ側メタデータとユーザ側メタデータとを簡単な操作で編集統合し、オープンプラットフォームにおける種々のトランザクションを実現する。
【解決手段】通信ネットワーク4、通信ネットワーク4を介して互いに通信可能な電子商取引提供サーバ24と情報処理機器21、情報処理機器21と波動伝送媒体を介して近接通信する近接通信端末11とを備えるシステムを用いる。電子商取引提供サーバ24は、情報処理機器21が近接通信端末11から取得したサプライ側メタデータと情報処理機器21に関するユーザ側メタデータを情報処理機器21から受信し、ユーザ側メタデータとサプライ側メタデータとを編集統合した情報を用いて取引決済を行う。更に、ユーザ側メタデータに特典又はサービスコードを付与する。
【選択図】図1

Description

本発明は、インターネット等の通信ネットワークを用いた技術に係り、特に異種の多業種に対応した種々のトランザクションが自在に実施可能なオープンプラットフォームシステムに適用可能な電子商取引提供サーバ、情報処理サーバ及びこれらを利用した電子商取引方法に関するものである。
現在のユビキタス環境下においては、オフラインの環境下、即ち、街角を通行中に注目すべき広告媒体にサプライ側パブリック情報を見つけても、時間の関係で、それらのURL情報や広告情報を入力出来ない場合がある。「サプライ側パブリック情報」とは、例えば、オンラインの環境、即ちネットワーク上のアドレスと実施サービスの識別情報との組み情報等を含む商品又は役務(サービス)に固有な事業者関連情報である。更に、折角メモしたサプライ側パブリック情報や、切り取りを行ったサプライ側パブリック情報を紛失する場合もある。又、自宅についてから、PCのキーボードからオンラインの環境に、URL情報等を入力する際に間違える可能性もある(尚、ここでは「オンライン」とは、有線、無線を問わず、情報通信網と通信機器とを用いて、情報の通信を行える環境を意味する。一方、「オフライン」とは、情報通信網とは独立した印刷媒体等、通信機器が直接情報交換出来ない環境を言う。)。
特に、今後我が国は、高齢者社会になるので、視力等の低下した老人等には、URL情報の視覚による読み取りや、キーボードからのオンラインへの入力は負担になるため、ユビキタス環境下、即ち、いつでも、どこでも、煩雑なユーザ側プライベート情報を入力しなくても、買物、資料請求、予約等のアクションを一気に完結させるシステムが待望される。ここで、「ユーザ側プライベート情報」とは、例えば氏名、住所、電子メールアドレス、クレジットカード番号等の個人関連情報である。
この様な事情を鑑み、画像コード読み取り機能を有した情報端末(以下において「画像コード読取型情報端末」と言う。)を用いて、印刷媒体や電子表示装置を介して、事業者が提供した2次元コード等の画像コードを読み取り、これによって得られたアクセス先のネットワーク情報(URLなど)等のメタデータと、画像コード読取型情報端末に記憶された個人情報のメタデータとを編集統合し、この編集統合された情報を用い、画像コード読取型情報端末から、インターネットを介して、情報処理等を行う技術が提案され、既に印刷媒体に表示された画像コードを用いた技術が商業レベルで普及し始めている(特許文献1参照。)。メタデータを「メタレベル」で編集統合する処理の詳細については特許文献2及び3に記載されている。
特開2003−085387号公報 米国特許第6269365号明細書 米国特許第6138116号明細書
最近、電波、赤外線等を用いた近接通信(NFC)技術が種々のビジネスに活用されている。例えば、非接触型のICチップを内蔵(搭載)した携帯電話機が登場し、13.56MHzの電波等による近接通信技術により、キャッシュレス決済や映画館やコンサート会場でのチケットレス入場などが実施されつつある。斯かる現状を鑑みれば、サプライ側パブリック情報をユビキタス環境において2次元コード等の画像コードによってのみによって埋め込することは、オープンプラットフォームにおける種々のトランザクションを実現する上で、十分ではない。
そこで、本発明は、ユビキタス環境に種々の形式で埋め込まれたサプライ側パブリック情報とユーザ側プライベート情報とを簡単な操作で編集統合し、オープンプラットフォームにおける種々のトランザクションを実施可能な電子商取引提供サーバ、情報処理サーバ及びこれらを用いた電子商取引方法を提供し、これにより、画像コード読取型情報端末を用いた電子商取引システムを補完し、モバイルユビキタスユビキタス環境におけるモバイルメタデータベースシステムを実現することを目的とする。
本発明の第1の様態は、通信ネットワークと、この通信ネットワークを介して互いに通信可能な電子商取引提供サーバと情報処理機器と、この情報処理機器と波動伝送媒体を介して近接通信する近接通信端末とがなすオープンプラットフォームシステムに適用可能な電子商取引提供サーバに関する。即ち、本発明の第1の様態に係る電子商取引提供サーバは、(イ)情報処理機器が近接通信端末から取得した、取引の対象に固有なサプライ側メタデータを情報処理機器から受信する手段と、(ロ)サプライ側メタデータを記憶する商品情報記憶装置と、(ハ)情報処理機器から情報処理機器が内部に記憶したユーザ側メタデータを取得する個人情報取得手段と、(ニ)ユーザ側メタデータを記憶する個人情報記憶装置と、(ホ)ユーザ側メタデータとサプライ側メタデータとを編集統合した情報を用いて対象の取引決済を行う手段と、(ヘ)情報処理機器に取引決済の結果を送信する手段と、(チ)ユーザ側メタデータに特典又はサービスコードを付与して個人情報記憶装置に記憶し、情報処理機器に特典又はサービスコードの付与された結果を送信する手段とを備えることを特徴とする。ここで、「対象の取引決済」には、「取引決済」及び「取引決済の確認」のアクションが含まれる。即ち、何らかの方法で、例えば、情報処理機器を近接通信端末に近づけることで既に対象の取引決済が完了している等の状況であれば、決済は不要であるので、この場合は取引決済の確認をする。又、「波動伝送媒体」とは、135KHz以下の周波数、13.56MHz、300MHz、433MHz、860MHz〜960MHz或いは2.45GHzの周波数等の電波法で使用可能な微弱電波の他、赤外線、超音波、或いは磁気等の種々の近接通信(NFC)技術に採用されることが可能な波動としての性質を利用した伝送媒体を意味し、静止画像である2次元コード等の画像コードを撮影する技術と対をなす意味で用いている。微弱電波、赤外線、及び磁気は電磁波の波動を用いており、超音波は空気中を伝搬する波動を用いている。波動としての性質を有すれば良いので、「伝送媒体」としては、赤外線以外の可視光や紫外線の電磁波に時間的に変化する情報を載せても構わないのであるが、固定の静止画像をCCDカメラ等で瞬時に撮影する技術とは区別している。
尚、本明細書においては、「取引の対象」とは異なる業者が関わるオープンプラットフォームシステムで取引される種々の商品又は役務(サービス)である。「オープンプラットフォームシステム」とは、公開インフラとなっている(a)インターネット、NGNなどネットワーク(及びこのネットワークで標準化されたプロトコールに対応する各種情報家電を含む。);(b)情報機器;(c)このネットワークに接続されたサーバから構成される情報ネットワークシステムを意味する。したがって、「取引の対象に固有なサプライ側メタデータ」とは、異なる業者が関わる種々の取引の対象となる商品又は役務(サービス)のそれぞれに固有なサプライ側メタデータを意味する。具体的には、その取引の対象となる商品又は役務(サービス)を提供する事業者を特定(主体の特定)する発行主識別ID、その取引の対象となる商品又は役務(サービス)の種別を識別するサービス識別ID、その取引を実施するに必要なURL、サーバアドレス等のネットワークアクセスID等が「取引の対象に固有なサプライ側メタデータ」に含まれる。更に、取引の対象に固有なサプライ側メタデータには、その取引の対象となる商品又は役務(サービス)に関する資料請求、予約、コンテンツダウンロード、決済などのアクションの実行に必要なメタデータ群や、必要な機能群を特定する情報などからなるアクションIDが埋め込まれている。
又、本明細書における「電子商取引提供サーバ」とは、資料請求、アンケート、マーケティング、会員登録、予約、発注、決済、認証、コンテンツ配信など、ほとんどすべてのトランザクションを行うサーバである。
本発明の第2の様態は、通信ネットワークと、この通信ネットワークを介して互いに通信可能な電子商取引提供サーバと情報処理機器と、この情報処理機器と波動伝送媒体を介して近接通信する近接通信端末とがなすオープンプラットフォームシステムを利用した電子商取引方法に関する。即ち、本発明の第2の様態に係る電子商取引方法は、(イ)情報処理機器が近接通信端末から取得した、取引の対象に固有なサプライ側メタデータを、電子商取引提供サーバが情報処理機器から受信するステップと、(ロ)電子商取引提供サーバが、サプライ側メタデータを商品情報記憶装置に記憶させるステップと、(ハ)電子商取引提供サーバが、情報処理機器から情報処理機器が内部に記憶したユーザ側メタデータを取得する個人情報取得手段と、(ニ)電子商取引提供サーバが、ユーザ側メタデータを個人情報記憶装置に記憶させるステップと、(ホ)ユーザ側メタデータとサプライ側メタデータとを編集統合した情報を用いて対象の取引決済を、電子商取引提供サーバが行うステップと、(ヘ)電子商取引提供サーバが、情報処理機器に取引決済の結果を送信するステップと、(ト)電子商取引提供サーバが、ユーザ側メタデータに特典又はサービスコードを付与して個人情報記憶装置に記憶させ、更に、情報処理機器に特典又はサービスコードの付与された結果を送信するステップとを含むことを特徴とする。第1の様態と同様に、「対象の取引決済」には、「取引決済」及び「取引決済の確認」のアクションが含まれる。即ち、何らかの方法で、例えば、情報処理機器を近接通信端末に近づけることで既に対象の取引決済が完了している等の状況であれば、決済は不要であるので、この場合は取引決済の確認をする。
本発明の第3の様態は、通信ネットワークと、この通信ネットワークを介して互いに通信可能な電子商取引提供サーバ、第1及び第2の情報処理機器と、この第1及び第2の情報処理機器とそれぞれ波動伝送媒体を介して近接通信する近接通信端末とがなすオープンプラットフォームシステムに適用可能な電子商取引提供サーバに関する。即ち、本発明の第3の様態に係る電子商取引提供サーバは、(イ)第1のユーザが所有する第1の情報処理機器が近接通信端末から取得した特定の取引の対象に固有なサプライ側メタデータと第1の情報処理機器が記憶しているユーザ側メタデータとを、第1の情報処理機器が編集統合した情報を、電子商取引提供サーバが第1の情報処理機器から受信する手段と、(ロ)編集統合した情報を用いて対象の取引決済を行う手段と、(ハ)第1の情報処理機器に対象の取引決済の結果を送信する手段と、(ニ)サプライ側メタデータで決済履歴があるかについてデータベースを検索する手段と、(ホ)決済履歴がある場合に、決済を過去に実施した第2のユーザが所有する第2の情報処理機器のユーザ側メタデータに特典・サービスコードを付与する手段と、(ヘ)決済履歴がない場合に、第1の情報処理機器のユーザ側メタデータとサプライ側メタデータを対応付けて記録する手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第4の様態は、通信ネットワークと、この通信ネットワークを介して互いに通信可能な電子商取引提供サーバ、第1及び第2の情報処理機器と、この第1及び第2の情報処理機器とそれぞれ波動伝送媒体を介して近接通信する近接通信端末とがなすオープンプラットフォームシステムを利用した電子商取引方法に関する。即ち、本発明の第4の様態に係る電子商取引方法は、(イ)第1のユーザが所有する第1の情報処理機器で、特定の取引の対象に固有なサプライ側メタデータを近接通信端末から取得させるステップと、(ロ)サプライ側メタデータと第1の情報処理機器が記憶しているユーザ側メタデータとを編集統合した情報を、電子商取引提供サーバが受信し、編集統合した情報を用いて対象の取引決済を行うステップと、(ハ)電子商取引提供サーバが、サプライ側メタデータに対応した決済履歴があるかについてデータベースを検索するステップと、(ニ)決済履歴がある場合に、決済を過去に実施した第2のユーザが所有する第2の情報処理機器のユーザ側メタデータに特典・サービスコードを付与するステップと、(ホ)決済履歴がない場合に、第1の情報処理機器のユーザ側メタデータとサプライ側メタデータを対応付けて記録するステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第5の様態は、通信ネットワークと、この通信ネットワークを介して互いに通信可能な電子商取引提供サーバと情報処理機器と、この情報処理機器と波動伝送媒体を介して近接通信する近接通信端末とがなすオープンプラットフォームシステムを利用した電子商取引方法に関する。即ち、本発明の第5の様態に係る電子商取引方法は、(イ)情報処理機器が近接通信端末から取得した特定の取引の対象に固有なサプライ側メタデータを、電子商取引提供サーバが情報処理機器から受信するステップと、(ロ)電子商取引提供サーバが、情報処理機器に電子商取引提供サーバの指定識別情報を送信するステップと、(ハ)特定の取引を受注するか否かの判断を、情報処理機器に依頼するステップと、(ニ)受注する場合は、情報処理機器に対し、情報処理機器に記憶されたユーザ側メタデータの送信依頼を行うステップと、(ホ)ユーザ側メタデータを受信し、電子商取引提供サーバが特定の取引の決済を行うステップと、(ヘ)電子商取引提供サーバがその結果を、情報処理機器に送信するステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第6の様態は、通信ネットワークと、この通信ネットワークを介して互いに通信可能な電子商取引提供サーバと情報処理機器と、この情報処理機器と波動伝送媒体を介して近接通信する近接通信端末とがなすオープンプラットフォームシステムを利用した電子商取引方法に関する。即ち、本発明の第6の様態に係る電子商取引方法は、(イ)情報処理機器が近接通信端末から取得した特定の取引の対象に固有なサプライ側メタデータを、電子商取引提供サーバが情報処理機器から受信するステップと、(ロ)電子商取引提供サーバが、情報処理機器に電子商取引提供サーバの指定識別情報を送信するステップと、(ハ)特定の取引を受注するか否かの判断を、情報処理機器に依頼するステップと、(ニ)受注する場合、電子商取引提供サーバが、個人情報記憶装置に記憶された住所を特定の取引の第1の配送先として情報処理機器に提示するステップと、(ホ)第1の配送先に特定の取引を手配する場合に、情報処理機器から第1の配送先を認証をするステップと、(ヘ)第1の配送先とは異なる住所を配送先とする場合に、情報処理機器から第2の配送先を入力するステップと、(ト)電子商取引提供サーバが、第2の配送先を受信するステップと、(チ)情報処理機器に記憶されたユーザ側メタデータを受信し、電子商取引提供サーバが商取引の決済を行うステップと、(リ)電子商取引提供サーバがその結果を、情報処理機器に送信するステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第7の様態は、通信ネットワークと、この通信ネットワークを介して互いに通信可能な電子商取引提供サーバと情報処理機器と、この情報処理機器と波動伝送媒体を介して近接通信する近接通信端末とがなすオープンプラットフォームシステムに適用可能な電子商取引提供サーバに関する。即ち、本発明の第7の様態に係る電子商取引提供サーバは、(イ)情報処理機器が近接通信端末から取得した特定の取引の対象に固有なサプライ側メタデータと情報処理機器が記憶している第1のユーザのユーザ側メタデータとを、情報処理機器が編集統合した情報を、電子商取引提供サーバが情報処理機器から受信する手段と、(ロ)サプライ側メタデータに含まれる電子商取引提供サーバの指定識別情報に従って、情報処理機器に指定識別情報を提示させる提示手段と、(ハ)電子商取引を行う電子商取引手段と、(ニ)特定の取引の配送先を指定する配送先指定手段を備えることを特徴とする。
本発明の第8の様態は、通信ネットワークと、この通信ネットワークを介して互いに通信可能な電子商取引提供サーバと第1及び第2の情報処理機器と、この第1及び第2の情報処理機器と波動伝送媒体を介して近接通信する近接通信端末とがなすオープンプラットフォームシステムを利用した電子商取引方法に関する。即ち、本発明の第8の様態に係る電子商取引方法は、(イ)第1の情報処理機器が、近接通信端末から取得した特定の取引の対象に固有なサプライ側メタデータを、第1の情報処理機器のユーザ側メタデータと共に第1の情報処理機器から波動伝送媒体を介した近接通信により第2の情報処理機器に取得させるステップと、(ロ)第1及び第2の情報処理機器のユーザ側メタデータとサプライ側メタデータとを第2の情報処理機器により編集統合させ、該編集統合されたデータを電子商取引提供サーバが第2の情報処理機器から受信するステップと、(ハ)受信した編集統合されたデータにより、電子商取引提供サーバが特定の取引の対象に関する決済を行うステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第9の様態は、通信ネットワークと、この通信ネットワークを介して互いに通信可能な電子商取引提供サーバと情報処理機器と、この情報処理機器と波動伝送媒体を介して近接通信する近接通信端末とがなすオープンプラットフォームシステムを利用した電子商取引方法に関する。即ち、本発明の第9の様態に係る電子商取引方法は、(イ)情報処理機器が近接通信端末から取得した特定の取引の対象に固有なサプライ側メタデータを、電子商取引提供サーバが情報処理機器から受信するステップと、(ロ)電子商取引提供サーバが、情報処理機器に電子商取引情報の内の電子商取引提供サーバの指定識別情報を送信するステップと、(ハ)特定の取引を受注するか否かの判断を、情報処理機器に依頼するステップと、(ニ)受注する場合は、情報処理機器に記憶されたユーザ側メタデータを受信し、電子商取引提供サーバが特定の取引の決済を行うステップと、(ホ)電子商取引提供サーバがその結果を、情報処理機器に送信するステップと、(ヘ)商取引に発注固有番号を付与するステップと、(ト)発注固有番号を指定することにより商取引の取消を行うステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第10の様態は、通信ネットワークと、この通信ネットワークを介して互いに通信可能な電子商取引提供サーバと情報処理機器と、この情報処理機器と波動伝送媒体を介して近接通信する近接通信端末とがなすオープンプラットフォームシステムに適用可能な電子商取引提供サーバに関する。即ち、本発明の第10の様態に係る電子商取引提供サーバは、(イ)情報処理機器が近接通信端末から取得した特定の取引の対象に固有なサプライ側メタデータと情報処理機器が記憶しているユーザ側メタデータとを、情報処理機器が編集統合した情報を、電子商取引提供サーバが情報処理機器から受信する手段と、(ロ)サプライ側メタデータに含まれる電子商取引提供サーバの指定識別情報に従って、情報処理機器に指定識別情報を提示させる提示手段と、(ハ)複数の商品又は役務に関する商取引を行う電子商取引手段と、(ニ)個々の商取引に発注固有番号を付与し、特定の取引の商取引の取消を行う電子商取引取消手段を備えることを特徴とする。
本発明の第11の様態は、第1及び第2の通信ネットワークと、第1の通信ネットワークを介して互いに通信可能な情報処理サーバと通信端末と、第2の通信ネットワークを介して互いに通信可能な情報処理サーバと情報処理機器とを備え、通信端末と情報処理機器とは波動伝送媒体を介して近接通信可能であり、情報処理機器が備える認証情報を利用して、認証情報を備えない通信端末を認証するオープンプラットフォームシステムに適用可能な情報処理サーバに関する。即ち、本発明の第11の様態に係る情報処理サーバは、(イ)認証情報を記憶した認証情報記憶装置と、(ロ)通信端末の認証依頼を受信すると、認証パラメータを生成し、認証パラメータを含むサプライ側メタデータを生成して通信端末に送信し、認証パラメータを認証パラメータ記憶装置に記憶するサプライ側メタデータ生成手段と、(ハ)波動伝送媒体を介した近接通信により、通信端末から取得したサプライ側メタデータと、情報処理機器が備える認証情報を、情報処理機器から取得する認証情報取得手段と、(ニ)認証パラメータ記憶装置を参照して、認証情報取得手段で取得したサプライ側メタデータが、サプライ側メタデータ生成手段で生成されたサプライ側メタデータであり、更に、情報処理機器が備える認証情報が、認証情報記憶装置に記憶した認証情報と一致するか否かを判定し、その結果を通信端末に送信する認証情報照合手段とを備えることを特徴とする。ここで、「情報処理サーバ」とは、「電子商取引提供サーバ」と同様に、資料請求、アンケート、マーケティング、会員登録、予約、発注、決済、認証、コンテンツ配信など、ほとんどすべてのトランザクションに関わる情報処理を行うサーバである。
本発明の第12の様態は、第1及び第2の通信ネットワークと、第1の通信ネットワークを介して互いに通信可能な情報処理サーバと通信端末と、第2の通信ネットワークを介して互いに通信可能な情報処理サーバと情報処理機器とを備え、通信端末と情報処理機器とは波動伝送媒体を介して近接通信可能であり、情報処理機器が備える認証情報を利用して、認証情報を備えない通信端末を認証するオープンプラットフォームシステムを利用した電子商取引方法に関する。即ち、本発明の第12の様態に係る電子商取引方法は、(イ)認証情報を情報処理サーバの認証情報記憶装置に記憶するステップと、(ロ)情報処理サーバのサプライ側メタデータ生成手段によって、通信端末の認証依頼を受信すると、認証パラメータを生成し、認証パラメータを含むサプライ側メタデータを生成して通信端末に送信し、認証パラメータを情報処理サーバの認証パラメータ記憶装置に記憶するステップと、(ハ)情報処理機器が波動伝送媒体を介した近接通信により通信端末から取得したサプライ側メタデータと情報処理機器が備える認証情報とを編集統合したデータを、情報処理サーバの認証情報取得手段によって、情報処理機器から受信するステップと、(ニ)情報処理サーバの認証情報照合手段によって、認証パラメータ記憶装置を参照して、受信したデータに含まれるサプライ側メタデータが、サプライ側メタデータを生成するステップで生成されたサプライ側メタデータであり、更に、情報処理機器が備える認証情報が、認証情報記憶装置に記憶した認証情報と一致するか否かを判定し、その結果を通信端末に送信するステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、ユビキタス環境に種々の形式で埋め込まれたサプライ側パブリック情報とユーザ側プライベート情報とを、特定のボタンを押す等の簡単な操作で編集統合し、オープンプラットフォームにおける種々のトランザクションを実施可能な電子商取引提供サーバ、情報処理サーバ及びこれらを用いた電子商取引方法が提供され、これにより、画像コード読取型情報端末を用いた電子商取引システムを補完し、モバイルユビキタスユビキタス環境におけるモバイルメタデータベースシステムを実現することが可能となる。
次に、図面を参照して、本発明の第1〜第10の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであることに留意すべきである。又、以下に示す第1〜第10の実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想を下記のものに特定するものではない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることが出来る。
(第1の実施の形態)
図1に示す本発明の第1の実施の形態に係る電子商取引システムは、通信ネットワーク4と、通信ネットワーク4に接続可能な携帯型の情報処理機器21と、メタデータとして記載されたサプライ側パブリック情報(以下において、「サプライ側メタデータ」と言う。)を情報処理機器21に提示する近接通信端末11と、通信ネットワーク4により携帯情報処理機器21と接続される電子商取引提供サーバ24とを構える。図1には、図面の簡単化のため、便宜上、単一の電子商取引提供サーバ24が示されているが、第1の実施の形態に係る電子商取引システムは、実際には、互いに異なる業種の複数の電子商取引提供サーバが、通信ネットワーク4を介して携帯情報処理機器21と通信可能な、オープンプラットフォームの電子商取引システムである。即ち、第1の実施の形態に係る電子商取引システムは、単に個別の企業の固定の商取引に関する技術ではなく、インターネットを含む通信産業に関わる複数の異なる業種を対象とした基本技術(基盤技術)であるが、図1の電子商取引提供サーバ24は、携帯情報処理機器21が電子商取引をする事業者のサーバであるとする。
近接通信端末11は、電波、赤外線、超音波、或いは磁気等の種々の伝送媒体を介した近接通信方式(波動方式)の他、画像コードによる光学的読取方式(静止画像撮影方式)でサプライ側メタデータを携帯情報処理機器21に提示することが可能である。近接通信方式(波動方式)においては、近接通信端末11が電波の波動情報としてサプライ側メタデータを携帯情報処理機器21に提示する場合は、RFIDのリーダライタ等と同様に、RFタグ等の近接通信技術に用いられるアンテナ及び送信器を用いて提示すれば良い。情報処理機器21が電波の波動情報としてサプライ側メタデータを受信する場合は、情報処理機器21はRFタグ等の近接通信技術に用いられるアンテナ及び受信器を用いて受信すれば良い。
近接通信端末11が赤外線の波動情報としてサプライ側メタデータを携帯情報処理機器21に提示する場合は、赤外線レーザ又は赤外線LED等の半導体発光素子を用いて提示すれば良い。情報処理機器21が赤外線の波動情報としてサプライ側メタデータを受信する場合は、情報処理機器21はpinダイオード等の赤外線受光素子を用いて受信すれば良いが、赤外線通信機能は携帯電話に標準装備されることが可能である。近接通信端末11が超音波の波動情報としてサプライ側メタデータを携帯情報処理機器21に提示する場合は、超音波発振器を用いて提示すれば良く、情報処理機器21が超音波の波動情報としてサプライ側メタデータを受信する場合は、情報処理機器21は超音波検知素子を用いて受信すれば良い。或いは近接通信端末11が磁気の波動情報等としてサプライ側メタデータを携帯情報処理機器21に提示する場合は、磁気カードのリーダライタ等と同様な磁気の波動情報を送信可能な手段(磁気ヘッド等)を用いて提示すれば良く、情報処理機器21が磁気の波動情報等としてサプライ側メタデータを受信する場合は、情報処理機器21は磁気検知素子等の磁気の波動情報を受信可能な手段を用いて受信すれば良い。
尚、特許文献1等で既に提案されているので、本発明の対象とすることを積極的に意図するものではないが、静止画像撮影方式において、画像コード(静止画像)としてサプライ側メタデータを携帯情報処理機器21に提示する場合は、近接通信端末11が表示画面を備えるように構成し、この表示画面に2次元コード等の画像コードにサプライ側メタデータを埋め込み、情報処理機器21が光学的に読み取れば良い。又、近接通信端末11の表面に2次元コード等のサプライ側メタデータが印刷されていても静止画像撮影方式は実現可能である。より広義には、静止画像撮影方式においては、カタログ・新聞・雑誌・広告等の紙や物体、或いはカード等を仮想的な近接通信端末11とみなし、これらの媒体の表面にサプライ側メタデータが印刷されていても良い。又、商品そのものを仮想的な近接通信端末11とみなして、その商品の一部にサプライ側メタデータが、表示(印刷)されていても良い。いずれにせよ、本発明は、これらの静止画像撮影方式を利用したモバイルメタデータシステムを補完するものである。
以下においては、近接通信端末11と情報処理機器21とは、例えば、135KHz以下の周波数、13.56MHz帯の周波数、300MHz帯の周波数、433MHz帯の周波数、860MHz〜960MHz帯(特に952〜954MHz帯)の周波数、或いは2.45GHz帯の周波数の微弱電波による電波情報を介して通信し、サプライ側メタデータとユーザ側メタデータとを互いに送受信するものとして説明する(電波法では、322MHz以下では3mにおける電界強度が500μV/m以下、322MHz〜10GHzにおいては、35μV/m以下を「微弱電波」と定義している。)。このため、図1に示す近接通信端末11は、近距離無線通信技術を用いたNFC(ISO/IEC 18092)方式のリーダライタ、又はISO/IEC 14443/15693方式のRFIDのリーダライタであり、情報処理機器21は、図2に示すような非接触型のICタグ521を内蔵しているものとする。図2に示すように、ICタグ521は、ID情報等のユーザ側プライベート情報をメタデータとして記録したICチップ部522及びアンテナ523を備えている(メタデータとして記載されたユーザ側プライベート情報を、以下において、「ユーザ側メタデータ」と言う。)。
表1に例示するような取引を仮定した場合、それらの取引の種別(アクション)にそれぞれ対応して、必要なサプライ側メタデータ群及びユーザ側メタデータ群が含まれる。
Figure 2009037332
表1において、各アクションの上段はユーザ側メタデータであり、下段はサプライ側メタデータである。サプライ側メタデータには、表1に示したメタデータに加え、更に、それぞれの取引(アクション)が必要とするアクション情報が埋め込まれている。このため、サプライ側メタデータに含まれたアクション情報が情報処理機器21に読み込まれると、情報処理機器21では、自動的に(読み込まれたアクション情報の命令に従って)、メタレベルのデータベースシステムにおける編集統合の処理が開始される。又、表1の内容を鑑みれば、第1の実施の形態に限らず、以下の第2〜第5の実施の形態等で説明している「電子商取引提供サーバ」とは、資料請求、アンケート、マーケティング、会員登録、予約、発注、決済、認証、コンテンツ配信などのトランザクションを行うサーバであることができるであろう。
オープンプラットフォームにおいて、互いに異なるサービスを行う複数の商品提供者端末が使用可能なデータベースシステムは、特許文献2において説明されているように、「アプリケーションレベル」、「ローカルレベル」、そしてその中間に介在する「メタレベル」の3層(レベル)構造によりから構成される「異種データベース統合システム」である。最上層の「アプリケーションレベル」は、任意の業種の、複数の商品提供者端末が、オープンプラットフォームにおける任意のサービス(商取引)において、直接関わる層であり、マルチデータベース環境を利用対象とした、アプリケーションソフトウェアを構築するレベルである。オープンプラットフォームにおいて、複数の商品提供者端末と対応する携帯情報処理機器とは、アプリケーションソフトウェアを介して、互いにそれぞれのサービス(商取引)に必要な情報の問い合わせを行い、その結果を得る。アプリケーションソフトウェアは、オープンプラットフォームにおけるサービス(商取引)に必要なデータを、先ず異種データベース統合システムにおいて予め定義する形式(以下、「スクリプト形式」と称す)に記述若しくは変換した上で、下層のメタレベルに発行し、その問い合わせの結果を取得する。以下、スクリプト形式で表した問い合わせを単に「スクリプト」と称す。
最下層の「ローカルレベル」は、マルチデータベース環境に接続される、異なる業種の、複数の商品提供者端末のそれぞれに個別に対応した複数のデータベース、及びデータベース管理システム(以下、「データベースシステム」と総称する)が存在する層である。それぞれのデータベースシステムは、異なる業種の、複数の商品提供者端末のサービス内容に対応した、閉じた環境又は閉じた系において、個別に問い合わせ、更新、管理などの運用が行われ、個別に管理運用可能なデータベースシステムである。但し、ローカルレベルに存在するそれぞれのデータベースシステムには、一般に、そのシステム固有のデータベース処理系があり、個々のデータベースに対する操作手順について同一性が保証されているものではない。
3層構造の中間層に位置する「メタレベル」は、処理制御装置が備えるスクリプト解釈装置、メタデータベース、及びメタデータベース管理システムから構成されるメタデータベースシステムを備えるシステムである。メタレベルに存在するそれぞれのデータベースシステムでは、アプリケーションレベルから受信したスクリプトによる問い合わせを、先ずスクリプト解釈装置において解釈し、メタレベルに存在するデータベースシステム及びローカルレベルに存在するデータベースシステムと交信する。即ち、スクリプト解釈装置によって、異種データベース統合システムにおいて更に定義する形式(以下、「メタプリミティブ形式」と称す)に変換した上で、これをメタレベル及びローカルレベルにそれぞれ存在するデータベースシステムに問い合わせ発行し、その結果を取得する。この様にして、アプリケーションレベルとメタレベルは、スクリプトでインターフェイスされ、メタレベルとローカルレベルは、メタプリミティブ形式に変換した問い合わせでインターフェイスされ、互いに接続される。
図示を省略しているが、情報処理機器21は、データ編集手段を備え、このデータ編集手段は、ユーザ側メタデータとサプライ側メタデータのメタレベルでの編集統合及び構造化の機能を有する。既に説明したように、「サプライ側メタデータ」には、取引の種別、必要とする機能群及び、メタデータ群が含まれる。データ編集手段によって、情報処理機器21が取得した サプライ側メタデータを情報処理機器21の個人情報記憶装置に記憶されているユーザ側メタデータ(氏名、住所、電子メールアドレス、クレジットカード番号等)と編集統合し、外部へ発信する。
既に述べたように、サプライ側メタデータには、商品やサービスに関するメタデータに加え、更に、それぞれの取引(アクション)が必要とするアクション情報が埋め込まれている。このため、サプライ側メタデータに含まれたアクション情報が情報処理機器21に読み込まれると自動的に(読み込まれたアクション情報の命令に従って)、メタレベルのデータベースシステムにおける編集統合の処理が開始される。
即ち、オープンプラットフォームにおける種々の商取引を可能にするように、情報処理機器21が内蔵するデータ編集手段は、サプライ側メタデータとユーザ側メタデータを、読み込まれたアクション情報の命令に従って、メタレベルで編集統合することが出来る。サプライ側メタデータから読み込まれたアクション情報の命令に従って自動的に編集統合されたメタデータは、外部へ発信される。
即ち、情報処理機器21が内蔵するデータ編集手段は、詳細には、以下の機能群を実現可能である:
(a)選択:必要なユーザ側メタデータと、サプライ側メタデータを取捨選択する;
(b)統合:データの種別により、選択された必要なデータを統合(結合)する。特にユーザ側メタデータ群とサプライ側メタデータ群を、メタデータとして埋め込まれたアクション情報の指示に応じ、動的に編集統合する;
(c)検索:場合によっては、必要なデータを検索する。例えば、ユーザ側メタデータ群のメタデータの1つである「住所」に基づいて最寄の販売店イベント開催会場などを検索し、ユーザに提示するなどが、その例である;
(d)データ形式の変換・置換:サプライ側メタデータを、事業者が最終的に要求するローカルレベルのデータ形式に変換する;
(e)データの構造化:又、個々の事業者に適合するローカルレベルのデータ形式に変換したものを事業者の要求する最終データ構造(発注データ、予約データ、申し込みデータ、登録データ、決済データなど)に合致するよう構造化を行う;
(f)暗号化:個人情報などをメタデータ毎に、必要とされるセキュリティレベルに適合するよう暗号化する;
(g)機能の複合化:複数の機能を実現するよう、メタデータを構造化する。例えば、ユーザがあるイベントを申し込んだ場合、
1)イベントの申し込みデータ、
2)参加費用の決済データ、
3)会場への案内地図の提供、ナビゲーションをそれぞれを構造化し、適切なサーバに最終的なデータを配信する;
(h)認証機能の実現:ユーザ側メタデータ群と、サプライ側メタデータ群のメタデータの内、ID(認証用登録番号など)に相当するデータ群を以上の機能群、特に、(f)の暗号化の機能と、(g)の機能の複合化を利用することにより、複数の暗号鍵を使ってデータを構造化することで、認証機能を実現し、強度なセキュリティ環境を構成出来る。
この様に、データ編集手段は、サプライ側メタデータに基づき、編集するデータを動的に取捨選択することが出来る。データ編集手段は、サプライ側メタデータを動的に取捨選択、抽出、編集統合するのであり、このことは、メタデータ毎に、任意強度のセキュリティを、異なった鍵を用いて暗号化することにより、自動認識コードの偽造改竄、ネットワーク上での成りすまし、ハッキング(データの盗み見)はもとより、取引を行うサーバシステム運営管理者でさえ、データを紐付けして、抜き出すことは出来ない仕組みを、実現することを可能とするものである。即ち、メタデータ(サプライ側メタデータ)を、データ編集手段が動的に取捨選択し、抽出し、更に編集統合することにより、現実に極めて強力な情報社会インフラを提供する。
図2に示す非接触型のICタグ521の構造は例示であり、情報処理機器21が携帯電話である場合は、携帯電話が本来的に内蔵するアンテナでアンテナ523を兼ねても良く、携帯電話がICチップ部522に接続する専用のアンテナを備えていても良い。即ち、アンテナは必ずしも図2に示すようなICタグ521の形態で備えられている必要はないのであるが、図2に例示した場合では、ICタグ521は対環境性に優れた数百μm〜数cm程度の大きさで良い。ICタグ521の形状はラベル型、カード型、コイン型及びスティック型等様々であり、用途に応じて選択することが出来る。通信距離は数mm程度のものから数十mのものがあり、これも用途に応じて使い分けられる。情報処理機器21が携帯電話である場合は、ICタグの形態ではなく、ICチップ部522を単独で携帯電話の一部に搭載(内蔵)しても良い。
図3に示すように、ICチップ部522は、電源部522aと、送受信部522bと、中央演算処理装置(CPU)である制御部522cと、ユーザ側メタデータを記憶する記憶部522dを備える。電源部522aは、電池であっても良いしアンテナ523で受信した電磁波を整流してICチップ部522に必要な電力を供給しても良い。情報処理機器21が携帯電話である場合は、携帯電話の本来有する電源部から電力を供給されるようにすれば良い。パッシブ型の場合、近接通信端末(リーダライタ)11からICタグ521を介して必要な電力が供給される。供給方法として、例えば、電磁誘導方式、電磁結合方式及び電波方式等がある。アクティブ型の場合、電源部522aは電池をとなるが、上述したように、情報処理機器21が携帯電話である場合は、携帯電話の電源部から電力を供給されるようにすれば良い。パッシブ型は、近接通信端末(リーダライタ)11から送信された電波を受けてICタグ521内のICチップ部522の回路が起動し、ID情報を近接通信端末(リーダライタ)11側に返す。アクティブ型に対し構造が単純なため比較的製造コストを抑えることが出来、大きさも小さくすることが出来るが通信距離が短くなる。アクティブ型は、ICタグ521内に自らが電源を持ち、電波を送信する。このためパッシブ型に対して通信距離は大きい。送受信部522bは、近接通信端末(リーダライタ)11との間で、電磁波によるデータとして情報の送受信の処理を行う。制御部522cは、中央演算処理装置(CPU)であり、ICチップ部522の全体の動作を制御する。記憶部522dは、上述したユーザ側メタデータの他、ICタグ521の機能を実現するために必要な処理プログラム及び近接通信端末(リーダライタ)11から受信したサプライ側メタデータを記憶可能である。
情報処理機器21が図2に示すような非接触型のICタグ521(若しくはICチップ部522)を内蔵している場合は、近接通信端末11は、情報処理機器21に登録及び記憶されたユーザ側メタデータを情報処理機器21から読み取り、蓄積された情報と共に、サプライ側メタデータを電磁波を介して情報処理機器21へ送信可能である。
一般に、電波による近接通信は、2次元コード等の画像情報と比較し、例えば、次のような利点があるので、画像情報を用いた方式を補完しながら、両者の利点を利用して、画像情報を用いた方式と併用したシステムを構築することも可能である。(イ)2次元コードは、2次元コードリーダの可読範囲内に、正しい方向及び大きさで配置しなければならない。しかし、電波による近接通信では、可読範囲が広く、可読方向の自由度が大きいため、大まかな位置及び方向で読み込むことが出来る。(ロ)数十m秒〜数百m秒と可読速度が大きく、複数のICタグ521が密集し、重なり合っていても正確に個々のICタグ521をそれぞれ読み取りが可能である。(ハ)印刷後の2次元コードは、印刷物の性質上、変更は不可能であるが、ICタグ521は書き込み可能なものもあるため、処理過程の履歴情報等を書き込むことで、書き込まれた履歴情報を他の分野で新たに利用可能である。例えば、物の購入履歴等であれば、統計処理を施し、将来のマーケティング戦略等に利用可能である。(ニ)2次元コードは、記録密度の高い、印刷された図形のパターンであるため汚損しやすく、汚損した場合は、異なる情報を示したり、読み込めないという現象も発生する。しかし、電波による近接通信は情報を電波で送受信するため、隠れた位置に存在しても、埃及び泥等で汚損されていても、読み取り可能である。
尚、近接通信端末(リーダライタ)11は、情報処理機器21から受信したID情報等のユーザ側メタデータを、通信ネットワーク4を通して、電子商取引提供サーバ24に送信することも可能である。又、電子商取引提供サーバ24から受信した電子商取引に関するサプライ側メタデータを通信ネットワーク4を通して受信し、情報処理機器21に送信することも可能である。
又、情報処理機器21から発信されたサプライ側メタデータ(又はサプライ側メタデータとユーザ側メタデータとを編集統合した情報)は、無線中継機612及び移動通信加入者交換機613を介して中継処理装置614に送信される。デジタル通信網615は、通信ネットワーク4と中継処理装置614との間でデータの仲介を行う。
図1に示した電子商取引提供サーバ24は、図4に示すように、入力装置31、出力装置32、一時記憶装置(主記憶装置)33、電子商取引提供サーバ処理装置34、商品情報記憶装置35、商品画像記憶装置36、及び個人情報記憶装置41を備える。入力装置31は、キーボード及びマウス等が、出力装置32は、液晶ディスプレイ及びCRTディスプレイ等が使用可能である。一時記憶装置(主記憶装置)33は、プログラムメモリ等として機能し、電子商取引提供サーバ処理装置34において実行されるプログラムを格納するROM、及び電子商取引提供サーバ処理装置34におけるプログラム実行処理中に利用されるデータ等を格納したり、作業領域として利用されるデータメモリ等として機能するRAMを備える。
商品情報記憶装置35は、電子商取引提供サーバ24が扱っている商品について、商品名、商品番号、型番、色及びサイズ等のサプライ側メタデータが記憶されている。商品画像記憶装置36は、電子商取引提供サーバ24が扱っている商品について、商品の画像がサプライ側メタデータとして記憶されている。
個人情報記憶装置41は、一意に定められた個人IDに対して、氏名・住所・カード番号等で表されるユーザ側メタデータが記録されている。
電子商取引提供サーバ処理装置34は、電子商取引提供サーバ24が行う電子商取引を制御する電子商取引制御手段34a、及び情報処理機器から受信された購入者の個人IDを元に、電子商取引の決済を行うのに必要な名前、住所及び決済方法等のユーザ側メタデータを個人情報記憶装置41から取得する手段である個人情報取得手段34eを備える。電子商取引制御手段34aの内部の詳細な論理構成の図示を省略しているが、電子商取引制御手段34aは、情報処理機器21が近接通信端末11から取得した、取引の対象に固有なサプライ側メタデータを情報処理機器21から受信する手段(受信モジュール若しくは受信論理回路)と、ユーザ側メタデータとサプライ側メタデータとを編集統合した情報を用いて対象の取引決済を行う手段(決済モジュール若しくは決済論理回路)と、情報処理機器21に取引決済の結果を送信する手段(決済結果送信モジュール若しくは決済結果送信論理回路)と、ユーザ側メタデータに特典又はサービスコードを付与して個人情報記憶装置41に記憶し、情報処理機器21に特典又はサービスコードの付与された結果を送信する手段(付与結果送信モジュール若しくは付与結果送信論理回路)等の種々のモジュール若しくは論理回路を備える。決済モジュール(決済論理回路)の実施する「対象の取引決済」には、「取引決済」及び「取引決済の確認」のアクションが含まれる。即ち、何らかの方法で、例えば、情報処理機器21を近接通信端末(リーダライタ)11に近づけることで既に対象の取引決済が完了している等の状況であれば、決済は不要であるので、この場合は取引決済の確認をする。
次に、本発明の第1の実施の形態に係る電子商取引方法を、図5のフローチャート、図6の画面遷移図及び図7のデータフロー図を参照しながら説明する:
(イ)ステップS101において、情報処理機器21は、電子商取引提供サーバ24が提供する、クーポンやポイント等の特典又はサービス情報及び電子商取引サイトのURL等のサプライ側メタデータを、近接通信端末(リーダライタ)11から電波情報を介して取得する。情報処理機器21及び近接通信端末(リーダライタ)11をお互いの通信可能範囲内に近づけることで、サプライ側メタデータは自動的に近接通信端末(リーダライタ)11から情報処理機器21に配信される。近接通信端末(リーダライタ)11から配信され、情報処理機器21が取得したサプライ側メタデータは、デコードされ、情報処理機器21の画面上において、図6に示す画面61のように表示される。画面61には、クーポンやポイント等の特典又はサービス情報が引数に含まれている電子商取引サイトのURL示す;
(ロ)ステップS102において、サプライ側メタデータを取得した情報処理機器21は、近接通信端末(リーダライタ)11に受信完了通知を送信する;
(ハ)ステップS103において、情報処理機器21は、無線中継機612、移動通信加入者交換機613、中継処理装置614、デジタル通信網615及び通信ネットワーク4を通して取得したURLの存在する電子商取引提供サーバ24へアクセスを試みる。電子商取引提供サーバ24の電子商取引制御手段34aの受信モジュール(受信論理回路)は、取引の対象に固有なサプライ側メタデータを情報処理機器21から受信する;
(ニ)ステップS104において、電子商取引提供サーバ24の電子商取引制御手段34aは、アクセス履歴を記録するため、情報処理機器21の端末ID(ユーザ側メタデータ)を要求する;
(ホ)ステップS105において、情報処理機器21は端末IDを電子商取引提供サーバ24に送信するかどうかの選択を、情報処理機器21のユーザに促す。電子商取引提供サーバ24からの端末IDの要求は、図6に示す画面62のように表示される;
(ヘ)ステップS106において、ユーザによりステップS105で端末IDの送信を選択した場合、図6に示す画面63のように、確認のダイアログが表示される;
(ト)ステップS107において、端末ID送信ダイアログの「OK」ボタンがユーザにより選択されると、情報処理機器21が内蔵するデータ編集手段が、 端末ID(ユーザ側メタデータ)とサプライ側メタデータのメタレベルでの編集統合及び構造化を行い、情報処理機器21の端末ID(ユーザ側メタデータ)は、メタレベルで編集統合されたメタデータの一部として、電子商取引提供サーバ24に送信される;
(チ)電子商取引提供サーバ24は情報処理機器21から送信された端末ID(ユーザ側メタデータ)及びURL等のサプライ側メタデータとがメタレベルで編集統合されたメタデータを受信する。そして、ステップS108において、電子商取引提供サーバ24の個人情報取得手段34eが、編集統合されたメタデータから端末ID(ユーザ側メタデータ)を取得し、図4に示す個人情報記憶装置41に記憶する;
(リ)その後、電子商取引提供サーバ24の電子商取引制御手段34aの決済モジュール(決済論理回路)は、ユーザ側メタデータとサプライ側メタデータとを編集統合した情報を用いて対象の取引決済、若しくは取引決済の確認をする。「取引決済の確認」の意味は、ステップS101において、情報処理機器21を近接通信端末(リーダライタ)11に近づけることで既に対象の取引決済が完了していれば、この段階での決済は不要であるということである。そしてステップS109において、電子商取引提供サーバ24の電子商取引制御手段34aは、指定URLに関連付けられたクーポンやポイント等の特典又はサービスコードを発行し、ユーザ側メタデータに追加する。具体的には、電子商取引制御手段34aの付与結果送信モジュール(付与結果送信論理回路)が、ユーザ側メタデータに特典又はサービスコードを付与して個人情報記憶装置41に記憶し、更に、情報処理機器21に特典又はサービスコードの付与された結果(ユーザ側メタデータ)を送信する。その結果、ステップS109において、情報処理機器21が、送信されたクーポンやポイント等の特典又はサービスコードが付加された結果(ユーザ側メタデータ)を受信する。つまり、発行された特典又はサービスコードは、情報処理機器21のユーザ側メタデータに追加される。特典又はサービスコード(特典又はサービス情報)が追加された際の確認画面が、図6に示す画面64である。なお、取引決済の結果を送信が必要な場合は、電子商取引制御手段34aの決済結果送信モジュール(決済結果送信論理回路)が、情報処理機器21に取引決済の結果を送信する。
上記において、メタレベルでの編集統合されるユーザ側メタデータが端末IDの場合を例示したが、ユーザ側メタデータとしては、端末IDの他、氏名、住所、クレジット番号、Eメールアドレス等でも良く、これらの内の少なくとも2つの組みデータやこれらと端末IDとの組みデータでも良い。
図7は、情報処理機器21、近接通信端末(リーダライタ)11及び電子商取引提供サーバ24の間で送受信されるデータフローの模式図である。図7(a)は、電子商取引提供サーバ24が発行する、サプライ側メタデータの取得の流れであり、図7(b)は、情報処理機器21が取得したサプライ側メタデータを基にした、実際の特典又はサービス情報の取得完了までのデータの流れである。
(第1の実施の形態の変形例)
図1に示す、本発明の第1の実施の形態の変形例に係る電子商取引システムは、情報処理機器21が近接通信端末(リーダライタ)11から受信したURLを基に、電子商取引提供サーバ24へアクセスする際、端末IDを同時に送信する。そのため、第1の実施の形態において、図5で示されるフローチャートのステップS104〜107の処理が不要となる。
本発明の第1の実施の形態の変形例に係る電子商取引システムを利用した電子商取引方法は、図8のフローチャート、図9の画面遷移図及び図10のデータフロー図で示される。
(イ)ステップS201において、情報処理機器21は、電子商取引提供サーバ24が提供する、クーポンやポイント等の特典又はサービス情報及び電子商取引サイトのURL等のサプライ側メタデータを、近接通信端末11から電波情報を介して取得すると、情報処理機器21が内蔵するデータ編集手段が、ユーザ側メタデータとサプライ側メタデータのメタレベルでの編集統合及び構造化を行う;
(ロ)ステップS202において、サプライ側メタデータを取得した情報処理機器21は、近接通信端末(リーダライタ)11に受信完了通知を送信する;
(ハ)ステップS203において、情報処理機器21は、無線中継機612、移動通信加入者交換機613、中継処理装置614、デジタル通信網615及び通信ネットワーク4を介して、ユーザ側メタデータとサプライ側メタデータとが編集統合されたデータにより、取得したURLの存在する電子商取引提供サーバ24へアクセスを試みる。電子商取引制御手段34aの受信モジュール(受信論理回路)は、情報処理機器21から送信された端末ID(ユーザ側メタデータ)とURL等のサプライ側メタデータとがメタレベルが編集統合されたデータを情報処理機器21から受信する;
(ニ)そして、ステップS204において、電子商取引提供サーバ24の個人情報取得手段34eが、編集統合されたメタデータから端末ID(ユーザ側メタデータ)を取得し、図4に示す個人情報記憶装置41に記憶する;
(ホ)その後、電子商取引制御手段34aの決済モジュール(決済論理回路)は、ユーザ側メタデータとサプライ側メタデータとを編集統合した情報を用いて対象の取引決済、若しくは取引決済の確認をする(ステップS201において、情報処理機器21を近接通信端末(リーダライタ)11に近づけることで既に対象の取引決済が完了していれば、この段階での決済は不要であるので、取引決済の確認をする。)。そしてステップS205において、電子商取引制御手段34aは、指定URLに関連付けられたクーポンやポイント等の特典又はサービスコードを発行し、ユーザ側メタデータに追加する。具体的には、電子商取引制御手段34aの付与結果送信モジュール(付与結果送信論理回路)が、ユーザ側メタデータに特典又はサービスコードを付与して個人情報記憶装置41に記憶し、更に、情報処理機器21に特典又はサービスコードの付与された結果(ユーザ側メタデータ)を送信する。その結果、ステップS205において、情報処理機器21が、送信された特典又はサービスコードが付加された結果(ユーザ側メタデータ)を受信する。つまり、発行された特典又はサービスコードは、情報処理機器21のユーザ側メタデータに追加される。特典又はサービスコード(特典又はサービス情報)が追加された際の確認画面が、図9に示す画面92である。なお、取引決済の結果を送信が必要な場合は、電子商取引制御手段34aの決済結果送信モジュール(決済結果送信論理回路)が、情報処理機器21に取引決済の結果を送信する。
この様に、第1の実施の形態の変形例では、ステップS203において、近接通信端末11から取得したサプライ側メタデータを用いて指定URLへ情報処理機器21がアクセスする際に、ユーザ側メタデータとサプライ側メタデータとが編集統合されたデータとして、端末IDを自動的に送信するため、情報処理機器21のユーザによって、端末IDの送信を選択する処理は不要となる。したがって、情報処理機器21の画面上の表示は、特典又はサービス情報取得完了までの過程において、URL情報が表示される画面91及び特典又はサービス情報取得完了の通知が表示される画面92のみとなる。
図10に示すデータフローにおいても、図10(a)は第1の実施の形態における処理と変わらないが、図10(b)においては、情報処理機器21から電子商取引提供サーバ24へのユーザ側メタデータとサプライ側メタデータとが編集統合されたデータの送信、及び電子商取引提供サーバ24から情報処理機器21への特典又はサービス情報の発行という2種類の処理で完了する。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る商取引促進方法は、特定の商品の購入者履歴を記録し、商品と購入者を対応付けすることにより、商品紹介者に特典又はサービスコード及びこれらに関係する対価を提供するものである。
即ち、図11に示す本発明の第2の実施の形態に係る商取引促進方法は、電子商取引に必要な情報及び商品固有番号等のサプライ側パブリック情報に対応したメタデータであるサプライ側メタデータを提示(送信)する近接通信端末11、近接通信端末11が提示(送信)したサプライ側メタデータを受信して読み取るサプライ側メタデータ読取装置及び少なくとも個人固有番号を含む電子商取引に必要な個人情報を記録した個人情報記憶装置を備えた第1の情報処理機器21a及び第2の情報処理機器21b、商品X電子商取引提供サーバ24a、第1の情報処理機器21a、第2の情報処理機器21bと商品X電子商取引提供サーバ24aとを互いに接続する通信ネットワーク(インターネット)22とからなるシステムを用いる方法である。近接通信端末11は、電波、赤外線、超音波、或いは磁気等の種々の伝送媒体を介した近接通信方式(波動方式)の他、画像コードによる光学的読取方式(静止画像撮影方式)でサプライ側メタデータを表示(提示)することが可能である。
電波の波動情報としてサプライ側メタデータを提示する場合は、RFIDのリーダライタ等と同様に、RFタグ等の近接通信技術に用いられるアンテナ及び送信器を用いて提示すれば良い。赤外線の波動情報としてサプライ側メタデータを提示する場合は、赤外線レーザ又は赤外線LED等の半導体発光素子を用いて提示すれば良い。超音波の波動情報としてサプライ側メタデータを提示する場合は、超音波発振器を用いて提示すれば良い。或いは磁気の波動情報等としてサプライ側メタデータを提示する場合は、磁気カードのリーダライタ等と同様な磁気の波動情報を送信可能な手段(磁気ヘッド等)を用いて提示すれば良い。一方、画像コード(静止画像)としてサプライ側メタデータを提示する場合は、近接通信端末11が備える表示画面に2次元コード等のサプライ側メタデータを表示すれば良く、近接通信端末11の表面に2次元コード等のサプライ側メタデータが印刷されていても良い。より広義には、カタログ・新聞・雑誌・広告等の紙や物体、或いはカード等を仮想的な近接通信端末11とみなし、これらの媒体の表面にサプライ側メタデータが印刷されていても良い。又、商品そのものを仮想的な近接通信端末11とみなして、その商品の一部にサプライ側メタデータが、表示(印刷)されていても良い。
又、更に、図11に示すように、商品Y電子商取引提供サーバ24b及びライセンス登録チェックサーバ23を備えても良い。第1の情報処理機器21a、第2の情報処理機器21b、商品X電子商取引提供サーバ24a、商品Y電子商取引提供サーバ24b及びライセンス登録チェックサーバ23がインターネットに接続される場合は、デジタル通信網、電話通信回線、中継処理装置、アクセスポイントなどを介してインターネット4に接続される場合もある。ライセンス登録チェックサーバ23は、第1の情報処理機器21a及び第2の情報処理機器21bが商品X電子商取引提供サーバ24a及び商品Y電子商取引提供サーバ24bに接続する際に、その接続を仲介し、接続を許可する役割を持つ。又、商品X電子商取引提供サーバ24a及び商品Y電子商取引提供サーバ24bは、同等の機能を持つ。1つの電子商取引提供サーバで全ての商品を扱っても良いし、提供する商品により任意のサーバに振り分けても良い。
図12は、図11に示した第1の情報処理機器21aのブロック図である。又、図示を省略しているが、第2の情報処理機器21bも同様のブロック図である。第2の実施の形態においては、情報処理機器として、携帯電話を用いることが可能である。第1の情報処理機器21aは、入力装置701、表示装置702、無線装置704、音声処理装置705、CODEC(コーデック)706、データ記憶装置709、処理制御装置710、サプライ側メタデータ読取装置711、個人情報記憶装置712及び一時記憶装置(主記憶装置)713等より構成されている。無線装置704にはアンテナ703が接続されている。無線装置704及びアンテナ703により、本発明の「通信ネットワーク接続手段」を構成している。CODEC706には、送話装置707と受話装置708が接続されている。
入力装置701は、0から9までの数字と、“*”、“#”、“F”、“△”、“▽”、“決定”、“取消"などのプッシュボタンから構成されたキーボードである。従って、第2の実施の形態に係る第1の情報処理機器21a及び第2の情報処理機器21bのそれぞれの使用者によって、それぞれの入力装置701から入力操作が行われると、対応するキー情報がそれぞれの処理制御装置710に伝えられるようになっている。入力装置701はプッシュボタンに限らず、スクロールボタンなどにより構成されていても構わない。表示装置702は、液晶表示装置(LCD)、発光ダイオード(LED)パネル、エレクトロルミネッセンス(EL)パネル等が使用可能である。いずれにしても、標準的な携帯電話における一般的な情報、例えば入力された電話番号、選択された機能項目や短縮ダイアル等、及び、現在の情報処理機器の状態や、選択メニュー、通信結果などを表示するものであれば、表示装置702として使用可能である。
アンテナ703は、電波を受信及び送信するもので、図12では、受信用アンテナと送信アンテナを兼ねたものとして示している。無線装置704は、アンテナ703を介して受信した受信データを復調して処理制御装置710に出力し、処理制御装置710から出力された送信データを変調してアンテナ703へ出力するものである。無線装置704は、周知の無線装置の構成で構わない。図示を省略するが、例えば、アンテナ(受信アンテナ)703に接続された低雑音増幅器、この低雑音増幅器に接続されたミキサ、ミキサに接続された中間周波(IF)増幅器、中間周波増幅器に接続された復調器等により無線装置704を構成出来る。復調器からは、ベースバンド信号が出力され、処理制御装置710に送られる。ミキサには、図示を省略した発信器からの信号が、低雑音増幅器からの信号と共に入力される。更に、無線装置704は、所定の入力端子を介して、処理制御装置710からのベースバンド信号が入力される変調器、変調器に接続されたミキサ、ミキサに接続された電力増幅器を有している。ミキサには、図示を省略した発信器からの信号が、変調器からの信号と共に入力される。そして、電力増幅器はアンテナ(送信アンテナ)703に接続されるようになる。
或いは、無線装置704は、アンテナ(受信アンテナ)703に接続された低雑音増幅器、この低雑音増幅器に接続されたフィルタ、フィルタに接続されたミキサ、ミキサに接続された中間周波(IF)増幅器、中間周波増幅器に接続されたA/D変換器とA/D変換器とで構成し、A/D変換器の出力を処理制御装置(プロセッサ)710に伝達しても良い。そして、処理制御装置(プロセッサ)710に変調器を接続し、この変調器に接続されたドライバ増幅器、ドライバ増幅器に接続された位相器、位相器に接続された送信増幅器とから構成しても良い。そして、送信増幅器は、アンテナ(送信アンテナ)703に接続されるようになる。
送話装置707は、マイクで、使用者の音声を入力するものである。受話装置708は、スピーカーで、通話の相手の音声を出力するものである。CODEC706は、音声のアナログ信号をデジタル信号に変換し、デジタル信号をアナログ信号に変換するものである。音声処理装置705は、DSPであり、デジタル音声信号を音声符号化/複合化するものである。データ記憶装置709は、ROM及びRAMが組み込まれている。ROMは、処理制御装置710で実行される情報処理機器としての全体的な制御を行うプログラム(認識コード)を格納しているメモリであり、RAMは、処理制御装置710におけるプログラム実行処理中に利用されるプログラムデータ等を格納したり、作業領域として利用されるメモリである。
処理制御装置710は、本発明の第2の実施の形態に係る第1の情報処理機器21a及び第2の情報処理機器21bのそれぞれの全体を制御する装置で、それぞれ電話機能制御手段710a、データ解読手段(サプライ側メタデータ解読手段)710b及び電子商取引データ編集手段710dにより構成されている。電話機能制御手段710aは、従来の標準的な携帯電話の電話機能を制御する手段である。入力装置701からの入力及び呼出の受信に従って、発着制御や通話制御と、各種設定処理等を行う。
サプライ側メタデータ解読手段710bは、サプライ側メタデータ読取装置711で読み込まれたデータを取得し、サプライ側メタデータが正当であるかどうかをチェックを行う。電子商取引データ編集手段710dは、個人情報記憶装置712に記憶された個人情報と、サプライ側メタデータ読取装置711より得られた商品情報(サプライ側パブリック情報)を編集統合し、外部に発信する手段である。サプライ側メタデータ読取装置711は近接通信端末11が提示したサプライ側メタデータを画像コード(静止画像)の情報、電波の波動情報、赤外線の波動情報、超音波の波動情報、或いは磁気の波動情報等として受信し読み取り、情報処理機器に取り込むものである。画像コード(静止画像)として受信し読み取る場合は、近接通信端末11の表示画面表示された2次元コード等のサプライ側メタデータをCCDカメラ等の光学的読み取り手段により受信すれば良い。電波の波動情報として受信し読み取る場合は、RFタグ等の近接通信技術に用いられるアンテナ及び受信器を用いて受信すれば良い。赤外線の波動情報として受信し読み取る場合は、pinダイオード等の赤外線受光素子を用いて受信すれば良い。超音波の波動情報として受信し読み取る場合は、超音波検知素子を用いて受信すれば良い。或いは磁気の波動情報等として受信し読み取る場合は、磁気検知素子等の磁気の波動情報を受信可能な手段を用いて受信すれば良い。個人情報記憶装置712は、所有者の個人情報、例えば氏名、住所、電子メールアドレス、クレジットカード番号などユーザ側プライベート情報をメタデータとして記録するものである。一時記憶装置(主記憶装置)713は、サプライ側メタデータ読取装置711から読み取られたメタデータや、サプライ側メタデータ解読手段710bで得られるメタデータを一時保存するための記憶装置である。図12には特に表示していないが、これらの各装置が正常に機能するための電源回路や電池(バッテリー)等が備えられていることは勿論である。
図13は、図11に示した商品X電子商取引提供サーバ24aの詳細を示すブロック図である。又、図示を省略しているが、商品Y電子商取引提供サーバ24bも同様の構成のブロック図である。商品X電子商取引提供サーバ24aは、入力装置31、出力装置32、一時記憶装置(主記憶装置)33、電子商取引提供サーバ処理装置34、商品情報記憶装置35、商品画像記憶装置36、受注データ記憶装置37、支払請求データ記憶装置38及び商品−購入者対応情報記憶装置39により構成されている。入力装置31は、キーボード、マウスなどにより、出力装置32は、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイなどにより構成される。一時記憶装置(主記憶装置)33は、ROM及びRAMが組み込まれている。ROMは電子商取引提供サーバ処理装置34において実行されるプログラムを格納しているプログラムメモリ等として機能し、RAMは、電子商取引提供サーバ処理装置34におけるプログラム実行処理中に利用されるデータ等を格納したり、作業領域として利用されるデータメモリ等として機能する。商品情報記憶装置35は、この電子商取引提供サーバ24aが扱っている商品について、商品名、商品番号、型番、色、サイズなどの商品情報(サプライ側パブリック情報)が記憶されている。商品画像記憶装置36は、電子商取引提供サーバ24aが扱っている商品について、その商品画像が記憶されている。受注データ記憶装置37は、この電子商取引提供サーバ24aが扱った電子商取引について、取引相手、取引商品、取引日時などのデータが記憶されている。支払請求データ記憶装置38は、この電子商取引提供サーバ24aが扱った電子商取引について、取引相手に対する請求データと、その支払結果データが記憶されている。商品−購入者対応情報記憶装置39は、商品を購入した顧客情報を関連付けた情報が記憶されている。電子商取引提供サーバ処理装置34は、電子商取引提供サーバ24aが行う電子商取引を制御する電子商取引制御手段34a及び、商品固有番号等のサプライ側パブリック情報と購入者の固有番号を関連付ける商品−購入者対応付け手段34b、電子商取引の取消を行う電子商取引取消手段34cを備えている。電子商取引取消手段34cは、個々の電子商取引毎に付与された発注固有番号を元にその取消を行う。
図14は、ライセンス登録チェックサーバ23のブロック図である。ライセンス登録チェックサーバ23は、入力装置46、出力装置42、一時記憶装置(主記憶装置)43、ライセンス登録チェックサーバ処理装置44及びライセンス登録データ記憶装置45により構成されている。入力装置46は、キーボード、マウスなどであり、出力装置42は、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ等である。一時記憶装置(主記憶装置)43は、ROM及びRAMが組み込まれている。ROMはライセンス登録チェックサーバ処理装置44において実行されるプログラムを格納しているメモリであり、RAMは、ライセンス登録チェックサーバ処理装置44におけるプログラム実行処理中に利用されるプログラムデータ等を格納したり、作業領域として利用されるメモリである。ライセンス登録データ記憶装置45には、第2の実施の形態に係る商取引促進方法が使用可能な電子商取引提供サーバの情報が記録されている。ライセンス登録チェックサーバ処理装置44は、ライセンス登録チェック手段44aを備えている。ライセンス登録チェック手段44aは、送信された電子商取引情報(サプライ側メタデータ)に記載された電子商取引提供サーバ24aが、ライセンス登録されているか否かのチェックを行う。即ち、第1の情報処理機器21a及び第2の情報処理機器21bは、ここに登録されている電子商取引提供サーバにのみ接続が可能である。
第2の実施の形態に係る商取引促進方法のライセンスは、電子商取引提供サーバ24a毎に発行されても良いし、或いは、電子商取引提供サーバ24aが提供する個々の商品について発行されていても良い。
図15は、本発明の第2の実施の形態に係る商取引促進方法のデータの流れとシステム構成を示した図である。図15に示すように、この商取引促進方法は、サプライ側メタデータを提示(送信)する近接通信端末11、第1の情報処理機器21a、第2の情報処理機器21b、商品X物販カード27及び商品X電子商取引提供サーバ24aにより構成される。
第1の情報処理機器21a及び第2の情報処理機器21bは、それぞれの所有者の個人情報(ユーザ側プライベート情報)がメタデータとして記憶されている。個人情報は、氏名、住所、個人ID及びカード番号などで表される決済方法等である。ここでは、第1の情報処理機器21aの所有者を第2の購入者(以下において「ユーザA」と言う。)、第2の情報処理機器21bの所有者を第1の購入者(以下において「ユーザB」と言う。)とする。
本発明の近接通信端末11には、所定の入力装置を介して、若しくは通信ネットワークを介して入力された商品Xの説明・写真などがサプライ側メタデータと共に記憶されている。サプライ側メタデータは、決済を行う場合の接続先URL(この場合は、商品X電子商取引提供サーバ24aのURL)及び商品物販カードIDがメタデータ化されている。商品物販カードIDは、商品毎、カード毎に固有の番号である。
商品X電子商取引提供サーバ24aは、商品−購入者対応情報記憶装置39を備えている。
図16は、本発明の第2の実施の形態に係る商取引促進方法の処理を説明するフローチャート図である:
(イ)ステップS301において、ユーザAは第1の情報処理機器21aを用いて近接通信端末11から送信(提示)されたサプライ側メタデータを読み取り、商品X電子商取引提供サーバ24aに接続する。情報処理機器21a及び近接通信端末11をお互いの通信可能範囲内に近づけることで、サプライ側メタデータが自動的に近接通信端末11から情報処理機器21aに配信される。実際には、近接通信端末11から配信され、情報処理機器21aが取得したサプライ側メタデータがデコードされ、情報処理機器21aの画面上に表示された後、その内容をユーザAが確認し、その後情報処理機器21aから商品X電子商取引提供サーバ24aに接続される。次にステップS302において、商品X電子商取引提供サーバ24aが情報処理機器21aの画面上に提示した画面に従ってユーザAは商品Xの購入決済を行う。このときに、商品X電子商取引提供サーバ24aは、近接通信端末11の商品物販カードIDと第1の情報処理機器に記憶された個人IDとの関連付けを行う;
(ロ)ユーザAは、ユーザBに商品Xを紹介する。ステップS303において、商品Xを紹介されたユーザBは、商品Xを購入したいと判断すれば、第2の情報処理機器21bを用いて近接通信端末11から送信(提示)されたサプライ側メタデータを読み取り、商品X電子商取引提供サーバ24aに接続する。次にステップS304において、そこで提示される画面に従ってユーザBは商品Xの購入決済を行う。このときに、商品X電子商取引提供サーバ24aは、同一の近接通信端末11の商品物販カードIDで購入履歴があるユーザAを関連付ける。即ち、ユーザBの商品Xの購入は、データベースを検索することにより、ユーザAの紹介によるものだと判断することが出来る;
(ハ)ステップS305において、ユーザBに商品Xを紹介したユーザAの個人情報に特典又はサービスメタデータを付与する。この結果、ユーザAに特典又はサービスコード及びこれらに関係する対価が提供される。
図17は、商品X電子商取引提供サーバ24aが購入決済を行う場合の処理動作のフローチャートである:
(イ)先ず、ユーザB(第1の購入者)からの商品Xの購入決済依頼により、ステップS311において、ユーザBの購入決済情報を受信する。このときに受信される情報は、ユーザBの氏名・住所・個人ID・決済方法などのユーザBが所有している情報処理機器に記憶された個人情報と、ユーザBが近接通信端末11から読み取ったサプライ側メタデータに含まれる決済URLと商品Xの物販カードIDである。ステップS312において、ユーザBの購入決済を行う。ステップS313において、その結果をユーザBの情報処理機器に送信する;
(ロ)ステップS314において、商品X電子商取引提供サーバ24aは、商品−購入者対応情報記憶装置39に記録されたデータベースを検索して、以前に同一の商品Xの物販カードIDで購入履歴があるか調べる;
(ハ)購入履歴がない場合は、ステップS315において、個人IDと商品物販カードIDを関連付け、商品−購入者対応情報記憶装置に格納する。購入履歴がある場合は、以前に購入したユーザA(第2の購入者)が商品Xの購入を斡旋したことになるので、そのユーザAの個人情報に特典又はサービスメタデータを付与する。特典又はサービスメタデータが付与された結果、ユーザAに特典/サービスコード及び対価が提供される。
第2の実施の形態においては、紹介者にのみ特典/サービスコード及び対価を提供する例を説明したが、紹介者を更に紹介した者にも特典又はサービスコードを与えることが出来る。図18は、ユーザ紹介の派生を表した図である。ユーザ紹介の派生はこの様にツリー構造となる。図18に示すように、ユーザA(第2の購入者)は、ユーザB(第1の購入者)及びユーザC(他の第1の購入者)を紹介し、ユーザB(第1の購入者)は、ユーザD及びユーザEを紹介する。又、ユーザC(他の第1の購入者)は、ユーザFを紹介する。この様に、ユーザAが直接紹介した者を一次紹介者、一次紹介者が紹介した者を二次紹介者、二次紹介者が紹介した者を三次紹介者、・・・・と定義することが出来る。従って、特典/サービスコード及び対価を受けることの出来る範囲を、任意に設定することが出来る。即ち、ユーザFが商品を購入した場合に、ユーザFを紹介したユーザCと、ユーザCを紹介したユーザAとに特典/サービスコード及び対価を提供することも可能である。
又、第2の実施の形態においては、ライセンス登録チェックサーバが設置されると記載したが、ライセンス登録チェックサーバは、設置されなくても良い。又、商品毎に電子商取引提供サーバ24aが設置されると記載したが、商品毎に電子商取引提供サーバ24aが設置される必要はなく、例えば、商品毎に参照するURLが異なるだけでも良い。又、1つのURLに複数の商品が掲載されており、ユーザがその中から選択しても構わない。即ち、ユーザが購入する商品を特定出来れば構わない。又、例えば商品Xという1つの商品に対して、この商取引促進方法を適用しても良いし、複数の商品間でこの商取引促進方法を適用しても構わない。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係る電子商取引方法は、本来は店頭に展示してある商品を購入するが、店頭には商品情報(サプライ側パブリック情報)が記録されたICカードのみが物販カードとして展示され、個々に決済を行うものである。これにより、店は店内に在庫を置く必要がなくなり、又、商品を展示する必要がなくなるので、省スペース化を図ることが出来る。又、商品の配送先を指定することにより、持ち帰る手間を省略出来たり、他の人に商品をプレゼントすることが出来る。
即ち、本発明の第3の実施の形態に係る電子商取引方法は、図19に示すように、電子商取引に必要な情報及び商品固有番号等のサプライ側パブリック情報に対応したサプライ側メタデータを提示(送信)する近接通信端末11、サプライ側メタデータを受信するサプライ側メタデータ読取装置及び少なくとも個人固有番号を含む電子商取引に必要な個人情報を記録した個人情報記憶装置を備えた情報処理機器21、商品X電子商取引提供サーバ24a、情報処理機器21と商品X電子商取引提供サーバ24aとを互いに接続する通信ネットワーク(インターネット)22とからなるシステムを用いる方法である。図19に示すように、商品Y電子商取引提供サーバ24b及びライセンス登録チェックサーバ23を備えても良い。情報処理機器21、商品X電子商取引提供サーバ24a、商品Y電子商取引提供サーバ24b及びライセンス登録チェックサーバ23がインターネットに接続される場合は、デジタル通信網、電話通信回線、中継処理装置、アクセスポイントなどを介してインターネット4に接続される場合もある。
又、第3の実施の形態に係る商品X電子商取引提供サーバ24aは、図20に示すように、第2の実施の形態に係る商品X電子商取引提供サーバ24aのブロック図(図13参照)と比べて、電子商取引提供サーバ処理装置34に商品−購入者対応付け手段34b及び商品−購入者対応情報記憶装置39を備えておらず、電子商取引提供サーバ処理装置34に配送先指定手段34d及び配送先記憶装置40を備えている点が異なる。商品X電子商取引提供サーバ24aは、配送先指定手段34dにより、情報処理機器21より商品Xの配送先を取得し、配送先記憶装置40に記憶する。
図21に示すように、本発明の第3の実施の形態に係る電子商取引方法は、情報処理機器21、近接通信端末11及び商品X電子商取引提供サーバ24aにより構成される。情報処理機器21は、所有者の個人情報が記憶されている。個人情報は、氏名、住所、個人ID及びクレジットカード番号などのユーザ側プライベート情報のメタデータである。
図22は、本発明の第3の実施の形態に係る電子商取引方法の処理を説明するフローチャート図である:
(イ)ユーザ(客)が物販カード(ICカード)をレジに持参すると店員は、近接通信端末11により物販カードに記録された商品情報(サプライ側パブリック情報)を読み取る。そして、ステップS401において、ユーザは情報処理機器21を用いて近接通信端末11から送信(提示)されたサプライ側メタデータを読み取る。即ち、情報処理機器21及び近接通信端末11をお互いの通信可能範囲内に近づけることで、サプライ側メタデータが自動的に近接通信端末11から情報処理機器21に配信される。実際には、近接通信端末11から配信され、情報処理機器21が取得したサプライ側メタデータがデコードされ、情報処理機器21の画面上に表示された後、その内容をユーザが確認すれば良い。その後、情報処理機器21をステップS402において商品X電子商取引提供サーバ24aに接続する。次にステップS403において、情報処理機器21の画面に提示される画面に従ってユーザは商品Xの購入決済を行う;
(ロ)ステップS404において、商品X電子商取引提供サーバ24aは、指定された住所に購入決済された商品Xの配送手配を行う。
尚、上記において、ユーザは近接通信端末11を介さず、情報処理機器21を用いてから物販カードから直接サプライ側メタデータを読み取るようにしても良い。
又、物販カードから近接通信端末11への情報伝達、近接通信端末11から情報処理機器21への情報伝達、或いは、物販カードから情報処理機器21への直接的な情報伝達は、それぞれ静止画像の光学的読取の他、電波、赤外線、超音波、或いは磁気等の種々の伝送媒体を用いて行うことが可能である。又、物販カードから近接通信端末11への情報伝達と、近接通信端末11から情報処理機器21への情報伝達とが異なる情報伝達手段で行われても構わない。例えば、物販カードから近接通信端末11への情報伝達を磁気の波動情報を介し、近接通信端末11から情報処理機器21への情報伝達を電波の波動情報を介して行っても構わない。
図23は、商品X電子商取引提供サーバ24aが商品Xの購入決済を行う場合の処理動作のフローチャートである:
(イ)先ず、ステップS411において、情報処理機器21からの接続を受け付け、ステップS412において、商品Xの決済取引を行う商品X電子商取引提供サーバ24aの指定URLの画面を送信する;
(ロ)ステップS413において、商品Xが購入された場合は、ステップS414に進む。商品Xが購入されなかった場合は、処理を終了;
(ハ)商品Xを購入をする場合、ステップS414において、情報処理機器21に対して個人情報送信依頼を行い、ステップS415において、氏名・住所・個人ID・決済方法などの個人情報を受信する;
(ニ)ステップS416において、配送先指定手段34dは商品Xの配送先住所として、ステップS415で受信した住所を提示する。ユーザが他の人にプレゼントする場合など、この住所に商品Xの配送を希望しない場合は、ステップS417において、プレゼントとして配送する先の住所の入力を依頼し、配送先住所を受信する。指定された配送先は、配送先記憶装置40に記憶される;
(ホ)次に、ステップS418において、商品Xの購入決済を行い、ステップS419において、決済結果情報を情報処理機器21に送信する。
配送先の住所を指定する場合に、商品X電子商取引提供サーバ24aは、ユーザが過去に配送した配送先住所を提示し、ユーザが情報処理機器21を介して、選択をするようにしても良い。又、配送先住所をメタデータ化したものをサプライ側メタデータとして予め用意しておき、ユーザが情報処理機器21でそのサプライ側メタデータを読み取り、商品X電子商取引提供サーバ24aに送信しても良い。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態に係る配送先指定方法は、商品の配送先を指定するものである。第4の実施の形態に係る配送先指定方法のシステム構成図は、第2の実施の形態のシステム構成図である図11と同様なので記載を省略する。又、本発明の第4の実施の形態に係る情報処理機器のブロック図は、第2の実施の形態の図12と、電子商取引提供サーバ24aのブロック図は、第3の実施の形態の図20と、ライセンス登録チェックサーバ23のブロック図は、第2の実施の形態の図14と同様なので重複する記載を省略する。
図24は、本発明の第4の実施の形態に係る配送先指定方法のデータの流れとシステム構成を示した図である。図24に示すように、この配送先指定方法は、サプライ側メタデータを提示(送信)する近接通信端末11、情報処理機器21及び商品X電子商取引提供サーバ24aにより構成される。
情報処理機器21には、所有者の個人情報が記憶されている。個人情報は、氏名、住所、個人ID及びクレジットカード番号などで表される決済方法等である。近接通信端末11には、決済を行う場合の接続先URL(この場合は、商品X電子商取引提供サーバ24aのURL)がメタデータ化されて、サプライ側メタデータとして記録されている。
図24に示すように、ステップS451において、ユーザは情報処理機器21を用いて商品Xのサプライ側メタデータを読み取り、ステップS452において商品X電子商取引提供サーバ24aに接続する。次にステップS453において、サプライ側メタデータの情報と情報処理機器21に記憶されている情報を統合した決済情報を商品X電子商取引提供サーバ24aに送信する。ステップS454においてユーザは商品X電子商取引提供サーバ24aに商品Xの配送先住所の指定を行うい、ステップS455において、ユーザは商品Xの購入決済を行う。ステップS456において、商品X電子商取引提供サーバ24aは、ステップS454で指定された住所に購入決済された商品Xの配送手配を行う。
配送先の住所を指定する場合に、商品X電子商取引提供サーバ24aは、ユーザが過去に配送した配送先住所を提示し、ユーザが情報処理機器21を介して、選択をするようにしても良い。又、配送先住所をメタデータ化したものを予めサプライ側メタデータとして用意しておき、ユーザが情報処理機器21でそのサプライ側メタデータを読み取り、商品X電子商取引提供サーバ24aに送信しても良い。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態に係る商取引決済依頼方法は、商品決済を第三者に依頼するものである。第5の実施の形態に係る商取引決済依頼方法のシステム構成図は、第2の実施の形態のシステム構成図である図11と同様なので重複する記載を省略する。本発明の第5の実施の形態に係る情報処理機器のブロック図は、第2の実施の形態の図12と、電子商取引提供サーバ24aのブロック図は、第3の実施の形態の図20と、ライセンス登録チェックサーバ23のブロック図は、第2の実施の形態の図14と同様なので重複する記載を省略する。
図25は、本発明の第5の実施の形態に係る電子商取引提供サーバのブロック図である。図25に示すように、第2の実施の形態の電子商取引提供サーバのブロック図である図13と比べて、電子商取引提供サーバ処理装置34に、商品−購入者対応付け手段34b及び電子商取引取消手段34cを備えておらず、決済委託制御手段34fを備えている点、及び商品−購入者対応情報記憶装置39を備えておらず、決済委託情報記憶装置42を備えている点が異なる。決済委託情報記憶装置42は、決済委託を行う場合に必要になる決済委託先のメールアドレス、決済委託の進捗などを保存する記憶装置であり、決済委託制御手段34fにより更新される。
図26は、本発明の第5の実施の形態に係る商取引決済依頼方法のデータの流れとシステム構成を示した図である。図26に示すように、この商取引決済依頼方法は、近接通信端末11、第1の情報処理機器21a、第2の情報処理機器21b及び商品X電子商取引提供サーバ24aにより構成される。
ここで、ユーザKは第1の情報処理機器21aの所有者であり、商品Xの購入者で、自分では決済せず、他の人に決済を依頼する。又、ユーザLは第2の情報処理機器21bの所有者であり、依頼された商品Xの決済をする者である。
第1の情報処理機器21aには、所有者であるユーザKの個人情報が記憶されている。個人情報は、氏名、住所、個人ID、第1の情報処理機器21aが受信可能なメースアドレス、決済委託先メールアドレス(この場合、第2の情報処理機器21bが受信可能なメールアドレス)等である。第2の情報処理機器21bには、所有者であるユーザLの個人情報が記憶されている。
近接通信端末11には、サプライ側メタデータが記憶されている。サプライ側メタデータは、決済を行う場合の接続先URL(この場合は、商品X電子商取引提供サーバ24aのURL)がメタデータ化されたものである。
図27は、本発明の第5の実施の形態に係る商取引決済依頼方法の処理を説明するフローチャート図である:
(イ)ユーザK(客)が物販カード(ICカード)をレジに持参すると店員は、近接通信端末11により物販カードに記録された商品Xに関する商品情報(商品Xに関するサプライ側パブリック情報)を読み取る。或いは、ユーザK(客)が商品Xをレジに持参すると店員が入力装置を用いて、近接通信端末11に商品Xに関する商品情報(サプライ側パブリック情報)を入力する。商品Xに関するサプライ側メタデータには、決済を行う場合の接続先URLの他、商品Xの価格、商品Xの説明、商品Xの写真等を含ませることが出来る。ステップS501において、ユーザKは第1の情報処理機器21aを用いて近接通信端末11から送信(提示)されたサプライ側メタデータを読み取る。即ち、第1の情報処理機器21a及び近接通信端末11をお互いの通信可能範囲内に近づけることで、サプライ側メタデータが自動的に近接通信端末11から第1の情報処理機器21aに配信される。実際には、近接通信端末11から配信され、第1の情報処理機器21aが取得したサプライ側メタデータがデコードされ、第1の情報処理機器21aの画面上に表示された後、その内容をユーザが確認すれば良い。その後、ステップS502において、第1の情報処理機器21aに記録された個人情報と商品Xに関するサプライ側メタデータを統合し、第1の情報処理機器21aに記録された決済委託先メールアドレスに送信する;
(ロ)ステップS503において、第2の情報処理機器21bは、第1の情報処理機器21aから送信された委託情報を受信し、ユーザLは商品Xの決済委託を受諾するか判断する。受諾しない場合は、ステップS504において、第1の情報処理機器21aに、決済拒絶のメールを送信する;
(ハ)ステップS503において、商品Xの決済委託に受託する場合は、ステップS505において、第2の情報処理機器21bは、商品Xの購入決済を行う。このときに、第1の情報処理機器21aから送信された決済委託情報と、第2の情報処理機器21bの個人情報を統合し、この情報を商品X電子商取引提供サーバ24aに送信する。商品X電子商取引提供サーバ24aは、商品Xの決済を実行し、確認のメールを第1の情報処理機器21a及び第2の情報処理機器21bに送信する;
(ニ)商品Xの商品決済が行われると、商品X電子商取引提供サーバ24aは、ステップS506において、ユーザKに商品Xを発送する手続を行う。
第5の実施の形態においては、第1の情報処理機器21a、第2の情報処理機器21b及び商品X電子商取引提供サーバ24aのデータのやり取りは、メールで行われると記載したが、メールに限られたものではなく、あらゆるパケット通信、ファイル転送等でも構わない。又、任意のサーバにアクセスして、同様の処理を行っても構わない。
又、第1の情報処理機器21aと第2の情報処理機器21bとでデータをやり取りする場合に、個人情報として記録されたメールアドレスを使わず、個人IDを使用することも可能である。この場合は、メール送信先を、ライセンス登録チェックサーバ23が持つ個人IDとメールアドレスを対応させた記憶装置を参照することにより、同様の機能を達成することが出来る。
又、ユーザLが 更に詳細な情報を取得したい場合は、商品X電子商取引提供サーバ24aに接続して、表示画面に掲載された写真、価格等を参照しても構わない。
又、第5の実施の形態における決済委託方法の第1の変形例として、次のような実施例がある。図28は、本発明の第5の実施の形態に係る商取引決済委託方法の第1の変形例のデータの流れとシステム構成を示した図である。第1の情報処理機器21aは、所有者であるユーザKの個人情報が記憶されている。個人情報は、個人ID、決済委託先個人ID(この場合、第2の情報処理機器21bの個人情報として記憶されている個人ID)等である。第2の情報処理機器21bは、所有者であるユーザLの個人情報が記憶されている。個人情報は、ユーザLの個人IDである。
図29は、本発明の第5の実施の形態に係る商取引決済依頼方法の第1の変形例の処理を説明するフローチャート図である:
(イ)ユーザK(客)が物販カード(ICカード)をレジに持参すると店員は、近接通信端末11により物販カードに記録された商品Xに関する商品情報(商品Xに関するサプライ側パブリック情報)を読み取る。或いは、ユーザK(客)が商品Xをレジに持参すると店員が入力装置を用いて、近接通信端末11に商品Xに関する商品情報(サプライ側パブリック情報)を入力する。商品Xに関するサプライ側メタデータには、決済を行う場合の接続先URLの他、商品Xの価格、商品Xの説明、商品Xの写真等を含ませることが出来る。ステップS511において、ユーザKは第1の情報処理機器21aを用いて近接通信端末11から送信されたサプライ側メタデータを読み取る。ステップS512において、商品X電子商取引提供サーバ24aに接続し、決済委託先個人IDより、決済委託先のメールアドレスを取得する。その後、ステップS513において、第1の情報処理機器21aに記録された個人情報と商品Xのサプライ側メタデータを、決済委託先メールアドレスに送信する;
(ロ)ステップS514において、第2の情報処理機器21bは、第1の情報処理機器21aから送信された委託情報を受信し、ユーザLは商品Xの決済委託を受諾するか判断する。受諾しない場合は、ステップS515において、第1の情報処理機器21aに、受諾拒絶のメールを送信する;
(ハ)ステップS514において、商品Xの決済委託に受託する場合は、ステップS516において、第2の情報処理機器21bは、商品Xの購入決済を行う。このときに、第1の情報処理機器21aから送信された商品情報及び個人IDと、第2の情報処理機器21bの個人IDを統合し、この情報を商品X電子商取引提供サーバ24aに送信する。商品X電子商取引提供サーバ24aは、個人IDより個人情報を取得する。商品X電子商取引提供サーバ24aは、商品Xの決済を実行し、確認のメールを第1の情報処理機器21a及び第2の情報処理機器21bに送信する;
(ニ)商品Xの商品決済が行われると、商品X電子商取引提供サーバ24aは、ステップS517において、ユーザKに商品Xを発送する手続を行う。
更に、第5の実施の形態における決済委託方法の第2の変形例として、次のような実施例がある。図30は、本発明の第5の実施の形態に係る商取引決済委託方法の第2の変形例のデータの流れとシステム構成を示した図である。第1の情報処理機器21aは、所有者であるユーザKの個人情報が記憶されている。個人情報は、個人ID等である。第2の情報処理機器21bは、所有者であるユーザLの個人情報が記憶されている。個人情報は、ユーザLの個人IDである。
図31は、本発明の第5の実施の形態に係る商取引決済依頼方法の第2の変形例の処理を説明するフローチャート図である:
(イ)ユーザK(客)が物販カード(ICカード)をレジに持参すると店員は、近接通信端末11により物販カードに記録された商品Xに関する商品情報(商品Xに関するサプライ側パブリック情報)を読み取る。或いは、ユーザK(客)が商品Xをレジに持参すると店員が入力装置を用いて、近接通信端末11に商品Xに関する商品情報(サプライ側パブリック情報)を入力する。商品Xに関するサプライ側メタデータには、決済を行う場合の接続先URLの他、商品Xの価格、商品Xの説明、商品Xの写真等を含ませることが出来る。ステップS521において、ユーザKは第1の情報処理機器21aを用いて近接通信端末11から送信されたサプライ側メタデータを読み取る。ステップS522において、商品X電子商取引提供サーバ24aに接続し、ユーザKが決済委託可能なユーザを一覧表示し、その中からユーザKが決済委託するユーザ(この場合ユーザL)を選択する。又、新規に決済委託先を登録出来るようにしていても良い;
(ロ)ステップS523において、商品X電子商取引提供サーバ24aは、商品Xのサプライ側メタデータとユーザKの個人情報を統合した情報を決済委託情報として送信する。第2の情報処理機器21bは、商品X電子商取引提供サーバ24aから送信された委託情報を受信し、ステップS524において、ユーザLは商品Xの決済委託を受諾するか判断する。受諾しない場合は、ステップS525において、商品X電子商取引提供サーバ24aに、受諾拒絶のメールを送信し、商品X電子商取引提供サーバ24aは、第1の情報処理機器21aに受託拒絶のメールを送信する;
(ハ)ステップS524において、商品Xの決済委託に受託する場合は、ステップS526において、第2の情報処理機器21bは、商品Xの購入決済を行う。このときに、第1の情報処理機器21aから送信された商品情報及び個人IDと、第2の情報処理機器21bの個人IDを統合し、商品X電子商取引提供サーバ24aは、個人IDより個人情報を取得する。商品X電子商取引提供サーバ24aは、商品Xの決済を実行し、確認のメールを第1の情報処理機器21a及び第2の情報処理機器21bに送信する;
(ニ)商品Xの商品決済が行われると、商品X電子商取引提供サーバ24aは、ステップS527において、ユーザKに商品Xを発送する手続を行う。
第5の実施の形態及びその第1の変形例においては、第1の情報処理機器21aの個人情報に、決済委託先個人IDを登録する必要があるので、ユーザLからユーザKに対する贈り物としての価値を認識することが出来る。逆に、第5の実施の形態の第2の変形例においては、1つの情報処理機器で複数の決済委託先を指定することが出来るので、決済委託先毎に情報処理機器を持つ必要がなく、個人が持つ情報処理機器が1つで良いことになる。
第5の実施の形態においては、第1の情報処理機器21a、第2の情報処理機器21b及び商品X電子商取引提供サーバのデータのやり取りは、メールで行われると記載したが、メールに限られたものではなく、あらゆるパケット通信、ファイル転送等でも構わない。又、任意のサーバにアクセスして、同様の処理を行っても構わない。
又、第1の情報処理機器21aと第2の情報処理機器21bとでデータをやり取りする場合に、個人情報として記録されたメールアドレスを使わず、個人IDを使用することも可能である。この場合は、メール送信先を、図11や図19に示したライセンス登録チェックサーバ23が持つ個人IDとメールアドレスを対応させた記憶装置を参照することにより、同様の機能を達成することが出来る。又、ユーザLが 更に詳細な情報を取得したい場合は、商品X電子商取引提供サーバ24aに接続して、表示画面に掲載された写真、価格等を参照しても構わない。
(第6の実施の形態)
図32を参照して、本発明の第6の実施の形態に係る情報処理サーバ22と、情報処理サーバ22を利用した情報処理システムについて説明する。情報処理サーバ22は、中央処理制御装置、メモリなどを備える一般的なコンピュータに所定の処理を実行するソフトウェアプログラムをインストールすることによって実現される。なお、第6の実施の形態において、「情報処理サーバ」とは、第1の実施の形態で説明した「電子商取引提供サーバ」と同様に、資料請求、アンケート、マーケティング、会員登録、予約、発注、決済、認証、コンテンツ配信など、ほとんどすべてのトランザクションに関わる情報処理を行うサーバである(第7〜第10の実施の形態においても同様である。)。
本発明の情報処理サーバ22は、認証端末(情報処理機器)21が備える認証情報を利用して、認証情報を備えない通信端末25を認証する。ここで、通信端末25は、一般的なコンピュータで、認証端末(情報処理機器)21は、認証情報を備えた携帯電話機などの通信端末(携帯情報処理機器)である。認証情報は、情報処理サーバ22が発行するサプライ側メタデータとしての暗号化され改竄不可能な認証識別子であるとする。
本発明の第6の実施の形態に係る情報処理システムにおいて、情報処理サーバ22は、第1の通信ネットワーク4aを介して通信端末25と互いに接続可能で、更に、第2の通信ネットワーク4bを介して認証端末(情報処理機器)21と互いに接続可能である。第1の通信ネットワーク4aと第2の通信ネットワーク4bは、少なくとも一部が互いに交差しない通信ネットワークである。
本発明の第6の実施の形態に係る情報処理サーバ22は、認証パラメータ記憶装置101、認証情報記憶装置102、認証識別子記憶装置103、サプライ側メタデータ生成手段111、認証情報取得手段112、認証情報照合手段113、入出力制御手段121を備えている。 認証識別子記憶装置103は、情報処理サーバ22が発行した認証端末(情報処理機器)21を認証するための認証識別子(認証情報)を記憶した記憶装置である。
サプライ側メタデータ生成手段111は、通信端末25の認証依頼を受信すると、認証パラメータを生成し、認証パラメータを含むサプライ側メタデータを生成して通信端末25に送信し、認証パラメータを認証パラメータ記憶装置101に記憶する手段である。
ここで、サプライ側メタデータ生成手段111で生成し、認証パラメータ記憶装置101に記憶される認証パラメータは、一意に特定出来るワンタイムパスワードの様な乱数及び日時のいずれか1つ以上を含む情報である。この認証パラメータの「日時」は、認証パラメータ生成時の日時でも良いし、通信端末25の認証依頼を受信した日時でも良い。又、認証パラメータ記憶装置101には、認証パラメータを有効にする期限である有効日時も記憶していても良い。サプライ側メタデータ生成手段111は、第1の通信ネットワーク4aを介して通信端末25にサプライ側メタデータを送信する。ここではサプライ側メタデータを送信すると記載したが、認証端末(情報処理機器)21において情報を解読出来れば、テキストでも構わない。テキストの場合、簡単に盗聴出来ないような桁数の多いものが好ましい。
認証情報取得手段112は、通信端末25から受信(取得)したサプライ側メタデータと、認証端末(情報処理機器)21が備える認証情報を、認証端末(情報処理機器)21から取得し、認証情報記憶装置102に記憶する手段である。認証情報取得手段112は、第2の通信ネットワーク4bを介して認証端末(情報処理機器)21から認証情報を受信する。ここで、サプライ側メタデータは、通信端末25から受信(取得)したサプライ側メタデータを、認証端末(情報処理機器)21においてデコードした情報であっても良いし、通信端末25から受信(取得)し、認証端末(情報処理機器)21から受信したサプライ側メタデータを、情報処理サーバ22においてデコードした情報であっても良い。更に、通信端末25からサプライ側メタデータを取得する場合、認証端末(情報処理機器)21によって、通信端末25の表示画面に表示(提示)された2次元コード等のサプライ側メタデータ情報に含まれるサプライ側メタデータを受信しデコードしても良い。又、通信端末25と認証端末(情報処理機器)21の間で赤外線通信などの近距離無線通信を利用したり、リムーバブルディスクを利用して、認証端末(情報処理機器)21はサプライ側メタデータを取得しても良い。
認証情報照合手段113は、認証パラメータ記憶装置101と認証情報記憶装置102と認証識別子記憶装置103を参照して、認証情報取得手段112で取得したサプライ側メタデータが、サプライ側メタデータ生成手段111で生成されたサプライ側メタデータであり、更に、認証端末(情報処理機器)21が備える認証情報が、認証識別子記憶装置103に記憶した認証情報と一致するか否かを判定し、その結果を通信端末25に送信する手段である。更に、認証パラメータ記憶装置101において、認証パラメータの有効日時が記憶されている場合、認証情報取得手段112で取得した日時が、認証パラメータ記憶装置101に記憶された認証パラメータの有効日時以前の場合に認証を許可し、認証パラメータの有効日時以降の場合に認証を不可にしても良い。入出力制御手段121は、情報処理サーバ22の入力や出力を制御し、それぞれのネットワークや手段にその情報を伝達する手段である。
本発明の第6の実施の形態に係る通信端末25は、サプライ側メタデータ記憶装置201、サプライ側メタデータ受信手段211、サプライ側メタデータ提示手段212、認証結果取得手段213を備えている。サプライ側メタデータ受信手段211は、情報処理サーバ22のサプライ側メタデータ生成手段111によって生成されたサプライ側メタデータを取得し、サプライ側メタデータ記憶装置201に記憶する手段である。
サプライ側メタデータ提示手段212は、サプライ側メタデータ記憶装置201に記憶されたサプライ側メタデータを認証端末(情報処理機器)21に、画像コード(静止画像)の他、電波、赤外線、超音波、或いは磁気等の種々の伝送媒体を介した近接通信方式(波動方式)を用いて提示する手段である。画像コード(静止画像)として提示する場合は、通信端末25の表示画面に2次元コード等のサプライ側メタデータ情報として提示すれば良い。電波の波動情報として提示する場合は、RFタグ等の近接通信技術に用いられるアンテナ及び送信器を用いて提示すれば良い。赤外線の波動情報として提示する場合は、赤外線レーザは赤外線LED等の半導体発光素子を用いて提示すれば良い。超音波の波動情報として提示する場合は、超音波発振器を用いて提示すれば良い。或いは磁気の波動情報等として提示する場合は、磁気ヘッド等の磁気の波動情報を送信可能な手段を用いて提示すれば良い。尚、画像コード(静止画像)を用いる場合は、通信端末25の表示画面に2次元コード等のサプライ側メタデータ情報として提示するために、情報処理サーバ22のサプライ側メタデータ生成手段111は、サプライ側メタデータとして2次元コード等のサプライ側メタデータ情報を生成する必要があることは勿論である。更に、認証結果取得手段213は、情報処理サーバ22の認証情報照合手段113によって送信された認証の結果を取得する手段である。
本発明の第6の実施の形態に係る認証端末(情報処理機器)21は、サプライ側メタデータ記憶装置301、認証識別子記憶装置302、サプライ側メタデータ受信手段311、認証情報送信手段312を備えている。サプライ側メタデータ受信手段311は、通信端末25のサプライ側メタデータ提示手段212によって提示された画像コード(静止画像)、電波の波動情報、赤外線の波動情報、超音波の波動情報、或いは磁気の波動情報等を受信し、サプライ側メタデータ記憶装置301に記憶する手段である。画像コード(静止画像)として受信する場合は、通信端末25の表示画面表示された2次元コード等のサプライ側メタデータ情報をCCDカメラ等の光学的読み取り手段により受信すれば良い。電波の波動情報として受信する場合は、RFタグ等の近接通信技術に用いられるアンテナ及び受信器を用いて受信すれば良い。赤外線の波動情報として受信する場合は、pinダイオード等の赤外線受光素子を用いて受信すれば良い。超音波の波動情報として受信する場合は、超音波検知素子を用いて受信すれば良い。或いは磁気の波動情報等として受信する場合は、磁気検知素子等の磁気の波動情報を受信可能な手段を用いて受信すれば良い。尚、上記の画像コード(静止画像)の情報、電波の波動情報、赤外線の波動情報、超音波の波動情報、及び磁気の波動情報は例示であり、要は、通信端末25に送信されたサプライ側メタデータを認証端末(情報処理機器)21が取得出来ればどのような手段を用いても構わない。認証情報送信手段312は、認証識別子記憶装置302に記憶された、情報処理サーバ22から取得した認証識別子と、サプライ側メタデータ記憶装置301に記憶されたサプライ側メタデータを第2の通信ネットワーク4bを介して情報処理サーバ22に送信する手段である。
次に、図33を参照して第6の実施の形態に係る情報処理方法を説明する:
(イ)先ず、ステップS601において情報処理サーバ22は、サプライ側メタデータ生成手段111によって、通信端末25から認証依頼を受信すると、ステップS602において、ワンタイムパスワードや日時などの情報を含むサプライ側メタデータを生成し、認証パラメータ記憶装置101に記憶する。更にステップS603において、情報処理サーバ22は、生成したサプライ側メタデータを通信端末25に送信する;
(ロ)通信端末25は、ステップS603においてサプライ側メタデータを受信すると、受信したサプライ側メタデータをステップS604において画像コード(静止画像)の情報、電波の波動情報、赤外線の波動情報、超音波の波動情報、或いは磁気の波動情報等の形式で送信(提示)する;
(ハ)ステップS604において通信端末25でサプライ側メタデータが送信(提示)されると、ステップS605において認証端末(情報処理機器)21は提示されたサプライ側メタデータを受信し、サプライ側メタデータ記憶装置301に記憶する。更にステップS606において認証端末(情報処理機器)21は、サプライ側メタデータ記憶装置301に記憶されたサプライ側メタデータと、認証識別子記憶装置302に記憶された認証端末(情報処理機器)21の認証識別子を併せて認証情報を作成し、ステップS607において、認証情報を情報処理サーバ22に送信する;
(ニ)ステップS607において、情報処理サーバ22は認証端末(情報処理機器)21から認証情報を受信すると、認証情報取得手段112によって、受信した認証情報を認証情報記憶装置102に記憶し、ステップS608において認証情報照合手段113によって認証パラメータ記憶装置101、認証情報記憶装置102、認証識別子記憶装置103を参照して認証情報の照合を行う;
(ホ)認証情報の認証結果が出ると、情報処理サーバ22は、ステップS609において通信端末25に認証結果を送信し、通信端末25は認証結果取得手段213によって認証結果を受信する。
本発明の第6の実施の形態に係る情報処理サーバ22によると、認証端末(情報処理機器)21の認証情報を利用することにより、認証情報を備えていない通信端末25を認証することが出来る。従って、ユーザは1つの認証端末(情報処理機器)21を備えていれば、複数の端末について同様に認証を受けることが出来る。
更に、本発明の第6の実施の形態によれば、本来は携帯電話機で入力しなければならない情報を、ユーザインターフェイスの充実しているコンピュータで入力し、更に、セキュリティレベルの高い状態で、その入力した情報をサーバに送信することが出来る。
(第7の実施の形態)
図34に示した本発明の第7の実施の形態に係る情報処理システムは、図32に示した本発明の第6の実施の形態に係る情報処理システムに比べて、コンテンツ提供サーバ26を備えている点が異なる。更に、通信端末25において、認証結果取得手段213を備えておらず、コンテンツ取得手段214を備えている点が異なる。
本発明の第7の実施の形態に係る情報処理サーバ22は、サプライ側メタデータ生成手段111において、コンテンツ提供サーバ26から、通信端末25の認証依頼を受信し、認証情報照合手段113において、結果をコンテンツ提供サーバ26に送信する。
本発明の第7の実施の形態に係るコンテンツ提供サーバ26は、情報処理サーバ22及び認証端末(情報処理機器)21の情報を利用して通信端末25を認証し、認証された通信端末25にコンテンツを配信するものであって、コンテンツ記憶装置501、認証依頼手段511、認証結果取得手段512、コンテンツ配信手段513を備えている。コンテンツ記憶装置501は、コンテンツ提供サーバ26が提供するコンテンツが記憶された記憶装置である。認証依頼手段511は、例えば通信端末25からコンテンツの取得依頼があると、情報処理サーバ22に対して、通信端末25の認証を依頼する手段である。認証結果取得手段512は、認証依頼手段511で依頼した通信端末25の認証結果を、情報処理サーバ22から取得する手段である。コンテンツ配信手段513は、通信端末25が認証されると、コンテンツ記憶装置501に記憶されたコンテンツを通信端末25に送信する手段である。
図34においては、本発明の第7の実施の形態に係るコンテンツ提供サーバ26は、第1の通信ネットワーク4aに接続されているが、情報処理サーバ22と相互に通信可能ならば、どの通信ネットワークに接続されても良い。
図35を参照して、本発明の第7の実施の形態に係る情報処理方法を説明する: (イ)先ず、ステップS702において、通信端末25からコンテンツ提供サーバ26にコンテンツの要求がされると、コンテンツ提供サーバ26は、ステップS702において認証依頼手段511によって、情報処理サーバ22に通信端末25の認証を依頼する。その後、ステップS703〜ステップS709の処理は、図33のステップS602〜ステップS608の処理と同様なので説明を割愛する;
(ロ)ステップS709において、情報処理サーバ22において認証結果が出ると、情報処理サーバ22はステップS710において、通信端末25の認証結果をコンテンツ提供サーバ26に送信する;
(ハ)コンテンツ提供サーバ26は、認証が許可されると、ステップS711においてコンテンツ記憶装置501から通信端末25にコンテンツを提供する。
この方法は、通信端末25において一般的なブラウザを利用してコンテンツ提供サーバ26からコンテンツを取得する場合に有効である。
次に、図36を参照して、本発明の第7の実施の形態の変形例に係る情報処理方法について説明する:
(イ)先ず、ステップS751において、通信端末25がコンテンツ提供サーバ26にコンテンツを要求すると、ステップS752において、コンテンツ提供サーバ26は、通信端末25に認証情報を要求する。これを受けて通信端末25は、ステップS753において情報処理サーバ22に認証依頼を行う。その後、ステップS754〜ステップS760の処理は、図33のステップS602〜ステップS608の処理と同様なので説明を割愛する;
(ロ)ステップS760において、情報処理サーバ22において認証結果が出ると、情報処理サーバ22はステップS761において、通信端末25の認証結果を通信端末25に送信し、これを受けて通信端末25は、ステップS762において認証結果をコンテンツ提供サーバ26に送信する;
(ハ)コンテンツ提供サーバ26は、認証結果を受信すると、認証が許可されている場合、ステップS763においてコンテンツ記憶装置501から通信端末25にコンテンツを提供する。
この方法は、通信端末25において、コンテンツ提供サーバ26や情報処理サーバ22が提供する認証依頼プログラムを含むアプリケーションによって、コンテンツ提供サーバ26にコンテンツを提供する場合に有効である。
本発明の第7の実施の形態によれば、情報処理サーバ22は、複数のサーバの認証機能を受け付けることが出来、様々なサーバに高いセキュリティレベルの認証を行わせることが出来る。
(第8の実施の形態)
本発明の第6及び第7の実施の形態においては、通信端末25の認証について主に説明したが、本発明の第8の実施の形態においては、通信端末25及び認証端末(情報処理機器)21を操作するユーザの認証について説明する。図37に示す本発明の第8の実施の形態に係る情報処理サーバ22は、図32に示す本発明の第6の実施の形態に係る情報処理サーバ22と比べて、リマインダー質疑応答記憶装置104、リマインダー質疑応答登録手段114、パスワード再発行手段115を備えている点が異なる。更に、第8の実施の形態に係る認証端末(情報処理機器)21は、第6の実施の形態に係る認証端末(情報処理機器)21に比べて、リマインダー質疑応答登録手段313、再発行パスワード取得手段314を備えている点が異なる。
リマインダー質疑応答登録手段114は、認証端末(情報処理機器)21のリマインダー質疑応答登録手段313によって複数ある質疑応答の内、ユーザにユーザが答えられる複数の質疑応答を選択させ、ユーザの認証識別子に関連付けて、そのユーザが選択した質疑応答とその答えをリマインダー質疑応答記憶装置104に記憶する手段である。
パスワード再発行手段115は、ユーザがパスワードを忘れてしまった場合、認証端末(情報処理機器)21の再発行パスワード取得手段314によってパスワードの再発行が要求されると、リマインダー質疑応答記憶装置104を参照してユーザが選択した質問をユーザに答えさせ、リマインダー質疑応答記憶装置104に記憶された応答と一致するかを判定し、全ての質疑に答えられた場合、ユーザにパスワードを発行する手段である。
図38に示すように、本発明の第8の実施の形態の情報処理サーバ22が提示する複数の質疑応答は、質疑の候補、応答のセレクトリストの項目を備えている。更に、質疑のジャンルとセレクトリストのセレクト数の項目を備えていても良い。ユーザはこれらの質疑の候補の中から、ユーザ自身が確実に答えられる質問を所定の数(例えば4つなど)以上を、ユーザに選択させる。この様にユーザが登録時に4問以上選択することになる場合、11問から4問以上を選択する組合せの数は、1817通りとなる。
例えば、「お母さんは何日生まれ?」という質問がユーザに選択されたとすると、セレクトリストとしては1〜31日が挙げられ、ユーザはその中から正解を選択する。これらを所定の数だけ繰り返し、認証端末(情報処理機器)21は、情報処理サーバ22に送信する。例えば、選択数15の質疑をユーザが4つ選択したとすると、その回答の組合せは、15の4乗となり、50625通りにも及ぶ。この様な方法をとることにより、ユーザの選択した質疑とその応答を解読するのは不可能になり、より高いセキュリティレベルを保つことが出来る。
例えば、図39に示すように、英数字だけのパスワードによると、英数字(A〜Zまでの英字26文字と0から9までの数字10個)を組合せると、36文字の4乗で1,679,616通りあることを示す。一方、本発明の第8の実施の形態で説明した方法によると、図38に示す様に11の質問から4つを選択し、その4つについて50,625通りのセレクトリストの組合せがあるとすると、ユーザがとりうる組合せは、少なく見積もっても91,985,625通り以上となる。これは、図39を参照すると分かるように、英数字のみをパスワードにした場合、5〜6桁の、数字のみをパスワードにした場合、7〜8桁の強度があることが分かる。
図40を参照して、本発明の第8の実施の形態に係る情報処理方法について説明する:
(イ)先ず、リマインダー質疑応答を登録する場合、ステップS801において情報処理サーバ22は認証端末(情報処理機器)21に質問と、回答の選択肢の組合せを送信し、ユーザに確実に回答出来る質問とその答えを決定させる。次に、ステップS802において、情報処理サーバ22は認証端末(情報処理機器)21から、所定の数以上の質問と回答の組合せを受信し、リマインダー質疑応答記憶装置104に記憶する;
(ロ)更にパスワードを再発行する場合、ステップS851において、情報処理サーバ22は認証端末(情報処理機器)21からパスワードの再発行依頼を受信すると、ステップS852において、情報処理サーバ22は認証端末(情報処理機器)21に、ステップS801で送信した質問と回答の選択肢の組合せと同じものを送信し、ユーザにステップS802で回答した質問に回答させる;
(ハ)更に、ステップS853において、認証端末(情報処理機器)21から登録時に回答した質問と回答の組合せを受信すると、ステップS854においてリマインダー質疑応答記憶装置104を参照して回答を照合し、照合の結果、選択した質問と、その質問の回答の全てが一致していた場合、ステップS853においてパスワードを再発行する。
本発明の第8の実施の形態に係る情報処理システムによれば、非常に高いセキュリティレベルでユーザを認証することが出来る。
(第9の実施の形態)
本発明の第9の実施の形態に係る情報処理サーバ22は、図41に示すように、通信端末識別子によって検索される対応情報を格納する識別子対応情報記憶装置934と、通信端末から入力される情報を、対応情報に従って変換する情報変換手段933とを備える。更に、通信端末から入力される情報から画像を作成するサプライ側メタデータ作成手段932と、通信端末との情報のやり取りを制御する入出力制御手段931とを備える。
識別子対応情報記憶装置934には、通信端末の機種等を認識するための識別子を従い、情報を送信する際にどのように変換すれば良いかを規定した対応情報が格納されている。情報変換手段933は、識別子対応情報記憶装置934から対応情報を読み出し、該当の通信端末に送る情報を実際に変換する。サプライ側メタデータ作成手段932は、通信端末内に画像作成機能がない場合に、情報を画像化して通信端末に送信する。
本発明の第9の実施の形態に係る情報処理システムでは、例えば図41に示すように、情報処理サーバ22に、第1の通信ネットワーク4aを介して第1通信端末(情報処理機器)21pが接続し、更に、第2の通信ネットワーク4bを介して第2通信端末(情報処理機器)21qが接続している。更に複数の通信端末が複数の通信ネットワークを介して接続しても構わない。
第1通信端末(情報処理機器)21p及び第2通信端末(情報処理機器)21qは、サプライ側メタデータを受信するためのアンテナ、赤外線検出器や磁気検知器等のサプライ側メタデータ受信手段911、21を備える。更に読み取ったサプライ側メタデータを格納しておくサプライ側メタデータ記憶装置912,922を備える。又、通信端末の機種等を認識させるための識別子情報を格納しておく識別子情報記憶装置を備える。そして、情報処理サーバ22と通信するための情報送受信手段914,924と、受信したサプライ側メタデータを送信するためのサプライ側メタデータ送信手段915,925とを備える。
次に、図42を参照しながら、通信の手順を説明すると以下のようになる:
(イ)ステップS900において、第1通信端末(情報処理機器)21pは、サプライ側メタデータをサプライ側メタデータ受信手段911によって端末内に取り込み、第1通信端末(情報処理機器)21p自体の情報と共に情報処理サーバ22に送信する;
(ロ)次に、ステップS901において、情報処理サーバ22は、第1通信端末(情報処理機器)21pから受信した情報を元に、サプライ側メタデータを第1通信端末(情報処理機器)21pに返信する;
(ハ)更に、ステップS902において、第1通信端末(情報処理機器)21pは、情報処理サーバ22から受信したサプライ側メタデータをサプライ側メタデータ送信手段915から送信する;
(ニ)つづいて、ステップS903において、第2通信端末(情報処理機器)21qは、第1通信端末(情報処理機器)21pのサプライ側メタデータ送信手段915から送信されたサプライ側メタデータを、サプライ側メタデータ受信手段921によって端末内に取り込み、識別子情報記憶装置923に格納された識別子情報と共に情報処理サーバ22に送信する;
(ホ)そして、ステップS904において、情報処理サーバ22は、第2通信端末(情報処理機器)21qから受信した識別子を元に、識別子対応情報記憶装置934を検索し、情報を変換するための対応情報を読み出す。そして、その対応情報に従い情報を変換し、第2通信端末(情報処理機器)21qに返信する。
この手順のステップS904の情報変換によって、異機種間のサプライ側メタデータの記述方式の差分を吸収出来るため、第1通信端末(情報処理機器)21pと第2通信端末(情報処理機器)21qが異機種でも、サプライ側メタデータを介して、必要な情報を正常に伝達することが出来る。
(具体例1:電話番号交換)
(イ)先ず、ステップS900で、電話帳登録処理命令情報をサプライ側メタデータとして受信し、第1通信端末(情報処理機器)21p自体の情報として、電話番号やメールアドレス等のプライベートメタデータを情報処理サーバ22にサプライ側メタデータと共に送信する;
(イ)次に、ステップS901では、電話帳登録処理命令情報と第1通信端末(情報処理機器)21pの電話番号やメールアドレス等のプライベートメタデータとを編集統合したメタデータが第1通信端末(情報処理機器)21pに返信される;
(ロ)ステップS902、S903では、第1通信端末(情報処理機器)21pのサプライ側メタデータ送信手段915から送信された編集統合されたメタデータを第2通信端末(情報処理機器)21qの識別子と共に情報処理サーバ22に送信する;
(ハ)ステップS904で、情報処理サーバ22が受信したメタデータは、第2通信端末(情報処理機器)21qが解釈出来る情報に変換される。そしてその情報を受信した第2通信端末(情報処理機器)21qでは、電話帳に第1通信端末(情報処理機器)21pの電話番号やメールアドレスが登録させる。
同じ手順で、第2通信端末(情報処理機器)21qの電話番号やメールアドレスを、第1通信端末(情報処理機器)21pの電話帳に登録することで名刺交換と同様のことがサプライ側メタデータを読み込むことで可能になる。
又、第2通信端末(情報処理機器)21qがサプライ側メタデータ生成機能を備えている場合は、第1通信端末(情報処理機器)21pの機種情報を得ておけば、第2通信端末(情報処理機器)21q内でサプライ側メタデータを生成して、第1通信端末(情報処理機器)21pに直接読み込ませることで、情報を伝達することが出来る。
(具体例2:複数の端末情報による処理)
(イ)先ず、ステップS900で、相性占い処理命令情報をサプライ側メタデータとして受信し、第1通信端末(情報処理機器)21p自体の情報として、生年月日や名前等のプライベートメタデータを情報処理サーバ22にサプライ側メタデータと共に送信する;
(ロ)次に、ステップS901では、相性占い処理命令情報と第1通信端末(情報処理機器)21pの生年月日や名前等のプライベートメタデータとを編集統合した情報及び途中の占い結果をサプライ側メタデータとして、第1通信端末(情報処理機器)21pに返信される;
(ハ)ステップS902、S903では、第1通信端末(情報処理機器)21pのサプライ側メタデータ送信手段915から送信されたメタデータを第2通信端末21qに取り込み、第2通信端末(情報処理機器)21qの情報として、識別子と生年月日や名前等のプライベートメタデータと共に情報処理サーバ22に送信する;
(ニ)そして、ステップS904での情報変換では、第2通信端末(情報処理機器)21qからの情報を元に相性占いプログラムを実行した結果を第2通信端末(情報処理機器)21qに返信する。更に第1通信端末(情報処理機器)21pにも結果を返信しても良い。
(第10の実施の形態)
本発明の第10の実施の形態に係る情報処理サーバ22は、図43に示すように、第9の実施の形態に係る情報処理サーバ22に、通信端末が情報交換を許可されているか示す許可情報を格納する許可情報記憶装置936と、許可情報を判定する許可判定手段935とを更に備えたものである。
許可情報記憶装置936は、各端末の電話番号や端末番号等の識別情報で検索することで読み出すことが出来る、通信許可/不許可を規定している情報を格納している。
そして許可判定手段935は、その許可情報を読み出し、通信をしてよいかを判定し、許可なら処理を続行させ、不許可ならエラー処理を行う。
本発明の第10の実施の形態に係る情報処理システムは、図43に示すように、第9の実施の形態に係る情報処理システムと同様である。
次に、図44及び図45を参照しながら、通信の手順を説明すると以下のようになる:
(イ)ステップS910からS913までは、図42のステップS900からS903までと同様である;
(ロ)ステップS914において、情報処理サーバ22は、第2通信端末(情報処理機器)21qの識別情報を元に許可情報記憶装置936から許可情報を読み出す。その許可情報を許可判定手段935によって判定する;
(ハ)ステップS915において、もし情報の交換が許可されている場合、図42のステップS904と同様に、情報処理サーバ22は、識別子対応情報記憶装置934を検索し、情報を変換するための対応情報を読み出す。そして、その対応情報に従い情報を変換し、第2通信端末(情報処理機器)21qに返信する;
(ニ)ステップS916において、もし情報の交換が不許可の場合、エラー情報を第2通信端末(情報処理機器)21qに返信する。
この手順により、情報を共有出来る端末、出来ない端末とグループ化することが出来、情報のセキュリティを高めることが出来る。又、アクセス時刻等の情報をキーとして許可情報を許可情報記憶装置936に格納しておくことも可能である。これによって時間帯による規制等をかけることが出来る。
例えば、通信端末へ情報を送信すると同時に、パソコン等の別の機体にも情報を送るように、送信先情報を付加して情報処理サーバ22に画像を送信することも可能である。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は第1〜第10の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、第1〜第10の実施の形態においては、ICカードやRFIDに用いる近接通信技術を中心に説明したが、本発明の「波動伝送媒体」とは、電波法で使用可能な微弱電波の他、赤外線、超音波、或いは磁気等の種々の近接通信(NFC)技術に採用されることが可能な波動としての性質を利用した伝送媒体を意味するのであり、上記において明示的に具体例を挙げて言及しなかった2.45GHz帯スペクトル拡散方式(特に周波数ホッピング方式)の短距離無線技術や、赤外線通信技術、リモコンとセットトップボックス間の通信技術等においてもちいられる伝送媒体がすべて含まれることは勿論である。
又、第1〜第10の実施の形態においては、情報処理機器として携帯電話を用いて説明したが、情報処理機器は携帯電話とは限らない。携帯電話の他に、PHS、PDA、ノートパソコン及び電子手帳等が使用可能である。又、デジタルカメラを含むカメラ、ゲーム機、カーナビゲーションシステム、スキャナー及びプリンタ等の電子機器が使用可能である。又更に、腕時計、眼鏡、ベルト及び靴等、身体に装着又は携行可能なものが使用可能である。又更に、通信ネットワーク4に接続された固定電話、公衆電話、デスクトップパソコン及びテレビジョン等の電化製品も使用可能である。
この様に、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の第1の実施の形態に係る電子商取引システムのネットワーク図である。 本発明の第1の実施の形態に係るICタグの模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係るICチップ部のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電子商取引提供サーバのブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電子商取引システムが、情報処理機器へクーポンやポイント等の特典又はサービスコードを発行する際のフローチャート図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電子商取引システムが、情報処理機器へクーポンやポイント等の特典又はサービスコードを発行する際に表示される、情報処理機器の画面遷移図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電子商取引システムが、情報処理機器へクーポンやポイント等の特典又はサービスコードを発行する際のデータフロー図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係る電子商取引システムが、情報処理機器へクーポンやポイント等の特典又はサービスコードを発行する際のフローチャート図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係る電子商取引システムが、情報処理機器へクーポンやポイント等の特典又はサービスコードを発行する際に表示される、情報処理機器の画面遷移図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係る電子商取引システムが、情報処理機器へクーポンやポイント等の特典又はサービスコードを発行する際のデータフロー図である。 本発明の第2の実施の形態における商取引促進方法のシステム構成図である。 本発明の第2の実施の形態における情報処理機器のブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における電子商取引提供サーバ24aのブロック図である。 本発明の第2の実施の形態におけるライセンス登録チェックサーバのブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における商取引促進方法のデータの流れとシステム構成を示した図である。 本発明の第2の実施の形態における商取引促進方法の処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における電子商取引提供サーバの動作のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態におけるユーザ紹介の派生図である。 本発明の第3の実施の形態における電子商取引方法のシステム構成図である。 本発明の第3の実施の形態における電子商取引提供サーバのブロック図である。 本発明の第3の実施の形態における電子商取引方法のデータの流れとシステム構成を示した図である。 本発明の第3の実施の形態における電子商取引方法の動作のフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態における電子商取引提供サーバの動作のフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態におけるコンテンツ購入方法のデータの流れとシステム構成を示した図である。 本発明の第5の実施の形態における電子商取引提供サーバのブロック図である。 本発明の第5の実施の形態における商取引決済委託方法のデータの流れとシステム構成を示した図である。 本発明の第5の実施の形態における商取引決済委託方法の動作のフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態における商取引決済委託方法の第1の変形例のデータの流れとシステム構成を示した図である。 本発明の第5の実施の形態における商取引決済委託方法の第1の変形例の動作のフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態における商取引決済委託方法の第2の変形例のデータの流れとシステム構成を示した図である。 本発明の第5の実施の形態における商取引決済委託方法の第2の変形例の動作のフローチャートである。 本発明の第6の実施の形態に係る情報処理サーバの機能ブロック図と、情報処理サーバが用いられる情報処理システムのシステム構成図である。 本発明の第6の実施の形態に係る情報処理方法を示すシーケンス図である。 本発明の第7の実施の形態に係る情報処理サーバの機能ブロック図と、情報処理サーバが用いられる情報処理システムのシステム構成図である。 本発明の第7の実施の形態に係る情報処理方法を示すシーケンス図である。 本発明の第7の実施の形態の変形例に係る情報処理方法を示すシーケンス図である。 本発明の第8の実施の形態に係る情報処理サーバの機能ブロック図と、情報処理サーバが用いられる情報処理システムのシステム構成図である。 本発明の第8の実施の形態に係る情報処理サーバがユーザに提示する質問リストとそのセレクトリストの一例である。 従来のパスワードによる認証の場合の組合せを示した図である。 本発明の第8の実施の形態に係る情報処理方法を示すシーケンス図である。 本発明の第9の実施の形態に係る情報処理サーバの機能ブロック図と、情報処理サーバが用いられる情報処理システムのシステム構成図である。 本発明の第9の実施の形態に係る情報処理方法を示すシーケンス図である。 本発明の第10の実施の形態に係る情報処理サーバの機能ブロック図と、情報処理サーバが用いられる情報処理システムのシステム構成図である。 本発明の第10の実施の形態に係る通信許可時の情報処理方法を示すシーケンス図である。 本発明の第10の実施の形態に係る通信不許可時の情報処理方法を示すシーケンス図である。
符号の説明
4…通信ネットワーク(インターネット)
4a…第1の通信ネットワーク
4b…第2の通信ネットワーク
11…近接通信端末
21…情報処理機器
21a…第1の情報処理機器
21b…第2の情報処理機器
21p…第1通信端末
21q…第2通信端末
22…情報処理サーバ
23…ライセンス登録チェックサーバ
24…電子商取引提供サーバ
24a…電子商取引提供サーバ
24b…電子商取引提供サーバ
25…通信端末
26…コンテンツ提供サーバ
27…物販カード
31…入力装置
32…出力装置
34…電子商取引提供サーバ処理装置
34a…電子商取引制御手段
34b…商品−購入者対応付け手段手段
34c…電子商取引取消手段
34d…配送先指定手段
34e…個人情報取得手段
34f…決済委託制御手段
35…商品情報記憶装置
36…商品画像記憶装置
37…受注データ記憶装置
38…支払請求データ記憶装置
39…購入者対応情報記憶装置
40…配送先記憶装置
41…個人情報記憶装置
42…出力装置
42…決済委託情報記憶装置
44…ライセンス登録チェックサーバ処理装置
44a…ライセンス登録チェック手段
45…ライセンス登録データ記憶装置
46…入力装置
61〜64,91,92…画面
101…認証パラメータ記憶装置
102…認証情報記憶装置
103…認証識別子記憶装置
104…リマインダー質疑応答記憶装置
111…サプライ側メタデータ生成手段
112…認証情報取得手段
113…認証情報照合手段
114…リマインダー質疑応答登録手段
115…パスワード再発行手段
121…入出力制御手段
201…サプライ側メタデータ記憶装置
211…サプライ側メタデータ受信手段
212…サプライ側メタデータ提示手段
213…認証結果取得手段
214…コンテンツ取得手段
301…サプライ側メタデータ記憶装置
302…認証識別子記憶装置
311…サプライ側メタデータ受信手段
312…認証情報送信手段
313…リマインダー質疑応答登録手段
314…再発行パスワード取得手段
501…コンテンツ記憶装置
511…認証依頼手段
512…認証結果取得手段
513…コンテンツ配信手段
521…ICタグ
522…ICチップ部
522a…電源部
522b…送受信部
522c…制御部
522d…記憶部
523…アンテナ
612…無線中継機
613…移動通信加入者交換機
614…中継処理装置
615…デジタル通信網
701…入力装置
702…表示装置
703…アンテナ
704…無線装置
705…音声処理装置
706…CODEC
707…送話装置
708…受話装置
709…データ記憶装置
710…処理制御装置
710a…電話機能制御手段
710b…サプライ側メタデータ解読手段
710d…電子商取引データ編集手段
711…サプライ側メタデータ読取装置
712…個人情報記憶装置
911…サプライ側メタデータ受信手段
912,922…サプライ側メタデータ記憶装置
914,924…情報送受信手段
915…サプライ側メタデータ送信手段
915,925…サプライ側メタデータ送信手段
921…サプライ側メタデータ受信手段
923…識別子情報記憶装置
931…入出力制御手段
932…サプライ側メタデータ作成手段
933…情報変換手段
934…識別子対応情報記憶装置
935…許可判定手段
936…許可情報記憶装置

Claims (12)

  1. 通信ネットワークと、該通信ネットワークを介して互いに通信可能な電子商取引提供サーバと情報処理機器と、該情報処理機器と波動伝送媒体を介して近接通信する近接通信端末とがなすオープンプラットフォームシステムに適用可能な、前記電子商取引提供サーバであって、
    前記情報処理機器が前記近接通信端末から取得した、取引の対象に固有なサプライ側メタデータを前記情報処理機器から受信する手段と、
    前記サプライ側メタデータを記憶する商品情報記憶装置と、
    前記情報処理機器から前記情報処理機器が内部に記憶したユーザ側メタデータを取得する個人情報取得手段と、
    前記ユーザ側メタデータを記憶する個人情報記憶装置と、
    前記ユーザ側メタデータと前記サプライ側メタデータとを編集統合した情報を用いて前記対象の取引決済を行う手段と、
    前記情報処理機器に前記取引決済の結果を送信する手段と、
    前記ユーザ側メタデータに特典又はサービスコードを付与して個人情報記憶装置に記憶し、前記情報処理機器に前記特典又はサービスコードの付与された結果を送信する手段
    とを備えることを特徴とする電子商取引提供サーバ。
  2. 通信ネットワークと、該通信ネットワークを介して互いに通信可能な電子商取引提供サーバと情報処理機器と、該情報処理機器と波動伝送媒体を介して近接通信する近接通信端末とがなすオープンプラットフォームシステムを利用した電子商取引方法であって、
    前記情報処理機器が前記近接通信端末から取得した、取引の対象に固有なサプライ側メタデータを、前記電子商取引提供サーバが前記情報処理機器から受信するステップと、
    前記電子商取引提供サーバが、前記サプライ側メタデータを商品情報記憶装置に記憶させるステップと、
    前記電子商取引提供サーバが、前記情報処理機器から前記情報処理機器が内部に記憶したユーザ側メタデータを取得する個人情報取得手段と、
    前記電子商取引提供サーバが、前記ユーザ側メタデータを個人情報記憶装置に記憶させるステップと、
    前記ユーザ側メタデータと前記サプライ側メタデータとを編集統合した情報を用いて前記対象の取引決済を、前記電子商取引提供サーバが行うステップと、
    前記電子商取引提供サーバが、前記情報処理機器に前記取引決済の結果を送信するステップと、
    前記電子商取引提供サーバが、前記ユーザ側メタデータに特典又はサービスコードを付与して前記個人情報記憶装置に記憶させ、更に、前記情報処理機器に前記特典又はサービスコードの付与された結果を送信するステップ
    とを含むことを特徴とする電子商取引方法。
  3. 通信ネットワークと、該通信ネットワークを介して互いに通信可能な電子商取引提供サーバ、第1及び第2の情報処理機器と、該第1及び第2の情報処理機器とそれぞれ波動伝送媒体を介して近接通信する近接通信端末とがなすオープンプラットフォームシステムに適用可能な、前記電子商取引提供サーバであって、
    第1のユーザが所有する前記第1の情報処理機器が前記近接通信端末から取得した特定の取引の対象に固有なサプライ側メタデータと前記第1の情報処理機器が記憶しているユーザ側メタデータとを、前記第1の情報処理機器が編集統合した情報を、前記電子商取引提供サーバが前記第1の情報処理機器から受信する手段と、
    前記編集統合した情報を用いて前記対象の取引決済を行う手段と、
    前記第1の情報処理機器に前記対象の取引決済の結果を送信する手段と、
    前記サプライ側メタデータで決済履歴があるかについてデータベースを検索する手段と、
    決済履歴がある場合に、前記決済を過去に実施した第2のユーザが所有する前記第2の情報処理機器のユーザ側メタデータに特典・サービスコードを付与する手段と、
    決済履歴がない場合に、前記第1の情報処理機器の前記ユーザ側メタデータと前記サプライ側メタデータを対応付けて記録する手段
    とを備えることを特徴とする電子商取引提供サーバ。
  4. 通信ネットワークと、該通信ネットワークを介して互いに通信可能な電子商取引提供サーバ、第1及び第2の情報処理機器と、該第1及び第2の情報処理機器とそれぞれ波動伝送媒体を介して近接通信する近接通信端末とがなすオープンプラットフォームシステムを利用した電子商取引方法であって、
    第1のユーザが所有する前記第1の情報処理機器で、特定の取引の対象に固有なサプライ側メタデータを前記近接通信端末から取得させるステップと、
    前記サプライ側メタデータと前記第1の情報処理機器が記憶しているユーザ側メタデータとを編集統合した情報を、前記電子商取引提供サーバが受信し、前記編集統合した情報を用いて前記対象の取引決済を行うステップと、
    前記電子商取引提供サーバが、前記サプライ側メタデータに対応した決済履歴があるかについてデータベースを検索するステップと、
    決済履歴がある場合に、前記決済を過去に実施した第2のユーザが所有する前記第2の情報処理機器ユーザ側メタデータに特典・サービスコードを付与するステップと、
    決済履歴がない場合に、前記第1の情報処理機器の前記ユーザ側メタデータと前記サプライ側メタデータを対応付けて記録するステップ
    とを含むことを特徴とする電子商取引方法。
  5. 通信ネットワークと、該通信ネットワークを介して互いに通信可能な電子商取引提供サーバ、第1及び第2の情報処理機器と、該第1の情報処理機器と波動伝送媒体を介して近接通信する近接通信端末とがなすオープンプラットフォームシステムを利用した電子商取引方法であって、
    前記第1の情報処理機器が、前記近接通信端末から取得した特定の取引の対象に固有なサプライ側メタデータを、前記第1の情報処理機器のユーザ側メタデータと共に前記第1の情報処理機器から波動伝送媒体を介した近接通信により前記第2の情報処理機器に取得させるステップと、
    前記第1及び第2の情報処理機器のユーザ側メタデータと前記サプライ側メタデータとを前記第2の情報処理機器により編集統合させ、該編集統合されたデータを前記電子商取引提供サーバが前記第2の情報処理機器から受信するステップと、
    受信した前記編集統合されたデータにより、前記電子商取引提供サーバが特定の取引の対象に関する決済を行うステップ
    とを含むことを特徴とする電子商取引方法。
  6. 前記決済終了後、前記電子商取引提供サーバが、前記決済結果を前記第1及び第2の情報処理機器に送信するステップを更に含むことを特徴とする請求項5に記載の電子商取引方法。
  7. 第1及び第2の通信ネットワークと、前記第1の通信ネットワークを介して互いに通信可能な情報処理サーバと通信端末と、前記第2の通信ネットワークを介して互いに通信可能な情報処理サーバと情報処理機器とを備え、前記通信端末と前記情報処理機器とは波動伝送媒体を介して近接通信可能であり、前記情報処理機器が備える認証情報を利用して、認証情報を備えない前記通信端末を認証するオープンプラットフォームシステムに適用可能な、前記情報処理サーバであって、
    前記認証情報を記憶した認証情報記憶装置と、
    前記通信端末の認証依頼を受信すると、認証パラメータを生成し、前記認証パラメータを含むサプライ側メタデータを生成して前記通信端末に送信し、前記認証パラメータを認証パラメータ記憶装置に記憶するサプライ側メタデータ生成手段と、
    波動伝送媒体を介した近接通信により、前記通信端末から前記情報処理機器が取得した前記サプライ側メタデータと、前記情報処理機器が備える前記認証情報を、前記情報処理機器に編集統合させ、該編集統合されたデータを前記情報処理機器から取得する認証情報取得手段と、
    前記認証パラメータ記憶装置を参照して、前記認証情報取得手段で取得した前記編集統合されたデータに含まれる前記サプライ側メタデータが、前記サプライ側メタデータ生成手段で生成されたサプライ側メタデータであり、更に、前記情報処理機器が備える前記認証情報が、前記認証情報記憶装置に記憶した前記認証情報と一致するか否かを判定し、その結果を前記通信端末に送信する認証情報照合手段
    とを備えることを特徴とする情報処理サーバ。
  8. 前記サプライ側メタデータ生成手段において、前記認証パラメータ記憶装置に、前記認証パラメータの有効日時を更に記憶し、
    前記認証情報照合手段において、前記認証情報取得手段によって取得した日時が、前記認証パラメータ記憶装置に記憶された前記認証パラメータの有効日時以前の場合に認証を許可し、前記認証パラメータの有効日時以降の場合に認証を不可にする
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理サーバ。
  9. 前記オープンプラットフォームシステムは、前記通信端末にコンテンツを提供するコンテンツ提供サーバを更に備えており、
    前記サプライ側メタデータ生成手段において、前記コンテンツ提供サーバから、前記通信端末の認証依頼を受信し、
    前記認証情報照合手段において、前記結果を前記コンテンツ提供サーバに送信する
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の情報処理サーバ。
  10. 第1及び第2の通信ネットワークと、前記第1の通信ネットワークを介して互いに通信可能な情報処理サーバと通信端末と、前記第2の通信ネットワークを介して互いに通信可能な情報処理サーバと情報処理機器とを備え、前記通信端末と前記情報処理機器とは波動伝送媒体を介して近接通信可能であり、前記情報処理機器が備える認証情報を利用して、認証情報を備えない前記通信端末を認証するオープンプラットフォームシステムを利用した電子商取引方法であって、
    前記認証情報を前記情報処理サーバの認証情報記憶装置に記憶するステップと、
    前記情報処理サーバのサプライ側メタデータ生成手段によって、前記通信端末の認証依頼を受信すると、認証パラメータを生成し、前記認証パラメータを含むサプライ側メタデータを生成して前記通信端末に送信し、前記認証パラメータを前記情報処理サーバの認証パラメータ記憶装置に記憶するステップと、
    、前記情報処理機器が波動伝送媒体を介した近接通信により前記通信端末から取得した前記サプライ側メタデータと前記情報処理機器が備える前記認証情報とを編集統合したデータを、前記情報処理サーバの認証情報取得手段によって、前記情報処理機器から受信するステップと、
    前記情報処理サーバの認証情報照合手段によって、前記認証パラメータ記憶装置を参照して、受信したデータに含まれる前記サプライ側メタデータが、前記サプライ側メタデータを生成するステップで生成されたサプライ側メタデータであり、更に、前記情報処理機器が備える前記認証情報が、前記認証情報記憶装置に記憶した前記認証情報と一致するか否かを判定し、その結果を前記通信端末に送信するステップ
    とを含むことを特徴とする電子商取引方法。
  11. 前記サプライ側メタデータを生成するステップにおいて、前記認証パラメータ記憶装置に、前記認証パラメータの有効日時を更に記憶し、
    前記認証情報を照合するステップにおいて、前記認証情報を取得するステップによって取得した日時が、前記認証パラメータ記憶装置に記憶された前記認証パラメータの有効日時以前の場合に認証を許可し、前記認証パラメータの有効日時以降の場合に認証を不可にすることを特徴とする請求項10に記載の電子商取引方法。
  12. 前記オープンプラットフォームシステムは、前記通信端末にコンテンツを提供するコンテンツ提供サーバを更に備えており、
    前記サプライ側メタデータを生成するステップにおいて、前記コンテンツ提供サーバから、前記通信端末の認証依頼を受信する
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の電子商取引方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011076447A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Dainippon Printing Co Ltd 商品管理システム、管理サーバ、管理方法及び管理プログラム等
JP2013196449A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Yamaha Corp アクセスキー供給装置、サーバ装置、認証システム及び端末装置

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