JP2004287592A - 決済システム、決済管理装置および方法、携帯情報端末および情報処理方法、並びにプログラム - Google Patents
決済システム、決済管理装置および方法、携帯情報端末および情報処理方法、並びにプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】広告媒体に印刷される2次元バーコード21乃至23には、その広告媒体に掲載される商品の購入手続きを行うための注文サイトのURLが埋め込まれている。携帯電話機1により、2次元バーコードの解析が行われ、取得されたURLに基づいて、注文サイトへのアクセスが行われる。このとき、携帯電話機1の表示部11には、注文サイトの画面として、商品に関する情報とともに、商品を注文するとき操作される注文ボタン32が表示され、注文ボタン32が押下されたとき、販売システムを管理する会社に対して、商品の申し込みが行われる。本発明は、携帯電話機やPDAなどの携帯情報端末に適用することができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、決済システム、決済管理装置および方法、携帯情報端末および情報処理方法、並びにプログラムに関し、特に、ユーザが、容易に、かつ気軽に、商品の購入申し込みを行うことができるようにするとともに、その代金の決済を、より安全に行うことができるようにする決済システム、決済管理装置および方法、携帯情報端末および情報処理方法、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネット上での商取引の普及に伴い、購入した商品の代金の決済システムが各種実現または提案されている。
【0003】
例えば、代金の決済システムとして、ICチップが内蔵されたクレジットカードを用いることが既に行われ、普及しつつある。
【0004】
この場合、ユーザは、パーソナルコンピュータに接続されたリーダライタに、自分自身のクレジットカードを載置するだけで、カードに内蔵されたICチップのメモリに記憶されているカード番号や有効期限等の情報を、暗号化して、その決済を管理するサーバに送信することができる。
【0005】
これにより、単に、ブラウザ上で、カード番号を直接入力する場合に課題となっていた、カード番号の漏洩などを防止することが可能となる。
【0006】
また、そのようなインターネット上での商取引における決済に、商品を購入した顧客の携帯電話機を用いることも提案されている(特許文献1)。
【0007】
この特許文献1に記載されている決済システムにおいては、決済を要求してきた携帯電話機の電話番号等から、顧客の銀行口座の情報が取得され、課金が行われるため、カード番号等の個人情報を送受信することなく、決済を行うことが可能とされている。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−56338号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のように、決済に関しては、各種のシステムが実現または提案されているものの、商品の購入自体は、未だ、特許文献1にも記載されているように、パーソナルコンピュータから所定のショッピングサイトにアクセスし、商品を検索して行ったり、或いは、携帯電話機のテンキーからURL(Uniform Resource Locator)を入力して、ショッピングサイトにアクセスし、購入する商品を検索して行ったりするにとどまり、商品の購入を、ユーザが気軽に行うことができないという課題があった。
【0010】
すなわち、ユーザは、パーソナルコンピュータのキーボードやマウスを操作したり、或いは、携帯電話機のボタンを操作して、ショッピングサイトにアクセスする必要がある。換言すれば、ユーザは、煩雑な操作をしなければ、ショッピングサイトにアクセスすることすらできない。
【0011】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザが、容易に、かつ気軽に、商品の購入申し込みを行うことができるようにするとともに、その代金の決済を、より安全に行うことができるようにするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の決済システムの決済管理装置は、携帯情報端末のユーザが加入する所定のクレジットサービスにおいて、ユーザに対して割り当てられている識別情報の、携帯情報端末への記憶を制御する記憶制御手段と、所定の商品の購入と、その代金の決済が携帯情報端末から要求されたとき、携帯情報端末に記憶されている識別情報に基づいて、代金の決済を行うとともに、商品の配送を、商品の販売を依頼してきた依頼元に要求する管理手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
また、本発明の決済システムの携帯情報端末は、識別情報を、決済管理装置からの指示に基づいて記憶する記憶手段と、商品の購入手続きを行うためのサイトのアドレスを取得する取得手段と、取得手段により取得されたアドレスに基づいて、サイトにアクセスし、商品の購入手続きを行う画面を表示させる表示手段と、表示手段により表示された画面において、商品の購入手続きが行われたとき、記憶手段により記憶されている識別情報を決済管理装置に送信し、商品の配送とともに、識別情報に基づく代金の決済を要求する要求手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
本発明の決済管理装置は、携帯情報端末のユーザが加入する所定のクレジットサービスにおいて、ユーザに対して割り当てられている識別情報の、携帯情報端末への記憶を制御する記憶制御手段と、ユーザが購入手続きを行った商品の代金の決済が携帯情報端末から要求されたとき、携帯情報端末に記憶されている識別情報に基づいて、代金の決済を行う決済手段とを備えることを特徴とする。
【0015】
本発明の決済管理装置は、識別情報とともに、クレジットサービスに関するクレジットサービス情報を記憶する記憶手段をさらに備えるようにすることができる。このとき、決済手段は、識別情報に基づいて、記憶手段により記憶されているクレジットサービス情報を取得し、決済を行う。
【0016】
本発明の決済管理装置は、ユーザが購入手続きを行った商品の配送を、商品の販売を依頼してきた依頼元に要求する要求手段をさらに備えるようにすることができる。
【0017】
本発明の決済管理装置は、商品に関する情報を記憶する記憶手段をさらに備えるようにすることができる。このとき、要求手段は、記憶手段により記憶されている商品に関する情報に基づいて、依頼元に対する、商品の配送を要求する。
【0018】
商品に関する情報は、依頼元により、記憶手段に登録されるようにすることができる。
【0019】
本発明の決済管理装置は、商品に関する情報が依頼元により登録されたとき、サイトを作成し、サイトのアドレスを発行する発行手段をさらに備えるようにすることができる。
【0020】
アドレスは、携帯情報端末において撮像し、解析可能な所定の図形画像に含まれるようにすることができる。
【0021】
図形画像は、商品の広告媒体に印刷されるようにすることができる。
【0022】
アドレスは、携帯情報端末が無線通信にて読み取り可能な、商品の広告媒体に配設されるICチップに記憶されるようにすることができる。
【0023】
本発明の決済管理装置は、商品の購入を行うための利用料金を、携帯情報端末のユーザに対して課金する課金手段をさらに備えるようにすることができる。
【0024】
本発明の決済管理装置は、商品の販売を依頼することに対する料金を、依頼元に対して課金する課金手段をさらに備えるようにすることができる。
【0025】
本発明の決済管理方法は、携帯情報端末のユーザが加入する所定のクレジットサービスにおいて、ユーザに対して割り当てられている識別情報の、携帯情報端末への記憶を制御する記憶制御ステップと、ユーザが購入手続きを行った商品の代金の決済が携帯情報端末から要求されたとき、携帯情報端末に記憶されている識別情報に基づいて、代金の決済を行う決済ステップとを含むことを特徴とする。
【0026】
本発明の第1のプログラムは、携帯情報端末のユーザが加入する所定のクレジットサービスにおいて、ユーザに対して割り当てられている識別情報の、携帯情報端末への記憶を制御する記憶制御ステップと、ユーザが購入手続きを行った商品の代金の決済が携帯情報端末から要求されたとき、携帯情報端末に記憶されている識別情報に基づいて、代金の決済を行う決済ステップとを含むことを特徴とする。
【0027】
本発明の携帯情報端末は、ユーザが加入する所定のクレジットサービスにおいて、ユーザに対して割り当てられている識別情報を、決済管理装置からの指示に基づいて記憶する記憶手段と、所定の商品の購入手続き行うためのサイトのアドレスを取得する取得手段と、取得手段により取得されたアドレスに基づいて、サイトにアクセスし、商品の購入手続きを行う画面を表示させる表示手段と、表示手段により表示された画面において、商品の購入手続きが行われたとき、記憶手段により記憶されている識別情報を決済管理装置に送信し、識別情報に基づく代金の決済を要求する要求手段とを備えることを特徴とする。
【0028】
本発明の携帯情報端末は、撮像手段をさらに備えるようにすることができる。このとき、取得手段は、撮像手段により撮像された所定の図形画像に基づいて、アドレスを取得する。
【0029】
本発明の携帯情報端末は、ユーザに対して発行されているクレジットカードに記憶されている識別情報を無線通信にて読み出す読み出し手段をさらに備えるようにすることができる。このとき、記憶手段は、読み出し手段により読み出された識別情報を、決済装置からの指示に基づいて記憶する。
【0030】
取得手段は、商品の広告媒体に配設されるICチップから、無線通信にてアドレスを取得するようにすることができる。
【0031】
要求手段は、識別情報に基づく代金の決済とともに、購入手続きが行われた商品の配送を要求するようにすることができる。
【0032】
本発明の携帯情報端末の情報処理方法は、ユーザが加入する所定のクレジットサービスにおいて、ユーザに対して割り当てられている識別情報を、決済管理装置からの指示に基づいて記憶する記憶ステップと、所定の商品の購入手続き行うためのサイトのアドレスを取得する取得ステップと、取得ステップの処理により取得されたアドレスに基づいて、サイトにアクセスし、商品の購入手続きを行う画面を表示させる表示ステップと、表示ステップの処理により表示された画面において、商品の購入手続きが行われたとき、記憶ステップの処理により記憶されている識別情報を決済管理装置に送信し、識別情報に基づく代金の決済を要求する要求ステップとを含むことを特徴とする。
【0033】
本発明の第2のプログラムは、ユーザが加入する所定のクレジットサービスにおいて、ユーザに対して割り当てられている識別情報を、決済管理装置からの指示に基づいて記憶する記憶ステップと、所定の商品の購入手続き行うためのサイトのアドレスを取得する取得ステップと、取得ステップの処理により取得されたアドレスに基づいて、サイトにアクセスし、商品の購入手続きを行う画面を表示させる表示ステップと、表示ステップの処理により表示された画面において、商品の購入手続きが行われたとき、記憶ステップの処理により記憶されている識別情報を決済管理装置に送信し、識別情報に基づく代金の決済を要求する要求ステップとを含むことを特徴とする。
【0034】
本発明の決済システムにおいては、携帯情報端末のユーザが加入する所定のクレジットサービスにおいて、ユーザに対して割り当てられている識別情報の、携帯情報端末への記憶が制御され、所定の商品の購入と、その代金の決済が携帯情報端末から要求されたとき、携帯情報端末に記憶されている識別情報に基づいて、代金の決済が行われるとともに、商品の配送が、商品の販売を依頼してきた依頼元に要求される。また、識別情報が、決済管理装置からの指示に基づいて記憶され、商品の購入手続きを行うためのサイトのアドレスが取得され、取得されたアドレスに基づいて、サイトにアクセスされ、商品の購入手続きを行う画面が表示される。さらに、商品の購入手続きが行われたとき、記憶されている識別情報が決済管理装置に送信され、商品の配送とともに、識別情報に基づく代金の決済が要求される。
【0035】
本発明の決済管理装置および方法、並びにプログラムにおいては、携帯情報端末のユーザが加入する所定のクレジットサービスにおいて、ユーザに対して割り当てられている識別情報の、携帯情報端末への記憶が制御され、ユーザが購入手続きを行った商品の代金の決済が携帯情報端末から要求されたとき、携帯情報端末に記憶されている識別情報に基づいて、代金の決済が行われる。
【0036】
本発明の携帯情報端末および情報処理方法、並びにプログラムにおいては、ユーザが加入する所定のクレジットサービスにおいて、ユーザに対して割り当てられている識別情報が、決済管理装置からの指示に基づいて記憶され、所定の商品の購入手続き行うためのサイトのアドレスが取得される。また、取得されたアドレスに基づいて、サイトにアクセスされ、商品の購入手続きを行う画面を表示される。さらに、商品の購入手続きが行われたとき、記憶されている識別情報が決済管理装置に送信され、識別情報に基づく代金の決済が要求される。
【0037】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用した販売システムにおける、商品の注文時の動作の例について示す図である。
【0038】
本発明を適用した販売システムにおいては、ユーザは、携帯電話機1を用いて、外出先や自宅から、好みの商品の注文(購入の注文、予約の注文等)を行うことができる。
【0039】
具体的には、ユーザは、携帯電話機1に設けられているカメラ12で撮影した2次元バーコードに関連付けられている商品の注文を行うことができる。2次元バーコードは、例えば、販売システムを管理する会社により発行され、図1に示されるように、電車内の中吊り広告、新聞や雑誌に掲載される広告、通信販売カタログなどの、様々な広告媒体に印刷される。
【0040】
図2Aは、電車内の中吊り広告の例を示す図であり、図2Bは、雑誌に掲載されている広告の例を示す図である。図に示されるように、2次元バーコードは、商品の写真や説明の周囲などの所定の位置に印刷される。
【0041】
図2Aの左側の中吊り広告は、デジタルカメラに関する広告であり、右側の中吊り広告は、パソコンに関する広告である。図2Aにおいては、それぞれの広告の右下に、広告に掲載されている商品の注文手続きを行うことができる注文サイトのアドレス(URL(Uniform Resource Locator))が埋め込まれている2次元バーコード21Aおよび21Bが印刷されている。
【0042】
従って、ユーザは、図2Aの左側の中吊り広告を見て、デジタルカメラを購入しようとした場合、2次元バーコード21Aを撮影することで、デジタルカメラの注文サイトの画面を携帯電話機1に表示させることができ、右側の中吊り広告に印刷されている2次元バーコード21Bを撮影することで、パーソナルコンピュータの注文サイトの画面を表示させることができる。
【0043】
同様に、ユーザは、図2Bの雑誌に掲載されている広告の2次元バーコード22から、テレビジョン受像機の注文サイトの画面を携帯電話機1に表示させることができる。このように、例えば、1つの2次元バーコードには、1つの商品が関連付けられている。
【0044】
すなわち、携帯電話機1においては、ユーザから、注文サイトへのアクセスが指示されたとき、撮影された2次元バーコードの解析が行われ、白黒のパターンにより表されるURLが取得される。そして、取得されたURLにより指定される注文サイトへのアクセスが、携帯電話機ネットワークを介して行われる。
【0045】
図1の例においては、撮影された2次元バーコードから、「http://www.mobile.com/abcshop」のURL31が取得され、URL31により指定される注文サイトにアクセスすることが第1回目のクリックで指示されることに応じて、注文サイトの画面が、白抜き矢印の先に示されるように携帯電話機1の表示部11に表示されている。
【0046】
例えば、注文サイトの画面には、加盟店(携帯電話機1から商品を購入できるサービスに加盟している会社、店舗等)の名称、商品名、サイズ、カラー、および単価等の商品情報とともに、商品を注文するとき操作される注文ボタン32が、操作ボタン13の1回の操作(クリック)で押下できるように表示される。
【0047】
従って、ユーザは、2次元バーコード21を撮影した後、第1回目のクリック(操作ボタン13の操作)で、所定の商品の購入手続きを行う注文サイトの画面を表示させることができ、第2回目のクリックで、商品を注文することができる。
【0048】
ユーザにより注文された商品に関する情報、および、その代金の決済のための情報は、販売システムを管理する決済管理会社51(図4)に送信される。例えば、商品に関する情報として、商品の識別情報、個数等が送信され、決済のための情報として、ユーザが加入しているクレジットサービスにおいて発行されたクレジットカードの識別情報であるカードIDが、ユーザの入力操作によらずに、自動的に送信される。従って、ユーザは、この販売システムを利用する前に、クレジットカードのカードIDを携帯電話機1に登録しておく必要がある。
【0049】
図3Aは、カードIDを携帯電話機1に登録する動作の例を示す図である。
【0050】
携帯電話機1へのカードIDの登録は、図3Aに示されるように、例えば、所定の案内に従って、ユーザのクレジットカード41が携帯電話機1にかざされることで行われる。
【0051】
図3Aにおいては、クレジットカード41に配設されている非接触ICチップ41Aに、携帯電話機1に内蔵される非接触ICカード・リーダライタチップ171(図7)がユーザにより近接されている。例えば、非接触ICカード・リーダライタチップ171が内蔵される位置に対応する携帯電話機1の筐体表面(この例では、筐体の下方の背面)には、図3Bに示されるように、その内部に、非接触ICカード・リーダライタチップ171があることを表すマーク1Bがプリントており、ユーザは、このマーク1Bを非接触ICチップ41Aに近接させることで、カードIDの登録を行う。
【0052】
ユーザにより、マーク1B(非接触ICカード・リーダライタチップ171)が非接触ICチップ41Aに近接されたとき、クレジットカード41に配設されている非接触ICチップ41Aに記憶されているカードIDが、携帯電話機1の非接触ICカード・リーダライタチップ171により無線通信を介して読み出され、携帯電話機ネットワークを介して、決済管理会社51に用意される所定のシステムに携帯電話機1から送信される。そして、カードIDの認証が行われた後に行われる、そのシステムによる指示に基づいて、携帯電話機1の非接触ICカード・リーダライタチップ171にカードIDが登録される。決済管理会社51のシステムにおいては、クレジットカード41のカード番号、有効期限、利用者名等の情報が、カードIDと対応付けて管理される。
【0053】
本システムにおいては、セキュリティ上、クレジットカード41内には直接クレジットカード番号は記憶せず、カードIDに変換された情報を携帯電話機1へ読み込むようにしているが、カード内にクレジットカード番号が直接記憶されている場合は、クレジットカード番号を直接読み込むようにしても良い。
【0054】
これにより、ユーザは、携帯電話機1を、自分のクレジットカード41の子カードとして利用し、購入した商品の代金を支払うことができる。クレジットカード41の非接触ICチップ41Aから読み出されたカードIDの登録処理については、後に詳述する。
【0055】
図3Bは、カードIDを携帯電話機1に登録する他の動作の例を示す図であり、この例においては、携帯電話機1の背面に形成されるスロット1AにSIM(Subscriber Identity Module)カード42が挿入されることで、カードIDの登録が行われている。スロット1Aは、例えば、所定の蓋部材が外されたときに現れ、図3Bは、そのときの外観を示している。
【0056】
SIMカード42がスロット1Aに挿入されたとき、SIMカード42に配設されるチップ42Aに記憶されているカードIDが携帯電話機1により読み出され、携帯電話機1のメモリに記憶される。
【0057】
このように、非接触型の登録動作(図3A)だけでなく、接触型の登録動作(図3B)によって、携帯電話機1にカードIDが登録されるようにしてもよい。
【0058】
以上のようにして携帯電話機1に登録されたカードIDを用いて、携帯電話機1のカメラ12で撮影した2次元バーコードから、購入する商品の検索ページを経ることなく、直接、所定の商品の注文サイトにアクセスし、決済を行うことができるため、ユーザは、場所の制約を受けることなく、かつ、容易に、商品の注文手続きを行うことができる。
【0059】
また、商品の申し込みを気軽に行うことができることにより、商品を販売する側としても、売り上げの増加が期待でき、それによる利益を得ることができる。
【0060】
なお、図1の例においては、テレビショッピングで放送された商品コード24がユーザにより入力されたとき、商品コード24に基づいて注文サイトのアドレスが検索され、取得されたアドレスに基づいて、注文サイトへのアクセスが自動的に行われるようになされている。これによっても、ユーザは、例えば、所定の桁数の数字を入力するだけといった、非常に簡単な操作で、注文サイトの画面を表示させることができる。
【0061】
この場合、商品コード24と、注文サイトのアドレスの対応は、例えば、決済管理会社51の所定のシステムにより管理される。
【0062】
図4は、本発明を適用した販売システムの構成例を示す図である。図1と同一の部分については、同一の符号が付されている。
【0063】
決済管理会社51は、カード管理システム61、商品マスタ62、管理システム63、会員マスタ64を有しており、主に、商品の一次受注、および、決済を管理する。
【0064】
カード管理システム61は、この販売システムを利用するためのモバイル決済用アプリケーションを携帯電話機1に提供するとともに、携帯電話機1の非接触ICカード・リーダライタチップに記憶されるカードIDを管理する。モバイル決済用アプリケーションのダウンロード(携帯電話機1への提供)、および、カードIDの書き込みは、図の破線で示されるように、携帯電話機ネットワーク52を介して行われる。
【0065】
商品マスタ62は、ユーザに販売する商品の情報を管理する。後に詳述するように、商品マスタ62により管理される商品の情報は、その商品の販売元である加盟店(メーカ、販売店等)により登録される。すなわち、決済管理会社51は、販売を依頼してくる依頼元としての加盟店と、ユーザの仲介となる役割を有している。
【0066】
管理システム63は、ユーザ(携帯電話機1)による商品の注文の受け付け、および、通信販売会社53、デジタルコンテンツ事業者54、メーカ55等の加盟店に対する、商品の発注等の各種の処理を管理する。
【0067】
例えば、注文する商品の識別情報と、カードIDが携帯電話機1から送信されてきたとき、管理システム63は、商品の識別情報に基づいて、その商品を販売する販売元の情報や価格などの商品情報を商品マスタ62から取得するとともに、カードIDに基づいて、ユーザが有するクレジットカードのカード番号や有効期限等の属性情報を会員マスタ64から取得する。また、管理システム63は、属性情報等を含む注文情報を、ユーザが注文した商品の販売元である、通信販売会社53、デジタルコンテンツ事業者54、メーカ55に適宜送信し、商品の配送依頼を行う。管理システム63から送信される注文情報には、配送先の情報、商品コード、適宜行われる与信の結果(オーソリ結果)、受注番号等の情報も含まれる。
【0068】
会員マスタ64は、カードIDと対応付けて、携帯電話機1のユーザに発行されたクレジットカードのカード番号等の属性情報(クレジットサービス情報)を管理する。会員マスタ64により管理される属性情報は、ユーザにより登録されるようにしてもよいし、クレジットサービス会社のデータベースから取得されるようにしてもよい。例えば、決済管理会社51が、クレジットカードの発行業務をも行っている場合、そのデータベースから、カード番号等の属性情報が取得される。
【0069】
図4においては、決済管理会社51が管理する販売システムの加盟店として、通信販売会社53、デジタルコンテンツ事業者54、およびメーカ55が示されており、それらの加盟店は、決済管理会社51から注文情報が送信されてきたとき、在庫の確認、受注処理、商品の発送手配等を行う。
【0070】
図5は、図4の決済管理会社51および加盟店111(通信販売会社53、デジタルコンテンツ事業者54、メーカ55等)に用意されるシステムの、より詳細な構成例を示す図である。
【0071】
決済管理会社51が有するカード管理システム61のアプリケーション管理サーバ81は、モバイル決済用アプリケーションのダウンロードを管理し、基地局71および携帯電話機ネットワーク52を介して、携帯電話機1にモバイル決済用アプリケーションを提供する。また、アプリケーション管理サーバ81は、認証部91を有しており、携帯電話機1から送信されてくるカードIDの有効性の確認(判定)や、パスワードやIDに基づく、ユーザ認証を行う。
【0072】
セキュアサーバ82は、携帯電話機1において実現されているセキュアクライアント202(図8)との間で、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)による通信と連動して、所定のプロトコルに従った暗号化通信を行う。セキュアサーバ82による通信が確立された後、SAM(Secure Application Module)83による、非接触ICカード・リーダライタチップ171に対する情報の書き込みなどが可能とされる。
【0073】
SAM83は、携帯電話機1の非接触ICカード・リーダライタチップ171(図7)の認証等を行った後、所定のコマンドを生成し、非接触ICカード・リーダライタチップ171に記憶されている情報の読み出しや、非接触ICカード・リーダライタチップ171に対する情報の書き込み等を行う。非接触ICカード・リーダライタチップ171へのデータの書き込みは、例えば、SAM83と同様の機能を有するモジュールが設けられている機器によってのみ可能とされる。
【0074】
モバイル決済システム101は、上述した、商品マスタ62、管理システム63、および、会員マスタ64により構成される。
【0075】
商品マスタ62は、加盟店111に用意されている受注・発注在庫管理システム121のブラウザ131から送信される商品情報を記憶する。すなわち、各加盟店は、販売を決済管理会社51に依頼する商品の情報を、ブラウザにより表示される画面から登録することができる。
【0076】
受注・発注在庫管理システム121は、加盟店111の従業員により、管理システム63が管理する商品情報の登録サイトにアクセスすることが指示されたとき、その登録サイトにアクセスし、ブラウザ131により、登録サイトの画面を表示させる。そして、受注・発注在庫管理システム121は、登録サイトの画面に入力された商品情報を管理システム63に送信し、商品情報を登録する。
【0077】
また、受注・発注在庫管理システム121は、管理システム63から送信される注文情報を受信し、所定の受注処理や、商品73の配送処理を行う。例えば、受注処理として、受注・発注在庫管理システム121は、受注確認メール72をメールサーバ122から携帯電話機1に送信したり、或いは、在庫の管理を行う。
【0078】
図6は、図4または図5の管理システム63の機能構成例を示すブロック図である。
【0079】
商品情報登録部141は、受注・発注在庫管理システム121のブラウザ131から送信されてくる商品情報を受信し、それを商品マスタ62に登録する。商品情報登録部141により商品マスタ62に登録された商品情報は、適宜、2次元バーコード生成部142、注文サイト管理部143に出力される。
【0080】
2次元バーコード生成部142は、受注・発注在庫管理システム121により商品情報が登録され、その商品用の注文サイトが用意されることに応じて、用意された注文サイトのURLを表す2次元バーコード(図形画像)を生成する。2次元バーコード生成部142により生成された2次元バーコードは、加盟店111や、加盟店111の商品の広告を代理する広告代理店などに発行される。
【0081】
注文サイト管理部143は、商品情報が登録されることに応じて、商品の注文手続きを行うことができる注文サイトを用意する。また、注文サイト管理部143は、注文サイトにアクセスしてきたユーザにより、商品の注文が申し込まれたとき、その申し込みと同時に、携帯電話機1から送信されてくる商品の識別情報に基づいて、商品に関する詳細な情報を商品マスタ62から取得し、それを注文受付部144に出力するとともに、携帯電話機1から送信されるカードIDを注文受付部144に出力する。
【0082】
注文受付部144は、注文管理サイト143から供給されるカードIDに基づいて、ユーザのクレジットカード番号や有効期限、発行元等の属性情報を会員マスタ64から取得し、必要に応じて、与信を行う。その与信が成功したとき、注文受付部144は、属性情報とともに、注文サイト管理部143から供給される商品情報を発注部145に出力し、加盟店111への発注を依頼する。
【0083】
発注部145は、上述した注文情報を加盟店111に送信し、商品の配送を依頼する。
【0084】
図7は、携帯電話機1の構成例を示すブロック図である。
【0085】
CPU(Central Processing Unit)168は、ROM(Read Only Memory)169に格納されている制御プログラムをRAM(Random Access Memory)170に展開し、制御プログラムに従って携帯電話機1の全体の動作を制御する。例えば、CPU168は、ユーザからの指示に基づいて、DSP(Digital Signal Processor)164を制御し、基地局71、携帯電話機ネットワーク52を介しての通信を制御する。
【0086】
送信部162および受信部163においては、例えば、PDC(Personal Digital Cellular)方式、またはW−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)方式に準拠した通信が行われる。
【0087】
送信部162は、DSP164から音声情報が供給されてきたとき、ディジタルアナログ変換処理、および周波数変換処理等の所定の処理を施し、得られた音声信号を、基地局71により選択された所定の送信キャリア周波数の無線チャネルによりアンテナ161から送信する。
【0088】
受信部163は、例えば、音声通話モード時において、アンテナ161で受信されたRF信号を増幅して周波数変換処理およびアナログディジタル変換処理等の所定の処理を施し、得られた音声情報をDSP164に出力する。
【0089】
DSP164は、受信部163から供給されてくる音声情報に対して、例えば、スペクトラム逆拡散処理を施し、得られたデータを音声処理部165に出力する。また、DSP164は、音声処理部165から供給されてくる音声情報に対してスペクトラム拡散処理を施し、得られたデータを送信部162に出力する。
【0090】
音声処理部165は、マイクロフォン167により集音されたユーザの音声を音声情報に変換し、それをDSP164に出力する。また、音声処理部165は、DSP164から供給されてきた音声情報をアナログ音声信号に変換し、対応する音声信号をスピーカ166から出力する。
【0091】
表示部11は、LCD(Liquid Crystal Display)などにより構成され、CPU168から供給されてきた情報に基づいて、対応する画面を表示する。
【0092】
カメラ12は、CPU168による制御に従って撮影し、得られた画像をCPU168に出力する。
【0093】
入力部13は、携帯電話機の筐体表面に設けられているテンキー、通話ボタン、および電源ボタン等の各種のボタンに対するユーザの入力を検出し、対応する信号をCPU168に出力する。
【0094】
非接触ICカード・リーダライタチップ171は、外部のリーダライタに対する非接触ICカードとしての機能と、外部の非接触ICカードに対するリーダライタとしての機能を実現する1チップのモジュールである。
【0095】
例えば、非接触ICカードの機能が有効になっている場合、非接触ICカード・リーダライタチップ171は、外部のリーダライタとの間で非接触により通信を行い、メモリ181に保存されている所定の情報を提供する。一方、リーダライタの機能が有効になっている場合、非接触ICカード・リーダライタチップ171は、携帯電話機1にかざされた(近接された)クレジットカードに設けられている非接触ICカードとの間で非接触により通信を行い、その非接触ICカードのメモリに保存されている各種の情報の読み出しや、情報の書き込みを行う。
【0096】
なお、図7においては、アンテナ182が1つだけ図示されているが、非接触ICカード・リーダライタチップ171が非接触ICカードとして機能するときに用いられるアンテナと、リーダライタとして機能するときに用いられるアンテナがそれぞれ設けられるようにしてもよい。
【0097】
図8は、携帯電話機1の機能構成例を示すブロック図である。
【0098】
図7の各機能部は、CPU168、および、非接触ICカード・リーダライタチップ171の図示せぬCPUにより所定のプログラムが実行されることで実現される。例えば、画像解析部191、通信制御部192、撮影制御部193、表示制御部194は、アプリケーション管理サーバ81からダウンロードされたモバイル決済用アプリケーションが実行されることにより実現される。
【0099】
画像解析部191は、カメラ12により撮影され、撮影制御部193から供給される2次元バーコードの白黒のパターンを解析し、2次元バーコードに含まれるURLを取得する。画像解析部191により取得されたURLは、通信制御部192に出力される。
【0100】
通信制御部192は、送信部162および受信部163を制御し、例えば、ブラウザ202により、決済管理会社51のカード管理システム61とHTTPによる通信を行うとともに、セキュアクライアント202により、セキュアサーバ82との間で行われる通信の暗号化処理、復号処理等を制御する。
【0101】
表示制御部194は、表示部11の表示を制御する。例えば、表示制御部194は、2次元バーコードを解析することでアクセスされた、商品の注文サイトの画面を表示部11に表示させる。
【0102】
チップ制御部195の非接触ICカード制御部211は、非接触ICカード・リーダライタチップ171を制御して、非接触ICカードとしての機能を実現し、例えば、外部のリーダライタからの要求に応じて、メモリ181に記憶されている情報を提供する。リーダライタ制御部212は、非接触ICカードリーダライタとしての機能を実現し、外部の非接触ICカードに記憶されているデータの管理などを行う。
【0103】
メモリ管理部213は、メモリ181に記憶されている情報の読み出し、および、メモリ181への情報の書き込みを管理する。
【0104】
図9は、メモリ管理部213により管理されるメモリ181の例を示す図である。
【0105】
図に示されるように、メモリ181には、共通領域181Aと個別領域181Bが形成される。共通領域181Aは、非接触ICカード・リーダライタチップ171を利用するそれぞれのアプリケーションが、自由に、そこに領域を形成し、データを記憶させることが可能な領域であり、個別領域181Bは、例えば、携帯電話機1のキャリアなどの所定の企業等に、専用のものとして予め割り当てられている領域である。
【0106】
共通領域181Aには、例えば、カード管理システム61のSAM83からの指示に基づいて、カードID等の情報が記憶される。また、決済管理会社51が、電子マネーの発行をも行っている場合、共通領域181Aには、その発行を管理する電子マネー管理システム181のSAM233からの指示に基づいて、電子マネー情報等も記憶される。
【0107】
一方、個別領域181Bには、例えば、携帯電話機1のキャリアが管理する、サービス提供者241A乃至241Cから供給される情報が記憶される。
【0108】
なお、上述したように、セキュアサーバを有しているシステムのみが、携帯電話機1のセキュアクライアント202との間で暗号化通信を行うことができ、また、SAMを有しているシステムのみが、所定の情報をメモリ181に書き込むことが可能である。従って、アプリケーション管理システム251、セキュアサーバ252、SAM253からなる通信管理システムを、サービス提供者201A乃至201Cに対して提供する有償のサービス(通信代行サービス)を、決済管理会社51が行うようにしてもよい。
【0109】
図8の説明に戻り、通信制御部214は、非接触ICカード制御部211、リーダライタ制御部212からの指示に基づいて、アンテナ182の負荷を制御し、外部のリーダライタや非接触ICカードとの間で行われる近距離の無線通信を制御する。
【0110】
携帯電話機1以外の、図4および図5の各システムは、例えば、図10に示されるようなパーソナルコンピュータが単独で、或いは、複数が協働して実現される。
【0111】
CPU261は、ROM262に記憶されているプログラム、または、記憶部268からRAM263にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM263にはまた、CPU261が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
【0112】
CPU261、ROM262、およびRAM263は、バス264を介して相互に接続されている。このバス264にはまた、入出力インタフェース265も接続されている。
【0113】
入出力インタフェース265には、キーボードやマウスなどから構成される入力部266、LCDなどのディスプレイからなる出力部267、ハードディスクなどより構成される記憶部268、および、通信部269が接続されている。通信部269は、ネットワークを介しての通信を行う。
【0114】
入出力インタフェース265には、必要に応じてドライブ270が接続され、磁気ディスク271、光ディスク272、光磁気ディスク273、或いは半導体メモリ274などが適宜装着され、それから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部268にインストールされる。
【0115】
以下、適宜、図10の構成を、図4および図5の各システムの構成として引用する。
【0116】
次に、以上の構成を有する販売システムの動作について説明する。
【0117】
始めに、図11のフローチャートを参照して、カードIDを携帯電話機1に登録する処理について説明する。
【0118】
ステップS1において、携帯電話機1のCPU168は、ユーザからの指示に従ってブラウザ201を起動する。ブラウザ201が起動された後、通信制御部192は、ステップS2において、カード管理システム61のアプリケーション管理サーバ81(図5)により管理される登録サイトに、基地局71および携帯電話機ネットワーク52を介してアクセスし、カードIDの登録を要求する。
【0119】
アプリケーション管理サーバ81は、ステップS21において、携帯電話機1からの要求を受信し、ステップS22に進み、モバイル決済用アプリケーションのダウンロードを開始する。
【0120】
携帯電話機1は、アプリケーション管理サーバ81からダウンロードされたモバイル決済用アプリケーションを、ステップS3において受信し、そのダウンロードが完了したとき、ステップS4に進み、モバイル決済用アプリケーションを起動する。これにより、携帯電話機1にセキュアクライアント202が実現され、カード管理システム61のセキュアサーバ82との間で、セキュアな通信が実現される。
【0121】
ステップS5において、表示制御部194は、ユーザに対して、クレジットカードを携帯電話機1(非接触ICカード・リーダライタチップ171)にかざすことを案内する画面を表示部11に表示させる。
【0122】
また、このとき、ユーザに予め割り当てられているPIN(Personal Identification Number)の入力も案内される。通信制御部192は、その案内に応じて入力されたPINを送信部162からアプリケーション管理サーバ81に送信する。
【0123】
携帯電話機1から送信されたPINを受信したアプリケーション管理サーバ81により、ステップS23において、その認証が行われ、認証が成功したとき、それ以降の処理が行われる。
【0124】
PINを送信し、その認証が行われた後、リーダライタ制御部212は、非接触ICカード・リーダライタチップ171を制御し、クレジットカードに配設されている非接触ICカードの探索(ポーリング)を開始する。
【0125】
表示部11に表示される案内に従って、ユーザは、図3Aに示されるように、自分のクレジットカード41を携帯電話機1にかざし(近接させ)、非接触ICカード41Aに記憶されているカードIDを非接触ICカード・リーダライタチップ171に読み取らせる。
【0126】
クレジットカード41が近接されたことを検出したとき、ステップS7において、リーダライタ制御部212は、非接触ICカード41Aに記憶されているカードIDを読み出す。リーダライタ制御部212により読み出されたカードIDは、セキュアクライアント202に出力される。
【0127】
セキュアクライアント202は、ステップS8において、カードIDをカード管理システム61に送信し、カードIDを、メモリ181に書き込むことを要求する。
【0128】
ステップS24において、カード管理システム61の認証部91は、携帯電話機1から送信されてきたカードIDを受信する。なお、カードIDは、携帯電話機1のセキュアクライアント202により暗号化が施されて送信され、セキュアサーバ82により復号される。他の情報も、必要に応じて、セキュアサーバ82とセキュアクライアント202により、暗号化処理が施されて送受信される。
【0129】
また、ステップS24において、認証部91は、図示せぬカード会社のデータベースに記憶されている情報に基づいて、携帯電話機1から送信されてきたカードIDが有効なものであるか否かを判定する。なお、携帯電話機1のユーザに、パスワードやIDの入力を要求し、要求に応じて入力されたパスワード等の情報にも基づいて、カードIDの有効性の確認が行われるようにしてもよい。
【0130】
カードIDが有効なものであることが認証部91により確認されたとき、ステップS25において、カード管理システム61のSAM83は、携帯電話機1に対して、カードIDを登録するためのエリアの作成、および、作成したエリアへのサービスの登録を指示するコマンドをセキュアサーバ82を介して送信する。ここで送信されるサービスの登録を指示するコマンドには、例えば、カードIDに基づいて取得された、ユーザが携帯電話機1にかざしたクレジットカードの発行元であるクレジットサービスのサービス名、サービスの識別情報等が含まれている。
【0131】
携帯電話機1のセキュアクライアント202は、ステップS9において、SAM83から送信されてきたコマンドを受信し、それをメモリ管理部213に出力する。メモリ管理部213は、ステップS10において、供給されてきたコマンドに従って、カードIDを登録する領域(カードエリア)を、メモリ181の共通領域181Aに作成するとともに、サービスを登録する。
【0132】
カードエリアの作成、および、サービスの登録が完了したとき、ステップS11において、セキュアクライアント202は、カードIDの書き込みをカード管理システム61に対して要求する。
【0133】
携帯電話機1からの要求は、ステップS26において、カード管理システム61のSAM83により受信される。SAM83は、携帯電話機1のメモリ181に作成されたカードエリアに、カードIDを書き込ませるためのコマンドを作成し、ステップS27に進み、それを携帯電話機1に対して送信する。
【0134】
SAM83から送信されたコマンドは、ステップS12において、セキュアクライアント202により受信され、メモリ管理部213に出力される。メモリ管理部213は、ステップS13において、SAM83から送信されてきたコマンドに従って、ステップS10で登録したサービスに対応付けて、登録が指示されたクレジットカードのカードIDを登録する。
【0135】
また、メモリ管理部203は、カードID(クレジットカード)の有効期限等の情報も、必要に応じて、カードIDとともにメモリ181に登録する。
【0136】
図12A乃至図12Dは、メモリ181の状態の遷移の例を示す図である。
【0137】
図12Aは、メモリ181の出荷時の状態を示す図であり、例えば、SAM83から、カードエリアの作成、および、サービスの登録コマンドが送信されてきたタイミングで、共通領域181Aが活性化され(図12B)、続けて、カードエリア281が作成される(図12C)。
【0138】
カードエリア281が作成された後、図11Dに示されるように、カードエリア281に、クレジットサービスの情報とカードIDが登録される。図11Dの例においては、サービス名である「サービスA」と、カードIDである「0001」が、カードエリア281に書き込まれている。
【0139】
カードIDの書き込みが完了したとき、ステップS14において、セキュアクライアント202は、カード管理システム61に対して、カードIDの書き込みが正常に完了したことを通知する。
【0140】
携帯電話機1からの通知を、ステップS28において受信した管理システム63は、携帯電話機1のユーザの情報を、販売システムの会員の情報として会員マスタ64に登録し、処理を終了させる。
【0141】
図13は、会員マスタ64に登録される情報の例を示す図である。
【0142】
例えば、カードID、クレジットカードのカード番号、発行元、有効期限、氏名、住所、メールアドレス等の情報が、販売システムの会員の情報として登録される。
【0143】
このように、住所やメールアドレス等が、会員マスタ64に予め登録されているため、ユーザは、商品を購入する毎に、それらの情報を入力することなく、登録している住所を商品の配送先とすることができ、また、メールアドレスを、加盟店111からの確認メールの送信先とすることができる。
【0144】
なお、図13の例においては、カードID「0001」に対応付けて、カード番号「0000−0000−0000−0000」、発行元「JCC」、有効期限「05/05(2005年5月)」、氏名「YAMADA」、住所「東京・・」、メールアドレス「YAMADA@A.co.jp」が登録され、同様に、それ以外の会員の情報も登録されている。配送先等の情報は、必要に応じて、郵便や、上述したセキュアサーバ82とセキュアクライアント202の間で行われる暗号化通信を介して、ユーザにより登録される。
【0145】
このように、パスワードなどを用いて、携帯電話機1のユーザが、クレジットサービスの契約者(クレジットカードの発行を受けているユーザ)であることを確認したり、カードIDの有効性を確認してから、カード管理システム61のSAM83によりカード情報が登録されるようにしたため、いわゆる「なりすまし」などの不正な行為を防止することができる。仮に、ユーザが、カードIDを携帯電話機に直接登録できるとした場合、他人のカードIDなどを、自分自身の携帯電話機に登録することができ、容易に、「なりすまし」などの不正な行為が可能となるが、以上の処理により、それが不可能となる。
【0146】
また、携帯電話機1とカード管理システム61等の間で送受信される情報には、セキュアサーバ82とセキュアクライアント202により管理されている鍵情報に基づく暗号化が施されるため、カードID等の漏洩を防止することができる。
【0147】
さらに、クレジットカードを携帯電話機1にかざすといった、より直感的な操作で、カードIDを登録することができる。従って、ユーザは、パスワード等の入力のみで、煩雑な操作をすることなく、それを行うことができる。
【0148】
次に、図14のフローチャートを参照して、カードIDを携帯電話機1に登録する、他の処理について説明する。
【0149】
図14の処理は、携帯電話機1により、クレジットカードからカードIDが読み出され、それが決済管理会社51(カード管理システム61)に送信されるのではなく、携帯電話機1から送信されてきた所定の識別情報に基づいて、決済管理会社51が、ユーザのカードIDを取得し、その有効性を確認する点が、図11の処理と異なっている。
【0150】
従って、実際に(物理的に)クレジットカードが発行されていない場合であっても、識別情報さえ発行されていれば、ユーザは、その識別情報に対応するカードIDを携帯電話機1に登録させることができる。
【0151】
図14の処理は、基本的には、図11を参照して説明した処理と同様である。すなわち、ステップS40において、携帯電話機1のCPU168は、ユーザからの指示に応じてブラウザ201を起動し、例えば、カード管理システム61のアプリケーション管理サーバ81により管理される登録サイトにアクセスする。
【0152】
登録サイトにアクセスしたとき、携帯電話機1の表示部11には、ユーザに発行されている識別情報を入力する入力画面が表示されるため、ユーザは、その入力画面に従って、識別情報を入力する。
【0153】
例えば、識別情報として、クレジットカードの発行の際に、ユーザに予め通知されているパスワードやサービスID、クレジットカード番号のうちの所定の桁数の番号、クレジットカードの裏面に印刷されているCVV(Card Verification Value)等が用いられる。当然、クレジットカード番号の全ての桁数を識別情報として用いるようにしてもよいが、クレジットカード番号の漏洩を防止するため、これらの番号を用いることが好ましい。
【0154】
ユーザにより入力された識別情報は、ステップ42において、カード管理システム61に送信される。
【0155】
アプリケーション管理サーバ81の認証部91は、ステップS61において、携帯電話機1から送信されてきた識別情報を受信し、ステップS62に進み、識別情報に基づいて、カードIDを取得する。例えば、識別情報とカードIDを対応付けて管理する会員マスタ64や、所定のクレジットサービス会社のデータベースから、識別情報に対応するカードID(ユーザが登録を希望するカードID)が取得される。
【0156】
ステップS63において、認証部91は、取得したカードIDの有効性を確認し、カードIDが有効であることを確認したとき、それ以降の処理を行う。
【0157】
また、識別情報の他に、ユーザに対してPINの入力も案内され、それによる認証が行われるようにしてもよい。この場合、通信制御部192は、ステップS43において、案内に応じてユーザにより入力されたPINを送信部162からアプリケーション管理サーバ81に送信し、ステップS64において行われる認証が成功したとき、それ以降の処理を行う。
【0158】
アプリケーション管理サーバ81は、カードIDの有効性の確認、および、PINの認証を行った後、ステップS65において、モバイル決済用アプリケーションのダウンロードを開始する。
【0159】
携帯電話機1のCPU168は、ステップS44において受信されるモバイル決済用アプリケーションのダウンロードが完了したとき、ステップS45に進み、それを起動する。
【0160】
ステップS66において、カード管理システム61のSAM83は、出荷時に、メモリ181の共通領域181Aに設定されている仮の鍵情報を更新するコマンドを携帯電話機1に送信する。
【0161】
携帯電話機1のメモリ管理部213は、ステップ46において、SAM83から送信されてきたコマンドを受信し、ステップ47に進み、カードエリア281に設定する鍵情報を更新する。
【0162】
携帯電話機1のメモリ181において更新された鍵情報に対応する鍵情報が、カード管理システム61のSAM83に用意されるため、これ以降、その鍵情報を有する機器のみが、携帯電話機1のメモリ181に記憶されているカードIDを読み出すことができる。
【0163】
ステップ48以降の、携帯電話機1と、決済管理会社51の各システム間の処理は、図11のステップS9乃至S14,S25乃至S28の処理とそれぞれ同様である。
【0164】
すなわち、ステップS67において、カード管理システム61のSAM83により、カードIDを登録するためのエリアの作成、および、作成したエリアへのサービスの登録を指示するコマンドが携帯電話機1に対して送信され、このコマンドをステップS48で取得したメモリ管理部213により、ステップS49において、カードエリアの作成と、サービスの登録が行われる。
【0165】
カードエリアの作成、および、サービスの登録が完了したとき、ステップS50において、携帯電話機1のセキュアクライアント202からカード管理システム61に対して、カードIDの書き込みが要求され、この要求に応じてカード管理システム61のSAM83から送信されてきたコマンドに基づいて、ステップS52において、カードエリア281にカードIDが書き込まれる。
【0166】
カードIDの書き込みが完了したとき、セキュアクライアント202からカード管理システム61に対して、カードIDの書き込みが正常に完了したことが通知され、ステップS70において、携帯電話機1のユーザに関する情報が、販売システムの会員の情報として登録された後、処理が終了される。
【0167】
以上のように、実際にクレジットカードがユーザに発行されていない場合であっても、クレジットサービスを契約しているユーザは、所定の識別情報を入力しさえすれば、カードIDを携帯電話機1に登録することができ、それによる決済を行うことができる。
【0168】
以上のようにして携帯電話機1にカードIDを登録させた後、ユーザは、携帯電話機1で撮影した2次元バーコードから所定の商品の注文サイトにアクセスし、商品の購入を申し込むとともに、カードIDによるクレジット決済を行うことができる。
【0169】
以上のような登録処理が繰り返し行われ、複数のクレジットカードに対応するカードIDが携帯電話機1に登録されるようにしてもよい。この場合、ユーザは、複数のカードIDから所定のカードIDを選択し、それによる代金の決済を行うことができる。
【0170】
次に、図15のフローチャートを参照して、加盟店111により、商品情報が登録される一連の処理について説明する。
【0171】
例えば、加盟店111の従業員により、商品情報の登録が指示されたとき、ステップS81において、受注・発注在庫管理システム121のCPU261(図10)は、ブラウザ131を起動し、ステップS82に進み、商品情報を登録する登録サイトにアクセスする。商品情報の登録サイトは、例えば、管理システム63の商品情報登録部141により管理される。
【0172】
登録サイトにアクセスしたとき、ステップS83において、ブラウザ131により、表示部には、商品登録画面が表示される。
【0173】
図16は、商品登録画面の例を示す図である。
【0174】
例えば、商品登録画面には、販売を依頼する商品の商品名を入力する商品名入力欄301、商品コードを入力する商品コード入力欄302、商品単価を入力する単価入力欄303、在庫数(販売数)を入力する在庫入力欄304の他、商品の販売、受注等に必要な情報を入力する各種の入力欄が表示される。
【0175】
加盟店111の従業員により、商品名入力欄301乃至在庫入力欄304に所定の情報が入力され、商品情報を登録することが指示されたとき、ブラウザ131は、ステップS84において、入力された商品情報を管理システム63の商品情報登録部141に送信し、その登録を依頼する。
【0176】
管理システム63の商品情報登録部141は、ステップS92において、ブラウザ131からの要求を受信し、ステップS93に進み、アクセスしてきたユーザが、商品の注文を行うことができる注文サイトを作成すべく、URLを割り当てる(注文サイトのURLを決定する)。割り当てられたURLは、2次元バーコード生成部142に出力される。
【0177】
ステップS94において、2次元バーコード生成部142は、商品情報登録部141により割り当てられたURLに、スクランブル処理などの所定の処理を施すことにより、携帯電話機1が解析可能な所定のサイズの2次元バーコードを生成する。また、2次元バーコード生成部142は、生成した2次元バーコードを、加盟店111、或いは、加盟店111が販売する商品の広告を代理する広告代理店等などの指定された発行先に発行する。
【0178】
2次元バーコードは、ステップS85において、加盟店111等により取得され、その後、印刷業者により、それぞれの広告媒体に印刷される。
【0179】
ステップS95において、商品情報登録部141は、商品マスタ62に商品情報を登録し、処理を終了させる。
【0180】
以上のような処理が、それぞれの加盟店により行われ、商品マスタ62には、例えば、図17に示されるようなデータベースが構築される。
【0181】
図17のデータベースには、商品ID「001」が割り当てられている商品の商品名は「マガジンA」であり、その価格は「500円」とされている。また、「マガジンA」の販売元は「書店A」であり、「50冊」の在庫があるとされている。さらに、「マガジンA」に対して割り当てられた注文サイトのURLは「http://WWW.mobile.com/abcshop/」である。従って、ユーザは、このURLが埋め込まれた2次元バーコードをカメラ12により撮影し、アクセスを指示することで、「マガジンA」の購入手続きを行うことができる注文サイトにアクセスすることができる。
【0182】
また、図17の例においては、商品ID「002」が割り当てられている商品の商品名は「家具B」であり、その価格は「10000円」とされている。また、「家具B」の販売元は「インテリアショップB」であり、「10個」の在庫があるとされている。さらに、「家具B」に対して割り当てられた注文サイトのURLは「http://WWW.mobile.com/efgshop/」とされている。
【0183】
以上のような商品情報が、商品マスタ62により管理され、必要に応じて、注文サイト管理部143等により読み出される。なお、色や形などの商品の特徴、加盟店の連絡先、商品の配送業者等の情報も、必要に応じて、加盟店111の従業員により商品マスタ62に登録され、商品の注文サイトに掲載される。
【0184】
以上のように、パーソナルコンピュータに一般的に用意される、例えば、インターネットエクスプローラ(商標)などのブラウザから商品情報を登録し、商品の販売を決済管理会社51に依頼することができるため、加盟店が比較的規模の小さい店舗やメーカであっても、容易に、その依頼を行うことができる。
【0185】
決済管理会社51側としても、比較的、規模の小さい店舗やメーカをも、加盟店として有することができ、販売システム自体を、規模の大きいものとすることができる。
【0186】
次に、図18のフローチャートを参照して、携帯電話機1により行われる商品の注文処理について説明する。
【0187】
撮影が指示されることに応じて、ステップS111において、撮影制御部193は、カメラ12を駆動させ、例えば、電車内の中吊り広告に印刷されている2次元バーコード21A(図2A)を撮影する。撮影制御部193により取り込まれた2次元バーコード21Aを含む画像は、画像解析部191および表示制御部194に出力される。すなわち、この場合、図18の注文処理は、例えば、電車内で行われる。
【0188】
操作ボタン13の所定のボタンが押下され、商品の注文サイトへのアクセスが指示されたとき、画像解析部191は、ステップS112において、撮影制御部193から供給される画像に含まれる2次元バーコードを解析し、2次元バーコードにより表されるURLを抽出する。また、画像解析部191は、抽出したURLを、通信制御部192に出力し、そのURLにより指定される注文サイトへのアクセスを指示する。
【0189】
通信制御部192のブラウザ201は、ステップS113において、画像解析部191から供給されるURLに基づいて、商品の注文手続きを行う注文サイトにアクセスする。
【0190】
ステップS131で携帯電話機1からアクセスされたとき、ステップS132において、管理システム63の注文サイト管理部143は、注文サイトの画面のファイルを携帯電話機1に送信する。
【0191】
ステップS114において、携帯電話機1の表示制御部194は、注文サイト管理部143から送信されてきたファイルに基づいて、注文サイトの画面を表示部11に表示させる。
【0192】
図19は、注文サイトの画面の例を示す図である。
【0193】
図19に示される画面は、デジタルカメラの購入手続きを行う画面であり、デジタルカメラに関する情報が表示されている。例えば、図2Aのデジタルカメラの広告(左側の広告)に印刷される2次元バーコード21Aが撮影され、注文サイトへのアクセスが指示されたとき、この画面が表示される。
【0194】
図19の画面には、購入手続きを行うことができる商品に関する情報として、デジタルカメラの販売元である加盟店名「Somy」、デジタルカメラの商品名「DSC−X」、単価「30000円」、注文個数「1」が表示されている。これらの情報は、上述した図15の処理に従って、例えば、加盟店である「Somy」の従業員により登録されたものである。
【0195】
画面の下方には、商品の購入を申し込むか否かをユーザに問い合わせるメッセージである「購入を申し込みますか?」が表示され、その下に、購入ボタン311が表示されている。購入ボタン311は、例えば、操作ボタン13のうちの1つのボタンが1回操作されることに連動して、押下されるようにアクティブにされている。従って、ユーザは、図19の画面が表示されている状態で、所定のボタンを1回操作するだけで、商品名「DSC−X」のデジタルカメラを1台注文することができる。
【0196】
購入ボタン311が押下され、商品の購入を申し込むことが指示されたとき、ステップS115において、ブラウザ201は、ユーザにより指示された商品の購入を申し込む。
【0197】
注文サイト管理部143は、携帯電話機1からの購入申し込みをステップS133において受信し、ステップS134に進み、モバイル決済用アプリケーションの起動を携帯電話機1に対して要求する。
【0198】
ステップS116において、CPU168は、注文サイト管理部143からの要求を、受信部163等を介して受信し、ステップS117に進み、カード管理システム61から、図11、図14を参照して説明した処理により予め提供されているモバイル決済用アプリケーションを起動させる。これにより、セキュアクライアント202が実現され、カード管理システム61のセキュアサーバ82との間で、暗号化通信を行うことが可能となる。
【0199】
モバイル決済用アプリケーションが起動したとき、ユーザに対して、PINの入力が案内される。通信制御部192は、その案内に応じて入力されたPINを、ステップS118において、アプリケーション管理サーバ81に送信する。
【0200】
携帯電話機1から送信されたPINを受信したアプリケーション管理サーバ81により、ステップS135において、その認証が行われ、認証が成功したとき、それ以降の処理が行われる。
【0201】
ステップS119において、セキュアクライアント202は、図11または図14の処理によりメモリ181に登録されているカードID、および、カードIDの有効期限等の情報を送信し、カードIDによるクレジット決済を依頼する。
【0202】
ステップS136において、管理システム63の注文サイト管理部143は、携帯電話機1から送信されてきたカードID、有効期限等をセキュアサーバ82を介して受信し、商品マスタ62から読み出した商品の価格の情報などとともに、カードIDや有効期限を注文受付部144に出力する。
【0203】
また、ステップS136において、注文受付部144は、カードIDに対応付けて会員マスタ64に登録されている属性情報を取得する。例えば、属性情報として、会員マスタ64に構築されている図13に示されるようなデータベースから、携帯電話機1のユーザが加入しているクレジットサービスで発行されているクレジットカードのカード番号、発行元、クレジットカードの有効期限、氏名、住所、メールアドレス等が取得される。
【0204】
ステップS137において、注文受付部144は、会員マスタ64から取得されたカード番号に基づいて、クレジットサービス会社や銀行のデータベースにアクセスし、与信(オーソリ)を行う。その与信が成功したとき、注文受付部144は、ステップS138において、受注が完了したことをユーザに提示する画面を表示させるためのファイルを携帯電話機1に送信する。
【0205】
その後、注文受付部144は、ステップS139において、ユーザが購入を申し込んだ商品の代金の決済を行う。例えば、注文受付部144は、クレジットカードの発行元に対してカード番号や金額情報を送信し、指定されている口座からの代金の引き落とし、および、引き落とした代金を、加盟店111の口座に振り込むことを依頼する。
【0206】
なお、この決済(クレジットカードの発行元へ依頼)は、例えば、1日毎などの所定の間隔や、後述する処理により、ユーザにより注文内容が確定されたタイミングで行われるようにしてもよい。この場合、注文受付部144は、クレジットカードの発行元に対して依頼を行うまで、会員マスタ64から取得されたクレジットカード番号や、決済する金額の情報等を保存する。
【0207】
一方、ステップS120において、表示制御部194は、管理システム63から送信されてきたファイルをセキュアクライアント202を介して受信し、表示部11に、受注が完了したことを通知する画面を表示させる。管理システム63から送信される情報には、ここで行われた申し込みを識別する申し込み番号なども含まれており、表示部11には、例えば、その申し込み番号などが表示される。以上の処理により、携帯電話機1による、商品の申し込みが終了される。
【0208】
以上のように、広告に印刷されている2次元バーコードを撮影し、例えば、1クリックだけなどの所定の操作で、その広告に掲載されている商品の注文サイトに直接アクセスすることができるため、ユーザは、例えば、広告を見ながら、気軽に、かつ迅速に、商品の申し込みを行うことができる。
【0209】
また、携帯電話機1に登録されているカードIDにより、商品の代金のクレジット決済を行うことができるため、クレジットカード番号や有効期限などを、その都度入力する手間を省くことができるとともに、クレジットカード番号をネットワークを介して送信することにより発生しうる、クレジットカード番号の漏洩を防止することができる。
【0210】
さらに、携帯電話機1から所定のショッピングサイトにアクセスし、購入する商品を検索し、そこから購入申し込みを行う、携帯電話機を用いた従来の販売システムに比較して、紙などの広告媒体を用いることにより、顧客であるユーザに、より詳細な商品の情報を提供することができる。すなわち、携帯電話機1の画面に表示される広告では、ユーザに提供できる情報に限界があり、特に、表示される画像によっては、商品の魅力を十分に伝えることができないことがあるが、例えば、電車内の中吊り広告などにより、商品の魅力を、十分に伝えることができ、ユーザの購買意欲を引き起こさせることが可能となる。換言すれば、申し込み手続きが容易であることもあり、従来の販売システムに比較して、商品の売り上げを向上させることが可能となる。
【0211】
以上においては、携帯電話機1自身が、2次元バーコードを解析し、URLを抽出するとしたが、撮影した画像(2次元バーコードを含む画像)を所定のサーバに送信し、その解析結果であるURLが携帯電話機1に通知され、注文サイトへのアクセスが行われるようにしてもよい。これにより、携帯電話機1に、2次元バーコードを解析する機能が搭載されていない場合であっても、カメラが用意されてさえいれば、以上のように注文サイトに直接アクセスし、その後の手続きを行うことができる。
【0212】
また、以上においては、注文サイトへのアクセスが行われ、そのとき表示される画面で、ユーザが注文手続きを行うことができるとしたが、そのようにアクセスが行われるのではなく、広告に印刷されている2次元バーコード自体に、注文サイトの画面と同様の注文画面を携帯電話機1に表示させるためのデータを埋め込み、携帯電話機1による2次元バーコードの解析結果に基づいて、注文画面が表示されるようにしてもよい。その注文画面で、商品の購入を申し込むことがユーザにより指示された場合、携帯電話機1から決済管理会社51に対して送信される情報は、商品IDやカードID、有効期限などの情報だけで済むため、通信データ量を減らすことができ、注文の際に必要となる通信料金を抑えることができる。
【0213】
次に、図20のフローチャートを参照して、図18の処理に続いて、商品が配送されるまでの一連の処理について説明する。
【0214】
ステップS151において、管理システム63の発注部145は、加盟店111の受注・発注在庫管理システム121に対して注文情報を送信する。注文情報には、決済が完了したこと(図18のステップS39)を通知する情報の他に、注文受付部144により会員マスタ64から取得された属性情報、配送先情報、商品コード、金額、オーソリ結果、受注番号、携帯電話機1のメールアドレス等も含まれる。
【0215】
加盟店111の受注・発注在庫管理システム121は、ステップS161において、管理システム63から送信されてきた注文情報を受信し、ステップS162に進み、受注処理を行う。例えば、受注処理として、受注・発注在庫管理システム121は、ステップS163に進み、注文情報に含まれる携帯電話機1のメールアドレスに基づいて、携帯電話機1に注文確認メールを送信する。
【0216】
注文確認メールは、ステップS181において、携帯電話機1により受信され、ステップS182において、その内容が表示部11に表示される。
【0217】
図21は、注文確認メールの表示例を示す図である。
【0218】
図21に示されるように、例えば、注文確認メールとして、注文が受け付けられた商品の商品名「DSC−X」、価格「30,000円」、個数「1」の他、注文主(ユーザ)の氏名「YAMADA」、配送先「東京都・・・」等を、ユーザに確認させる内容が表示される。この注文主の氏名や配送先に関する情報は、会員マスタ64から取得され、注文情報に含めて、管理システム63から受注・発注在庫管理システム121に提供されたものである。
【0219】
また、画面の下方には、申し込みを確定するときに操作される確定ボタン321が表示される。ユーザは、この確定ボタン321を押下することで、商品名「DSC−X」の商品の購入申し込みを確定させることができる。
【0220】
確定ボタン321が押下されたとき、ステップS183において、申し込みを確定させることを通知する返信メールが、携帯電話機1から受注・発注在庫管理システム121に対して送信される。
【0221】
ステップS164において、受注・発注在庫管理システム121は、携帯電話機1からの返信メールをメールサーバ122を介して受信し、ステップS165に進み、受注確定処理を行う。例えば、受注・発注在庫管理システム121は、受注確定処理として、購入された分だけ、在庫の数を減算する処理、配送業者の検索、或いは、注文が確定されたことを決済管理会社51に通知する処理などを行う。また、受注・発注在庫管理システム121は、ステップS166において、商品の配送を手配し、実際に、商品を配送させる。
【0222】
配送された商品は、ステップS184において、配送先として指定された場所で、携帯電話機1のユーザにより受け取られ、処理が終了される。
【0223】
図4の販売システムにおいては、以上のようにして、商品の注文、受注、発注、配送等が行われる。
【0224】
以上においては、加盟店111から、注文確認メールが送信されるとしたが、当然、決済管理会社51のメールサーバから送信されるようにしてもよい。
【0225】
図22は、上述した販売システムにおける契約関係、および、金銭の流れの例を示す図である。
【0226】
図に示されるように、決済管理会社51と加盟店111の間では、決済管理会社51が商品の販売を管理し、加盟店111が、その販売システムを利用する加盟店契約が成立し、販売システムの利用代金(加盟店手数料)が、加盟店111から決済管理会社51に支払われる。加盟店111からの加盟店手数料は、課金システム331により収受される。
【0227】
決済管理会社51とカード会員(ユーザ)341の間では、決済管理会社5151が、クレジットカードと同様の機能(いわゆる子カード機能)を、カード会員341が有する携帯電話機1に付与し、カード会員341が、その機能による決済を利用できる契約が成立し、子カード機能の提供の対価としての年会費と、販売システムを利用する対価としてのサービス利用料が、カード会員341から決済管理会社51に支払われる。カード会員341からの料金は、課金システム332により収受される。
【0228】
また、決済管理会社51と、カード会員341が有する携帯電話機1に内蔵される非接触ICカード・リーダライタチップ171を管理する非接触ICカード管理会社342が異なる場合、その間でも、非接触ICカード管理会社342が、非接触ICカードの機能を管理する契約(共通領域利用契約、カード発券業務契約(カードIDの登録等を、非接触ICカード管理会社342が提供する契約))が成立し、その代金(共通領域活性化、エリア登録ライセンス料)が、決済管理会社51から非接触ICカード管理会社342に支払われる。
【0229】
さらに、必要に応じて、決済管理会社51から、カード会員341が契約する携帯電話機のキャリア(通信会社)343に対して、アプリケーション使用料(モバイル決済用アプリケーションのライセンス料)が支払われる。
【0230】
このように、販売システムを管理する決済管理会社51には、例えば、加盟店111からの手数料と、カード会員341からの利用料金が支払われることになり、決済管理会社51は、それによる収益を得ることができる。
【0231】
以上においては、携帯電話機1には、非接触ICカード・リーダライタチップ171、すなわち、非接触ICカードと、リーダライタの機能を有するモジュールが設けられるとしたが、単に、非接触ICカードの機能を実現するモジュールのみが設けられることによっても、上述したように、識別情報に基づいて登録された(図14の処理により登録された)カードIDを用いた決済を行うことができる。そのような非接触ICカードの機能を実現するモジュールとしては、例えば、Felica(登録商標)がある。
【0232】
また、以上においては、カード情報が登録される端末が携帯電話機1である場合について説明したが、これ以外にも、PDA(Personal Digital Assistants)や、ノートブック型のパーソナルコンピュータなどに、カードIDが登録され、それを用いた決済が可能とされるようにしてもよい。
【0233】
さらに、以上においては、携帯電話機1のユーザが、所定の商品を購入する場合について説明したが、その「商品の購入」には、「サービスの契約」も含まれる。
【0234】
また、注文サイトに案内するアドレスとして、2次元バーコードが広告媒体に印刷されるとしたが、そのアドレスは、それぞれの注文サイトを識別することができ、それを取得したユーザ(携帯電話機1)が、注文サイトにアクセスできる情報であれば、どのような情報でもよい。例えば、横方向のみに白黒のパターンが配列された1次元のバーコードや、所定の桁数の数字やアルファベットを、アドレスとして用いることもできる。
【0235】
以上においては、注文サイトに案内するそれらのアドレスは、携帯電話機1のカメラ12により取り込まれるとしたが、例えば、Felica(登録商標)のような非接触ICカード(無線通信チップ)が広告媒体の所定の位置に配設されている場合、その非接触ICカードに記憶されているアドレスが、携帯電話機1の非接触ICカード・リーダライタチップ171により取り込まれるようにしてもよい。
【0236】
図23Aおよび図23Bは、広告媒体の他の例を示す図であり、それぞれ、図2Aおよび図2Bの広告媒体と対応する。
【0237】
図23Aおよび図23Bの広告媒体には、図2Aおよび図2Bの広告媒体の2次元バーコードが印刷されている位置に、非接触ICカード・リーダライタチップ171により、情報を読み出すことが可能な、非接触ICカード351A,351B,352が配設されている。
【0238】
このように非接触ICカード351A,351B,352が広告媒体に配設されている場合、ユーザは、非接触ICカード351A,351B,352に自分の携帯電話機1を近づけ、非接触ICカード351A,351B,352に記憶されているアドレスを、携帯電話機1に読み取らせることにより、自らURLなどを手動入力することなく、注文サイトに直接アクセスすることができる。
【0239】
また、以上においては、携帯電話機1のメモリ181には、カードIDが記憶され、それに基づいて、管理システム63により、クレジットカード番号等の情報が取得されるとしたが、当然、クレジットカード番号や有効期限、或いは、ユーザの氏名等の情報が、直接、メモリ181に記憶され、それによりクレジット決済が行われるようにしてもよい。
【0240】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。
【0241】
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば、汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0242】
この記録媒体は、図10に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク271(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク272(CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク273(MD(登録商標)(Mini−Disk)を含む)、もしくは半導体メモリ274などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM262や、記憶部268に含まれるハードディスクなどで構成される。
【0243】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0244】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザは、容易に、かつ迅速に、商品の購入申し込みを行うことができる。
【0245】
また、本発明によれば、ユーザは、購入した商品の代金を、安全に、かつ容易に支払うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】商品の注文時の動作の例について示す図である。
【図2】広告媒体の例を示す図である。
【図3】カードIDを携帯電話機に登録する動作を示す図である。
【図4】本発明を適用した販売システムの構成例を示す図である。
【図5】図4の決済管理会社と加盟店の、詳細な構成例を示す図である。
【図6】図5の管理システムの機能構成例を示すブロック図である。
【図7】携帯電話機の構成例を示すブロック図である。
【図8】携帯電話機の機能構成例を示すブロック図である。
【図9】メモリに形成される領域の例を示す図である。
【図10】パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【図11】カードIDを携帯電話機に登録する処理について説明するフローチャートである。
【図12】メモリの状態遷移の例を示す図である。
【図13】会員マスタに登録されている情報の例を示す図である。
【図14】カードIDを携帯電話機に登録する他の処理について説明するフローチャートである。
【図15】商品情報を登録する処理について説明するフローチャートである。
【図16】商品登録画面の例を示す図である。
【図17】商品マスタに登録されている情報の例を示す図である。
【図18】商品の注文処理について説明するフローチャートである。
【図19】注文サイトの画面の例を示す図である。
【図20】商品が配送されるまでの一連の処理について説明するフローチャートである。
【図21】注文確認メールの表示例を示す図である。
【図22】本発明を適用した販売システムにおける契約関係と、金銭の収受の例について示す図である。
【図23】広告媒体の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機, 12 カメラ, 21乃至23 2次元バーコード, 61 カード管理システム, 62 商品マスタ, 63 管理システム, 64会員マスタ, 141 商品情報登録部, 142 2次元バーコード生成部, 143 注文サイト管理部, 144 注文受付部, 145 発注部, 191 画像解析部, 192 通信制御部, 193 撮影制御部, 194表示制御部, 195 チップ制御部
Claims (22)
- 決済管理装置と、携帯情報端末からなる決済システムにおいて、
前記決済管理装置は、
前記携帯情報端末のユーザが加入する所定のクレジットサービスにおいて、前記ユーザに対して割り当てられている識別情報の、前記携帯情報端末への記憶を制御する記憶制御手段と、
所定の商品の購入と、その代金の決済が前記携帯情報端末から要求されたとき、前記携帯情報端末に記憶されている前記識別情報に基づいて、前記代金の決済を行うとともに、前記商品の配送を、前記商品の販売を依頼してきた依頼元に要求する管理手段と
を備え、
前記携帯情報端末は、
前記識別情報を、前記決済管理装置からの指示に基づいて記憶する記憶手段と、
前記商品の購入手続きを行うためのサイトのアドレスを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記アドレスに基づいて、前記サイトにアクセスし、前記商品の購入手続きを行う画面を表示させる表示手段と、
前記表示手段により表示された前記画面において、前記商品の購入手続きが行われたとき、前記記憶手段により記憶されている前記識別情報を前記決済管理装置に送信し、前記商品の配送とともに、前記識別情報に基づく代金の決済を要求する要求手段と
を備えることを特徴とする決済システム。 - 所定の商品の購入手続きを行う携帯情報端末と通信可能な決済管理装置であって、
前記携帯情報端末のユーザが加入する所定のクレジットサービスにおいて、前記ユーザに対して割り当てられている識別情報の、前記携帯情報端末への記憶を制御する記憶制御手段と、
前記ユーザが購入手続きを行った商品の代金の決済が前記携帯情報端末から要求されたとき、前記携帯情報端末に記憶されている前記識別情報に基づいて、前記代金の決済を行う決済手段と
を備えることを特徴とする決済管理装置。 - 前記識別情報とともに、前記クレジットサービスに関するクレジットサービス情報を記憶する記憶手段をさらに備え、
前記決済手段は、前記識別情報に基づいて、前記記憶手段により記憶されている前記クレジットサービス情報を取得し、前記決済を行う
ことを特徴とする請求項2に記載の決済管理装置。 - 前記ユーザが購入手続きを行った商品の配送を、前記商品の販売を依頼してきた依頼元に要求する要求手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項2に記載の決済管理装置。 - 前記商品に関する情報を記憶する記憶手段をさらに備え、
前記要求手段は、前記記憶手段により記憶されている前記商品に関する情報に基づいて、前記依頼元に対する、前記商品の配送を要求する
ことを特徴とする請求項4に記載の決済管理装置。 - 前記商品に関する情報は、前記依頼元により、前記記憶手段に登録される
ことを特徴とする請求項5に記載の決済管理装置。 - 前記商品に関する情報が前記依頼元により登録されたとき、前記サイトを作成し、前記サイトのアドレスを発行する発行手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項6に記載の決済管理装置。 - 前記アドレスは、前記携帯情報端末において撮像し、解析可能な所定の図形画像に含まれる
ことを特徴とする請求項7に記載の決済管理装置。 - 前記図形画像は、前記商品の広告媒体に印刷される
ことを特徴とする請求項8に記載の決済管理装置。 - 前記アドレスは、前記携帯情報端末が無線通信にて読み取り可能な、前記商品の広告媒体に配設されるICチップに記憶される
ことを特徴とする請求項7に記載の決済管理装置。 - 前記商品の購入を行うための利用料金を、前記携帯情報端末のユーザに対して課金する課金手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項2に記載の決済管理装置。 - 前記商品の販売を依頼してきたことに対する料金を、前記依頼元に対して課金する課金手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項2に記載の決済管理装置。 - 所定の商品の購入手続きを行う携帯情報端末と通信可能な決済管理装置の決済管理方法であって、
前記携帯情報端末のユーザが加入する所定のクレジットサービスにおいて、前記ユーザに対して割り当てられている識別情報の、前記携帯情報端末への記憶を制御する記憶制御ステップと、
前記ユーザが購入手続きを行った商品の代金の決済が前記携帯情報端末から要求されたとき、前記携帯情報端末に記憶されている前記識別情報に基づいて、前記代金の決済を行う決済ステップと
を含むことを特徴とする決済管理方法。 - 所定の商品の購入手続きを行う携帯情報端末との間で行われる処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記携帯情報端末のユーザが加入する所定のクレジットサービスにおいて、前記ユーザに対して割り当てられている識別情報の、前記携帯情報端末への記憶を制御する記憶制御ステップと、
前記ユーザが購入手続きを行った商品の代金の決済が前記携帯情報端末から要求されたとき、前記携帯情報端末に記憶されている前記識別情報に基づいて、前記代金の決済を行う決済ステップと
を含むことを特徴とするプログラム。 - 代金の決済を管理する決済管理装置と通信可能な携帯情報端末であって、
ユーザが加入する所定のクレジットサービスにおいて、前記ユーザに対して割り当てられている識別情報を、前記決済管理装置からの指示に基づいて記憶する記憶手段と、
所定の商品の購入手続き行うためのサイトのアドレスを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記アドレスに基づいて、前記サイトにアクセスし、前記商品の購入手続きを行う画面を表示させる表示手段と、
前記表示手段により表示された前記画面において、前記商品の購入手続きが行われたとき、前記記憶手段により記憶されている前記識別情報を前記決済管理装置に送信し、前記識別情報に基づく代金の決済を要求する要求手段と
を備えることを特徴とする携帯情報端末。 - 撮影手段をさらに備え、
前記取得手段は、前記撮影手段により撮像された所定の図形画像に基づいて、前記アドレスを取得する
ことを特徴とする請求項15に記載の携帯情報端末。 - 前記ユーザに対して発行されているクレジットカードに記憶されている前記識別情報を無線通信にて読み出す読み出し手段をさらに備え、
前記記憶手段は、前記読み出し手段により読み出された前記識別情報を、前記決済装置からの指示に基づいて記憶する
ことを特徴とする請求項15に記載の携帯情報端末。 - 前記取得手段は、前記商品の広告媒体に配設されるICチップから、無線通信にて前記アドレスを取得する
ことを特徴とする請求項15に記載の携帯情報端末。 - 前記サイトへのアクセスは、前記ユーザによる第1回目の操作に応じて行われ、
前記要求手段による要求は、前記ユーザによる第2回目の操作に応じて行われる
ことを特徴とする請求項15に記載の携帯情報端末。 - 前記要求手段は、前記識別情報に基づく代金の決済とともに、購入手続きが行われた前記商品の配送を、さらに要求する
ことを特徴とする請求項15に記載の携帯情報端末。 - 代金の決済を管理する決済管理装置と通信可能な携帯情報端末の情報処理方法であって、
ユーザが加入する所定のクレジットサービスにおいて、前記ユーザに対して割り当てられている識別情報を、前記決済管理装置からの指示に基づいて記憶する記憶ステップと、
所定の商品の購入手続き行うためのサイトのアドレスを取得する取得ステップと、
前記取得ステップの処理により取得された前記アドレスに基づいて、前記サイトにアクセスし、前記商品の購入手続きを行う画面を表示させる表示ステップと、
前記表示ステップの処理により表示された前記画面において、前記商品の購入手続きが行われたとき、前記記憶ステップの処理により記憶されている前記識別情報を前記決済管理装置に送信し、前記識別情報に基づく代金の決済を要求する要求ステップと
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - 代金の決済を管理する決済管理装置との間で行われる処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
ユーザが加入する所定のクレジットサービスにおいて、前記ユーザに対して割り当てられている識別情報を、前記決済管理装置からの指示に基づいて記憶する記憶ステップと、
所定の商品の購入手続き行うためのサイトのアドレスを取得する取得ステップと、
前記取得ステップの処理により取得された前記アドレスに基づいて、前記サイトにアクセスし、前記商品の購入手続きを行う画面を表示させる表示ステップと、
前記表示ステップの処理により表示された前記画面において、前記商品の購入手続きが行われたとき、前記記憶ステップの処理により記憶されている前記識別情報を前記決済管理装置に送信し、前記識別情報に基づく代金の決済を要求する要求ステップと
を含むことを特徴とするプログラム。
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