以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明に係るネットワークシステム1の第1実施形態における全体の構成を表している。
図1に示されるように、ユーザは、新たなICカード(例えば、運転免許証に関するICカード)の発行を所望する場合、カード発行会社に設けられたICカード発行装置3を利用して新たなICカードを発行してもらう。すなわち、ICカード発行装置3の本体4は、ユーザの証明書に関する情報である証明書情報(例えば、ユーザの名前や生年月日、性別など)を入力するとともに、ネットワーク6(例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、その他の各種のネットワークを含む)を介して本発明に係る情報管理装置に適用可能なデータ管理サーバ7に、入力された入力情報(証明書情報など)を供給する。
データ管理サーバ7は、ネットワーク6を介してICカード発行装置3から供給された証明書情報を取得し、取得された証明書情報を登録するとともに、取得された証明書情報を管理するための管理番号を発行する。データ管理サーバ7は、ネットワーク6を介してICカード発行装置3に発行された管理番号を供給する。
ICカード発行装置3の本体4は、ネットワーク6を介してデータ管理サーバ7から供給された管理番号を取得し、取得された管理番号とともに入力された証明書情報を、本体4にケーブルを介して接続されたICリーダ/ライタ5を用いてICカード2に書き込む(記憶させる)。これにより、新たなICカードを発行することができる。
次に、ユーザにより新たに発行されたICカード2がユーザが所有する本発明に係る情報処理装置に適用可能なカメラ付ディジタル携帯電話機8に近接されると、カメラ付ディジタル携帯電話機8は、内蔵されたICリーダ/ライタ(図示せず)を用いてICカード2に記憶されている管理番号や証明書情報を読み取り、読み取られた管理番号や証明書情報を記憶する。カメラ付ディジタル携帯電話機8は、例えば赤外線やBluetooth(登録商標)やICリーダ/ライタなどの無線通信などを用いて、記憶されている管理番号や証明書情報を自動車9に設置された車載情報処理装置(図示せず)に送信する。これにより、自動車9に設置された車載情報処理装置(図示せず)は、受信された管理番号や証明書情報に基づいて自動車9の起動や停止などの処理を実行する。なお、自動車9以外の車両であってもよい。
また、ネットワークシステム1には、通信サービスの提供エリアを所望の大きさに分割したセル内にそれぞれ固定無線局である基地局10が設置されている。これらの基地局10には、移動無線局であるカメラ付ディジタル携帯電話機8が例えばW−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)と呼ばれる符号分割多元接続方式によって無線接続されており、例えば2[GHz]の周波数帯域を使用して最大2[Mbps]のデータ転送速度で大容量データを高速にデータ通信することができる。
このようにカメラ付ディジタル携帯電話機8は、W−CDMA方式によって大容量データを高速にデータ通信できることにより、音声通話だけでなく電子メールの送受信、簡易ホームページの閲覧、画像の送受信等の多種に及ぶデータ通信を実行できる。
また、基地局10は、有線回線を介して公衆回線網11に接続されており、公衆回線網11には、インターネットサービスプロバイダのアクセスサーバ12が接続されている。アクセスサーバ12には、ネットワーク6を介してデータ管理サーバ7以外にも、パーソナルコンピュータ13が接続される。
なお、本発明の実施形態においては、新たに発行するICカードとして運転免許証に関するICカードを発行し、発行された運転免許証に関するICカードを用いる場合について適用するようにしたが、このような場合に限られず、その他の行政ICカードは勿論、銀行のキャッシュカードなどの種々のICカードに適用することができる。
図2は、図1のICカード2の内部の構成を表している。
図2に示されるように、ICカード2は、例えば、図2に示すアンテナ(ループアンテナ)30およびコンデンサ31と、それ以外の構成が1チップに格納されたICから構成され、電磁誘導を利用してICカード発行装置3に設けられたICリーダ/ライタ5やカメラ付ディジタル携帯電話機8に内蔵されたICリーダ/ライタ(図8のICリーダ/ライタ139)などと各種のデータを半二重通信する。
CPU21は、ROM22に格納されている制御プログラムをRAM23に展開し、ICカード2の全体の動作を制御する。例えばCPU21は、ICカード発行装置3に設けられたICリーダ/ライタ5やカメラ付ディジタル携帯電話機8に内蔵されたICリーダ/ライタ(図8のICリーダ/ライタ139)などから輻射された電磁波がアンテナ30において受信されたとき、それに応じて、ICカード2に記憶されている証明書番号(チップID)に関する情報(証明書番号情報)などをICリーダ/ライタ5などに通知し、所定の処理を行う。
アンテナ30とコンデンサ31により構成されるLC回路は、近傍に配置された、ICカード発行装置3に設けられたICリーダ/ライタ5やカメラ付ディジタル携帯電話機8に内蔵されたICリーダ/ライタ(図8のICリーダ/ライタ139)などから輻射された所定の周波数の電磁波と共振する。インタフェース部29は、ASK(Amplitude Shift Keying)復調部36において、アンテナ30を介して受信した変調波(ASK変調波)を包絡線検波して復調し、復調後のデータをBPSK(Binary Phase Shift Keying)復調部32に出力する。
また、インタフェース部29は、アンテナ30において励起された交流磁界をASK復調部36により整流し、それを電圧レギュレータ34において安定化し、各部に直流電源として供給する。ICカード発行装置3に設けられたICリーダ/ライタ5やカメラ付ディジタル携帯電話機8に内蔵されたICリーダ/ライタ(図8のICリーダ/ライタ139)などから輻射される電磁波の電力は、ICカード2に必要な電力を賄う磁界を発生させるように調整される。
また、インタフェース部29の発振回路37はPLL(Phase Locked Loop)回路(図示せず)を内蔵し、受信信号のクロック周波数と同一の周波数のクロック信号を発生する。
さらに、インタフェース部29は、例えば証明書番号(チップID)に関する情報などをICカード発行装置3に設けられたICリーダ/ライタ5やカメラ付ディジタル携帯電話機8に内蔵されたICリーダ/ライタ(図8のICリーダ/ライタ139)などに送信する場合、BPSK変調部28から供給されるデータに対応して、例えば所定のスイッチング素子(図示せず)をオン/オフさせ、スイッチング素子がオン状態であるときだけ、所定の負荷をアンテナ30に並列に接続させることにより、アンテナ30の負荷を変動させる。
ASK変調部35は、アンテナ30の負荷の変動により、アンテナ30において受信されている、ICカード発行装置3に設けられたICリーダ/ライタ5やカメラ付ディジタル携帯電話機8に内蔵されたICリーダ/ライタ(図8のICリーダ/ライタ139)などからの変調波をASK変調し、その変調成分をアンテナ30を介してICリーダ/ライタ5などに送信する(ICリーダ/ライタ5などのアンテナの端子電圧を変動させる)(ロードスイッチング方式)。
BPSK復調部32は、ASK復調部36で復調されたデータがBPSK変調されている場合、図示せぬPLL回路から供給されるクロック信号に基づいて、そのデータの復調(マンチェスターコードのデコード)を行い、復調したデータをデータ受信部33に出力する。データ受信部33は、供給されたデータをCPU21に適宜出力する。CPU21は、入力されたデータをRAM23またはEEPROM24に記憶させる。
EEPROM24に記憶されたデータは、CPU21により適宜読み出され、データ送信部27に供給される。BPSK変調部28は、データ送信部27から供給されたデータにBPSK変調(マンチェスターコードへのコーディング)を行い、それをASK変調部35に出力する。
入出力インタフェース25は、図示せぬ外部装置との間のインタフェース処理を行う。
EEPROM24には、証明書番号を含む種々の証明書情報などを予め記憶する。
図3は、図1のICカード発行装置3の内部の詳細な構成を表している。
図3に示されるように、ICカード発行装置3は、ICカード発行処理を実行する本体4と、本体4に例えばケーブルを介して接続されたICリーダ/ライタ5により構成される。
本体4は、CPU41は、ROM42に記憶されているプログラム、または記憶部48からRAM43にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM43にはまた、CPU41が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU41、ROM42、およびRAM43には、バス44を介して相互に接続される。このバス44にはまた、入出力インタフェース45が接続されている。
入出力インタフェース45には、キーボード、マウスなどによりなる入力部46、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部47、ハードディスクなどより構成される記憶部48、モデム、ターミナルアダプタ、およびネットワークインタフェース(いずれも図示せず)などより構成される通信部49が接続される。通信部49は、インターネット(図示せず)を含むネットワーク6を介しての通信処理を行う。また、入出力インタフェース45には、近接されたICカード2と無線通信を行うICリーダ/ライタ5が接続される。
入出力インタフェース45にはまた、必要に応じてドライブ50が接続され、磁気ディスク51(フロッピディスクを含む)、光ディスク52(CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク53(MD(Mini-Disk)を含む)、あるいは半導体メモリ54などが適宜装着され、それから読み出されたプログラムが、必要に応じて記憶部48にインストールされる。
図4は、図3のICリーダ/ライタ5の内部の構成を表している。
アンテナ61は、所定の電磁波を輻射し、それに対する負荷の変化に基づいて、ICカード2が近接されたか否かを検出する。ICカード2が近接されたとき、アンテナ61は、ICカード2と各種のデータを送受信する。
変調部62は、発振回路63から供給される所定の周波数(例えば、13.56MHz)の搬送波を、SPU(Signal Processing Unit)70より供給されるデータに基づいてASK変調し、生成された変調波を電磁波としてアンテナ61から出力する。一方、復調部64は、アンテナ61を介して取得した変調波(ASK変調波)を復調し、復調されたデータをSPU70に出力する。
IC65は、CPU(Central Processing Unit)66、ROM(Read Only Memory)67、およびRAM(Random Access Memory)68、SCC(Serial Communication Controller)69、SPU(Signal Processing Unit)70、並びに、これらのCPU66乃至SPU70を相互に接続するバス71により構成される。
CPU66は、ROM67に格納されている制御プログラムをRAM68に展開し、例えば、ICカード2から送信されてきた応答データや本体4のCPU41から供給されてきた制御信号に基づいて、各種の処理を実行する。例えば、CPU66は、ICカード2に送信するコマンドを生成し、生成されたコマンドをバス71を介してSPU70に出力したり、ICカード2から送信されたデータの認証処理などを行う。
SCC69は、本体4から供給されたデータを、バス71を介してCPU66に供給したり、CPU66からバス71を介して供給されたデータを本体4に出力する。
SPU70は、ICカード2からの応答データが復調部64から供給されたとき、そのデータに対して、例えばBPSK復調(マンチェスターコードのデコード)などを施し、取得したデータをCPU66に供給する。また、SPU70は、ICカード2に送信するコマンドがバス71を介して供給されたとき、供給されたコマンドにBPSK変調(マンチェスターコードへのコーディング)を施し、取得したデータを変調部62に出力する。
図5は、図1のデータ管理サーバ7の内部の構成を表している。なお、図5を用いて説明するデータ管理サーバ7の内部の構成は、図3を用いて説明したICカード発行装置3の本体4の内部の構成と基本的には同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
図6は、本発明に係る情報処理装置として適用可能なカメラ付ディジタル携帯電話機8の外観の構成を表している。なお、図6[A]は、カメラ付ディジタル携帯電話機8を約180度に見開いたときの正面から見た外観の構成を表しており、図6[B]は、カメラ付ディジタル携帯電話機8を見開いたときの側面から見た外観の構成を表している。
図6[A]および[B]に示されるように、カメラ付ディジタル携帯電話機8は、中央のヒンジ部101を境に第1の筐体102と第2の筐体103とがヒンジ結合されており、ヒンジ部101を介して矢印X方向に折り畳み可能に形成される。カメラ付ディジタル携帯電話機8の内部の所定の位置には、送受信用のアンテナ(後述する図8のアンテナ134)が設けられており、内蔵されたアンテナを介して基地局10との間で電波を送受信する。
第1の筐体102には、その表面に「0」乃至「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話・電源キー、クリアキー、および電子メールキーなどの操作キー104が設けられており、操作キー104を用いて各種指示を入力することができる。
第1の筐体102には、操作キー104として上部に十字キーと確定キーが設けられており、ユーザが十字キーを上下左右方向に操作することにより当てられたカーソルを上下左右方向に移動させることができる。具体的には、第2の筐体103に設けられた液晶ディスプレイ107に表示されている電話帳リストや電子メールのスクロール動作、簡易ホームページのページ捲り動作および画像の送り動作などの種々の動作を実行する。
また、確定キーを押下することにより、種々の機能を確定することができる。例えば第1の筐体102は、ユーザによる十字キーの操作に応じて液晶ディスプレイ107に表示された電話帳リストの複数の電話番号の中から所望の電話番号が選択され、確定キーが第1の筐体102の内部方向に押圧されると、選択された電話番号を確定して電話番号に対して発呼処理を行う。
さらに、第1の筐体102には、十字キーと確定キーの左隣に電子メールキーが設けられており、電子メールキーが第1の筐体102の内部方向に押圧されると、メールの送受信機能を呼び出すことができる。十字キーと確定キーの右隣には、ブラウザキーが設けられており、ブラウザキーが第1の筐体102の内部方向に押圧されると、Webページのデータを閲覧することが可能となる。なお、十字キーと確定キーの左右隣に設けられた電子メールキーおよびブラウザキーは、液晶ディスプレイ107に表示される画面により例えば「Yes」や「No」などの種々の機能をもつことが可能であるため、それぞれ、soft1キーおよびsoft2キーと呼ばれる。
また、第1の筐体102には、操作キー104の下部にマイクロフォン105が設けられており、マイクロフォン105によって通話時のユーザの音声を集音する。また、第1の筐体102には、カメラ付ディジタル携帯電話機8の操作を行うサイドキー106が設けられている。
なお、第1の筐体102は、背面側に図示しないバッテリパックが挿着されており、終話・電源キーがオン状態になると、バッテリパックから各回路部に対して電力が供給されて動作可能な状態に起動する。
ところで、第1の筐体102には、第1の筐体102の下部の所定の位置に抜差自在なメモリカード(後述する図8のメモリカード136)を挿着するためのメモリカードスロット(図示せず)が設けられており、メモボタン(図示せず)が押下されるとメモリカードに通話中の相手の音声を記録したり、ユーザの操作に応じて電子メール、簡易ホームページ、CCDカメラで撮像した画像を記録することができる。
ここで、メモリカードは、NAND型フラッシュメモリカードやNOR型フラッシュメモリカードなどに代表されるフラッシュメモリカードの一種であり、小型薄型形状のプラスチックケース内に電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリ素子を格納したものであり、10ピン端子を介して画像や音声、音楽等の各種データの書き込み及び読み出しが可能となっている。
また、メモリカードは、大容量化等による内蔵フラッシュメモリの仕様変更に対しても、使用する機器で互換性を確保することができる独自のシリアルプロトコルを採用し、高速性能を実現しているとともに、誤消去防止スイッチを設けて高い信頼性を確保している。
従って、カメラ付ディジタル携帯電話機8は、このようなメモリカードを挿着可能に構成されているために、メモリカードを介して他の電子機器との間でデータの共有化を図ることができる。
また、所定の機能を拡張するためのモジュール(チップ)をメモリカードに組み込み、メモリカードスロット(図示せず)にそれを装着させることにより、カメラ付ディジタル携帯電話機8の機能をさらに拡張させることができる。
例えば、非接触IC(Integrated Circuit)チップが組み込まれたメモリカードをカメラ付ディジタル携帯電話機8に装着することにより、非接触ICチップがカメラ付ディジタル携帯電話機8に内蔵されていない場合であっても、非接触ICチップが内蔵された場合と同様の電子決済機能などを有するように機能を拡張させることもできる。
一方、第2の筐体103には、その正面に液晶ディスプレイ107(メインディスプレイ)が設けられており、電波の受信状態、電池残量、電話帳として登録されている相手先名や電話番号及び送信履歴等の他、電子メールの内容、簡易ホームページ、CCD(Charge Coupled Device)カメラ(後述する図7のCCDカメラ110)で撮像した画像、外部のコンテンツサーバ(図示せず)より受信したコンテンツ、メモリカード(後述する図8のメモリカード136)に記憶されているコンテンツを表示することができる。また、液晶ディスプレイ107の上部の所定の位置にはスピーカ108が設けられており、これにより、ユーザは音声通話することが可能である。
また、第1の筐体102と第2の筐体103の内部の所定の位置には、カメラ付ディジタル携帯電話機8の状態を検知するための磁気センサ109a、109b、109c、および109dが設けられる。
図7は、本発明に係る情報処理装置として適用可能なカメラ付ディジタル携帯電話機8の他の外観の構成を表している。図7のカメラ付ディジタル携帯電話機8の状態は、図6のカメラ付ディジタル携帯電話機8の状態から矢印X方向に回動させた状態である。なお、図7[A]は、カメラ付ディジタル携帯電話機8を閉じたときの正面から見た外観の構成を表しており、図7[B]は、カメラ付ディジタル携帯電話機8を閉じたときの側面から見た外観の構成を表している。
第2の筐体103の上部には、CCDカメラ110が設けられており、これにより、所望の撮影対象を撮像することができる。CCDカメラ110の下部には、サブディスプレイ111が設けられており、現在のアンテナの感度のレベルを示すアンテナピクト、カメラ付ディジタル携帯電話機8の現在の電池残量を示す電池ピクト、現在の時刻などが表示される。
サブディスプレイ111の下部には、さらに、静電タッチパッド112が設けられる。静電タッチパッド112は、見かけ上一枚のタッチパッドになっているが、図示せぬセンサが複数個所に設けられており、ユーザがセンサの付近をタッチすると、センサがそれを検知し、巻戻し機能、早送り機能、音量ダウン動作、音量アップ動作、再生動作、および一時停止動作などが実行される。
図8は、本発明に係る情報処理装置として適用可能なカメラ付ディジタル携帯電話機8の内部の構成を表している。
図8に示されるように、カメラ付ディジタル携帯電話機8は、第1の筐体102及び第2の筐体103の各部を統括的に制御する主制御部121に対して、電源回路部122、操作入力制御部123、画像エンコーダ124、カメラインタフェース部125、LCD(Liquid Crystal Display)制御部126、多重分離部128、変復調回路部129、音声コーデック130、記憶部137、および音楽制御部138がメインバス131を介して互いに接続されるとともに、画像エンコーダ124、画像デコーダ127、多重分離部128、変復調回路部129、音声コーデック130、および記録再生部135が同期バス132を介して互いに接続されて構成される。
電源回路部122は、ユーザの操作により終話・電源キーがオン状態にされると、バッテリパックから各部に対して電力を供給することによりカメラ付ディジタル携帯電話機8を動作可能な状態に起動する。
主制御部121は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などからなり、CPUは、ROMに記憶されているプログラムまたは記憶部137からRAMにロードされた各種のアプリケーションプログラムに従って各種の処理を実行するとともに、種々の制御信号を生成し、各部に供給することによりカメラ付ディジタル携帯電話機8を統括的に制御する。RAMは、CPUが各種の処理を実行する上において必要なデータなどを適宜記憶する。
なお、主制御部121には、現在の日付と時刻を正確に計測するタイマが内蔵されている。
ここで、CPUが実行する種々のアプリケーションプログラムは、ROMや記憶部137に予めインストールしておくことができる。また、CPUが実行する種々のアプリケーションプログラムは、基地局10を介して通信によってカメラ付ディジタル携帯電話機8にダウンロードすることにより、記憶部137にインストールすることができる。さらに、CPUが実行する種々のアプリケーションプログラムは、メモリカード136に記録しておき、記録再生部135によって読み出して、記憶部137にインストールすることも可能である。
カメラ付ディジタル携帯電話機8は、主制御部121の制御に基づいて、音声通話モード時にマイクロフォン105で集音した音声信号を音声コーデック130によってディジタル音声信号に変換、圧縮し、これを変復調回路部129でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部133でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ134を介して送信する。
また、カメラ付ディジタル携帯電話機8は、音声通話モード時にアンテナ134で受信した受信信号を増幅して周波数変換処理及びアナログディジタル変換処理を施し、変復調回路部129でスペクトラム逆拡散処理し、音声コーデック130によって伸張し、アナログ音声信号に変換した後、変換されたアナログ音声信号をスピーカ108を介して出力する。
さらに、カメラ付ディジタル携帯電話機8は、データ通信モード時に電子メールを送信する場合、操作キー104の操作によって入力された電子メールのテキストデータを操作入力制御部123を介して主制御部121に送出する。主制御部121は、テキストデータを変復調回路部129でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部133でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ134を介して基地局10へ送信する。
これに対してカメラ付ディジタル携帯電話機8は、データ通信モード時に電子メールを受信する場合、アンテナ134を介して基地局10から受信した受信信号を変復調回路部129でスペクトラム逆拡散処理して元のテキストデータを復元した後、LCD制御部126を介して液晶ディスプレイ107に電子メールとして表示する。
その後カメラ付ディジタル携帯電話機8は、ユーザの操作に応じて受信した電子メールを記録再生部135を介してメモリカード136に記録することも可能である。
カメラ付ディジタル携帯電話機8は、画像信号を送信しない場合には、CCDカメラ110で撮像した画像信号をカメラインタフェース部135及びLCD制御部136を介して液晶ディスプレイ107に直接表示する。
カメラ付ディジタル携帯電話機8は、データ通信モード時に画像信号を送信する場合、CCDカメラ110で撮像された画像信号をカメラインタフェース部125を介して画像エンコーダ124に供給する。
画像エンコーダ124は、CCDカメラ110から供給された画像信号を、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)4などの所定の符号化方式によって圧縮符号化することにより符号化画像信号に変換し、変換された符号化画像信号を多重分離部128に送出する。このとき同時にカメラ付ディジタル携帯電話機8は、CCDカメラ110で撮像中にマイクロフォン105で集音した音声を音声コーデック130を介してディジタルの音声信号として多重分離部128に送出する。
多重分離部128は、画像エンコーダ124から供給された符号化画像信号と音声コーデック130から供給された音声信号とを所定の方式で多重化し、その結果得られる多重化信号を変復調回路部129でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部133でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ134を介して送信する。
これに対して、カメラ付ディジタル携帯電話機8では、データ通信モード時に、Webページのデータを受信することができる。
すなわち、カメラ付ディジタル携帯電話機8において、データ通信モードに、例えばWebページを要求するデータを送信すると、その要求に応じて、Webページのデータが基地局10を介して送信される。このWebページのデータは、アンテナ134を介して送受信回路部133および変復調回路部129で受信される。送受信回路部133および変復調回路部129は、受信したWebページのデータを主制御部121に送出する。
主制御部121は、Webページのデータを解釈し、その解釈に基づく画面(画像)を作成する。作成された画面は、主制御部121からLCD制御部126を介して液晶ディスプレイ107に供給されて表示される。すなわち、主制御部121のROMまたは記憶部137には、少なくともWebブラウザのアプリケーションプログラムがインストールされており、主制御部121のCPUは、RAM上でWebブラウザのアプリケーションプログラムを実行することで、Webブラウザとして機能し、Webページのデータの解釈などを行う。
また、カメラ付ディジタル携帯電話機8は、データ通信モード時に例えばWebページなどにリンクされた動画像ファイルのデータを受信する場合、アンテナ134を介して基地局10から受信した受信信号を変復調回路部129でスペクトラム逆拡散処理し、その結果得られる多重化信号を多重分離部128に送出する。
多重分離部128は、多重化信号を分離することにより符号化画像信号と音声信号とに分け、同期バス132を介して符号化画像信号を画像デコーダ127に供給すると共に音声信号を音声コーデック130に供給する。画像デコーダ127は、符号化画像信号をMPEG4などの所定の符号化方式に対応した復号化方式でデコードすることにより再生動画像信号を生成し、生成された再生動画像信号をLCD制御部126を介して液晶ディスプレイ107に供給する。これにより、例えば、Webページなどにリンクされた動画像ファイルに含まれる動画像データが表示される。
このとき同時に音声コーデック130は、音声信号をアナログ音声信号に変換した後、これをスピーカ108に供給し、これにより、例えば、Webページなどにリンクされた動画像ファイルに含まる音声信号が再生される。この場合も電子メールの場合と同様にカメラ付ディジタル携帯電話機8は、受信したWebページなどにリンクされたデータをユーザの操作により記録再生部135を介してメモリカード136に記録することが可能である。
記憶部137は、例えば、電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリ素子などからなり、主制御部121のCPUにより実行される種々のアプリケーションプログラムや種々のデータ群を格納している。また、記憶部137は、必要に応じて、ユーザの操作に応じて受信した電子メールや、受信したWebページなどにリンクされた動画像ファイルに含まれる動画像データなどを記憶する。
音楽制御部138は、記憶部137に記憶されているオーディオデータの再生動作および一時停止動作や、巻戻し機能、早送り機能、音量ダウン動作、音量アップ動作などの実行を制御する。
ICリーダ/ライタ139は、ICカード2に記憶されている管理情報や証明書情報などを読み取り、読み取られた管理情報や証明書情報などをメインバス131を介して主制御部121に供給する。
図9は、図8のICリーダ/ライタ139の内部の構成を表している。なお、図9のICリーダ/ライタ139の構成については、図4のICリーダ/ライタ5の構成と基本的には同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
図10は、図1の自動車9に設置された車載情報処理装置160の内部の構成を表している。なお、図10を用いて説明する車載情報処理装置160の内部の構成は、図5を用いて説明したデータ管理サーバ7の内部の構成と基本的には同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
図11は、図1のパーソナルコンピュータ13の内部の構成を表している。なお、図11を用いて説明するパーソナルコンピュータ13の内部の構成は、図5を用いて説明したデータ管理サーバ7の内部の構成と基本的には同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
次に、図12のフローチャートを参照して、図3のICカード発行装置3におけるICカード発行処理について説明する。このICカード発行処理は、ユーザが新たなICカード2(例えば運転免許証などの証明書に関するICカード2)の発行を所望する場合に、ユーザがカード発行会社に新たなICカード2の発行を依頼し、カード発行会社の社員によりICカード発行処理の開始が指示されることにより開始される。
ステップS1において、CPU41は、カード発行会社の社員により入力部46が操作されることによりICカード発行処理を開始するとの指示がなされたか否かを判定し、ICカード発行処理を開始するとの指示がなされたと判定するまで待機する。
ステップS1においてICカード発行処理を開始するとの指示がなされたと判定された場合、CPU41はステップS2で、カード発行会社の社員により入力部46が操作されることにより入力された入力情報(例えばユーザの証明書に関する情報である証明書情報)を取得する。
例えば運転免許証などの証明書に関するICカード2の場合、図13に示されるように、入力情報として「証明書番号:1234」、「名前:鈴木一郎」、「生年月日:1970年10月1日」、「写真:画像データ」、「性別:男」、「証明書に関する情報A:普通自動車」、「証明書に関する情報B:自動二輪」、「証明書に関する情報C:取得2004年7月2日」、「有効期限:2007年10月1日」、「管理番号:―」、および「暗証番号:0001」が入力される。
ステップS3において、CPU41は、ネットワーク6を介して接続されたデータ管理サーバ7に接続を要求するための接続要求を生成し、生成された接続要求をネットワーク6を介してデータ管理サーバ7に供給する。
具体的には、CPU41は、生成された接続要求をバス44および入出力インタフェース45を介して通信部49に供給する。CPU41は、通信部49を制御し、生成された接続要求をネットワーク6を介してデータ管理サーバ7に送信させる。通信部49は、CPU41の制御に従い、生成された接続要求をネットワーク6を介してデータ管理サーバ7に送信する。
ステップS4において、CPU41は、通信部49において受信されたデータ管理サーバ7からの接続応答に基づいて、データ管理サーバ7との接続に成功したか否かを判定し、データ管理サーバ7との接続に成功したと判定するまで待機する。
ステップS4においてデータ管理サーバ7との接続に成功したと判定された場合、CPU41はステップS5で、取得された入力情報(例えばユーザの証明書に関する情報である証明書情報)をネットワーク6を介してデータ管理サーバ7に供給する。
具体的には、CPU41は、取得された入力情報(例えばユーザの証明書に関する情報である証明書情報)をバス44および入出力インタフェース45を介して通信部49に供給する。CPU41は、通信部49を制御し、取得された入力情報(例えばユーザの証明書に関する情報である証明書情報)をネットワーク6を介してデータ管理サーバ7に送信させる。通信部49は、CPU41の制御に従い、取得された入力情報(例えばユーザの証明書に関する情報である証明書情報)をネットワーク6を介してデータ管理サーバ7に送信する。
ステップS6において、通信部49は、ネットワーク6を介してデータ管理サーバ7から送信されてきたユーザの証明書に関する情報である証明書情報を管理するための管理情報(例えば管理番号「10001」)を受信し、受信された管理情報(例えば管理番号「10001」)を入出力インタフェース45およびバス44を介してCPU41に供給する。
CPU41は、入出力インタフェース45およびバス44を介して通信部49から供給された管理情報(例えば管理番号「10001」)を取得する。
ステップS7において、CPU41は、取得された管理情報(例えば管理番号「10001」)に基づいて、入力情報を更新する。すなわち、例えば図13に示される入力情報は、取得された管理情報(例えば管理番号「10001」)が追加され、図14に示されるように更新される。
ステップS8において、CPU41は、ICリーダ/ライタ5を制御し、更新された入力情報(ユーザの証明書に関する証明書情報と管理情報)を登録情報として、ICリーダ/ライタ5に近接するICカード2に書き込む。
例えば図15に示されるように、登録情報として、「管理番号:10001」、「証明書番号:1234」、「名前:鈴木一郎」、「生年月日:1970年10月1日」、「証明書に関する情報A:普通自動車」、「証明書に関する情報B:自動二輪」、「証明書に関する情報C:取得2004年7月2日」、「有効期限:2007年10月1日」、「証明書の有効/無効:有効」、および「暗証番号:0001」がICカード2に書き込まれる。なお、ICカード2に書き込まれる登録情報には、更新された入力情報以外に、例えば証明書の有効/無効に関する情報が追加される。
具体的には、第1に、SCC69は、本体4から供給されたデータ(登録情報)を、バス71を介してCPU66に供給する。CPU66は、バス71を介してSCC69から供給されたデータ(登録情報)を取得するとともに、取得されたデータ(登録情報)をICカード2に書き込ませるための書き込みコマンドを生成し、生成された書き込みコマンドをバス71を介してSPU70に供給する。
SPU70は、ICカード2に送信する書き込みコマンド(データ(登録情報)をICカード2に書き込ませるための書き込みコマンド)がバス71を介して供給されたとき、供給されたコマンドにBPSK変調(マンチェスターコードへのコーディング)を施し、取得したデータを変調部62に出力する。
変調部62は、発振回路63から供給される所定の周波数の搬送波を、SPU70より供給されるデータに基づいてASK変調し、生成された変調波を電磁波としてアンテナ61から出力し、ICカード2に送信する。
第2に、ICリーダ/ライタ5に近接されたICカード2のアンテナ30とコンデンサ31により構成されるLC回路は、近傍に配置されたICカード発行装置3に設けられたICリーダ/ライタ5から輻射された所定の周波数の電磁波と共振して、ICリーダ/ライタ5からの変調波を受信する。インタフェース部29は、ASK(Amplitude Shift Keying)復調部36において、アンテナ30を介して受信した変調波(ASK変調波)を包絡線検波して復調し、復調後のデータをBPSK(Binary Phase Shift Keying)復調部32に出力する。
BPSK復調部32は、ASK復調部36で復調されたデータがBPSK変調されている場合、図示せぬPLL回路から供給されるクロック信号に基づいて、そのデータの復調(マンチェスターコードのデコード)を行い、復調したデータをデータ受信部33に出力する。データ受信部33は、供給されたデータ(ICリーダ/ライタ5からの登録情報)をCPU21に出力する。CPU21は、入力されたデータ(ICリーダ/ライタ5からの登録情報)をEEPROM24に記憶させる。EEPROM24は、CPU21の制御に従い、(ICリーダ/ライタ5からの登録情報)を記憶する。
これにより、ユーザの証明書に関する証明書情報と管理情報をICカード2に記憶させることができる。
図16のフローチャートを参照して、図12のフローチャートを参照して説明したICカード発行装置3におけるICカード発行処理に対応する、図5のデータ管理サーバ7における管理情報供給処理について説明する。この管理情報供給処理は、ICカード発行装置3からデータ管理サーバ7への接続要求がネットワーク6を介して取得(受信)されることにより開始される。
ステップS11において、通信部89は、ネットワーク6を介してICカード発行装置3から送信されてきたデータ管理サーバ7への接続要求を受信し、受信されたデータ管理サーバ7への接続要求を入出力インタフェース85およびバス84を介してCPU81に供給する。
CPU81は、通信部89から入出力インタフェース85およびバス84を介して供給されたデータ管理サーバ7への接続要求を取得する。
ステップS12において、CPU81は、接続が要求されたICカード発行装置3の認証処理などを行い、その結果を示す接続応答を生成する。ステップS13において、CPU81は、生成された接続応答をネットワーク6を介してICカード発行装置3に供給する。
具体的には、CPU81は、生成された接続応答をバス84および入出力インタフェース85を介して通信部89に供給する。CPU81は、通信部89を制御し、生成された接続応答をネットワーク6を介してICカード発行装置3に送信させる。通信部89は、CPU81の制御に従い、生成された接続応答をネットワーク6を介してICカード発行装置3に送信する。
ステップS14において、CPU81は、通信部89を介して、ICカード発行装置3との接続に成功したか否かを判定し、ICカード発行装置3との接続に成功したと判定するまで待機する。
ステップS14においてICカード発行装置3との接続に成功したと判定された場合、通信部89はステップS15で、ネットワーク6を介してICカード発行装置3から送信されてきたICカード発行装置3における入力情報(例えばユーザの証明書に関する情報である証明書情報)を受信し、受信されたICカード発行装置3における入力情報(例えばユーザの証明書に関する情報である証明書情報)を入出力インタフェース85およびバス84を介してCPU81に供給する。
CPU81は、入出力インタフェース85およびバス84を介して通信部89から供給されたICカード発行装置3における入力情報(例えばユーザの証明書に関する情報である証明書情報)を取得する。
ステップS16において、CPU81は、取得されたICカード発行装置3における入力情報に含まれるユーザの証明書に関する情報である証明書情報を管理するための固有の管理情報(例えば管理番号など)を割り当てる。
ステップS17において、CPU81は、割り当てられた管理情報(例えば管理番号など)とともに、取得されたICカード発行装置3における入力情報(例えばユーザの証明書に関する情報である証明書情報)を記憶部88に記憶させる。記憶部88は、CPU81の制御に従い、割り当てられた管理情報(例えば管理番号など)とともに、取得されたICカード発行装置3における入力情報(例えばユーザの証明書に関する情報である証明書情報)を記憶する。
例えば図17に示されるように、データ内容として、「証明書番号:1234」、「名前:鈴木一郎」、「生年月日:1970年10月1日」、「写真:画像データ」、「性別:男」、「証明書に関する情報:A」、「証明書に関する情報B」、「証明書に関する情報C:取得年2004年7月2日」、「有効期限:2007年10月1日」、「管理番号:10001」、「暗証番号:0001」、「証明書の有効/無効:有効」、「違反歴:なし」、「最終違反日:取得日より無違反」、および「紛失履歴:なし」が記憶部88に記憶される。但し、データ管理サーバ7の記憶部88に記憶されているデータ内容のうち、一部のデータ(例えば違反歴、最終違反日、および紛失履歴など)については、例えば警察などの特別なアクセス権がない限り、ネットワーク6を介して外部(例えばカメラ付ディジタル携帯電話機8などを用いて)からアクセスできないように設定されている。
なお、データ管理サーバ7の記憶部88に記憶される管理情報(例えば管理番号など)とユーザの証明書に関する情報である証明書情報などは、必要に応じて削除や更新することができる。
ステップS18において、CPU81は、ステップS16の処理により割り当てられた管理情報(例えば管理番号など)をネットワーク6を介してICカード発行装置3に供給する。
具体的には、CPU81は、割り当てられた管理情報(例えば管理番号など)をバス84および入出力インタフェース85を介して通信部89に供給する。CPU81は、通信部89を制御し、割り当てられた管理情報(例えば管理番号など)をネットワーク6を介してICカード発行装置3に送信させる。通信部89は、CPU81の制御に従い、割り当てられた管理番号をネットワーク6を介してICカード発行装置3に送信する。
その後、データ管理サーバの管理情報供給処理は終了する。
次に、ユーザは、ICカード発行装置3により発行されたICカード2に、カメラ付ディジタル携帯電話機8に内蔵されたICリーダ/ライタ139を近接させ、ICリーダ/ライタ139を用いてICカードに記憶されている管理情報や証明書情報などを読み取らせる。以下、カメラ付ディジタル携帯電話機8における管理情報記憶処理について説明する。
図18のフローチャートを参照して、図8のカメラ付ディジタル携帯電話機8における管理情報記憶処理について説明する。この管理情報記憶処理は、ユーザにより操作キー104が操作されることにより、管理情報記憶処理を開始するとの指示がなされることにより開始される。
ステップS21において、カメラ付ディジタル携帯電話機8の主制御部121は、ICリーダ/ライタ139のCPU146を制御して、通信可能範囲にICカード2が存在するか否かを判定し、通信可能範囲にICカード2が存在すると判定するまで待機する。
ステップS21において通信可能範囲にICカード2が存在すると判定された場合、主制御部121はステップS22で、ICリーダ/ライタ139を制御して、近接されたICカード2に記憶されている管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報を読み取らせる。
すなわち、第1に、ICリーダ/ライタ139のSCC149は、メインバス131を介して主制御部121から供給された制御信号を、バス151を介してCPU146に供給する。CPU146は、バス151を介してSCC149から供給された制御信号に基づいて、ICカード2に記憶されている管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報の取得を要求するための取得要求コマンドを生成し、生成された取得要求コマンドをバス151を介してSPU150に供給する。
SPU150は、ICカード2に送信する取得要求コマンド(ICカード2に記憶されている管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報の取得を要求するための取得要求コマンド)がバス151を介して供給されたとき、供給されたコマンドにBPSK変調(マンチェスターコードへのコーディング)を施し、取得したデータを変調部142に出力する。
変調部142は、発振回路143から供給される所定の周波数の搬送波を、SPU150より供給されるデータに基づいてASK変調し、生成された変調波を電磁波としてアンテナ141から出力し、ICカード2に送信する。
第2に、ICリーダ/ライタ139に近接されたICカード2のアンテナ30とコンデンサ31により構成されるLC回路は、近傍に配置されたカメラ付ディジタル携帯電話機8のICリーダ/ライタから輻射された所定の周波数の電磁波と共振して、ICリーダ/ライタ139からの変調波を受信する。インタフェース部29は、ASK(Amplitude Shift Keying)復調部36において、アンテナ30を介して受信した変調波(ASK変調波)を包絡線検波して復調し、復調後のデータをBPSK(Binary Phase Shift Keying)復調部32に出力する。
BPSK復調部32は、ASK復調部36で復調されたデータがBPSK変調されている場合、図示せぬPLL回路から供給されるクロック信号に基づいて、そのデータの復調(マンチェスターコードのデコード)を行い、復調したデータをデータ受信部33に出力する。データ受信部33は、供給されたデータ(ICカード2に記憶されている管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報の取得を要求するための取得要求コマンド)をCPU21に出力する。CPU21は、入力されたデータ(ICカード2に記憶されている管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報の取得を要求するための取得要求コマンド)に基づいて、EEPROM24に記憶されている管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報を読み出し、読み出された管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報をデータ送信部27にバス26を介して供給する。
BPSK変調部28は、データ送信部27から供給されたデータ(読み出された管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報)にBPSK変調(マンチェスターコードへのコーディング)を行い、それをASK変調部35に出力する。ASK変調部35は、アンテナ30の負荷の変動により、アンテナ30において受信されている、カメラ付ディジタル携帯電話機8に内蔵されたICリーダ/ライタ139などからの変調波をASK変調し、その変調成分(変調後の管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報)をアンテナ30を介してICリーダ/ライタ139に送信する。
第3に、ICリーダ/ライタ139のアンテナ141は、ICカード2から送信されてきた管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報を受信し、受信された管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報を復調部144に供給する。復調部144は、アンテナ141を介して取得した変調波(ASK変調波)を復調し、復調されたデータをSPU150に出力する。SPU150は、ICカード2からの応答データ(復調後の管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報)が復調部144から供給されたとき、そのデータに対して、例えばBPSK復調(マンチェスターコードのデコード)などを施し、取得したデータをCPU146にバス151を介して供給する。
CPU146は、例えばBPSK復調後の管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報を取得し、取得された例えばBPSK復調後の管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報をRAM148に記憶させるとともに、メインバス131を介して主制御部121に供給する。
ステップS23において、主制御部121は、メインバス131を介してICリーダ/ライタ139から供給された管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報を取得する。ステップS24において、主制御部121は、取得された管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報を記憶部137に記憶させる。記憶部137は、主制御部121の制御に従い、管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報を記憶する。勿論、カメラ付ディジタル携帯電話機8に内蔵された図示せぬ非接触ICチップなどに記憶させるようにしてもよい。
これにより、ICカード2に記憶されている管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報を、カメラ付ディジタル携帯電話機8に記憶することができる。
なお、本発明の実施形態においては、カメラ付ディジタル携帯電話機8に管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報を記憶させるようにしたが、このような場合に限られず、管理情報だけでもよいし、管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報の一部を記憶させるようにしてもよい。
なお、カメラ付ディジタル携帯電話機8は、必要に応じて、ネットワーク6を介してデータ管理サーバ7と通信を行い、ユーザの証明書に関する最新の証明書情報を取得して、すでに記憶されている証明書情報を削除や更新することができる。
次に、ユーザは、自動車9に設置された車載情報処理装置160(図10)に自動車9の起動や停止などの処理を実行させる場合に、カメラ付ディジタル携帯電話機8を用いて、カメラ付ディジタル携帯電話機8の記憶部137に記憶されている管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報を、自動車9に設置された車載情報処理装置160に供給(送信)させる。以下、カメラ付ディジタル携帯電話機8における管理情報供給処理について説明する。
図19のフローチャートを参照して、図8のカメラ付ディジタル携帯電話機8における管理情報供給処理について説明する。
ステップS31において、主制御部121は、ユーザにより操作キー104が操作されることにより管理情報供給処理を開始するとの指示がなされたか否かを判定し、管理情報供給処理を開始するとの指示がなされたと判定するまで待機する。
ステップS31において管理情報供給処理を開始するとの指示がなされたと判定された場合、主制御部121はステップS32で、記憶部137に記憶されている管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報を読み出す。
ステップS33において、主制御部121は、読み出された管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報を自動車9に設置された車載情報処理装置160に供給する。すなわち、主制御部121は、読み出された管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報を、例えば図示せぬBluetooth(登録商標)モジュールや赤外線通信部などを介して自動車9に設置された車載情報処理装置160に送信する。勿論、Bluetooth(登録商標)通信や赤外線通信など以外の無線通信を用いて、管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報を、自動車9に設置された車載情報処理装置160に送信するようにしてもよい。
また、カメラ付ディジタル携帯電話機8に内蔵された図示せぬ非接触ICチップに管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報を記憶させておいた場合、例えば図ICリーダ/ライタ5などを用いて車載情報処理装置160に読み取らせて供給するようにしてもよい。
その後、カメラ付ディジタル携帯電話機8における管理情報供給処理は終了する。
図20のフローチャートを参照して、図19のフローチャートを参照して説明したカメラ付ディジタル携帯電話機8における管理情報供給処理に対応する、図10の車載情報処理装置160における自動車制御処理について説明する。
ステップS41において、通信部169は、内蔵される例えばBluetooth(登録商標)通信や赤外線通信などを用いて、カメラ付ディジタル携帯電話機8から送信されてきた管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報を受信し、受信された管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報を入出力インタフェース165とバス164を介してCPU161に供給する。
CPU161は、通信部169から入出力インタフェース165とバス164を介して供給された管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報を取得する。
ステップS42において、CPU161は、記憶部168に予め記憶されている、自動車9を起動可能な管理情報(例えば管理番号)を読み出す。例えば図21に示されるように、記憶部168には起動可能な管理情報として、例えば「10001」、「10004」、「38273」などの管理番号が予め記憶されており、これらの管理番号が起動可能な管理情報として読み出される。
ステップS43において、CPU161は、読み出された起動可能な管理情報を参照して、取得された管理情報と一致するか否かを照合する。なお、本発明の実施形態においては、説明を簡単にするために管理情報を用いて認証処理(照合処理)を行うようにしたが、このような場合に限られず、管理情報以外の認証番号などを用いて認証処理(照合処理)を実行するようにしてもよい。
ステップS43において取得された管理情報と一致すると照合された場合、CPU161はステップS44で、取得された証明書情報に基づいて、自動車9を現在運転することが可能なユーザであるか否かを判定する。具体的には、有効期限が切れてしまったユーザではないか否かなどを判定する。
ステップS44において自動車9を現在運転することが可能なユーザであると判定された場合、CPU161はステップS45で、自動車9の起動・停止処理を実行する。
ステップS44において自動車9を現在運転することが可能なユーザではないと判定された場合、CPU161はステップS46で、エラー処理を実行する。具体的には、ユーザに対して現在運転することができない旨を通知する。
一方、ステップS43において取得された管理情報と一致しないと照合された場合、処理はステップS46に進み、ステップS46においてエラー処理が実行される。具体的には、ユーザに対して正当なユーザではない旨を通知する。
本発明の第1実施形態においては、ICカード2に記憶されている管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報をICリーダ/ライタ139を用いて読み取り、読み取られた管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報を、本発明に係る情報処理装置に適用可能なカメラ付ディジタル携帯電話機8に記憶し、記憶された管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報を用いて自動車9に設置された車載情報処理装置160に自動車制御処理を実行させるようにしたので、ユーザがICカード2を持ち運ぶ必要がなくなることからICカード2自体の紛失を防止することができ、ICカードに記憶されている情報を利用する場合における個人情報の漏洩や第三者による不正利用を防止することができ、ICカード2に記憶されている情報を利用する場合における安全性を向上させることができる。また、ユーザが、証明書の有効期限が切れたままの状態で、気づかないうちに自動車9を運転してしまうことを未然に防止することができる。これにより、ICカード2に記憶されている情報を利用する場合における利便性を向上させることができる。
ところで、ICカード2から読み取られた管理情報などを記憶させたカメラ付ディジタル携帯電話機8をユーザが紛失してしまった場合、紛失したカメラ付ディジタル携帯電話機8が第三者に拾われてしまうと、カメラ付ディジタル携帯電話機8がその第三者に不正に利用されてしまう危険性がある。そこで、データ管理サーバ7とネットワーク6を介して接続されたパーソナルコンピュータ13を用いてデータ管理サーバ7と通信し、遠隔操作を行って、カメラ付ディジタル携帯電話機8にすでに記憶されている管理情報を無効にするための無効情報をデータ管理サーバ7からカメラ付ディジタル携帯電話機8に供給(送信)させるようにしてもよい。以下、パーソナルコンピュータ13における固有情報供給処理について説明する。
図22のフローチャートを参照して、図11のパーソナルコンピュータ13における無効情報供給処理について説明する。
ステップS51において、CPU181は、ネットワーク6を介して接続されたデータ管理サーバ7に接続を要求するための接続要求を生成し、生成された接続要求をネットワーク6を介してデータ管理サーバ7に供給する。
具体的には、CPU181は、生成された接続要求をバス184および入出力インタフェース185を介して通信部189に供給する。CPU181は、通信部189を制御し、生成された接続要求をネットワーク6を介してデータ管理サーバ7に送信させる。通信部189は、CPU181の制御に従い、生成された接続要求をネットワーク6を介してデータ管理サーバ7に送信する。
ステップS52において、CPU181は、通信部189において受信されたデータ管理サーバ7からの接続応答に基づいて、データ管理サーバ7との接続に成功したか否かを判定し、データ管理サーバ7との接続に成功したと判定するまで待機する。
ステップS52においてデータ管理サーバ7との接続に成功したと判定された場合、CPU181はステップS53で、ネットワーク6を介して接続されたデータ管理サーバ7に対して、カメラ付ディジタル携帯電話機8に記憶されている管理情報を無効にするための無効情報の生成を要求するための無効情報生成要求を生成し、生成された無効情報生成要求をネットワーク6を介してデータ管理サーバ7に供給する。
具体的には、CPU181は、生成された無効情報生成要求をバス184および入出力インタフェース185を介して通信部189に供給する。CPU181は、通信部189を制御し、生成された無効情報生成要求をネットワーク6を介してデータ管理サーバ7に送信させる。通信部189は、CPU181の制御に従い、供給された無効情報生成要求をネットワーク6を介してデータ管理サーバ7に送信する。
ステップS54において、通信部189は、ネットワーク6を介してデータ管理サーバ7から送信されてきた無効情報生成応答を受信し、受信された無効情報生成応答を入出力インタフェース185およびバス184を介してCPU181に供給する。
CPU181は、通信部189から入出力インタフェース185およびバス184を介して供給された無効情報生成用応答を取得する。
ステップ55において、CPU181は、データ管理サーバ7からの無効情報生成応答を取得すると、ユーザにより入力部186が操作されることにより入力されたユーザが所有するカメラ付ディジタル携帯電話機8に関する固有情報(例えばカメラ付ディジタル携帯電話機8の携帯電話番号など)を取得する。
ステップS56において、CPU181は、取得されたユーザが所有するカメラ付ディジタル携帯電話機8に関する固有情報(例えばカメラ付ディジタル携帯電話機8の携帯電話番号など)をネットワーク6を介してデータ管理サーバ7に供給する。
具体的には、CPU181は、取得されたユーザが所有するカメラ付ディジタル携帯電話機8に関する固有情報(例えばカメラ付ディジタル携帯電話機8の携帯電話番号など)をバス184および入出力インタフェース185を介して通信部189に供給する。CPU181は、通信部189を制御し、取得されたユーザが所有するカメラ付ディジタル携帯電話機8に関する固有情報(例えばカメラ付ディジタル携帯電話機8の携帯電話番号など)をネットワーク6を介してデータ管理サーバ7に送信させる。通信部189は、CPU181の制御に従い、供給されたユーザが所有するカメラ付ディジタル携帯電話機8に関する固有情報(例えばカメラ付ディジタル携帯電話機8の携帯電話番号など)をネットワーク6を介してデータ管理サーバ7に送信する。
図23のフローチャートを参照して、図22のフローチャートを参照して説明したパーソナルコンピュータ13における固有情報供給処理に対応する、図5のデータ管理サーバ7における無効情報供給処理について説明する。
ステップS61において、通信部89は、ネットワーク6を介してパーソナルコンピュータ13から送信されてきたデータ管理サーバ7への接続要求を受信し、受信されたデータ管理サーバ7への接続要求を入出力インタフェース85およびバス84を介してCPU81に供給する。
CPU81は、通信部89から入出力インタフェース85およびバス84を介して供給されたデータ管理サーバ7への接続要求を取得する。
ステップS62において、CPU81は、接続が要求されたパーソナルコンピュータ13の認証処理などを行い、その結果を示す接続応答を生成する。ステップS63において、CPU81は、生成された接続応答をネットワーク6を介してパーソナルコンピュータ13に供給する。
具体的には、CPU81は、生成された接続応答をバス84および入出力インタフェース85を介して通信部89に供給する。CPU81は、通信部89を制御し、生成された接続応答をネットワーク6を介してパーソナルコンピュータ13に送信させる。通信部89は、CPU81の制御に従い、生成された接続応答をネットワーク6を介してパーソナルコンピュータ13に送信する。
ステップS64において、CPU81は、通信部89を介して、パーソナルコンピュータ13との接続に成功したか否かを判定し、パーソナルコンピュータ13との接続に成功したと判定するまで待機する。
ステップS64においてパーソナルコンピュータ13との接続に成功したと判定された場合、通信部89はステップS65で、ネットワーク6を介してパーソナルコンピュータ13から送信されてきた、カメラ付ディジタル携帯電話機8に記憶されている管理情報を無効にするための無効情報の生成を要求するための無効情報生成要求を受信し、受信された無効情報生成要求を入出力インタフェース85およびバス84を介してCPU81に供給する。
CPU81は、入出力インタフェース85およびバス84を介して通信部89から供給された、カメラ付ディジタル携帯電話機8に記憶されている管理情報を無効にするための無効情報の生成を要求するための無効情報生成要求を取得する。
ステップS66において、CPU81は、取得された無効情報生成要求に対してその結果を示す無効情報生成応答を生成する。ステップS67において、CPU81は、生成された無効情報生成応答をネットワーク6を介してパーソナルコンピュータ13に供給する。
具体的には、CPU81は、生成された無効情報生成応答をバス84および入出力インタフェース85を介して通信部89に供給する。CPU81は、通信部89を制御し、生成された無効情報生成応答をネットワーク6を介してパーソナルコンピュータ13に送信させる。通信部89は、CPU81の制御に従い、生成された無効情報生成応答をネットワーク6を介してパーソナルコンピュータ13に送信する。
ステップS68において、通信部89は、ネットワーク6を介してパーソナルコンピュータ13から送信されてきたユーザが所有するカメラ付ディジタル携帯電話機8に関する固有情報(例えばカメラ付ディジタル携帯電話機8の携帯電話番号など)を受信し、受信されたユーザが所有するカメラ付ディジタル携帯電話機8に関する固有情報(例えばカメラ付ディジタル携帯電話機8の携帯電話番号など)を入出力インタフェース85およびバス84を介してCPU81に供給する。
CPU81は、通信部89から入出力インタフェース85およびバス84を介して供給された、ユーザが所有するカメラ付ディジタル携帯電話機8に関する固有情報(例えばカメラ付ディジタル携帯電話機8の携帯電話番号など)を取得する。
ステップS69において、CPU81は、取得されたユーザが所有するカメラ付ディジタル携帯電話機8に関する固有情報(例えばカメラ付ディジタル携帯電話機8の携帯電話番号など)に基づいて、ユーザが所有するカメラ付ディジタル携帯電話機8に記憶されている管理情報を無効にするための無効情報を生成する。
ステップS70において、CPU81は、生成された無効情報をネットワーク6を介してカメラ付ディジタル携帯電話機8に供給する。
具体的には、CPU81は、生成された無効情報をバス84および入出力インタフェース85を介して通信部89に供給する。CPU81は、通信部89を制御し、生成された無効情報をネットワーク6を介してカメラ付ディジタル携帯電話機8に送信させる。通信部89は、CPU81の制御に従い、生成された無効情報をネットワーク6を介してカメラ付ディジタル携帯電話機8に送信する。
次に、図24のフローチャートを参照して、図23のフローチャートを参照して説明したデータ管理サーバ7における無効情報供給処理に対応する、図8のカメラ付ディジタル携帯電話機8における無効情報記憶処理について説明する。
ステップS71において、主制御部121は、変復調回路部129、送受信回路部133、およびアンテナ134を介してデータ管理サーバ7から受信された無効情報(カメラ付ディジタル携帯電話機8にすでに記憶されている管理情報を無効にするための無効情報)を取得する。
ステップS72において、主制御部121は、取得された無効情報を記憶部137にすでに記憶されている管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報と対応付けて記憶部137に記憶させる。記憶部137は、主制御部121の制御に従い、取得された無効情報を、記憶部137にすでに記憶されている管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報と対応付けて記憶する。
これにより、パーソナルコンピュータ13を用いてデータ管理サーバ7から供給(送信)された無効情報をカメラ付ディジタル携帯電話機8に記憶させることができる。
ここで、ユーザが管理情報などを記憶させたカメラ付ディジタル携帯電話機8を紛失してしまった場合に、パーソナルコンピュータ13を用いてデータ管理サーバ7から供給(送信)された無効情報をカメラ付ディジタル携帯電話機8に記憶させた後、無効情報を記憶させたカメラ付ディジタル携帯電話機8を拾った第三者が、そのカメラ付ディジタル携帯電話機8を不正に用いて自動車9を起動させようとするとき、カメラ付ディジタル携帯電話機8の記憶部137に記憶されている管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報とともに、無効情報を自動車9に設置された車載情報処理装置160に供給(送信)させる。以下、カメラ付ディジタル携帯電話機8における他の管理情報供給処理について説明する。
図25のフローチャートを参照して、図8のカメラ付ディジタル携帯電話機8における管理情報供給処理について説明する。
ステップS81において、主制御部121は、ユーザにより操作キー104が操作されることにより管理情報供給処理を開始するとの指示がなされたか否かを判定し、管理情報供給処理を開始するとの指示がなされたと判定するまで待機する。
ステップS81において管理情報供給処理を開始するとの指示がなされたと判定された場合、主制御部121はステップS82で、記憶部137に記憶されている管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報とともに、これらに対応付けて記憶されている無効情報を読み出す。
ステップS83において、主制御部121は、読み出された管理情報、ユーザの証明書に関する証明書情報、および無効情報を自動車9に設置された車載情報処理装置160に供給する。すなわち、主制御部121は、読み出された管理情報、ユーザの証明書に関する証明書情報、および無効情報を、例えば図示せぬBluetooth(登録商標)モジュールや赤外線通信部などを介して自動車9に設置された車載情報処理装置160に送信する。
勿論、Bluetooth(登録商標)通信や赤外線通信など以外の無線通信(例えばやICリーダ/ライタ139など)を用いて、管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報を、自動車9に設置された車載情報処理装置160に送信するようにしてもよい。
次に、図26のフローチャートを参照して、図10の車載情報処理装置160における他の自動車制御処理について説明する。なお、図26のステップS93乃至S97の処理は、図20のステップS42乃至S46の処理と同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
ステップ91において、通信部169は、例えばBluetooth(登録商標)通信や赤外線通信などを用いて、カメラ付ディジタル携帯電話機8から送信された管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報(無効情報が管理情報などに対応付けられて記憶されている場合には、無効情報も含まれる)を受信し、受信された管理情報と証明書情報を入出力インタフェース165とバス164を介してCPU161に供給する。
CPU161は、通信部169から入出力インタフェース165とバス164を介して供給された管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報(無効情報が管理情報などに対応付けられて記憶されている場合には、無効情報も含まれる)を取得する。
ステップS92において、CPU161は、管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報に対応付けられて取得された無効情報が存在するか否かを判定する。ステップS92において管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報に対応付けられて取得された無効情報が存在すると判定された場合、処理はステップS97に進み、ステップS97においてエラー処理が実行される。具体的には、この管理情報では、自動車9を起動・停止することができない旨を通知する。
これにより、第三者がカメラ付ディジタル携帯電話機8に記憶されている管理情報などを用いて、自動車9を起動・停止させたり、車載情報処理装置160において何らかの処理を実行させたりすることを防止することができる。
本発明の第1実施形態においては、管理情報などを記憶させた本発明に係る情報処理装置似た適用可能なカメラ付ディジタル携帯電話機8をユーザが紛失してしまった場合に、パーソナルコンピュータ13を用いてデータ管理サーバ7から供給(送信)された無効情報をカメラ付ディジタル携帯電話機8に記憶させた後、無効情報を記憶させたカメラ付ディジタル携帯電話機8を拾った第三者が、そのカメラ付ディジタル携帯電話機8を不正に用いて自動車9を起動させようとするとき、カメラ付ディジタル携帯電話機8の記憶部137に記憶されている管理情報とユーザの証明書に関する証明書情報とともに、無効情報を自動車9に設置された車載情報処理装置160に供給(送信)させ、供給(送信)された無効情報を用いて管理情報の使用を無効にするようにしたので、ICカード2に記憶されている情報を利用する場合における個人情報の漏洩や第三者による不正利用をより防止することができるだけでなく、第三者がカメラ付ディジタル携帯電話機8に記憶されている管理情報などを用いて自動車9の起動・停止処理を不正に行うことを未然に防止することができ、その結果、ICカード2に記憶されている情報を利用する場合における安全性をより向上させることができる。これにより、ICカード2に記憶されている情報を利用する場合における利便性をより向上させることができる。
ところで、例えば警察官が道路わきで飲酒運転であるか否かを検査しようとして、自動車9を運転するユーザの証明書に関する証明書情報などの確認を所望する場合、警察官が所有する携帯端末201を用いて、ユーザが所有するカメラ付ディジタル携帯電話機8から管理情報を取得し、取得された管理情報を用いてデータ管理サーバ7からユーザの証明書に関する証明書情報などを取得するようにしてもよい。以下、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、本発明の第2実施形態においては、警察官が所有する携帯端末201としてのPDA(Personal Digital Assistant)を用いて管理情報を取得し、取得された管理情報を用いてデータ管理サーバ7からユーザの証明書に関する証明書情報などを取得するようにしたが、このような場合に限られず、携帯端末201には、例えばカメラ付ディジタル携帯電話機8パーソナルコンピュータ、その他の情報処理装置を用いるようにしてもよい。
[第2実施形態]
図27は、本発明に係るネットワークシステム1の第2実施形態における全体の構成を表している。なお、図1のネットワークシステム1の構成と対応するものについては、同一の符号を付しており、その説明は繰り返しになるので省略する。
例えば警察官が所有する本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯端末201は、ユーザが所有するカメラ付ディジタル携帯電話機8に記憶されている管理情報を取得し、取得された管理情報を用いて、ネットワーク6を介して接続されたデータ管理サーバ7からユーザの証明書に関する証明書情報を取得する。
図28は、図27の携帯端末201の内部の構成を表している。
CPU(Central Processing Unit)211は、ROM(Read Only Memory)212に記憶されているプログラム、または記憶部219からRAM(Random Access Memory)213にロードされたアプリケーションプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM213にはまた、CPU211が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU211、ROM212、およびRAM213は、バスを構成するCPUインタフェース214を介して相互に接続されている。CPUインタフェース214には、LCD218に対する画面の表示を制御する表示制御部215も接続されている。
表示制御部215には、カメラ部216、LCD218の他、VRAM(Video RAM)217も接続されている。表示制御部215は、CPU211による制御に基づいて、カメラ部216により撮像された画像をVRAM217に記憶させ、そのVRAM217に記憶させている画像や、他のメモリ(不揮発性半導体メモリ224、RAM213、記憶部219)に記憶されている画像をLCD218に表示させる。VRAM217には、カメラ部216により撮像された画像の他、LCD218に表示させる画像も記憶される。
また、CPUインタフェース214には、ボタン241、スクロールボタン242、およびキーボード243などからなる入力部220、タッチパネル221、赤外線通信ポート229、不揮発性半導体メモリスロットに相当するスロットI/F222、リムーバブルメインバッテリ231およびバックアップバッテリ232を充電させるとともに、他の外部装置235(例えば、パーソナルコンピュータなど)との通信の中継装置となるクレードル234などが接続されるコネクタ233、並びに、マイクロフォン226で集音された音声をディジタルデータに変換する音声処理部225が接続されている。
なお、タッチパネル221により検出された座標を表す情報は、CPUインタフェース214を介してCPU211に供給される。
さらに、CPUインタフェース214には、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)またはハードディスクなどより構成される記憶部219が接続される。記憶部219は、携帯端末201に対して着脱可能な記憶媒体である不揮発性半導体メモリ224とは異なり、携帯端末201が内蔵するメモリである。
CPUインタフェース214には、Bluetooth(登録商標)などの規格に準拠した無線通信を行う無線通信部228、および、ICカードに対して非接触でデータを読み書きする非接触ICカードインタフェース(I/F)227が接続されている。
外部装置235(例えば、パーソナルコンピュータなど)に適宜装着される磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどから読み出されたアプリケーションは、赤外線通信ポート229を介して行われる赤外線通信、無線通信部22を介して行われる無線通信、または、クレードル234を介して行われる有線の通信などにより、必要に応じて携帯端末201に対して供給され、記憶部219にインストールされる。または、スロットI/F222に適宜装着される不揮発性半導体メモリ224から読み出されたアプリケーションプログラムも、必要に応じて記憶部219にインストールされる。
CPUインタフェース214には、LCD218とその上に積層された透明なタッチパネル221からなる表示部(図示せず)が本体部(図示せず)に対して閉じた状態の場合、オン状態となり、表示部が本体部に対して開いた状態の場合、オフ状態となるLCD開閉スイッチ239、および、表示部が所定の角度以上回動された場合にオン状態となる
LCD回転スイッチ240が設けられている。
また、CPUインタフェース214には、リムーバブルメインバッテリ231が装着されるメインバッテリ装着部230、およびリムーバブルメインバッテリ231が取り外されたときの予備電源となる、充電式ボタン電池等から成るバックアップバッテリ232が接続されている。
図29のフローチャートを参照して、図27のユーザが所有するカメラ付ディジタル携帯電話機8(図8のカメラ付ディジタル携帯電話機8)における管理情報供給処理について説明する。
ステップS101において、主制御部121は、ユーザにより操作キー104が操作されることにより管理情報供給処理を開始するとの指示がなされたか否かを判定し、管理情報供給処理を開始するとの指示がなされたと判定するまで待機する。
ステップS101において管理情報供給処理を開始するとの指示がなされたと判定された場合、主制御部121はステップS102で、記憶部137に記憶されている管理情報を読み出す。
ステップS103において、主制御部121は、読み出された管理情報を警察官が所有する携帯端末201に供給する。すなわち、主制御部121は、読み出された管理情報を、例えば図示せぬBluetooth(登録商標)モジュールや赤外線通信部などを介して、警察官が所有する携帯端末201に送信する。勿論、Bluetooth(登録商標)通信や赤外線通信など以外の無線通信を用いて、管理情報を、警察官が所有する携帯端末201に送信するようにしてもよい。
図30のフローチャートを参照して、図29のフローチャートを参照して説明したユーザが所有するカメラ付ディジタル携帯電話機8における管理情報供給処理に対応する、図27の警察官が所有する携帯端末201(図28の携帯端末201)における管理情報記憶処理について説明する。
ステップS111において、CPU211は、警察官により入力部220の例えばボタン241などが操作されることにより管理情報取得処理を開始するとの指示がなされたか否かを判定し、管理情報取得処理を開始するとの指示がなされたと判定するまで待機する。
ステップS111において管理情報取得処理を開始するとの指示がなされたと判定された場合、CPU211はステップS112で、例えばBluetooth(登録商標)通信などを行う無線通信部228や赤外線通信ポート229などを用いて、ユーザが所有するカメラ付ディジタル携帯電話機8に記憶されている管理情報を取得する。
ステップS113において、CPU211は、取得された管理情報を記憶部219に記憶させる。記憶部219は、CPU211の制御に従い、取得された管理情報を記憶する。
次に、警察官は、自動車9を運転するユーザの証明書に関する証明書情報などの確認を所望する場合、所有する携帯端末201に記憶されている管理情報を用いて、ネットワーク6を介して接続されたデータ管理サーバ7からユーザの証明書に関する証明書情報などを取得させる。
図31のフローチャートを参照して、図27の警察官が所有する携帯端末201(図28の携帯端末201)における証明書情報取得処理について説明する。
ステップS121において、CPU211は、警察官により入力部220の例えばボタン241などが操作されることにより証明書情報取得処理を開始するとの指示がなされたか否かを判定し、証明書情報取得処理を開始するとの指示がなされたと判定するまで待機する。
ステップS121において証明書情報取得処理を開始するとの指示がなされたと判定された場合、CPU211はステップS122で、ネットワーク6を介して接続されたデータ管理サーバ7に接続を要求するための接続要求を生成し、生成された接続要求をネットワーク6を介してデータ管理サーバ7に供給する。
具体的には、CPU211は、生成された接続要求をCPUインタフェース214を介して無線通信部228に供給する。CPU211は、無線通信部228およびネットワーク6を介して、生成された接続要求をデータ管理サーバ7に送信させる。
ステップS123において、CPU211は、無線通信部228およびネットワーク6を介して受信されたデータ管理サーバ7からの接続応答に基づいて、データ管理サーバ7との接続に成功したか否かを判定し、データ管理サーバ7との接続に成功したと判定するまで待機する。
ステップS123においてデータ管理サーバ7との接続に成功したと判定された場合、CPU211はステップS124で、記憶部219に記憶されている管理情報(ユーザが所有するカメラ付ディジタル携帯電話機8から取得された管理情報)を読み出す。
ステップS125において、CPU211は、読み出された管理情報(例えば管理番号など)を、無線通信部228およびネットワーク6を介してデータ管理サーバ7に供給する。
具体的には、CPU211は、読み出された管理情報をCPUインタフェース214を介して無線通信部228に供給する。CPU211は、無線通信部228およびネットワーク6を介して、読み出された管理情報をデータ管理サーバ7に送信させる。
ステップS126において、CPU211は、無線通信部228およびネットワーク6を介して受信されたデータ管理サーバ7からの証明書情報などを取得する。
例えばユーザの証明書に関する証明書情報として、ユーザの顔写真に関する画像データとともに、「名前:鈴木一郎」、「証明書番号:1234」、「生年月日:1970年10月1日」、「証明書の有効/無効:有効」「証明書に関する情報A:普通自動車」、「違反歴:なし」、「紛失履歴:なし」、および「発行場所:東京都」が取得される。このとき、警察官が所有する携帯端末201は警察当局としてのアクセス権があることから、データ管理サーバ7から取得される証明書情報には、一般にはアクセスが禁止されている違反歴情報や紛失履歴情報などが含まれる。
ステップS127において、CPU211は、取得されたユーザの証明書に関する証明書情報などを記憶部219に記憶させる。記憶部219は、CPU211の制御に従い、取得されたユーザの証明書に関する証明書情報などを記憶する。
ステップS128において、CPU211は、表示制御部215を制御し、取得されたユーザの証明書に関する証明書情報などをLCD218に表示させる。LCD218は、表示制御部215の制御に従い、取得されたユーザの証明書に関する証明書情報などを表示する。
例えば図32に示されるように、 ユーザの顔写真とともに、ユーザの証明書に関する証明書情報などが表示される。
これにより、警察官は、ユーザの証明書に関する証明書情報を見て、ユーザ本人を特定するとともに、ユーザに関する種々の情報を知ることができる。
図33のフローチャートを参照して、図31のフローチャートを参照して説明した携帯端末201における証明書情報取得処理に対応する、図5のデータ管理サーバ7における証明書情報供給処理について説明する。
ステップS131において、通信部89は、ネットワーク6を介して警察官が所有する携帯端末201から送信されてきたデータ管理サーバ7への接続要求を受信し、受信されたデータ管理サーバ7への接続要求を入出力インタフェース85およびバス84を介してCPU81に供給する。
CPU81は、通信部89から入出力インタフェース85およびバス84を介して供給されたデータ管理サーバ7への接続要求を取得する。
ステップS132において、CPU81は、接続が要求された警察官が所有する携帯端末201の認証処理などを行い、その結果を示す接続応答を生成する。ステップS133において、CPU81は、生成された接続応答をネットワーク6を介して警察官が所有する携帯端末201に供給する。
具体的には、CPU81は、生成された接続応答をバス84および入出力インタフェース85を介して通信部89に供給する。CPU81は、通信部89を制御し、生成された接続応答をネットワーク6を介して警察官が所有する携帯端末201に送信させる。通信部89は、CPU81の制御に従い、生成された接続応答をネットワーク6を介して警察官が所有する携帯端末201に送信する。
ステップS134において、CPU81は、通信部89を介して、警察官が所有する携帯端末201との接続に成功したか否かを判定し、警察官が所有する携帯端末201との接続に成功したと判定するまで待機する。
ステップS134において警察官が所有する携帯端末201との接続に成功したと判定された場合、通信部89はステップS135で、ネットワーク6を介して警察官が所有する携帯端末201から送信されてきた、ユーザが所有するカメラ付ディジタル携帯電話機8に記憶されている管理情報を受信し、受信された、ユーザが所有するカメラ付ディジタル携帯電話機8に記憶されている管理情報を入出力インタフェース85およびバス84を介してCPU81に供給する。
CPU81は、入出力インタフェース85およびバス84を介して通信部89から供給された、ユーザが所有するカメラ付ディジタル携帯電話機8に記憶されている管理情報を取得する。
ステップS136において、CPU81は、取得された管理情報に予め対応付けられて記憶されている証明書情報などを記憶部89から読み出す。ステップS137において、CPU81は、読み出された証明書情報などをネットワーク6を介して警察官が所有する携帯端末201に供給する。
具体的には、CPU81は、読み出された証明書情報などをバス84および入出力インタフェース85を介して通信部89に供給する。CPU81は、通信部89を制御し、証明書情報などをネットワーク6を介して警察官が所有する携帯端末201に送信させる。通信部89は、CPU81の制御に従い、証明書情報などをネットワーク6を介して警察官が所有する携帯端末201に送信する。
本発明の第2実施形態においては、例えば警察官が道路わきで飲酒運転であるか否かを検査しようとして、自動車9を運転するユーザの証明書に関する証明書情報などの確認を所望する場合、警察官が所有するカメラ付ディジタル携帯電話機8(8−2)を用いて、ユーザが所有するカメラ付ディジタル携帯電話機8(8−1)から管理情報を取得し、取得された管理情報を用いてデータ管理サーバ7からユーザの証明書に関する証明書情報などを取得するようにしたので、ICカード2に記憶されている情報を利用する場合における安全性を向上させるとともに、ユーザがICカード2を持ち歩かなくとも、ユーザ本人を正確に確認することができ、ICカード2に記憶されている情報を利用する場合における公益性を維持しつつ、その利便性を向上させることができる。
なお、本発明の第2実施形態においては、例えば警察官などがユーザの証明書の内容を確認したい場合などに適用するようにしたが、このような場合に限られず、その他の証明書の内容を確認する場合や参考にしたい場合などに適用することができる。
なお、本発明は、カメラ付ディジタル携帯電話機8以外にも、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、その他の情報処理装置にも適用することができる。
また、本発明の実施形態において説明した一連の処理は、ソフトウェアにより実行させることもできるが、ハードウェアにより実行させることもできる。
さらに、本発明の実施形態では、フローチャートのステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
1…ネットワークシステム、2…ICカード、3…ICカード発行装置、4…本体、5…ICリーダ/ライタ、6…ネットワーク、7…データ管理サーバ、8…カメラ付ディジタル携帯電話機、9…自動車、10…基地局、11…公衆回線網、12…アクセスサーバ、13…パーソナルコンピュータ、21…CPU,22…ROM,23…RAM、24…EEPROM、25…入出力インタフェース、26…バス、27…データ送信部、28…BPSK変調部、29…インタフェース部、30…アンテナ、31…コンデンサ、32…BPSK復調部、33…データ受信部、34…電圧レギュレータ、35…ASK変調部、36…ASK復調部、37…発振回路、41…CPU,42…ROM,43…RAM、44…バス、45…入出力インタフェース、46…入力部、47…出力部、48…記憶部、49…通信部、50…ドライブ、51…磁気ディスク、52…光ディスク、53…光磁気ディスク、54…半導体メモリ、61…アンテナ、62…変調部、63…発振回路、64…復調部、65…IC、66…CPU、67…ROM、68…RAM、69…SCC、70…SPU、71…バス、81…CPU,82…ROM,83…RAM、84…バス、85…入出力インタフェース、86…入力部、87…出力部、88…記憶部、89…通信部、90…ドライブ、91…磁気ディスク、92…光ディスク、93…光磁気ディスク、94…半導体メモリ、101…ヒンジ、102…第1の筐体、103…第2の筐体、104…操作キー、105…マイクロフォン、106…サイドキー、107…液晶ディスプレイ、108…スピーカ、109a乃至109d…磁気センサ、110…CCDカメラ、111…サブディスプレイ、112…静電タッチパッド、121…主制御部、122…電源回路、123…操作入力制御部、124…画像エンコーダ、125…カメラI/F部、126…LCD制御部、127…画像デコーダ、128…多重分離部、129…変復調回路部、130…音声コーデック、131…メインバス、132…同期バス、133…送受信回路部、134…アンテナ、135…記録再生部、136…メモリカード、137…記憶部、138…音楽制御部、141…アンテナ、142…変調部、143…発振回路、144…復調部、145…IC、146…CPU、147…ROM、148…RAM、149…SCC、150…SPU、151…バス、161…CPU、162…ROM、163…RAM、164…バス、165…入出力インタフェース、166…入力部、167…出力部、168…記憶部、169…通信部、170…ドライブ、171…磁気ディスク、172…光ディスク、173…光磁気ディスク、174…半導体メモリ、181…CPU、182…ROM、183…RAM、184…バス、185…入出力インタフェース、186…入力部、187…出力部、188…記憶部、189…通信部、190…ドライブ、191…磁気ディスク、192…光ディスク、193…光磁気ディスク、194…半導体メモリ、201…携帯端末、211…CPU、212…ROM、213…RAM、214…CPUインタフェース、215…表示制御部、216…カメラ部、217…VRAM、218…LCD、219…記憶部、220…入力部、221…タッチパネル、222…スロットI/F、223…機能拡張モジュール、224…不揮発性半導体メモリ、225…音声処理部、226…マイクロフォン、227…非接触ICカードI/F、228…無線通信部、229…赤外線通信ポート、230…メインバッテリ装着部、231…リムーバブルメインバッテリ、232…バックアップバッテリ、233…コネクタ、234…クレードル、235…外部装置、236…本体接続用コネクタ、237…USBコネクタ、238…USBポート、239…LCD開閉スイッチ、240…LCD回転スイッチ、241…ボタン、242…スクロールボタン、243…キーボード。