JP2002183442A - 双方向テレビジョンシステムを利用した電子商取引方法及び該電子商取引のためのサーバ装置 - Google Patents

双方向テレビジョンシステムを利用した電子商取引方法及び該電子商取引のためのサーバ装置

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JP2002183442A
JP2002183442A JP2000380871A JP2000380871A JP2002183442A JP 2002183442 A JP2002183442 A JP 2002183442A JP 2000380871 A JP2000380871 A JP 2000380871A JP 2000380871 A JP2000380871 A JP 2000380871A JP 2002183442 A JP2002183442 A JP 2002183442A
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JP2000380871A
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Hiroo Goto
浩朗 後藤
Motomu Otawa
求 大多和
Takahiro Mitsui
隆浩 光井
Hiroshi Azuma
啓史 東
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】双方向テレビジョンシステムにおけるテレビジ
ョン受像機のインタラクティブ機能を利用して顧客が簡
単に口座を開設できる方法を提供する。 【解決手段】放送局100から各世帯に設置されたイン
タラクティブ機能を有するテレビジョン受像機200に
対して口座開設メニューを有する画面の情報を放送さ
せ、テレビジョン受像機200から世帯内の顧客による
画面上の口座開設入力操作により送信されてきた個人特
定情報及び受像機IDを受信して、顧客データベース3
02に既に登録されている個人特定情報及び受像機ID
と照合し、照合の結果が不一致のとき口座番号を発番し
て、その口座番号及び受信された個人特定情報に基づき
金融機関500に口座を開設すると共に、発番された口
座番号を顧客に通知し、かつ顧客名と共に顧客ファイル
304に登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、双方向テレビジョ
ンシステムを利用した電子商取引方法及びその電子商取
引のためのサーバ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットの急速な普及に伴い、ネ
ット上で種々の商品やサービスを購入する通信販売が多
く行われるようになっている。インターネット通販は、
当然のことながらパーソナルコンピュータ及びインター
ネットの使用に慣れた人しか利用することができない。
【0003】インターネット通販での決済は、商品と引
き替えで代金を支払う代引きによって行われる以外は、
クレジットカードによってなされることが多い。クレジ
ットカードによる決済では、利用者が数桁のパスワード
(会員ID)及び16桁のカード番号をコンピュータの
画面上で入力する必要があるため、操作が非常に煩雑で
ある。入力中の画面や、パスワード及びカード番号を記
載したメモなどが他人に見られることにより、バスワー
ドやカード番号を知られて悪用される可能性もある。
【0004】また、クレジットカードによる決済は決済
額によらず一定以上のコストがかかるため、クレジット
会社の採算上、例えば千円未満というような少額の決済
は行われていないのが実情であるが、実際には数十円と
いった少額を単位とするサービスや商品も存在する。例
えば、キャラクタグッズやゲーム用のオリジナルカー
ド、シングルCDのような子供向けの小物商品や、有料
FAX配信サービスなどである。さらに、18歳未満の
子供はクレジット会員になれないため、自分の小遣いの
範囲でもクレジットカードによる通信販売を利用するこ
とはできない。
【0005】少額向けの決済方法として、利用者が事前
に一定額を支払ってプールしておくプリペイド方式があ
る。インターネット通販にプリペイド方式を適用した従
来例として、利用者がコンビニエンスストアその他の場
所でプリペイドカードを購入しておき、商品やサービス
の購入申し込み時に、プリペイドカードに記載されたI
D番号を入力する方法が実施されている。この方法によ
ると、プリペイドカードの残額がサービスや商品の購入
に足りないほど少なくなった場合、利用者はカード購入
場所等に出向いて精算をしなければならないという煩わ
しさがある。プリペイドカード番号を他人に知られて盗
用される危険性がある点については、クレジットカード
による決済と同様である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のインターネット通販はパーソナルコンピュータの使用
が前提であるため、コンピュータやインターネットに慣
れた人でないと利用できないという問題が基本的に存在
する。また、特にクレジットカードによる決済では、パ
スワードやカード番号が他人に知られて悪用される可能
性が常にある上、少額の決済が採算上難しいという問題
がある。さらに、インターネット通販にプリペイドカー
ドを組み合わせた方式では、クレジットカードの場合と
同様の盗用の問題があると共に、残額の精算が煩雑であ
るという問題点があった。
【0007】本発明の主な目的は、双方向テレビジョン
システムにおけるテレビジョン受像機のインタラクティ
ブ機能を利用して、従来のインターネット通販システム
の問題点を解決した電子商取引方法を提供することであ
り、より具体的にはインタラクティブ機能を有するテレ
ビジョン受像機を用いて簡単に口座を開設する方法を提
供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、インタラクティブ機
能を有するテレビジョン受像機を用いて開設された口座
への振込を簡単に、かつ他人の口座への誤振込をするこ
となく確実に行う方法を提供することにある。
【0009】本発明の別の目的は、インタラクティブ機
能を有するテレビジョン受像機を用いて開設された口座
を利用して、セキュリティを確保しつつクレジットカー
ドで扱わないような少額課金の商品やサービスを顧客に
与える方法を提供することにある。
【0010】本発明のもう一つの目的は、アンケートの
回答のような顧客からの情報提供に対してポイントを付
与し、インタラクティブ機能を有するテレビジョン受像
機を用いて開設された口座にポイントに応じた金額を加
算する方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では放送局から各世帯に設置されたインタラ
クティブ機能を有するテレビジョン受像機に対して口座
開設メニューを有する画面の情報を放送させ、顧客によ
る外画面上の口座開設入力操作によりテレビジョン受像
機から送信されてきた該世帯内の該顧客を特定する個人
特定情報及び該テレビジョン受像機に固有の受像機ID
を受信し、これら個人特定情報及び受像機IDに基づい
て所定の金融機関に口座を開設する。
【0012】より具体的には、まず放送局から各世帯に
設置されたインタラクティブ機能を有するテレビジョン
受像機に対して口座開設メニューを有する画面の情報を
放送させ、テレビジョン受像機から該世帯内の顧客によ
る該画面上の口座開設入力操作により送信されてきた個
人特定情報及び受像機IDを受信する。この受信された
個人特定情報及び受像機IDを顧客データベースに既に
登録されている個人特定情報及び受像機IDと照合し、
この照合の結果が不一致のとき口座番号を発番して、そ
の口座番号及び受信された個人特定情報に基づいて所定
の金融機関に口座を開設する。そして、発番された口座
番号を顧客に通知すると共に、外口座番号を顧客名と共
に顧客ファイルに登録する。
【0013】本発明では上記のようにして開設された口
座に対する顧客からのコンビニエンスストア等からの振
込を受け付けるために、顧客による口座振込時に該顧客
の口座番号入力操作により送信されてきた口座番号を受
信し、この口座番号を顧客ファイルに予め登録されてい
る口座番号と照合する。この照合の結果が一致したと
き、顧客ファイルに登録されている顧客名の確認及び振
込額の入力を促すための顧客名確認・振込額入力画面の
情報を該顧客に送信する。そして、顧客による顧客名確
認・振込額入力画面上の入力操作により送信されてきた
確認及び振込額の情報を受信し、これらの情報に基づい
て、受信された口座番号により示される口座に振込を行
うための振込情報を金融機関に送出する。
【0014】上記のようにして開設された口座への顧客
からの振込を受け付ける他の方法として、まず放送局か
らインタラクティブ機能を有するテレビジョン受像機に
対して口座振込メニューを有する画面の情報を放送させ
る。顧客による該画面上の第1入力操作によりテレビジ
ョン受像機から送信されてきた個人特定情報及び受像機
IDを受信し、顧客データベースに登録されている個人
特定情報及び受像機IDと照合して、この照合の結果が
一致したとき、顧客ファイルに登録されている対応する
口座番号を抽出する。次に、顧客による該画面上の第2
入力操作によりテレビジョン受像機から送信されてきた
振込額の情報を受信し、この振込額の情報に基づいて、
抽出された口座番号により示される口座に振込を行うた
めの振込情報を金融機関に送出する。
【0015】また、上記のようにして開設された口座へ
の顧客からの振込を受け付ける他の方法として、まず放
送局からテレビジョン受像機に対して購入手続きメニュ
ーを有する画面の情報を放送させる。テレビジョン受像
機から顧客による該画面上の入力操作により送信されて
きた個人特定情報及び受像機IDと注文情報を受信し、
個人特定情報及び受像機IDを顧客データベースに登録
されている個人特定情報及び受像機IDと照合して、こ
の照合の結果が一致したとき顧客ファイルに登録されて
いる対応する口座番号を抽出する。そして、この抽出さ
れた口座番号及び受信された注文情報に基づいて注文受
付の可否を判定し、この判定の結果が可の場合に注文情
報により示される注文の受付処理を行う。
【0016】さらに、本発明では上記のようにして口座
を開設した顧客に対するポイントサービスを実現するた
めに、開設された口座に対して顧客からのアンケート回
答などの提供情報に応じた金額加算を行う。まず、放送
局からテレビジョン受像機に対して提供情報入力メニュ
ーを有する画面の情報を放送させる。テレビジョン受像
機から顧客による該画面上の入力操作により送信されて
きた個人特定情報及び受像機IDと前記提供情報を受信
し、顧客データベースに登録されている個人特定情報及
び受像機IDと照合して、照合の結果が一致したとき顧
客ファイルに登録されている対応する口座番号を抽出
し、この口座番号により示される口座に提供情報に応じ
た金額加算を行う。また、このようなポイントサービス
を行う際、提供情報に顧客に関する属性情報を付加し、
所定の機関にマーケティング情報として送信するように
することも可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。 (システムの全体構成)図1は、本発明に係る電子商取
引を実現するための双方向テレビジョンシステムの概略
構成を示している。本実施形態では、双方向テレビジョ
ンシステムとして衛星ディジタルテレビジョン放送のデ
ータ放送チャネルを利用した場合について説明するが、
アナログ放送において垂直帰線期間を利用してデータ信
号の放送を行う双方向テレビジョンシステムを利用する
こともできる。また、近い将来に予定されている地上波
テレビジョン放送のデータ放送チャネルを利用すること
も可能である。
【0018】本実施形態のシステムは大きく分けて、放
送局100、多数の世帯が所有するテレビジョン受像機
200及びデータセンタ300によって構成されてい
る。放送局100とデータセンタ300との間は、専用
回線311によって接続され、テレビジョン受像機20
0とデータセンタ300との間は、公衆電話網あるいは
インタネットなどのネットワーク312を介して接続さ
れている。コンテンツ提供企業400は、放送局100
がデータ放送または本放送で放送すべきコンテンツの一
部を放送局100に対して提供する業者である。
【0019】データセンタ300は、本実施形態に係る
電子商取引の中核となるサーバ装置であり、コンテンツ
提供企業400のほか、サービス提供金融機関500、
コンビニエンスストア600、クレジット会社700、
テレビバンキング展開企業800及び各種の加盟店(ま
たはスポンサ)900とやりとりを行う。サービス提供
金融機関500は、データセンタ300と提携している
銀行などの金融機関である。テレビジョン受像機200
が設置された世帯内の顧客がテレビジョン受像機200
の画面上でリモコン操作を主体とした後述する所定の入
力操作により口座開設申込みを行うと、データセンタ3
00を介してサービス提供金融機関500にプリペイド
ボックス用の口座(P−BOX:プリペイドボックス)
が開設される。
【0020】コンビニエンスストア600には、テレビ
ジョン受像機200が設置された世帯内の顧客が開設し
た口座(プリペイドボックス)に振込を行うことができ
る端末(以下、KIOSK端末という)が備えられてい
る。このKIOSK端末上で顧客が所定の入力操作を行
った後、POSレジスタによってサービス提供金融機関
500に開設されている口座への振込処理が行われる。
【0021】クレジット会社700は、テレビジョン受
像機200が設置された世帯内の顧客が保有するクレジ
ットカードを発行している。顧客は、このクレジットカ
ードを用いてサービス提供金融機関500に開設されて
いる口座(プリペイドボックス)に振込を行うことも可
能である。
【0022】テレビバンキング展開企業800は、デー
タセンタ300と提携して双方向テレビジョンシステム
を利用したバンキングに協力する業者であり、テレビジ
ョン受像機200が設置された世帯内の顧客は、テレビ
バンキング展開企業800を経由してサービス提供金融
機関500に開設されている口座(プリペイドボック
ス)に振込を行うことも可能である。
【0023】加盟店900は、テレビジョン受像機20
0が設置された世帯内の顧客がサービス提供金融機関5
00に開設した口座(プリペイドボックス)を用いてシ
ョッピングなどを行う対象の商品やサービスを取り扱う
業者であり、さらにはアンケートに対する顧客からの回
答に基づいてマーケティングを行うために、必要な資金
を提供するスポンサも含む。
【0024】(放送局100について)まず、放送局1
00の中の本発明に関係する主な構成について説明す
る。放送局100内には、放送信号源として図示しない
記録媒体やテレビカメラから入力された映像信号を処理
して主番組放送信号を生成処理する主番組放送信号生成
部101と、データ放送チャネルに供するデータ放送信
号を生成処理するデータ放送信号処理部102が存在す
る。
【0025】主番組放送信号及びデータ放送信号は、コ
ントローラ106による制御の下で合成部103におい
て多重化された後、送信機104により変調及び電力増
幅され、パラボラアンテナのような送信アンテナ105
によりディジタル放送波として静止衛星110に向けて
送信される。放送局100には、さらにデータセンタ3
00と専用回線311を介して通信を行ったり、あるい
はコンテンツ提供企業400から提供されるコンテンツ
の受信を行うためのモデム(変復調器)107が設けら
れている。コンテンツ提供企業400は、データセンタ
300からの依頼に基づいて作成したコンテンツに関す
るデータ信号を作成して、放送局100に提供する。こ
のデータ信号はモデム107を介して取り込まれ、コン
トローラ106を介して合成部103に送られることに
よって、データ放送チャネルに反映される。
【0026】(テレビジョン受像機200について)次
に、テレビジョン受像機200について説明する。静止
衛星110から送信されたディジタル放送波は、パラボ
ラアンテナのような受信アンテナ201で受信され、さ
らにチューナ202によりチャネル選択がなされた後、
主番組放送信号処理部203及びデータ放送信号処理部
204に供給される。
【0027】主番組放送信号処理部203は、主番組の
映像信号に対して各種の処理、輝度・色調整及び音声処
理などを施して合成部205に出力する。一方、データ
放送信号処理部204はデータ放送信号を抽出し、それ
を表示用の信号に変換して合成部205に出力する。合
成部205の出力は表示部206に供給され、画像とし
て表示される。
【0028】コントローラ207には、テレビジョン受
像機200に付属しているリモートコントロールユニッ
ト(以下、リモコンという)208からの操作信号がリ
モコン受信部209を介して取り込まれる。コントロー
ラ207はプログラムメモリを有し、このプログラムメ
モリに格納されたプログラムに従った手順で、リモコン
受信部209を介して取り込まれた操作信号で示される
コマンド内容に応じて種々の制御や処理を行う。具体的
には、例えばチューナ202によるチャンネル選択など
の通常のテレビジョン受像機の制御、さらにはインタラ
クティブ機能に基づくデータ処理等を行う。
【0029】また、コントローラ207はテレビジョン
受像機200を使用する顧客からリモコン208を通し
て入力されるデータについても、プログラムに従って処
理を行い、顧客の操作に応答したデータを生成して合成
部205を介して表示部206に供給することにより、
顧客の操作を表示に反映させることができる。
【0030】ID処理部210は、テレビジョン受像機
200の固有の識別番号である受像機IDと、リモコン
208を介して顧客により入力された個人特定情報をコ
ントローラ207に供給する。受像機IDは、テレビジ
ョン受像機200の本体に設けられたスロットに着脱可
能に内蔵されている図示しないICカードの番号(内蔵
ICカード番号)、またはテレビジョン受像機200内
で自動的に発生される固有の識別情報(機体ID)であ
る。これら内蔵ICカード番号及び機体IDのいずれ
も、一台一台のテレビジョン受像機に固有の番号である
から、これらによってテレビジョン受像機200が設置
された世帯を特定することができる。内蔵ICカード番
号や機体IDは、数字あるいは数字とアルファベットな
どの記号の組み合わせで構成される。
【0031】個人特定情報は、テレビジョン受像機20
0が設置されている世帯内の各個人(会員、顧客)を特
定する情報であり、例えば2桁の番号からなる会員ID
と3桁程度のパスワードからなる。会員IDやパスワー
ドは、数字あるいは数字とアルファベットなどの記号の
組み合わせで構成される。なお、会員IDのみによって
も世帯内の個人を特定することができるので、パスワー
ドについては省略してもよいが、パスワードを併用する
ことによりセキュリティがさらに向上する。
【0032】テレビジョン受像機200がデータセンタ
300にデータ信号を送信する場合には、上述した受像
機ID(内蔵ICカード番号または機体ID)と個人特
定情報(会員IDまたは会員ID+パスワード)がコン
トローラ107により、モデム211及びネットワーク
312を介してデータセンタ300に送信される。
【0033】データセンタ300には、後述する視聴顧
客データベースが設けられており、このデータベースに
受像機IDと、個人特定情報のうちの少なくとも会員I
Dが予め登録されている。また、会員IDに対しては受
像機IDで特定される世帯内の各個人(会員)の名前ま
たはその会員が申し出たニックネームが対応付けられて
登録されている。さらには、視聴顧客データベースにお
いては、必要に応じて各会員の基本属性(性別、年齢、
職業等)も会員IDに対応付けられて登録されている。
蓄積部212は、テレビジョン受像機200を介して電
子商取引を行う際に生成される種々のデータを一時記憶
するためのものであり、その役割については後に詳しく
説明する。
【0034】(電子商取引の処理の流れについて)以
下、本実施形態における電子商取引に関する一連の種々
の処理の流れについて説明する。データセンタ300に
おけるサーバ装置の内部構成、コンテンツ提供企業40
0、サービス提供金融機関500、コンビニエンススト
ア600、クレジット会社700、テレビバンキング展
開企業800及び各種の加盟店900の役割について
も、この流れの中で説明する。本実施形態における電子
商取引に係る一連の処理には「プリペイドボックス開
設」、「プリペイドボックスへの振込」、「プリペイド
ボックスの利用」、「ポイントサービス」、「プリペイ
ドボックスの残高・履歴確認」があり、「プリペイドボ
ックスへの振込」には、コンビニエンスストア、クレジ
ットカード、TVバンキングをそれぞれ利用したものが
ある。以下、これらの処理について順次説明する。
【0035】(1)[プリペイドボックス開設] 本実施形態においては、テレビジョン受像機200が設
置された世帯内の顧客(以下、単に顧客という)がテレ
ビジョン受像機200からデータセンタ300を介して
サービス提供金融機関500に口座を開設する。この口
座はプリペイド用であるため、本実施形態ではプリペイ
ドボックス(図ではP−BOX)と称する。図2は、プ
リペイドボックスの開設手順を示すフローチャートであ
り、データセンタ300内部のハードウェア構成を併せ
て示している。また、図3はプリペイドボックス開設時
のテレビジョン受像機200の表示画面を示している。
【0036】まず、放送局100からデータ放送チャネ
ルによって少額決済データ放送が行われる(ステップS
101)。この少額決済データ放送のコンテンツは、デ
ータセンタ300からの依頼に基づいてコンテンツ提供
企業400から放送局100に提供される。この放送を
受信したテレビジョン受像機200では、例えば図3に
示されるようなプリペイドボックスサービス(Prepaid B
ox Service)という画面が表示部206で表示される。
このプリペイドボックスサービス画面は、「プリペイド
ボックスって何?」というプリペイドボックスの概要説
明を引き出すためのメニューの他、「プリペイドボック
ス開設」、「クレジットカード・チャージ」、「TVバ
ンキングチャージ」、「残高・履歴確認」といった項目
からなる基本メニューを有する。
【0037】ここで、顧客が図3(a)のプリペイドボ
ックスサービス画面上で「プリペイドボックス開設」と
いうメニューをリモコン208を用いて選択すると(ス
テップS102)、画面は図3(b)に示す会員ID、
パスワード及びプリペイドボックス番号通知先を入力項
目とするプリペイドボックス開設画面に切り替わる。こ
のプリペイドボックス開設画面上で顧客がリモコン20
8を用いて会員ID、パスワード及びプリペイドボック
ス番号通知先を入力すると、これらの情報と受像機ID
がテレビジョン受像機200のID処理部210で発生
され、コントローラ207、モデム211及びネットワ
ーク312を経由してデータセンタ300に送信される
(ステップS103〜S104)。
【0038】会員IDは、テレビジョン受像機200が
設置された世帯内の各個人に予め割り当てられたIDで
あり、またパスワードは各個人が自由に決めることがで
きる番号である。プリペイドボックス番号通知先は、発
番されたプリペイドボックス番号を顧客が連絡してもら
いたい端末を指定する情報であり、この例では例えばテ
レビジョン受像機200あるいは携帯電話機のいずれか
が選択される。
【0039】データセンタ300では、テレビジョン受
像機200から送信されてきた会員ID、パスワード、
プリペイドボックス番号通知先及び受像機IDを受信す
る。これらのうち、会員ID及び受像機IDを顧客照合
部301に入力して、視聴顧客データベース302に登
録されている会員ID及び受像機IDと照合する(ステ
ップS105)。
【0040】この照合の結果、受信した会員ID及び受
像機IDの組が視聴顧客データベース302に登録され
ていなければ、プリペイドボックス番号発番処理部30
3でプリペイドボックス番号(口座番号)を発番する
(ステップS106)。受信した会員ID及び受像機I
Dの組が視聴顧客データベース302に既に登録されて
いる場合には、プリペイドボックス番号は発番されな
い。すなわち、同一世帯内の同一顧客に対して異なるプ
リペイドボックス番号が発番されることがないようにし
て、無駄な口座の開設を防止している。
【0041】発番されたプリペイドボックス番号は、会
員ID、パスワード及び受像機IDと共にプリペイドボ
ックス顧客ファイル304に登録される。会員IDは前
述したように、テレビジョン受像機200が設置された
世帯内の各個人に予め割り当てられたIDであり、プリ
ペイドボックス顧客ファイル304には会員IDと顧客
名(ニックネームでもよい)が対応付けられて登録され
ている。
【0042】プリペイドボックス番号が発番されると、
受信したプリペイドボックス番号通知先が判断され(ス
テップS107)、この通知先がテレビジョン受像機2
00であれば、発番されたプリペイドボックス番号はテ
レビジョン受像機200に送信される(ステップS10
8)。このとき、テレビジョン受像機200の画面上で
図3(c)のように発番されたプリペイドボックス番号
が表示されることによって、顧客はそれを確認すること
ができる(ステップS109)。プリペイドボックス通
知先が携帯電話機220であれば、発番されたプリペイ
ドボックス番号は携帯電話機220に送信される(ステ
ップS110)。このとき、顧客は携帯電話機220の
画面上で発番されたプリペイドボックス番号を確認でき
る。
【0043】プリペイドボックス番号通知先は、テレビ
ジョン受像機200に固定して顧客が選択できないよう
にしてもよいが、携帯電話機なども通知先の選択肢の一
つとしておくことによって、後述するように顧客が外出
途中にコンビニエンスストア600等で振込を行うこと
ができる利点がある。
【0044】さらに、発番されたプリペイドボックス番
号は会員IDと共にサービス提供金融機関500にも転
送され(ステップS111)、プリペイドボックス開設
サーバ501によって登録、すなわちプリペイドボック
ス502の開設が行われる(ステップS112)。この
ようにして、プリペイドボックス用の口座であるプリペ
イドボックス502の開設を行うことができる。
【0045】上述したプリペイドボックス開設方法によ
ると、以下のような利点がある。まず、本実施形態では
テレビジョン受像機200のリモコン208を用いた簡
単な入力操作によって、高齢者や子供その他のパーソナ
ルコンピュータに不慣れな人でも、簡単にプリペイドボ
ックス502の開設を行うことが可能である。
【0046】また、インターネットで口座の開設を行お
うとすると、会員IDの重複を避けるためにIDが非常
に長くなり、その入力が煩雑であると共に入力ミスが生
じやすく、番号を忘れてしまうこともあるが、本実施形
態によるプリペイドボックスの開設に必要な入力項目
は、2桁程度の会員IDと3桁程度のパスワードからな
る個人特定情報のみでよいため、こうした問題を避ける
ことができる。
【0047】このように個人特定情報(会員ID+パス
ワード)の入力桁数が少なくて済む理由は、本発明では
各世帯に設置されるテレビジョン受像機200に固有の
識別情報である受像機IDを個人特定情報と組み合わせ
ることにより、受像機IDで世帯認証を行うことができ
るため、会員IDは同一世帯内で重複しない2桁程度で
十分であり、またパスワードについても、会員IDに補
助的に組み合わせるものであるので、桁数は3〜5桁程
度と少なくてよい。
【0048】インターネットを用いた口座開設では、基
本的に申込者の特定を行うことができないので、個人で
多数の口座を開設できてしまい、実際に使用されない、
いわゆる休眠口座の発生率が高くなるという問題があ
る。これに対し、本実施形態のプリペイドボックス開設
方法では、受像機IDにより世帯認証を行い、さらに会
員IDによって個人(申込者)を特定し、同一申込者か
らのプリペイドボックス開設を防止することが可能であ
り、このような問題を解消できる。
【0049】(2)[コンビニエンスストアでのプリペ
イドボックスへの振込] 次に、上述のようにして開設されたプリペイドボックス
502に、顧客がコンビニエンスストア600から振込
(チャージ)を行う場合の手順について図4及び図5を
用いて説明する。プリペイドボックス開設済みの顧客
は、携帯電話機220から例えばBluetooth(ブルーツ
ース)のような近接無線によって、コンビニエンススト
ア(CVS)600内に備えられているKIOSK端末
と通信を行うことにより(ステップS201)、あるい
はプリペイドボックス番号が書かれたメモ221を見な
がら手入力によって、プリペイドボックス番号を入力す
る(ステップS202)。図5(a)は、このときのK
IOSK端末上のプリペイドボックス番号入力画面を示
している。
【0050】こうして顧客により入力されたプリペイド
ボックス番号はデータセンタ300に送られ、顧客照合
サーバ301でプリペイドボックス顧客ファイル304
に登録されているプリペイドボックス番号と照合される
(ステップS203)。この照合の結果が一致していれ
ば、そのプリペイドボックス番号がサービス提供金融機
関500に送られる。
【0051】サービス提供金融機関500では、データ
センタ300から送られてきたプリペイドボックス番号
をプリペイドボックス番号照合・振込可能金額抽出部5
03でプリペイドボックス502と照合し、プリペイド
ボックス502にそのプリペイドボックス番号の口座が
開設されていれば、さらに該当するプリペイドボックス
502の残額からチャージ可能金額を抽出する(ステッ
プS204)。本実施形態では、子供なども顧客とする
比較的少額の取引を対象としていることから、このよう
にプリペイドボックス502へのチャージ可能金額が設
定されており、その設定されたトータルのチャージ可能
金額から残高を差し引いた額が新たなチャージ可能金額
として抽出される。
【0052】こうして抽出されたチャージ可能金額の情
報はデータセンタ300内の顧客名付加部305に送ら
れ、顧客により入力されたプリペイドボックス番号に対
応してプリペイドボックス顧客ファイル304から引き
出された顧客名の情報が付加される(ステップS20
5)。これら顧客名とチャージ可能金額の情報がコンビ
ニエンスストア600内のKIOSK端末に転送され、
KIOSK端末上で図5(b)のような顧客名確認・チ
ャージ可能金額確認及びチャージ額入力画面が表示され
る。
【0053】プリペイドボックス番号を入力した顧客
は、図5(b)の画面上で自分の名前(またはニックネ
ーム)とチャージ可能金額を確認した上で、チャージ額
を入力する(ステップS206〜S207)。この入力
によって、図5(c)のようなバーコード付き振込用紙
がプリント出力される(ステップS208)。このバー
コード付き振込用紙を顧客がPOSレジに提示すること
によって振込処理が行われ(ステップ209)、その振
込情報(プリペイドボックス番号及びチャージ額)がサ
ービス提供金融機関500に送られる(ステップS21
0)。サービス提供金融機関500では、この振込情報
を振込確認部504で受けてプリペイドボックス502
への振込確認を行う(ステップS211)。
【0054】上述した振込方法によれば、顧客はプリペ
イドボックス番号を入力すると、自分の名前やニックネ
ーム等で振込先が自分のプリペイドボックス(口座)で
あることを確認できるので、他人のプリペイドボックス
に誤って振り込んでしまうのを避けることができる。
【0055】また、顧客がコンビニエンスストア600
においてKIOSK端末にプリペイドボックス番号を入
力することで、自動的にバーコード付き振込用紙がプリ
ント出力され、この振込用紙を用いて顧客は振込を行う
ことができるので、自宅で振込用紙をプリント出力した
り、銀行やコンビニエンスストア等で振込用紙に記入す
るなどの手間を省くことが可能となり、振込手続が容易
となる。
【0056】(3)[テレビジョン受像機からプリペイ
ドボックスへのクレジットによる振込] 次に、開設されたプリペイドボックス502にテレビジ
ョン受像機200からクレジットカードを用いて振込を
行う場合の手順について図6、図7及び図8を用いて説
明する。プリペイドボックス開設時と同様に、放送局1
00からデータ放送チャネルによって少額決済データ放
送が行われると、図3(a)と同様に図7(a)に示さ
れるようなプリペイドボックスサービス(Prepaid Box S
ervice)という画面がテレビジョン受像機200で表示
される。このプリペイドボックスサービス画面上でプリ
ペイドボックス開設済みの顧客が「クレジットカード・
チャージ」というメニューをリモコン208を用いて選
択すると(ステップS302)、画面は図7(b)に示
す会員IDとパスワードを入力項目とする入力画面に切
り替わる。この入力画面上で顧客がリモコン208を用
いて会員IDとパスワードを入力すると、これらの情報
と受像機IDがテレビジョン受像機200のID処理部
210で発生され、コントローラ207、モデム211
及びネットワーク312を経由してデータセンタ300
に送信される(ステップS303〜S304)。
【0057】データセンタ300では、テレビジョン受
像機200から送信されてきた会員IDとパスワード及
び受像機IDを受信し、顧客照合部301において視聴
顧客データベース302に登録されている会員IDとパ
スワード及び受像機IDと照合する(ステップS30
5)。この照合の結果、受信した会員IDとパスワード
及び受像機IDの組が視聴顧客データベース302に登
録されていれば、プリペイドボックス番号抽出部306
でプリペイドボックス顧客ファイル304から対応する
プリペイドボックス番号が抽出され、サービス提供金融
機関500に送られる(ステップS306)。
【0058】サービス提供金融機関500では、データ
センタ300から送られてきたプリペイドボックス番号
をプリペイドボックス番号照合部503においてプリペ
イドボックス502と照合し、プリペイドボックス50
2にそのプリペイドボックス番号の口座が開設されてい
れば、さらにプリペイドボックス502の該当する口座
の残高情報からチャージ可能金額を抽出し、このチャー
ジ可能金額の情報をデータセンタ300に送る(ステッ
プS307〜S308)。データセンタ300では、サ
ービス提供金融機関500から送られてきたチャージ可
能金額の情報を送信部307からテレビジョン受像機2
00に送信する(ステップS309)。
【0059】これによりテレビジョン受像機200で図
7(c)に示すようなチャージ可能金額による残高確認
と、クレジットカード番号、有効期限、チャージ額の入
力のための画面が表示される。この画面上で顧客が自分
の会員IDとプリペイドボックス番号及びチャージ可能
金額の確認を行った上で、リモコン208を用いてクレ
ジット番号とその有効期限及びチャージ額を入力すると
(ステップS310)、入力した情報がデータセンタ3
00を経由してクレジット会社700に送信される。
【0060】クレジット会社700では、こうしてテレ
ビジョン受像機200からデータセンタ300を経由し
て送信されてきた情報に基づいて承認を行い(ステップ
S311)、承認しなければ非承認通知をデータセンタ
300を経由してテレビジョン受像機200に送り(ス
テップS312)、また承認すれば振込情報(プリペイ
ドボックス番号及びチャージ額)をサービス提供金融機
関500に送る(ステップS313)。これにより、チ
ャージ処理部505によって振込情報のうちのプリペイ
ドボックス番号で示されるプリペイドボックスにチャー
ジ額が加算される(ステップS314)。
【0061】こうしてプリペイドボックス502へのチ
ャージが行われると、チャージ完了情報とチャージ後の
残高(最新残高)の情報がサービス提供金融機関500
からサービスセンタ300に送られる(ステップS31
5)。データセンタ300では、サービス提供金融機関
500から送られてきたチャージ完了情報及び最新残高
の情報を送信部307によってテレビジョン受像機20
0に送信する(ステップS316)。これによりテレビ
ジョン受像機200では、図8に示すような確認画面が
表示される(ステップS317)。顧客は、この画面か
らチャージ完了及び最新残高を確認することができる。
【0062】インターネットを用いてクレジットカード
から振込を行う方法では、クレジットカード番号をイン
ターネットに送信する必要があり、顧客の立場からはカ
ード番号が盗用されるという心配が常にある。また、不
正カードで振込依頼をした場合、不正カードを拒否でき
ても振込依頼を不正に行った者を特定することはできな
い。
【0063】これに対し、上述した本実施形態の振込方
法によると、クレジットカードを用いてプリペイドボッ
クス502へ振込む際、入力したクレジットカード番号
はデータセンタ300を経由してクレジット会社700
に送信されるだけであり、インターネットにカード番号
を送信する場合に比較して安全性ははるかに高い。ま
た、不正カードで振込依頼を行った場合でも、その振込
依頼を行った時に使用したテレビジョン受像機の受像機
IDから振込依頼者の特定を行うことが可能となり、不
正行為の抑止力にもなるという利点がある。
【0064】(4)[テレビジョン受像機からプリペイ
ドボックスへのテレビバンキング展開企業経由での振
込] 次に、開設されたプリペイドボックス502にテレビジ
ョン受像機200からテレビバンキング展開企業800
を経由して振込を行う場合の手順について図9及び図1
0を用いて説明する。プリペイドボックス開設時と同様
に、放送局100からデータ放送チャネルによって少額
決済データ放送が行われると、図3(a)と同様に図7
(a)に示されたプリペイドボックスサービス(Prepaid
Box Service)の画面がテレビジョン受像機200上で
表示される。このプリペイドボックスサービス画面上で
プリペイドボックス開設済みの顧客が「クレジットカー
ド・チャージ」というメニューをリモコン208を用い
て選択すると(ステップS402)、画面は図10
(a)に示されるようなテレビバンキング会員IDとパ
スワードを入力項目とする入力画面に切り替わる。
【0065】この入力画面上で顧客がリモコン208を
用いてテレビバンキング会員IDとパスワードを入力す
ると、これらの情報と受像機IDがテレビジョン受像機
200のID処理部210で発生され、コントローラ2
07、モデム211及びネットワーク312を経由して
データセンタ300に送信される(ステップS403〜
S404)。
【0066】データセンタ300では、テレビジョン受
像機200から送信されてきたテレビバンキング会員I
Dとパスワード及び受像機IDを受信し、顧客照合部3
01において聴顧客データベース302に登録されてい
る前述した会員IDと紐付けされたテレビバンキング会
員ID、パスワード及び受像機IDと照合する(ステッ
プS405)。この照合の結果、受信したテレビバンキ
ング会員IDとパスワード及び受像機IDの組が視聴顧
客データベース302に登録されていれば、プリペイド
ボックス番号抽出部306でプリペイドボックス顧客フ
ァイル304から対応するプリペイドボックス番号を抽
出し、サービス提供金融機関500に送る(ステップS
406)。
【0067】サービス提供金融機関500では、データ
センタ300から送られてきたプリペイドボックス番号
をプリペイドボックス番号照合部503でプリペイドボ
ックス502と照合し、プリペイドボックス502にそ
のプリペイドボックス番号の口座が開設されていれば、
さらにプリペイドボックス502の該当する口座の残高
情報からチャージ可能金額を抽出し、このチャージ可能
金額の情報をデータセンタ300に送る(ステップS4
07〜S408)。
【0068】一方、顧客照合部301での照合の結果、
受信したテレビバンキング会員IDとパスワード及び受
像機IDの組が視聴顧客データベース302に登録され
ていれば、そのテレビバンキング会員IDで示される会
員に対する承認がテレビバンキング展開企業800にお
いてなされる(ステップS409)。この結果、承認が
なされなければ非承認通知がデータセンタ300を経由
してテレビジョン受像機200に送られ(ステップS4
10)、また承認されればテレビバンキング展開企業8
00の指定する銀行口座の情報がサービス提供金融機関
500に送られる(ステップS411)。
【0069】データセンタ300では、先にサービス提
供金融機関500から送られてきたチャージ可能金額の
情報とテレビバンキング展開企業800から送られてき
た銀行口座情報を送信部307からテレビジョン受像機
200に送信する(ステップS412)。
【0070】これによりテレビジョン受像機200で図
10(b)に示すようなプリペイドボックス番号及びチ
ャージ可能金額の確認と、チャージ額の入力のための画
面が表示される。この画面上で顧客がリモコン208を
用いてチャージ額を入力すると(ステップS410)、
入力したチャージ額の情報がデータセンタ300を経由
してテレビバンキング展開企業800に送信される。
【0071】テレビバンキング展開企業800では、こ
うしてテレビジョン受像機200からデータセンタ30
0を経由して送信されてきた情報に基づいて承認を行い
(ステップS414)、承認しれなければ非承認通知を
データセンタ300を経由してテレビジョン受像機20
0に送り(ステップS415)、また承認すれば振込情
報(プリペイドボックス番号及びチャージ額)をサービ
ス提供金融機関500に送る(ステップS416)。こ
れにより、チャージ処理部505によって振込情報のう
ちのプリペイドボックス番号で示されるプリペイドボッ
クス502にチャージ額が加算される(ステップS41
7)。
【0072】こうしてプリペイドボックス502へのチ
ャージが行われると、チャージ完了情報とチャージ後の
残高(最新残高)の情報がサービス提供金融機関500
からサービスセンタ300に送られる(ステップS41
8)。データセンタ300では、サービス提供金融機関
500から送られてきたチャージ完了情報及び最新残高
の情報を送信部307によってテレビジョン受像機20
0に送信する(ステップS419)。これによりテレビ
ジョン受像機200では、図8に示すような確認画面が
表示される(ステップS317)。顧客は、この画面か
らチャージ完了及び最新残高を確認することができる。
【0073】上述のようにテレビバンキング展開企業8
00を経由してプリペイドボックス502に振込を行う
例においても、先のクレジットカード会社700経由で
振込を行う例と同様の効果を期待できる。
【0074】(5)[プリペイドボックス利用例] 次に、プリペイドボックス502を利用してショッピン
グなどを実際に行う場合の手順について、図11及び図
12を用いて説明する。
【0075】まず、放送局100から本放送またはデー
タ放送によってショッピング番組が放送され(ステップ
S501)、テレビジョン受像機200上で図12
(a)に示されるような購入手続メニューを有するショ
ッピング番組決済画面が表示される(ステップS50
2)。このショッピング画面上で顧客がリモコン208
を用いて、決済方法として「プリペイドボックス」を選
択すると、図12(b)に示されるような会員IDとパ
スワードの入力画面に切り替わる。この入力画面上で顧
客がリモコン208を用いて自分の会員IDとパスワー
ドを入力し(ステップS503)、さらに購入したい商
品やサービスの注文情報を入力すると、会員ID、パス
ワード及び受像機IDと注文情報がデータセンタ300
に送信される(ステップS504)。
【0076】データセンタ300では、テレビジョン受
像機200から送信されてきた会員ID、パスワード及
び受像機IDと注文情報を受信し、会員ID、パスワー
ド及び受像機IDを顧客照合部301に入力して、視聴
顧客データベース302に登録されている会員IDとパ
スワード及び受像機IDと照合する(ステップS50
5)。この照合の結果、受信した会員IDとパスワード
及び受像機IDの組が視聴顧客データベース302に登
録されていれば、プリペイドボックス番号抽出部306
でプリペイドボックス顧客ファイル304から対応する
プリペイドボックス番号を抽出し、注文情報と合わせて
注文番号処理部309に送る(ステップS506)。
【0077】注文番号処理部309では、複数の加盟店
900が扱っている商品や価格さらには在庫状況などの
情報を格納している加盟店ファイル308を参照して、
注文情報に対応した注文番号を仮発行すると共に、プリ
ペイドボックス番号と注文情報によってサービス提供金
融機関500内のプリペイドボックス502を参照する
(ステップS507〜S508)。この参照によりプリ
ペイドボックス502の利用可否を判断し(ステップS
509)、例えば注文情報によって示される商品の価格
が残高を上回ったときは利用不可として、データセンタ
300から残高不足通知をテレビジョン受像機200に
送信する(ステップS510)。
【0078】ステップS509でプリペイドボックス5
02の利用可と判断した場合には、その判断結果がデー
タセンタ300に通知される。このときデータセンタ3
00は、注文番号処理部309で先の注文番号の仮発行
を解除し、注文番号と注文情報及びプリペイドボックス
502の残高等の情報をテレビジョン受像機200に送
信することによって、決済完了通知を行う(ステップS
511〜S513)。これによりテレビジョン受像機2
00上では、図12(c)に示されるような決済完了通
知画面が表示される。この画面表示から、顧客は自分の
出した注文が処理されたことを確認できる。
【0079】また、データセンタ300では注文番号処
理307が注文番号の仮発行を解除すると、注文情報を
加盟店900に転送し(ステップS514)、必要に応
じてプリペイドボックス顧客ファイル304に注文情報
を格納する。
【0080】さらに、ステップS509でプリペイドボ
ックス502の利用可と判断した場合、サービス提供金
融機関500では並行して注文番号の仮発行を解除し、
加盟店900への支払い処理を行う(ステップS515
〜S516)。加盟店900では、支払い確認(ステッ
プS517)と注文確認(ステップS518)が共に成
立すると、顧客が注文した商品を顧客の家庭に配送し、
顧客がその商品を受け取る(ステップS519〜S52
0)。これによって、ショッピングの一連の処理が終了
する。
【0081】上述した本実施形態のショッピング手順に
よると、従来のインターネット通販では困難であった一
円単位というような少額の商品やサービスの購入を行う
ことができる。また、プリペイドボックス502を利用
した購入手続は、仮にパスワードが他人に知られても、
プリペイドボックス502を開設した顧客の世帯に設置
されたテレビジョン受像機200からしか行うことがで
きないので、いわゆる「なりすまし」を防止でき、セキ
ュリティという点で格段に優れている。さらに、本実施
形態では顧客の支払い能力、すなわちプリペイドボック
ス502の残高を確認した上で販売を行うので、従来の
インターネット通販のように売り掛けが発生することが
ないという利点もある。
【0082】(6)[プリペイドボックスを利用したポ
イントサービス] 次に、図13及び図14を用いて本発明にポイントサー
ビスを組み合わせた例について説明する。本実施形態に
おけるポイントサービスは、プリペイドボックス502
を開設した顧客からのアンケート回答などの提供情報に
応じてポイントを付与し、そのポイントに相当する金額
をプリペイドボックス502に加算するサービスであ
る。ここでは、アンケートの回答に対するポイントサー
ビスについて述べる。
【0083】まず、ポイントサービスを提供する加盟店
(スポンサ)900がポイント対象のアンケートを企画
し(ステップS600)、放送局100にその放送を依
頼すると、放送局100から本放送またはデータ放送に
よってポイント対象アンケートを含む番組が放送され
(ステップS601)、テレビジョン受像機200上で
図14(a)に示されるような提供情報入力メニューを
有する画面が表示される(ステップS602)。この画
面は「商品発送」、「資料請求」及び「アンケート」と
いったメニューを選択できるようになっている。この提
供情報入力メニュー選択画面上で、顧客がリモコン20
8を用いて「アンケート」を選択すると、画面は図14
(b)に示されるようなアンケート画面に切り替わる。
このアンケート画面は、顧客がリモコン208を用いて
アンケートの各質問項目に回答できるような形式となっ
ている。
【0084】このアンケート画面上で顧客がアンケート
に対する回答を入力すると、画面は図14(c)に示す
ような会員ID及びパスワードの入力画面に切り替わ
る。この入力画面上で顧客がリモコン208を用いて会
員ID及びパスワードを入力すると、これらの情報と受
像機IDがテレビジョン受像機200のID処理部21
0で発生され、コントローラ207、モデム211及び
ネットワーク312を経由して、アンケート回答情報と
共にデータセンタ300に送信される(ステップS60
3〜S604)。
【0085】データセンタ300では、テレビジョン受
像機200から送信されてきた会員IDとパスワード及
び受像機IDを受信し、顧客照合部301において視聴
顧客データベース302に登録されている会員IDとパ
スワード及び受像機IDと照合する(ステップS60
5)。この照合の結果、受信した会員IDとパスワード
及び受像機IDの組が視聴顧客データベース302に登
録されていれば、プリペイドボックス番号抽出部306
でプリペイドボックス顧客ファイル304から対応する
プリペイドボックス番号が抽出され、サービス提供金融
機関500に送られる(ステップS606)。
【0086】一方、加盟店(スポンサ)900からポイ
ント対象アンケートの企画に基づいて、アンケートの各
項目(アクション)に対する回答毎に提供するポイント
を指定するアクション別ポイント提供情報がデータセン
タ300に送られる(ステップS607)。データセン
タ300では、このアクション別ポイント提供情報をポ
イントサービス処理部310で金額に換算設定し、この
金額をプリペイドボックス502の残高と加算する(ス
テップS608〜S609)。この後、アンケートに回
答した顧客の会員IDと加盟店(スポンサ)900への
振替額をサービス提供金融機関500に加盟店(スポン
サ)900が予め開設している(ステップS611)の
口座506から引き落とし(ステップS610)、アン
ケートに回答した顧客のプリペイドボックス502に入
金させる。振替額はステップS609でアクション別ポ
イント提供情報を換算した金額である。
【0087】さらに、データセンタ300は顧客からの
アンケート回答情報に基本属性が付加され、アンケート
回答情報と基本属性の情報が加盟店900に送る(ステ
ップS612)。基本属性とは、アンケートに回答した
顧客の性別、年齢などの属性であり、職業などを含む場
合もある。この基本属性の情報は、視聴顧客データベー
ス302から引き出される。加盟店(スポンサ)900
は、このような顧客の基本属性とアンケートの回答を照
らし合わせることにより、有用なマーケティング情報を
得ることができる。
【0088】上述したポイントサービスによれば、アン
ケートに対する回答のような顧客からの提供情報に対し
てポイントを設定し、そのポイントに応じた金額をアン
ケートに回答した顧客のプリペイドボックスに加算する
ことにより、顧客に対してアンケートの回答などの提供
情報の入力を促すことができ、マーケティング情報の収
集に有効である。
【0089】インターネットのホームページを利用した
アンケートでは、ホームページの内容によってそのホー
ムページを閲覧する利用者の世代の偏りがあるため、多
様な企業のニーズにマッチした有効なマーケティング情
報を得ることが難しい。これに対して、本実施形態では
テレビジョン受像機200の視聴者を対象にアンケート
を採るため、子供から年輩者までの広い世代を対象とし
たマーケティングが可能であり、しかもアンケートに対
する回答と視聴顧客データベース302から引き出され
た顧客(アンケート回答者)の基本属性をマッチングさ
せることで、属性別の有効なマーケティング情報を得る
ことができるという利点がある。
【0090】(7)[プリペイドボックス利用状況表示
・最新残高確認サービス] 次に、図15及び図16を用いてプリペイドボックス5
02の顧客に対してその利用状況や最新残高を知らせる
サービスについて説明する。放送局100では、視聴者
がプリペイドボックスを利用できる番組(プリペイドボ
ックス対象番組という)を放送する場合には、番組にタ
グ情報を付加して本放送またはデータ放送を行っている
(ステップS700〜S701)。一方、顧客が(5)
のプリペイドボックス利用例で述べたようなショッピン
グを終了し、例えば図12(c)の確認画面上で「ご確
認ください」の表示をリモコン208の操作でクリック
すると、会員ID別の買い上げ情報とプリペイドボック
スの残高の情報が蓄積部212に蓄積される(ステップ
S702〜S703)。
【0091】放送局100からプリペイドボックス対象
番組の放送が行われると、付加されているタグ情報に従
い蓄積部212に蓄積されているデータが読み出されて
画面の表示に反映され、プリペイドボックス対象番組の
画面上に家族の決済・利用状況表示メニューが現れる
(ステップS704)。このメニューを顧客がリモコン
208により選択すると、画面は家族利用履歴照会画面
に切り替わる(ステップS705)。この照会画面上で
顧客がリモコン208により最新残高照会を指定すると
(ステップS706)、受像機IDがテレビジョン受像
機200のID処理部210で発生され、コントローラ
207、モデム211及びネットワーク312を経由し
てデータセンタ300に送信される。
【0092】データセンタ300では、受信した受像機
IDを顧客照合部301で視聴顧客データベース302
に蓄積されている受像機IDと照合し、一致していれば
プリペイドボックス番号抽出部306でプリペイドボッ
クス顧客ファイル304からその受像機IDに対応する
世帯全員のプリペイドボックス番号を抽出する(ステッ
プS708〜S709)。そして、抽出したプリペイド
ボックス番号をサービス提供金融機関500に送り、プ
リペイドボックス502から最新のプリペイドボックス
残高情報をテレビジョン受像機200に送信する。
【0093】これによりテレビジョン受像機200の画
面上で、図16(a)に示すような世帯内の会員別の最
新プリペイドボックス残高を示す確認画面が表示される
(ステップS710)。この画面上で顧客が特定の会員
IDをリモコン208で指定すると、さらに図16
(b)のようにその会員の利用履歴を表示することもで
きる。なお、図3(a)に示したプリペイドボックスサ
ービス画面上で「残高・履歴確認」というメニューをリ
モコン208を用いて選択しても、同様の表示を行うこ
とが可能である。
【0094】このようにしてテレビジョン受像機200
の画面上にプリペイドボックスの残高や利用履歴を表示
することにより、顧客に対してプリペイドボックスの利
用を促すことができ、購買率の向上を図ることができ
る。また、顧客の立場からは残高や利用履歴を簡単に知
ることができるため、プリペイドボックスの計画的な利
用に役立つ。
【0095】さらに、インターネットにおいて金融機関
にある自分の口座の残高を確認するには、所定のサイト
に会員IDとパスワードでログインを行う必要がある
が、本実施形態によるとプリペイドボックス対象番組が
始まると自動的に、あるいは会員IDやパスワードの入
力を必要としない簡単な選択操作により、プリペイドボ
ックスの残高や利用履歴を確認することができる。
【0096】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明はその他種々の変形が可能である。本発明の
用途については、例えばオリジナルカード等のゲーム用
カードその他の物販、早耳音楽情報等の音楽配信情報、
有料FAX配信、競馬予想(専門誌)、ゴルフ場・ホテ
ル・旅館等の各種施設の案内、コンサート・映画・演劇
等の開催案内といった情報配信やサービスの提供に適用
できる。また、クレジットカードによる販売では取り扱
わないような少額課金の商品やサービスに限られず、比
較的高価な商品の販売やサービスの提供にも適用が可能
である。
【0097】さらに、本発明に基づく電子商取引に係る
サーバ装置での一連の処理は、基本的にコンピュータを
用いてソフトウェアにより実行することが可能である。
従って、本発明によれば上述した処理を実行するための
プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体、あるいはプログラムを提供することができる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば双
方向テレビジョンシステムにおけるインタラクティブ機
能を有するテレビジョン受像機を用いて、リモコン操作
によりプリペイドボックス用の口座開設を行うことがで
き、さらには開設した口座への振込、ショッピングなど
の口座の利用、ポイントサービスの受け取り、残高照会
などを複雑な操作を必要とせず、またセキュリティを確
保しつつ行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るシステムの構成を示
すブロック図
【図2】同実施形態におけるプリペイドボックス開設手
順を示すフローチャート
【図3】図2のプリペイドボックス開設手順におけるテ
レビジョン受像機上の画面遷移を示す図
【図4】同実施形態におけるプリペイドボックスへのコ
ンビニエンスストアからの振込手順を示すフローチャー
【図5】図4の振込手順におけるコンビニエンスストア
内の端末上の画面遷移と端末からのバーコード付き振込
用紙のプリント出力結果を示す図
【図6】同実施形態におけるプリペイドボックスへのク
レジット会社経由の振込手順を示すフローチャート
【図7】図6の振込手順におけるテレビジョン受像機上
の画面遷移を示す図
【図8】同実施形態におけるプリペイドボックスへのテ
レビバンキング展開企業経由の振込手順を示すフローチ
ャート
【図9】図8の振込手順におけるテレビジョン受像機上
の画面遷移を示す図
【図10】図8の振込手順におけるテレビジョン受像機
上の画面遷移を示す図
【図11】同実施形態におけるプリペイドボックスの利
用手順の例を示すフローチャート
【図12】図11の利用手順におけるテレビジョン受像
機上の画面遷移を示す図
【図13】同実施形態におけるプリペイドボックスを利
用したポイントサービス手順の例を示すフローチャート
【図14】図13のポイントサービス手順におけるテレ
ビジョン受像機上の画面遷移を示す図
【図15】同実施形態におけるプリペイドボックスの利
用状況・最新残高確認手順を示すフローチャート
【図16】図15の確認手順におけるテレビジョン受像
機上の画面遷移を示す図
【符号の説明】
100…放送局 101…主番組放送信号生成部 102…データ放送信号生成部 103…合成部 104…送信機 105…送信アンテナ 106…コントローラ 107…モデム 110…静止衛星 200…テレビジョン受像機 201…受信アンテナ 202…チューナ 203…主番組放送信号処理部 204…データ放送信号処理部 205…合成部 206…表示部 207…コントローラ 208…リモコン 209…リモコン受信部 210…ID処理部 211…モデム 212…蓄積部 300…データセンタ(サーバ装置) 301…顧客照合部 302…視聴顧客データベース 303…プリペイドボックス番号発番処理部 304…プリペイドボックス顧客ファイル 305…顧客名付加部 306…プリペイドボックス番号抽出部 307…送信部 308…加盟店ファイル 309…注文番号処理部 310…ポイントサービス処理部 311…専用回線 312…ネットワーク(公衆回線またはインターネッ
ト)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04H 1/00 H04H 1/00 A H04N 5/38 H04N 5/38 5/44 5/44 A Z 7/173 630 7/173 630 (72)発明者 光井 隆浩 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 東 啓史 東京都港区海岸一丁目9番11号 株式会社 アール・アイ・シー内 Fターム(参考) 5C025 AA01 AA25 AA30 BA30 CA02 CA19 CB10 DA04 DA10 5C064 AA06 AB03 AB04 AC01 AC12 AC20 AD06 AD08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放送局から各世帯に設置されたインタラク
    ティブ機能を有するテレビジョン受像機に対して口座開
    設メニューを有する画面の情報を放送させ、 顧客による前記画面上の口座開設入力操作により前記テ
    レビジョン受像機から送信されてきた該世帯内の該顧客
    を特定する個人特定情報及び該テレビジョン受像機に固
    有の受像機IDを受信し、 前記個人特定情報及び受像機IDに基づいて所定の金融
    機関に口座を開設することを特徴とする双方向テレビジ
    ョンシステムを利用した電子商取引方法。
  2. 【請求項2】放送局から各世帯に設置されたインタラク
    ティブ機能を有するテレビジョン受像機に対して口座開
    設メニューを有する画面の情報を放送させるステップ
    と、 前記テレビジョン受像機から、該世帯内の顧客による前
    記画面上の口座開設入力操作により送信されてきた該世
    帯内の該顧客を特定する個人特定情報及び該テレビジョ
    ン受像機に固有の受像機IDを受信するステップと、 受信された前記個人特定情報及び受像機IDを顧客デー
    タベースに既に登録されている個人特定情報及び受像機
    IDと照合するステップと、 前記照合の結果が不一致のとき口座番号を発番するステ
    ップと、 前記発番された口座番号及び前記受信された個人特定情
    報に基づいて所定の金融機関に口座を開設するステップ
    と、 前記発番された口座番号を前記顧客に通知するステップ
    と、 前記発番された口座番号を顧客名と共に顧客ファイルに
    登録するステップとを有する双方向テレビジョンシステ
    ムを利用した電子商取引方法。
  3. 【請求項3】前記前記テレビジョン受像機から送信され
    てくる口座番号通知先を受信するステップをさらに有
    し、前記発番された口座番号を前記顧客に通知するステ
    ップは該口座番号を該口座番号通知先に通知する請求項
    2記載の双方向テレビジョンシステムを利用した電子商
    取引方法。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の電子商取引方法に
    従って口座開設を行った顧客からの振込を受け付ける方
    法であって、 前記顧客による口座振込時に該顧客の口座番号入力操作
    により送信されてきた口座番号を受信するステップと、 受信された口座番号を顧客ファイルに予め登録されてい
    る口座番号と照合するステップと、 前記照合の結果が一致したとき顧客ファイルに登録され
    ている顧客名の確認及び振込額の入力を促すための顧客
    名確認・振込額入力画面の情報を該顧客に送信するステ
    ップと、 前記顧客による前記顧客名確認・振込額入力画面上の入
    力操作により送信されてきた確認及び振込額の情報を受
    信するステップと、 受信された確認及び振込額の情報に基づいて、前記受信
    された口座番号により示される口座に振込を行うための
    振込情報を前記金融機関に送出するステップとを有する
    双方向テレビジョンシステムを利用した電子商取引方
    法。
  5. 【請求項5】請求項2または3記載の電子商取引方法に
    従って口座開設を行った顧客からの振込を受け付ける方
    法であって、 前記放送局から前記テレビジョン受像機に対して口座振
    込メニューを有する画面の情報を放送させるステップ
    と、 前記テレビジョン受像機から前記顧客による前記画面上
    の第1入力操作により送信されてきた前記個人特定情報
    及び受像機IDを受信するステップと、 受信された個人特定情報及び受像機IDを前記顧客デー
    タベースに登録されている個人特定情報及び受像機ID
    と照合するステップと、 前記照合の結果が一致したとき前記顧客ファイルに登録
    されている対応する口座番号を抽出するステップと、 前記テレビジョン受像機から前記顧客による前記画面上
    の第2入力操作により送信されてきた振込額の情報を受
    信するステップと、 受信された振込額の情報に基づいて前記抽出された口座
    番号により示される口座に振込を行うための振込情報を
    前記金融機関に送出するステップとを有する双方向テレ
    ビジョンシステムを利用した電子商取引方法。
  6. 【請求項6】請求項2または3記載の電子商取引方法に
    従って口座開設を行った顧客からの注文を受け付ける方
    法であって、 前記放送局から前記テレビジョン受像機に対して購入手
    続きメニューを有する画面の情報を放送させるステップ
    と、 前記テレビジョン受像機から前記顧客による前記画面上
    の入力操作により送信されてきた前記個人特定情報及び
    受像機IDと注文情報を受信するステップと、 受信された個人特定情報及び受像機IDを前記顧客デー
    タベースに登録されている個人特定情報及び受像機ID
    と照合するステップと、 前記照合の結果が一致したとき前記顧客ファイルに登録
    されている対応する口座番号を抽出するステップと、 抽出された口座番号及び受信された注文情報に基づいて
    注文受付の可否を判定するステップと、 前記判定の結果が可の場合に前記注文情報により示され
    る注文の受付処理を行うステップとを有する双方向テレ
    ビジョンシステムを利用した電子商取引方法。
  7. 【請求項7】請求項2または3記載の電子商取引方法に
    従って開設された口座に対して、該口座を開設した顧客
    からの提供情報に応じた金額加算を行う方法であって、 前記放送局から前記テレビジョン受像機に対して提供情
    報入力メニューを有する画面の情報を放送させるステッ
    プと、 前記テレビジョン受像機から前記顧客による前記画面上
    の入力操作により送信されてきた前記個人特定情報及び
    受像機IDと前記提供情報を受信するステップと、 受信された個人特定情報及び受像機IDを前記顧客デー
    タベースに登録されている個人特定情報及び受像機ID
    と照合するステップと、 前記照合の結果が一致したとき前記顧客ファイルに登録
    されている対応する口座番号を抽出するステップと、 抽出された口座番号により示される口座に前記提供情報
    に応じた金額加算を行うステップとを有する双方向テレ
    ビジョンシステムを利用した電子商取引方法。
  8. 【請求項8】前記提供情報に前記顧客に関する属性情報
    を付加し、所定の機関にマーケティング情報として送信
    するステップをさらに有する請求項7記載の双方向テレ
    ビジョンシステムを利用した電子商取引方法。
  9. 【請求項9】インタラクティブ機能を有するテレビジョ
    ン受像機から該世帯内の顧客による口座開設入力操作に
    より送信されてきた該世帯内の該顧客を特定する個人特
    定情報及び該テレビジョン受像機に固有の受像機IDを
    受信する受信手段と、 複数の顧客に対応した前記個人特定情報及び受像機ID
    を予め登録した顧客データベースと、 前記受信手段により受信された前記個人特定情報及び受
    像機IDを前記顧客データベースに登録されている個人
    特定情報及び受像機IDと照合する照合手段と、 前記照合の結果が不一致のとき口座番号を発番する手段
    と、 所定の金融機関に口座を開設させるために前記発番され
    た口座番号及び前記受信された個人特定情報を該金融機
    関に転送する手段と、 前記発番された口座番号を前記顧客に通知する通知手段
    と、 前記発番された口座番号を顧客名と共に登録する顧客フ
    ァイルとを有する双方向テレビジョンシステムを利用し
    た電子商取引方法のためのサーバ装置。
  10. 【請求項10】前記受信手段は、前記前記テレビジョン
    受像機から送信されてくる口座番号通知先をさらに受信
    し、通知手段は、該口座番号を該口座番号通知先に通知
    する双方向テレビジョンシステムを利用した電子商取引
    方法のためのサーバ装置。
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