JP2009037181A - 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】非磁性のトナーと磁性のキャリアからなる2成分現像剤を収容する現像剤収容部と、現像剤担持体と、回転により現像剤を攪拌して前記トナーを分散させる軸装楕円板からなる攪拌部材と、前記攪拌部材が配置された攪拌部材領域での現像剤のトナー濃度を検知する磁気センサを備え、前記磁気センサのセンサ面がセンサ周囲の部材よりも前記攪拌部材側に突出するよう設置された現像装置において、磁気センサが攪拌部材領域のトナー濃度を正確に検知することで適切なトナー濃度制御を実現し、高画質な現像を可能とする現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置を提供すること。
【解決手段】攪拌部材8と磁気センサ16とのギャップGを0.5mm以下とした。
【選択図】図7

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、複合機等の電子写真プロセスにおける現像装置、及びこれを搭載したプロセスカートリッジ、画像形成装置に関する。
トナーとキャリアからなる2成分現像剤を収容する現像剤収容部と、現像剤担持体と、回転により現像剤を攪拌して前記トナーを分散させる攪拌部材と、前記攪拌部材が配置された攪拌部材領域での現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知センサを備え、上記トナー濃度検知センサのトナー濃度を検知するための検知面が該検知面近傍の上記現像剤収容部内壁面よりも攪拌回転部材の回転軌跡外周に近接するように、上記トナー濃度検知センサを設けた現像装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記現像装置において、トナー濃度を検知するための検知面(センサ面)は、周囲の部材(ケース)に対して攪拌ローラ側に突き出ている。これは、センサ面上での現像剤の滞留を防ぐためである。仮にセンサ面が周囲の形状に対して凹になっている(埋没状態にある)と、その部分で現像剤の滞留が起こるため、センサが正しいトナー濃度を検知できなくなり、適切なトナー濃度制御が困難になる。
例えば、現像剤の滞留が起きると、トナーが補給、消費されても滞留部分にその影響が反映されなくなる。その結果、画像品質の低下につながる。ただし、特許文献1に開示の構成にしても、攪拌部材側に突き出たセンサの部分が障害となり、センサ面上で現像剤の滞留が起こることがあり、現像剤の滞留を完全には防ぐことはできない。
特開平9−305015号公報
本発明は、磁気センサが攪拌部材領域のトナー濃度を正確に検知することで適切なトナー濃度制御を実現し、高画質な現像を可能とする現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置を提供することにある。
前記課題を達成するため請求項1に係る発明は、非磁性のトナーと磁性のキャリアからなる2成分現像剤を収容する現像剤収容部と、現像剤担持体と、回転により現像剤を攪拌して前記トナーを分散させる攪拌部材と、前記攪拌部材が配置された攪拌部材領域での現像剤のトナー濃度を検知する磁気センサを備えた現像装置において、前記攪拌部材と前記磁気センサとのギャップを0.5mm以下にした。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の現像装置において、前記攪拌部材を、軸に装着された楕円板で構成し、前記磁気センサのセンサ面上の前記現像剤を掻き取ることができるように、前記楕円板の外周部を利用して掻き取り部材を取り付けた。
請求項3に係る発明は、請求項2記載の現像装置において、前記掻き取り部材の先端側をセンサ面に接触する構成とする場合には、前記掻き取り部材の先端側は前記センサ面にだけ接触し、他の部材には非接触とした。
請求項4に係る発明は、非磁性のトナーと磁性のキャリアから成る2成分現像剤を収容する現像剤収容部と、現像剤担持体と、回転により現像剤を攪拌してトナーを分散させる攪拌部材と、前記攪拌部材が配置された攪拌部材領域の現像剤のトナー濃度を検知する磁気センサを備えた現像装置において、前記磁気センサのセンサ面、及び前記磁気センサ周りの部材よりも摩擦係数の低い薄膜フィルムが前記センサ面に貼り付けられていることとした。
請求項5係る発明は、請求項4記載の現像装置において、前記薄膜フィルムの厚さが0.5mm以下とした。
請求項6係る発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の現像装置において、前記磁気センサのセンサ面、及び前記磁気センサ周りの部材よりも摩擦係数の低い、厚さ0.5mm以下の薄膜フィルムが前記センサ面に貼り付けられていることとした。
請求項7係る発明は、請求項1乃至6の何れかに記載の現像装置において、前記キャリアとして、重量平均粒径が65μm以下の磁性キャリアを用いることとした。
請求項8係る発明は、請求項1乃至7の何れかに記載の現像装置において、前記非磁性トナーとして、重量平均粒径が5〜10μmであり、5μm以下のものが60〜80個数%含まれているトナーを用いることとした。
請求項9係る発明は、請求項1乃至8の何れかに記載の現像装置を搭載しているプロセスカートリッジとした。
請求項10係る発明は、請求項1乃至8の何れかに記載の現像装置または請求項9に記載のプロセスカートリッジを搭載している画像形成装置とした。
本発明によれば、磁気センサ16のセンサ面上での現像剤の滞留がなくなり、磁気センサが攪拌部材領域のトナー濃度を正確に検知することで適切なトナー濃度制御を実現し、高画質な現像を可能とする現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置を提供することができる。
[1]画像形成装置及び現像装置の概略構造
画像形成装置においては、例えば感光体より成る潜像担持体に、所定の静電潜像を作像し、この静電潜像をトナー像として可視像化している。このような可視像化機能を達成する現像装置で、トナーとキャリアを有する2成分系の現像剤を用いるようにしたものがある。
図1は本発明に係る現像装置を搭載した画像形成装置の断面該略図である。用紙搬送部100の略上方には画像形成部200があり、またその上方には画像読取部300がある。用紙搬送部100は、用紙Sを積載する用紙トレイ101、用紙トレイ101上の用紙Sを送り出すピックアップコロ101a、用紙Sを分離するフィードコロ101b及びリバースコロ101c等の給紙部、搬送ローラ103、レジストローラ102などからなる。
給紙信号がオンになると、用紙トレイ101上の用紙Sが一枚分離されて搬送ローラ103で搬送されてレジストローラ102のニップ部に突き当てられてスキュー補正され、ドラム状をした感光体からなる潜像担持体6上のトナー画像と会合する適時のタイミングで送り出される。
画像形成部200は、潜像担持体6と、該潜像線担持体6のまわりに配置された帯電手段500、現像装置600、転写手段700、クリーニング手段800、画像転写後の用紙を搬送する搬送ベルト850、定着装置900、一様に帯電された潜像担持体6を部分的に露光して潜像を形成する書込み手段1000などから成り、用紙搬送部100から供給された用紙Sに画像を形成し、排紙ローラ250を経て、排紙トレイ350へと排出する。
図2は、このような現像装置600の内部構造を示したものである。
現像装置600内には、非磁性トナーと磁性キャリアを有する2成分系の現像剤が収容されていて、この現像剤中のトナーの濃度が低下すると、トナーホッパー2からトナーがトナー補給ローラ3の回転によって現像剤撹拌部材8上に落下するように導かれて現像剤中に補給されるようになっている。
ここで、現像剤撹拌部材8は、例えば、図6、図7に示すように、1本の軸14上に、多数の楕円板15が、一定の間隔Pで軸14に対して一定の角度bを以って固定的に軸装されるものとなっている。かかる現像剤撹拌部材8が回転駆動されて現像剤が横撹拌(軸14方向に往復運動)される。
現像剤撹拌部材8の左隣には回転により現像剤を斜め左上方向に掻き上げて搬送する現像剤搬送部材7がある。図2において、現像剤搬送部材7は反時計方向に回転駆動され、現像剤撹拌部材8は時計方向に回転駆動される。現像剤搬送部材7(図3参照)は現像剤を現像ローラ4に供給する。
現像剤撹拌部材8により横撹拌された現像剤は現像剤搬送部材7により現像剤担持体の一構成例である現像ローラ4に向けて搬送される。現像ローラ4は潜像担持体6に対峙するように配置されている。潜像担持体6の回転方向下流側にはもう一つの現像ローラ5が配置されている。
現像剤搬送部材7より現像ローラ4に向けて供給された現像剤は、反時計方向に回転する現像ローラ4の周面に担持されつつ、搬送され、この担持搬送される現像剤で、時計方向に回転する潜像担持体6上に作像された静電潜像がトナー像として可視像化される。
また、現像ローラ4の周面に担持された現像剤は現像ローラ5の周面に担持搬送され、この担持搬送される現像剤でも、感光体6上に作像された静電潜像がトナー像として可視像化される。現像ローラ4に供給された現像剤は、ドクタ部9のところで、余分な現像剤が掻き取られるようになっていて、この掻き取られた現像剤はセパレータ10の上面へと導かれる。
セパレータ10の外形を図4、平面図を図5にそれぞれ示す。これら図4、図5において、セパレータ10はその上部に、一定の角度aをもって列設させたフィン11及び、回転駆動される現像剤搬送用のスクリュー部材12などを備える。
スクリュー部材12は図4においてフィン11の側方に配置された筒状部120内で回転するように配置されている。筒状部120の一端側には開口14が形成されている。セパレータ10の上面へと導かれた現像剤の一部は開口14に入る。開口14に入った現像剤はスクリュー部材12の回転により筒状部120の反対側からと出されて現像剤撹拌部材8の上に落下する。この搬送経路を図5に破線矢印で示す。
セパレータ10の上面へと導かれた現像剤の一部は、セパレータ10の長手方向に送られる過程でフィン11によりセパレータを横切る方向に斜めに送られて現像剤搬送部材7上に落とされる。この搬送経路を図5に実線矢印で示す。
図2に示したように、攪拌部材8の下方近傍には現像剤中のトナー濃度を検知する磁気センサ16が現像装置600のケース17に取り付けられている。センサ面16aは該センサ面16aでの現像剤の滞留を防止するため、センサ周囲の部材(ケース17)と同じ高さ又は攪拌部材8側に突出するよう設置されている。
磁気センサ16はセンサ面16a上の磁性キャリアの数(透磁率)に応じた電圧値を出力する。つまり、トナー濃度が高くなるとセンサ面16a上の磁性キャリアの数が減り(透磁率ガ小さくなる)、センサ16の出力値も小さくなる。この磁気センサ16を利用して、トナー補給時期やトナー補給量を決定し、現像剤中のトナー濃度を制御している。
[2]請求項に対応する例
(例1)
図7に示すように、攪拌部材8と磁気センサ16とのギャップGを上限値で0.5mm以下にした。ギャップGの下限値は実現可能な値とする。ギャップGが0.5mmを超えるとトナー濃度の変化を正確に検知することができない。攪拌部材8を構成する楕円板の外周部と磁気センサ16のセンサ面16aとのギャップGを0.5mm以下にするとトナー濃度の変化を正確に検知することができ、かつ、攪拌部材8がセンサ面16a上の現像剤を掻き取り易くなる。センサ面16a上の現像剤が掻き取られることにより、センサ面16a上での現像剤の滞留が起こりにくくなり、磁気センサ16は攪拌部材8が配置された攪拌部材領域のトナー濃度を正しく反映し、正確に検知することで適切なトナー濃度制御を実現でき、その結果、画像品質の向上に繋がる。
(例2−1)
図8に示すように、センサ面16a上の現像剤を掻き取ることができるように、攪拌部材8の外周部に掻き取り部材18をセンサ面16aと非接触に取り付ける。掻き取り部材18の先端部とセンサ面16aとのギャップは0.5mm以下がよい。理由は(例1)と同じである。
具体的な取り付け方法は、図8、図10(a)、(b)に示したように、センサ上面16a上の現像剤を掻き取れるように、センサ上面16aと対向する特定の楕円板15の外周部にポリウレタンからなる厚さ0.2mmの掻き取り部材18を固定する。掻き取り部材18はセンサ面16a保護のためポリウレタンやポリエチレンなどの柔軟性がある材質が好ましい。
(例2−2)
図11に示すように、磁気センサ16のセンサ面16a上の現像剤を掻き取れるように、センサ面16a近傍の2つの楕円板15の外周部に、軸14と平行に取付部材19を取り付け、この取付部材19にポリウレタンからなる厚さ0.2mmの掻き取り部材18を固定する構成でもよい。楕円板15間に取付部材19は強固に固定される。
取付部材19を介しての掻き取り部材18の取り付け構造では、取付部材19に掻き取り部材18を強固に固定することができるので楕円板に直接固定する場合よりも不安定な動きを規制され、掻き取り部材18の可動部分を最小限に抑えることが可能になる。
そのため、掻き取り部材18のたわみ量が最小限に抑えられ、形状が維持されるので、掻き取り部材18のかきとり機能を安定して保持できる。このように、取付部材19に掻き取り部材18を取り付ける場合は、楕円板15の外周部に取り付ける場合よりも、掻き取り部材18の可動部分を最小限に抑えられる。
本例においても、掻き取り部材18はセンサ面16aと非接触である。掻き取り部材18の先端部とセンサ面16aとのギャップは0.5mm以下がよい。理由は(例1)と同じである。
例2−1、例2−2のように、掻き取り部材18を設けた構成では、掻き取り部材18を設けず楕円板だけの例1の場合よりも掻き取り部が大きくなるので、一層掻き取り易くなる。
(例2−3)
本例では、図9に示したように、楕円板15に固定した掻き取り部材180は、その先端部分が磁気センサ16のセンサ面16aに接触するようにする。掻き取り部材180の取り付け方法としては、図8、図10に準じて楕円板15に直接固定する方法と、楕円板15の対向部位からセンサ上面16aがずれている場合や、より確実に楕円板に固定する場合には図11に示した例に準じて、隣接する楕円板間に取り付けた取付部材19を利用して掻き取り部材180を設ける方法がある。
楕円板15に直接固定する方法か、隣接する楕円板間に取り付けられた取付部材19を利用して掻き取り部材180を固定するか、の何れの方法を採用するにしても、掻き取り部材180はその可撓性によりセンサ面16aにやわらかく接触してセンサ面16aを保護し、また掻き取り性能を向上するためポリウレタンやポリエチレン等、柔軟性がある材質を使用し、シート状に構成するのが好ましい。
掻き取り部材18を柔軟性がある材質でシート状の形状にすることで、磁気センサ16のセンサ面16aと接触する場合でも、図9に示したように掻き取り部材180がセンサ面16aに対して逃げるので、接触による衝突力、及び摩擦力を低減できる。そのため、衝突による掻き取り部材180の破損を防げる。さらに、センサ面16a及び掻き取り部材18の摩耗を低減し、摩耗粉が現像剤中に混入して異常画像などの不具合が起こるのを防止できる。
(例2−4)
掻き取り部材を用いる上記各例において、掻き取り部材180のようにその先端側をセンサ面16aに接触する構成とする場合には、センサ面16aにだけ接触させ、他の部材、例えばケース17には非接触となるようにする。磁気センサ16を除いて掻き取り部材180と最小距離にある部材がケース17の場合、楕円板15とケース17との最小ギャップを2mm、掻き取り部材180とケース17との最小ギャップを1mmに設定した例がある。
掻き取り部材180について、磁気センサ16以外の部材との接触が増えると、それだけ掻き取り部材180、及び掻き取り部材180と接触した部材の摩耗量が増える。本例では、掻き取り部材180の接触を最小限に抑えられるので、上記摩耗を低減できる。その結果、摩耗粉が現像剤中に混入することを防止し、また、異常画像などの不具合が起こるのを防止できる。
また、掻き取り部材180が他の部材(例えば、ケース17)と接触する箇所では、現像剤に大きな力が加わる。この力により現像剤が凝集体となって、現像装置内に固着したり、現像装置内の隙間に詰まるなどして、異常画像などの原因となることがある。
掻き取り部材180を、センサ面以外とは非接触とすることで、掻き取り部材180が不必要に他の部材(例えば、ケース)と接触することを避けられる。そのため、掻き取り部材180とその他の部材(例えば、ケース17)との接触による現像剤凝集体の発生を最小限に抑えられる。その結果、凝集体発生によって生じる異常画像などの不具合が起こりにくくなり、画像品質の向上に繋がる。
(例3)
図12に示したように、磁気センサ16のセンサ面16a、及び磁気センサ周りの部材(ケース17など)よりも摩擦係数の低い薄膜フィルム20を磁気センサ16のセンサ面16aに貼り付ける。図12の例では、センサ面16aがセンサ周囲の部材(ケース17)と同じ高さであり、センサ16aから該センサ面16aのまわりのケース17の面にかけて、前記薄膜フィルム20を貼り付けている。
例えば、磁気センサ16のセンサ面16aの材質がABS樹脂、ケース17の材質がアルミの場合、図12(a)、(b)のように磁気センサ16のセンサ面16aに、ABS樹脂、アルミよりも摩擦係数の低い超高分子ポリエチレンの薄膜フィルム20を貼り付ける。本例では、薄膜フィルム20の表面が実質的なセンサ面である。
本例は、センサ面16aに係るので、前記(例1)〜(例2)の何れにもあてはまる。薄膜フィルム20を磁気センサ16のセンサ面16aに貼ることで、センサ面16a上の現像剤が動き易くなる。そのため、センサ面16a上での剤の滞留が起こりにくくなり、磁気センサ16は楕円板15による攪拌部材8の配置領域のトナー濃度を正確に検知でき、適切なトナー濃度制御が実現する。その結果、画像品質の向上に繋がる。
(例4)
前記(例3)における薄膜フィルム20の厚さを0.5mm以下とする。具体例として、薄膜フィルムの厚さを0.3mmと設定した。
磁気センサ16はセンサ面16a上の磁性キャリアの数(透磁率)に応じた電圧値を出力する。磁気センサ16が検知できる領域は限られており、センサの有感距離内の磁性キャリアの透磁率のみを検知している(センサ面の有感領域外の磁性キャリアは磁気センサ16の出力に影響を与えない)。
センサ面16aに薄膜フィルム20を貼り付けると、その厚さの分だけセンサ面と磁性キャリアとの距離が大きくなるので、磁気センサ16の有感領域内の現像剤の量が減る。
そのため、現像剤のトナー濃度が同じであっても、薄膜フィルム20を貼る前に比べてセンサ出力値が小さくなり、センサ出力値に対するノイズの影響が大きくなってしまう。
しかし、薄膜フィルム20の厚さを0.5mm以下(実施例では0.3mm)とすることで、上記ノイズの影響を小さくできる。そのため、磁気センサ16は攪拌部材8領域のトナー濃度を正確に検知でき、適切なトナー濃度制御が実現できる。その結果、画像品質の向上に繋がる。
(例5)
本発明に係る現像装置600に用いる磁性キャリアとして、重量平均粒径が65μm以下(具体例としては、重量平均粒径が約50μmの磁性キャリア)の磁性キャリアを用いることとした。かかるキャリアを用いることで、微細な画像(ドット)を現像することが可能になり、高画質化に繋がる。
(例6)
本発明に係る現像装置600には、非磁性トナーとして、重量平均粒径が5〜10μmであり、5μm以下のものが60〜80個数%含まれているトナーを用いることとした。 具体例として、重量平均粒径が約7μmであり、5μm以下のものが70個数%含まれているトナーを用いた例がある。かかる条件のトナーを使用することにより、微細な画像(ドット)を現像することが可能になり、高画質化に繋がる。
(例7)
本発明に係る現像装置600をプロセスカートリッジに組み込むことにより、現像装置600を搭載したプロセスカートリッジとした。ここで、プロセスカートリッジとは、現像装置、帯電手段、現像装置、クリーニング手段の少なくとも一つと潜像担持体とを一体に構成して画像形成装置本体に着脱可能にしたものをいう。
本例に当てはめれば、本発明に係る現像装置600と潜像担持体6とを一体に構成して一体として画像形成装置本体に着脱可能にしたものであり、これに加えて、必要に応じて、帯電手段、クリーニング手段等が一体的に組み込まれる。本発明の作用効果をもつ現像装置を具備したプロセスカートリッジを実現できる。なお、上記一体型のプロセスカートリッジ(AIO:所謂オール・イン・ワン型)ではないときにも、帯電手段、現像手段、クリーニング手段の各手段が装置本体に着脱可能にされている場合は、プロセスカートリッジは着脱可能にされているこれらの手段を含む。
図1に示した画像形成装置は、現像装置600、外周面にトナー画像が形成される潜像担持体6、潜像担持体6の外周面を一様に帯電する帯電手段500、一様に帯電された潜像担持体6の外周面に静電潜像を書き込む書込み手段1000、現像されたトナー画像を記録媒体たる用紙Sに転写する転写手段700、記録媒体収容部(用紙トレイ101)から記録媒体排出部(排紙トレイ350)に至る記録媒体搬送路を具備し、現像装置600は本発明に係るものであり、必要に応じてプロセスカートリッジに構成したものであり、本発明の作用効果を奏するものである。
画像形成装置の要部を説明した正面図である。 現像装置の内部構造を説明した断面図である。 現像剤搬送部材の斜視図である。 セパレータの斜視図である。 セパレータにおける現像剤の流れを説明した模視的な説明図である。 (a)は現像剤撹拌部材の斜視図、(b)は同正面図である。 楕円板とセンサ面とのギャップを説明した図である。 センサ面と離間した掻き取り部材を例示した図である。 センサ面に接触する掻き取り部材を例示した図である。 (a)は現像剤撹拌部材の斜視図、(b)は軸方向から見た同側面図である。 楕円板を利用して取付部材を介して掻き取り部材を設けた例を説明した図である。 (a)はセンサ面に薄膜フィルムを貼り付けた磁気センサの取り付け状態を示した断面図、(b)は同平面図である。
符号の説明
2 トナーホッパー
3 トナー補給ローラ
4、5 現像ローラ
6 潜像担持体
7 現像剤搬送部材
8 現像剤撹拌部材
9 ドクタ部
10 セパレータ
11 フィン
14 軸
15 楕円板
16 磁気センサ
16a センサ面
17 ケース
18、180 掻き取り部材
19 取付部材
20 薄膜フィルム
100 用紙搬送部
101 用紙トレイ
101a ピックアップコロ
101b フィードコロ
101c リバースコロ
102 レジストローラ
103 搬送ローラ
120 筒状部
200 画像形成部
250 排紙ローラ
300 画像読取部
350 排紙トレイ
500 帯電手段
600 現像装置
700 転写手段
800 クリーニング手段
850 搬送ベルト
900 定着装置
1000 書込み手段
a、b 角度
P 間隔
S 用紙

Claims (10)

  1. 非磁性のトナーと磁性のキャリアからなる2成分現像剤を収容する現像剤収容部と、現像剤担持体と、回転により現像剤を攪拌して前記トナーを分散させる攪拌部材と、前記攪拌部材が配置された攪拌部材領域での現像剤のトナー濃度を検知する磁気センサを備えた現像装置において、
    前記攪拌部材と前記磁気センサとのギャップを0.5mm以下にしたことを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1記載の現像装置において、
    前記攪拌部材を、軸に装着された楕円板で構成し、前記磁気センサのセンサ面上の前記現像剤を掻き取ることができるように、前記楕円板の外周部を利用して掻き取り部材を取り付けたことを特徴とする現像装置。
  3. 請求項2記載の現像装置において、
    前記掻き取り部材の先端側を前記センサ面に接触する構成とする場合には、前記掻き取り部材の先端側は前記センサ面にだけ接触し、他の部材には非接触とすることを特徴とする現像装置。
  4. 非磁性のトナーと磁性のキャリアから成る2成分現像剤を収容する現像剤収容部と、現像剤担持体と、回転により現像剤を攪拌してトナーを分散させる攪拌部材と、前記攪拌部材が配置された攪拌部材領域の現像剤のトナー濃度を検知する磁気センサを備えた現像装置において、
    前記磁気センサのセンサ面、及び前記磁気センサ周りの部材よりも摩擦係数の低い薄膜フィルムが前記センサ面に貼り付けられていることを特徴とする現像装置。
  5. 請求項4記載の現像装置において、
    前記薄膜フィルムの厚さが0.5mm以下であることを特徴とする現像装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の現像装置において、
    前記磁気センサのセンサ面、及び前記磁気センサ周りの部材よりも摩擦係数の低い、厚さ0.5mm以下の薄膜フィルムが前記センサ面に貼り付けられていることを特徴とする現像装置。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の現像装置において、
    前記キャリアとして、重量平均粒径が65μm以下の磁性キャリアを用いることを特徴とする現像装置。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載の現像装置において、
    前記非磁性トナーとして、重量平均粒径が5〜10μmであり、5μm以下のものが60〜80個数%含まれているトナーを用いることを特徴とする現像装置。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載の現像装置を搭載していることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  10. 請求項1乃至8の何れかに記載の現像装置または請求項9に記載のプロセスカートリッジを搭載している特徴とする画像形成装置。
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