JPH03239275A - 現像器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 トナーとキャリアから成る２成分現像剤を使用する現像
器に関し、 トナー濃度センサの取り付は内壁面の現像剤の流動性を
良くし、トナー濃度センサの精度を向上させることを目
的とし、 現像器内壁面に現像剤の透磁率を測定するトナー濃度セ
ンサを固定して、前記現像器内壁面を流動する現像剤濃
度を検出する現像器において、トナー濃度センサを固定
した現像器内壁面に、表面が平滑なフィルムを張り付け
て構成する。

トナー濃度センサを固定した現像剤流動面を高抵抗導電
材料で構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、トナーとキャリアから成る２成分現像剤を使
用する現像器に関し、特にトナー濃度センサを使用する
現像器に関するものである。

〔従来例〕

通常電子写真装置の現像器は第３図に示す様に現像容器
２内にトナー濃度センサ１と撹拌パドル３と現像ローラ
４とドクターブレード５と流れ規制板６とトナー補給カ
セット７とトナー補給ローラ８とを有している。撹拌パ
ドル３で撹拌された現像剤は現像ローラ４側へと流れト
ナー濃度センサ１により現像剤の濃度が監視され、濃度
が下がるとトナー補給ローラ８を回転させトナー補給カ
セット７よりトナーを補給する。補給されたトナーは撹
拌パドル３で現像剤と混合され現像ローラ４側へと流れ
、トナー濃度センサ１が現像剤の濃度が高くなったのを
検出するとトナー補給ローラ２を停止させ現像剤の濃度
を一定にする。現像ローラ４側に流れてきた現像剤は現
像ローラ４の回転にともないドクターブレード５へと運
ばれ、現像ローラ４上の現像剤の穂高を一定にされ、残
りの現像剤は掻き落とされて流れ規制板６を通り撹拌パ
ドルへと帰され、このような経路を循環することにより
撹拌が促進される。一方ドクターブレード５で穂高を一
定にされた現像剤は感光体９へと運ばれ、感光体９に形
成された静電潜像にトナーが移り現像がなされる。印刷
動作によりトナーのみ使用され消費していく。しかし、
均一な印字品質を保つためには、キャリアに対するトナ
ーの比率を一定に保つ必要がある。そのため、トナー濃
度を常に監視し、消費されたトナー量に応じて、トナー
を補給し、トナー濃度を一定に保つ必要がある。

トナー濃度を検出する方法としては、トナーの非磁性と
キャリアの磁性を利用し、現像剤の透磁率を測定するこ
とによりキャリアに対するトナーの比率が分かる。トナ
ー濃度を測定するセンサは現像剤が定常的に通過する傾
斜面などの常に現像剤が循環する所に取り付けられてい
る。

トナー濃度センサはコイルを用いた磁気回路を形成し、
磁気回路中に現像剤を通し゛Ｃ１現像剤の透磁率の変化
を電気的な変化に変換して検出するような方法をとって
いるため、磁気回路中に磁性体や導体があると検出でき
ない特性がちる。そのためトナー濃度センサ近傍は樹脂
などの絶縁非磁性の材料で構成しなければならず、現像
器容器が金属で構成されているものは、プラスチックな
どの非磁性絶縁体のアダプタを使用して固定されている
。

〔発明が解決しようとする問題点］ 現像器本体が樹脂で形成されているものは強度を確保す
るために重量比でグラスファイバーを２０〜３０％添加
した樹脂成型品がよく用いられる。僅かな成型条件のバ
ラツキによりケース表面へのグラスファイバーの顔の出
し方が変化し、粗さを主体とした表面状態が悪くなる。

これに、梅雨時などの高湿度環境下での現像剤吸湿によ
る流動性低下が重なると、現像剤とケース内壁の摩擦係
数が増大し、現像剤が脈動的な流動状態となる。

現像器本体が金属で形成されているものはトナー濃度セ
ンサを直接取り付けることができないので、樹脂製のア
ダプタに取り付けてから固定されている。樹脂表面と金
属表面では現像剤との摩擦係数が異なる場合が多く、低
摩擦側から高摩擦側へと移るときに現像剤の引っ掛かり
による滞留か発生する。

また、現像器本体が金属以外の材質で形成されているも
のは、製造性や強度などを各慮してＡＢＳ２Ｉξリカー
ホネイトといった樹１’１７を或ｇｊ！Ｌ、、、７製造
１゜ている。このよ・）な樹脂は通常１０′５Ωｃｍ以
上の抵抗を有する絶縁体で、このような樹脂の壁面を用
像剤が流れたときには現像剤が壁面と摩擦することによ
り静電気が発生し帯電する。このような絶縁体の樹脂で
形成された壁面は摩擦帯電しまた電荷を逃すことができ
ないため、壁面と現像剤相７ｆて静電気的な吸引力が発
生し５、流動性が悪くなり現像剤が脈動的な流動状態と
なる１、 そし、て現像剤の速度変化は密度の変化として表れるの
で正確な濃度の検出ができなくなり、トナー濃度の検出
精度や感度や応答性が悪くなり、トナー濃度が濃くなっ
たり薄くなったりして印字品質の悪化を招いていた。

本発明は、−に連の問題に鑑み、トナー濃度センサの取
りイ］け内壁面の現像剤の流動性を良くし、Ｉ・ナー濃
度センサの精度を向上させることを目的とする。

〔問題を解決するための手段〕

本発明は、上述の問題を解決するため、現像器内壁面に
現像剤の透磁率を測定するトナー濃度センサを固定して
、前記現像器内壁面を流動する現像剤濃度を検出する現
像器において、トナー濃度センサを固定した現像器内壁
面に、表面が平滑なフィルムを張りイ」けて構成する。

トナー濃度センサを固定した現像剤流動面を高抵抗導電
材料または半導電性飼料で構成する。

〔作　用］ フィルムを貼ることにより摩擦力が均一化され現像剤の
流れる速度を一定にする。

現像剤流動面を高抵抗導電材料で構成することによりト
ナー濃度センサに影響を与えず静電気を逃すことができ
、現像剤の流動性を向上できる。

現像剤がスムーズに流れ速度変動がなくなり、検出精度
が向上し、誤検出を防止できる。

Ｃ実施例〕 第１図は本発明の一実施例による濃度センサを取り付け
た壁面の側面断面図である。

濃度センサｌは長辺６０ｍｍＸ短辺２０ｍｍの直方体形
状の本体１ａと直径１０ｍｍ厚さ３ｍｌｌ１の円筒形状
の検知部１ｂで構成され、検知部ｉｂは本体１ａの表面
より突出したような形状で設けられており、現像器壁面
２には濃度センサを取り付ける取り付は穴があり、アダ
プタ１１を介して濃度センサが取り付けられ、アダプタ
１１は接着剤やビスなどで現像器へ固定される。アダプ
タ１１には検知部１１）が入る挿入穴があり、挿入穴に
検知部１ｂを挿入してアゲブタ１１に固定する。そこへ
１１００１Ｔ１四方で１ｇさ０．０８ｍｍｃＤポリエス
テルフィルム１０が略中夫の濃囃センサ対応位置に検知
部１ｂと同形の穴をあけ、両面テープで現像剤が流動す
る現像器内壁面全域に張りイ」けられている。

第２図は本発明の他の実施例を示し、１００叩四方で厚
さ１００　ｕ　ｍ程度で１０９Ωｃｍ乃至１０１０Ωｃ
ｍ程度の抵抗値を有するマイラシート（例えば、東し社
製カーボン入りルミラー）に穴をあけずに両面テープで
、現像剤が流動する現像器内壁面全域と検知部１ｂも覆
うように張り付けられている。このフィルムはアース接
続しなくても、静電気は現像剤中を通って逃げる。この
様にすることにより穴をあける手間と検知部１ｂと穴と
の正確な位置合わせの手間が省けるようになる。このフ
ィルム１０はご＜薄＜シかも両面テープで隙間無く張り
付けられており、フィルム１０の材質も濃度センサの出
力に影響を与えないだけの充分な抵抗値を有しているた
め、濃度センサの出力には影ｇを与えないので従来と略
同様に使用でき、現像剤と壁面との摩擦により発生ずる
静電気を逃すことができ現像剤の流動性が向上する。

静電気乙こよる現像剤の滞留は現像容器やアダブ々１１
や濃度センサのケースなどの現像剤と摩擦す０ る部分を導体にすれば静電気を逃がすことはできるが、
濃度センサ近傍に導体があると出力が出なくなってしま
う。そのために金属の現像容器の場合はアダプタ１１と
濃度センサのケースを絶縁体にしなければならず、金属
以外の樹脂などの絶縁体の現像容器でも濃度センサのケ
ースは絶縁体にしなければならない。しかし、これらの
絶縁体の抵抗を少し下げるだけで静電気を逃がすことが
できる。現像剤が摩擦する部分の材質の抵抗を１０１５
Ωｃｍから１０１３Ω０まで下げたところ良好な結果が
得られた。このような高抵抗導電材料としてはカーボン
ファイバー数％（例えば５％）を添加したグラスファイ
バーを主成分とするポリカーボネイト樹脂を用いること
ができる。

濃度センサのケースのみ抵抗を下げた場合でも現像剤の
流動性を向上させることができたが、現像容器自体を高
抵抗導電材で構成したり、アダプタ１１と濃度センサの
ケースの両方の抵抗を下げたりすると一層効果的である
。

要するに本発明は濃度センサの周囲における現像剤の流
動性を改善すべく、現像剤の接触面の平滑度を上げるよ
うにフィルムを利用する解決策と、接触面に生ずる静電
気を逃がすよう接触面を高抵抗導電材で構成する解決策
を提案するものであり、これらの解決策を個々または適
宜組め合わせて適用することが可能である。

〔発明の効果〕

以上のような本発明によれば、現像剤の流動性の悪さか
ら発生するトナー濃度センサの誤差を皆無とし、安定し
たトナー濃度調整が可能となり、印字品質を向上するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による実施例を示す側面断面図、第２図
は他の実施例を示す側面断面図、第３図は現像器の一般
的構造を説明する図である。 １ ２ 図において、 １は濃度センサ、 ２は現像容器、 １０はフィルム、 １１はアダプタを示す。 ３ −７８〔

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）現像器内壁面に現像剤の透磁率を測定するトナー
   濃度センサ（１）を固定して、前記現像器内壁面を流動
   する現像剤濃度を検用する現像器において、 前記トナー濃度センサ（１）を固定した現像器内壁面に
   、表面が平滑なフィルム（１０）を張り付けたことを特
   徴とする現像器。
2. （２）前記フィルム（１０）がセンサ上面を覆って張り
   付けられたことを特徴とする請求項１記載の現像器。
3. （３）前記フィルム（１０）を高抵抗導電材料で構成し
   たことを特徴とする請求項１記載の現像器。
4. （４）現像器内壁面に現像剤の透磁率を測定するトナー
   濃度センサ（１）を固定して、前記現像器内壁面を流動
   する現像剤濃度を検出する現像器において、 前記トナー濃度センサ（１）を固定した前記現像器内壁
   面を高抵抗導電材料で構成したことを特徴とする現像器
   。
5. （５）前記トナー濃度センサ（１）を形成保護するケー
   スの少なくとも検知面を高抵抗導電材料で構成したこと
   を特徴とする請求項１または４記載の現像器。
6. （６）金属よりなる現像器壁面にトナー濃度センサをア
   ダプタ（１１）を用いて固定した現像器において、 前記アダプタ（１１）を高抵抗導電材料で構成したこと
   を特徴とする請求項１または４記載の現像器。
7. （７）前記高抵抗導電材料は１０＾８Ωｃｍ乃至１０＾
   １＾４Ωｃｍであることを特徴とする請求項３、４、５
   、６項の１つに記載の現像器。