JP2009035325A - 指掛部付き包装箱 - Google Patents

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JP2009035325A JP2007203165A JP2007203165A JP2009035325A JP 2009035325 A JP2009035325 A JP 2009035325A JP 2007203165 A JP2007203165 A JP 2007203165A JP 2007203165 A JP2007203165 A JP 2007203165A JP 2009035325 A JP2009035325 A JP 2009035325A
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Yoichi Nishikawa
洋一 西川
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Rengo Co Ltd
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Rengo Co Ltd
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Abstract

【課題】持ち上げる際、指が滑りにくく、扱いやすい形状の包装箱を提供する。
【解決手段】角筒状の周壁1の少なくとも一つのコーナー部を、両端面の角を結ぶ仮想直線上に両端が位置し、中間部がその仮想直線から離れた山折線4と、両端が山折線4に一致し、中間部が仮想直線に対し山折線4からさらに離れた谷折線5とにより形成し、この谷折線5を周壁1の内側方向へ折り曲げ、山折線4と谷折線5とに囲まれた周壁1の一部を、周壁1の外側へ膨らませて指掛部6にする。片手で挟んで持ち上げる際、指掛部6に指を掛けると、指の滑りが防止され、強く握らなくても落としにくくなり、取扱性が向上する。
【選択図】図4

Description

この発明は、周壁のコーナー部に、持ちやすくするための指掛部を設けた包装箱に関するものである。
一般に、菓子等の包装箱として、図15に示すように、周壁51を、側壁52及び妻壁53を角筒状に連設して形成し、蓋フラップ54a,54b,54cを順次内側へ折り曲げ、蓋フラップ54cをその全幅に亘る引裂帯54dの先端側で蓋フラップ54bに貼り付けて封緘した直方体のものが使用されている。
この包装箱から所要量の内容物を取り出す際には、引裂帯54dを切除して、図16に示すように、蓋フラップ54a,54b,54cを開くとともに、内袋55を開封し、片手で両側壁52を挟むように握って、包装箱を持ち上げた状態で傾斜させ、開口した端面から内容物を振り出す。
また、ビール等の缶入り飲料の輸送・量販用の包装には、飲料缶を数十本集積した状態で包み込む段ボール製のラップラウンドケースが使用される。
しかしながら、上記のような直方体の包装箱では、側壁52に指を掛ける部分がないため、内容物を振り出す際、指が滑らないように側壁52を強く握らなければならず、握力が弱い幼児や高齢者、女性等にとっては扱いにくいという問題があった。
特に、飲料等の比較的重量があり、冷却して使用する内容物を収容した場合、表面に水滴が付着して滑りやすくなり、内容物の重量と滑りやすい表面があいまって、さらに扱いが困難となる。
また、飲料缶を数十本包装する段ボール製ラップラウンドケースも、底面側のコーナー部に指を掛ける部分がないため、力が弱い高齢者や女性、子供等には持ち上げて運搬することが困難であるという問題があった。
そこで、この発明は、持ち上げる際、指が滑りにくく、扱いやすい形状の包装箱を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、この発明は、包装箱において、角筒状の周壁の少なくとも一つのコーナー部を、両端面の角を結ぶ仮想直線上に両端が位置し、中間部がその仮想直線から離れた山折線と、両端が上記山折線に一致し、中間部が上記仮想直線に対し山折線からさらに離れた谷折線とにより形成し、この谷折線を周壁の内側方向へ折り曲げ、山折線と谷折線とに囲まれた周壁の一部を、周壁の外側へ膨らませて指掛部にしたのである。
また、上記山折線及び谷折線を弧状とし、谷折線の曲率を山折線の曲率よりも大きく設定して、指掛部が膨らむようにしたのである。
さらに、上記指掛部付包装箱において、両端が上記山折線に一致し、中間部が上記仮想直線に対し上記山折線から反対方向に離れた山折線を入れ、2本の山折線に囲まれた周壁の一部を、上記指掛部に隣接して面取状に傾斜する指沿部にし、指当たりが柔らかくなるようにしたのである。
この包装箱では、周壁のコーナー部に外側に膨らんだ指掛部を有するので、片手で挟んで持ち上げる際、指掛部に指を掛けると、指の滑りが防止され、強く握らなくても落としにくくなり、取扱性が向上する。
また、既存の包装機械で組み立てて封緘することができるので、商品の包装に要するコストが増大することもない。
また、飲料缶を数十本包装する段ボール製ラップラウンドケースの場合、周壁の一側壁を挟む二つのコーナー部に指掛部および指沿部を設けると、持ち上げる際、両側に指掛部を有する側壁を下方に向け、両側の指沿部に両手の指を当て、指沿部に沿って指を下方に回し込み、指掛部にそれぞれ両手の指を掛けて持ち上げることにより、指の滑りが防止され、落とす危険性が減少し、運搬しやすくなる。
まず、この発明の第1実施形態を図1乃至図5に基づいて説明する。
図1及び図2に示す包装箱は、菓子等の包装に使用する板紙製のものであり、図3に示すブランクから形成される。
このブランクでは、周壁1となる部分において、各一対の側壁2及び妻壁3が交互に連設され、周壁1のコーナー部となる中間の側壁2と妻壁3の間には、包装箱の両端面の角を結ぶ仮想直線Vの両端を起点として、中間部が仮想直線Vから側壁2へ食い込むように順次離れた山折線4と谷折線5とを入れて、山折線4と谷折線5の間に指掛部6が形成され、他方の側壁2の外側には、継代片7が連設されている。
山折線4及び谷折線5は弧状とされ、谷折線5の曲率は山折線4の曲率よりも大きく設定されている。
妻壁3の上端には蓋フラップ8aが、各側壁2の上端には蓋フラップ8b,8cがそれぞれ連設され、妻壁3の下端には底フラップ9aが、側壁2の下端には底フラップ9bがそれぞれ連設されている。
蓋フラップ8cには、鉤型の切目が断続する2本のジッパ型切目線に挟まれた開封用の引裂帯8dが全幅に亘って設けられ、再封緘用として、蓋フラップ8bの先端中央部には差込突起8eが、蓋フラップ8cの基端中央部には両端部が屈曲したスリット状の差込穴8fがそれぞれ設けられている。
このブランクを組み立てて菓子等の商品を包装するには、図1及び図2に示すように、各一対の側壁2及び妻壁3を角筒状に折り曲げ、継代片7を反対側の妻壁3に貼り付けて周壁1を形成する。このとき、周壁1は、指掛部6を有するコーナー部において、山折線4に沿って屈曲する。
次に、側壁2を表面から押圧すると、谷折線5での屈曲に伴い、指掛部6は谷折線5から山折線4へかけて周壁1の外側へ膨らむように傾斜する。
そして、底フラップ9a,9bを順次内側へ折り曲げ、底フラップ9b同士を貼り合わせて底面を閉止した後、箱内に内袋に入れて密封された菓子等の商品を収納し、蓋フラップ8a,8b,8cを順次内側へ折り曲げ、蓋フラップ8cを引裂帯8dの先端側で蓋フラップ8bに貼り付けて開口面を閉止する。
このような包装箱から所要量の内容物を取り出す際には、引裂帯8dを切除して、図4に示すように、蓋フラップ8a,8b,8cを開くとともに、内袋10を開封し、片手で両側壁2を挟むように握って、包装箱を持ち上げた状態で傾斜させ、開口した端面から内容物を振り出す。
この際、上記包装箱では、図4及び図5に示すように、周壁1のコーナー部に外側に膨らんだ指掛部6を有するので、片手で挟んで持ち上げる際、指掛部6に指を掛けると、指の滑りが防止され、強く握らなくても、落としにくくなり、幼児や高齢者、女性等が取り扱いやすくなる。
また、上記包装箱は、既存のシールエンドカートン充填機で組み立てて封緘することができるので、商品の包装に要するコストが増大することもない。
次に、この発明の第2実施形態を図6乃至図9に基づいて説明する。なお、ここでは、上記第1実施形態と共通する部分についての説明は省略する。
この包装箱の図8に示すブランクでは、周壁1となる部分の指掛部6を有するコーナー部において、仮想直線Vの両端を起点として、中間部が仮想直線Vに対し山折線4の反対方向に妻壁3へ食い込むように離れた弧状の山折線11を入れ、山折線4,11の間に指沿部12が形成されている。
そして、このブランクを組み立てると、図6及び図7に示すように、山折線4,11での屈曲に伴い、指沿部12が指掛部6に隣接して面取状に傾斜する。
このような包装箱では、図9に示すように、指掛部6に指を掛けて握り、持ち上げたとき、山折線4での折曲角度が鈍角となり、面取状に傾斜した指沿部12が指に沿うので、指当たりが柔らかくなり、周壁の稜部で指に痛みを感じることがない。
次に、この発明の第3実施形態を図10乃至図14に基づいて説明する。なお、ここにおいても、上記第1,2実施形態と共通する部分の説明は省略する。
図10及び図11に示す包装箱は、飲料缶の包装に使用する段ボール製のラップラウンドケースであり、図12に示すブランクから形成される。
この包装箱のブランクでは、周壁1の側壁2を挟む2つのコーナー部に指掛部6及び指沿部12が形成され、谷折線5と山折線11の両端は、包装箱の両端面の角となる山折線4の両端から間隔をあけて内側に位置している。継代片7は、一端の妻壁3の外側に連設され、妻壁3の両端には端フラップ13aが、側壁2の両端には端フラップ13bがそれぞれ連設されている。
また、弧状に折り曲げにくい段ボールの特性を考慮して、山折線4,11及び谷折線5は、中間部が仮想直線Vに平行な直線とされ、両端部は集合するように傾斜した直線とされている。さらに、指掛部6及び指沿部12の両端部には、折り曲げを補助する折目14及び切目15,16が入れられている。
ここで、折目14は、指掛部6に山折線4及び谷折線5の屈曲部を繋ぐように入れ、切目15は、谷折線5の屈曲部に入れ、切目16は、指沿部12に山折線4,11の屈曲部を繋ぐように入れているが、切目及び折目は、材料の強度や厚さ等に応じて、適宜変更してもよく、省略してもよい。
このブランクを組み立てて商品の飲料缶を包装する際には、図10及び図11に示すように、各一対の側壁2及び妻壁3を角筒状に折り曲げ、継代片7を反対側の側壁2に貼り付けて周壁1を形成し、端フラップ13a,13bを順次内側へ折り曲げて封緘する。このとき、図13に示すように、指掛部6及び指沿部12が傾斜する。
そして、この包装箱を運搬する際には、図14に示すように、両側に指掛部6を有する側壁2を下方へ向けて、両側の指沿部12に両手の指を当て、指沿部12に沿って指を底面側に回し込み、指掛部6に指を掛けて持ち上げる。
このとき、包装箱が床に置かれたり、複数個積み上げられたりした状態においても、指沿部12の存在により、箱の下方に容易に指を回し込むことができ、その後、包装箱を持ち上げたとき、指掛部6で指の滑りが防止されるので、包装した商品が重量のあるものであっても、包装箱を落とす危険性が減少する。また、面取状に傾斜した指沿部12に指が沿うので、周壁の稜部で指に痛みを感じることもない。
また、上記包装箱は、既存のラップラウンドケーサーで組み立てて封緘することができるので、商品の包装に要するコストが増大することもない。
この包装箱の第1実施形態に係る包装箱の封緘状態を示す斜視図 図1のII−II線断面図 同上の包装箱の板紙製ブランクを示す図 同上の握持状態を示す斜視図 同上の握持状態を示す要部断面図 この包装箱の第2実施形態に係る包装箱の封緘状態を示す斜視図 図6のVII−VII線断面図 同上の包装箱の板紙製ブランクを示す図 同上の握持状態を示す要部断面図 この包装箱の第3実施形態に係る包装箱の封緘状態を示す斜視図 図10のXI−XI線断面図 同上の包装箱の段ボール製ブランクを示す図 同上の要部拡大断面図 同上の握持状態を示す一部切欠断面図 従来の包装箱の封緘状態を示す斜視図 同上の握持状態を示す斜視図
符号の説明
1 周壁
2 側壁
3 妻壁
4 山折線
5 谷折線
6 指掛部
7 継代片
8a,8b,8c 蓋フラップ
8d 引裂帯
8e 差込突起
8f 差込穴
9a,9b 底フラップ
10 内袋
11 山折線
12 指沿部
13a,13b 端フラップ
14 折目
15,16 切目
V 仮想直線

Claims (3)

  1. 角筒状の周壁(1)の少なくとも一つのコーナー部を、両端面の角を結ぶ仮想直線上に両端が位置し、中間部がその仮想直線から離れた山折線(4)と、両端が上記山折線(4)に一致し、中間部が上記仮想直線に対し山折線(4)からさらに離れた谷折線(5)とにより形成し、この谷折線(5)を周壁(1)の内側方向へ折り曲げ、山折線(4)と谷折線(5)とに囲まれた周壁(1)の一部を、周壁(1)の外側へ膨らませて指掛部(6)にした包装箱。
  2. 上記山折線(4)及び谷折線(5)を弧状とし、谷折線(5)の曲率を山折線(4)の曲率よりも大きく設定したことを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 請求項1又は2に記載の包装箱において、両端が上記山折線(4)に一致し、中間部が上記仮想直線に対し上記山折線(4)から反対方向に離れた山折線(11)を入れ、2本の山折線(4,11)に囲まれた周壁(1)の一部を、上記指掛部(6)に隣接して面取状に傾斜する指沿部(12)にした包装箱。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012188130A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Dainippon Printing Co Ltd 複合容器
JP2014508079A (ja) * 2011-02-09 2014-04-03 ミードウエストヴェイコ・パッケージング・システムズ・エルエルシー 折り曲げ抵抗減少構造

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