JP2009034907A - 成形用の金型、光学素子アレイ及び光学素子 - Google Patents
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Abstract
【課題】形状精度の高いレンズアレイを形成することができ、歪みや傷の発生を抑えることができる成形用の金型を提供すること。
【解決手段】本実施形態の固定金型61等によれば、各素子部分71aに対応する各素子転写部61aの周囲に設けた支持体転写部61bが凸形状を有するので、キャビティCA内での硬化中、各素子部分71aが凸形状に囲まれて十分に独立性を有する状態で配列されることになる。よって、レンズアレイ71の硬化に際して収縮等が生じても、各素子部分71aの配置関係が維持され易く、形状精度の高いレンズアレイ71を形成することができる。この際、各素子部分71aについては、凸形状に囲まれて保持されるので、特に第1光学面71jに応力が働きにくく、歪みや傷の発生を抑えることができる。
【選択図】図2
【解決手段】本実施形態の固定金型61等によれば、各素子部分71aに対応する各素子転写部61aの周囲に設けた支持体転写部61bが凸形状を有するので、キャビティCA内での硬化中、各素子部分71aが凸形状に囲まれて十分に独立性を有する状態で配列されることになる。よって、レンズアレイ71の硬化に際して収縮等が生じても、各素子部分71aの配置関係が維持され易く、形状精度の高いレンズアレイ71を形成することができる。この際、各素子部分71aについては、凸形状に囲まれて保持されるので、特に第1光学面71jに応力が働きにくく、歪みや傷の発生を抑えることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、携帯電話機に搭載する撮像装置に利用されるレンズ等を作製するための成形用の金型、並びに、かかる金型を用いた光学素子アレイ及び光学素子に関する。
近年においては、携帯電話機等に撮像装置を搭載することが通常行われている。この種の撮像装置は、基板上にレンズ等の光学素子を接合し、光学素子を介して固体撮像素子の受光面に被写体像を結像させるようになっている。
以上の撮像装置に関しては、製造プロセス簡略化のため、複数のイメージセンサがアレイ状に形成されるウェハの第1主面上に複数の光学レンズを有するレンズアレイを接着するともに、レンズアレイが接着されたウェハをイメージセンサの配列に合わせて分割し、各固体撮像装置を形成する方法がある(特許文献1参照)。また、撮像装置に組み込まれるレンズユニットの製造方法として、レンズアレイ、フィルタアレイ等である複数の光学素子アレイを個々の素子の光軸が一致するように重ねてから、切断線で切断するものもある(特許文献2参照)。
特開2002−290842号公報
特開2004−88713号公報
しかし、レンズアレイは、樹脂を金型中で硬化させることによって得られるが、離型までの工程で収縮等が発生し、レンズアレイを構成するレンズ要素の配置がずれる可能性がある。このように、レンズアレイの寸法が正確でないと、最終的に得られる撮像装置の精度が低下する。また、レンズアレイの硬化時の収縮等が大きいと離型まで過程でレンズアレイに歪みや傷が発生する可能性が高まる。
そこで、本発明は、形状精度の高いレンズアレイを形成することができ、歪みや傷の発生を抑えることができる成形用の金型を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記のような成形用の金型を用いて得られる光学素子アレイ及び光学素子を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る成形用の金型は、基板上に2次元的に配列されるとともに光学面をそれぞれ有する複数の素子部分を備える光学素子アレイの成形用の金型であって、各素子部分に対応する各素子転写部の周囲が凸形状を有することを特徴とする。
上記成形用の金型では、各素子部分に対応する各素子転写部の周囲が凸形状を有するので、金型内での硬化中、光学素子アレイを構成する各素子部分が凸形状に囲まれて十分に独立性を有する状態で配列されることになる。よって、光学素子アレイの硬化に際して収縮等が生じても、各素子部分の配置関係が維持され易く、形状精度の高い光学素子アレイを形成することができる。この際、各素子部分については、凸形状に囲まれて保持されるので、特に光学面に応力が働きにくく、歪みや傷の発生を抑えることができる。
本発明の具体的な態様では、上記成形用の金型において、各素子転写部の周囲は、各素子転写部の外周部に比較して肉厚の薄い環状のキャビティ部分を形成することを特徴とする。この場合、肉厚の薄い環状のキャビティ部分が光学素子アレイへの応力付与や変形を吸収する緩衝部分となって、各素子転写部に保持された各素子部分の形状精度や配置精度を高めることができる。
本発明の別の態様では、各キャビティ部分が、各素子転写部のうち最も肉厚が大きな部分に比較して1/2以下の厚みを有することを特徴とする。この場合、肉厚の薄い環状のキャビティ部分が各素子部分の変形を効率的に防止し、各素子部分間の寸法変化を効率的に抑制する。
本発明のさらに別の態様では、各素子部分が、光学面に対応する光学素子本体と、光学素子本体の周囲に設けられたフランジ部とを備え、各素子転写部が、光学素子本体に対応する光学転写面と、フランジ部に対応する周縁転写面とを有することを特徴とする。この場合、周縁転写面の周囲が素子部分の移動を制限することになり、離型までに光学転写面に付与される応力を抑えることができる。
本発明のさらに別の態様では、周縁転写面から周囲への立ち下がり角度が、光学転写面が周縁転写面に対して成す角度よりも大きいことを特徴とする。この場合、周縁転写面が素子部分の移動を制限することになり、離型までに光学転写面に付与される応力を抑えることができる。
本発明のさらに別の態様では、光学転写面は円形の凹面又は凸面であり、周縁転写面は輪帯状の平面であることを特徴とする。
本発明のさらに別の態様では、光学素子アレイが、光学的に透明な熱硬化性樹脂又は光硬化性樹脂で形成されることを特徴とする。この場合、金型に拘束されて光学素子アレイが硬化するが、硬化に際して光学素子アレイと金型との収縮度等が大きく異なる場合であっても、上述のように各素子部分の光学面に応力がかかりにくいので、形状精度が高く、複屈折の発生が少なく、離型に際しての傷や割れが少ない光学素子アレイを提供することができる。
また、本発明に係る光学素子アレイは、上述の成形用の金型を用いて成形され、複数の光学転写面に対応する複数の素子部分を有することを特徴とする。
また、本発明に係る光学素子は、光学素子アレイを構成する複数の素子部分を切断して分離することによって個別化したものであることを特徴とする。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係る成形用の金型について、図面を参照しつつ説明する。なお、図1(A)は、成形用の金型のうち固定金型の内面側を説明する図であり、図1(B)は、成形用の金型のうち可動金型の内面側を説明する図である。
以下、本発明の第1実施形態に係る成形用の金型について、図面を参照しつつ説明する。なお、図1(A)は、成形用の金型のうち固定金型の内面側を説明する図であり、図1(B)は、成形用の金型のうち可動金型の内面側を説明する図である。
固定金型61と可動金型62とを型合わせして締め付けることにより、詳細は後述するが、両金型間61,62にキャビティが形成され、このキャビティ中に光学的に透明な熱硬化性樹脂、紫外線硬化樹脂等を充填した後に、熱処理、紫外線処理等をすることにより、光学素子アレイであるレンズアレイを成形することができる。
固定金型61は、円柱状の外形を有し、内側の型面61sには、2次元的に配列された多数の素子転写部61aと、これら素子転写部61a間をつなぐ支持体転写部61bとを備える。各素子転写部61aは、成形品であるレンズアレイを構成するレンズ素子に対応する部分であり、円形の外周を有し、中央側の円形の光学転写面61dと、周辺側の環状の周縁転写面61eとを備える。光学転写面61dは、上述のレンズ素子の中央に設けた一方側の第1光学面に対応し、周縁転写面61eは、レンズ素子の固定等に利用されるフランジ部の一方側面に対応する。なお、固定金型61の中央には、樹脂を注入するためのスプル部61gが形成されている。
可動金型62は、円柱状の外形を有し、内側の型面62sには、2次元的に配列された多数の素子転写部62aと、これら素子転写部62a間をつなぐ支持体転写部62bとを備える。各素子転写部62aは、固定金型61の素子転写部61aに対向して配置されるべきものであり、円形の外周を有し、中央側の円形の光学転写面62dと、周辺側の環状の周縁転写面62eとを備える。光学転写面62dは、レンズアレイを構成するレンズ素子の中央に設けた他方側の第2光学面に対応し、周縁転写面62eは、レンズ素子の固定等に利用されるフランジ部の他方側面に対応する。なお、可動金型62の中央には、固定金型61のスプル部61gに対応して突起62gが形成されている。
図2は、図1に示す金型61,62を用いた射出成形装置100の構造を概念的に説明するブロック図である。
図示の射出成形装置100は、射出成形機10と、取出し装置20と、温度調節装置50とを備える。射出成形機10は、射出成形を行って成形品MPを作製する部分であり、取出し装置20は、射出成形機10から成形品MPを取り出す部分であり、温度調節装置50は、射出成形機10の金型61,62の温度を調節する部分である。
射出成形機10は、固定盤11と、可動盤12と、型締め盤13と、開閉駆動装置15と、射出装置16とを備える。射出成形機10は、固定盤11と可動盤12との間に第1の金型である固定金型61と第2の金型である可動金型62とを挟持して両金型61,62を型締めすることにより成形を可能にする。
固定盤11は、支持フレーム14の中央側上面に固定されており、取出し装置20をその上部に支持する。固定盤11の内側は、固定金型61を着脱可能に支持しており、可動盤12の内側に対向している。なお、固定盤11は、タイバー64a,64bを介して型締め盤13に固定されており、成形時の型締め(すなわちロックアップ)の圧力に耐え得るようになっている。
上側タイバー64aと下側タイバー64bとは、それぞれ固定盤11と型締め盤13との間に架設されている。上側タイバー64aと下側タイバー64bとは、実際には2本ずつあり,固定盤11及び型締め盤13の四隅に支持されて、互いに平行に延びている。可動盤12の四隅には、タイバー64a,64bを貫通させるための貫通孔が形成されており、可動盤12は、タイバー64a,64bに対して摺動可能である。
可動盤12は、後述するスライドガイド15aによって固定盤11に対して進退移動可能に支持されている。可動盤12の内側は、可動金型62を着脱可能に支持しており、固定盤11の内側に対向している。
型締め盤13は、支持フレーム14の端部側上面に固定されているが、タイバー64a,64bが延びている方向に関して位置調整が可能になっており、固定盤11と可動盤12との間隔調整を可能にしている。型締め盤13は、型締めに際して、開閉駆動装置15の動力伝達部15dを介して可動盤12をその背後から支持する。
開閉駆動装置15は、スライドガイド15aと、動力伝達部15dと、アクチュエータ15eとを備える。スライドガイド15aは、支持フレーム14上であって可動盤12の直下に設けられており、可動盤12を支持するとともに可動盤12の固定盤11に対する進退方向に関する滑らかな往復移動を可能にしている。動力伝達部15dは、それぞれトグルリンク等で構成され、アクチュエータ15eからの駆動力を受けて伸縮する。これにより、型締め盤13に対して可動盤12が近接したり離間したり自在に変位し、結果的に、可動盤12と固定盤11とを互いに近接するように締め付けることができる。
以上の開閉駆動装置15により、固定盤11と可動盤12とに挟まれた固定金型61と可動金型62とを型閉じすることができ、或いは、可動盤12と固定盤11とを互いに離間させてこれらに挟まれた固定金型61と可動金型62とを型開きすることができる。さらに、型閉じに際しては、アクチュエータ15eの駆動によって可動盤12を固定盤11側に極めて大きな圧力で押し付けることができ、固定金型61と可動金型62とを十分な力で型締めすることができる。
射出装置16は、シリンダ16a、ホッパ16b、スクリュ駆動部16c等を備え、射出端16dから温度制御された状態で溶融樹脂を吐出することができる。射出装置16は、シリンダ16aの射出端16dを固定盤11に対して分離可能に接続することができ、固定盤11を介して、固定金型61と可動金型62とを型締めした状態で形成されるキャビティ中に溶融樹脂を所望のタイミングで供給することができる。
取出し装置20は、成形品MPを把持することができるハンド21と、ハンド21を3次元的に移動させる3次元駆動装置22とを備える。取出し装置20は、固定金型61と可動金型62とを離間させて型開きする際に、固定金型61や可動金型62に残る成形品MPを把持して外部に搬出する役割を有する。なお、成形品MPが光学素子である場合、光学面を有する製品本体を傷つけないように、成形に付随して形成される不要部分であるスプル等がハンド21に把持される。
温度調節装置50は、固定金型61と可動金型62との温度調節が可能になっている。具体的には、固定金型61と可動金型62とを必要な温度まで加熱して、固定金型61と可動金型62との間に形成されたキャビティ中に射出された透明樹脂を硬化させる。
図3(A)は、図2の射出成形装置100によって形成された成形品MPであるレンズアレイを説明する平面図であり、図3(B)は、図3(A)のレンズアレイの側面図である。また、図4(A)は、金型61,62によって形成されるキャビティと、キャビティ内のレンズアレイとを説明する拡大側面図である。図4(B)は、レンズアレイから得た単独のレンズを説明する側面図である。
図示のレンズアレイ71は、円板状の外形を有し、2次元的に配列された多数の素子部分71aと、これら素子部分71a間をつなぐ支持体71bとを備える。ここで、素子部分71aは、図1(A)及び1(B)の金型61,62に設けた素子転写部61a,62aに対応し、支持体71bは、金型61,62に設けた支持体転写部61b,62bに対応する。前者の素子部分71aは、金型61,62の光学転写面61d,62dに挟まれて形成される光学素子本体71dと、金型61,62の周縁転写面61e,62eに挟まれて形成されるフランジ部71eとを備える。図1(B)に示すように、光学素子本体71dの上側面は、第1光学面71jとなっており、光学素子本体71dの下側面は、第2光学面71kとなっており、この場合、両光学面71j,71kによって凸凹レンズが形成されている。なお、レンズアレイ71の中央には、三角錐状のスプル71gが形成されている。
固定金型61において、周縁転写面61eから周囲の凸部すなわち支持体転写部61bへの立ち上がり角度αは、光学転写面61dが周縁転写面61eに対して成す角度βよりも大きい。つまり、素子部分71aのフランジ部71eの側面71mは、その上面71nに対して直角に近い大きな角度を成しており、周縁転写面61eが素子部分71aの移動を制限する。これにより、離型までに光学転写面61dに付与される応力を抑えることができる。
また、固定金型61及び可動金型62によって形成されるキャビティCAのうち、各素子転写部61aの周囲は、各素子転写部61aの外周部に比較して肉厚の薄い環状のキャビティ部分PCとなっている。特に、図示の例では、キャビティ部分PCの厚みaは、素子転写部61aに対応するキャビティのうち最も肉厚が大きな部分の厚みbに比較して1/2以下となっている。この場合、肉厚の薄い環状のキャビティ部分PCが素子部分71aの変形を効率的に防止し、硬化に際しての各素子部分71a間の寸法変化を効率的に抑制する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態の固定金型61等によれば、各素子部分71aに対応する各素子転写部61aの周囲に設けた支持体転写部61bが凸形状を有するので、キャビティCA内での硬化中、各素子部分71aが凸形状に囲まれて十分に独立性を有する状態で配列されることになる。よって、レンズアレイ71の硬化に際して収縮等が生じても、各素子部分71aの配置関係が維持され易く、形状精度の高い光学素子アレイすなわちレンズアレイ71を形成することができる。この際、各素子部分71aについては、凸形状に囲まれて保持されるので、特に第1光学面71jに応力が働きにくく、歪みや傷の発生を抑えることができる。
なお、以上の第1実施形態では、レンズアレイ71のレンズ配置を同心円状としたが、例えば碁盤目状にしてもよい。これにより、成形後、素子部分71aを個別に切り出す際に直線的に切り出すことが可能である。
〔第2実施形態〕
図5は、第2実施形態に係る金型を説明する側方断面図である。なお、第2実施形態の固定金型161は、第1実施形態の固定金型61を部分的に変更したものであり、特に説明しない部分は第1実施形態と同様であるものとする。
図5は、第2実施形態に係る金型を説明する側方断面図である。なお、第2実施形態の固定金型161は、第1実施形態の固定金型61を部分的に変更したものであり、特に説明しない部分は第1実施形態と同様であるものとする。
固定金型161において、素子転写部61aの光学転写面61dは、凸面になっている。この際、周縁転写面61eから周囲の凸部すなわち支持体転写部61bへの立ち上がり角度αは、光学転写面61dが周縁転写面61eに対して成す角度β’よりも大きい。また、図示の例では、キャビティ部分PCの厚みaは、素子転写部61aに対応するキャビティのうち最も肉厚が大きな部分の厚みb’に比較して1/2以下となっている。
〔第3実施形態〕
図6は、第3実施形態に係る金型を説明する側方断面図である。なお、第3実施形態の可動金型262は、第1実施形態の可動金型62を部分的に変更したものであり、特に説明しない部分は第1実施形態と同様であるものとする。
図6は、第3実施形態に係る金型を説明する側方断面図である。なお、第3実施形態の可動金型262は、第1実施形態の可動金型62を部分的に変更したものであり、特に説明しない部分は第1実施形態と同様であるものとする。
可動金型262において、素子転写部62aの光学転写面62dは、凸面になっている。この際、周縁転写面62eから周囲の凸部すなわち支持体転写部262bへの立ち上がり角度γは、光学転写面62dが周縁転写面62eに対して成す角度δよりも大きい。また、キャビティCAのうち、各素子転写部62aの周囲のキャビティ部分PCは、各素子転写部62aの外周部に比較して肉厚が薄くなっている。特に、図示の例では、キャビティ部分PCの厚みaは、素子転写部62aに対応するキャビティのうち最も肉厚が大きな部分の厚みbに比較して1/2以下となっている。
以上、実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、熱硬化性樹脂によるレンズアレイ71の成形について説明したが、紫外線硬化樹脂も、上記金型61,62,161,262と同様の構造を有する金型によってレンズアレイ71に加工することができる。なお、紫外線硬化樹脂の場合、固定金型61,161と、可動金型62,262との少なくとも一方にキャビティCA内にUV光を導く経路が必要となる。例えば、固定金型61,161と、可動金型62,262とのいずれか一方を例えばガラス等の透明材料で形成することができる。
なお、上記の金型61,62,161,262と同様の金型によって、熱可塑性樹脂によるレンズアレイ71の成形も可能である。
また、上記実施形態では、素子部分71aとしてレンズを配列したレンズアレイ71を形成する場合について説明したが、他のフィルタその他の光学素子を配列した光学素子アレイを形成することもできる。
また、上記実施形態では、レンズアレイ71の素子部分71aを除いて全体が薄い支持体71bとなっているが、素子部分71aの周囲の環状部分のみを薄くすることができる。つまり、支持体転写部61bは、例えば、素子部分71aの周囲に対応する輪帯状肉薄部分と、その他の肉厚部分とで構成することができる。
10…射出成形機、 11…固定盤、 12…可動盤、 13…型締め盤、 14…支持フレーム、 15…開閉駆動装置、 16…射出装置、 20…取出し装置、 50…温度調節装置、 61…固定金型、 62…可動金型、 61a,62a…素子転写部、 61b,62b…支持体転写部、 61d,62d…光学転写面、 61e,62e…周縁転写面、 61g…スプル部、 71…レンズアレイ、 71a…素子部分、 71b…支持体、 71d…光学素子本体、 71e…フランジ部、 71j…第1光学面、 71k…第2光学面、 100…射出成形装置、 CA…キャビティ、 MP…成形品、 PC…キャビティ部分
Claims (9)
- 基板上に2次元的に配列されるとともに光学面をそれぞれ有する複数の素子部分を備える光学素子アレイの成型用の金型であって、
各素子部分に対応する各素子転写部の周囲が凸形状を有することを特徴とする成形用の金型。 - 前記各素子転写部の周囲は、前記各素子転写部の外周部に比較して肉厚の薄い環状のキャビティ部分を形成することを特徴とする請求項1に記載の成形用の金型。
- 各キャビティ部分は、前記各素子転写部のうち最も肉厚が大きな部分に比較して1/2以下の厚みを有することを特徴とする請求項2に記載の成形用の金型。
- 前記各素子部分は、前記光学面に対応する光学素子本体と、光学素子本体の周囲に設けられたフランジ部とを備え、
前記各素子転写部は、前記光学素子本体に対応する光学転写面と、前記フランジ部に対応する周縁転写面とを有することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の成形用の金型。 - 前記周縁転写面から周囲への立ち上がり角度は、前記光学転写面が前記周縁転写面に対して成す角度よりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の成形用の金型。
- 前記光学転写面は円形の凹面又は凸面であり、前記周縁転写面は輪帯状の平面であることを特徴とする請求項5に記載の成形用の金型。
- 前記光学素子アレイは、光学的に透明な熱硬化性樹脂又は光硬化性樹脂で形成されることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の成形用の金型。
- 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の成形用の金型を用いて成形され、複数の前記光学転写面に対応する複数の素子部分を有することを特徴とする光学素子アレイ。
- 請求項8に記載の光学素子アレイを構成する前記複数の前記素子部分を切断して分離することによって個別化したことを特徴とする光学素子。
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