JP2009034770A - 研磨パッド - Google Patents

研磨パッド Download PDF

Info

Publication number
JP2009034770A
JP2009034770A JP2007201023A JP2007201023A JP2009034770A JP 2009034770 A JP2009034770 A JP 2009034770A JP 2007201023 A JP2007201023 A JP 2007201023A JP 2007201023 A JP2007201023 A JP 2007201023A JP 2009034770 A JP2009034770 A JP 2009034770A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
layer
polishing pad
resin
double
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007201023A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5044763B2 (ja
Inventor
Kazuyuki Ogawa
一幸 小川
Tetsuo Shimomura
哲生 下村
Atsushi Kazuno
淳 数野
Yoshiyuki Nakai
良之 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP2007201023A priority Critical patent/JP5044763B2/ja
Publication of JP2009034770A publication Critical patent/JP2009034770A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5044763B2 publication Critical patent/JP5044763B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

【課題】定盤から容易に剥離できる研磨パッドを提供する。また、研磨パッドを用いた半導体デバイスの製造方法を提供する。
【解決手段】クッション層の片面に研磨層が積層されている研磨パッド1において、クッション層の他面に、研磨層及びクッション層よりも曲げ弾性率の高い剛性層が積層されており、該剛性層は、曲げ弾性率1000〜10000MPa、かつ厚さ40〜300μmの樹脂シートである研磨パッド。
【選択図】図3

Description

本発明はレンズ、反射ミラー等の光学材料やシリコンウエハ、ハードディスク用のガラス基板、アルミ基板、及び一般的な金属研磨加工等の高度の表面平坦性を要求される材料の平坦化加工を安定、かつ高い研磨効率で行うことが可能な研磨パッドに関するものである。本発明の研磨パッドは、特にシリコンウエハ並びにその上に酸化物層、金属層等が形成されたデバイスを、さらにこれらの酸化物層や金属層を積層・形成する前に平坦化する工程に好適に使用される。
半導体装置を製造する際には、ウエハ表面に導電性膜を形成し、フォトリソグラフィー、エッチング等をすることにより配線層を形成する形成する工程や、配線層の上に層間絶縁膜を形成する工程等が行われ、これらの工程によってウエハ表面に金属等の導電体や絶縁体からなる凹凸が生じる。近年、半導体集積回路の高密度化を目的として配線の微細化や多層配線化が進んでいるが、これに伴い、ウエハ表面の凹凸を平坦化する技術が重要となってきた。
ウエハ表面の凹凸を平坦化する方法としては、一般的にケミカルメカニカルポリシング(以下、CMPという)が採用されている。CMPは、ウエハの被研磨面を研磨パッドの研磨面に押し付けた状態で、砥粒が分散されたスラリー状の研磨剤(以下、スラリーという)を用いて研磨する技術である。CMPで一般的に使用する研磨装置は、例えば、図1に示すように、研磨パッド1を支持する研磨定盤2と、被研磨材(半導体ウエハ)4を支持する支持台(ポリシングヘッド)5とウエハの均一加圧を行うためのバッキング材と、研磨剤の供給機構を備えている。研磨パッド1は、例えば、両面テープで貼り付けることにより、研磨定盤2に装着される。研磨定盤2と支持台5とは、それぞれに支持された研磨パッド1と被研磨材4が対向するように配置され、それぞれに回転軸6、7を備えている。また、支持台5側には、被研磨材4を研磨パッド1に押し付けるための加圧機構が設けてある。
従来、高精度の研磨に使用される研磨パッドとしては、一般的にポリウレタン発泡体シートが使用されている。しかし、ポリウレタン発泡体シートは、局部的な平坦化能力には優れているが、クッション性が不足しているためにウエハ全面に均一な圧力を与えることが難しい。このため、通常、ポリウレタン発泡体シートの背面に柔らかいクッション層が別途設けられ、積層研磨パッドとして研磨加工に使用されている。積層研磨パッドとしては、例えば以下のようなものが開発されている。
比較的硬い第一層と比較的軟らかい第二層とが積層されており、該第一層の研磨面に所定のピッチの溝又は所定の形状の突起が設けられた研磨パッドが開示されている(特許文献1)。
また、弾性を有し、表面に凹凸が形成された第1シート状部材と、この第1シート状部材の凹凸が形成された面上に設けられ被処理基板の被研磨面と対向する面を有する第2シート状部とを有する研磨布が開示されている(特許文献2)。
また、研磨層及び該研磨層の一面に積層され、かつ該研磨層よりも大きな圧縮率の発泡体である支持層を備える研磨パッドが開示されている(特許文献3)。
また、上層と下層の間に、実質的に非体積圧縮性のポリマー、金属フィルム又は金属箔からなる中間層を有する研磨パッドが開示されている(特許文献4)。
一方、研磨パッドを研磨定盤に貼り合わせるための両面テープとしては、不織布や樹脂フィルムからなる基材の両面に粘着剤層を設けたものが一般的である。しかし、従来の両面テープは、使用後の研磨パッドを研磨定盤から剥離する際に剥離しにくく作業性が悪いという問題があった。
上記問題を解決するために、基材の両面に粘着剤層を有し、定盤に接着する側の粘着剤層は刺激を与えることにより気体を発生して接着力が低下する研磨パッド固定用両面粘着テープが提案されている(特許文献5、6)。
しかし、上記両面粘着テープを用いた場合には、剥離前に粘着剤層に光、熱、超音波又は衝撃等の刺激を与えなければならず、剥離に時間がかかり作業効率が悪いという問題がある。
特開2003−53657号公報 特開平10−329005号公報 特開2004−25407号公報 特開2005−539398号公報 特開2003−147303号公報 特開2003−171631号公報
本発明は、定盤から容易に剥離できる研磨パッドを提供することを目的とする。また、該研磨パッドを用いた半導体デバイスの製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、以下に示す研磨パッドにより上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、クッション層の片面に研磨層が積層されている研磨パッドにおいて、前記クッション層の他面に、研磨層及びクッション層よりも曲げ弾性率の高い剛性層が積層されており、該剛性層は、曲げ弾性率1000〜10000MPa、かつ厚さ40〜300μmの樹脂シートであることを特徴とする研磨パッド、に関する。
本発明者らは、クッション層の他面に、研磨層及びクッション層よりも曲げ弾性率の高い剛性層を設け、研磨パッド全体の曲げ剛性を高めてピール角度を小さくすることにより、研磨パッドを定盤から容易に剥離できることを見出した。つまり、従来の研磨パッドは、全体の曲げ剛性が低いため、図2に示すように剥離時のピール角度が大きくなる。そのため、矢印の方向(水平方向)に力を加える必要があり、完全に研磨パッドを剥離するまでに時間がかかるだけでなく、剥離するためのスペースも大きくとる必要がある。一方、本発明の研磨パッドは、全体の曲げ剛性が高いため、図3に示すように剥離時のピール角度が小さくなる。そのため、矢印の方向(垂直方向)に力を加えることにより、研磨パッドが水平方向に剥離しやすい。それにより、完全に研磨パッドを剥離するまでの時間が短くなり、労力も軽減されるため作業効率が格段に向上する。また剥離に必要なスペースを小さくできるため生産効率も向上する。
剛性層を設ける代わりに研磨層自体の剛性を高めると平坦化特性等の研磨特性に悪影響が出るため好ましくない。また、剛性層を研磨層とクッション層の間に設けた場合には、クッション層の特性が損なわれるため、面内均一特性等の研磨特性に悪影響が出るため好ましくない。上記観点から剛性層はクッション層の他面に設ける必要がある。
剛性層は、曲げ弾性率1000〜10000MPa、かつ厚さ40〜300μmの樹脂シートからなる。曲げ弾性率が1000MPa未満の場合には、研磨パッド全体の曲げ剛性を高めることができないためピール角度を小さくすることができない。一方、曲げ弾性率が10000MPaを超える場合には、研磨パッド全体の曲げ剛性が高くなりすぎて、大きな剥離力が必要になるため剥離が困難になる。また、厚さが40μm未満の場合には、研磨パッド全体の曲げ剛性を十分に高めることができないため、ピール角度を小さくすることができない。一方、厚さが300μmを超える場合には、研磨パッド全体の曲げ剛性が高くなりすぎて、研磨パッドを研磨定盤に貼り付ける際に研磨パッドと研磨定盤との間にエアがみが発生しやすくなる。また、剛性層を両面テープの基材にしている場合には、両面テープをロール状にすることが困難になるため、研磨パッドを連続的に生産しにくくなり生産性が悪くなる。
剛性層は、研磨パッドを研磨定盤に貼り合わせるために用いられる両面テープの基材であることが好ましい。両面テープの基材を剛性層とすることにより、別途剛性層を積層する工程を省くことができるので生産効率の観点から好ましい。
また本発明は、前記研磨パッドを用いて半導体ウエハの表面を研磨する工程を含む半導体デバイスの製造方法、に関する。
本発明の研磨パッドは、クッション層の片面に研磨層が、他面に研磨層及びクッション層よりも曲げ弾性率の高い剛性層が積層されていることを特徴とする。
本発明における研磨層は、微細気泡を有する発泡体であれば特に限定されるものではない。例えば、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ハロゲン系樹脂(ポリ塩化ビニル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデンなど)、ポリスチレン、オレフィン系樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、エポキシ樹脂、感光性樹脂などの1種または2種以上の混合物が挙げられる。ポリウレタン樹脂は耐摩耗性に優れ、原料組成を種々変えることにより所望の物性を有するポリマーを容易に得ることができるため、研磨層の形成材料として特に好ましい材料である。以下、前記発泡体を代表してポリウレタン樹脂について説明する。
前記ポリウレタン樹脂は、イソシアネート成分、ポリオール成分(高分子量ポリオール、低分子量ポリオール)、及び鎖延長剤からなるものである。
イソシアネート成分としては、ポリウレタンの分野において公知の化合物を特に限定なく使用できる。イソシアネート成分としては、2,4−トルエンジイソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネート、2,2’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、p−キシリレンジイソシアネート、m−キシリレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート;エチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート;1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、4,4’−ジシクロへキシルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート等の脂環式ジイソシアネートが挙げられる。これらは1種で用いても、2種以上を混合しても差し支えない。
イソシアネート成分としては、上記ジイソシアネート化合物の他に、3官能以上の多官能ポリイソシアネート化合物も使用可能である。多官能のイソシアネート化合物としては、デスモジュール−N(バイエル社製)や商品名デュラネート(旭化成工業社製)として一連のジイソシアネートアダクト体化合物が市販されている。
上記のイソシアネート成分のうち、芳香族ジイソシアネートと脂環式ジイソシアネートを併用することが好ましく、特にトルエンジイソシアネートとジシクロへキシルメタンジイソシアネートを併用することが好ましい。
高分子量ポリオールとしては、ポリテトラメチレンエーテルグリコールに代表されるポリエーテルポリオール、ポリブチレンアジペートに代表されるポリエステルポリオール、ポリカプロラクトンポリオール、ポリカプロラクトンのようなポリエステルグリコールとアルキレンカーボネートとの反応物などで例示されるポリエステルポリカーボネートポリオール、エチレンカーボネートを多価アルコールと反応させ、次いで得られた反応混合物を有機ジカルボン酸と反応させたポリエステルポリカーボネートポリオール、及びポリヒドキシル化合物とアリールカーボネートとのエステル交換反応により得られるポリカーボネートポリオールなどが挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
高分子量ポリオールの数平均分子量は特に限定されるものではないが、得られるポリウレタン樹脂の弾性特性等の観点から500〜2000であることが好ましい。数平均分子量が500未満であると、これを用いたポリウレタン樹脂は十分な弾性特性を有さず、脆いポリマーとなる。そのためこのポリウレタン樹脂から製造される研磨パッドは硬くなりすぎ、ウエハ表面のスクラッチの原因となる。また、摩耗しやすくなるため、パッド寿命の観点からも好ましくない。一方、数平均分子量が2000を超えると、これを用いたポリウレタン樹脂は軟らかくなりすぎるため、このポリウレタン樹脂から製造される研磨パッドは平坦化特性に劣る傾向にある。
ポリオール成分として上述した高分子量ポリオールの他に、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,4−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、トリメチロールプロパン、グリセリン、1,2,6−ヘキサントリオール、ペンタエリスリトール、テトラメチロールシクロヘキサン、メチルグルコシド、ソルビトール、マンニトール、ズルシトール、スクロース、2,2,6,6−テトラキス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサノール、及びトリエタノールアミン等の低分子量ポリオールを併用することができる。また、エチレンジアミン、トリレンジアミン、ジフェニルメタンジアミン、及びジエチレントリアミン等の低分子量ポリアミンを併用することもできる。これら低分子量ポリオール、低分子量ポリアミンは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ポリウレタン発泡体をプレポリマー法により製造する場合において、プレポリマーの硬化には鎖延長剤を使用する。鎖延長剤は、少なくとも2個以上の活性水素基を有する有機化合物であり、活性水素基としては、水酸基、第1級もしくは第2級アミノ基、チオール基(SH)等が例示できる。具体的には、4,4’−メチレンビス(o−クロロアニリン)(MOCA)、2,6−ジクロロ−p−フェニレンジアミン、4,4’−メチレンビス(2,3−ジクロロアニリン)、3,5−ビス(メチルチオ)−2,4−トルエンジアミン、3,5−ビス(メチルチオ)−2,6−トルエンジアミン、3,5−ジエチルトルエン−2,4−ジアミン、3,5−ジエチルトルエン−2,6−ジアミン、トリメチレングリコール−ジ−p−アミノベンゾエート、ポリテトラメチレンオキシド−ジ−p−アミノベンゾエート、4,4’−ジアミノ−3,3’,5,5’−テトラエチルジフェニルメタン、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジイソプロピル−5,5’−ジメチルジフェニルメタン、4,4’−ジアミノ−3,3’,5,5’−テトライソプロピルジフェニルメタン、1,2−ビス(2−アミノフェニルチオ)エタン、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジエチル−5,5’−ジメチルジフェニルメタン、N,N’−ジ−sec−ブチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジエチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、m−キシリレンジアミン、N,N’−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、及びp−キシリレンジアミン等に例示されるポリアミン類、あるいは、上述した低分子量ポリオールや低分子量ポリアミンを挙げることができる。これらは1種で用いても、2種以上を混合しても差し支えない。
本発明におけるイソシアネート成分、ポリオール成分、及び鎖延長剤の比は、各々の分子量や研磨パッドの所望物性などにより種々変え得る。所望する研磨特性を有する研磨パッドを得るためには、ポリオール成分と鎖延長剤の合計活性水素基(水酸基+アミノ基)数に対するイソシアネート成分のイソシアネート基数は、0.80〜1.20であることが好ましく、さらに好ましくは0.99〜1.15である。イソシアネート基数が前記範囲外の場合には、硬化不良が生じて要求される比重及び硬度が得られず、研磨特性が低下する傾向にある。
ポリウレタン発泡体は、溶融法、溶液法など公知のウレタン化技術を応用して製造することができるが、コスト、作業環境などを考慮した場合、溶融法で製造することが好ましい。
ポリウレタン発泡体の製造は、プレポリマー法、ワンショット法のどちらでも可能であるが、事前にイソシアネート成分とポリオール成分からイソシアネート末端プレポリマーを合成しておき、これに鎖延長剤を反応させるプレポリマー法が、得られるポリウレタン樹脂の物理的特性が優れており好適である。
なお、イソシアネート末端プレポリマーは、分子量が800〜5000程度のものが加工性、物理的特性等が優れており好適である。
前記ポリウレタン発泡体の製造は、イソシアネート基含有化合物を含む第1成分、及び活性水素基含有化合物を含む第2成分を混合して硬化させるものである。プレポリマー法では、イソシアネート末端プレポリマーがイソシアネート基含有化合物となり、鎖延長剤が活性水素基含有化合物となる。ワンショット法では、イソシアネート成分がイソシアネート基含有化合物となり、鎖延長剤及びポリオール成分が活性水素基含有化合物となる。
ポリウレタン発泡体の製造方法としては、中空ビーズを添加させる方法、機械的発泡法、化学的発泡法などが挙げられる。
特に、ポリアルキルシロキサンとポリエーテルの共重合体であって活性水素基を有しないシリコン系界面活性剤を使用した機械的発泡法が好ましい。かかるシリコン系界面活性剤としては、SH−192、L−5340(東レダウコーニングシリコン製)等が好適な化合物として例示される。
なお、必要に応じて、酸化防止剤等の安定剤、滑剤、顔料、充填剤、帯電防止剤、その他の添加剤を加えてもよい。
微細気泡タイプのポリウレタン発泡体を製造する方法の例について以下に説明する。かかるポリウレタン発泡体の製造方法は、以下の工程を有する。
1)イソシアネート末端プレポリマーの気泡分散液を作製する発泡工程
イソシアネート末端プレポリマー(第1成分)にシリコン系界面活性剤を添加し、非反応性気体の存在下で撹拌し、非反応性気体を微細気泡として分散させて気泡分散液とする。前記プレポリマーが常温で固体の場合には適宜の温度に予熱し、溶融して使用する。
2)硬化剤(鎖延長剤)混合工程
上記の気泡分散液に鎖延長剤(第2成分)を添加、混合、撹拌して発泡反応液とする。
3)注型工程
上記の発泡反応液を金型に流し込む。
4)硬化工程
金型に流し込まれた発泡反応液を加熱し、反応硬化させる。
前記微細気泡を形成するために使用される非反応性気体としては、可燃性でないものが好ましく、具体的には窒素、酸素、炭酸ガス、ヘリウムやアルゴン等の希ガスやこれらの混合気体が例示され、乾燥して水分を除去した空気の使用がコスト的にも最も好ましい。
非反応性気体を微細気泡状にしてシリコン系界面活性剤を含む第1成分に分散させる撹拌装置としては、公知の撹拌装置は特に限定なく使用可能であり、具体的にはホモジナイザー、ディゾルバー、2軸遊星型ミキサー(プラネタリーミキサー)等が例示される。撹拌装置の撹拌翼の形状も特に限定されないが、ホイッパー型の撹拌翼の使用にて微細気泡が得られ好ましい。
なお、発泡工程において気泡分散液を作成する撹拌と、混合工程における鎖延長剤を添加して混合する撹拌は、異なる撹拌装置を使用することも好ましい態様である。特に混合工程における撹拌は気泡を形成する撹拌でなくてもよく、大きな気泡を巻き込まない撹拌装置の使用が好ましい。このような撹拌装置としては、遊星型ミキサーが好適である。発泡工程と混合工程の撹拌装置を同一の撹拌装置を使用しても支障はなく、必要に応じて撹拌翼の回転速度を調整する等の撹拌条件の調整を行って使用することも好適である。
ポリウレタン発泡体の製造方法においては、発泡反応液を型に流し込んで流動しなくなるまで反応した発泡体を、加熱、ポストキュアすることは、発泡体の物理的特性を向上させる効果があり、極めて好適である。金型に発泡反応液を流し込んで直ちに加熱オーブン中に入れてポストキュアを行う条件としてもよく、そのような条件下でもすぐに反応成分に熱が伝達されないので、気泡径が大きくなることはない。硬化反応は、常圧で行うと気泡形状が安定するため好ましい。
ポリウレタン発泡体において、第3級アミン系等の公知のポリウレタン反応を促進する触媒を使用してもかまわない。触媒の種類、添加量は、混合工程後、所定形状の型に流し込む流動時間を考慮して選択する。
ポリウレタン発泡体の製造は、各成分を計量して容器に投入し、撹拌するバッチ方式であっても、また撹拌装置に各成分と非反応性気体を連続して供給して撹拌し、気泡分散液を送り出して成形品を製造する連続生産方式であってもよい。
また、ポリウレタン発泡体の原料となるプレポリマーを反応容器に入れ、その後鎖延長剤を投入、撹拌後、所定の大きさの注型に流し込みブロックを作製し、そのブロックを鉋状、あるいはバンドソー状のスライサーを用いてスライスする方法、又は前述の注型の段階で、薄いシート状にしても良い。また、原料となる樹脂を溶解し、Tダイから押し出し成形して直接シート状のポリウレタン発泡体を得ても良い。
前記ポリウレタン発泡体の平均気泡径は、30〜80μmであることが好ましく、より好ましくは30〜60μmである。この範囲から逸脱する場合は、研磨速度が低下したり、研磨後の被研磨材(ウエハ)のプラナリティ(平坦性)が低下する傾向にある。
前記ポリウレタン発泡体の比重は、0.5〜1.3であることが好ましい。比重が0.5未満の場合、研磨層の表面強度が低下し、被研磨材のプラナリティが低下する傾向にある。また、1.3より大きい場合は、研磨層表面の気泡数が少なくなり、プラナリティは良好であるが、研磨速度が低下する傾向にある。
前記ポリウレタン発泡体の硬度は、アスカーD硬度計にて、45〜70度であることが好ましい。アスカーD硬度が45度未満の場合には、被研磨材のプラナリティが低下し、また、70度より大きい場合は、プラナリティは良好であるが、被研磨材のユニフォーミティ(均一性)が低下する傾向にある。
研磨層の被研磨材と接触する研磨表面は、スラリーを保持・更新するための凹凸構造を有することが好ましい。発泡体からなる研磨層は、研磨表面に多くの開口を有し、スラリーを保持・更新する働きを持っているが、研磨表面に凹凸構造を形成することにより、スラリーの保持と更新をさらに効率よく行うことができ、また被研磨材との吸着による被研磨材の破壊を防ぐことができる。凹凸構造は、スラリーを保持・更新する形状であれば特に限定されるものではなく、例えば、XY格子溝、同心円状溝、貫通孔、貫通していない穴、多角柱、円柱、螺旋状溝、偏心円状溝、放射状溝、及びこれらの溝を組み合わせたものが挙げられる。また、これらの凹凸構造は規則性のあるものが一般的であるが、スラリーの保持・更新性を望ましいものにするため、ある範囲ごとに溝ピッチ、溝幅、溝深さ等を変化させることも可能である。
前記凹凸構造の作製方法は特に限定されるものではないが、例えば、所定サイズのバイトのような治具を用い機械切削する方法、所定の表面形状を有した金型に樹脂を流しこみ、硬化させることにより作製する方法、所定の表面形状を有したプレス板で樹脂をプレスし作製する方法、フォトリソグラフィを用いて作製する方法、印刷手法を用いて作製する方法、炭酸ガスレーザーなどを用いたレーザー光による作製方法などが挙げられる。
研磨層の厚みは特に限定されるものではないが、通常0.8〜4mm程度であり、1.5〜2.5mmであることが好ましい。前記厚みの研磨層を作製する方法としては、前記微細発泡体のブロックをバンドソー方式やカンナ方式のスライサーを用いて所定厚みにする方法、所定厚みのキャビティーを持った金型に樹脂を流し込み硬化させる方法、及びコーティング技術やシート成形技術を用いた方法などが挙げられる。
研磨層の曲げ弾性率は、50〜500MPa程度であり、好ましくは100〜400MPaである。
クッション層は、研磨層の特性を補うものである。クッション層は、CMPにおいて、トレードオフの関係にあるプラナリティとユニフォーミティの両者を両立させるために必要なものである。プラナリティとは、パターン形成時に発生する微小凹凸のある被研磨材を研磨した時のパターン部の平坦性をいい、ユニフォーミティとは、被研磨材全体の均一性をいう。研磨層の特性によって、プラナリティを改善し、クッション層の特性によってユニフォーミティを改善する。本発明の研磨パッドにおいては、クッション層は研磨層より柔らかいものを用いる。
クッション層としては、例えば、ポリエステル不織布、ナイロン不織布、及びアクリル不織布などの繊維不織布;ポリウレタンを含浸したポリエステル不織布のような樹脂含浸不織布;ポリウレタンフォーム及びポリエチレンフォームなどの高分子樹脂発泡体;ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ナイロンフィルム、及びポリエチレンナフタレートフィルムなどの樹脂フィルム;ブタジエンゴム及びイソプレンゴムなどのゴム性樹脂;感光性樹脂などが挙げられる。
クッション層の厚さは特に制限されないが、通常0.5〜5mm程度であり、好ましくは0.5〜2mmである。
研磨層とクッション層を積層する方法としては、例えば、研磨層とクッション層とを両面テープで貼り合わせる方法、クッション層上に研磨層の形成材料を塗布し硬化させて一体的に形成する方法などが挙げられる。
前記両面テープは、不織布やフィルム等の基材の両面に接着層を設けた一般的な構成を有するものである。クッション層へのスラリーの浸透等を防ぐことを考慮すると、基材に樹脂フィルムを用いることが好ましい。また、接着層の組成としては、例えば、ゴム系接着剤やアクリル系接着剤等が挙げられる。金属イオンの含有量を考慮すると、アクリル系接着剤は、金属イオン含有量が少ないため好ましい。また、研磨層とクッション層は組成が異なることもあるため、両面テープの各接着層の組成を異なるものとし、各層の接着力を適正化することも可能である。
本発明で用いられる剛性層は、研磨層及びクッション層よりも曲げ弾性率が高く、曲げ弾性率1000〜10000MPa、かつ厚さ40〜300μmの樹脂シートからなる。そのような樹脂シートの材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリウレタン、ポリアミド、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリカーボネート、ハロゲン系樹脂(ポリ塩化ビニル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデンなど)、ポリスチレン、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエーテルケトン、ポリスルホン、ポリイミドなどが挙げられる。
剛性層は、曲げ弾性率1500〜5000MPa、厚さ50〜250μmの樹脂シートであることが好ましい。そのような樹脂シートとしては、例えばPETシート又はPENシートが挙げられる。
剛性層は、例えば、前記両面テープや接着層を用いてクッション層の他面に積層される。また、研磨パッドを研磨定盤に貼り合わせるための両面テープの基材を剛性層とし、該両面テープをクッション層の他面に貼り合わせてもよい。
本発明の研磨パッドは、前記剛性層の他面に研磨定盤に接着するための両面テープが設けられていてもよい。該両面テープとしては、上述と同様に基材の両面に接着層を設けたものを用いることができる。
また、本発明の研磨パッドは、曲げ弾性率が30〜500MPaであることが好ましく、より好ましくは50〜400MPa、特に好ましくは150〜350MPaである。また、ピール角度は10〜70度であることが好ましく、より好ましくは20〜60度である。
半導体デバイスは、前記研磨パッドを用いて半導体ウエハの表面を研磨する工程を経て製造される。半導体ウエハとは、一般にシリコンウエハ上に配線金属及び酸化膜を積層したものである。半導体ウエハの研磨方法、研磨装置は特に制限されず、例えば、図1に示すように研磨パッド(研磨層)1を支持する研磨定盤2と、半導体ウエハ4を支持する支持台(ポリシングヘッド)5とウエハへの均一加圧を行うためのバッキング材と、研磨剤3の供給機構を備えた研磨装置などを用いて行われる。研磨パッド1は、例えば、両面テープで貼り付けることにより、研磨定盤2に装着される。研磨定盤2と支持台5とは、それぞれに支持された研磨パッド1と半導体ウエハ4が対向するように配置され、それぞれに回転軸6、7を備えている。また、支持台5側には、半導体ウエハ4を研磨パッド1に押し付けるための加圧機構が設けてある。研磨に際しては、研磨定盤2と支持台5とを回転させつつ半導体ウエハ4を研磨パッド1に押し付け、スラリーを供給しながら研磨を行う。スラリーの流量、研磨荷重、研磨定盤回転数、及びウエハ回転数は特に制限されず、適宜調整して行う。
これにより半導体ウエハ4の表面の突出した部分が除去されて平坦状に研磨される。その後、ダイシング、ボンディング、パッケージング等することにより半導体デバイスが製造される。半導体デバイスは、演算処理装置やメモリー等に用いられる。
以下、本発明を実施例を上げて説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
[測定、評価方法]
(平均気泡径)
作製したポリウレタン発泡体を厚み1mm以下になるべく薄くミクロトームカッターで平行に切り出したものを平均気泡径測定用試料とした。試料をスライドガラス上に固定し、SEM(S−3500N、日立サイエンスシステムズ(株))を用いて100倍で観察した。得られた画像を画像解析ソフト(WinRoof、三谷商事(株))を用いて、任意範囲の全気泡径を測定し、平均気泡径を算出した。
(比重)
JIS Z8807−1976に準拠して行った。作製したポリウレタン発泡体を4cm×8.5cmの短冊状(厚み:任意)に切り出したものを比重測定用試料とし、温度23℃±2℃、湿度50%±5%の環境で16時間静置した。測定には比重計(ザルトリウス社製)を用い、比重を測定した。
(硬度)
JIS K6253−1997に準拠して行った。作製したポリウレタン発泡体を2cm×2cm(厚み:任意)の大きさに切り出したものを硬度測定用試料とし、温度23℃±2℃、湿度50%±5%の環境で16時間静置した。測定時には、試料を重ね合わせ、厚み6mm以上とした。硬度計(高分子計器社製、アスカーD型硬度計)を用い、硬度を測定した。
(曲げ弾性率)
研磨層、剛性層、及び研磨パッドの曲げ弾性率は、各サンプルサイズを長さ40mm及び幅10mmとし、支点間距離を22mmとし、JIS K7171に準拠して測定した。なお、剛性層の曲げ弾性率は、使用した剛性層と同材料からなる厚さ1mmのサンプルを用いて測定した。その他の条件についてはJIS K7171に準拠して測定した。
(ピール角度)
約61cmのサス製定盤に作製した研磨パッドを貼り付けた。そして、研磨パッドを全体の1/3だけ定盤から剥がした。その後、さらに定盤から研磨パッドを剥がし、剥がれ始める時の角度を測定し、該角度をピール角度とした。
実施例1
容器にトルエンジイソシアネート(2,4−体/2,6−体=80/20の混合物)1229重量部、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート272重量部、数平均分子量1018のポリテトラメチレンエーテルグリコール1901重量部、ジエチレングリコール198重量部を入れ、70℃で4時間反応させてイソシアネート末端プレポリマーを得た。
該プレポリマー100重量部及びシリコン系界面活性剤(東レダウコーニングシリコン製、SH−192)3重量部を重合容器内に加えて混合し、80℃に調整して減圧脱泡した。その後、撹拌翼を用いて、回転数900rpmで反応系内に気泡を取り込むように激しく約4分間撹拌を行った。そこへ予め70℃に温度調整したエタキュア300(アルベマール社製、3,5−ビス(メチルチオ)−2,6−トルエンジアミンと3,5−ビス(メチルチオ)−2,4−トルエンジアミンとの混合物)21重量部を添加した。該混合液を約1分間撹拌した後、パン型のオープンモールド(注型容器)へ流し込んだ。この混合液の流動性がなくなった時点でオーブン内に入れ、100℃で16時間ポストキュアを行い、ポリウレタン発泡体ブロックを得た。
約80℃に加熱した前記ポリウレタン発泡体ブロックをスライサー(アミテック社製、VGW−125)を使用してスライスし、ポリウレタン発泡体シート(平均気泡径:50μm、比重:0.86、硬度:52度)を得た。次に、バフ機(アミテック社製)を使用して、厚さ1.27mmになるまで該シートの表面バフ処理をし、厚み精度を整えたシートとした。このバフ処理をしたシートを直径61cmの大きさで打ち抜き、溝加工機(テクノ社製)を用いて表面に溝幅0.25mm、溝ピッチ1.50mm、溝深さ0.40mmの同心円状の溝加工を行って研磨層(曲げ弾性率180MPa)を得た。この研磨層の溝加工面と反対側の面にラミ機を使用して、ダブルタックテープ(積水化学工業社製)を貼りつけた。
更に、コロナ処理をしたクッション層(東レ社製、ポリエチレンフォーム、トーレペフ、厚み0.8mm)の表面をバフ処理し、それをラミ機を使用して前記ダブルタックテープに貼り合わせた。
PETフィルム(厚さ100μm)からなる剛性層の両面にアクリル系粘着層(厚さ40μm)を形成して両面テープを作製した。該両面テープを前記クッション層の他面にラミ機を使用して貼り合わせて研磨パッドを作製した。
実施例2
PETフィルム(厚さ250μm)からなる剛性層の両面にアクリル系粘着層(厚さ40μm)を形成して両面テープを作製した。該両面テープを用いた以外は実施例1と同様の方法で研磨パッドを作製した。
比較例1
PETフィルム(厚さ23μm)の両面にアクリル系粘着層(厚さ40μm)を形成して両面テープを作製した。該両面テープを用いた以外は実施例1と同様の方法で研磨パッドを作製した。
比較例2
ポリエステル不織布(厚さ30μm)の両面にアクリル系粘着層(厚さ40μm)を形成して両面テープを作製した。該両面テープを用いた以外は実施例1と同様の方法で研磨パッドを作製した。
比較例3
低密度ポリエチレンフィルム(厚さ100μm)の両面にアクリル系粘着層(厚さ40μm)を形成して両面テープを作製した。該両面テープを用いた以外は実施例1と同様の方法で研磨パッドを作製した。
Figure 2009034770
表1から明らかなように、クッション層の他面に、研磨層及びクッション層よりも曲げ弾性率が高く、曲げ弾性率1000〜10000MPa、かつ厚さ40〜300μmの樹脂シートからなる剛性層を積層することにより、剥離時におけるピール角度を小さくすることができる。それにより、研磨パッドを定盤から容易に剥離できる。
CMP研磨で使用する研磨装置の一例を示す概略構成図 従来の研磨パッドを研磨定盤から剥離する状態を示す概略図 本発明の研磨パッドを研磨定盤から剥離する状態を示す概略図
符号の説明
1:研磨パッド
2:研磨定盤
3:研磨剤(スラリー)
4:被研磨材(半導体ウエハ)
5:支持台(ポリシングヘッド)
6、7:回転軸

Claims (3)

  1. クッション層の片面に研磨層が積層されている研磨パッドにおいて、前記クッション層の他面に、研磨層及びクッション層よりも曲げ弾性率の高い剛性層が積層されており、該剛性層は、曲げ弾性率1000〜10000MPa、かつ厚さ40〜300μmの樹脂シートであることを特徴とする研磨パッド。
  2. 剛性層は、両面テープの基材である請求項1記載の研磨パッド。
  3. 請求項1又は2記載の研磨パッドを用いて半導体ウエハの表面を研磨する工程を含む半導体デバイスの製造方法。
JP2007201023A 2007-08-01 2007-08-01 研磨パッド Active JP5044763B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007201023A JP5044763B2 (ja) 2007-08-01 2007-08-01 研磨パッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007201023A JP5044763B2 (ja) 2007-08-01 2007-08-01 研磨パッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009034770A true JP2009034770A (ja) 2009-02-19
JP5044763B2 JP5044763B2 (ja) 2012-10-10

Family

ID=40437172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007201023A Active JP5044763B2 (ja) 2007-08-01 2007-08-01 研磨パッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5044763B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011040737A (ja) * 2009-07-24 2011-02-24 Rohm & Haas Electronic Materials Cmp Holdings Inc 多官能研磨パッド
WO2012077592A1 (ja) * 2010-12-07 2012-06-14 Jsr株式会社 化学機械研磨パッドおよびそれを用いた化学機械研磨方法
JP2013082029A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Sekisui Chem Co Ltd 研磨用クッション材
JP2017047522A (ja) * 2015-09-03 2017-03-09 積水化成品工業株式会社 ロボットアーム
JP2017064820A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 富士紡ホールディングス株式会社 研磨パッド

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004106515A (ja) * 2002-07-26 2004-04-08 Nitto Denko Corp 加工用粘着シートとその製造方法
JP2005231014A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Sumitomo Bakelite Co Ltd 研磨パッドおよびこれを用いた研磨方法
JP2005294410A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 研磨パッド
JP2005294412A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 研磨パッド

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004106515A (ja) * 2002-07-26 2004-04-08 Nitto Denko Corp 加工用粘着シートとその製造方法
JP2005231014A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Sumitomo Bakelite Co Ltd 研磨パッドおよびこれを用いた研磨方法
JP2005294410A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 研磨パッド
JP2005294412A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 研磨パッド

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011040737A (ja) * 2009-07-24 2011-02-24 Rohm & Haas Electronic Materials Cmp Holdings Inc 多官能研磨パッド
WO2012077592A1 (ja) * 2010-12-07 2012-06-14 Jsr株式会社 化学機械研磨パッドおよびそれを用いた化学機械研磨方法
JPWO2012077592A1 (ja) * 2010-12-07 2014-05-19 Jsr株式会社 化学機械研磨パッドおよびそれを用いた化学機械研磨方法
JP2013082029A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Sekisui Chem Co Ltd 研磨用クッション材
JP2017047522A (ja) * 2015-09-03 2017-03-09 積水化成品工業株式会社 ロボットアーム
JP2017064820A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 富士紡ホールディングス株式会社 研磨パッド

Also Published As

Publication number Publication date
JP5044763B2 (ja) 2012-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4884726B2 (ja) 積層研磨パッドの製造方法
JP4897238B2 (ja) 研磨パッド
JP5088865B2 (ja) 研磨パッド
WO2008026451A1 (en) Polishing pad
WO2011118419A1 (ja) 積層研磨パッド
JP4786347B2 (ja) 研磨パッド
JP4909706B2 (ja) 研磨パッド
WO2014103484A1 (ja) 積層研磨パッドの製造方法
JP2007307700A (ja) 研磨パッドの製造方法
JP5288715B2 (ja) 研磨パッド
JP2007276061A (ja) 研磨パッド
JP5044763B2 (ja) 研磨パッド
WO2014119367A1 (ja) 研磨パッド
JP4859093B2 (ja) 積層研磨パッド及びその製造方法
JP2006320982A (ja) 研磨パッド
JP5308637B2 (ja) 研磨パッド
JP4128606B2 (ja) 研磨パッド
JP4942170B2 (ja) 研磨パッド
JP2014111296A (ja) 研磨パッド及びその製造方法
JP2007210236A (ja) 積層研磨パッド
JP4979200B2 (ja) 研磨パッド
JP2006346805A (ja) 積層研磨パッド
WO2014069042A1 (ja) 研磨パッド及びその製造方法
JP2007007838A (ja) 研磨パッド及びその製造方法
JP4757562B2 (ja) Cu膜研磨用研磨パッド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120606

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120612

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120612

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5044763

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02