JP2009034301A - 建物開口部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】建物に振動が作用したときに建物の開口部にはめ込まれた部材の飛散を抑制できる建物開口部構造を得る。
【解決手段】建物の窓16に配置されたカーテン28は、リニアモータ32で駆動されて、開口状態と遮蔽状態とを変位可能とされる。地震の発生等によって加速度センサ40が検出した振動が閾値よりも大きい場合、制御回路38がリニアモータ32を駆動して、カーテン28は遮蔽状態にする。これにより、たとえば窓ガラス20が割れても、その破片が室内側へ飛散することを遮蔽状態のカーテン28で抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物開口部構造に関する。
建物の窓(開口部)には、窓ガラスやパネル等がはめ込まれていることが多い。建物に地震等で振動が作用した場合を考えると、これらの部材が割れて、あるいは窓枠からはずれて落下することが想定されるため、これを防止することが望ましい。
たとえば、窓ガラスを備えたものとしては自動車がある。一例として特許文献1に示されるように、エアバッグユニットを車室内に配置した構造の自動車では、展開したエアバッグが窓ガラスと乗員の間に位置するために、乗員が車室内側部に直接、衝突することを防止するとともに、窓ガラスが割れても乗員に向かって飛散することを防止できる。
特開2004−106772号公報
本発明は上記事実を考慮し、建物に振動が作用したときに建物の開口部にはめ込まれた部材の飛散を抑制できる建物開口部構造を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、建物に設けられ、建物の開口部を少なくとも部分的に遮蔽する遮蔽状態とこの遮蔽状態よりも開口部を広く開口させる開口状態と、の間で状態変位可能とされた遮蔽部材と、前記遮蔽部材を前記開口状態から前記遮蔽状態へと変位させる変位手段と、地震発生情報の受信と、前記建物に作用した振動の検知の少なくとも一方によって、前記遮蔽部材が前記遮蔽状態へと変位するように前記変位手段を駆動する制御手段と、を有することを特徴とする。
この建物開口部構造では、遮蔽部材が、建物の開口部を少なくとも部分的に遮蔽する遮蔽状態と、開口部を広く開口させる開口状態との間で状態変位可能とされており、変位手段によって、この状態変位がなされる。また、制御手段は、地震発生情報の受信、又は建物に作用した振動の検知によって変位手段を駆動するので、これにより、遮蔽部材が開口状態から遮蔽状態へと状態変位する。このように、遮蔽部材が遮蔽状態へと変位することで、建物の開口部にはめ込まれた部材(以下「はめ込み部材」という)、たとえば窓ガラスが、建物に作用した振動で破損した場合でも、破片の飛散を遮蔽部材によって抑制することができる。また、建物内の人又は屋内に配置された物品、たとえばタンスが、建物に作用した振動で窓ガラス側に倒れた場合でも、遮蔽部材によって直接、窓ガラスに衝突することを防止することができる。
なお、建物の開口部としては、たとえば窓を挙げることができるが、これに限定されない。窓としても建物の外壁に設けられたものの他に、建物内部の壁やドア、扉、什器に設けられたものでもよい。
遮蔽部材の位置としては、はめ込み部材の両側、すなわち開口部を正面から見たときにはめ込み部材の手前側と奥側の両方に設けられていてもよいが、一方のみでもよい。たとえば、建物の外壁の窓に対応させて遮蔽部材を配置する場合には、はめ込み部材(窓ガラス)の近傍で且つ建物内の位置に配置すれば、建物内への窓ガラスの飛散を抑制することが可能になる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記制御手段が、受信した地震発生情報による地震の震度、又は検知した振動の程度が閾値を超えた場合に前記変位手段を制御することを特徴とする。
すなわち、はめ込み部材を破損させない程度の地震(振動)の場合には、変位手段を駆動させず、地震(振動)の程度が大きい場合(閾値を超えた場合)にのみ変位手段を駆動させることで、遮蔽部材の無駄な動作を無くして、効率的に遮蔽部材を遮蔽状態へと変位させることが可能になる。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記遮蔽部材が前記開口部に対応して前記建物に取り付けられたウインドウトリートメント部材であることを特徴とする。
このウインドウトリートメント部材としては、たとえば、カーテンやブラインド、ロールスクリーン等を上げることができる。これらを使用することで、低コストで遮蔽部材を構成できる。
請求項4に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記開口部が、内部に流体を流入可能とされ、流入された流体によって前記開口状態から前記遮蔽状態へと伸長する伸長部材であることを特徴とする。
このように内部に流入した流体により開口状態から遮蔽状態へと伸長する伸長部材を用いることで、伸長部材はいわばエアバッグとして機能する。すなわち、伸長部材は閉塞状態で所定の形状を維持しつつ、外力が作用すると変形によりエネルギー吸収可能となる。したがって、振動により伸長部材に外部の部材が当たった場合でも、その部材の運動エネルギーを伸長部材の変形により吸収できる。
請求項5に記載の発明では、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明において、前記遮蔽部材に設けられ、前記遮蔽状態となったことを検知して前記制御手段にその情報を伝達する遮蔽検知センサ、を有することを特徴とする。
すなわち、遮蔽検知センサにより遮蔽状態の検知に基づいて、制御手段が変位手段を適切に制御することが可能になる。たとえば、遮蔽検知センサにより遮蔽状態が検知されるまでは制御手段が変位手段を確実に駆動させ、遮蔽状態が検知された後は変位手段を駆動停止することで、効率的な制御が可能になる。
本発明は上記構成としたので、建物に振動が作用したときに建物の開口部にはめ込まれた部材の飛散を抑制できる。
図1(A)及び(B)には、本発明の第一実施形態の建物開口部構造12が示されている。本発明の各実施形態では、建物の開口部として、外壁14に窓16が設けられ、この窓16が窓ガラス20によって開閉可能とされたものを例に挙げる。以下、単に「幅方向」、「高さ方向」、及び「奥行き方向」というときは、特に断らない限りそれぞれ、窓16に向かった状態での幅方向、高さ方向、及び奥行き方向をいうものとする。
窓16には窓枠18が設けられており、窓枠18内に窓ガラス20がはめ込まれている。窓ガラス20は、窓枠18の図示しないレールに沿って開閉可能とされていてもよいし、開閉不能なものであってもよい。
建物の外壁14の内面には、窓枠18の上方に、幅方向に沿ってカーテンレール22が固定されている。カーテンレール22の長さ(幅方向の長さ)は、窓16の幅よりも長くされており、カーテンレール22の左端22Lおよび右端22Rはそれぞれ、窓16の幅方向の縁部16Eよりも幅方向外側に位置している。
カーテンレール22の下辺には、幅方向に移動可能に複数のカーテンランナー24が嵌め込まれている。カーテンランナー24のそれぞれにはカーテンフック26が取り付けられており、このカーテンフック26によってカーテン28の上辺近傍が一定間隔で吊り下げられている。また、カーテンレール22の右端22R又は左端22L(図1(A)及び(B)に示した例では左端22L)ではカーテンフック26が移動不能に固定された固定カーテンフック26Fとされており、カーテン28もこの部分では不動となっている。カーテン28は、この左端部分が不動とされた状態を維持しつつ、カーテンランナー24がカーテンレール22に沿って移動することで、窓16を遮蔽した遮蔽状態(図1(B)参照)と、窓16を広く開口させた開口状態(図1(A)参照)との間を変位(状態変化)する、いわゆる片開きのカーテンとされている。
固定カーテンフック26Fと反対側の右端22Rに位置するカーテンランナー(以下これを「駆動カーテンランナー24M」という)には、永久磁石34が取り付けられており、リニアモータ32の可動子を構成している。一方、カーテンレール22内には、その長手方向に沿って所定間隔で複数のコイル36が配置されており、リニアモータ32の固定子を構成している。リニアモータ32の駆動、すなわちコイル36への通電は、制御回路38によって制御され、コイル36への通電が順次切り替えられることで永久磁石34が推進力を受ける。そしてこれにより、駆動カーテンランナー24Mがカーテンレール22に沿って移動する。
カーテンレール22の左端22Lには、上部に加速度センサ40が取り付けられており、この部分で生じた加速度を検出することで、窓16の付近で発生した振動の程度を検知できるようになっている。また、加速度センサ40は制御回路38に、検出された加速度の値を送るようになっている。制御回路38は、この値が、あらかじめ設定された閾値よりも大きいときに、コイル36へ通電し、可動子である永久磁石34、すなわち駆動カーテンランナー24Mをカーテンレール22にそって右端22R側へ移動させる。
なお、制御回路38には、図示しない操作スイッチが接続されており、この操作スイッチを操作することによっても、リニアモータ32を駆動して、駆動カーテンランナー24Mを左端22L側あるいは右端22R側へと移動させることが可能とされている。
次に、第一実施形態の建物開口部構造12の作用を説明する。
この建物開口部構造12では、加速度センサ40が加速度を検出していないか、検出していてもその値が閾値以下の場合には、制御回路38はリニアモータ32を駆動しない。したがって、カーテン28を手動で開閉し、図1(A)に示す開口状態と、図1(B)に示す遮蔽状態との間を変位させることが可能となっている。また、図示しない操作スイッチを操作することでリニアモータ32を駆動し、カーテン28を開閉することも可能である。
地震の発生等によって加速度センサ40が加速度を検出し、その値が閾値よりも大きい場合、すなわち、窓16の付近で発生した振動の程度が閾値を超えている場合には、制御回路38がリニアモータ32を駆動して、駆動カーテンランナー24Mをカーテンレール22にそって右端22R側へ移動させる。これにより、カーテン28は遮蔽状態になるので、たとえば窓ガラス20が割れても、その破片が室内側へ飛散することを遮蔽状態のカーテン28によって抑制できる。また、窓ガラス20が割れた場合だけでなく、窓枠18から脱落した場合でも、室内側への急激な倒れこみをカーテン28により抑制できる。
なお、このようにカーテン28は遮蔽状態となっていても、一般的なカーテン28では布製あるいは薄膜製とされているので容易に変形させる(たとえば、高さ方向の中央部分を横に寄せる)ことができ、室内側から室内側への人の移動を妨げることはない。
図2には、本発明の第二実施形態の建物開口部構造62が示されている。以下、第一実施形態と同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
第二実施形態の建物開口部構造62では、窓16がいわゆる掃き出し窓タイプとされており、建物の床面64まで開口されている。また、カーテン28が窓16の幅方向中央で二分されて2枚備えられる構成となっており、いわゆる両開きカーテンとされている。したがって、カーテンレール22に幅方向に移動可能に嵌め込まれたカーテンランナー24により、カーテンフック26を介してカーテン28の上辺近傍が一定間隔で吊り下げられているが、カーテンレール22の両端(左端22L及び右端22R)では固定カーテンフック26Fにより、カーテン28が不動となっている。また、それぞれのカーテン28において固定カーテンフック26Fと反対側(窓16の幅方向の中央寄り部分)に位置するカーテンランナー24は、永久磁石34が取り付けられてリニアモータ32の可動子を構成する駆動カーテンランナー24Mとされている。また、カーテンレール22内には、第一実施形態と同様に、リニアモータ32の固定子を構成する複数のコイル36が、長手方向に沿って所定間隔で配置されている。
さらに第二実施形態では、カーテン28の下方にも、床面64あるいはその近傍にカーテンレール66が配設されている。カーテンレール66には、上側と同数のカーテンランナー68が幅方向に移動可能に嵌め込まれて、上下のカーテンランナー24、68が一対一で対応している。下側のカーテンランナー68は、カーテンフック70を介して、カーテン28の下辺近傍を一定間隔で保持している。そして、上側と同様に、カーテンレール66の幅方向両端では、固定カーテンフック70Fによりカーテン28が部分的に不動とされている。それぞれのカーテン28において固定カーテンフック70Fと反対側に位置するカーテンランナー68は、リニアモータ32の可動子である永久磁石34が取り付けられて、駆動カーテンランナー68Mとされている。
図3に詳細に示すように、左右のカーテン28のそれぞれの内部には、上下のカーテンフック26、70の間に位置するように、幅方向に一定間隔(カーテンフック26に懸架される間隔)をあけて繊維状のワイヤー部材72が配設されて固定されている。ワイヤー部材72は、その上端が上側のカーテンフック26に、下端が下側のカーテンフック70にそれぞれ取り付けられて固着されており、カーテン28を補強している。
また、同様の複数のワイヤー部材72が、その長手方向が幅方向と一致する向き(水平方向)でカーテン28に固定されている。これら水平方向のワイヤー部材72は、上下方向には一定間隔をあけて配置されており、カーテン28を補強している。したがって、カーテン28全体では、ワイヤー部材72が格子状となるように配置されて、上下方向と左右方向(幅方向)の2方向で補強していることになる。なお、ワイヤー部材72は繊維状とされているので、水平方向のワイヤー部材72の剛性でカーテン28の開閉に支障がでてしまうことはない。
図2に示すように、上側の駆動カーテンランナー24Mの下方、および下側の駆動カーテンランナー68Mの上方には、カーテン28を部分的に保持する保持部材74が備えられている。
図4(A)に詳細に示すように、保持部材74は、下方もしくは上方から見て、略U字状に形成された本体片76と、この本体片76に対しヒンジ80を介して回転可能に支持された回転挟持片78と、を有している。そして、回転挟持片78と本体片76とで、カーテン28を部分的に収容すると共に、収容部分を挟持して保持することができる。また、この挟持を解除することでカーテン28から取り外しできるようになっている。すなわち、このようにしてカーテン28を挟持する構造とすることで、既存のカーテン28に対しても容易に取り付け、取り外しできるようになっている。特に本実施形態では、収容部分に爪片74Tを設け、この爪片74Tをカーテン28の布地に食い込ませることで、強く挟持できるようになっている。
本体片76の先端には永久磁石82が取り付けられている。永久磁石82は、カーテン28の上側の左右一対の保持部材74では、互いに対向する面で異なる極(N極とS極)となる向きで取り付けられており、引力が作用するようになっている。同様に、カーテン28の下側においても、左右一対の保持部材74で対向する面で異なる極となり、引力が作用するようになっている。
さらにこの永久磁石82の両側には、幅方向に対して所定の傾斜角で傾斜する1対の鉄板84が取り付けられている。鉄板84は、永久磁石82の磁場によって磁化される。このため、図4(B)に示すように、保持部材74が奥行き方向にずれていない場合には、永久磁石82どうしが磁力(引力)で接触するが、図4(C)に示すように、保持部材74が互いに奥行き方向にずれていても、鉄板84どうしが接触する。なお、このように、永久磁石82の磁石で磁化される材料、すなわち常磁性体であれば、材質は鉄に限定されない。
また、図2に示すように、保持部材74のそれぞれには、対応する保持部材74どうしが接触したことを検出する接触センサ86が設けられている。接触センサ86からの信号は制御回路38に送られるようになっており、制御回路38は、リニアモータ32を一旦駆動すると、接触センサ86からの保持部材74どうしが接触したことを示す信号を受けるまで、駆動を継続させるようになっている。
このような構成とされた第二実施形態の建物開口部構造62においても、第一実施形態の建物開口部構造12と同様に、加速度センサ40が加速度を検出していないか、検出していてもその値が閾値よりも小さい場合には、カーテン28を手動により、又は図示しない操作スイッチの操作によるリニアモータ32の駆動により、カーテン28を開閉することができる。
地震の発生等で加速度センサ40が加速度を検出し、この加速度の値が閾値よりも大きい場合には、制御回路38がリニアモータ32を駆動して、駆動カーテンランナー24M、68Mをそれぞれ幅方向中央へ移動させる。このとき、第二実施形態では、第一実施形態と比較してカーテン28が幅方向に二分されており、遮蔽状態にするための駆動カーテンランナー24M、68Mの移動距離が短いので、短時間で遮蔽状態にすることができる。
しかも、この建物開口部構造62では、カーテン28の上方だけでなく下方にもカーテンレール66が配置されており、これら上下のカーテンレール22、66に沿って移動するカーテンランナー24、68にカーテン28が案内されるので、不用意な揺れ等を抑制して、カーテン28を開口状態から遮蔽状態へと安定的に変位させることができる。
特に、この建物開口部構造62では、リニアモータ32が一旦駆動されると、保持部材74に設けられた接触センサ86から接触したことを示す信号を受けるまで、制御回路38はリニアモータ32の駆動を維持させる。このため、たとえばカーテン28の変位軌跡上に障害物等があっても、この障害物によって変位が止められる等の影響を少なくすることができる。しかも、保持部材74に永久磁石82が備えられており、開口状態から遮蔽状態へと変位する最終段階では、永久磁石82の磁力でカーテン28を遮蔽状態へと互いに引き寄せるように変位させることができる。また、カーテン28の遮蔽状態を、永久磁石82の引力で維持することができる。
そして、遮蔽状態のカーテン28によって、窓ガラス20の破片の室内側への飛散や、脱落した窓ガラス20の室内側への急激な倒れこみを抑制できる。
また、この建物開口部構造62では、上側のカーテンランナー24がカーテンレール22に保持させるだけでなく、下側のカーテンランナー68もカーテンレール66に保持されているので、遮蔽状態では、カーテン28が上下で固定されることになる。したがって、窓ガラス20の破片の室内側への飛散や、脱落した窓ガラス20の室内側への急激な倒れこみを抑制できる。
加えて、第二実施形態の建物開口部構造62では、ワイヤー部材72によってカーテン28が補強されており、たとえば、飛散したガラス片が当たってカーテン28の生地に破れが生じた場合でも、この破れが広がることを抑制できる。
なお、第二実施形態において、たとえばカーテンレール22、66の幅方向中央部分に永久磁石あるいは金属片を固定し、カーテン28が遮蔽状態になる最終段階で、この永久磁石あるいは金属片と、保持部材74の永久磁石82との間に磁力を作用させて、カーテン28を遮蔽状態へと導くと共に、カーテン28の遮蔽状態を維持できるようにしてもよい。
図5(A)及び(B)には、本発明の第三実施形態の建物開口部構造102が示されている。以下、第一実施形態または第二実施形態と同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
第三実施形態の建物開口部構造102では、第一実施形態や第二実施形態のカーテン28に代えて、エアバッグカーテン104が用いられている。エアバッグカーテン104は、図5(A)から分かるように、展開状態になったときには窓16を略全面にわたって遮蔽できるだけの大きさを有している。この展開状態が、本発明に係る「遮蔽状態」にもなっている。
また、窓枠18の上方には、エアバッグカーテン104を非展開状態で格納可能な格納部106が外壁14に設けられている。図5(B)に示すように、格納部106は下面が開放されているが、この開放部分は通常は蓋板108によって閉塞されており、図示しない係合部材によって閉塞状態に維持されている。そして、エアバッグカーテン104の展開時には、蓋板108がエアバッグカーテン104に押されることで、係合部材の係合状態が解除されるようになっている。
図6(A)及び(B)にも示すように、エアバッグカーテン104は、エア流路110を流れるエアによって伸長・展開されるエアバッグカーテン本体104Bと、このエアバッグカーテン本体104Bの幅方向両端および下端から延出された延出部104Lと、を有している。
図5(A)に詳細に示すように、エアバッグカーテン本体104Bのエア流路110は、幅方向の両側においてエアバッグカーテン104の上端から下端近傍へと至る端部流路110Aと、この端部流路110Aの下端から幅方向中央に至って合流する横行流路110B、さらに、幅方向中央において横行流路110Bの合流部分(下端近傍)から上方へと向かう中央流路110C、そして、中央流路110Cの所定位置から幅方向両側へとそれぞれ分岐する複数(本実施形態では左右それぞれ4つずつ)の分岐流路110D、を有している。エア供給源112から供給されたエアは、まず、矢印F1で示すように端部流路110Aを流れることでエアバッグカーテン104を下方へと伸長させて展開させる。次いで、矢印F2で示すように、エアが横行流路110Bを流れることで、エアバッグカーテン104の下端近傍部分を膨張させ、床面64との接触性を高く確保できる。そして、矢印F3で示すように、中央流路110Cを上方に流れたエアは、さらに矢印F4で示すように、分岐流路110Dへと流れることで、エアバッグカーテン104全体にわたってエアを行き渡らせて膨張させることができる。
図6(A)及び(B)に示すように、延出部104Lは、エアバッグカーテン本体104Bを構成する布地を延出してフリル状に構成されている。そして、エアバッグカーテン本体104Bの展開状態で床面64や窓枠18との間に隙間が生じても、延出部104Lの先端が窓ガラス20側へと向かいつつ、床面64や窓枠18に接触あるいは接近して、この隙間を解消又は少なくすることが可能な延出長及び形状とされている。特に、延出部104Lは全体としてギャザーが入れられており、このギャザーのひだ(折り皺)を解消するように延出部104Lが延びることで、床面64や窓枠18への接触性が高められるように、いわゆるくせ付けがされている。また、格納部106への格納状態では、延出部104Lが折り込まれることでより小さく折りたたむことが可能になっている。
図5(A)及び(B)に示すように、エアバッグカーテン104の幅方向両側で且つ下端の位置(角部)には、設置センサ114の接触子116が取り付けられている。また、床面64には、エアバッグカーテン104の展開状態で接触子116と対向する位置に、同じく設置センサ114を構成する検出子118が取り付けられている。検出子118は制御回路38に接続されており、接触子116が検出子118に接触したことを制御回路38に伝えることで、制御回路38がエア供給源112を制御するようになっている。なお、接触子116および検出子118の位置は、エアバッグカーテン本体104Bに供給されたエアが単に端部流路110Aを流れただけでなく、分岐流路110Dにまで流れて完全に展開状態になったときのみ、検出子118が接触子116を検出するように決められている。
このような構成とされた第三実施形態の建物開口部構造102では、加速度センサ40が加速度を検出していないか、検出していてもその値が閾値よりも小さい場合には、エアバッグカーテン104は折りたたまれた状態で格納部106に格納されている。また、格納部106の下面は蓋板108で閉塞されており、エアバッグカーテン104が見えないようになっている。
地震の発生等で加速度センサ40が検出した加速度の値が閾値よりも大きい場合、制御回路38がエア供給源112を駆動するため、供給されたエアがエアバッグカーテン本体104Bのエア流路110を流れ、エアバッグカーテン本体104Bが膨張し始める。そして、膨張途中のエアバッグカーテン本体104Bによって蓋板108が押し開けられ、さらにエアバッグカーテン本体104Bは下方へと膨張・展開する。
ここで、供給されたエアは、まず、図5(A)に矢印F1で示すように、エア流路110の端部流路110Aを下方に流れる。これにより、エアバッグカーテン本体104Bを短時間で下方に膨張させることができる。
次にエアは、図5(A)に矢印F2で示すように横行流路110Bを流れるので、エアバッグカーテン104の幅方向の広い範囲にわたって床面64との接触性を高く確保できる。さらに、矢印F3及びF4で示すように、中央流路110Cから分岐流路110Dへとエアが流れることで、エアバッグカーテン104全体にわたってエアを行き渡らせることができる。
そして、エアがエア流路110全体に行き渡り、エアバッグカーテン104が展開状態になると、接触子116が検出子118に接触するので、制御回路38はエア供給源112の駆動を停止し、エアバッグカーテン本体104Bへのエアの供給も停止される。また、エアバッグカーテン104の展開状態では、延出部104Lが床面64および窓枠18に接触している。
このようにして、展開状態、すなわち遮蔽状態となったエアバッグカーテン104により、第三実施形態の建物開口部構造102においても、第一実施形態の建物開口部構造12や第二実施形態の建物開口部構造62と同様に、窓ガラス20の破片の室内側への飛散や、脱落した窓ガラス20の室内側への急激な倒れこみを抑制できる。
特に、第三実施形態の建物開口部構造102では、エアバッグカーテン本体104Bに延出部104Lを設けたことで、このような延出部104Lを設けない構造と比較して、エアバッグカーテン104と床面64あるいは窓枠18との隙間を小さくできる。このため、この隙間からガラス片が飛び出したり、隙間に建物内の家具、家電品、小物等の家財道具が入り込んだりすることを防止できる。
また、第三実施形態の建物開口部構造102では、エアバッグカーテン本体104Bがエアで膨張されているので、エアバッグカーテン本体104Bに外部から上記の家財道具等が当たったときには干渉材として作用し、衝撃を吸収することができる。
図7(A)及び(B)には、本発明の第四実施形態の建物開口部構造142が示されている。以下、第一実施形態〜第三実施形態と同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
第四実施形態の建物開口部構造142では、エアバッグカーテン144を用いて窓16を遮蔽するようにしているが、第三実施形態と異なり、窓16の下方、すなわち床面64に格納部146が設けられ、この格納部146の上面が通常は蓋板148で閉塞されている。
また、エアバッグカーテン本体144Bのエア流路150は、幅方向の両側において下端から上端へと至る端部流路150Aと、この端部流路150Aの上端から幅方向中央に至って合流する横行流路150Bと、有している。また、これとは別に、幅方区の中央において下端から上方(横行流路150Bには達しない位置)に至る中央流路150Cと、中央流路150Cの所定位置から幅方向両側へとそれぞれ分岐する複数(本実施形態では左右それぞれ4つずつ)の分岐流路110D、を有している。エア供給源112から供給されたエアは2つに分けられて、まず端部流路150Aに送ら、次いで中央流路150Cにそれぞれ送られる。さらにエアは、端部流路150Aから横行流路150Bを流れると共に、中央流路150Cから分岐流路150Dにも流れる。
さらに、第四実施形態の建物開口部構造142では、エアバッグカーテン144の幅方向両側の位置に、上下方向に沿ってガイドレール152が固定されている。図8(A)及び(B)にも詳細に示すように、ガイドレール152にはガイドランナー154が上下方向に移動可能に嵌め込まれており、さらにガイドランナー154には、エアバッグカーテン144の上端近傍を挟持する挟持部154Nが形成されている。したがって、エアバッグカーテン144の展開時には、ガイドランナー154がエアバッグカーテン144の上端近傍を挟持しつつガイドレール152に沿って上方へ移動し、これによってエアバッグカーテン144が倒れないようになっている。
このような構成とされた第四実施形態の建物開口部構造142においても、加速度センサ40が加速度を検出していないか、検出していてもその値が閾値よりも小さい場合には、エアバッグカーテン144は折りたたまれた状態で格納部146に格納されている。また、格納部146の上面は蓋板148で閉塞されており、エアバッグカーテン144が見えないようになっている。
地震の発生等で加速度センサ40が検出した加速度の値が閾値よりも大きい場合、制御回路38がエア供給源112を駆動するため、供給されたエアがエアバッグカーテン本体144Bのエア流路150を流れ、エアバッグカーテン本体144Bが膨張し始める。特に第四実施形態では、エアが図7(A)に矢印F5で示すように、端部流路150Aを流れると共に、矢印F7で示すように中央流路150Cにも流れる。そして、膨張途中のエアバッグカーテン本体144Bによって蓋板148が押し開けられ、さらにエアバッグカーテン本体144Bは上方へと膨張・展開する。エアバッグカーテン144の上方への展開時には、ガイドランナー154がエアバッグカーテン144の上端近傍を挟持しつつガイドレール152に沿って上方へ移動するので、エアバッグカーテン144は倒れない。
さらにエアは、矢印F6で示すように横行流路150Bを流れると共に、矢印F8で示すように分岐流路150Dを流れ、これにより、エアバッグカーテン本体144Bを短時間で上方に膨張させることができる。特に、横行流路150Bを流れたエアにより、エアバッグカーテン144の幅方向の広い範囲にわたって窓枠18の上面との接触性を高く確保できる。さらに、分岐流路150Dを流れたエアにより、エアバッグカーテン144全体にわたってエアを行き渡らせることができる。
そして、エアがエア流路150全体に行き渡り、エアバッグカーテン144が展開状態になると、接触子116が検出子118に接触するので、制御回路38はエア供給源112の駆動を停止し、エアバッグカーテン本体144Bへのエアの供給も停止される。また、エアバッグカーテン144の展開状態では、延出部104Lが窓枠18の上面および側面に接触している。
このようにして、展開状態、すなわち遮蔽状態のエアバッグカーテン144により、第四実施形態の建物開口部構造142においても、第一実施形態〜第三実施形態の建物開口部構造と同様に、窓ガラス20の破片の室内側への飛散や、脱落した窓ガラス20の室内側への急激な倒れこみを抑制できる。また、第三実施形態の建物開口部構造102と同様に、エアバッグカーテン本体144Bに延出部104Lを設けたことで、このような延出部104Lを設けない構造と比較して、エアバッグカーテン144と窓枠18との隙間を小さくでき、隙間からガラス片が飛び出したり、隙間に建物内の家具、家電品、小物等の家財道具が入り込んだりすることを防止できる。
また、第四実施形態の建物開口部構造142においても、エアバッグカーテン本体144Bがエアで膨張されているので、エアバッグカーテン本体144Bに外部から上記の家財道具等が当たったときには干渉材として作用し、衝撃を吸収することができる。
加えて、第四実施形態の建物開口部構造142では、エアバッグカーテン144が床面64に配設されている。したがって、展開状態のエアバッグカーテン144と床面との間に隙間が発生せず、上記した家財道具等が入り込むことがない。
図9(A)及び(B)には、本発明の第五実施形態の建物開口部構造172が示されている。第五実施形態の建物開口部構造172では、第一実施形態の建物開口部構造12と略同一の構成とされているが、カーテン28を駆動して開口状態と遮蔽状態の間を変位させる変位手段の構成のみ第一実施形態と異なっている。以下では、第五実施形態に関し、第一実施形態と異なっている点のみを説明する。
すなわち、第五実施形態の建物開口部構造172では、第一実施形態のリニアモータ32に代えて、モータ176と無端状ワイヤー178を用いた駆動機構174が用いられている。モータ176は、図9に示した例ではカーテンレール22の左端22Lに固定されている。そして、このモータ176の回転駆動力を受けて回転する駆動プーリー180がカーテンレール22の左端22Lの近傍に回転可能に支持されている。また、カーテンレール22の右端22Rの近傍には、モータ176の回転駆動力を受けることなく自由に回転可能な従動プーリー182が支持されている。そして、無端状ワイヤー178は、駆動プーリー180と従動プーリー182とに掛け渡されている。
駆動カーテンランナー24Mは、取付片184を介して、無端状ワイヤー178の下側部分に取り付けられている。したがって、モータ176が矢印M1方向に回転することで、無端状ワイヤー178の下側部分が矢印M2方向に移動し、カーテン28が開口状態から遮蔽状態へと変位する。もちろん、モータ176を逆転させたときには、カーテン28は遮蔽状態から開口状態へと変位する。
このように、本発明に係る遮蔽部材としてカーテンを用いた構成では、このカーテンを開口状態から遮蔽状態へ(あるいは逆に遮蔽状態から開口状態へ)変位させるための変位手段は、第一実施形態や第二実施形態のようにリニアモータ32を用いたものや、第5実施形態のようにモータ176と無端状ワイヤー178を用いたものなど、特に限定されない。これら以外にも、たとえばバネの付勢力を利用可能とし、通常状態ではこの付勢力が駆動カーテンランナー24Mに作用せず、地震時等の場合にのみ駆動カーテンランナー24M等に作用させる構成でもよい。さらに、ソレノイドや、空気圧、油圧等で伸縮するピストンを用いてもよい。これら各種の変位手段は、たとえば第二実施形態の建物開口部構造62等にも適用できる。
また、本発明の遮蔽部材としても、上記したカーテン28やエアバッグカーテン104、エアバッグカーテン144に限定されない。たとえば、布材をロール状に巻き取って開閉するもの(ロールスクリーン)やブラインド等、一般にウインドウトリートメントと称される部材を用いてもよい。このようなウインドウトリートメント部材としては、汎用のものを用いることも可能であり、低コストで本発明の建物開口部構造を構成できる。
また、遮蔽部材を開口状態から遮蔽状態へと変位させるときの判断基準としても、上記では加速度センサ40によって検出された加速度を用いたが、これに限定されない。たとえば、緊急地震速報を受信可能な受信部を備えるようにし、推定される震度が閾値を超える場合に変位手段を駆動して、遮蔽部材を開口状態から遮蔽状態へと変位させる構成でもよい。開口状態から遮蔽状態へと変位させるときの閾値としても、建物の強度や、窓ガラスの強度(割れやすさ)、窓枠への嵌め込みの状態等に応じて適宜設定できる。
本発明において、遮蔽部材の「開口状態」としても、上記では、窓16(開口部)を完全に開口している必要はなく、部分的に開口している(たとえばカーテン28が半開きになっている)状態も含まれる。また、この開口部分からガラス片等が飛散する可能性がある場合には、遮蔽部材によって窓16(開口部)を完全に遮蔽しなくても、開口部分を少なくするだけでも、ガラス片等の飛散を抑制できる。この点で、本発明における遮蔽部材の「遮蔽状態」も、開口部を完全に遮蔽した状態だけでなく、「開口状態」と比較して、開口部分を少なくしていていればよい。逆に言えば、本発明の「開口状態」は、遮蔽状態との比較において開口部を広く開口していればよい。
本発明に係る開口部としても、建物の外壁に設けられた窓16に限定されず、開口部にはめ込まれた部材(建物に振動が作用したときに飛散を抑制される部材)も窓ガラス20に限定されない。たとえば、建物の内部の壁(内壁)にも、必要に応じて窓が形成されて窓ガラスがはめ込まれることがあるが、このような構造にも本発明を適用できる。さらに、外壁や内壁に取り付けられた扉に関しても、地震時に破損による飛散や脱落が想定される場合には、本発明の適用対象となる。
また、窓16の他にも、建物の外壁や内壁の近傍に、地震の振動等によって倒れたり落下したりする可能性がある部材(たとえば壁に掛けられたパネルや、壁際の調度品等)が配置されている場合に、このような倒れや落下を防止する目的で本発明を適用することも可能である。
本発明の第一実施形態に係る建物開口部構造の概略構成を(A)はカーテンの開口状態、(B)はカーテンの遮蔽状態で示す正面図である。 本発明の第二実施形態に係る建物開口部構造の概略構成をカーテン遮蔽状態で示す正面図である。 本発明の第二実施形態に係る建物開口部構造を構成するカーテンの上部を拡大して示す正面図である。 (A)は本発明の第二実施形態に係る建物開口部構造を構成するカーテンの保持部材を一部破断して示す説明図であり、(B)および(C)はいずれも、保持部材が互いに接触した状態を示す説明図である。 本発明の第三実施形態に係る建物開口部構造の概略構成をカーテンの遮蔽状態で示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。 本発明の第三実施形態に係る建物開口部構造を構成するカーテンの下部を部分的に拡大して示す説明図であり、(A)は正面図、(B)は側面図である。 本発明の第四実施形態に係る建物開口部構造の概略構成をカーテンの遮蔽状態で示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。 本発明の第四実施形態に係る建物開口部構造を構成するカーテンの上部を部分的に拡大して示す説明図であり、(A)は正面図、(B)は側面図である。 本発明の第五実施形態に係る建物開口部構造の概略構成を(A)はカーテンの開口状態、(B)はカーテンの遮蔽状態で示す正面図である。
符号の説明
12 建物開口部構造
14 外壁
16 窓
18 窓枠
20 窓ガラス
22 カーテンレール
24 カーテンランナー
26 カーテンフック
28 カーテン(ウインドウトリートメント部材、遮蔽部材)
32 リニアモータ(変位手段)
34 永久磁石
36 コイル
38 制御回路(制御手段)
40 加速度センサ
62 建物開口部構造
64 床面
66 カーテンレール
68 カーテンランナー
70 カーテンフック
72 ワイヤー部材
74 保持部材
82 永久磁石
84 鉄板
86 接触センサ(遮蔽検知センサ)
102 建物開口部構造
104 エアバッグカーテン(伸長部材、遮蔽部材)
104L 延出部
106 格納部
110 エア流路
112 エア供給源(変位手段)
114 設置センサ(遮蔽検知センサ)
142 建物開口部構造
144 エアバッグカーテン(伸長部材、遮蔽部材)
146 格納部
150 エア流路
152 ガイドレール
154 ガイドランナー
172 建物開口部構造
174 駆動機構
176 モータ
178 無端状ワイヤー

Claims (5)

  1. 建物に設けられ、建物の開口部を少なくとも部分的に遮蔽する遮蔽状態とこの遮蔽状態よりも開口部を広く開口させる開口状態と、の間で状態変位可能とされた遮蔽部材と、
    前記遮蔽部材を前記開口状態から前記遮蔽状態へと変位させる変位手段と、
    地震発生情報の受信と、前記建物に作用した振動の検知の少なくとも一方によって、前記遮蔽部材が前記遮蔽状態へと変位するように前記変位手段を駆動する制御手段と、
    を有することを特徴とする建物開口部構造。
  2. 前記制御手段が、受信した地震発生情報による地震の震度、又は検知した振動の程度が閾値を超えた場合に前記変位手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の建物開口部構造。
  3. 前記遮蔽部材が前記開口部に対応して前記建物に取り付けられたウインドウトリートメント部材であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の建物開口部構造。
  4. 前記開口部が、内部に流体を流入可能とされ、流入された流体によって前記開口状態から前記遮蔽状態へと伸長する伸長部材であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の建物開口部構造。
  5. 前記遮蔽部材に設けられ、前記遮蔽状態となったことを検知して前記制御手段にその情報を伝達する遮蔽検知センサ、を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の建物開口部構造。
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