JP2009034222A - アイランド型キッチン - Google Patents

アイランド型キッチン Download PDF

Info

Publication number
JP2009034222A
JP2009034222A JP2007199666A JP2007199666A JP2009034222A JP 2009034222 A JP2009034222 A JP 2009034222A JP 2007199666 A JP2007199666 A JP 2007199666A JP 2007199666 A JP2007199666 A JP 2007199666A JP 2009034222 A JP2009034222 A JP 2009034222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
kitchen
opening
cooking
cooking container
shutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007199666A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Goto
浩 後藤
Tokitsune Yoshida
宗玄 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cleanup Corp
Original Assignee
Cleanup Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cleanup Corp filed Critical Cleanup Corp
Priority to JP2007199666A priority Critical patent/JP2009034222A/ja
Publication of JP2009034222A publication Critical patent/JP2009034222A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ventilation (AREA)
  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)

Abstract

【課題】調理用容器からの気流を効率よく排出する。
【解決手段】キッチン台11の直上に設けられ、下方に向けて開口されたレンジフード221と、加熱された調理用容器20からの気流を排出する排気口222とを有する換気装置220と、開口の端部から離間させて開口中央を被覆する整流板232と、整流板232周囲と開口の端部との間に形成された吸引口237に順に配列された複数のシャッター231と、各シャッター231を互いに独立して開閉自在に制御する制御ブロック300と、調理用容器20からの気流の吸引口237における到達位置を検出する煙センサ303とを備え、制御ブロック300は、煙センサ303により検出された到達位置に近接する少なくとも一のシャッター231を開放する。
【選択図】図10

Description

本発明は、キッチンルームの壁面から離間した位置に配設され、ユーザが対面して調理可能ないわゆるアイランド型キッチンに関し、特に調理用容器からの気流を効率よく排出する際に好適なアイランド型キッチン、アイランド型キッチン用換気システムに関する。
キッチンは、単に調理作業を行うためのスペースのみならず、家族や友人とのコミュニケーションツールとしても注目されてきている。特に近年において普及しつつある、いわゆるアイランド型キッチンは、キッチンセットの一部又は全部を島のようにしてキッチンルーム壁から離間させ独立させたキッチンである。このアイランド型キッチンは、コンロ、シンク、調理台の全てを島の部分に設置したものもあれば、これらを島部分と壁沿いに分割して設置するものである。
このアイランド型キッチンは、キッチンとリビングの境界を無くすことも可能となり、調理する人が孤立することなく、オープンな空間で家族や友人と対面しながら調理を行うことができ、新たなライフスタイルを提供することも可能となる。
ところで、このアイランド型キッチンでは、加熱調理時に発生した湯煙や水蒸気を排出し、換気を行うためには、キッチン台における少なくともコンロの直上において排気ファンを設置する必要があった。しかしながら、このアイランド型キッチンは、キッチンルームの壁から離間しているため、調理用容器からの湯煙や水蒸気を壁に沿わせて排気ファンへと導くことができず、周囲に拡散してしまう。その結果、このアイランド型キッチンにおいては、調理用容器の湯煙等の排出効率が悪化してしまうという問題点が生じていた。
このため、従来のアイランド型キッチンにおいては、例えば特許文献1に示すようにエアカーテン装置による吹き上げとレンジフードによる吸引とによって、エアをプッシュ・プル方式により排出可能とした技術が提案されている。エアカーテン装置によりエアカーテンを確実に形成させ、湯煙や水蒸気をレンジフードへと案内することを期待したものである。
実用新案登録第3099302号 特開2006−230516号公報
しかしながら、この従来のアイランド型キッチンでは、エアカーテン装置をあくまでキッチン台の内部に実装する構成としている。実際にこのエアカーテン装置をキッチン台に実装するためには、少なくとも送風ファンや、エアチャンバ、更には送風ファンに連結する空気通路等をこのキッチン台内部に設ける必要があった。このためキッチン台の製作労力の負担が増加することに加え、このエアカーテン装置を内部に実装しなければならない分において構成が必然的に大掛かりになり、アイランド型キッチンの形状を決める上で、その分制約が負荷されるという問題点があった。
また、アイランド型キッチンでは、ユーザの調理位置の自由度を高くすることができるというメリットもある。これにより、2人以上のユーザがアイランド型キッチンを挟んで両側に立ち、互いに対面して調理を行うこともできるし、1人のユーザが調理を行う場合には、アイランド型キッチンの何れか任意の側を選んで調理を行うことができる。また、このアイランド型キッチンの特色として、複数にユーザが一つのキッチン台に互いに対面して、或いは一方の側に並んで、同時に加熱調理を行うことができるという特色もある。このため、アイランド型キッチンにおいて同時に加熱調理を行う位置や数は、その都度変化する可能性がある。
しかしながら、上記引用文献1に記載の如きエアカーテン装置をキッチン台内部に実装する構成では、レンジフードを実際に施工する際において、加熱エリアの広さに合わせて、レンジフードの間口を選び出し、取り付けてそのまま固定してしまう構成であった。このため、加熱エリアが広い場合には、その加熱範囲に対応した全幅が大きいレンジフードを取り付けることになるが、単位面積当りの吸い込み圧力が低下し、捕集能力が悪化してしまうという問題点があった。また、アイランド型キッチンにおいて加熱調理を行う位置の数が少ない場合には、実際に加熱調理を行う加熱範囲そのものは狭くなり、また加熱調理を行う位置の数が増加する場合には、加熱範囲は広くなる。このため、加熱範囲が狭い場合にも同一の間口からなるレンジフードで湯煙や水蒸気を吸引する構成では、吸引効率が悪化してしまうという問題点がある。
また、特許文献2においては、調理用容器が載置される天板の下部において少なくとも調理用容器が載置可能な位置に応じた空間を形成し、かかる空間内にコイルユニットを移動自在に配置し、天板上における調理用容器の載置位置を識別するとともに、その識別した調理用容器の載置位置へコイルユニットを移動させる技術が開示されている。
これにより、調理用容器が天板上の任意の位置に載置された場合であっても、その載置位置を自動的に識別し、かかる載置位置へコイルユニットを移動させることができ、さらには、そのコイルユニットにより発生される高周波磁界により調理用容器を誘導加熱することが可能となる。即ち、ユーザは、天板上の好みの箇所に調理用容器を載置するだけでよく、残りのコイルユニットの位置調整は、全てシステムキッチンが自動的に実行してくれることになり、配置のバリエーションを僅かに改変する場合においても、労力の負担を軽減することが可能となる。
このような形態においては、調理用容器は天板上の好みの箇所において載置されて加熱調理されることになるため、上述した調理用容器からの湯煙や水蒸気は、天板上のあらゆる任意の箇所において発生しえるものと想定される。かかる場合において、上述した特許文献1の開示技術のようにエアカーテン装置をユニット台内部に完全に固定してしまう構成では、全ての加熱調理箇所からの湯煙や水蒸気をレンジフードに案内することが不可能になる。
即ち、この特許文献2に示すように、ユーザが天板上の好みの箇所に調理用容器を載置して加熱調理を行うことができるシステムにおいて、調理用容器からの湯煙や水蒸気をレンジフードを介して確実かつ高効率に排気することができるシステムが特に望まれていた。
そこで、本発明は、上述した課題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、アイランド型キッチンにおける調理用容器からの気流を効率よく排出するとともに、ユーザが天板上の好みの箇所に調理用容器を載置して加熱調理を行う際にも調理用容器からの湯煙や水蒸気を高効率に排気可能なアイランド型キッチン、アイランド型キッチン用換気システムに関する。
本発明を適用したアイランド型キッチンは、上述した課題を解決するために、キッチンルームの壁面から離間した位置に配設され、少なくとも調理用容器を加熱調理するための加熱調理手段が設けられた対面型のキッチン台と、上記キッチン台の直上に設けられ、下方に向けて開口されたレンジフードと、上記加熱調理手段により加熱された調理用容器からの気流を排出する排気口とを有する換気装置と、上記開口の端部から離間させて開口中央を被覆する整流板と、上記整流板周囲と上記開口の端部との間に形成された吸引口に順に配列された複数のシャッターと、上記各シャッターを互いに独立して開閉自在に制御する制御手段と、上記調理用容器からの気流の上記吸引口における到達位置を検出する検出手段とを備え、上記制御手段は、上記検出手段により検出された到達位置に近接する少なくとも一の上記シャッターを開放することを特徴とする。
本発明を適用したアイランド型キッチン用換気システムは、上述した課題を解決するために、キッチンルームの壁面から離間した位置に配設されるとともに少なくとも調理用容器を加熱調理するための加熱調理手段が設けられた対面型のキッチン台の直上に設けられる換気システムにおいて、下方に向けて開口されたレンジフードと、上記加熱調理手段により加熱された調理用容器からの気流を排出する排気口とを有する換気装置と、上記開口の端部から離間させて開口中央を被覆する整流板と、上記整流板周囲と上記開口の端部との間に形成された吸引口に順に配列された複数のシャッターと、上記各シャッターを互いに独立して開閉自在に制御する制御手段と、上記調理用容器からの気流の上記吸引口における到達位置を検出する検出手段とを備え、上記制御手段は、上記検出手段により検出された到達位置に近接する少なくとも一の上記シャッターを開放することを特徴とする。
上述した構成からなる本発明では、調理用容器から舞い上がってきた湯煙等の位置を煙センサを介して検出し、検出位置に近接するシャッターを開放することが可能となる。即ち、湯煙が舞い上がってきた箇所近傍のシャッターのみを開放させ、それ以外のシャッターを閉めておくことができることから、開放させているシャッターにおける吸引口のみの吸い込み圧力を相対的に高くすることが可能となり、ひいては舞い上がってきた湯煙の吸い込み性能を向上させることが可能となる。即ち、本発明では、調理用容器からの湯煙や水蒸気が舞い上がってきた箇所について排気を集中的に行うことが可能となり、しかもその湯煙等が舞い上がってきた箇所の識別と、これに基づくシャッターの開閉動作を全て自動的に行うことが可能となることから、ユーザの負担の軽減を図ることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態として、飲食店や家庭等において食物を調理する際に適用されるシステムキッチンについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明を適用したシステムキッチン1は、少なくともワークトップ又はカウンター(以下、これらを天板という)を有するシステムキッチンであって、図1に示すように、キッチン台11と、このキッチン台11における上面を被覆する天板13と、この天板13に隣接する流し台領域Aにおいて形成されたシンク14とを備えている。以下では、システムキッチン1を、キッチンの作業台を壁面から離間させ、島(Island)型に設けたいわゆるアイランドキッチンとして適用する場合について説明をする。
キッチン台11は、例えば前面側に片開き可能に軸着されている図示しない扉や収納用引出を設けてもよく、これら各扉や収納用引出内には、主として台所用具や食器等を収納可能な棚やケース等を設けるようにしてもよい。このキッチン台11は、ユーザが対面側Eに直立するユーザと、対面側Fに直立するユーザとが互いに対面して調理することが可能ないわゆる対面型のキッチン台として構成される。ユーザは、このキッチン台11を一人で利用する場合には、対面側Eに直立して調理を行うか、対面側Fに直立して調理を行うかを自由に選ぶこともできる。
シンク14には、水切り用の凹み部等が形成されており、底面には排水口が設けられている。このシンク14において、凹み部並びに排水口は、プレス成形や注型成形、インジェクション成形等の方法により互いに一体に成形されている。シンク14の材質は、特に限定されるものではないが、耐熱性のある樹脂やステンレス鋼板等の金属を用いることも可能である。
天板13は、表面が平滑なガラス板で構成されている。この天板13上には、食材等を加熱調理するための調理鍋やポット等に代表される調理用容器や、実際に食材を切り刻み、加工するためのまな板がユーザ任意の位置に載置可能な構成とされている。この天板13は、全ての領域が同素材で構成される場合に限定されるものではなく、後述するコイルユニットを配置する範囲について上述の如きガラス板等で構成されていればよい。
この天板13上には、調理用容器が複数に亘り任意の位置に載置される場合もあるし、まな板以外に、図示しない食器篭や炊飯器、ジューサー等といった各種調理用容器20がそれぞれ任意の位置に載置される場合もある。即ち、この天板13は、調理用容器20が載置される可能性があることから、耐熱性、耐衝撃性、耐薬品性、機械的強度に優れた材料で構成する必要があるところ、通常、耐熱ガラスやセラミックス等で構成される。
ちなみに、本発明を適用したシステムキッチン1では、天板13上に載置された調理用容器20につき、IHヒーターを利用して誘導加熱する。実際にこの誘導加熱は、天板13の下部に配設されたコイルユニット3を介して実行していくことになる。また、このシステムキッチン1では、ユーザがこれらコイルユニット3を操作するための操作板95が天板13側方に配設されてなるとともに、この操作板95を介してユーザの操作を受けてコイルユニット3に制御信号を送信するための中央制御ユニット94が内部に実装されている。
図2は、システムキッチン1における天板13を開放した状態を示している。コイルユニット3は、少なくとも1箇所に亘り移動自在に配置されてなる平板状のベースプレート4に搭載されている。以下では、図1に示すように、天板13の長手方向Xに4列のベースプレート4a〜4dを配列させた場合を例にとり説明をする。このとき、ベースプレート4a〜4dをユーザによる指示に基づいて制御することとする。ちなみに、以下の説明においては、このベースプレート4の個数を4つとする場合を例にとり説明をするが、かかる個数に限定されるものではない。
また、これらベースプレート4a〜4dは、天板13の幅方向Yに移動自在とされているものとする。なお天板13上には、これらベースプレート4a〜4dが配列されている箇所に応じたマーキングが描かれていてもよい。
ベースプレート4は、天板13下部における空間19中に配設される。この空間19は、天板13と底板の周囲を側壁で囲むことにより形成された開空間として構成される。ちなみに、この空間19は、天板13上において調理用容器20が載置可能な位置に対応させて形成されている。
このようにシステムキッチン1においては、コイルユニット3a〜3d(ベースプレート4a〜4d)を幅方向Yに移動させることができるため、天板13上の略全ての領域で、鍋等の調理用容器を誘電加熱することができる。即ち、本実施形態のシステムキッチン1は、流し台領域A以外の領域が、従来のコンロ領域及び調理台ユニット領域の両方の機能を兼ね備えた加熱調理領域Dとして機能させることが可能となる。このため、ユーザは、天板13上の任意の位置で加熱調理を行うことができると共に、天板13上の任意の位置でまな板等を載置して調理を行うことができ、更には天板13上の任意の位置に各種調理用機器を載置することができる。
また、このシステムキッチン1は、図1に示すように、キッチン台11の直上に設けられ、下方に向けて開口されたレンジフード221と、加熱される調理用容器20からの気流を排出する排気口222とを有する換気装置220を備えている。
レンジフード221は、調理用容器20から上昇してくる湯煙や水蒸気を取り込む。排気口222は、レンジフード221により取り込まれた湯煙や水蒸気を外部へと排出する。この排気口222には、図示しないファンが取り付けられ、これを回転させることにより湯煙や水蒸気を外部へと容易に排出させることが可能となる。
図3は、コイルユニット3を駆動させるための機構を示している。コイルユニット3は、夫々縦方向Yに伸びるレール256に係合するレール係合部材257上に載置されている。このレール係合部材257は、駆動モータ260及びギアボックス258等からなる移動制御部によってレール256上を移動する。
図4は、換気装置220を斜め下側から見た斜視図を示している。また、図5は、この換気装置220の底面図である。
換気装置220は、レンジフード221において下方に向けて設けられた開口の端部234aから離間させて開口中央を被覆する整流板232と、この整流板232の周囲232aと、開口の端部234aとの間に形成された吸引口237に順に配列された複数のシャッター231とを備えている。
整流板232は、例えば金属製で構成されてなり、レンジフード221に形成されている開口よりも小面積となるように構成されている。この整流板232は、吸引口237から吸い込んだ湯煙や水蒸気の吸い込み経路を調整するために設けられている。即ち、この整流板232を開口中心に設けることにより、天板13から上がってくる湯煙や水蒸気は、この整流板232周辺の吸引口237を介して吸い込まれていくことになる。
図6は、この吸引口237周辺の側断面図を示している。吸引口237は、シャッター231を開閉させることにより開放され、又は閉鎖されることになる。シャッター231は、断面略半円形状に構成されている。吸引口237から吸引された湯煙等は、グリスフィルタ242を介してファン243により排気口222へと排気されていくことになる。
図7は、このシャッター231を開閉するための開閉機構251の斜視図である。開閉機構251は、シャッター231の側面において形成された2つの突起253と、このシャッター231の両側面を狭持する側板252と、シャッター231の後端を噛着するためのクリップ255と、この先端がこのクリップ255に取り付けられたシリンダ258を図中矢印方向へ自在に駆動するためのアクチュエータ256とを備えている。
シャッター231側面の2つの突起253は、それぞれ側板252に形成されたガイドレール252に嵌合される。ガイドレール252は、側板252において形成された溝として構成され、当該溝の形状は、シャッター231の駆動方向に対応したものとされている。
アクチュエータ256は、送られてきた信号に基づいてシリンダ258を駆動させる。このシリンダ258の駆動により、その先端に取り付けられたクリップ255に噛着されたシャッター231を駆動させることができる。このときシャッター231は、その側面における突起253がガイドレール252に案内されながら図中矢印方向へと駆動されることになり、ひいては吸引口237を開閉させることが可能となる。
図8は、シャッター271の他の開閉機構272を示している。開閉機構272は、シャッター271を開閉させるためのモーター274と、このモーター274とシャッター271の回転中心との間を連結しているワイヤー273とを備えている。モーター274の回転に応じてワイヤー273が巻き取られ、これに伴ってシャッター271が立ち上がることにより、吸引口237が開放されることになる。同様に、モーター274の回転に応じて一度巻き取られたワイヤー273が巻き戻され、これに伴ってシャッター271が立ち下げられることにより、吸引口237が閉鎖されることになる。即ち、モーター274の回転に応じてこのシャッター271を開閉自在に制御することができる。
ちなみに、このワイヤー273を介してモーター274を接続する代替として、シャッター271の回転中心軸にシャフトを一体化させたモーター275を設けるようにしてもよい。
図9は、シャッター271の他の開閉機構290を示している。図9(a)に示すように、開閉機構290は、モーター281と、シャッター280と、このシャッター280に一体的に取り付けられた押し出し棒282と、押し出し棒282に一端が取り付けられ、他端にモーター281が取り付けられたチューブワイヤー283とを備えている。ちなみに、図9(b)は、このシャッター280に取り付けられた押し出し棒282、チューブワイヤー283の斜視図である。
モーター281の回転に応じてチューブワイヤー283が巻き取られ、これに伴って押し出し棒282に取り付けられたシャッター280が引き込まれ、吸引口237が開放されることになる。また、モーター281を逆回転させると、一度巻き取られたチューブワイヤー283が巻き戻され、これに伴って押し出し棒282を介してシャッター280が押し出され、吸引口237を閉めることになる。
ちなみに、これら各シャッター231、271、280はそれぞれ開閉機構251、272、290により独立して制御可能とされている。以下、シャッター271を開閉させるための開閉機構272を例にとり、それぞれモーター274を独立して制御するための制御ブロック300について図10を参照しながら詳細に説明をする。
制御ブロック300は、中央制御ユニットとしてのマイコン301と、このマイコンにそれぞれ接続されている煙センサ303、手動指示部306、切替スイッチ304とを備え、切替スイッチ304にはそれぞれモーター274が接続され、さらにこのモーター274並びに切替スイッチ304には、電源回路302が接続されている。
マイコン301は、例えばCPU(Central Processing Unit)等で構成され、煙センサ303により検出された検出情報に基づいて、切替スイッチ304を開閉させる。
煙センサ303は、以下の説明において4つの煙センサ303a〜303dにより構成される場合を例にとり説明をする。即ち、シャッター271a〜271dが4箇所に亘り形成されており、これらシャッターを独立に開閉させるためにモーター274a〜274dが設けられている場合を想定している。
煙センサ303は、光の光路に侵入した煙粒子からの散乱光強度を受光することにより、調理用容器20からの湯煙等の存在を検出する光電式のセンサ等で構成されている。煙センサ303aは、シャッター271a近傍に舞い上がってきた調理用容器20からの湯煙や水蒸気の有無を検出する。煙センサ303bは、シャッター271b近傍に舞い上がってきた調理用容器20からの湯煙や水蒸気の有無を検出する。煙センサ303cは、シャッター271c近傍に舞い上がってきた調理用容器20からの湯煙や水蒸気の有無を検出する。煙センサ303dは、シャッター271d近傍に舞い上がってきた調理用容器20からの湯煙や水蒸気の有無を検出する。実際に各シャッター271の近傍に舞い上がってきた湯煙等を検出するためには、各煙センサ303を当該シャッター271の近傍に配設するようにしてもよい。各煙センサ303a〜303dにより検出された湯煙等の有無に関する情報は、マイコン301へと送られる。
切替スイッチ304は、マイコン301による制御の下、電源回路302から各モーター274に至る電流経路をON/OFFするための電磁リレーその他電気式、機械式のスイッチで構成されている。この切替スイッチ304をONさせることにより、電源回路302から各モーター274に対して通電されることになり、各モータ274を回転させることによりシャッター271を開閉させることが可能となる。
手動指示部306は、ユーザが実際に操作するためのボタン並びにスイッチ等により構成され、ユーザからの入力を受け付けた場合には、その入力情報をマイコン301へと通知する。
このようなブロック構成からなる制御ブロック300においては、例えばシャッター271bの近傍において湯煙等が舞い上がってきたときにはこれを煙センサ303bにより検出した上で、当該湯煙等を検出した旨をマイコン301へと通知する。マイコン301は、この煙センサ303bからの通知を受けて切替スイッチ304bをON動作させる。この切替スイッチ304bのON動作に伴って電源回路302からの電流によりモーター274bが通電され、シャッター271bを開けることが可能となる。他のシャッター271に対しても同様に湯煙が検出された場合には、同様の動作に基づいてそれぞれ独立してモーター274bをマイコン301による制御の下、シャッター271を独立して開閉動作させることが可能となる。
このように本発明では、調理用容器20から舞い上がってきた湯煙等の位置を煙センサ303a〜303dを介して検出し、検出位置に近接するシャッター271を開放することが可能となる。即ち、図11に示すように、湯煙が舞い上がってきた箇所近傍のシャッター271のみを開放させ、それ以外のシャッター271を閉めておくことができることから、開放させているシャッター271における吸引口237のみの吸い込み圧力を相対的に高くすることが可能となり、ひいては舞い上がってきた湯煙の吸い込み性能を向上させることが可能となる。即ち、本発明では、調理用容器20からの湯煙や水蒸気が舞い上がってきた箇所について排気を集中的に行うことが可能となり、しかもその湯煙等が舞い上がってきた箇所の識別と、これに基づくシャッターの開閉動作を全て自動的に行うことが可能となることから、ユーザの負担の軽減を図ることが可能となる。
上述した図10の例では、シャッター271を開閉させるための開閉機構272を例にとり説明をしたが、他の開閉機構251、290も同様の動作を行わせることにより、上述した効果を得ることができることは勿論である。
また、上述した例においては、煙センサ303により検出された湯煙等の到達位置に近接する一のシャッター271を開放する場合を例にとり説明をしたが、かかる場合に限定されるものではなく、湯煙等の到達位置に近接する2以上のシャッター271を開放するようにしてもよい。
また、本発明では、アイランド型キッチンとして構成し、しかも調理用容器20は天板13上の好みの箇所において載置されて加熱調理される構成としている。このため、上述した調理用容器からの湯煙や水蒸気は、天板上のあらゆる任意の箇所において発生しえるものと想定されるが、これら調理用容器20からの湯煙や水蒸気をレンジフード221を介して確実かつ高効率に排気することができる。
本発明を適用したシステムキッチンの斜視図である。 システムキッチンにおける天板を開放した状態を示す図である。 コイルユニットを駆動させるための機構を示す図である。 換気装置を斜め下側から視認した状態を示す斜視図である。 換気装置を底面側から視認した状態を示す図である。 吸引口周辺の側断面図を示す図である。 このシャッターを開閉するための開閉機構の斜視図である。 シャッターの他の開閉機構を示す図である。 シャッターの更なる他の開閉機構を示す図である。 モーターを独立して制御するための制御ブロックについて説明するための図である。 湯煙が舞い上がってきた箇所近傍のシャッターのみを開放させ、それ以外のシャッターを閉めておく例を示す図である。
符号の説明
1 システムキッチン
3 コイルユニット
4 ベースプレート
11 キッチン台
13 天板
14 シンク
20 調理用容器
95 操作板
220 換気装置
221 レンジフード
222 排気口
231 シャッター
232 整流板
234 端部
237 吸引口
300 制御ブロック
303 煙センサ

Claims (2)

  1. キッチンルームの壁面から離間した位置に配設され、少なくとも調理用容器を加熱調理するための加熱調理手段が設けられた対面型のキッチン台と、
    上記キッチン台の直上に設けられ、下方に向けて開口されたレンジフードと、上記加熱調理手段により加熱された調理用容器からの気流を排出する排気口とを有する換気装置と、
    上記開口の端部から離間させて開口中央を被覆する整流板と、
    上記整流板周囲と上記開口の端部との間に形成された吸引口に順に配列された複数のシャッターと、
    上記各シャッターを互いに独立して開閉自在に制御する制御手段と、
    上記調理用容器からの気流の上記吸引口における到達位置を検出する検出手段とを備え、
    上記制御手段は、上記検出手段により検出された到達位置に近接する少なくとも一の上記シャッターを開放すること
    を特徴とするアイランド型キッチン。
  2. キッチンルームの壁面から離間した位置に配設されるとともに少なくとも調理用容器を加熱調理するための加熱調理手段が設けられた対面型のキッチン台の直上に設けられる換気システムにおいて、
    下方に向けて開口されたレンジフードと、上記加熱調理手段により加熱された調理用容器からの気流を排出する排気口とを有する換気装置と、
    上記開口の端部から離間させて開口中央を被覆する整流板と、
    上記整流板周囲と上記開口の端部との間に形成された吸引口に順に配列された複数のシャッターと、
    上記各シャッターを互いに独立して開閉自在に制御する制御手段と、
    上記調理用容器からの気流の上記吸引口における到達位置を検出する検出手段とを備え、
    上記制御手段は、上記検出手段により検出された到達位置に近接する少なくとも一の上記シャッターを開放すること
    を特徴とするアイランド型キッチン用換気システム。
JP2007199666A 2007-07-31 2007-07-31 アイランド型キッチン Withdrawn JP2009034222A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007199666A JP2009034222A (ja) 2007-07-31 2007-07-31 アイランド型キッチン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007199666A JP2009034222A (ja) 2007-07-31 2007-07-31 アイランド型キッチン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009034222A true JP2009034222A (ja) 2009-02-19

Family

ID=40436724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007199666A Withdrawn JP2009034222A (ja) 2007-07-31 2007-07-31 アイランド型キッチン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009034222A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011127795A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Panasonic Corp 油煙浄化装置
KR20170125504A (ko) * 2016-05-04 2017-11-15 주식회사 파세코 레인지 후드

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011127795A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Panasonic Corp 油煙浄化装置
KR20170125504A (ko) * 2016-05-04 2017-11-15 주식회사 파세코 레인지 후드

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109416187B (zh) 用于抽排烹饪烟气的装置
US9513016B2 (en) Bottom-loading cooking appliance
KR20210137456A (ko) 호브 시스템
US20160123601A1 (en) Appliance side panel with air channel
JP5164899B2 (ja) 電磁誘導加熱調理器
JP2008082634A (ja) レンジフード
JP4789236B2 (ja) 厨房家具
JP6446672B2 (ja) 加熱調理器
JP2009011400A (ja) システムキッチン
EP1818620B1 (en) Oven having a pull out door with integral heating element and cooking grids
JP2009006049A (ja) システムキッチン
JP5064908B2 (ja) システムキッチン
JP5148198B2 (ja) アイランド型キッチン
JP2009034222A (ja) アイランド型キッチン
US20180283699A1 (en) Oven range appliance having a ventilation system
JP5191695B2 (ja) システムキッチン
CN211795810U (zh) 多功能集成智能烹饪装置
JP2007265904A (ja) システムキッチン及び誘電加熱ユニット
EP3557141A1 (en) Cooker of the freestanding type with a integrated fume extraction and filtration system
JP2003115367A (ja) 加熱調理器およびシステムキッチン
JP2008119032A (ja) 電磁誘導加熱調理器を備えた流し台
JP2015224821A (ja) レンジフード
KR100866501B1 (ko) 내부 조리공간을 갖는 후드의 배기구조
JP4729426B2 (ja) システムキッチン
JP5209188B2 (ja) システムキッチン

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20101005