JP2009034146A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】CPUやROM等の電子部品の制御基板への装着状態を監視手段が常時監視することで、改造された電子部品による不正な遊技の実行を確実に防止し得る遊技機を提供する。
【解決手段】主制御基板100にソケット110を介して装着されるCPUチップ120の任意のピンP1、P2間に短絡回路121を設ける。監視回路111が短絡回路121に対応する端子C1、C2間の電気抵抗の増大(オープン状態)を検出したときCPUチップが脱着されたと判断し、ラッチ回路112がこの状態を保持して例えばチップイネーブルの端子C3へ作動禁止信号を反転出力する。これにより、一旦CPUチップ120がソケット110から抜き取られた場合には、所定の解除操作を行わない限り、CPUチップ120の動作をさせないようにする。
【選択図】図3

Description

本発明は、スロットマシン、パチンコその他の遊技機に関し、特に不正行為を防止するための対策が講じられた遊技機に関する。
例えばスロットマシンまたはパチンコ等の遊技機にあっては、CPU、ROM及びRAM等で構成された複数の制御基板が内部に設置され、主制御基板とよばれるメインの制御基板のROMに記憶されたシステムプログラムに従って全体の遊技動作が制御されるようになっている。例えばスロットマシンの場合には、上述の主制御基板が大当たりを抽選したり、大当たり時に連続して発生する入賞回数の管理等を行っており、このような大当たりを発生させる抽選確率や連続する入賞回数などの遊技の勝敗、すなわち出玉に関係する数値データが予めROMに設定されている。
なお、上述した遊技機の主制御基板に備えられるCPUは、ROM及びRAM等の半導体メモリと、その他信号の入出力に関わるインタフェース回路等とともに1つのチップにパッケージ化されているものが一般的である。通常、かかる専用のマイコンチップ(以下これを「CPUチップ」という。)は、主制御基板に対しソケットを介して着脱可能に装着されている。
ところで、遊技者のなかには、上述のCPUチップやROM等のIC(電子部品)を不正に抜き取り、これらをより有利な条件で遊技ができるようにデータを改ざんした別のIC(裏ROM)に差し換えることで、高い配当を不当に得ようとする者がいる。このような不正行為がされると、遊技の公正さが失われるだけでなくホール側にも多大な損害を与えることとなる。
そこで、かかる不正行為を防止する対策のひとつとして、例えば特許文献1には、CPU等の制御基板への装着状態を検知するフォトセンサが設けられた遊技機が開示されている。この遊技機によると、ソケットの内側に設けられるフォトセンサがCPUの有無を常時監視し、CPUが否装着の状態を検知したときに異常の判定を行うようにしている。
特開2005−152594号公報
しかし、上述したフォトセンサのような従来のセンサを用いて電子部品の装着状態を監視する方法では、センサの存在が不正行為者に発見され易いといった課題があった。そのため、当該遊技機で一度、センサの存在が知られてしまうと、当該センサを反応させないような不正操作が行われて不正行為の再発を許してしまうおそれがあった。
本発明は、こうした課題に鑑みてなされたものであり、CPUやROM等の電子部品の制御基板への装着状態を監視手段が常時監視することで、改造された電子部品による不正な遊技の実行を確実に防止し得る遊技機を提供することを目的としている。また、本発明は、電子部品の装着状態を監視する監視手段に対する不正操作をも困難にする等の遊技機を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、基板上にソケットを介して着脱可能に装着される電子部品を含めて構成される電子制御回路により遊技動作が制御される遊技機であって、所定の前記電子部品は、予め任意に定められる少なくとも2箇所のピン端子の間が短絡若しくは一定の電気抵抗で接続された短絡回路を有しており、前記電子部品を装着するソケットのコンタクト端子のうち前記短絡回路を構成するピン端子と電気接続するコンタクト端子間の電気抵抗の変化を検出することで、当該電子部品の当該ソケットからの脱着を検知する監視手段と、前記監視手段が前記電子部品の脱着を検知したときに出力する検知信号を保持する状態保持手段と、該状態保持手段が前記検知信号を保持する間に出力する状態保持信号に基づいて、前記電子部品の作動を禁止若しくは制限する作動禁止信号を出力する作動禁止手段と、を備えていることを特徴とする。
請求項1に記載の遊技機は、例えばスロットマシン1であり、所定の電子部品である後述する実施形態の例えばCPUチップ120には、少なくとも2箇所のピン端子の間に短絡回路121が構成されている。例えば監視回路111を含んでなる監視手段は、CPUチップ120の短絡回路121を構成するピン端子P1、P2に対応するコンタクト端子C1、C2間の電気抵抗の増大を検知することで、当該電子部品であるCPUチップ120のソケットからの脱着を検知し検知信号を出力する。状態保持手段及び作動禁止手段としての例えばラッチ回路112は、この検知信号を保持し、それ以降当該電子部品の作動を禁止する作動禁止信号(例えばCPUのチップイネーブル信号をネガティブにする等)を出力する。これにより、改造された電子部品による不正な遊技の実行を防止する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機であって、所定の操作入力若しくは所定の複数の操作入力の組み合わせに応じて、前記状態保持手段に対し前記検知信号を保持する状態を解除する状態解除手段を更に備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の遊技機によれば、状態解除手段は、例えば主電源装置115のキースイッチKSWを含む複数の操作入力手段と、操作入力手段からのスイッチ出力の論理判定を行うデコード回路113等からなる。状態解除手段は、これらの所定の操作入力に応じてラッチ回路112等の状態保持手段の保持状態を解除させ、当該電子部品の作動を許可する。これにより、解除操作の手続きを複雑にし、特定者以外の者による不正な解除操作をできなくする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の遊技機であって、少なくとも前記監視手段と前記状態保持手段に所要の駆動電力を供給する予備電源が備えられていることを特徴とする。
請求項3に記載の遊技機によれば、予備電源として例えばバックアップ電源116備えるため、閉店時や夜間の電断時でも電子部品の不正な抜き取り行為を常時監視し、不正な遊技の実行を確実に防止することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の遊技機であって、前記予備電源は、主電源により充電され、当該主電源が電断されたときに少なくとも前記監視手段と前記状態保持手段に前記駆動電力を供給することを特徴とする。
請求項4に記載の遊技機によれば、例えば主電源装置115である主電源が電断されたときに例えばバックアップ電源116が監視手段と状態保持手段に駆動電力を供給するため、電子部品の不正な抜き取り行為を常時監視し、不正な遊技の実行を確実に防止することができる。
上述したように本発明の遊技機によれば、所定の電子部品に構成される短絡回路に対応するコンタクト端子間の電気抵抗の変化を監視手段が検知することで、当該電子部品のソケットからの脱着を検知する。そして、一旦、検知信号を検知するとこれを保持して以降、当該電子部品の作動を禁止する。これにより、改造された電子部品による不正な遊技の実行を確実に防止することができる。
また、所定の操作入力若しくは所定の複数の操作入力の組み合わせに応じて、前記保持状態を解除することで、解除操作の手続きを複雑にし、特定者以外の者による不正な解除操作をできなくする。
また、電子部品の装着状態を監視するためのセンサが不要となるので、従来のようにセンサを無反応にするような不正操作が行われることもなくなる。
また、電子部品を監視する監視手段の存在やその構成が不正行為者に知られ難くすることができ、監視手段に対する不正操作も困難にすることができる。
以下、本発明に係る遊技機の好適な実施形態としてスロットマシン1を説明する。図1は、スロットマシン1の外観構造を表した斜視図である。スロットマシン1は、矩形箱状のキャビネット2と、当該キャビネット2に開閉可能に取り付けられる前扉3とからなる筐体を備えている。通常時においては、図1に示されるように、前扉3がキャビネット2に対し閉塞した状態で施錠されている。
前扉3の前面側には、遊技者に面する化粧板としてのいわゆるフロントパネルが形成されている。フロントパネルの上段部には、高輝度のLEDを内蔵する上部ランプ5やコーナーランプ6a、6b、また、スピーカを内蔵する左右の放音部7a、7bなどが配設されている。
また、フロントパネル上段部の中央に、液晶表示装置8が配設されている。なお、上部ランプ5、コーナーランプ6a、6b、液晶表示装置8は、ゲームを演出する演出手段として用いられる。
フロントパネルの中段部には、平坦な樹脂板からなる中パネル9が設けられ、中パネル9の中央に形成された四角形の透明領域である表示窓9aを介して、キャビネット2内部の3個のリール10a、10b、10cが視認可能とされている。なお、各リール10a、10b、10cは、それぞれ独立して回転可能であり、それぞれの外周面に描かれた縦3個、横3列の図柄(図示略)が表示窓9aを介して変動表示されるようになっている。
中パネル9の下方には、前方に若干突出する卓状の操作卓18が形成されている。この操作卓18には、ゲームに賭けるメダルを投入するためのメダル投入部11と、ゲーム開始を操作指示するためのベットボタン12と、リール10a、10b、10cの回転開始操作をするためのスタートレバー13と、各リール10a、10b、10cの回転停止操作をするためのストップボタン14a、14b、14c等がそれぞれ所定の位置に配設されている。
フロントパネルの下段部には、スロットマシン1のモデルタイプ等を遊技者へ認識させるための、例えば登場キャラクターの絵柄(図示略)などが印刷された略四角形のプラスチック板である下パネル15が取り付けられている。
フロントパネルの最下部には、入賞等の際にメダルを払い出すためのメダル払出口16と、メダル払出口16から払い出されたメダルを貯留するための受け皿4aが形成された下皿部材4が取り付けられている。また、下皿部材4には、スピーカを内蔵する放音部17a、17bがそれぞれ左右位置に形成されている。
かかる構成のスロットマシン1は、マイコンからなる後述の主制御基板100(図2参照)によりゲーム動作が制御される。すなわち、スロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの払い出しを完了させた時、または先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。この状態において、遊技者がベットボタン12を押圧操作することにより、内部に貯留したメダル(クレジット)から当該ゲームにメダルが賭けられゲームが開始する。このゲーム開始の状態でスタートレバー13が傾倒操作されると、主制御基板100は、リール10a、10b、10cを一斉に回転させると同時に、表示窓9aに設定される有効ラインに引き込み停止制御可能な図柄の組み合せ、すなわち内部役を抽選する。
この内部抽選により何れかの内部役を当選したとき(当選した内部役を「内部当選役」ともいう)、その結果が主制御基板100のRAMの所定記憶領域に設定される内部当選フラグにセットされる。なお、この内部当選フラグがセットされ入賞が内定している状態を「内部当選状態」という。
次に、主制御基板100は、ストップボタン14a、14b、14cが押圧操作されるに応じて対応するリールを順に停止させる。そして、主制御基板100は、全てのリール10a、10b、10cが停止したのを検知した後、各リールが有効ラインに表示する図柄の組み合せと、上述の内部当選フラグで参照される当選した入賞に係る図柄の組み合せとが一致するか否か判定する。そして、何れかの有効ラインにおいて図柄が一致したとき当該入賞が確定し、配当されるメダルの数だけクレジットが加算される。また、配当された結果、クレジットがその上限を超える場合には、その上限を超える枚数分のメダルをメダル払出口16より遊技者に払い出している。
このように、スロットマシン1の遊技者は、リール10a、10b、10cを回転・停止させる遊技操作を行って変動表示した図柄が揃わなければ賭けたメダルを失うが、内部当選した組み合せで図柄を揃えることにより入賞が成立し賭けた以上のメダルを獲得し得るので、技量と運によりメダルを増やすという興趣を伴ったゲームを楽しむことができる。
次に、例えば図2に示される主制御基板100の基板上にソケット110を介して装着されるCPUチップ120を監視対象の例とした不正防止・監視手段を説明する。ここで、図2は、CPUチップ120がソケット110に装着された状態での主制御基板100の一部を表した斜視図、図3は、不正防止・監視手段の一実施形態を表したブロック図である。
ここで、所定の電子部品としてのCPUチップ120は、CPUコアと、ROM及びRAM等の半導体メモリと、その他信号の入出力に関わるインタフェース回路等が集約された、遊技機専用のワンチップマイコンとして機能し、これらチップセットがパッケージ化されたディスクリートICの形態を有している。なお、専用のワンチップマイコンを採用しない遊技機の場合には、ディスクリートのCPUまたはROM等の電子部品を監視対象として選択してもよい。
ソケット110は、主制御基板100の基板上に半田付けされて固定され、CPUチップ120がソケット110に装着されることで当該スロットマシン1を制御する所定の電子制御回路が構成されている。
図2及び図3に示されるように、CPUチップ120のリードピン端子(以下単に「ピン端子」という。)のうち、予め任意に定められる少なくとも2箇所のピン端子(図3の例ではP1とP2)が、CPUチップ120の内部の導電パターンで短絡されて接続され、これにより短絡回路121が構成されている。なお、この短絡回路121を構成するピン端子のペアをCPUチップ120の回路規模や回路パターンエリアに余裕がある限り、できるだけ多数箇所に設けることが不正に対する安全性をより向上させる上で望ましい。また、実際上、どのピン端子が短絡回路121を構成するかは特定者以外には秘密として管理される。
また、短絡回路121は、電気抵抗がゼロとしてみなせる導電パターンで短絡されるまでもなく、一定の電気抵抗特性を有する抵抗パターンで接続されるものでもよい。つまり、後述する監視回路111が定電圧源を用いて短絡回路121を監視する方式を実施形態として選択する場合には、短絡回路121の抵抗値が大きいほど暗電流を少なくし消費電力を抑制する設計ができるからである。
次に、図3に示されるように、本実施形態の不正防止・監視手段は、監視対象電子部品であるCPUチップ120内の短絡回路121と、主制御基板100上の形成される監視回路111、状態保持手段としてのラッチ回路112及びデコード回路113等とを備えている。
監視回路111は、CPUチップ120のピン端子P1、P2にそれぞれ対応するコンタクト端子C1、C2の間の電気抵抗の変化を検出する回路であり、例えば検出抵抗111aと、検出抵抗111aに並列接続される定電流源111b及び制限抵抗111cと、検出抵抗111aの両端電圧の増大を増幅して検知信号を出力するオペアンプ111d等を備えて回路構成されている。なお、監視回路111は、主制御基板100の裏面(CPUチップ120が装着される面とは反対側の面)に印刷された導電パターン101、102を介してソケット110のコンタクト端子C1、C2に接続している。
ソケット110にCPUチップ120が正しく装着された状態では、ソケット110のコンタクト端子C1、C2がCPUチップ120内の短絡回路121で短絡されるため、検出抵抗111aによる電圧降下はほぼゼロとなり、オペアンプ111dはローレベル(L)の信号を出力する。一方、CPUチップ120がソケット110から脱着されると、コンタクト端子C1、C2間が開放し、定電流源111bからの監視電流により検出抵抗111aの両端電圧が上昇してオペアンプ111dはハイレベル(H)の信号を出力する。これにより、監視回路111は、CPUチップ120のソケット110への装着状態を監視し、CPUチップ120の脱着を検知したときにハイレベル(H)の検知信号をラッチ回路112へ出力する。
状態保持手段としてのラッチ回路112は、短絡回路121からの検知信号を保持することができる、例えばフリップフロップ回路から構成される。すなわち、ラッチ回路112は、ハイレベル(H)の検知信号がセット入力Sに入力されると出力Qをハイレベル(H)に設定し、それ以降、状態解除信号がリセット入力Rに入力されるまでこの状態を保持する。
つまり、一旦、監視回路111がCPUチップ120の脱着を検知すると、ラッチ回路112はこの状態を保持するとともに、この間、出力QからCPUチップ120を動作させないようにする作動禁止信号を出力する。図3に示されるように、ラッチ回路112の出力Qは、例えば反転回路114を介してCPUチップ120のチップイネーブル(ENABLE)またはチップセレクト(SEL)端子に対応するコンタクト端子C3に導電パターン103を介して接続されている。すなわち、この作動禁止信号が出力された状態では、万が一、CPUチップ120が交換されソケット110に再装着されたとしても、そのチップイネーブル(ENABLE)またはチップセレクト(SEL)端子に反転されたローレベル(L)の信号が入力されるため、CPUチップ120の動作が禁止される。
なお、この状態保持手段は、図4に示すリレー回路で構成されるラッチ回路112Aであってもよい。この実施例によると、セット入力SでオンするスイッチSW1と、リレーR1及びリレーR1で動作するa接点RS1により自己保持回路が構成されている。すなわち一旦スイッチSW1がオンすると、リレーR1が作動すると同時にa接点RS1がオンするため、リレーR1の作動状態が保持される。そして、その間、抵抗RRの電圧降下による出力Qが出力される。
この状態でリセット入力Rへ状態解除信号が入力されスイッチSW2がオンすると、リレーR2が作動しb接点RS2がオフするため、リレーR1がオフして自己保持状態が解除される。
図3に戻り、スロットマシン1の例えば主電源装置115のメインスイッチMSWと所定鍵KEYで操作入力されるキースイッチKSW等の複数の操作入力手段と、デコード回路113とにより状態解除手段が構成されている。また、必要に応じて状態解除手段の操作入力手段に第三の操作入力スイッチSSWを加えてもよい。この第三の操作入力スイッチSSWは、例えば設定スイッチ、リセットスイッチ、精算スイッチなどであり、これら組み合わせるものであってもよい。また、第三の操作入力スイッチSSWは、スロットマシン1に既存のスイッチを代用(兼用)しないで新たに設けてもよい。
なお、状態解除手段の操作入力手段として挙げたメインスイッチMSW、キースイッチKSW、第三の操作入力スイッチSSW等はあくまでも例示であり、実際上、どのスイッチが操作入力手段を構成するかは特定者以外には秘密として管理される。
図3の例では、所定の解除操作である、例えばメインスイッチMSW、キースイッチKSW及び操作入力スイッチSSWが同時に、または所定の順序でオンされたときなどに、デコード回路113がこれを論理判定して状態解除信号を生成し、ラッチ回路112(112A)のリセット入力Rへ状態解除信号を入力する。これにより、ラッチ回路112(112A)の保持状態が解除されるとともに出力Qがローレベル(L)、すなわち作動禁止信号がネガティブとなり、CPUチップ120の動作を復帰させる。
また、予備電源としてのバックアップ電源116は、主電源装置115のメインスイッチMSWがオンのときに当該主電源装置115から供給される電流により充電され、主電源装置115が電断(電源遮断)されたときに、上述の監視回路111及びラッチ回路112、またデコード回路113に対し駆動のための所要の電力を供給するようにしている。
以上説明した不正防止・監視手段を備えたスロットマシン1によれば、所定の監視対象の電子部品であるCPUチップ120がソケット110から脱着されたのを監視回路111が検知したとき、ラッチ回路112がこの状態を保持し、それ以降CPUチップ120の動作を電気的に禁止するようにした。これにより、データやプログラムを改造した不正なCPUチップ120の差し換えによるゲームの実行を不可能にすることができる。またこれらの手段は、バックアップ電源116により駆動するため、閉店時や夜間、主電源装置115が電断されているときでも、CPUチップ120等の電子部品の抜き取り行為を常時監視し、不正なゲームの実行を確実に防止することができる。
また、CPUチップ120の装着状態を監視するためのセンサを特に用いていないため、従来のようにセンサを無反応にするような不正操作が行われることもなくなる。また、CPUチップ120を監視する監視手段はセンサを用いていないため、その存在や構成が不正行為者に知られ難くなり、これに対する不正操作(例えば監視回路111を無反応にして検知しないようにする等)も困難にすることができる。更には、短絡回路121を複数箇所に設けて輻輳させ、オープン状態を検知するコンタクト端子の箇所を増やすことにより、監視回路111を確実に動作させ安全性をより高めることができる。
また、例えばメインスイッチMSW、キースイッチKSW、操作入力スイッチSSW等の複数の操作入力手段からのスイッチ出力の論理判定の結果に基づいて、CPUチップ120の動作禁止状態を解除するようにしたので、解除操作の手続きを複雑にし、ホールの管理責任者等の特定者以外の者による不正な解除操作をできなくする。
本発明に係る遊技機の一実施形態であるスロットマシンの外観斜視図である。 図1に示したスロットマシンにおける、CPUチップがソケットに装着された状態での主制御基板の一部を表した斜視図である。 図1に示したスロットマシンに備えられる、不正防止・監視手段の一実施形態を表したブロック図である。 図3に示したラッチ回路の他の実施形態を表した回路図(ラダー図)である。
符号の説明
1 スロットマシン
2 キャビネット 3 前扉
4 下皿部材 5 上部ランプ
6a、6b コーナーランプ 7a、7b 放音部
8 液晶表示装置 9 中パネル
9a 表示窓 10a、10b、10c リール
11 メダル投入部 12 ベットボタン
13 スタートレバー 14a、14b、14c ストップボタン
15 下パネル 16 メダル払出口
17a、17b 放音部 18 操作卓
100 主制御基板
101、102、103 導電パターン 110 ソケット
111 監視回路
111a 検出抵抗 111b 定電流源
111c 制限抵抗 111d オペアンプ
112、112A ラッチ回路 113 デコード回路
114 反転回路 115 主電源装置
116 バックアップ電源 120 CPUチップ
121 短絡回路
C1、C2、C3 コンタクト端子 P1、P2 ピン端子
Q 出力 R リセット入力
S セット入力
KSW キースイッチ MSW メインスイッチ
SSW 操作入力スイッチ
R1、R2 リレー SW1、SW2 スイッチ
RS1 a接点 RS2 b接点
RR 抵抗

Claims (4)

  1. 基板上にソケットを介して着脱可能に装着される電子部品を含めて構成される電子制御回路により遊技動作が制御される遊技機であって、
    所定の前記電子部品は、予め任意に定められる少なくとも2箇所のピン端子の間が短絡若しくは一定の電気抵抗で接続された短絡回路を有しており、
    前記電子部品を装着するソケットのコンタクト端子のうち前記短絡回路を構成するピン端子と電気接続するコンタクト端子間の電気抵抗の変化を検出することで、当該電子部品の当該ソケットからの脱着を検知する監視手段と、
    前記監視手段が前記電子部品の脱着を検知したときに出力する検知信号を保持する状態保持手段と、
    該状態保持手段が前記検知信号を保持する間に出力する状態保持信号に基づいて、前記電子部品の作動を禁止若しくは制限する作動禁止信号を出力する作動禁止手段と、を備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 所定の操作入力若しくは所定の複数の操作入力の組み合わせに応じて、前記状態保持手段に対し前記検知信号を保持する状態を解除する状態解除手段を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 少なくとも前記監視手段と前記状態保持手段に所要の駆動電力を供給する予備電源が備えられていることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記予備電源は、主電源により充電され、当該主電源が電断されたときに少なくとも前記監視手段と前記状態保持手段に前記駆動電力を供給することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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