JP2009034130A - 医療用顕微鏡装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 鏡体を大きく傾斜させることも、傾斜角度を微調整することをも容易にした医療用顕微鏡装置を提供する。
【解決手段】 対象物を顕微するための光学系を有する顕微鏡の鏡体4と、この鏡体をその取付対象に揺動可能に垂下するためのボールジョイント2を備えており、ボールジョイント2のボール側6が上記取付対象53に取り付けられ、ソケット側7が上記鏡体4に連結されており、上記ボールジョイント2が、ソケット側7に、その揺動をロックし且つロックを解除するための操作部材5を有しており、上記鏡体4が、その光軸4aを、ボールジョイント2によって垂下されているときに鉛直面内で傾動させて異なる傾斜角度で固定しうるように、操作部材5に接続されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は医療用顕微鏡装置に関する。さらに詳しくは、耳鼻咽喉科、眼科、整形外科などで用いられる医療用顕微鏡装置に関する。
従来の外来処置用の医療用顕微鏡装置、たとえば耳鼻科用の顕微鏡装置としては、特許文献1に開示されたようなものが知られている。図9に示すように、この顕微鏡装置51は、その顕微操作ヘッド52がボールジョイント54を介して多関節アーム53の先端に揺動可能且つ回動可能に取り付けられたものである。上記顕微操作ヘッド52は患者の被検部を顕微するための機器である。多関節アーム53の各関節53aにおいては一般にアーム部材53b同士が鉛直面内で相互に回動可能に連結されており、関節53aの回動をロックするためのロックノブ53cが配設されている。要所の関節に介装された軸受部材55により、アーム部材53bが水平面内に回動可能にされている。多関節アームとしては、先端のアーム部材53aの水平性を維持しうるパンタグラフ式が採用されることが多い。
多関節アーム53における先端のアーム部材53bの先端には軸受部材55が配設されており、この軸受部材55によってボールジョイント54が水平面内に回動自在に支持されている。この多関節アーム53を折りたたんだり引き延ばしたり、回動させたりして顕微操作ヘッド52を任意の位置に移動させることができる。
顕微操作ヘッド52はアーム部材53bの先端にボールジョイント54と軸受部材55とによって吊り下げられた状態である。この軸受部材55は、上記アーム部材53bの先端に枢支部材56を介して鉛直面内で揺動可能に取り付けられている。さらに、この枢支部材56はロックノブ56aによって任意の揺動角度にロックされうるように構成されている。
図10および図11に示すように、顕微操作ヘッド52は、光学系が収容された鏡体57と、この鏡体57の位置決め操作を行うためのヘッド本体58と、合焦操作(焦点を合わせる操作であり、以下フォーカシングという)を行うフォーカス機構59とを有している。図10は側面図、図11は接眼レンズ側から見た図(背面図)である。この顕微操作ヘッド52の鏡体57の光軸57aは、顕微操作ヘッド52の首振り中心(ボールジョイントのボール61の中心)と重心とを結ぶ直線Yに対して垂直な面Pから斜め下方に傾斜している。フォーカス機構59はヘッド本体58に対して鏡体57をその光軸方向に相対移動させることにより、被検部等にフォーカスする機構である。
ヘッド本体58にはその左右両側にグリップハンドル(以下、単にハンドルという)60が突設されている。ここで「左右」とは、鏡体57の光軸57aを前後方向としたときの左右を意味する(以下、同じ)。上記ボールジョイント54は、内蔵されるロック用のコイルばね(図示せず)がボール61を押圧することによってロック可能に構成されている。また、左右のうちの一方のハンドル60に形成された解除レバー62を操作することにより、内蔵されたロック解除機構がこのロックを解除するようにされている。
使用者は両手でハンドル60を握り、解除レバー62によってボールジョイント54のロックを解除し、鏡体を上下に傾斜させて患者の被検部に対する位置決めを行う。解除レバー62を解放すると位置決めされた揺動位置でボールジョイント54がロックされる。また、フォーカス機構60を手動操作することによって光学系を被検部に合焦させる。使用者はこのようにして着座姿勢の被検者や横臥姿勢の患者の被検部を観察する。
ところが、一般的にボールジョイントはその構造上の制約から揺動可能角度が比較的小さいものである。したがって、前述したとおり、アーム部材53bの先端に枢支部材56を介装させることにより、操作ヘッド52が鉛直面内揺動可能に取り付けられた装置を用いることがある。そうすることにより、鏡体57の上下方向の揺動を、ボールジョイント54および枢支部材56によって二段階に行うことができ、揺動可能範囲が大きくなる。
しかし、このようにすれば新たな問題が生じる。被検部の観察に際して、鏡体57を水平状態から下方に大きく傾ける場合を例にとる。その手順は、まず、図9に二点鎖線で示すように、枢支部材56の位置から下方の全体部分を傾斜させたうえでロックノブ56aにより固定する。次いでボールジョイント54の位置から下方の顕微操作ヘッド52を揺動させて傾斜角の微調整をする。この場合、解除レバー62を操作することによりボールジョイント54のロックを解除してフリーにすると、顕微操作ヘッド52は、自重によって鉛直状態になろうとしてボールジョイント54部分から回動する。顕微操作ヘッド53の重量は一般的に5kg程度あるのでこの回動力は大きい。このような状態では鏡体を好適な傾斜角に微調整するのが容易ではない。
特開2005−19124号公報
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、鏡体を大きく傾斜させることも、傾斜角度を微調整することをも容易にした医療用顕微鏡装置を提供することを目的としている。
本発明の医療用顕微鏡装置は、
対象物を顕微するための光学系を有する顕微鏡の鏡体と、
この鏡体をその取付対象に揺動可能に垂下するためのボールジョイントとを備えており、
上記鏡体が、その光軸を、ボールジョイントによって垂下されているときに鉛直面内で傾動させて異なる傾斜角度で固定しうるように、操作部材に接続されている。
かかる顕微鏡装置によれば、鏡体がボールジョイントに対して鉛直面内に傾動する。傾動方向を示す鉛直面内とは、鏡体がボールジョイントによって垂下された状態においての傾動方向をいう。したがって、ボールジョイント部等から回動させることなく、鏡体の光軸をたとえば水平から下方に傾斜させたり、鉛直から前方や後方に傾斜させておくことができる。そうした場合、さらにいずれかの方向に傾斜させようとボールジョイントのロックを解除したときでも、顕微鏡が自己の重力によって回動しようとする力は小さいものとなる。したがって、鏡体を大きく傾斜させることも、傾斜角度を微調整することも容易となる。また、前述の従来技術におけるような、多関節アームの先端に上下に揺動しうる枢支部材は必要ではなくなる。なお、上記取付対象としては多関節アームなどが採用されうる。
上記ボールジョイントのソケット側に、ワンタッチでその揺動をロックし且つロックを解除するための操作部材を備え、上記ボールジョイントのボール側を上記取付対象に取り付け、ソケット側を上記鏡体に連結することができる。このように構成することにより、鏡体をボールジョイントに対して鉛直面内に傾斜させて固定したあとで、さらに傾斜角度を微調整する場合でも、これを容易に行うことができる。
鏡体をその光軸方向に移動させて合焦するためのフォーカス機構を、この鏡体と一体で傾動しうるように上記操作部材に接続することができる。こうすることにより、たとえ鏡体を傾動させたとしても、フォーカス機構も鏡体と一体で傾動するため、常に鏡体をその光軸方向に移動させる正常なフォーカス動作が可能となる。
上記鏡体を、操作部材の下部部材に着脱可能に連結することができる。
上記鏡体をフォーカス機構を介して操作部材に接続し、このフォーカス機構を、操作部材に対して、鏡体の光軸方向に対して直角をなす方向であり且つ水平方向に延びる枢支軸によって回動可能に枢支し、さらに、異なる回動角度位置それぞれにおいて操作部材に固定しうるように構成することができる。鏡体の光軸方向に対して直角をなす方向とは、枢支軸の中心軸と鏡体の光軸とが交差すると否とに関わらず、それらの方向が直角をなしているという意味である。
上記操作部材に、鏡体の左右両側に向けて突設された一対のグリップハンドルを備えることができる。
本発明によれば、簡易な構成および低コストにより、鏡体の大きい傾斜および傾斜角度の微調整が容易となる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる医療用顕微鏡装置(以下、単に顕微鏡装置という)1について、その光学系の光軸が水平方向を向いている状態を示す側面図である。図2はその光軸が下方斜めを向いた状態を示す側面図である。図3は図1の顕微鏡装置1を示す斜視図である。図4は図2の顕微鏡装置1を示す斜視図である。図5はこの顕微鏡装置1を示す一部断面側面図である。図6はこの顕微鏡装置1を示す正面図である。
この顕微鏡装置1は、図9を参照しつつ説明した従来技術におけるパンタグラフ式の多関節アーム53の先端に取り付けられたものである。もちろん、他の種類の多関節アーム等を採用してもよい。多関節アーム53の先端にはボールジョイント2が垂下されている。このボールジョイント2の下部には顕微鏡のフォーカス機構3および鏡体4が連結されている。鏡体4は被検部を拡大して観察するための光学系を収容したものである。フォーカス機構3はこの鏡体4をその光軸4a方向に前後動させるものである。鏡体4が被検部に向かって光軸4a方向に前進、後退させられることにより、被検部への合焦がなされる。
ボールジョイント2は、ボール部材6、ソケット7および操作部材5から構成されている。ボール部材6は、多関節アーム53の先端に下向きに取り付けられた軸部6aと、この軸部6aの下端に一体に形成されたボール6bとからなる。ソケット7は操作部材5の上部に一体に形成されており、ボール6bを離脱不能且つ回転可能に収容している。ソケット7がボール6bに対して揺動可能であるので、ソケット7と一体の操作部材5もボール6bに対して揺動可能となる。
操作部材5の内部には、ボールジョイント2のボール部材6に対するソケット7および操作部材5の位置決めを行うための姿勢制御機構(図示せず)が装備されている。操作部材5の下面には、後述する傾斜位置決め部材23を介してフォーカス機構3が接続されている。この傾斜位置決め部材23を介装することにより、フォーカス機構3はボールジョイント2に対して上下方向に傾動可能に構成される。その結果、鏡体4も上下方向に傾動可能となる。そして、フォーカス機構3を鏡体4とともに、ボールジョイント2の操作部材5に対して所定の傾斜角に固定することができる。傾斜角度を変更する際には、フォーカス機構3とボールジョイント2とを分離する必要がないように構成されている。
フォーカス機構3の下面には、鏡体4を着脱可能に連結するための蟻溝8が形成されている。鏡体4の上面にはこの蟻溝8にピッタリと嵌合する臍9が形成されている。この蟻溝8および臍9は、その軸方向が鏡体4の光軸4aに直交する方向となるように形成されている。蟻溝8を形成する壁部には固定用ネジ10が蟻溝8内にまで螺入可能にされており、その先端が臍9の側部に形成された係合溝9aに係合することができる。この構造により、蟻溝8からの臍9の離脱が防止される。なお、フォーカス機構3の下面に臍を形成し、鏡体4の上面に蟻溝を形成してもよい。
図3、図4および図6に示されるように、操作部材5の左右両側には、使用者が把持するための操作ハンドル11L、11Rが外に向けて突設されている。両操作ハンドル11L、11Rともに、水平から約45゜斜め下方に向いている。両操作ハンドル11L、11Rは相互に、鏡体4の光軸4aとボールジョイント2の揺動中心(ボール6bの中心)とを通る鉛直面に対して面対称に形成されるのが操作容易の観点から好ましい。
図5も併せて参照すれば明らかなように、姿勢制御機構は、ボールジョイント2の揺動および回動を阻止するロック作用と、このロックを解除する解除操作のための機構である。この姿勢制御機構としては、前述した特許文献1に開示されたと同様の機構を用いてもよい。具体的には、ボール部材6のボール6bをソケット7の内面に押圧してその動きをロックするロック部材としての圧縮コイルばね12を備えたものである。圧縮コイルばね12は押圧部材13を介してボールを押圧している。そして、圧縮コイルばね12の押圧力を梃子力によって解除するためのリンク機構(図示せず)がロック解除機構として備えられている。
一方の操作ハンドル11Rには、このロック解除機構を操作するための解除レバー14が配設されている。使用者がこの解除レバー14を操作ハンドル11Rとともに握ることにより、リンク機構を介して圧縮コイルばね12がさらに圧縮されてボール6bへの押圧力が解放されるのでボールジョイント2のロックが解除される。解除レバー14の押圧を解放すれば再びボールジョイント2はロックされる。このように、ワンタッチでボールジョイント2のロックおよびその解除が可能である。また、ロック解除機構としては、この押圧式の解除レバー14に限定されない。たとえば、左右の一方の操作ハンドルをその中心軸回りに捻ることにより前述の圧縮コイルばね12をさらに圧縮させるようにしてロックを解除する機構を用いてもよい。
この解除レバー2付きの操作ハンドル11Rは、前述した特許文献1に開示されたと同様に、その中心軸回りに180゜回転させて取り付け直すことによって右利きおよび左利きの兼用となるように構成してもよい。姿勢制御機構としては、以上に説明した機構には限定されず、その他の公知の機構を用いてもよい。
図5にはフォーカス機構3が示されている。このフォーカス機構3は送りネジ方式によって鏡体4をその光軸4a方向に前後移動させるものであり、以下のとおり構成されている。フォーカス機構3は、鏡体4の光軸4a方向に互いに相対移動する上部分16と下部分17とから構成されている。すなわち、上部分16は後述する傾斜位置決め部材23に固定連結された部分(固定側部分)16であり、下部分17は鏡体4と一体に光軸4a方向に移動しうる部分(可動側部分)17である。固定側部分16にはナット部材18が、その中心軸18aが鏡体4の光軸4aと平行になるように固定されている。可動側部分17には、ナット部材18に螺合するネジ棒19が、その中心軸19aが鏡体4の光軸4aと平行になるように配設されている。このネジ棒19には傘歯車機構20を介して、操作ダイアル21が連結されている。この傘歯車機構20としては、すぐば傘歯車、まがりば傘歯車、ハイポイドギア等が採用されうる。また傘歯車に限定されず、交差軸フェースギア、各種ウォームギア、ラックとピニオン等を採用してもよい。
また、図6に示すように、可動側部分17には上記ネジ棒19と平行に二本の案内棒22が配設されている。この案内棒22は、固定側部分16の対応する位置に形成された案内孔に挿通されている。操作ダイアル21を操作すれば、傘歯車機構20を介してネジ棒19が回転させられる。これにより、固定ナット部材18の作用によりネジ棒19がその軸方向に前後動するため、可動部分17が鏡体4および操作ダイアル17と一体に鏡体光軸4a方向に移動し、フォーカシングが可能となる。
次ぎに、前述した傾斜位置決め部材23を説明する。傾斜位置決め部材23は、フォーカス機構3と鏡体4とをボールジョイント2に対して傾動させ、これを適当な傾斜角で固定するための部材である。この傾斜位置決め部材23は、断面がコ字状の保持部材24と、この保持部材24の後端側に枢支軸26によって枢支された回動部材25とを備えている。ここで、後端の「後」とは、鏡体4の光軸4a方向における接眼レンズ28側であり、「前」とは対物レンズ29側である。回動部材25はコ字状の保持部材24の内部を枢支軸26の回りに回動することができる。
保持部材24はボールジョイント2の操作部材5の水平の下面に固定されている。回動部材25はフォーカス機構3の上面に固定されている。回動部材25が最上位置にあるときには、それと一体の鏡体4の光軸4aは水平方向となる。ここでいう「水平」とは、図1、2等に示されるように、顕微鏡の鏡体4がボールジョイント2を介して垂下されたときの姿勢を言う。そして、上記枢支軸26は鏡体4の光軸4aに直交する水平方向に向けて配設されている。したがって、回動部材25が枢支軸26回りに回動すると、鏡体4の光軸4aが鉛直面内を傾動する。傾動方向は鏡体4の前部(対物レンズ側)が上下に変化する方向である。回動部材25が最下傾斜位置に回動したときには、鏡体4の光軸4aは水平から約40゜下方斜め向きとなる。もちろん、この傾斜角度は40゜に限定されることはなく任意に決めることができる。図1〜4に示すように、回動部材25は、その最上位置(光軸4aが水平)および最下傾斜位置それぞれにおいて、止めボルト27によって保持部材25に固定される。
本実施形態では、図1および図2に示すように、顕微鏡の側面視における枢支点、すなわち上記枢支軸26の位置は、ボールジョイント2の揺動中心(ボール6bの中心)を通る鉛直線Vより後方に位置している。そして、鏡体4は水平状態とその前部が下方を向いた状態とに傾動する。しかし、この構成には限定されない。たとえば、枢支点をボール6bの中心を通る鉛直線V上に位置させたり、それより前方に位置させてもよい。また、本実施形態では、鏡体4を水平状態と所定角度下方向きの状態とに傾斜可能に構成している。しかし、この構成には限定されない。顕微鏡装置の実際の使用態様に応じて使用可能性のある傾斜角範囲を設定することも可能である。たとえば、水平±20゜の範囲、水平+10゜〜水平−30゜の範囲、水平−10゜〜水平−50゜の範囲等である。なお、上記+記号は上方を示し、−記号は下方を示す。
本実施形態では、上記枢支軸26は容易には取り外せないようにしている。したがって、保持部材24と回動部材25とは不用意に分離することがない。それにより、傾動操作時にフォーカス機構3および鏡体4が操作部材5から分離してしまうことが防止される。また、本実施形態では、回動部材25が、その最上位置および最下傾斜位置それぞれにおいて保持部材24にネジ止め可能に構成されている。もちろん、最上位置および最下傾斜位置に限らず、それらの中間の任意位置においても固定するように構成することは容易である。かかる構成により、フォーカス機構3および鏡体4が一体で上下に傾斜し、所定の傾斜位置で操作部材5に固定される。したがって、鏡体4の傾斜角度を変更したとしても、フォーカス機構3による鏡体4の移動はその光軸4a方向であり、正常なフォーカシングが可能である。
本実施形態では傾斜位置決め部材23を介装することにより、枢支軸26を中心として、フォーカス機構3および鏡体4を操作部材5に対して上下方向に傾斜させうるように構成している。かかる傾斜位置決め部材23を備えた本実施形態の顕微鏡装置1を、ボールジョイントのボールを中心として揺動させる従来の顕微鏡装置と比較した場合、以下の2つの構成上の違いがある。
第一に、傾斜位置決め部材23の下方に位置するのはフォーカス機構3と鏡体4であり、それらの合計重量は、従来技術における揺動中心(ボールジョイントのボールの中心)から下方の構成部材の合計重量よりはるかに小さい。たとえば、従来技術では5kg程度であるのに対し、上記実施形態では2kg程度である。
第二に、鏡体を傾斜させるために、従来技術ではボールの中心位置から下方を揺動させるが、本実施形態では、図2に示すように傾斜位置決め部材23の枢支軸26の位置から下部を傾斜させる。したがって、揺動(傾斜)の中心から、揺動(傾斜)する部分の重心位置までの鉛直方向距離は本実施形態のほうがはるかに短い。その結果、本実施形態では、従来技術と比べて、鏡体を同一角度だけ傾斜させた場合、上記重心位置が揺動(傾斜)の中心を通る鉛直線から水平方向に離間する距離がはるかに小さい。
以上の二つの違いから、本実施形態の顕微鏡装置1では、鏡体4の傾斜角の微調整をするために解除レバー14を握ってボールジョイント2のロックを解除したとき、傾斜している部分がその重力によってもとの位置に戻ろうとする力が従来技術に比べてはるかに小さい。その結果、鏡体の傾斜角度の微調整が容易となる。
また、本実施形態の顕微鏡装置1では、傾斜位置決め部材23およびボールジョイント2の二段階で鏡体4を傾斜させることができるため、その傾斜角を従来技術に比べてはるかに大きくすることができる。もちろん、図に示すような先端に枢支部材56を有する多関節アーム53に取り付けた場合には三段階で鏡体4を傾斜させることができる。
図7には、他の顕微鏡装置31が示されている。この顕微鏡装置31は俯視型と呼ばれ、たとえば横臥姿勢の被検者を上方から下向きに観察するためのものである。一方、前述した図1〜図6の顕微鏡装置1は直視型と呼ばれ、たとえば直立姿勢や着座姿勢の被検者をほぼ横から観察するためのものである。したがって、この顕微鏡装置31が、図1〜図6の直視型顕微鏡装置1と異なる点は、そのボールジョイント2に対するフォーカス機構33および鏡体34の取り付け姿勢が相違していることである。すなわち、図7の顕微鏡装置31では、その鏡体34の光軸34aが鉛直下方向きから前後方向に所定の角度だけ傾斜しうるように構成されている。
操作部材5を含んだボールジョイント2は図1〜図6の顕微鏡装置1のものと同じである。たとえば、フォーカス機構34は固定側部分と可動側部分を有し、可動側部分は鏡体34と一体で鏡体34の光軸方向に移動可能に構成されている。したがって、同一構成部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。図7(a)は鏡体34の光軸34aが鉛直下向きから後方(接眼レンズ28側)へ傾斜した図であり、図7(b)はこの光軸34aが鉛直下向きから前方(対物レンズ29側)へ傾斜した図である。
次ぎに、この顕微鏡装置31の、前述の顕微鏡装置1とは異なっている構成の部分について具体的に説明する。図示の鏡体34は、その接眼レンズ28の光軸28aと対物レンズ29の光軸(鏡体の光軸)34aとは、鏡体34に内蔵されたプリズム35によって屈曲させられている。検者の観察を容易とするためである。また、ボールジョイント2の操作部材5とフォーカス機構34とを傾動可能に接続する傾斜位置決め部材36は、図示のごとく、操作部材5の下面ではなく、前面に取り付けられている。
この傾斜位置決め部材36は断面がコ字状の保持部材37および回動部材38を有している。保持部材37はその背面が操作部材5の鉛直な前面に固着されている。回動部材38はその背面がフォーカス機構33の固定側部分のほぼ鉛直状になった面に固定されている。その結果、フォーカス機構34の図示しないナット部材18やネジ棒19の中心軸はほぼ鉛直方向に延びることとなる。回動部材38は、その上端近傍が枢支軸39によって保持部材37の上端近傍に枢支されている。かかる構成により、回動部材38はコ字状の保持部材37の内部を枢支軸39の回りに回動することができる。
保持部材37および回動部材38は、図示のとおり、その側面視の形状が上端から下端に掛けて漸次幅狭にされている。枢支軸39は、上端近傍の幅方向ほぼ中央部に配置されている。そして、保持部材37の下端近傍には、枢支軸39を中心とする円弧状の固定片40が一体に形成されている。この構成により、保持部材37および回動部材38は鉛直線を挟んで互いにあたかも下方を開いたり閉じたりするように構成される。その結果、回動部材38にフォーカス機構33を介して連結された鏡体34は、その光軸が鉛直方向を中心に前後に所定角度だけ回動可能となる。この回動角度を、たとえば鉛直±20゜の範囲、鉛直+10゜〜鉛直−30゜の範囲、鉛直−10゜〜鉛直−50゜の範囲等、任意に設定することも可能である。なお、上記+記号は前方を示し、−記号は後方を示す。そして、この実施形態では、回動部材38が閉じた位置と最大限開いた位置とのそれぞれにおいて、止めボルト41によって保持部材37の固定片40に固定される。この固定片40および止めボルト41は固定方法の一例であり、他の方法を採用することは可能である。
本実施形態では傾斜位置決め部材36を操作部材5の前面に取り付けているが、これは一例であり、とくに前面に限定するものではない。
以上説明した実施形態では、ボールジョイント2が操作部材5を有しているため、その解除レバー14のワンタッチ操作によってボールジョイント2のロックやロック解除が可能である。しかしながら、本発明はこのような構成に限定されることはない。より一般的なボールジョイント、たとえば、図8に示すようにロックノブ44によってボールジョイント43の揺動連結をロックするタイプのものを用いてもよい。図示の顕微鏡装置42においては、そのボールジョイント43は操作部材を備えておらず、ロックノブ44を締め込んでボール46aを押圧することによってロックし、緩めることによってロックを解除するものである。
この顕微鏡装置42は、図1〜図7の顕微鏡装置1、31とは逆に、ボールジョイント43のソケット45側が多関節アーム等の取付対象に取り付けられ、ボール部材46側にフォーカス機構3や鏡体4が取り付けられている。この顕微鏡装置42の図1の顕微鏡装置1との相違点はボールジョイント43だけであり、その他の構成は同一であるため、同一符号を付してその説明を省略する。また、このロックノブ44付きのソケット45を下方に配置してこれにフォーカス機構や鏡体を接続し、ボール部材46を図1〜図7と同様に上方に配置して多関節アーム等に接続してもよい。
この顕微鏡装置42では、図1の顕微鏡装置1と同様にフォーカス機構3が傾斜位置決め部材23を介してボールジョイント43の下面に接続されている。しかし、かかる構成に限定されない。たとえば、図7の顕微鏡装置31と同様に、フォーカス機構3をボールジョイント43の前面等に接続してもよい。
本発明の顕微鏡装置は、鏡体の光軸を容易に且つ大きく傾斜させることができるので、着座姿勢や横臥姿勢の被検者に容易に対応できるため、幅広い分野に有用である。
本発明の一実施形態である医療用顕微鏡装置における鏡体の部分がほぼ水平である状態を示す側面図である。 図1の顕微鏡装置の鏡体が斜め下方に傾斜した状態を示す側面図である。 図1の顕微鏡装置の鏡体がほぼ水平である状態を示す斜視図である。 図1の顕微鏡装置の鏡体が斜め下方に傾斜した状態を示す斜視図である。 図1の顕微鏡装置の操作部材を示す断面図である。 図1の顕微鏡装置の正面図である。 本発明の他の実施形態である医療用顕微鏡装置であって、図7(a)はその鏡体の部分が鉛直から僅かに後方に傾斜した状態を示し、図7(b)はその鏡体の部分が鉛直から僅かに前方に傾斜した状態を示している。 本発明のさらに他の実施形態である医療用顕微鏡装置の正面図である。 従来の医療用顕微鏡装置の一例を示す側面図である。 図9の医療用顕微鏡装置における顕微操作ヘッドの部分を示す側面図である。 図10の顕微操作ヘッドの背面図である。
符号の説明
1 顕微鏡装置
2 ボールジョイント
3 フォーカス機構
4 鏡体
5 操作部材
6 ボール部材
6b ボール
7 ソケット
8 蟻溝
9 臍
10 固定用ネジ
11L、11R 操作ハンドル
12 圧縮コイルばね
13 押圧部材
14 解除レバー
16 固定側部分
17 可動側部分
18 ナット部材
19 ネジ棒
20 傘歯車機構
21 操作ダイアル
22 案内棒
23 傾斜位置決め部材
24 保持部材
25 回動部材
26 枢支軸
27 止めボルト
28 接眼レンズ
29 対物レンズ
31 顕微鏡装置
33 フォーカス機構
34 鏡体
35 プリズム
36 傾斜位置決め部材
37 保持部材
38 回動部材
39 枢支軸
40 固定片
41 止めボルト
42 顕微鏡装置
43 ボールジョイント
44 ロックノブ
45 ソケット
46 ボール部材

Claims (6)

  1. 対象物を顕微するための光学系を有する顕微鏡の鏡体と、
    該鏡体をその取付対象に揺動可能に垂下するためのボールジョイントとを備えており、
    上記鏡体が、その光軸を、ボールジョイントによって垂下されているときに鉛直面内で傾動させて異なる傾斜角度で固定しうるように、操作部材に接続されてなる医療用顕微鏡装置。
  2. 上記ボールジョイントが、そのソケット側に、ワンタッチでその揺動をロックし且つロックを解除するための操作部材を有しており、
    上記ボールジョイントのボール側が上記取付対象に取り付けられ、ソケット側が上記鏡体に連結されてなる請求項1記載の医療用顕微鏡装置。
  3. 鏡体をその光軸方向に移動させて合焦するためのフォーカス機構が、該鏡体と一体で傾動しうるように上記操作部材に接続されてなる請求項1または2記載の医療用顕微鏡装置。
  4. 上記鏡体が、フォーカス機構に対して着脱可能に接続されている請求項3記載の医療用顕微鏡装置。
  5. 上記鏡体がフォーカス機構を介して操作部材に接続されており、
    該フォーカス機構が、操作部材に対して、鏡体の光軸方向に対して直角をなす方向であり且つ水平方向に延びる枢支軸によって回動可能に枢支されており、異なる回動角度位置それぞれにおいて、操作部材に固定しうるように構成されている請求項3または4記載の医療用顕微鏡装置。
  6. 上記操作部材に、鏡体の左右両側に向けて突設された一対のグリップハンドルを備えている請求項1〜5のうちのいずれか一の項に記載の医療用顕微鏡装置。
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