JP2009034018A - トマト風味栄養組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】栄養補給を必要とする人に対して、蛋白質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル等を効率良く補給できる栄養組成物について、その呈味を改善した、トマト風味栄養組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】栄養組成物100Kcal当たり、蛋白質(蛋白質、ペプチド及びアミノ酸成分の合計として表示される値)が3.0〜6.5g、脂質が0.1〜3.6g、炭水化物が13.0〜22.0gの範囲にある、蛋白質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミンを含有する栄養組成物の異味・異風味を改善したことを特徴とするフルーツトマト風味栄養組成物であり、フルーツトマト風味が、チオエーテル類、脂肪酸類、脂肪族高級アルコール類、ケトン類、エステル類及び脂肪族高級アルデヒド類から調製されるものである上記のトマト風味、特にフルーツトマト風味栄養組成物である
【選択図】なし
【解決手段】栄養組成物100Kcal当たり、蛋白質(蛋白質、ペプチド及びアミノ酸成分の合計として表示される値)が3.0〜6.5g、脂質が0.1〜3.6g、炭水化物が13.0〜22.0gの範囲にある、蛋白質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミンを含有する栄養組成物の異味・異風味を改善したことを特徴とするフルーツトマト風味栄養組成物であり、フルーツトマト風味が、チオエーテル類、脂肪酸類、脂肪族高級アルコール類、ケトン類、エステル類及び脂肪族高級アルデヒド類から調製されるものである上記のトマト風味、特にフルーツトマト風味栄養組成物である
【選択図】なし
Description
本発明は、高齢者、入院患者等の栄養補給を必要とする人に対して、蛋白質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル等を効率良く補給できる栄養組成物について、その呈味を改善したトマト風味栄養組成物に関する。
最近、高齢の入院患者、高齢の在宅療養者における栄養状態の悪化が懸念されてきている。低栄養状態のなかでも特に蛋白質、エネルギーの欠乏が複合して生じる栄養失調は、蛋白質・エネルギー低栄養(Protein Energy Malnutrition:PEM)と呼ばれ、この状態に対しては効率的な栄養補給の重要性が認識されている。
食事摂取量の低下等から適切な蛋白質やエネルギーの供給不足が、身体に対して重篤な低栄養状態を招き、この結果、免疫力の低下による感染症、筋力の低下、寝たきり状態が生じ、最終的には在院日数の延長、医療費の増大の原因となっている。
食事摂取量の低下等から適切な蛋白質やエネルギーの供給不足が、身体に対して重篤な低栄養状態を招き、この結果、免疫力の低下による感染症、筋力の低下、寝たきり状態が生じ、最終的には在院日数の延長、医療費の増大の原因となっている。
寝たきり状態が続くと、褥瘡などを発症することが多くなり、褥瘡発生に関する因子として、エネルギー不足、蛋白質量摂取不足、体タンパク合成の障害、脂肪摂取不良、亜鉛などの微量元素の欠乏などがその原因としてあげられている(非特許文献1)。また、褥瘡発生に関与する特徴的な因子として、血管障害などの複数の合併症、食欲不振、低栄養からの免疫能低下などがあるといわれている(非特許文献1)。
したがって、栄養補給を必要とする患者のために、蛋白質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル等を総合的に含む経口栄養組成物が知られている(特許文献1)。この経口栄養組成物は、この栄養組成物を摂取するのみで栄養管理を可能にする栄養組成物である。また、蛋白質、脂質、糖質、乳化剤及び水からなり、浸透圧及びアミノ酸スコアを特定した総合経腸栄養剤も知られている(特許文献2)。
上記の栄養補給は、何も高齢の入院患者、在宅療養者に限られるものではなく、一般に、クローン病患者や潰瘍性大腸炎、或いは肝不全患者等における栄養管理が困難な患者に対しても経口栄養組成物、或いは経腸栄養剤による栄養管理が行われている。
特に栄養補給が必要な低栄養の患者では、胃の容量も大きなものではなく、したがって摂取できる食物量が限られていることから、摂取量当たりのカロリーが高く、しかも各栄養成分をバランス良く含み、且つビタミン、ミネラル等の成分が高濃度に含まれている栄養組成物は重要なものである。このため、栄養組成物100mLで100Kcal程度の栄養が摂取できるものが市販されており、その需要は今後益々増大するものといえる。
特に栄養補給が必要な低栄養の患者では、胃の容量も大きなものではなく、したがって摂取できる食物量が限られていることから、摂取量当たりのカロリーが高く、しかも各栄養成分をバランス良く含み、且つビタミン、ミネラル等の成分が高濃度に含まれている栄養組成物は重要なものである。このため、栄養組成物100mLで100Kcal程度の栄養が摂取できるものが市販されており、その需要は今後益々増大するものといえる。
ところで、これらの栄養組成物は、蛋白質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル等を総合的に含むものであり、そのなかでも蛋白質については、必須アミノ酸に加え、各種アミノ酸或いはペプチド由来の成分である。
含有されるアミノ酸は、異味・異風味を呈するものであり、例えば、苦味を主な呈味とするアミノ酸としてフェニルアラニン、トリプトファン、アルギニン、イソロイシン、バリン、ロイシン、メチオニン、オルニチン及びヒスチジン等が挙げられ、また、苦味と他の呈味を併せ持つアミノ酸としてシステインが挙げられる。
その結果、これらのアミノ酸を含有する栄養組成物は、異味・異風味を呈することとなり、それ自体を摂取するにはかなりの苦痛を要することとなる。
含有されるアミノ酸は、異味・異風味を呈するものであり、例えば、苦味を主な呈味とするアミノ酸としてフェニルアラニン、トリプトファン、アルギニン、イソロイシン、バリン、ロイシン、メチオニン、オルニチン及びヒスチジン等が挙げられ、また、苦味と他の呈味を併せ持つアミノ酸としてシステインが挙げられる。
その結果、これらのアミノ酸を含有する栄養組成物は、異味・異風味を呈することとなり、それ自体を摂取するにはかなりの苦痛を要することとなる。
したがって、栄養組成物の摂取に際して、異味・異風味等の呈味を軽減させ、摂取しやすくするための専用フレーバー(成分栄養剤専用フレーバー)が提案され、栄養組成物に混合し摂取するようセットとして提供されている。
これまで提供されているこの種の専用フレーバーとしては、果実(フルーツ)系のフレーバー、例えば、ストロベリー(イチゴ)味、レモン味、バナナ味、メロン味、アップル(りんご)味、オレンジ味、グレープフルーツ味、パイン味、フレッシュレモン味、パイナップル味、或いはこれらをミックスしたフルーツミックス味のフレーバー、更には、嗜好に合わせたコーヒー味、ヨーグルト味、梅味、ココア味、抹茶味等のフレーバーが知られている。
これまで提供されているこの種の専用フレーバーとしては、果実(フルーツ)系のフレーバー、例えば、ストロベリー(イチゴ)味、レモン味、バナナ味、メロン味、アップル(りんご)味、オレンジ味、グレープフルーツ味、パイン味、フレッシュレモン味、パイナップル味、或いはこれらをミックスしたフルーツミックス味のフレーバー、更には、嗜好に合わせたコーヒー味、ヨーグルト味、梅味、ココア味、抹茶味等のフレーバーが知られている。
栄養組成物は、例えば、クローン病患者にあっては、入院中は栄養組成物、すなわち栄養補給組成物の摂取のみで栄養管理を行っており、提供されている栄養組成物としては、一袋300Kcalのものであり、一日3回摂取を行っているのが現状であり、その摂取時に食べ物として僅かに許可されるのは、飴、ガムなどの甘味系のものだけである。
したがって、各種の味覚を有する専用フレーバーを組み合わせて味に変化をもたせ、栄養組成物を繰り返し摂取しているが、その専用フレーバーの味覚に慣れが生じ、栄養組成物の摂取に苦痛が生じ、その味覚以外の専用フレーバーによる栄養組成物の摂取の要望があった。
なかでも野菜系の味覚を有する専用フレーバーは無く、野菜系であっても塩味系、おかず系の味覚を有する専用フレーバーの要望があった。
したがって、各種の味覚を有する専用フレーバーを組み合わせて味に変化をもたせ、栄養組成物を繰り返し摂取しているが、その専用フレーバーの味覚に慣れが生じ、栄養組成物の摂取に苦痛が生じ、その味覚以外の専用フレーバーによる栄養組成物の摂取の要望があった。
なかでも野菜系の味覚を有する専用フレーバーは無く、野菜系であっても塩味系、おかず系の味覚を有する専用フレーバーの要望があった。
本発明者は、かかる現状を鑑み、栄養組成物摂取者の要望に応えるべく野菜系のフレーバーの検討を種々行い、なかでもトマト風味、特にフルーツトマト風味のフレーバーが、栄養組成物摂取者に塩味系、おかず系の味覚を与え、栄養組成物の摂取に好結果を与えるものであることを確認し、本発明を完成させるに至った。
したがって、本発明は、高齢者、入院患者等の栄養補給を必要とする人に対して、蛋白質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル等を効率良く補給できる栄養組成物について、その呈味を改善した、トマト風味栄養組成物を提供することを課題とする。
かかる課題を解決するための本発明は、その一つの基本的態様として、蛋白質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミンを含有する栄養組成物と、トマト風味フレーバー組成物からなることを特徴とするトマト風味栄養組成物である。
具体的には、本発明は、栄養組成物が、100Kcal当たり、蛋白質(蛋白質、ペプチド及びアミノ酸成分の合計として表示される値)が3.0〜6.5g、脂質が0.1〜3.6g、炭水化物が13.0〜22.0gの範囲にある、蛋白質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミンを含有する栄養組成物であることを特徴とする上記のトマト風味栄養組成物である。
さらに本発明は、前記トマト風味フレーバー組成物が、チオエーテル類、脂肪酸類、脂肪族高級アルコール類、ケトン類、エステル類及び脂肪族高級アルデヒド類からなることを特徴とする上記のトマト風味栄養組成物である。
更にまた本発明は、副原料として、高甘味度甘味料、低甘味度甘味料、有機酸及び着色料を含有し、さらにはトマト風味がフルーツトマト風味であることを特徴とする上記記載のトマト風味栄養組成物である。
また本発明は、別の基本的態様として、栄養組成物の摂取に際して、その異味・異風味を改善するフレーバーを提供するものであり、具体的には、栄養組成物100Kcal当たり、蛋白質(蛋白質、ペプチド及びアミノ酸成分の合計として表示される値)が3.0〜6.5g、脂質が0.1〜3.6g、炭水化物が13.0〜22.0gの範囲にある、蛋白質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミンを含有する栄養組成物の異味・異風味をトマト風味に改善することを特徴とするトマト風味フレーバー組成物である。
より具体的には、トマト風味が、チオエーテル類、脂肪酸類、脂肪族高級アルコール類、ケトン類、エステル類及び脂肪族高級アルデヒド類から調製され、更に副原料として、高甘味度甘味料、低甘味度甘味料、有機酸及び着色料を含有することを特徴とする上記のトマト風味フレーバー含有組成物である。
さらに本発明は、更にまた別の基本的態様として、かかるフルーツトマト風味フレーバー含有組成物の使用方法を提供するものであり、具体的には、栄養組成物100Kcal当たり、蛋白質(蛋白質、ペプチド及びアミノ酸成分の合計として表示される値)が3.0〜6.5g、脂質が0.1〜3.6g、炭水化物が13.0〜22.0gの範囲にある、蛋白質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミンを含有する栄養組成物の異味・異風味を改善するフレーバーとして、上記トマト風味フレーバー組成物の使用方法である。
より詳細には、本発明は栄養組成物と共に混合されていることを特徴とする上記のフルーツトマト風味フレーバー含有組成物の使用方法であり、また、栄養組成物を摂取するに際して、栄養組成物と共に混合する別包装のキットとしてのフルーツトマト風味フレーバー含有組成物の使用方法でもある。
本発明により、異味・異風味を呈する蛋白質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミンを含有する栄養組成物について、その呈味を改善し、栄養組成物を苦痛無く摂取することができる。
特に、これまで提案されている栄養組成物の摂取に際して用いられる専用フレーバーは、フルーツ系の甘味を有するフレーバー、或いは嗜好品味覚としてのコーヒー味、ヨーグルト味、梅味、ココア味、抹茶味等のフレーバーであったが、本発明が提供するフルーツトマト風味フレーバー含有組成物は、これまでの味覚とは異なった塩味系、おかず系の味覚を有する野菜系のフレーバーであり、専用フレーバーのラインアップに全く異なった味覚を提供する点で、栄養組成物摂取者の要望に応えるものである。
特に、これまで提案されている栄養組成物の摂取に際して用いられる専用フレーバーは、フルーツ系の甘味を有するフレーバー、或いは嗜好品味覚としてのコーヒー味、ヨーグルト味、梅味、ココア味、抹茶味等のフレーバーであったが、本発明が提供するフルーツトマト風味フレーバー含有組成物は、これまでの味覚とは異なった塩味系、おかず系の味覚を有する野菜系のフレーバーであり、専用フレーバーのラインアップに全く異なった味覚を提供する点で、栄養組成物摂取者の要望に応えるものである。
本発明は、上記したとおり、その基本的態様は、蛋白質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル等を効率良く補給できる栄養組成物について、その異味・異風味を改善したフルーツトマト風味栄養組成物である。
この蛋白質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル等を効率良く補給できる栄養組成物については、医薬品或いは食品として、既にいくつかのものが提供されており、本発明は、これらの栄養組成物について、その異味・異風味を改善するものである。
この蛋白質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル等を効率良く補給できる栄養組成物については、医薬品或いは食品として、既にいくつかのものが提供されており、本発明は、これらの栄養組成物について、その異味・異風味を改善するものである。
そのような栄養組成物としては、医薬品としての栄養組成物、例えば、成分栄養剤、肝不全用成分栄養剤、新生児・乳幼児用成分栄養剤、具体的には、エレンタール(登録商標)、エレンタールP、へパンED(登録商標);消化態栄養剤としてエンテルード(登録商標)、ツインライン(登録商標);半消化態栄養剤としてラコール(登録商標)、ハーモニックM(登録商標)、ハーモニックF(登録商標)、エンシュア・リキッド(登録商標)、クリニミール(登録商標)等を挙げることができる。
また、食品として半消化態流動食、例えば、アクトケア(登録商標)、キューピーK−4S、K−4SP、アイソカル(登録商標)RTU、MAX等を挙げることができる。
また、食品として半消化態流動食、例えば、アクトケア(登録商標)、キューピーK−4S、K−4SP、アイソカル(登録商標)RTU、MAX等を挙げることができる。
これらの栄養組成物は、蛋白質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル等を含有する粉末組成物、或いは液体タイプの流動食として提供されており、粉末組成物の場合には、常温の水、或いは微温湯を加え溶解させ経口摂取、或いは鼻腔ゾンデ、胃瘻又は腸瘻から腸内へ持続的に注入される。
その栄養成分は、栄養組成物100Kcal当たり、蛋白質(蛋白質とアミノ酸成分の合計として表示される値)が3.0〜6.5g、脂質が0.1〜3.6g、炭水化物が13.0〜22.0gの範囲にある、蛋白質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミンを含有する栄養組成物である。
その栄養成分は、栄養組成物100Kcal当たり、蛋白質(蛋白質とアミノ酸成分の合計として表示される値)が3.0〜6.5g、脂質が0.1〜3.6g、炭水化物が13.0〜22.0gの範囲にある、蛋白質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミンを含有する栄養組成物である。
これらの栄養組成物が有する異味・異風味の多くは、含有される蛋白質、ペプチド又はアミノ酸(当該アミノ酸は、塩の形態であっても良い)に起因するものである。
例えば、苦みを主な風味特性とするアミノ酸の例としては、フェニルアラニン、トリプトファン、アルギニン、イソロイシン、バリン、ロイシン、メチオニン、オルニチン、及びヒスチジンを、苦味と他の呈味を併せ持つアミノ酸の例としてシステインを、それぞれ挙げることが可能である。
例えば、苦みを主な風味特性とするアミノ酸の例としては、フェニルアラニン、トリプトファン、アルギニン、イソロイシン、バリン、ロイシン、メチオニン、オルニチン、及びヒスチジンを、苦味と他の呈味を併せ持つアミノ酸の例としてシステインを、それぞれ挙げることが可能である。
具体的な異味・異風味を呈するアミノ酸の例示としては、以下のような配合範囲の例示を挙げることができる。
たとえば、栄養組成物としての食品又は医薬品100g中;
フェニルアラニン 800〜1000mg
トリプトファン 400〜800mg
アルギニン塩酸塩 1000〜1800mg
イソロイシン 600〜800mg
バリン、 600〜1000mg
ロイシン 900〜1300mg
塩酸ヒスチジン 400〜800mg
塩酸リジン 900〜1300mg
たとえば、栄養組成物としての食品又は医薬品100g中;
フェニルアラニン 800〜1000mg
トリプトファン 400〜800mg
アルギニン塩酸塩 1000〜1800mg
イソロイシン 600〜800mg
バリン、 600〜1000mg
ロイシン 900〜1300mg
塩酸ヒスチジン 400〜800mg
塩酸リジン 900〜1300mg
アミノ酸としては、上記の異味・異風味を呈するアミノ酸に限定されず、それ以外の各種アミノ酸を含有するが、本発明の栄養組成物における異味・異風味の原因は、上記のアミノ酸を含有することによる。
なお、含有するアミノ酸は、光学活性体、ラセミ体等であってもよく、立体的な配座に制限はない。また、アミノ酸は遊離体であっても、塩の形態であっても良い。
塩の形態としては、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩等の無機金属塩、アンモニアや各種アミン等との有機塩基との塩(例えば、アンモニウム塩)、さらには塩酸、硫酸等の無機酸との塩や、酢酸、クエン酸等の有機酸との塩を挙げることができる。
さらに栄養剤に配合される脂質、ビタミン、ミネラルについても異味・異風味を呈するが、蛋白質を含め各成分の異味・異風味が複雑に重なり合って自然食品とは大きく異なる呈味となり長期服用の際の大きな障害となっている。
なお、含有するアミノ酸は、光学活性体、ラセミ体等であってもよく、立体的な配座に制限はない。また、アミノ酸は遊離体であっても、塩の形態であっても良い。
塩の形態としては、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩等の無機金属塩、アンモニアや各種アミン等との有機塩基との塩(例えば、アンモニウム塩)、さらには塩酸、硫酸等の無機酸との塩や、酢酸、クエン酸等の有機酸との塩を挙げることができる。
さらに栄養剤に配合される脂質、ビタミン、ミネラルについても異味・異風味を呈するが、蛋白質を含め各成分の異味・異風味が複雑に重なり合って自然食品とは大きく異なる呈味となり長期服用の際の大きな障害となっている。
本発明にあっては、これらの異味・異風味をトマト風味のフレーバーによりその呈味を改善するものである。
かかるトマト風味のフレーバーは、天然香料であってもよく、例えば、天然からの抽出物としてトマト、フルーツトマト等の抽出物を挙げることができる。
更にトマト風味のフレーバーとして、各種の微量成分を組み合わせ配合することにより調製されたトマト風味フレーバー含有組成物を、栄養組成物と共に混合し、摂取することにより使用することもできる。
かかるトマト風味フレーバーは、具体的には、本発明にあっては、チオエーテル類、脂肪酸類、脂肪酸高級アルコール類、ケトン類、エステル類、及び脂肪族高級アルデヒド類の香料から調製することができる。
かかるトマト風味のフレーバーは、天然香料であってもよく、例えば、天然からの抽出物としてトマト、フルーツトマト等の抽出物を挙げることができる。
更にトマト風味のフレーバーとして、各種の微量成分を組み合わせ配合することにより調製されたトマト風味フレーバー含有組成物を、栄養組成物と共に混合し、摂取することにより使用することもできる。
かかるトマト風味フレーバーは、具体的には、本発明にあっては、チオエーテル類、脂肪酸類、脂肪酸高級アルコール類、ケトン類、エステル類、及び脂肪族高級アルデヒド類の香料から調製することができる。
トマト風味のフレーバーを調製するチオエーテル類としては、好ましくは1−プロペニルプロピルスルフィド、1−メチル−3−メチルチオヘキサノール、1−メチル−3−メチルチオペンタノール、1−メチルチオ−2−ブタノン、2−メチルチオアセトアルデヒド、3,7−ジメチル−3−メチルチオオクト−6−エナール、3−エチルチオヘキサノール、3−メチルチオ−2−アミル−3−フェニルプロパナール、3−メチルチオ−2−メチルペンタナール、3−メチルチオオクタナール、3−メチルチオオクタノール、3−メチルチオシクロヘキサノン、3−メチルチオブタナール、3−メチルチオプロパナール、3−メチルチオヘキサナール、3−メチルチオヘキサノール、3−メチルチオペンタナール、3−メチルチオペンタノール、4−メチル−4−メチルチオペンタン−2−オール、4−メチルチオブタナール、4−メチルチオブタノール、4−メチルチオブチリック アシッド、アリルプロピルスルフィド、アリルメチルスルフィド、エチル 4−メチルチオブチレート、ジアリルスルフィド、ジブチルスルフィド、ジメチルスルフィド、ビス(1−プロペニル)スルフィド、プロピレンスルフィド、メチル 1−プロペニルスルフィド、メチル 4−メチルチオブチレート、メチル プロピルスルフィド、2,5−ジメチルテトラヒドロチオフェン、ジフルフリルスルフィド、2−メチル−3−メチルチオフラン、メチルチオ 2−アセチルオキシプロピオネート、メチルチオ 2−プロピオニルオキプロピオネート、2,8−ジチアノン−4−エン−4−カルバアルデヒドなどを例示することができる。
また、脂肪酸類としては、2−メチル−2−ペンテノイック アシッド、アセチック アシッド、アンゲリック アシッド、イソブチリック アシッド、オレイック アシッド、チグリック アシッド、パルミチック アシッド、イソペンタノイック アシッド、ピルビック アシッド、ブタノイック アシッド、プロパノイック アシッド、ヘキサノイック アシッド、ペンタデカノイックアシッド、ペンタノイック アシッド、ミリスチック アシッド、リノレイック アシッド、4−メチルペンタノイック アシッドなどを例示することができる。
脂肪族高級アルコール類としては、1−オクテン−3−オール、1−ヘキサノール、1−ペンテン−3−オール、2−エチルヘキサノール、3−オクタノール、4−ヘキセン−1−オール、アリルアルコール、イソアミルアルコール、シス−3−トランス−6−ノナジエノール、シス−3−ノネノール、シス−3−ヘキセノール、シス−3−ペンテノール、トランス−2−ブテノール、トランス−2−ヘキセノール、トランス−2−ヘプテノール、ヘキサノール、ペンタノール、メチルブテノール、カルベオール、クミンアルコール、ゲラニオール、サビネンハイドレート、シトロネロール、ジヒドロカルベオール、ジヒドロシンナミックアルコール、テルピネン−4−オール、メントール、リナロール、フェニルエチルアルコール、ベンジルアルコール、シンナミックアルコール、2,4−ヘキサジエン−1−オール、2,4−ノナジン−1−オール、1−ヘキセン−3−オール、3−デカノールなどを例示することができる。
ケトン類としては、ケトン基を分子内にもつ揮発性有機化合物であれば特に限定されることはなく、脂肪族ケトン、テルペン系ケトン、芳香族ケトンなどが例示され、好ましくは1−オクテン−3−オン、1−ハイドロキシ−2−プロパノン、2,3−ジメチル−2−シクロペンテ−1−オン、2,3−ブタンジオン、2−シクロペンテン−1−オン、2−ノナノン、2−ブタノン、2−ヘプタノン、3−エチル−2−ヒドロキシ−2−シクロペンテン−1−オン、3−ペンタノン、3−メチル−1,2−シクロペンタジオン、3−メチル−2−シクロペンテン−1−オン、3−メチル−3−ブテン−2−オン、4−ヘプタノン、4−ペンテン−2−オン、6−メチルヘプト−5−エン−2−オン、アセトン、シクロペンタノン、マルトール、エチルマルトール、イソマルトール、シクロテン、α、βあるいはγ−イオノン、α、βあるいはγ−イロン、α、β、γあるいはδ−ダマスコン、α、βあるいはγ−ダマセノン、イソプレゴン、イソメントン、d−,l−あるいはdl−カルボン、カンファー、シス−ジヒドロカルボン、トランス−ジヒドロカルボン、ピノカルボン、ピペリトン、ベルガプテン、ベルベノン、メントン、p−メチルアセトフェノン、アセトフェノン、2−ハイドロキシアセトフェノン、イソホロン、2−ペンチルブテン−3−オン、ジヒドロ−α−ヨノン、ヌートカトン、ジヒドロヌートカトンなどを例示することができる。
エステル類としては、分子内にエステル基を有する揮発性有機化合物であれば特に限定されることはなく、脂肪族エステル、テルペン系エステル、芳香族エステルなどが例示され、好ましくはエチル 3−メチルブタノエート、エチル 2−メチルブタノエート、エチル パルミテート、エチル ブチレート、エチル プロピオネート、エチル バレレート、エチル カプロエート、エチル イソバレレート、シクロヘキシル イソバレレート、シス−3−ヘキセニル ピルベート、シス−ヘキセニル アセテート、メチル ステアレート、メチル パルミテート、α−テルピニル アセテート、イソオイゲニル ホーメート、オイゲニル アセテート、オイゲニル ホーメート、カルビル アセテート、ゲラニル アセテート、ゲラニル ブチレート、シトロネリル アセテート、シトロネリル ブチレート、シトロネリル プロピオネート、ジヒドロカルビル アセテート、テルピニル アセテート、テルピニル プロピオネート、ネリル アセテート、ピノカルビル アセテート、ボルニル アセテート、リナリル アセテート、エチル 3,4−ジヒドロキシシンナメート、エチル シンナメート、シンナミル アセテート、ベンジル ベンゾエート、メチル 3,4−ジヒドロキシシンナメート、メチル サリシレート、メチル シンナメート、6−アセトキシジヒドロテアスピラン、2−エチルヘキシル チグレート、イソプロピル 2−メチルブチレート、シス−3−ヘキセニル プロピオネート、トランス−2−ヘキセニル プロピオネートなどを例示することができる。
脂肪酸高級アルデヒド類としては、好ましくはアルデヒド類が(E,Z)−2,4−ヘプタジエナール、2,4−デカジエナール、2,4−ノナジエナール、2,4−ヘプタジエナール、2−オクテナール、2−デセナール、2−ノネナール、2−ブテナール、2−ヘキセナール、2−メチル−2−ブテナール、2−メチル−2−ペンテナール、2−メチルブタナール、2−メチルペンタナール、3,6−ノナジエナール、アセトアルデヒド、イソブタナール、ウンデカナール、オクタナール、シス−3−トランス−6−ノナジエナール、シス−3−ノネナール、シス−3−ヘキセナール、デカナール、ドデカナール、トランス−2−ヘキセナール、トランス−2−ペンテナール、ノナナール、ブタナール、プロパナール、ヘキサナール、ヘプタナール、クミンアルデヒド、シトラール、シトロネラール、ペリラアルデヒド、ミルテナール、(Z)−4−ヘキセナール、9−デセナール、2−メチル−2−オクテナール、(E)−2−(Z)−6−ドデカジエナールなどを例示することができる。
本発明が提供する栄養組成物における異味・異風味を改善するトマト風味のフレーバーとしては、具体的には、上記したチオエーテル類、脂肪酸類、脂肪族高級アルコール類、ケトン類、エステル類および脂肪族高級アルデヒド類からなる群から選ばれる少なくとも一種以上の香料を調合してなる組成物があげられ、トマト風味、或いはフルーツトマト風味組成物が調製される。また、当該トマト風味フレーバーを1種以上含有させたものを使用することができる。
本発明で使用するトマト風味フレーバー、好ましくはフルーツトマト風味含有組成物にあっては、上記したフルーツトマト風味フレーバーに加え、香料成分以外の副原料として、甘味料、有機酸並びに着色料を含有する。
トマト風味フレーバー含有組成物中の甘味料としては、糖類を始め各種の甘味料が使用することができるが、好ましくは、ショ糖に対する甘味強度比100〜200倍以上の高甘味度甘味料を使用するのがよい。そのような高甘味度香味料として、アスパルテーム、アセスルファームK、スクラロース、ステビア、サッカリン等から選ばれる高甘味度甘味料の1種又は2種以上を使用することができる。なお、高甘味度甘味料は単独使用のほか、糖類等の低甘味度甘味料との併用も可能である。
トマト風味フレーバー含有組成物中の甘味料としては、糖類を始め各種の甘味料が使用することができるが、好ましくは、ショ糖に対する甘味強度比100〜200倍以上の高甘味度甘味料を使用するのがよい。そのような高甘味度香味料として、アスパルテーム、アセスルファームK、スクラロース、ステビア、サッカリン等から選ばれる高甘味度甘味料の1種又は2種以上を使用することができる。なお、高甘味度甘味料は単独使用のほか、糖類等の低甘味度甘味料との併用も可能である。
一方、低甘味度甘味料としては、ショ糖、ブドウ糖、果糖、異性化糖、トレハロース、エリスリトール、ソルビトール、マルチトール、マンニトール、還元麦芽糖、その他の糖、糖アルコールを始めとする低甘味度甘味料を挙げることができる。
これらの低甘味度甘味料は、その1種以上を選択することができ、特に、ショ糖が好ましく使用される。
これ等の甘味料は、異なる種類の甘味料を複数種併用することが好ましく、特に、前記した高甘味度甘味料を使用する場合には、低甘味度甘味料を併用使用することにより、呈味改善性の向上が図れる点から、好ましいものである。
これらの低甘味度甘味料は、その1種以上を選択することができ、特に、ショ糖が好ましく使用される。
これ等の甘味料は、異なる種類の甘味料を複数種併用することが好ましく、特に、前記した高甘味度甘味料を使用する場合には、低甘味度甘味料を併用使用することにより、呈味改善性の向上が図れる点から、好ましいものである。
トマト風味フレーバー含有組成物中に含有される有機酸として、例えば、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸等から一種以上を選択することができる。なかでも特に、クエン酸を使用するのが好ましい。この有機酸は、フレーバー自体の甘みを抑え、服用後の塩味を醸し出す点で好ましいものである。
着色料として、例えば、くちなし色素、ベニコウジ色素、パプリカ色素、赤大根色素等から(一種以上)を選択することができ、特に、完熟トマトの色調を再現するベニコウジ色素が好ましい。
このように、トマト風味のフレーバーと調製液の色調とが相乗的に服用感を改善しているといえる。
このように、トマト風味のフレーバーと調製液の色調とが相乗的に服用感を改善しているといえる。
本発明が提供するトマト風味栄養組成物は、従来の栄養組成物中に上記したトマト風味フレーバー含有組成物と共に混合された状態で提供されるトマト風味栄養組成物である。
したがって、かかる本発明のトマト風味栄養組成物を常温の水、或いは微温湯を加え溶解させ経口摂取する場合に、これまでの味覚とは異なった塩味系、おかず系の味覚を有する野菜系の味覚を呈し、栄養組成物摂取者の要望に応えるものである
したがって、かかる本発明のトマト風味栄養組成物を常温の水、或いは微温湯を加え溶解させ経口摂取する場合に、これまでの味覚とは異なった塩味系、おかず系の味覚を有する野菜系の味覚を呈し、栄養組成物摂取者の要望に応えるものである
一方、本発明はまた別の態様として、栄養組成物の摂取に際して、その異味・異風味を改善する成分栄養剤専用フレーバーを提供するものであり、具体的には、栄養組成物を摂取するに際して、栄養組成物と共に混合する別包装のキットとしてトマト風味フレーバー含有組成物が提供される。
すなわち、本発明にあっては、食品または医薬品の形態にある栄養補給組成物の異味・異風味等の呈味が改善されるが、本発明のトマト風味フレーバーを使用すると共に、別種のフレーバーと併用使用することもできる。そのような別種のフレーバーの例として、果物系フレーバー、チョコレート、ミルク、ティー及びバニラ等を挙げることができる。
本発明が提供するトマト風味フレーバー含有組成物は、食品または医薬品の形態にある栄養補給組成物に対する使用のみに限定されず、例えば、粉末飲料、卓上用甘味料や、錠菓のような固体飲食品や、医薬品用に好適に使用することができる。また、本発明の組成物は、液体又は半固形状の食品または医薬品に好適に使用することができる。
すなわち、このように使用されたものは、食品、医薬品等の発明に該当し本発明に含まれる。また、本発明の組成物を、食品又は医薬品の形態、あるいは食品又は医薬品と別の包装としてキット形態とした食品又は医薬品として使用することもできる。
すなわち、このように使用されたものは、食品、医薬品等の発明に該当し本発明に含まれる。また、本発明の組成物を、食品又は医薬品の形態、あるいは食品又は医薬品と別の包装としてキット形態とした食品又は医薬品として使用することもできる。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1:
下記表1に記載の粉末形態にある医薬品としての栄養組成物(成分栄養剤:表1に栄養成分を記載)を用いて、適宜水を加えて攪拌することにより、粉末飲料を調製し、試料とした。
本粉末飲料を対照として、本粉末飲料に、フルーツトマト風味フレーバー含有組成物(表2に配合原料を記載)を加え、混合して試料として、官能試験に供した。
下記表1に記載の粉末形態にある医薬品としての栄養組成物(成分栄養剤:表1に栄養成分を記載)を用いて、適宜水を加えて攪拌することにより、粉末飲料を調製し、試料とした。
本粉末飲料を対照として、本粉末飲料に、フルーツトマト風味フレーバー含有組成物(表2に配合原料を記載)を加え、混合して試料として、官能試験に供した。
トマト風味フレーバー含有組成物(配合原料一覧)
その結果を下記表3にまとめて示した。
なお、評価項目は以下のとおりである。
A:口に含んだ初期の呈味
B:口に含んでから5〜6秒後時間経過した時の呈味
C:口から吐き出した後の呈味
なお、評価項目は以下のとおりである。
A:口に含んだ初期の呈味
B:口に含んでから5〜6秒後時間経過した時の呈味
C:口から吐き出した後の呈味
また、評価結果の表示は以下のとおりである。
○:呈味が良かった
△:呈味はまあまあであった。
×:呈味が悪かった。
○:呈味が良かった
△:呈味はまあまあであった。
×:呈味が悪かった。
上記した結果からも判明するように、フルーツトマト風味フレーバー含有組成物を混合した場合には、フレーバーを使用しない対照に比べ苦味や、異風味が少なく、摂取しやすいものであるとの評価であった。
実施例2:
下記表4に記載の液体の形態にある食品としての栄養組成物(栄養剤:表4に栄養成分を記載)を用いて、フルーツトマト風味フレーバー含有組成物(上記表2に配合原料を記載)を加え、混合して試料として、官能試験に供した。
なお、評価項目、評価結果の表示は実施例1と同様である。
下記表4に記載の液体の形態にある食品としての栄養組成物(栄養剤:表4に栄養成分を記載)を用いて、フルーツトマト風味フレーバー含有組成物(上記表2に配合原料を記載)を加え、混合して試料として、官能試験に供した。
なお、評価項目、評価結果の表示は実施例1と同様である。
上記した結果からも判明するように、フルーツトマト風味フレーバー含有組成物を混合した場合には、フレーバーを使用しない対照に比べ苦味や、異風味が少ないとの評価が得られた。
以上記載のように、本発明が提供するトマト風味栄養組成物は、栄養組成物が呈する異味・異風味を改善するものであり、栄養組成物の摂取を行うに際して、これまでの味覚とは異なった塩味系、おかず系の味覚を有する野菜系のフレーバーを呈し、摂取しやすく、且つ、成分栄養剤の摂取に当たって使用される専用フレーバーのラインアップに全く異なった味覚を提供する点で、栄養組成物摂取者の要望に応えるものである。
Claims (11)
- 蛋白質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミンを含有する栄養組成物と、トマト風味フレーバー組成物からなることを特徴とするトマト風味栄養組成物。
- 栄養組成物が、100Kcal当たり、蛋白質(蛋白質、ペプチド及びアミノ酸成分の合計として表示される値)が3.0〜6.5g、脂質が0.1〜3.6g、炭水化物が13.0〜22.0gの範囲にある、蛋白質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミンを含有する栄養組成物であることを特徴とする請求項1記載のトマト風味栄養組成物。
- トマト風味フレーバー組成物が、チオエーテル類、脂肪酸類、脂肪族高級アルコール類、ケトン類、エステル類及び脂肪族高級アルデヒド類からなることを特徴とする請求項1又は2に記載のトマト風味栄養組成物。
- 副原料として、高甘味度甘味料、低甘味度甘味料、有機酸及び着色料を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載トマト風味栄養組成物。
- トマト風味がフルーツトマト風味であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のトマト風味栄養組成物。
- 栄養組成物100Kcal当たり、蛋白質(蛋白質、ペプチド及びアミノ酸成分の合計として表示される値)が3.0〜6.5g、脂質が0.1〜3.6g、炭水化物が13.0〜22.0gの範囲にある、蛋白質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミンを含有する栄養組成物の異味・異風味をトマト風味に改善することを特徴とするトマト風味フレーバー組成物。
- チオエーテル類、脂肪酸類、脂肪族高級アルコール類、ケトン類、エステル類及び脂肪族高級アルデヒド類から調製されるものであることを特徴とする請求項6に記載のトマト風味フレーバー組成物。
- 副原料として、高甘味度甘味料、低甘味度甘味料、有機酸及び着色料を含有することを特徴とする請求項6又は7に記載のトマト風味フレーバー含有組成物。
- 栄養組成物100Kcal当たり、蛋白質(蛋白質、ペプチド及びアミノ酸成分の合計として表示される値)が3.0〜6.5g、脂質が0.1〜3.6g、炭水化物が13.0〜22.0gの範囲にある、蛋白質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミンを含有する栄養組成物の異味・異風味を改善するフレーバーとして、請求項6〜8に記載のトマト風味フレーバー組成物の使用方法。
- 栄養組成物と共に混合されていることを特徴とする請求項6〜8記載のトマト風味フレーバー含有組成物の使用方法。
- 栄養組成物を摂取するに際して、栄養組成物と共に混合するために使用される、別包装のキットとして提供される請求項6〜8記載のトマト風味フレーバー組成物の使用方法。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013517807A (ja) * | 2010-01-29 | 2013-05-20 | アボット・ラボラトリーズ | Hmbを含有するプラスチック包装栄養液剤 |
JP2021531014A (ja) * | 2018-07-25 | 2021-11-18 | ジボダン エス エー | ハーブフレーバー組成物、それらの使用および感覚受容特性を改善する方法 |
Citations (3)
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-
2007
- 2007-07-31 JP JP2007199832A patent/JP2009034018A/ja active Pending
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