JP2009033547A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば液晶モニタが配されている第2の筐体を、本体側である第1の筐体に対して収納した状態にしたとしても、十分な放熱効果を得ることができる電子機器を提供する。
【解決手段】第1の筐体10は、第1の筐体10内の空気を流動させるファン装置50と、ファン装置50の駆動によって第1の筐体10内に外気を導入可能な吸気口12a及び12bと、ファン装置50の駆動によって第1の筐体10内の空気を外部に排出可能な第1の排気口13a及び第2の排気口13bとを備え、第1の排気口13aは、第2の筐体20が第1の筐体10に対して閉じる位置にある時に、第2の筐体20によって閉塞される位置に形成され、第2の排気口13bは、第2の筐体20が第1の筐体10に対して閉じる位置にある時に、第2の筐体20によって閉塞されない位置に形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、内蔵されたファンによって機器内部の空気を導入及び排出することにより、機器内部の温度を低下させる構成を備えた電子機器に関する。特に、ユーザーが手で把持して使用する電子機器に関する。
近年、ビデオカメラ、デジタルカメラ、携帯電話端末などのモバイル機器は、多機能化に伴って機器内部のチップ温度が上昇してきている。特に、近頃はハイビジョン映像を撮影可能なビデオカメラなどが登場してきており、ハイビジョン用の画像処理マイコンは高速駆動するように設計されているため、マイコンチップや機器内部の温度がかなり高温に達する。すると、マイコンチップが熱暴走を起こすなどの問題が発生する可能性がある。
特許文献1には、機器内部の温度を低下させるためにファンを内蔵したビデオカメラの構成が開示されている。
特開2005−123470号公報
しかしながら特許文献1に開示されている構成は、ファンによって機器内部の空気を外部に放出するための通気口を、機器本体に対して収納自在に配されている液晶モニタの収納部に形成しているため、液晶モニタを機器本体に対して収納した状態にすると、液晶モニタの筐体によって通気口が塞がれてしまい、十分な放熱効果が得られない。
本発明の目的は、例えば液晶モニタが配されている第2の筐体を、本体側である第1の筐体に対して収納した状態にしたとしても、十分な放熱効果を得ることができる電子機器を提供することである。
本発明の電子機器は、少なくとも電気回路基板を備えた第1の筐体と、画像を表示可能な表示部を備え、前記第1の筐体に対して開閉可能に軸支された第2の筐体とを備えた電子機器であって、前記第1の筐体は、回動可能な羽根を備え、前記羽根を回動させることにより当該第1の筐体内の空気を流動させるファン装置と、前記ファン装置の駆動によって当該第1の筐体内に外気を導入可能な吸気口と、前記ファン装置の駆動によって当該第1の筐体内の空気を外部に排出可能な第1の排気口及び第2の排気口とを備え、前記第1の排気口は、前記第2の筐体が前記第1の筐体に対して閉じる位置にある時に、前記第2の筐体によって閉塞される位置に形成され、前記第2の排気口は、前記第2の筐体が前記第1の筐体に対して閉じる位置にある時に、前記第2の筐体によって閉塞されない位置に形成されているものである。
本発明は、第2の筐体を第1の筐体に対して収納した状態にしても、十分な放熱効果を得ることができる。
本発明の電子機器は、少なくとも電気回路基板を備えた第1の筐体と、画像を表示可能な表示部を備え、前記第1の筐体に対して開閉可能に軸支された第2の筐体とを備えた電子機器であって、前記第1の筐体は、回動可能な羽根を備え、前記羽根を回動させることにより当該第1の筐体内の空気を流動させるファン装置と、前記ファン装置の駆動によって当該第1の筐体内に外気を導入可能な吸気口と、前記ファン装置の駆動によって当該第1の筐体内の空気を外部に排出可能な第1の排気口及び第2の排気口とを備え、前記第1の排気口は、前記第2の筐体が前記第1の筐体に対して閉じる位置にある時に、前記第2の筐体によって閉塞される位置に形成され、前記第2の排気口は、前記第2の筐体が前記第1の筐体に対して閉じる位置にある時に、前記第2の筐体によって閉塞されない位置に形成されているものである。このような構成により、第2の筐体を第1の筐体に対して閉じた状態にしても、第2の排気口が第2の筐体によって閉塞されないため、第1の筐体の十分な放熱効果を得ることができる。
本発明の電子機器は、上記構成を基本として、以下のような態様をとることができる。
すなわち、前記吸気口は、前記第2の筐体が前記第1の筐体に対して閉じる位置にある時に、前記第2の筐体によって閉塞される位置に形成された第1の吸気口と、前記第2の筐体が前記第1の筐体に対して閉じる位置にある時に、前記第2の筐体によって閉塞されない位置に形成された第2の吸気口とから構成することができる。このような構成とすることにより、第2の筐体を第1の筐体に対して閉じた状態にして、第1の吸気口が第2の筐体によって閉塞されたとしても、第2の吸気口が第2の筐体によって閉塞されないため吸気を行うことができる。
また、前記第1の筐体は、前記第1の吸気口及び前記第1の排気口の近傍に突起部が形成されている構成とすることができる。このような構成とすることにより、第1の筐体を使用者が手で把持した際に使用者の手と第1の排気口とが重なったとしても、使用者の手と第1の排気口との間に隙間を形成することができるので、第1の排気口から第1の筐体内の空気を排出することができる。
(実施の形態)
近年のビデオカメラは、例えば松下電器産業株式会社製ビデオカメラ「SDR−S100」の取扱説明書に開示されているように、光学系ユニットや電気回路基板などを備えた第1の筐体と、液晶モニタなどを備えた第2の筐体とから構成されている。そして、第2の筐体は、第1の筐体に対して支軸を内蔵したヒンジによって開閉自在あるいは回動自在に支持され(上記取扱説明書参照)、第2の筐体の主面と第1の筐体の主面とを対向させて液晶モニタの表示面を第1の筐体の側面に対向する姿勢にした収納状態(収納位置)と、第2の筐体を第1の筐体に対してヒンジによって回動させ、液晶モニタの表示面の法線がレンズの光軸と略平行になるような姿勢にした引き出し状態(引き出し位置)とをとることができるように構成されている。上記のようなビデオカメラで被写体の撮影を行う場合は、第2の筐体を引き出し状態にして、液晶モニタを撮影者側に向ける姿勢にする。また、ビデオカメラの使用を中止する場合は、第2の筐体を収納状態とし、液晶モニタに傷や異物が付着しないようにする。
また、近年のビデオカメラは、撮像素子の高画素化に伴うデータ量の大容量化と、ハイビジョン撮影対応に伴う画像の高精細化により、画像処理マイコンにおけるデータ処理速度がどんどん高速化し、マイコン動作時におけるチップ温度が高温化している。画像処理マイコンのチップ温度が上昇すると、第1の筐体内の温度が上昇し、画像処理マイコンやその他の信号処理マイコンが熱暴走を起こしたり、各種回路の動作特性が低下するなどの問題が生じる。特に、主に画像処理マイコンを動作させている撮影動作時は、最も画像処理マイコンのチップ温度が高くなるため、撮影動作時に十分な放熱を行えばよいと考えられている。そのため、例えば特許文献1に記載のように、排気口を第1の筐体における第2の筐体を収納する位置に形成することで、撮影動作時は排気口を開放して放熱を行い、第2の筐体を収納状態とした時は排気口を覆い隠す構成が提案されている。しかし、このような構成では、第2の筐体を収納状態にして撮影を行うと、排気口が第2の筐体で覆われてしまうため、十分な放熱を行うことができず、第1の筐体内の温度が上昇してしまう。
そこで本発明では、第2の筐体を第1の筐体に対して収納した状態にしたとしても、第1の筐体内の空気を排出可能な排出口を設けたことを主要な特徴とする。以下、その構成について詳しく説明する。
〔1.電子機器の構成〕
図1及び図2は、本実施の形態における電子機器の一例として挙げたビデオカメラの外観を示す。図3は、図2におけるZ−Z部分の断面である。ビデオカメラ1は、第1の筐体10と第2の筐体20とから構成されている。
第1の筐体10は、撮像部41(後述)の対物レンズ42が配されている側面に対向する第1の側面10aと、第1の側面10aに隣接し第2の筐体20の収納部である第2の側面10bと、第2の側面10bの周囲において第2の側面10bの法線方向に突出して形成されている突起部10cとを備えている。また、第1の筐体10は、レンズや撮像素子などから構成された撮像部40(後述)や、電気回路基板などを備えている。
第2の筐体20は、ヒンジ部30によって第1の筐体10に支持されている。第2の筐体20は、液晶モニタなどで構成されている表示部21を備えている。表示部21は、ビデオカメラ1で撮像中の映像や、ビデオカメラ1に装着されているメモリカードなどの情報媒体から再生された映像などを表示させることができる。
ヒンジ部30は、支軸などの回動機構を内蔵しており、第2の筐体20を軸Eを中心に回転可能としているとともに、軸Eに対して略直交する軸Fを中心に回動可能としている。本実施の形態では、ヒンジ部30は、軸Eに略平行な支軸と軸Fに略平行な支軸とを内蔵している。図1は、第2の筐体20が第1の筐体10から離間した状態(以下、第1の状態と称する)で、第2の筐体20に配されている表示部21が目視可能な状態になっており、例えば撮影時は図1に示す状態にすることが一般的である。また、図2は、第2の筐体20が第1の筐体10に収納されている状態(以下、第2の状態と称する)であり、一般的にビデオカメラ1を使用しない時に図2に示す状態にするが、図2に示す状態であっても撮影や映像再生などを行うこともできる。
操作部11は、第1の筐体10の第1の側面10aに配され、ビデオカメラ1の各種命令を行うための操作を行うことができる。例えば、撮影開始/停止操作やズーム操作を行うことができる。
第1の吸気口12aは、第1の筐体10における第2の側面10bにおいて、第2の筐体20を収納状態にした時に塞がれる位置に形成されている。また、第1の吸気口12aは、外気を第1の筐体10内に導入するためのものである。
第2の吸気口12bは、第1の筐体10における第1の側面10aに形成されている。本実施の形態では、操作部11の近傍でかつユーザーが第1の筐体10を手で把持した際に、手によって塞がれない位置に形成されている。また、本実施の形態では、第2の吸気口12bの形状を、操作部11の形状に合わせて略円弧状とした。
第1の排気口13aは、第1の筐体における第2の側面10bにおちえ、第2の筐体20を収納状態にした時に塞がれる位置に形成されている。また、第1の排気口13aは、第1の筐体10内の空気を外部に排出するためのものである。
第2の排気口13b及び13cは、第1の筐体10における第2の側面10aにおいて、第2の筐体20を収納状態にした時に塞がれない位置に形成されている。具体的には、図2に示すようにヒンジ部30のやや上部に形成されている。なお、本実施の形態では、第2の排気口13b及び13cを全部で4カ所に形成しているが、ヒートシンク60(後述)が第2の排気口13bの近傍に配されているため、実際には、第2の排気口13bから排気される第1の筐体10の内部の空気が、第2の排気口13cから排気される空気よりも多くなる。また、本実施の形態では、第2の排気口13b及び13cの形状を光軸Pに略平行な長孔とし、各長孔が長手方向に一列に並ぶように形成されているが、このような形状及び配置にすることで常に目視可能な状態に形成される第2の排気口13b及び13cを、極力目立たなくすることができる。本実施の形態のような第2の排気口13b及び13cの形状及び配置は一例である。
ホルダー14は、第1の筐体10内に配され、バッテリーを収納可能なバッテリー収納部や、メモリーカードなどの情報媒体を収納可能な媒体収納部などを保持している。本実施の形態では図3に示すように、ホルダー14は、第1の吸気口12a及び第2の吸気口12bに連通した第1の空間14aと、第1の排気口13a及び第2の排気口13bに連通した第2の空間14bとを備えている。第1の空間14aと第2の空間14bとは、ファン装置50(後述)によって隔離されている。また、ホルダー14には、撮像素子42の外郭に沿うように傾斜部14cが形成されていることにより、高密度な部材配置を実現し、ビデオカメラ1の小型化に貢献している。
撮像部40は、第1の筐体10に内蔵され、光軸P上に少なくとも対物レンズ41及び撮像素子42を備えている。撮像素子42は、CCDイメージセンサーなどで構成され、本実施の形態では3個のCCDイメージセンサーを用いた構成としたが、これには限らない。
ファン装置50は、第1の筐体10内のホルダー14に保持され、通電されることにより羽根が軸Qを中心に回転駆動し、空気の流れを発生させることができる。本実施の形態では、ファン装置50が駆動することにより、第1の空間14a側から第2の空間側14b側へ空気が流れるように構成されている。また、ファン装置50は、ホルダー14に当接する外周面には弾性部材50aが配されていることにより、第1の空間14aと第2の空間14bとを確実に隔離することができるとともに、ファン装置50が回転駆動している時に発生する振動や騒音を低減させている。
ヒートシンク60は、第1の筐体10内のホルダー14内に配されており、板金84(後述)に固定されている。ヒートシンク60は、熱伝導性の高い材料で形成され、板金84に固定されている部位である固定部80bから、複数のフィン80aが突設されている。フィン80aは、空気に対する接触面積を増やし、吸熱及び放熱効果を高めるためのものである。ヒートシンク80は、フィン80aの主平面が空気の流動方向と略平行になるように配置されている。
図4は、ビデオカメラ1の縦断面を示す。図4において、プリント基板81は、第1の筐体10に内蔵され、第1の筐体10の第2の側面10bに対向する側面側に配されている。プリント基板81は、各種信号処理を実行することができるマイコンチップ82や、各種電子部品が実装されている。マイコンチップ82は、画像処理を行うマイコンチップや、ビデオカメラ1のシステムを制御するマイコンチップなどがあるが、本実施の形態では説明の便宜上、撮影動作時に最も高熱を発する画像処理マイコンのみに符号を付与している。マイコンチップ82の上面には、熱伝導シート83の一方の面が当接している。熱伝導シート83は、弾性変形可能なシリコン樹脂などで形成され、マイコンチップ82で発生した熱を吸熱することができる。熱伝導シート83の他方の面は、板金84の一方に当接している。板金84は、本実施の形態では熱伝導性に優れた銅板で形成されている。銅板84の他方の面には、ヒートシンク60が熱伝導可能なように固定されている。したがって、マイコンチップ82で発生した熱は、熱伝導シート83、銅板84を介して、ヒートシンク60に伝達される。
〔2.放熱動作〕
まず、図1に示すように、第2の筐体20を引き出し状態にして、ビデオカメラ1の電源を投入すると、第1の筐体10内に配されている温度センサー(不図示)が第1の筐体10内の温度検出を開始する。次に、ビデオカメラ1を撮影動作させると、対物レンズ41(図4)を介して入射する光学的画像を撮像素子42で電気信号に変換し、その電気信号を画像処理マイコン(マイコンチップ82)に入力する。画像処理マイコンは、動画圧縮処理などの各種信号処理を行う。この時、画像処理マイコンであるマイコンチップ82は、処理動作に伴って発熱する。マイコンチップ82から発せられた熱は、熱伝導シート83、板金84を介してヒートシンク60に伝達される。ヒートシンク60は、板金84から伝わる熱を蓄熱する。
一方で、温度センサーは、第1の筐体10内の温度が所定値よりも高くなったことを検出すると、ファン装置50の動作を開始するよう制御する。ファン装置50は、羽根の回転動作を開始すると、図3の矢印Gに示すように空気の流れが発生する。具体的には、矢印Gに示すように空気の流れが発生するため、第1の吸気口12aを介して外気が第1の筐体10内へ導入される。この時、第1の吸気口12aは、第2の吸気口12bよりも開口面積が大きく、かつファン装置50に近い位置に配置されているため、第2の吸気口12bから導入される空気は少なく、殆どが第1の吸気口12aから導入される空気となる。
導入された外部の空気は、第1の空間14a、ファン装置50を介して、矢印Hに示すように第2の空間14bへ導かれる。第2の空間14bにはヒートシンク60が配されているため、外部の空気はヒートシンク60に当たって、ヒートシンク60の熱を奪う。ヒートシンク60から奪った熱を含む空気は、図4の矢印Kに示すように第1の排気口13aを介して外部に放出される。
すなわち、図1に示すように、矢印Aに示すように第1の吸気口12aから第1の筐体10内に外気が導入され、矢印Bに示すように第1の排気口13aから空気が排出されるのである。このように、第2の筐体20が引き出し状態にある場合は、第1の吸気口12a及び第1の排気口13aが第2の筐体20によって覆われないため、確実に放熱することができる。
次に、図2に示すように、第2の筐体20が収納状態にある場合は、図2,図5,および図6(図6は図3におけるY−Y部の断面)に示すように、第1の排気口13aが第2の筐体20によって覆われてしまうため、第1の排気口13aからは十分な排気を行うことができない。この状態で、ビデオカメラ1を撮影動作させると、前述と同様にマイコンチップ82で発生した熱は、熱伝導シート83、板金84を介してヒートシンク60に伝達される。ヒートシンク60は、板金84から伝わる熱を蓄熱する。
一方で、温度センサーは、第1の筐体10内の温度が所定値よりも高くなったことを検出すると、ファン装置50の動作を開始するよう制御する。ファン装置50は、羽根の回転動作を開始すると、図3の矢印Gに示すように空気の流れが発生する。具体的には、矢印Gに示すように空気の流れが発生するため、第2の吸気口12bを介して外気が第1の筐体10内へ導入される。この時、第1の吸気口12aは第2の筐体20によって覆われているため、第1の吸気口12aを介して流入する空気の量は僅かとなる。したがって、第1の筐体10内へは第2の吸気口12bを介して外部の空気が導入される。
導入された外部の空気は、第1の空間14a、ファン装置50を介して、矢印Hに示すように第2の空間14bへ導かれる。第2の空間14bにはヒートシンク60が配されているため、外部の空気はヒートシンク60に当たって、ヒートシンク60の熱を奪う。ヒートシンク60から奪った熱を含む空気は、図5の矢印Lに示すように第2の排気口13b及び13cを介して外部に放出される。この時、第1の排気口13aは、第2の筐体20によってほぼ塞がれているため、ファン装置50によって流動される空気は、ホルダー14の内部形状に沿って第2の排気口13b及び13c側へ導かれる。よって、第2の排気口13b及び13cから排気することができる。
すなわち、図2に示すように、矢印Cに示すように第2の吸気口12bから第1の筐体10内に外気が導入され、矢印Dに示すように第2の排気口13b及び13cから空気が排出されるのである。このように、第2の筐体20が収納状態にある場合は、第1の吸気口12a及び第1の排気口13aが第2の筐体20によって覆われているため、第2の吸気口12b、第2の排気口13b及び13cによって確実に放熱することができる。
次に、図7に示すように、ビデオカメラ1をユーザーが右手70で把持して操作する場合は、親指70aが第1の側面10aに当接し、その他の指が第1の側面10aに対向する面に当接し、手の平が第2の側面10bに対向する面に当接する。この時、第1の吸気口12a及び第1の排気口13aは、第2の筐体20や右手70で覆われない位置に形成されているため、前述のように第1の吸気口12aから外部の空気を導入し、第1の排気口13aから第1の筐体10内の空気を排出させることができる。
また、図8に示すように、ビデオカメラ1をユーザーが左手71で把持して操作する場合は、親指71aが第1の側面10aに当接し、その他の指が第1の側面10aに対向する面に当接し、手の平71bが第2の側面10bに当接する。この時、第1の吸気口12a及び第1の排気口13aは、第2の筐体20や左手71で覆われない位置に形成されているため、前述のように第1の吸気口12aから外部の空気を導入し、第1の排気口13aから第1の筐体10内の空気を排出させることができる。なお、図8に示すように、第1の排気口13aの一部が左手71の手の甲71bの一部で覆われてしまうが、空気の排出には大きな影響を与えない程度のものである。
次に、図9に示すように、第2の筐体20を、表示部21が目視可能な状態にして収納状態にした場合の放熱動作について説明する。図9は、第2の筐体20を図1に示す引き出し状態から軸Eを中心に回転させて、表示部21が外方を向くようにして軸Fを中心に回動させて、収納状態とした時のY−Y部(図3)の断面を示す。このように表示部21を目視可能な状態にすることで、ビデオカメラ1で撮影を行う際に撮像中の映像を表示部21に表示させることもできるし、ビデオカメラ1に装着されているメモリカードなどの情報媒体に記録されている映像を再生し表示させることもできる。
図9に示すように、第2の筐体20は、表示部21が配されている面に対向する面22が湾曲形状となっているため、第2の筐体20の端部において、第1の筐体10と第2の筐体20との間に隙間が生じる。したがって、第1の吸気口12a及び第1の排気口13aは第2の筐体20によって完全に覆われないため、矢印Mに示すように外部の空気を第1の吸気口12aから導入し、矢印Nに示すように第1の筐体10内の空気を第1の排気口13aから排出することができる。
〔3.実施の形態の効果、他〕
本実施の形態によれば、第2の筐体20を収納状態にした時に第2の筐体20で覆われない位置に第2の排気口13b及び13cを形成したことにより、第2の筐体20を収納状態にしたとしても、第1の筐体10内の空気を排出することができ、放熱させることができる。
また、第2の排気口13b及び13cを長孔で形成するとともに、長手方向に並んで形成したことにより、ビデオカメラ1の外観の品格を大きく損なうことなく、排気口を形成することができる。
また、第2の吸気口12bを長孔で形成するとともに、操作部11の外形にほぼ沿った形状(本実施の形態では円弧状)としたことにより、ビデオカメラ1の外観の品格を大きく損なうことなく、吸気口を形成することができる。
また、第1の吸気口12a、第2の吸気口12b、第1の排気口13a、および第2の排気口13bは、使用者がビデオカメラ1を手で把持した際に、手や指などで覆われない位置に形成したことにより、安定した放熱効果を得ることができる。
また、第2の筐体20に湾曲状とした面22を形成したことにより、表示部21が目視可能な状態で第2の筐体20を収納状態にしたとしても、第1の筐体10と第2の筐体20との間に吸気及び排気が可能な隙間を形成することができ、第1の筐体10内の熱を放熱させることができる。
また、ヒートシンク60のフィン60aを、その主面が空気の流動方向と略平行になるように形成したことにより、安定した放熱効果を得ることができる。
また、第1の筐体10において、第2の側面10bの一部の周囲に突起部10cを形成したことにより、ビデオカメラ1をユーザーが左手71で把持した際に、手の平71bと第2の側面10bとの間に隙間を形成することができる。これにより、左手71の一部が第1の吸気口12aまたは第1の排気口13aに重なっていたとしても、前記隙間を介して吸気及び排気を行うことができ、第1の筐体10内の熱を放熱させることができる。
また、ホルダー14に、撮像素子42の外形に沿うように傾斜部14cを形成し、ファン装置50を斜めに配置したことにより、第2の吸気口12bから導入した空気をスムーズにファン装置50及び第2の空間14bへと導くことができる。また、撮像素子42の下部のデッドスペースを無くすことができるため、ビデオカメラ1を小型化することができる。
なお、本実施の形態では、第2の筐体20で第1の排気口13aを塞ぐか否かで、第1の排気口13aで排気するか第2の排気口13bで排気するかを切り換えていたが、空気が流れる経路を機構的に切り換える構成としてもよい。例えば、ヒンジ部30に内蔵されている支軸(第2の筐体20を軸Fを中心に回動させるための支軸)に開閉弁を備え、その開閉弁を第1の排気口13aの内側に配する構成が考えられる。この場合、開閉弁を、第2の筐体20が引き出し状態(図1参照)になった時に第2の排気口13b及び13c側への経路を遮断し、第2の筐体20が収納状態(図2参照)になった時に第1の排気口13a側への経路を遮断するように配置することにより、第2の筐体20の回動動作に伴って、空気の流れる経路を切り換えるようにすることができる。
また、本実施の形態では、電子機器の一例としてビデオカメラを挙げたが、デジタルカメラや携帯電話端末など、少なくとも熱源と放熱手段を備えた第1の筐体と、第1の筐体に対して開閉自在な第2の筐体とを備えた機器であればよい。
本発明は、放熱構造を備えた電子機器に有用である。
実施の形態におけるビデオカメラの外観を示す斜視図 実施の形態におけるビデオカメラの外観を示す斜視図 実施の形態におけるビデオカメラの断面図 実施の形態におけるビデオカメラの断面図 実施の形態におけるビデオカメラの断面図 実施の形態におけるビデオカメラの断面図 実施の形態におけるビデオカメラを右手で把持した状態を示す側面図 実施の形態におけるビデオカメラを左手で把持した状態を示す側面図 実施の形態におけるビデオカメラの断面図
符号の説明
1 ビデオカメラ
10 第1の筐体
12a 第1の吸気口
12b 第2の吸気口
13a 第1の排気口
13b 第2の排気口
14 ホルダー
20 第2の筐体
21 表示部
50 ファン装置

Claims (3)

  1. 少なくとも電気回路基板を備えた第1の筐体と、
    画像を表示可能な表示部を備え、前記第1の筐体に対して開閉可能に軸支された第2の筐体とを備えた電子機器であって、
    前記第1の筐体は、
    回動可能な羽根を備え、前記羽根を回動させることにより当該第1の筐体内の空気を流動させるファン装置と、
    前記ファン装置の駆動によって当該第1の筐体内に外気を導入可能な吸気口と、
    前記ファン装置の駆動によって当該第1の筐体内の空気を外部に排出可能な第1の排気口及び第2の排気口とを備え、
    前記第1の排気口は、前記第2の筐体が前記第1の筐体に対して閉じる位置にある時に、前記第2の筐体によって閉塞される位置に形成され、
    前記第2の排気口は、前記第2の筐体が前記第1の筐体に対して閉じる位置にある時に、前記第2の筐体によって閉塞されない位置に形成されている、電子機器。
  2. 前記吸気口は、
    前記第2の筐体が前記第1の筐体に対して閉じる位置にある時に、前記第2の筐体によって閉塞される位置に形成された第1の吸気口と、
    前記第2の筐体が前記第1の筐体に対して閉じる位置にある時に、前記第2の筐体によって閉塞されない位置に形成された第2の吸気口とから構成される、請求項1記載の電子機器。
  3. 前記第1の筐体は、
    前記第1の吸気口及び前記第1の排気口の近傍に突起部が形成されている、請求項2記載の電子機器。
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