JP2009032469A - センサ取付具及びセンサ固定用の固定具 - Google Patents

センサ取付具及びセンサ固定用の固定具 Download PDF

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Abstract

【課題】
従来必要だった取付作業を削減し、片手でも簡単にセンサを固定することが出来るセンサ取付具を提供する。
【解決手段】
センサ31を設置する設置面110にL字型金具1を固定し、オペレータが固定具40の一対のピン60a,60bをセンサ31の貫通孔34a、34bに貫通した後、操作部材100を回動させることで、センサ31を固定具40がL字型金具1の方向へ押圧するとともに、押圧に伴う反発力を固定具40のシャフト部をL字型金具1のセンサ取付孔に係止させることで吸収し、L字型金具1と固定具40の間にセンサ31を固定する。
【選択図】 図3

Description

本発明は光電センサ等のセンサ取付具及びセンサ固定用の固定具に関する。
一般的に光電センサ等のセンサを設置面に取り付ける方法として、直接センサを設置面に固定した場合とは異なる姿勢で設置面に固定するために、取付具を介してセンサを設置面に取り付ける方法がある。例えば先行技術である特開平6−194458号公報に開示されているセンサ取付具は、設置面に対して水平な水平板と、設置面に対して垂直な垂直板とを有する取付台を設置面に設置し、垂直板にセンサを取り付けることで、設置面に対して垂直な姿勢でセンサを固定する構成について開示されている。
つまり詳細には、図1に示すようなセンサ取付構造が知られている。ここではセンサの一例として、アンプ内蔵型光電センサの取付構造について説明する。センサ31は内部に内蔵する投光部及び受光部等の主要機能部品に干渉しない位置に少なくとも一対の貫通孔34a、34bを有しており、この貫通孔34a、34bに各々対応するように同一の間隔を隔てて、L字型金具1のセンサ取付ベース板3に少なくとも一対のセンサ取付孔5a、5bが設けられる。センサ31をL字型金具1に固定する時は、ボルト9a、9b等の固定用部材をセンサ取付孔5a、5bならびにセンサ31に設けられた貫通孔34a、34bのそれぞれに挿通させ、反対側から突出したボルト9a、9bの先端部にナット11a、11b等の締結部材を装着することでセンサ31を固定していた。
特開平6−194458号公報
図1に示す従来例によれば、オペレータはまずボルト9aをL字型金具1に設けられたセンサ取付孔5aとセンサ31に設けられた貫通孔34aに挿通し、センサ31の貫通孔34aの反対側からボルト9aの先端部を突出させる。その後、ボルト9aの先端部が貫通孔34aから突出した状態を維持するために、一方の手でセンサ31及びボルト9aを保持し、L字型金具1とセンサ31とボルト9aの位置関係を位置決めしながら、他方の手でボルト9aの先端部にナット11aを装着しセンサ31をL字型金具1に固定する必要があり、取付作業に両手が必要であるとともに手間がかかっていた。また、上述した作業と同様の作業をボルト9bに対しても繰り返し行う必要があり、更に取付作業に手間がかかるという問題を有していた。
本発明は、上記の問題点に着目して成されたものであって、その目的は、従来からセンサを取付具に固定するために必要な作業であるセンサの貫通孔に固定用部材を挿通するという作業と、その後のセンサの取付具への固定作業とからなるセンサの取付作業及び取付具からのセンサの取り外し作業を、オペレータが片手でも簡単に完了することができるセンサ取付具を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、
所定の間隔を隔てて設けられた一対の貫通孔を有するセンサを設置面に取り付けるために、前記設置面に固定される取付基台と、該取付基台に前記センサを固定するための固定具とからなるセンサ取付具であって、
前記取付基台は、
前記設置面と略水平な面を有し、前記設置面に固定される取付ベース板と、前記取付ベース板から略垂直に立設するとともに、前記センサの貫通孔間の前記所定の間隔と同一の間隔を隔てて設けられた一対の挿通孔と、該挿通孔に連結するとともに前記センサの貫通孔間の前記所定の間隔と同一の間隔を隔てて設けられた一対の係止孔とを有するセンサ取付板とからなり、
前記固定具は、
前記貫通孔ならびに挿通孔に挿通可能で且つ前記係止孔に挿通不可能な断面形状を有する先端部と、前記先端部に連結し、前記貫通孔、挿通孔ならびに前記係止孔に挿通可能な断面形状を有する挿通部と、前記センサの貫通孔を介して前記挿通孔に挿通した時に前記先端部及び少なくとも前記挿通部の一部が前記挿通孔から突出する長さに設定されるとともに、前記挿通孔から前記先端部及び少なくとも前記挿通部の一部を突出させた状態で、前記係止孔にスライド移動可能な一対のシャフト部材と、
前記一対のシャフト部材を、前記センサの貫通孔間の所定の間隔と同一の間隔を隔てて平行に保持するシャフト保持部と、
前記シャフト保持部に取り付けられ、前記シャフト保持部の軸回りに回動可能な把持部と、前記把持部と一体的に設けられ、前記挿通孔から前記先端部及び少なくとも前記挿通部の一部を突出させた状態で、前記係止孔にスライド移動後、前記把持部を前記シャフト保持部の軸回りに回動させることにより、前記センサを前記センサ取付板の方向に押圧するとともに、前記先端部を前記係止部に係止させるカム面とを有する操作部材とからなることを特徴とする。
また、本発明は、略水平な面を有する取付ベース板と、前記取付ベース板から略垂直に立設するとともに、所定の間隔を隔てて設けられた一対の挿通孔と、該挿通孔に連結するとともに前記所定の間隔と同一の間隔を隔てて設けられた一対の係止孔とを有するセンサ取付板とからなる取付基台に、前記所定の間隔と同一の間隔を隔てて設けられた一対の貫通孔を有するセンサを固定するためのセンサ固定用の固定具であって、
前記固定具は、
前記貫通孔ならびに挿通孔に挿通可能で且つ前記係止孔に挿通不可能な断面形状を有する先端部と、前記先端部に連結し、前記貫通孔、挿通孔ならびに前記係止孔に挿通可能な断面形状を有する挿通部と、前記センサの貫通孔を介して前記挿通孔に挿通した時に前記先端部及び少なくとも前記挿通部の一部が前記挿通孔から突出する長さに設定されるとともに、前記挿通孔から前記先端部及び少なくとも前記挿通部の一部を突出させた状態で、前記係止孔にスライド移動可能な一対のシャフト部材と、
前記一対のシャフト部材を、前記センサの貫通孔間の所定の間隔と同一の間隔を隔てて平行に保持するシャフト保持部と、
前記シャフト保持部に取り付けられ、前記シャフト保持部の軸回りに回動可能な把持部と、前記把持部と一体的に設けられ、前記シャフト保持部の軸回りに回動可能に設けられ、前記挿通孔から前記先端部及び少なくとも前記挿通部の一部を突出させた状態で、前記係止孔にスライド移動後、前記把持部を前記シャフト保持部の軸回りに回動させることにより、前記センサを前記センサ取付板の方向に押圧するとともに、前記先端部を前記係止部に係止させるカム面とを有する操作部材を有することを特徴とする。
発明の実施の形態
以下、本発明をアンプ内蔵型光電センサに適用した場合の実施の形態を図面に基いて説明する。
ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するためのセンサの取付具及びセンサを例示するものであって、本発明はアンプ内蔵型光電センサの取付具に特定するものではなく、例えば超音波センサや近接センサ等各種のセンサの取付に適用できる。
まず、アンプ内蔵型光電センサの機能ならびに基本構成について説明する。図2はアンプ内蔵型光電センサ30の基本構成を示す機能ブロック図である。アンプ内蔵型光電センサ30は、検出領域における検出対象の有無を検出するものであり、検出対象の有無を検出するために検出領域に光を投光する投光部20、検出領域からの反射光を受光する受光部21、受光部21で受光した光を電気信号に変換し、変換された電気信号を増幅し、増幅された電気信号と予めオペレータによってしきい値設定部27に設定されているしきい値とを比較して、検出領域に検出対象が存在しているか否かを検出し、その検出結果を出力する制御・増幅部22とからなる。なお、上述したしきい値はオペレータによって任意の値に設定・変更できることは言うまでもない。
次に、本発明を上述したアンプ内蔵型光電センサ30の取付構造に適用した例を説明する。図3は本発明を上述したアンプ内蔵型光電センサ30の取付構造に適用した例の斜視図である。本実施例ではセンサ31を設置する設置面110にL字型金具1が固定され、固定具40がセンサ31をL字型金具1に向かって押圧することで、L字型金具1と固定具40の間にセンサ31が挟持される構成となっている。
図4はセンサ31をL字型金具1に取り付ける前の分解斜視図である。センサ31には設置面110に対して垂直な方向に対となる一対の貫通孔34a,34bが、所定の間隔Lを隔てて設けられている。これら貫通孔34a、34bは上述したセンサ31内に内蔵される投光部20、受光部21ならびに制御・増幅部22等の主要機能部品に干渉しない適切な位置に設けられる。すなわち、貫通孔34a、34bの位置及び間隔はセンサ31そのものの設計レイアウトに基いて定められている。固定具40に設けられる一対のピン60a、60bならびにL字型金具1に設けられるセンサ取付孔5a、5bは、上述したセンサ34の貫通孔34a、34bに合わせて同間隔Lを隔てて対となって設けられている。したがって、固定具40の一対のピン60a、60bはそれぞれ対応するセンサ31の貫通孔34a、34bとセンサ取付孔5a、5bに挿通することができる。なお、本実施例では設置面に対して垂直な方向に貫通孔34a、34bが対となる例を示すが、この対となる方向は垂直な方向に限らず、水平な方向でもよいし、その他の方向であってもよい。
L字型金具1は、設置面110に対して水平な面を有する取付ベース板2と、取付ベース板2から垂直に立設したセンサ取付板3とからなる。図4に示すように、取付ベース板2は予め2つのネジ孔111a,111bが設けられた設置面110に取り付けるための2つのネジ挿通孔4a、4bを有している。2つのネジ挿通孔4a、4bは、取付ベース板2を設置面110に仮位置決めした際に、一方が設置面110に設けられたネジ孔111a、111bの並び方向に、他方がネジ孔111a、111bの並び方向に対して直交する方向に延びる長孔形状を有している。したがって、オペレータが適宜L字型金具1の設置面110における取付位置を、これらのいずれの方向に対しても微調整することができるようになっている。
図5はL字型金具1のセンサ取付板3の正面図である。センサ取付板3に設けられた1対のセンサ取付孔5a、5bはそれぞれ径の異なる円形孔が連結された形状をなしている。より具体的には各々の径が大きい挿通孔6a、6bと、挿通孔6a、6bと比較して径が小さな係止孔8a、8bが、ガイド孔7a、7bを介して設置面110に対して垂直な方向に連結されている。センサ取付孔5a、5bを形成する各孔の寸法は、これらの孔に挿入される後述するピン60a、60bの径との関連によって制限されるが、詳細については後述する。
なお、本実施例では挿通孔6a、6bと係止孔8a、8bがガイド孔7a、7bを介して連結している例を示すが、挿通孔6a、6bと係止孔8a、8bが直接連結されていてもよい。また、挿通孔6a、6bと係止孔8a、8bが設置面110に対して垂直な方向に連結されている例を示すが、垂直な方向に限らず、水平な方向であっても良いし、その他の方向であっても良い。また、本実施例ではL字型金具を例示したが、必ずしもL字型である必要は無く、例えば逆T字型であってもよい。また、本実施例ではオペレータがセンサ31のセンサ取付板3に対する設置向きを適宜選択できるように、対となるセンサ取付孔5a、5bとセンサ取付孔5c、5dの2組のセンサ取付孔がセンサ取付板3に形成されている例を示している。
センサ31は上述したL字型金具1に向かって固定具40によって押圧される。図6は固定具40の概略全体図である。固定具40は一対のピン60a、60bと、弾性変形可能な板バネ50と、一対のピン60a、60bを支持する基台90と、オペレータが操作する操作部材100とからなる。
ピン60a、60bの長手方向一端部は基台90によって片持ち支持され、固定具40全体としては略コ字型形状を有している。板バネ50は、細長い矩形の平板形状を有し、その長手方向両端部に一対のピン60a、60bがそれぞれ挿入されている。詳細については後述するが、板バネ50はその一方の面が後述する操作部材100に設けられたカム面105に対向し、他方の面がセンサ31の側面に対向する向きに取り付けられている。基台90には操作部材100が、基台の長手方向軸回りに回動可能に取り付けられている。
図7はピン60aの詳細図である。シャフト部材としてのピン60aはそれぞれシャフト部61aと頭部66aとからなり、シャフト部61aの長手方向一端部に頭部66aが接続されている。ピン60bはピン60aと全く同一の構成を有する為、ここでの詳細な説明は省略する。
シャフト部61aは先端部62a側から順番に先端部62a、挿通部である細径部63a、センサ支持部64a、板バネ支持部65aと、更に頭部66aから形成されている。先端部62aの先端には、センサ31の貫通孔34aならびにセンサ取付孔5aに挿入しやすくするために、先端方向に向けて先細り形状となる第1のテーパ面67aが形成されている。
シャフト部61aの各部位はそれぞれ異なる径を有している。細径部63aは先端部62aよりも径が小さく、その接続部に上記第1のテーパ面とは反対の方向、つまり、先端部62aから細径部63aに向けて先細り形状となる第2のテーパ面68aが形成されている。板バネ支持部65aはセンサ支持部64aよりも径が小さく、その接続部にはセンサ支持部64aから板バネ支持部65aに向かって先細り形状となる第3のテーパ面69aが形成されている。
頭部66aは両面が平面で形成されており、シャフト部61aが接続されていない側の面には、図7に示すように先端方向に向けて先細り形状となる第4のテーパ面70aが形成されている。
先端部62a及び細径部63aの径は図5に示したセンサ取付孔5aの各孔の径との関連によって定められている。先端部62aは上述したL字型金具1のセンサ取付板3に設けられた挿通孔6aよりは径が小さく、係止孔8aとガイド孔7aよりは径が大きく設定されている。一方、細径部63aは係止孔8a及びガイド孔7aより径が小さく設定されている。すなわち先端部62aは挿通孔6aにのみ挿通可能であり、先端部62aに隣接する細径部63aはセンサ取付孔5aの全ての孔に挿通可能に設定されている。これにより、後述するように固定具40のピン60aをセンサ31を介してL字型金具1の挿通孔6aに挿入することにより、ピン60aの先端部62aならびに少なくとも第2のテーパ面68aの一部を、センサ31を取り付ける面とは反対側の面から突出させ、その後、ピン60aを係止孔8a側に向けて、スライドさせることにより第2のテーパ面68aを、係止孔8aの周面に係止させることができる。
上記実施例では第2のテーパ面68aを設けることによって、係止孔8aの周面と、第2のテーパ面68aの内、係止孔8aの径の大きさに応じた周面が当接することで、係止孔8aの径に多少の寸法誤差が生じても係止孔8aの中心とシャフト部61aの中心軸が一致した安定した状態でシャフト部61aを係止することができる。ただし、係止孔8aの中心とシャフト部61aの中心軸の一致が大きな問題とならない場合には、先端部62aと細径部63aの接続部位を単なる段で形成し、その段面が係止孔8aを有する平面に面当りすることで係止させてもよい。
また、上記実施例においては、一対のピン60a、60bとこのピン60a、60bを支持する基台90とを別部材にて構成するように説明したが、ピン60a、60bと基台90は一体的に形成されるものでも良い。
更に、上記実施例では挿通孔6a及び係止孔8aを円形孔とし、シャフト部61aの軸方向に直交する断面を円形とした為、それぞれの径の大きさに基いてシャフト部61aの各部位が挿通孔6a及び係止孔8aの夫々に挿通可能か挿通不可能かどうかを定めている。しかしながら、このようなシャフト部61aの各部位が挿通孔6a、係止孔8aに対して挿通可能か否かは、シャフト部61aの各部位と、挿通孔6a及び係止孔8aの形状とその大きさに起因するものであり、径に特定されるものではないことは言うまでもない。
図8は固定具40の分解斜視図である。基台90はその両端部に設けられた基台端部91a、91bと、その基台端部91a、91bとの間を連結する断面円形状の基台シャフト93とからなる。基台端部91a、91bの各々には一対のシャフト部61a、61bを挿通するための第1のシャフト部挿通孔92a、92bが設けられ、一対のシャフト部61a、61bをそれぞれ挿通することにより一対のピン60a、60bが上述した間隔Lを隔てて平行に片持ち支持されている。
頭部66a、66bは第1のシャフト部挿通孔92a、92bよりも大きな径を有するとともに、シャフト部61a、61bを第1のシャフト部挿通孔92a、92bに挿入した時に、その第1のシャフト部挿通孔92a、92bと当接する面が平面で形成されている。同様に、基台端部91a、91bの頭部66a、66bに当接する面も平面で形成されている為、シャフト部61a、61bを第1のシャフト部挿通孔92a、92bに挿入した時に平面同士が当接することになるため、基台90からシャフト部60aの先端部61aまでの長さを所定の長さに位置決めすることができる。
なお、上述した当接とは本来完全に接している状態を言い、本実施例においても隙間が無いことが望ましいが、各部品の寸法誤差や組み立て誤差により生じる意図しない若干の隙間も含めた意味である。
弾性変形可能な板バネ50の両端部にはシャフト部61a、61bを挿通させるための第2のシャフト部挿通孔51a、51bが形成され、それぞれにシャフト部61a、61bが挿通される。図9に示すように板バネ50は板バネ支持部65a、65bに位置決めされるように、Eリング107a、107bが板バネ50と第3のテーパ面69a、69bの間に装着されている。Eリング107a、107bの最小径はセンサ支持部64a、64bの径よりも小さく、板バネ支持部65a、65bの径よりも若干大きく設定されているため、第3のテーパ面69a、69bによってEリング107a、107b自身の滑り抜けが防止されるとともに、板バネ50の滑り抜けを同時に防止している。板バネ50のピン60a、60bの長手方向における可動範囲は上述したEリング107a、107bによって板バネ支持部65a、65b内に各々制限されている。
なお、本実施例では板バネ50の長手方向両端部に第2のシャフト部挿通孔51a、51bを設け、ピン60a、60bを挿通させる構成としたが、板バネ50の長手方向両端部に例えば略C字型の切欠を設け、ピン60a、60bの径方向から取り付けるようにしても良い。
基台シャフト93には操作部材100が、基台シャフト93の軸回りに回動可能に取り付けられている。操作部材100には、基台シャフト保持部101と、カム面105a、105bと、把持部104とが一体的に形成されている。さらに、把持部104には、ピン60a、60bを位置決めするためのピン位置決め用突起部106a、106bが形成されている。
図8に示すように、基台シャフト保持部101は略円筒形状であり、周方向の一部が開放した開口部102を有している。基台シャフト保持部101の開口部102を基台シャフト93に押し付けると、基台シャフト保持部101が若干の可撓性を持つ樹脂であるため、開口部102が一時的に広がり、基台シャフト保持部101が基台シャフト93を挟持する。
板バネ50を押圧するためのカム面105a、105bは基台シャフト保持部101の外周面に設けられている。このカム面105a、105bは、基台シャフト93の軸回りに、図10に示す初期状態からいずれの方向に操作部材100を回動させても、所定回動角度において、カム動作が開始されるように各々の回動方向に対応した所定の回動位置に二つのカム面105a、105b各々が形成されている。
把持部104は基台シャフト93の径方向に所定の幅を持つ矩形の略平板形状を有している。詳細については後述するが、オペレータがこの把持部104を把持し、操作部材100を基台シャフト93の軸回りに回動させることで、カム面105a又はカム面105bが上述した板バネ50をピン60a、60bの先端方向に押圧し、その結果、センサ31をL字型金具1と固定具40の間に挟持することができる。
なお、本実施例では基台シャフト保持部101が、開口部102を有し、基台シャフト90に押し付けることで基台シャフト90を挟持する構成を例示したが、例えば、基台シャフト保持部101が開口部102を有さない完全な円筒形状を有し、基台シャフト90を包囲するように取り付けてもよいし、基台シャフト保持部101と基台シャフト93との間にベアリングを設けることで基台シャフト90の軸回りに回動可能に取り付けてもよい。
以上のように構成された本実施例において、センサ31をL字型金具1に固定する時の各部の動作について説明する。
図10は固定具20に設けられるピン60a、60bをセンサ31の貫通孔34a、34bならびにL字型金具1のセンサ取付孔5a、5bに挿入する前の固定具20の初期状態を示す側面図である。なお、ピン60a側から見た側面図についてもピン60b側から見た側面図と同一となるため、ここではピン60b側から見た側面図に基いて説明する。
ピン60bの頭部66bの上面部には操作部材100に設けられたピン位置決め用突起部106bが当接している。これによりピン60bの頭部66bに設けられる平面形状の下面が基台端部91aの平面形状の上面に押し当てられ、その結果、ピン60bと基台90との関係がその関係を保持するように位置決めされることになる。従って、仮にオペレータがピン60bをセンサ31の貫通孔34bならびにセンサ取付孔5bに挿入しようとする時に、うまく挿入できず、ピン60bの先端側から頭部66bの方向にピン60bを押す力が働いてしまったとしても、ピン60bがピン60bの挿入方向とは反対方向に移動してしまうことがなく、上述したピン60bと基台90との位置関係を維持することができる。
オペレータは固定具20を図10の状態に維持したまま、図13に示すようにピン60a、60bをセンサ31を介してL字型金具1に設けられた挿通孔6a、6bに挿入し、ピン60a、60bの先端部62a、62bならびに少なくとも第2のテーパ面68a、68bの一部をセンサ取付板3のセンサ31を取り付ける面とは反対側の面から突出させる。その後、その突出した状態を維持しつつ、図14に示すように、ピン60a、60bを挿通孔6a、6bからガイド孔7a、7bを介して係止孔8a、8bにスライド移動させることにより、第2のテーパ面68a、68bを、係止孔8a,8bの周面に係止させる。尚、スライド移動は、把持部104を把持して行っても良いし、固定具20のいずれの箇所を保持して行ってもよい。
続いて、図14の状態からオペレータはセンサ31をL字型金具1と固定具20とによってロックするために、操作部材100の把持部104を把持し、操作部材100を基台シャフト93の軸回りに回動させる。
尚、本実施例においては、センサ31の貫通孔34a、34bをセンサ31の投受光窓32が形成されている面の近傍の角部に設けている為、操作部材100を投受光窓32が形成されている面とは反対方向、すなわち把持部104がセンサ31の側面に当接する方向に回動させているが、例えば、貫通孔34a、34bがセンサ31の側面において、センサ31の高さ方向と直交する奥行方向の中央部近傍に設けられている場合は、操作部材100をいずれの方向に回動させても、操作部材100が投受光窓32に干渉しないように、センサ31をロックすることが可能である。すなわち、オペレータは、貫通孔34a、34bが設けられている位置に基いて、センサの本来の機能を害さない回動方向を選択し、回動操作を実行すれば良い。
図11はセンサ31をアンロック状態からロック状態へ推移する途中段階の固定具20の側面図であり、操作部材100が頭部66bの第4のテーパ面70bまで回動した状態を示している。薄肉の平板形状を有するピン位置決め用突起部106bは、弾性変形しながら頭部66bの上面を摺りながら回動する。従って、第4のテーパ面70bと頭部66bの上面によって形成される角部、又は第4のテーパ面70bと頭部66bの側面とで形成される角部を、ピン位置決め用突起部106bが通過する時に、この角部を突起部106bによって弾くことによって生じる音と、操作時の抵抗感の変化によってセンサ31がアンロック状態からロック状態へ推移していることをオペレータに対して意識させることが可能である。
尚、センサ31をロック状態からアンロック状態へ推移させる時も、上述した操作音と操作感をオペレータに対して与えることができることは言うまでもない。
センサ31を完全にロックするために、図11の状態からさらに操作部材100を回動させると、図12に示すように基台シャフト保持部101の外周面に設けられたカム面105bが板バネ50を押し下げる。図15はセンサ31がL字型金具1と固定具40によって完全にロックされている状態の正面図である。センサ31を挟持している図15の状態では、板バネ50はカム面105bによってセンサ31の方向に長手方向中央部が押圧されても移動することができず、センサ31の方向に長手方向中央部が突出するように屈曲する。押圧された板バネ50はEリング107a、107bを介してセンサ31をL字型金具1の方向に押圧する。
尚、図15の状態では、操作部材100の把持部104の回動軸から最も離れた先端部が、センサ31の側面に当接し、操作部材100はこれ以上回動することができない状態で位置決めされている。
一方、操作部材100はカム面105bが板バネ50を押圧することによる反発力を受けて、基台シャフト保持部101が挟持している基台シャフト93をセンサ31から離れる方向に引く力を働かせる。基台シャフト93がセンサ31から離れる方向への力を受けると、基台シャフト93の両端部に設けられ、ピン60a、60bを支持している基台端部91a、91bがピン60a、60bを挿通方向とは反対方向に引き抜こうとする力を働かせる。ピン60a、60bを挿通方向とは反対方向に引き抜こうとすると、第2のテーパ面68a、68bがL字型金具1の係止孔8a、8bの周面に押し当てられて係止される。
このようにして、カム面105bは板バネ50を介してセンサ31をL字型金具1の方向へ押圧するとともに、ピン60a、60bを挿通方向とは反対方向に引き抜き、第2のテーパ面68a,68bをL字型金具1の係止孔8a、8bの周面に押し当てて係止させる。従って、センサ取付孔から突出した一対のピン60a、60bに別途締結部材を装着する必要なく、センサ31をL字型金具1と固定具40との間に固定することができる。
本実施例では、カム面105bによって押圧された板バネ50は、センサ突起部35a、35b及びEリング107a、107bによって板バネ50とセンサ31の側面との間に形成されたクリアランス36に向かって長手方向中央部が突出するように屈曲する。したがって、仮にセンサ31の厚み、L字型金具1の厚み、及びピン60a、60bに設けられる第2のテーパ面68a、68bの形状及びそのサイズにおいて成形時に誤差が生じたとしても、板バネ50が発生した誤差を吸収することが出来る。例えばセンサ31の厚みが、成形時の誤差により若干厚くなった場合には、板バネ50の弾性変形量は小さくなり、逆に若干薄くなった場合には、板バネ50の弾性変形量が大きくなることで、双方の場合において、センサ31を適切に固定することができる。
また、本実施例では、板バネ50とセンサ31の間にEリング107a、107bを挿入しているので、例えばセンサ31に上述したセンサ突起部35a、35bが無いセンサ31に対しても、Eリング107a、107bによって板バネ50とセンサ31の間のクリアランス36を確保することができるので、板バネ50が弾性変形し、上述した各部品の成形時の誤差を吸収する為の屈曲領域を有効に確保することができる。
なお、Eリング107a,107bは屈曲した板バネ50による押圧力をEリング107a、107bが平面的な圧力に変換してセンサ31を押圧する役割も果たしている。従って、板バネ50が直接的にセンサ31を押圧する場合に比べて、センサ31の表面を傷める心配が少ない。
また、本実施例ではセンサ31の設置向きを変更した場合にも、一つの固定具20でセンサ31を固定することができるように、基台シャフト保持部101の両外周側面にカム面105a、105bを設ける構成としている。但し、上述したように操作部材100の回動方向は、図3又は図15に示すように、操作部材100の把持部104がセンサ31の側面に当接する方向に回動させた方が好ましい。その場合は、回動軸から最も離間した位置にある把持部104の先端部がセンサ31の側面に当接することで、操作部材100の回動が係止されて位置決めされることになる。
カム面105a、105bが板バネ50を押圧する押圧力は、把持部104がセンサ31に当接する前の回動途中の段階で最大となり、操作部材100が完全に回動し、回動軸から最も離間した位置にある把持部104の先端部がセンサ31に当接して位置決めされた段階では、カム面105a、105bの押圧力のピークが過ぎた位置となるようにカム面105a、105bの形状が設定されている。従って、操作部材100が時間経過とともにアンロック方向へ勝手に回動し、センサ31の固定状態が意図せず解除されてしまうことがない。
本実施例においては、カム面105bが板バネ50及びEリング107a、107bを介してセンサ31を押圧する実施例を例示したが、Eリング107a、107bがなく、板バネ50が直接センサ31を押圧するようにしてもよい。
また、Eリング107a、107bの代わりにセンサ31の側面と板バネ50との間に介挿されたもう一枚の平板を介してセンサ31を押圧するようにしてもよい。介挿された平板は板バネ50の押圧力を平面的な圧力に変換して、センサ31を押圧することができるとともに、図10に示す固定具20の挿入前の初期状態時に、板バネ50がピン60a、60bから滑落することを防止することができる。すなわち、板バネ50とセンサ31の側面との間に平板を介挿した場合においても、Eリング107a、107bを介挿した場合と実質的に同一の作用・効果を奏することができる。
また本実施例では、操作部材100の基台シャフト保持部101の長手方向中央部の両外周面にカム面105a、105bを各々設け、そのカム面105a又は105bが板バネ50の長手方向中央部を押圧するように構成しているが、カム面105a、105bは基台シャフト保持部101の長手方向中央部ではなく、長手方向両端部に設けられていてもよい。その場合には、各々のカム面105a又は105bに押圧され、センサ31を押圧するための押圧部材が各々のピン60a、60bに独立して介挿されていてもよい。
図16に示す第2実施例は、上述した第1実施例の変形例である。第1実施例では、操作部材100の回動に伴い、カム面105a又は105bが板バネ50ならびにEリング107a、107bを介してセンサ31をL字型金具1の方向に押圧するように構成したが、本実施例では、カム面105a又は105bが直接センサ31をL字型金具1の方向に押圧するように構成している。
基台シャフト保持部101の外周面に設けられたカム面105a又は105bは操作部材100の回動に伴い、センサ31の側面に直接当接し、L字型金具1の方向へセンサ31を押圧する。
上述した第1実施例においては、板バネ50を変形させることにより、固定具20、センサ31の厚みならびにL字型金具1の厚み方向における寸法誤差の吸収を行ったが、この第2実施例においては、この寸法誤差の吸収をセンサ31の側面を直接押圧するカム面105a、105bの構造で吸収させる必要がある。
このため、この第2実施例においては、カム面105a、105bの表面に寸法誤差を吸収可能な弾性変形量を有する弾性変形可能な弾性体層(図示せず)が所定の厚みを持って形成されている。この場合、上述した寸法誤差吸収の効果に加えて、押圧時にセンサ31の表面を傷める心配が少ない。弾性体層の弾性変形量は上述した第1実施例の板バネ同様にセンサ31の厚み、L字型金具1の厚み、及びピン60a、60bに設けられる第2のテーパ面68a、68bの形状及びそのサイズに発生するトータルの誤差を吸収可能な量に設定されている。
また、カム面105a、105bの表面を弾性変形可能な部材で形成するとともに、カム面105a、105bの内部に、寸法誤差を吸収可能な中空部を設け、カム面105a、105bの動作時に、カム面105a、105bの表面が上述した中空部に向かって凹むことで寸法誤差を吸収するようにしてもよい。
更に、上記第1ならびに第2実施例においては、板バネ50とカム面105a、105bの変形を弾性変形としたが、この固定具20の使用が一度で済むようなセンサに対する固定具20であれば、塑性変形可能な板状部材やカム面の構成に基くものであっても良いことは言うまでもない。
本発明によれば、従来からあったセンサの貫通孔に固定用部材を挿通するという作業の延長上にカム面を有する操作部材を回動させるという新たな操作機構を付与することで、ナット等の締結部材を用いて締結するという従来必要であった取付作業を削減し、オペレータが片手でも簡便にセンサの取付作業及び取り外し作業を完了することができる。更に、センサの貫通孔が設けられた2点を同時に固定することが出来るので、取付に係る手間を大幅に削減することができる。また、センサや取付具の成形時に僅かな寸法誤差が生じた場合にも、適切にセンサを固定することができる等優れた効果を奏する。
従来のセンサ取付構造を示した図 アンプ内蔵型光電センサ30の機能ブロック図 本発明の全体図 本発明の分解斜視図 L字型金具1の正面図 固定具20の全体図 ピン60aの詳細図 固定具20の分解斜視図 固定具20の分解斜視図 固定具20の初期状態を示す側面図 固定具20の途中状態を示す側面図 操作部材100が完全に回動した状態における固定具20の側面図 操作部材100が回動していない状態における全体図 図15の状態におけるL字型金具1の正面図 操作部材100が完全に回動した状態における全体図 第2の実施例を示す全体図
符号の説明
1 L字型金具
2 取付ベース板
3 センサ取付板
4a、4b ネジ挿通孔
5a、5b センサ取付孔
6a、6b 挿通孔
7a、7b ガイド孔
8a、8b 係止孔
9a、9b ネジ
10 補強部材
11a、11b ナット
20 投光部
21 受光部
22 制御・増幅部
23 投光レンズ
24 受光レンズ
25 ワーク
27 しきい値設定部
30 アンプ内蔵型光電センサ
31 センサ
32 投受光窓
33 出力表示灯
34a、34b 貫通孔
35a、35b センサ突起部
36 クリアランス
40 固定具
50 板バネ
51a、51b 第2のシャフト部挿通孔
60a、60b ピン
61a、61b シャフト部
62a、62b 先端部
63a、63b 細径部
64a、64b センサヘッド支持部
65a、65b 板バネ支持部
66a、66b 頭部
67a、67b 第1のテーパ面
68a、68b 第2のテーパ面
69a、69b 第3のテーパ面
70a、70b 第4のテーパ面
90 基台
91a、91b 基台端部
92a、92b 第1のシャフト部挿通孔
93 基台シャフト
100 操作部材
101 基台シャフト保持部
102 開口部
104 把持部
105a、105b カム面
106a、106b ピン位置決め用突起部
107a、107b Eリング
110 設置面
111a、111b ネジ孔

Claims (11)

  1. 所定の間隔を隔てて設けられた一対の貫通孔を有するセンサを設置面に取り付けるために、前記設置面に固定される取付基台と、前記取付基台に前記センサを固定するための固定具とからなるセンサ取付具であって、
    前記取付基台は、
    前記設置面と略水平な面を有し、前記設置面に固定される取付ベース板と、前記取付ベース板から略垂直に立設するとともに、前記センサの貫通孔間の前記所定の間隔と同一の間隔を隔てて設けられた一対の挿通孔と、該挿通孔に繋がるとともに前記センサの貫通孔間の前記所定の間隔と同一の間隔を隔てて設けられた一対の係止孔とを有するセンサ取付板とからなり、
    前記固定具は、
    前記貫通孔ならびに前記挿通孔に挿通可能で且つ前記係止孔に挿通不可能な断面形状を有する先端部と、前記先端部に繋がり、前記貫通孔、前記挿通孔ならびに前記係止孔に挿通可能な断面形状を有する挿通部と、前記センサの貫通孔を貫通して前記挿通孔に挿通した時に前記先端部及び少なくとも前記挿通部の一部が前記挿通孔から突出する長さに設定されるとともに、前記挿通孔から前記先端部及び少なくとも前記挿通部の一部を突出させた状態で、前記係止孔にスライド移動可能な一対のシャフト部材と、
    前記一対のシャフト部材を、前記センサの貫通孔間の所定の間隔と同一の間隔を隔てて平行に保持するシャフト保持部と、
    前記シャフト保持部に取り付けられ、前記シャフト保持部の軸回りに回動可能な把持部と、前記把持部と一体的に設けられ、前記挿通孔から前記先端部及び少なくとも前記挿通部の一部を突出させた状態で、前記係止孔にスライド移動後、前記把持部を前記シャフト保持部の軸回りに回動させることにより、前記センサを前記センサ取付板の方向に押圧するとともに、前記先端部を前記係止部に係止させるカム面とを有する操作部材とからなることを特徴とするセンサ取付具。
  2. 前記把持部は、前記シャフト保持部の軸回りの回動に伴って、前記カム面が前記センサを押圧する押圧位置と、前記カム面が前記センサを押圧しない非押圧位置とに切り替わることを特徴とする請求項1に記載のセンサ取付具。
  3. 前記一対のシャフト部材の前記先端部には、前記挿通部に向かって先細り形状となるテーパ面が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサ取付具。
  4. 前記一対のシャフト部材に装着するための一対のシャフト装着部を有する弾性変形可能な平板形状の板バネが、一方の面が前記カム面と対向し、他方の面が前記センサ固定時に前記センサに対向するように、前記シャフト部材の長手方向に移動可能に装着されており、
    前記カム面は、前記板バネを介して前記センサを押圧することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のセンサ取付具。
  5. 一方の面が前記板バネと対向し、他方の面が前記センサ固定時に前記センサに対向するように前記一対のシャフト部材の各々に座金が介挿されることにより、前記センサと前記板バネとの間に前記板バネの屈曲可能領域が形成され、
    前記カム面が前記板バネを前記センサの方向に押圧した時、前記板バネが前記屈曲可能領域に向かって前記板バネの長手方向中央部及びその近傍が突出するように屈曲するとともに、
    前記板バネが前記座金を介して前記センサを押圧することを特徴とする請求項4に記載のセンサ取付具。
  6. 前記カム面の表面に弾性変形可能な弾性体層が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のセンサ取付具。
  7. 前記カム面の表面が弾性変形可能な部材で形成されているとともに、前記カム面の内部に中空部を設けたことを特徴とする請求項6に記載のセンサ取付具。
  8. 前記一対のシャフト部材及び前記シャフト保持部はそれぞれ別部材にて構成され、
    前記シャフト保持部は前記一対のシャフト部材を挿通するためのシャフト部材挿通孔を有し、
    前記一対のシャフト部材は前記先端部と他端部を有し、
    前記他端部には、前記先端部から前記シャフト部材挿通孔に前記一対のシャフト部材を挿通した時に、前記シャフト部材挿通孔に係止される頭部が設けられ、
    前記操作部材には、前記把持部が前記非押圧位置にある時に、前記頭部と当接し、前記先端部が前記貫通孔に挿通する方向とは反対方向に前記シャフト部材挿通孔から突出する突出量を所定の範囲内に制限するシャフト位置決め部が設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のセンサ取付具。
  9. 前記シャフト保持部の断面が弦を有する略円形で、前記頭部との当接部が平面より形成されてなり、且つ前記頭部の断面が略台形でシャフト位置決め部との当接部及び前記シャフト保持部との当接部が平面で形成されてなることを特徴とする請求項8に記載のセンサ取付具。
  10. 前記操作部材は、前記シャフト保持部の軸回りのどちらの方向に回動させても、所定の回動角度において前記カム動作が開始されるように各々の回動方向に対応した所定の回動位置に二つのカム面が形成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のセンサ取付具。
  11. 略水平な面を有する取付ベース板と、前記取付ベース板から略垂直に立設するとともに、所定の間隔を隔てて設けられた一対の挿通孔と、該挿通孔に繋がるとともに前記所定の間隔と同一の間隔を隔てて設けられた一対の係止孔とを有するセンサ取付板とからなる取付基台に、前記所定の間隔と同一の間隔を隔てて設けられた一対の貫通孔を有するセンサを固定するためのセンサ固定用の固定具であって、
    前記固定具は、
    前記貫通孔ならびに前記挿通孔に挿通可能で且つ前記係止孔に挿通不可能な断面形状を有する先端部と、前記先端部に繋がり、前記貫通孔、前記挿通孔ならびに前記係止孔に挿通可能な断面形状を有する挿通部と、前記センサの貫通孔を貫通して前記挿通孔に挿通した時に前記先端部及び少なくとも前記挿通部の一部が前記挿通孔から突出する長さに設定されるとともに、前記挿通孔から前記先端部及び少なくとも前記挿通部の一部を突出させた状態で、前記係止孔にスライド移動可能な一対のシャフト部材と、
    前記一対のシャフト部材を、前記センサの貫通孔間の所定の間隔と同一の間隔を隔てて平行に保持するシャフト保持部と、
    前記シャフト保持部に取り付けられ、前記シャフト保持部の軸回りに回動可能な把持部と、前記把持部と一体的に設けられ、前記挿通孔から前記先端部及び少なくとも前記挿通部の一部を突出させた状態で、前記係止孔にスライド移動後、前記把持部を前記シャフト保持部の軸回りに回動させることにより、前記センサを前記センサ取付板の方向に押圧するとともに、前記先端部を前記係止部に係止させるカム面とを有する操作部材を有することを特徴とするセンサ固定用の固定具。
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