JP2009031528A - 定着装置 - Google Patents

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JP2009031528A JP2007195274A JP2007195274A JP2009031528A JP 2009031528 A JP2009031528 A JP 2009031528A JP 2007195274 A JP2007195274 A JP 2007195274A JP 2007195274 A JP2007195274 A JP 2007195274A JP 2009031528 A JP2009031528 A JP 2009031528A
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健一 阿我田
Teruaki Mitsuya
輝章 三矢
Marutomo Gotou
丸朋 後藤
Shunichi Ohara
俊一 大原
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Abstract

【課題】 第一、第二のNIP部間でHRからの記録媒体の浮きが発生せず、かつセカンドBRの長寿命化が図れる定着装置を提供する。
【解決手段】 加熱ローラ1にバックアップローラ3を押圧して形成される第一の溶融挟持部8と、バックアップローラ3の加熱ローラ回転方向下流に設置されたセカンドバックアップローラ4を加熱ローラ1に押圧して形成される第二の溶融挟持部9を有し、第一の溶融挟持部8ならびに第二の溶融挟持部9に記録媒体5挿通して未定着トナーを記録媒体5に定着させる定着装置において、セカンドバックアップローラ4の表面速度と記録媒体搬送速度の速度差を、第一の溶融挟持部8と第二の溶融挟持部9の間における記録媒体5の浮きの発生限界に設定することを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、プリンタ、電子写真複写機、ファクシミリ等の電子写真方式を用いた電子写真装置に係り、特に記録媒体上の未定着トナーを定着させるローラ型の定着装置に関する。
電子写真方式を用いた記録装置においては、記録媒体の表面にトナーと呼ばれる粉末を画像として顕像化させ、その未定着トナーを加熱することにより溶融させ記録媒体に定着させる。従来、記録媒体上に未定着トナーを定着する装置としては、ローラ内部に配置されたハロゲンヒーターにて加熱した加熱ローラ(以下、HRと略記する)にバックアップローラ(以下、BRと略記する)を押圧してなる溶融挟持部(以下、NIP部と略記する)を形成し、その間に未定着トナーを担持した記録媒体を通過させることにより加熱及び加圧して定着する方法が用いられる。
この定着工程において高い定着強度を得るために、特に高速領域においてBRを押し付ける力とその挟持時間の確保が必要である。高速領域において高い定着強度を得る一手段として例えば特許第3469676号公報に記載されているように、バックアップローラの回転方向下流にセカンドバックアップローラ(以下、セカンドBRと略記する)を押圧してなる第二のNIP部を持たせる方式がある。
しかし、セカンドBRを押し付ける力を高くすると第一、第二のNIP部間でHRからの記録媒体の浮きが発生するため、十分な熱量供給ができず定着強度が落ちる。また、第一のNIP部でHRに付着したトナーをオフセットトナーと呼ぶが、このオフセットトナーが記録媒体に再転移することによって画像ぶれが発生するという問題があった。そこで、セカンドBRの表面において記録媒体と滑りがあるように押圧力を設定し、セカンドBRの表面速度が記録媒体の搬送速度より速くなるようにセカンドBRを駆動させることで第一、第二のNIP部間でHRからの記録媒体の浮きが発生しないという方式が特許第3469676号公報に記載されている。
また、複数の圧着ローラを設けた構成は、特開昭63-274968号公報にも記載されている。
特許第3469676号公報 特開昭63−274968号公報
しかし、セカンドBR表面と記録媒体表面との間に絶えず滑りが発生する構成ではセカンドBR表面と記録媒体表面との間で絶えず磨耗する。従来、第一、第二のNIP部間でのHRからの記録媒体の浮きがないようセカンドBRの駆動速度を設定するのみで、セカンドBR表面と記録媒体表面の滑りによる磨耗については考えておらず、セカンドBRの寿命が短いという問題があった。また、封筒(カット紙)用の低速機を想定しているため、定着器の押し付け力が低く、十分な定着強度が得られなかった。
本発明の目的は、第一、第二のNIP部間でHRからの記録媒体の浮きが発生せず、かつセカンドBRの長寿命化が図れる定着装置を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明の第1の手段は、加熱ローラにバックアップローラを押圧して形成される第一の溶融挟持部と、前記バックアップローラの加熱ローラ回転方向下流に設置されたセカンドバックアップローラを前記加熱ローラに押圧して形成される第二の溶融挟持部とを有し、
前記第一の溶融挟持部ならびに第二の溶融挟持部に記録媒体を順次挿通して未定着トナーを前記記録媒体に定着させる定着装置において、
前記セカンドバックアップローラの表面速度と前記記録媒体搬送速度の速度差を、前記第一の溶融挟持部と第二の溶融挟持部の間における前記記録媒体の浮きの発生限界に設定することを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は、加熱ローラにバックアップローラを押圧して形成される第一の溶融挟持部と、前記バックアップローラの加熱ローラ回転方向下流に設置されたセカンドバックアップローラを前記加熱ローラに押圧して形成される第二の溶融挟持部とを有し、
前記第一の溶融挟持部ならびに第二の溶融挟持部に記録媒体を順次挿通して未定着トナーを前記記録媒体に定着させる定着装置において、
前記セカンドバックアップローラの表面速度と前記記録媒体搬送速度の速度差を、前記第一の溶融挟持部と第二の溶融挟持部の間における前記記録媒体の浮きの発生限界範囲に設定することを特徴とするものである。
本発明の第3の手段は前記第1または第2の手段において、前記セカンドバックアップローラの表面速度をV2BR、前記第一の溶融挟持部に前記記録媒体が突入する搬送速度をVP1としたとき、前記V2BRと前記VP1を測定する手段を有し、前記V2BR、VP1において
ΔV=V2BR− VP1
とし、前記第一の溶融挟持部と前記第二の溶融挟持部の間における前記加熱ローラから前記記録媒体の浮きが発生する直前の前記V2BRと前記VP1の速度差をvとすると、
ΔV≧v
を満たす範囲で前記ΔVが前記vに近づくよう前記セカンドバックアップローラを駆動することを特徴とするものである。
本発明の第4の手段は前記第3の手段において、前記V2BRと前記VP1の測定によって前記ΔVを算出し、その算出したΔVが前記vに近づくよう前記セカンドバックアップローラの駆動速度を制御する速度制御手段を有することを特徴とするものである。
以上述べた本発明の定着装置では、セカンドBRを駆動させる構成において、第一、第二のNIP部間でHRから記録媒体の浮きが発生せず、かつセカンドBR表面と記録媒体表面との磨耗を低減するようセカンドBR駆動速度を制御することで、長寿命なセカンドBRを実現することができる。
前述のようにセカンドBRの表面速度をV2BR、第一のNIP部に突入する直前の記録媒体搬送速度をVP1とし、
ΔV=V2BR− VP1 ----------------------------------------------------------------------------------(1)
とする。図1はセカンドBR表面と記録媒体表面との間に滑りがある条件でのΔVと浮きの量の関係を示した図である。横軸にΔV、縦軸に浮きの量を示し、浮きが発生する境界のΔVの値をvとする。つまり、
ΔV≧v ------------------------------------------------------------------------------------------------(2)
の範囲では浮きが発生せず、ΔVがvに近づくほどV2BRとVP1の速度差が小さくなり、セカンドBR表面と記録媒体表面における磨耗が低減する。
本発明ではV2BR、VP1を検出する手段を有し、図1における浮き発生の境界vに関して前記(2)式を満たし、かつΔVが限りなくvに近づくようV2BR、VP1の検出結果に基づいてセカンドBR駆動速度を制御することにより、第一、第二のNIP部間におけるHRから記録媒体の浮きを発生させず、かつセカンドBRの磨耗を低減させることができる。
以下、本発明の一実施例を図1、図2、図3を用いて説明する。
図1はセカンドバックアップローラ表面と記録媒体表面との間に滑りがある条件でのΔVと浮きの量の関係を示した図である。横軸にΔV、縦軸に浮きの量を示し、浮きが発生する境界のVの値をvとする。浮きの境界vに関してΔVがvより小さい範囲101では浮きが発生し、ΔVがv以上の範囲102では浮きの量が0であり、つまり浮きが発生しないことを示している。エラーバー103は浮き発生限界が用紙搬送速度の変化によって変動する範囲を示している。
図2は、本実施例に係る定着装置の断面側面図である。1は加熱ローラ(HR)、2はヒータ、3はバックアップローラ(BR)、4はセカンドバックアップローラ(セカンドBR)、5は記録媒体、6は未定着トナー、7は定着されたトナー、8は第一の溶融挟持部(第一のNIP部)、9は第二の溶融挟持部(第二のNIP部)、10は後方接触部、11は第一のNIP部に突入する直前の記録媒体5の表面速度を測定する表面速度測定用レーザドップラ速度計(LDV)、12はセカンドBR4の回転角速度を測定するエンコーダ、VHRはHR1の表面速度、V2BRはセカンドBR4の表面速度、VP1はLDV10により測定される第一のNIP部に突入する直前の記録媒体搬送速度である。
図3は、図1のvで示す浮きの境界を測定するためにレーザ変位計13を取り付けた定着装置の断面側面図である。
ハロゲンランプからなるヒータ2によって加熱されたHR1にBR3が圧接されることにより、第一のNIP部8が形成される。また、セカンドBR4がHR1に圧接されることにより第二のNIP部9が形成される。記録媒体5は連続紙であり、上面には未定着トナー画像が形成されている。HR1とセカンドBR4は駆動ローラであり、記録媒体5はHR1とセカンドBR4の駆動により搬送方向に張力を付与される。記録媒体5は第一のNIP部8を挿通した後、後方接触部10を経由して、第二のNIP部9を挿通し、未定着トナーは記録媒体5に定着される。これを図2では定着されたトナー7で示す。
次に、後方接触部10でのHR1からの記録媒体5の浮きと、セカンドBR4の表面と記録媒体5の表面の磨耗について説明する。ここで、セカンドBR4の表面と記録媒体5の表面には滑りが発生する。セカンドBR4の表面速度V2BRと第一のNIP部8に突入する直前の記録媒体搬送速度VP1に関して、
ΔV=V2BR−VP1 ---------------------------------------------------------------------------------(1)
とすると、図1における浮きの境界vに関して、
ΔV≧v ---------------------------------------------------------------------------------------------(2)
を満たす範囲では浮きが発生しない。エンコーダ12によるセカンドBR4の回転角速度をV2BRθとすると、(2)を満たしかつΔVをvに近づけるようV2BRθとVP1の検出結果に基づき、
V2BR=2πV2BRθ -----------------------------------------------------------------------------------(3)
としてセカンドBR4の駆動速度を制御してV2BRとVP1の速度差を小さくさせることによりセカンドBR4の磨耗が低減される。
ここで、図1における浮きの境界vの設定について説明する。浮きの境界vは次のような実験により求めることができる。まず、浮きが発生しないようセカンドBR4の駆動速度をHR1駆動速度よりも表面速度で5%以上速く駆動させて記録媒体5を搬送させる状態からセカンドBR4の駆動速度を例えば1[rpm]遅くして例えば10秒間搬送させ、浮きが発生しなければさらに1[rpm]遅くし、同様の実験を浮きを検知するまで繰り返す。浮きを検知したら、その直前のセカンドBR4の表面速度をV2BR'とし、そのときの記録媒体搬送速度をVP1'とすると、
v= V2BR'−VP1' ------------------------------------------------------------------------------------(4)
として浮きの境界vを求めることができる。浮きを検知するためにまず、図3におけるレーザ変位計13によりあらかじめHR1の偏芯の成分を測定し、レーザ変位計13からHR1までの距離で最短の距離をLHRとする。レーザ変位計13から記録媒体5までの距離をLP、記録媒体5の厚さをTとすると、セカンドBR4の回転速度を徐々に遅くする上記実験で、
LP+T<LHR ----------------------------------------------------------------------------------------(5)
となるときを浮きが発生したこととみなす。その直前のV2BRθを浮きが発生する直前のセカンドBR4の回転角速度V2BRθ'とし、
V2BR'=2πV2BRθ' -------------------------------------------------------------------------------(6)
とすることで式(4)によりvを求めることができる。このvに関して、測定器の速度検出精度やHR1の温度変化による速度変動、セカンドBR4の偏芯成分による速度変動を考え、ΔVをvに近づける限界でのΔVとvの差をΔvとする。つまり、
ΔV=v+Δv --------------------------------------------------------------------------------------(7)
で確実に記録媒体5の浮きがなく、最も磨耗を低減する。Δvは例えば、HR1がφ100[mm]、セカンドBR4がφ60[mm]で、HR1の温度帯が180[℃]〜210[℃]、66[ips]で用紙搬送する構成では、LDV11とエンコーダ12の測定精度、HR1の温度変化による速度変動、セカンドBR4の偏芯成分による速度変動を考慮すると最大で1.5%の誤差があるため、
Δv=0.015v --------------------------------------------------------------------------------------(8)
とした。つまり、図2においてΔVが式(7)を満たすようにセカンドBR4の駆動速度を設定することにより、セカンドBR4表面と記録媒体5表面の速度差が最小となり、磨耗を最小にする。
実験条件としては、HR直径100mm、ファーストBR直径100mm、セカンドBRφ60mmで、NIPの距離は55mm(HRの径で60°程度)であった。実機でのNIP距離は35mm(HRの径で40°程度)であるため、HRにおいて40°〜60°に設定した。また、押し付け力はファーストBRを180kgf、セカンドBRが30kgfとした。
以上述べた本実施例によれば後方接触部10におけるHR1から記録媒体5の浮きが発生せず、かつセカンドBR4と記録媒体5の速度差が最小となり磨耗を低減するので長寿命なセカンドBRを提供することができる。
以下、本発明のその他の実施例を図2、図4を用いて説明する。上記実施例1のようにセカンドBR4の駆動速度を式(7)のように設定するのではなく、式(7)を満たすようセカンドBR4の駆動速度を制御する。それ以外の部分については実施例1と同様である。
図4は本実施例の定着装置において記録媒体5の浮きを防止し、かつセカンドBR4の磨耗を低減するための制御を示すフローチャートである。まず、HR1とセカンドBR4を駆動し(S1)、用紙搬送を開始する(S2)。LDV11とエンコーダ12によりΔVを検知し(S3)、式(7)を満たしていなければ(S4のN)
ΔV>v+Δv -------------------------------------------------------------------------------------(9)
であるかを検知し、式(9)を満たしていなければ(S5のN)セカンドBR4の駆動速度を加速し(S6)、式(9)を満たせば(S5のY)セカンドBR4を減速する(S7)。式(8)を満たせば(S4のY)記録媒体5の浮きが発生せず、かつ磨耗が最小となるためそのセカンドBR4の駆動速度で駆動する(S8)。
以上述べた本実施例によれば、後方接触部10におけるHR1から記録媒体5の浮きの発生を防ぎ、かつセカンドBR4と記録媒体5の速度差を最小となるようセカンドBR4の駆動速度を制御するので、磨耗を低減し長寿命なセカンドBRを提供することができる。
連続紙の場合、用紙搬送方向上流側に補助ローラを設けることができない。下流側に補助ローラ(セカンドBR)を設けて補助ローラが滑る条件でHRよりも早く駆動させることで浮きを防止している。また、HRよりも早く駆動させることで押し付け力を上げることもできる。
また、第一のNIP部のニップ幅が十分でないとトナーが溶けずに画像ずれにつながるため、第一NIPの幅を広くし熱量を十分に与えることによって画像ずれがなくなるようにする。第一NIPを幅広にするためファーストBR(主圧着ローラ)の径をセカンドBRの径よりも大きくし、ヒートローラの径と同等とする。温度差が大きいほうが、大きな熱量投入が期待できるため、第一NIPを幅広に設定するためにファーストBRの径をセカンドBRの径よりも大きくした。
本発明の電子写真のローラ定着装置では、第一、第二のNIP部間でHRから記録媒体の浮きが発生せず、かつセカンドBR表面と記録媒体表面との磨耗を低減するようセカンドBRを駆動させるので、従来より長寿命なセカンドBRを実現した定着装置を提供できる。
記録媒体の浮きの発生特性を示す図である。 本発明の実施例に係る転写装置の断面側面図である。 本発明の実施例に係る転写装置の断面側面図である。 本発明の実施例に係る転写装置において記録媒体の浮きを防止し、かつセカンドBRの磨耗を低減するための制御を示すフローチャートである。
符号の説明
1…加熱ローラ、2…ヒータ、3…バックアップローラ、4…セカンドバックアップローラ、5…記録媒体、6…未定着トナー、7…定着されたトナー、8…第一の溶融挟持部、9…第二の溶融挟持部、10…後方接触部、11…表面速度計測用レーザドップラ速度計、12…エンコーダ、13…レーザ変位計。

Claims (4)

  1. 加熱ローラにバックアップローラを押圧して形成される第一の溶融挟持部と、前記バックアップローラの加熱ローラ回転方向下流に設置されたセカンドバックアップローラを前記加熱ローラに押圧して形成される第二の溶融挟持部とを有し、
    前記第一の溶融挟持部ならびに第二の溶融挟持部に記録媒体を順次挿通して未定着トナーを前記記録媒体に定着させる定着装置において、
    前記セカンドバックアップローラの表面速度と前記記録媒体搬送速度の速度差を、前記第一の溶融挟持部と第二の溶融挟持部の間における前記記録媒体の浮きの発生限界に設定することを特徴とする定着装置。
  2. 加熱ローラにバックアップローラを押圧して形成される第一の溶融挟持部と、前記バックアップローラの加熱ローラ回転方向下流に設置されたセカンドバックアップローラを前記加熱ローラに押圧して形成される第二の溶融挟持部とを有し、
    前記第一の溶融挟持部ならびに第二の溶融挟持部に記録媒体を順次挿通して未定着トナーを前記記録媒体に定着させる定着装置において、
    前記セカンドバックアップローラの表面速度と前記記録媒体搬送速度の速度差を、前記第一の溶融挟持部と第二の溶融挟持部の間における前記記録媒体の浮きの発生限界範囲に設定することを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1または2記載の定着装置において、前記セカンドバックアップローラの表面速度をV2BR、前記第一の溶融挟持部に前記記録媒体が突入する搬送速度をVP1としたとき、前記V2BRと前記VP1を測定する手段を有し、前記V2BR、VP1において
    ΔV=V2BR− VP1
    とし、前記第一の溶融挟持部と前記第二の溶融挟持部の間における前記加熱ローラから前記記録媒体の浮きが発生する直前の前記V2BRと前記VP1の速度差をvとすると、
    ΔV≧v
    を満たす範囲で前記ΔVが前記vに近づくよう前記セカンドバックアップローラを駆動することを特徴とする定着装置。
  4. 請求項3記載の定着装置において、前記V2BRと前記VP1の測定によって前記ΔVを算出し、その算出したΔVが前記vに近づくよう前記セカンドバックアップローラの駆動速度を制御する速度制御手段を有することを特徴とする定着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019012888A (ja) * 2017-06-29 2019-01-24 アズビル株式会社 光電スイッチ

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