JP2009029634A - 紙葉類集積機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙葉類収納部に集積した紙葉類を連続的に押さえ、紙葉類を整列させて収納する手段を提供する。
【解決手段】紙葉類を収納する紙葉類収納部2と、該紙葉類収納部2の入口に設けられたフィードローラ4と、該フィードローラ4と対向する従動ローラ7と、該従動ローラ7と前記フィードローラ4とにより放出された紙葉類を叩き落す舌片11を有する舌片ローラ10とを備えた紙葉類集積機構において、前記舌片ローラ10の舌片11を、紙葉類の集積方向の前方に湾曲させたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、紙幣や伝票等の紙葉類を搬送して紙葉類収納部に収納する紙葉類分離集積機構に関する。
従来の紙葉類分離集積機構は、紙葉類収納部へ放出された紙葉類の後端を集積方向の後方に湾曲した舌片を有する舌片ローラにより叩き落して後続する紙葉類の先端の追突を防ぎ、次々に搬送されてくる紙葉類を紙葉類収納部に収納している(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−24597号公報(第7頁右欄43行目―第7頁右欄49行目)
一般に舌片ローラの舌片は紙葉類を叩き落した後、紙葉類のくせ等を押さえるために舌片の先端により紙葉類収納部に集積した紙葉類の上面を押さえつけるようにして構成される。
しかしながら、上述した従来の技術においては、全ての舌片が同じ長さであるため、集積方向の長さが異なる紙葉類を収納する場合に長さの短い紙葉類が収納されたときに舌片がその短い紙葉類に届かず紙葉類のくせを押さえられなくなる。また短い紙葉類に合わせて舌片を長くすると、搬送中の紙葉類に舌片が引っ掛かりその舌片に後続の舌片が次々と重なり、紙葉類収納部に放出される紙葉類をうまく叩けなくなるので、紙葉類のくせを押さえることができず、後続する紙葉類がそのくせにより盛り上がってしまった箇所に追突して乱雑な状態で集積されるという問題がある。
また、分離機構を有する紙葉類集積機構の場合は集積した紙葉類を繰出すときに紙葉類が乱雑な状態で集積されていると繰出し不良等を起こす原因となる。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、紙葉類収納部に集積した紙葉類を連続的に押さえ、紙葉類を整列させて収納する手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、紙葉類を収納する紙葉類収納部と、該紙葉類収納部の入口に設けられたフィードローラと、該フィードローラと対向する従動ローラと、該従動ローラと前記フィードローラとにより放出された紙葉類を弾性材料で形成した舌片で叩き落す舌片ローラとを備えた紙葉類集積機構において、前記舌片ローラを、放出された紙葉類の内、長さが最も長い紙葉類を叩き落とす全長の短い舌片を備えた短舌片ローラと、放出された紙葉類の内、長さの最も短い紙葉類を叩き落す全長の長い舌片を備えた長舌片ローラとで構成したことを特徴とする。
このように、本発明は、短舌片ローラと長舌片ローラを設けたので、集積方向が長い紙葉類が紙葉類収納部に放出されたときは短舌片ローラの舌片により叩き落し、集積方向が短い紙葉類が紙葉類収納部に放出されたときは長舌片ローラの舌片により叩き落すので、集積方向の長さが異なる紙葉類をステージに整列させて集積することができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による紙葉類分離集積機構の実施例について説明する。
図1は実施例1の紙葉類分離集積装置を側方から見た説明図、図2は実施例1の紙葉類分離集積装置を示す正面図である。
図1、図2において、1は紙葉類集積機構としての紙葉類分離集積装置である。
2は紙葉類収納部であり、フロント板2aとこれに対向して設けられたリア板2b、フロント板2aとリア板2bの側方に設けられた一対の側面板2cおよび下方に設けられた図示しない昇降機構により昇降可能なステージ3からなる筐体であって、ステージ3に紙葉類Pを集積して収納する。
なお、図1は手前側の側面板2cを取り除いた状態を示してある。
4はフィードローラとしての繰出ローラであり、紙葉類収納部2の入口に設けられた繰出ローラシャフト5に所定の間隔で設置されて正逆可能に回転し、外周面にはその一部に紙葉類Pの搬送のために充分な摩擦力を有する高摩擦部材6が取付けられると共に、円周方向全域にわたるリング状の溝部が2本並設されている。
7は従動ローラとしての分離ローラであり、繰出ローラ4に対向配置されて繰出ローラシャフト5と平行に配置された分離ローラシャフト8に設置され、その外周面には円周方向にリング状の溝部が1本設けられ、対向する繰出ローラ4の溝部と凸部にかみ合うように配置される。
また、分離ローラシャフト8は図示しないワンウェイクラッチが設けられており図1に矢印Aで示す紙葉類Pの集積方向にのみ回転可能となっており、反集積方向のときは停止する。
10は舌片ローラであり、一方向回転機構としての図示しないワンウェイクラッチを介してそれぞれの分離ローラ7の外側の分離ローラシャフト8に設置されており、紙葉類Pの集積方向には分離ローラ7に連動して回転し、反集積方向には空転するように構成されている。
11は舌片であり、天然ゴムや合成ゴム等の弾性材料で舌片ローラ10のハブ部10aの外周の接線方向に伸長し、図1に示すように紙葉類Pの集積方向の前方に湾曲させて形成される。
本実施例の舌片ローラ10には湾曲した4枚の舌片11が設けられている。
12は搬送ローラであり、繰出ローラシャフト5に設置されて全周が高摩擦部材により形成され、それぞれの繰出ローラ4の外側および繰出ローラ4の間の中央部に配置される。
13はプレッシャーローラであり、分離ローラ7の集積方向の上流側に搬送ローラ12と対向して設置され、図示しないスプリング等により搬送ローラ12に押圧される。
15はピックアップローラであり、繰出ローラ4の集積方向の下流側に所定の間隔で配置され、その外周の一部に紙葉類Pの搬送のために充分な摩擦力を有した高摩擦部材15aが取付けられており、ベルト等によって繰出ローラ4と連動して回転する。
17は一対の搬送ガイドであり、舌片ローラ10が回転したときの舌片11の軌道に重なる箇所に舌片11が通り抜けるための開口が設けられ、搬送ガイド17の一方は分離ローラ7近傍の紙葉類収納部2寄りの位置から湾曲して紙葉類収納部2のフロント板2aと接続し、搬送ガイド17の他方は天板18と接続するように設けられて搬送される紙葉類Pを案内する。
天板18は、紙葉類収納部2のステージ3と対向するように設置され、ピックアップローラ15の外周の一部を内部に突出させるための開口を備えている。
上述した構成の作用について説明する。
搬送ガイド17により案内された紙葉類Pを集積方向に搬送して紙葉類収納部2に搬入するときは、繰出ローラ4を図1において反時計方向に、分離ローラ7を時計方向に回転させ、繰出ローラ4と分離ローラ7との間に挟んだ紙葉類Pを紙葉類収納部2の方向に搬送する。
集積方向に回転している繰出ローラ4と分離ローラ7とにより紙葉類Pが紙葉類収納部2に放出されると共に、舌片ローラ10の舌片11は紙葉類Pの後端を叩き落して紙葉類収納部2のステージ3に集積させる。
このとき、紙葉類Pを叩き落した舌片ローラ10は図3に示す舌片11aの先端を集積した紙葉類Pの上面に押圧して押さえつけ、舌片ローラ10の回転に伴って舌片11aが折れ曲がり、さらに舌片ローラ10が回転すると図4に示すように舌片11aは集積した紙葉類Pの上面から離れる。その間に舌片11aに後続する舌片11bが集積した紙葉類Pの上方に位置して舌片11aが離れた直後に集積した紙葉類Pの上面を押圧して紙葉類Pを押さえつけ、舌片11aと同様に作動する。舌片11bに後続する舌片11cも同様である。
なお、舌片11cが繰出ローラシャフト5に当接してもその先端が折れ曲がり舌片10の回転を妨げることは無い。
このように、舌片11が紙葉類Pの集積方向の前方に湾曲しているため、同じ外径を有する舌片を真っ直ぐに形成した場合や紙葉類Pの集積方向の後方に湾曲させた場合と比べ、紙葉類Pの上面を押さえつけながら折れ曲がる舌片の先端の軌跡が長くなるので紙葉類Pを長く押さえつけることができ、さらに舌片11が紙葉類Pの上面から離れたとき後続する舌片11が即座に紙葉類Pを押さえつけるため、紙葉類収納部2に集積する紙葉類Pを連続的に押さえつけることができる。
この場合にステージ3は、紙葉類収納部2に設けられた図示しない光学式等の上面検知センサにより集積された紙葉類Pの上面位置を検知し、舌片ローラ10の舌片11が押圧するときの紙葉類Pの上面の位置を一定に保つように下降する。
次に、紙葉類Pを紙葉類収納部2から繰出して反集積方向に搬送するときは、繰出ローラ4とピックアップローラ15とを図1において時計方向に回転させ、紙葉類収納部2のステージ3を上昇させて集積している最上位の紙葉類Pをピックアップローラ15に押圧させ、ピックアップローラ15に取付けられている高摩擦部材15aと紙葉類Pとの間に働く摩擦力により紙葉類Pを繰出ローラ4の方向へ搬送する。
搬送された紙葉類Pは、繰出ローラ4と分離ローラ7との間に挟まれ、繰出ローラ4に取付けられている高摩擦部材6との間に働く摩擦力によりさらに搬送される。
このとき、分離ローラ7は紙葉類Pの集積方向にのみ回転可能となっているので紙葉類Pが反集積方向に搬送されるときは停止しており、複数枚重なった紙葉類Pが繰出ローラ4と分離ローラ7との間に挟まれたとき繰出ローラ4に接している最上位の紙葉類Pのみ分離されて繰出される。
また、繰出された紙葉類Pの先端が舌片ローラ10の舌片11に衝突したとき、舌片ローラ10は図示しないワンウェイクラッチによって紙葉類Pの反集積方向に空転するように設置されているので紙葉類Pの繰出しを妨げることはない。
以上説明したように、本実施例では、舌片が集積方向の前方に湾曲しているため、舌片が紙葉類収納部に収納した紙葉類を長く押さえつけ、舌片が紙葉類の上面から離れても後続する舌片が即座に紙葉類を押さえつけるので、紙葉類が乱雑に集積されてしまうことを防止できる。
また、本実施例の舌片ローラは反集積方向に空転するため、紙葉類収納部から繰出された紙葉類の先端が舌片にあたっても舌片ローラが空転して紙葉類の繰出しを妨げないため、紙葉類を円滑に繰出すことができる。
図5は実施例2の紙葉類分離集積装置を示す正面図である。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図5において、20は中間舌片ローラであり、紙葉類Pの集積方向の前方に湾曲するように形成した複数の舌片11により構成され、図示しないワンウェイクラッチを介して分離ローラ7の間に配置され、舌片ローラ10と同様に集積方向に回転し、反集積方向に空転する。
上記の構成の作用について説明する。
搬送ガイド17により案内された紙葉類Pを集積方向に搬送して紙葉類収納部2に搬入するときは、上記実施例1と同様にして紙葉類Pの集積方向に繰出ローラ4と分離ローラ7とを回転させる。
紙葉類Pは繰出ローラ4と分離ローラ7により紙葉類収納部2に放出され、舌片ローラ10により放出された紙葉類Pの集積方向の直交方向の両側部(以下、単に両側部という。)を、中間舌片ローラ20によりその中央部を叩かれて紙葉類収納部2のステージ3に集積される。
このとき、舌片ローラ10の舌片11は、上記実施例1と同様にその先端が集積した紙葉類Pの上面の両側部を押圧し、舌片ローラ10の回転によって紙葉類Pの上面を押さえつけながら折れ曲がり、舌片ローラ10がさらに回転することによって舌片11が紙葉類Pの上面から離れると、後続する舌片11が即座に紙葉類Pの上面を押圧する。
また、中間舌片ローラ20の舌片11はその先端が集積した紙葉類Pの上面の中央部を押圧し、中間舌片ローラ20が回転することによって紙葉類Pの上面を押さえつけながら折れ曲がり、さらに中間舌片ローラ20が回転して舌片11が紙葉類Pの上面から離れると、後続する中間舌片ローラ20の舌片11が即座に集積した紙葉類Pの上面を押圧する。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1の効果に加えて、中間舌片ローラの舌片が放出された紙葉類の中央部を叩いて紙葉類収納部に集積させ、集積した紙葉類を押さえつけるので、よれよれの紙葉類が放出されたときにその紙葉類の中央部が盛り上がってしまうのを防止し、紙葉類Pを整列させて集積することができる。
なお、本実施例では両側部の舌片ローラの舌片を集積方向の前方に湾曲させるとして説明したが、舌片ローラに対して放射状に真直ぐに形成してもよい。このようにしてよれよれの紙葉類の中央部を押圧して整列させることができる。
本実施例の紙葉類分離集積装置の構成は上記実施例2の構成と同様である。
なお、上記各実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例の中間ローラ30は、これを回転させる図示しない駆動ギアを増速ギア列として両側部の舌片ローラ10よりも速く回転するように構成される。
上記のように構成したことにより、上記実施例1と同様にして、繰出ローラと分離ローラにより集積方向に搬送された紙葉類が紙葉類収納部に放出されると、中間舌片ローラが舌片ローラよりも速く回転しているので、紙葉類の中央部が先に押さえられ、紙葉類の中央部が盛り上がったまま集積することをさらに防止することができる。
なお、本実施例では、増速ギア列により中間舌片ローラが両側部の舌片ローラよりも速く回転するとして説明したが、両側部の舌片ローラを回転させる駆動ギアを減速ギア列として、中間舌片ローラよりも遅く回転するように構成しても上記と同様の効果を得ることができる。
また、本実施例では、増速ギア列により中間舌片ローラが両側部の舌片ローラよりも速く回転するとして説明したが、中間舌片ローラの舌片の枚数を両側部の舌片ローラの舌片の枚数より多くして、中間舌片ローラが両側部の舌片ローラよりも多く紙葉類を叩くように構成しても上記と同様の効果を得ることができる。
図6は実施例4の紙葉類集積機構を示す正面図、図7は実施例4の紙葉類集積機構を示す側面図、図8は実施例4の集積ローラシャフトに設置したローラを示す説明図である。
なお、上記各実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略するが、本実施例では分離、繰出し機能が無くて集積機能のみを有し、フィードローラ等の配置も異なる。
図6、図7において、40は紙葉類集積機構であり、集積方向の長さが異なる紙葉類Pを紙葉類収納部2に集積する集積機構である。
41はフィードローラとしての集積ローラであり、紙葉類収納部2の入口に設けられ、集積方向に搬送された紙葉類Pの両側部と中央部とを挟持するように集積ローラシャフト42に設置される。
44は従動ローラとしてのプレスローラであり、集積ローラシャフト42と平行に配置されたプレスローラシャフト45に集積ローラ41に対向して配置され、プレスばね46により集積ローラ41に押付けられる。
48は短舌片ローラであり、集積ローラシャフト42に設置され、その外周に天然ゴムや合成ゴム等の弾性材料で放射状に形成した複数の短舌片49を備え、紙葉類Pの両側部を挟持する集積ローラ41よりも外側にそれぞれ配置される。
短舌片49は、紙葉類収納部2に集積される紙葉類Pの内、集積方向の長さが最も長い紙葉類Pの先端がリア板2bに衝突したとき、その紙葉類Pを叩き落とすことができる長さを有する。
短舌片ローラ48が備える短舌片49の枚数は図9に示すように搬送される紙葉類Pの間に短舌片49が入り込むことができる枚数に定められる。つまり搬送される紙葉類Pの間隔に相当する短舌片ローラ48の回転角に少なくとも一枚の短舌片49を備えるようにすることによって枚数を定める。
短舌片49の最大長さは定めた枚数で短舌片ローラ48を回転させたときに搬送中の紙葉類Pに短舌片49同士が重ならない長さとする。
図10において51は長舌片ローラであり、集積ローラシャフト42に設置されて外周に長舌片53を備えており、紙葉類Pの中央部を挟持する集積ローラ41の両側、つまり短舌片ローラ48の中間に配置される。
長舌片53は、図10に示すように天然ゴムや合成ゴム等の弾性材料で放射状に伸長し、図7に矢印Bで示す紙葉類Pの集積方向の前方に湾曲するように形成され、紙葉類収納部2に放出されてその先端がリア板2bに衝突した紙葉類Pの内、搬送方向の長さが最も短い紙葉類Pを叩き落すことができる長さを有する。
また、長舌片ローラ51に備えられる長舌片53の枚数は、搬送中の紙葉類Pに長舌片同士が重ならない枚数とする。
つまり、短舌片49は搬送される紙葉類P間に1枚入り込める枚数を定めているが、長舌片53を同様の枚数にすると、長舌片53は短舌片49よりも長いので、搬送中の紙葉類Pに対して長舌片53同士が重なる。長舌片53同士が重なると、長舌片53の先端部が搬送される紙葉類P間に入り込めなくなり、紙葉類収納部2に放出される紙葉類を叩けなくなる。この長舌片53同士の重なりを避けるために長舌片53の枚数は短舌片49より少なくする。
これは、一般に舌片の枚数を多くすると、搬送される紙葉類Pに舌片が引っ掛かったときに、その引っ掛かった舌片に後続する舌片が次々と引っ掛かり、紙葉類収納部2に放出される紙葉類を叩けないということが生じるので、それを防ぐための処置である。
本実施例の短舌片ローラ48は8枚の短舌片49で構成され、長舌片ローラ51は4枚の長舌片53で構成されている。
上記の構成の作用について説明する。
搬送ガイド17により案内された紙葉類Pを集積方向に搬送して紙葉類収納部2に搬入するときは、集積ローラ41を集積方向に回転(図7において反時計方向。)させ、プレスばね46により集積ローラ41に押付けられているプレスローラ44は集積ローラ41の回転に従動して回転し、集積ローラ41とプレスローラ44に挟持された紙葉類Pは、集積方向に搬送されて紙葉類収納部2に放出される。
このとき、紙葉類収納部2に放出された集積方向の長さが最も長い紙葉類Pは、その先端がリア板2bに衝突し、次の紙葉類Pが放出される前に短舌片49により紙葉類Pの両側部が叩かれて紙葉類収納部2のステージ3に集積される。
紙葉類収納部2に放出された集積方向の長さが最も短い紙葉類Pは、その先端がリア板2bに衝突したら長舌片ローラ51の長舌片53により紙葉類Pの中央部が叩かれて紙葉類収納部2のステージ3に集積される。
そして、紙葉類Pの集積方向の前方に湾曲する長舌片ローラ51の長舌片53がステージ3に集積した長い紙葉類Pあるいは短い紙葉類Pの上面を押圧し、長舌片ローラ51の回転に伴って折れ曲がりながら集積した紙葉類Pを押さえつけ、長舌片ローラ51がさらに回転して長舌片53が紙葉類Pの上面から離れると即座に後続する長舌片53が集積する紙葉類Pの上面を押さえつける。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1の効果に加え、集積方向の長さが異なる紙葉類に対応するように長舌片ローラと短舌片ローラを設けたので、集積方向の長さが長い紙葉類に対しては、短舌片ローラの短舌片により紙葉類収納部に放出されてリア板に衝突した紙葉類を次の紙葉類が放出される前に叩き落し、集積方向の長さが短い紙葉類に対しては、長舌片ローラの長舌片により短い紙葉類を叩き落すので、紙葉類収納部に搬送方向の長さが異なる紙葉類を集積するときに整列した状態で集積することができる。
なお、本実施例では集積ローラを紙葉類の両側部と中心部に配置するとして説明したが、設置する集積ローラの数を変更する場合はそれぞれの集積ローラにプレスローラを対向配置させれば上記と同様の動作を行うことができる。
また、短舌片ローラを紙葉類の両側部の集積ローラより外側に配置し、長舌片ローラを紙葉類の中央部の集積ローラの両側に配置するとして説明したが、短舌片ローラと長舌片ローラとの配置を入れ替えても上記と同様の動作を行うことができる。
また、本実施例では短舌片ローラに備えた短舌片の枚数を8枚、長舌片ローラに備えた長舌片の枚数を4枚として説明したが、上述した短舌片あるいは長舌片の長さと枚数の条件を満たすようにそれぞれの長さと枚数を設定すれば上記と同様の動作を行うことができる。
また、上記各実施例では舌片を天然ゴムや合成ゴム等の弾性材料により形成するとして説明したが、プラスチックシート等の柔軟性のある材料により形成してもよい。
また、上記各実施例では舌片および長舌片を紙葉類の集積方向の前方に湾曲させて形成するとして説明したが、舌片および長舌片の先端を集積方向の前方に折り曲げて形成する等、舌片および長舌片がその先端側より紙葉類に当接する形状であれば上述した効果と同様の効果を得ることができる。
実施例1の紙葉類分離集積装置を側方から見た説明図 実施例1の紙葉類分離集積装置を示す正面図 実施例1の集積動作を示す説明図 実施例1の集積動作を示す説明図 実施例2の紙葉類分離集積装置を示す正面図 実装例4の紙葉類集積機構を示す正面図 実施例4の紙葉類集積機構を示す側面図 実施例4の集積ローラシャフトに設置したローラを示す説明図 実施例4の短舌片ローラと集積方向に搬送される紙葉類との関係図 実施例4の長舌片ローラを示す説明図
符号の説明
1 紙葉類分離集積装置
2 紙葉類収納部
2a フロント板
2b リア板
2c 側面板
3 ステージ
4 繰出ローラ
5 繰出ローラシャフト
6、15a 高摩擦部材
7 分離ローラ
8 分離ローラシャフト
10 舌片ローラ
10a ハブ部
11 舌片
12 搬送ローラ
13 プレッシャーローラ
15 ピックアップローラ
17 搬送ガイド
18 天板
20 中間舌片ローラ
40 紙葉類集積機構
41 集積ローラ
42 集積ローラシャフト
44 プレスローラ
45 プレスローラシャフト
46 プレスばね
48 短舌片ローラ
49 短舌片
51 長舌片ローラ
53 長舌片

Claims (3)

  1. 紙葉類を収納する紙葉類収納部と、該紙葉類収納部の入口に設けられたフィードローラと、該フィードローラと対向する従動ローラと、該従動ローラと前記フィードローラとにより放出された紙葉類を弾性材料で形成した舌片で叩き落す舌片ローラとを備えた紙葉類集積機構において、
    前記舌片ローラを、放出された紙葉類の内、長さが最も長い紙葉類を叩き落とす全長の短い舌片を備えた短舌片ローラと、
    放出された紙葉類の内、長さの最も短い紙葉類を叩き落す全長の長い舌片を備えた長舌片ローラとで構成したことを特徴とする紙葉類集積機構。
  2. 請求項1において、
    前記短舌片ローラを、放出された紙葉類の集積方向に直交する方向の両側部を叩く位置に配置し、
    前記長舌片ローラを、前記短舌片ローラの中間に配置したことを特徴とする紙葉類集積機構。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記長舌片ローラが備える長い舌片の枚数が、前記短舌片ローラが備える短い舌片の枚数より少ないことを特徴とする紙葉類集積機構。
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